JP3223803U - 商品誘導装置及び商品誘導システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、例えば下記特許文献1には、ショッピングかごに店内地図を表示することで、看板がない場合や看板が見え難い場合であっても、目的とする商品を簡単に探せる構成が開示されている。
本考案の一態様に係る商品誘導システムは、商品陳列エリアと、前記商品陳列エリアを区画する通路と、視認者を目的の商品が陳列された前記商品陳列エリアに誘導する上記態様に係る商品誘導装置と、を備えている。
[商品誘導システム1]
図1は、店舗の平面図である。
図1に示すように、商品誘導システム1は、店舗2内において、買物客や店員等(以下、まとめて視認者という。)を、目的とする商品が陳列された商品陳列エリア20に誘導するためのものである。商品誘導システム1は、通路10,11と、商品陳列エリア20と、商品誘導装置30と、を備えている。
通路10,11は、例えば大通路10及び中通路11である。
大通路10は、店舗2のメイン通路である。大通路10は、X方向に延びるX方向大通路10aや、Y方向に延びるY方向大通路10bを備えている。X方向大通路10aは、Y方向に間隔をあけて複数本配列されている。Y方向大通路10bは、X方向に間隔をあけて複数の配列されている。各X方向大通路10a及びY方向大通路10bのうち、何れかのX方向大通路10a及びY方向大通路10b同士は、互いに交差(例えば、直交)している。各大通路10は、例えば出入口13に繋がっていたり、異なる商品分野の商品陳列エリア20間を区切ったり、会計エリア(不図示)に沿って延びていたりしている。
図2は、図1のII−II線に相当する部分における店舗2の断面図である。
図2に示すように、商品陳列エリア20は、店舗2において、何れかの通路10,11によって区画されている。商品陳列エリア20には、陳列棚21が設置されている。陳列棚21は、例えばフレーム部材22に対して、棚板23がZ方向に間隔をあけて支持された構成である。棚板23には、各種商品が例えば商品毎又は科目毎に陳列されている。なお、商品陳列エリア20に陳列される商品の陳列形態は、適宜変更が可能である。
図3に示すように、棚板23は、フレーム部材22からX方向の両側に張り出すサイド棚板23aと、フレーム部材22からY方向に張り出す端部棚板23bと、を備えている。
サイド棚板23aには、陳列棚21に対してX方向の両側に面する通路10,11に沿って商品が陳列される。
端部棚板23bには、陳列棚21に対してY方向の両側に面する通路10,11に沿って商品が陳列される。なお、陳列棚21は、棚板23を有するものに限られない。例えば、フックにより商品が引っ掛けられている構成等でもよい。
商品誘導装置30は、小看板31、中看板32、第1大看板33及び第2大看板34を含んでいる。各種看板31〜33は、陳列棚21や通路10,11上において、視認者により視認可能な位置に設置されている。
図2に示すように、小看板31は、上述した陳列棚21に設けられている。小看板31は、上向きポール41と、張出ポール42と、表示部43と、を備えている。
上向きポール41は、ベース部から上方に突出している。
張出ポール42は、上向きポール41の上端部からX方向の両側に突出している。
商品情報領域43aは、表示部43のうち、X方向の内側端部(上向きポール41側の端部)から、表示部43のX方向の全長に対して3/4程度の領域を占めている。商品情報領域43aには、対応する陳列棚21に陳列された商品の文字情報(商品名や商品科目等)が記載されている。具体的に、商品情報領域43aには、背景色が濃色に設定され、前景色(文字色)が淡色に設定されている。本実施形態において、商品情報領域43aは、コーポレートカラーである深緑を背景色とし、白抜きで文字情報(例えば、キッチンタオル等)が表示されている。
位置情報領域55aは、表示部55におけるX方向の中央部に位置している。位置情報領域55aには、例えば対応する通路(図示の例では、Y方向中通路11b)の番号を示す位置情報が表示されている。位置情報領域55aは、上述した小看板31と同様に、黄色系(木目調)を背景色として、深緑色で位置情報が表示されている。
図4に示すように、第1大看板33の表示部60は、幅(Y方向の幅)が1300mm程度、高さHが1100mm程度の長方形状とされている。表示部60は、商品名領域60aと、商品図形領域60bと、位置情報領域60cと、に区画されている。
サブ文字情報65bは、上述したメイン文字情報63とは異なる言語標記である。本実施形態では、対応する商品陳列エリア20に陳列された商品が英語表記(Kitchnware)で表示されている。商品図形領域60bは、深緑を背景色とし、白抜きで図形情報65aやサブ文字情報65bが付されている。
図5に示すように、第2大看板34は、店舗2の天井面50のうち、例えばX方向中通路11a上に位置する部分から吊り下げられている。本実施形態において、第2大看板34は、第1大看板33と同様に、天井高が3300mmに対し、上端位置が天井面50から100mm程度の高さになるように吊り下げられている。以下の説明において、第1大看板33と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
この構成によれば、表示部60において、商品図形領域60bにおける図形情報65aが最も大きく表示される。そのため、図形情報65aは、視認者にとって最も目を引く部分となる。これにより、視認者は、図形情報65aに基づき、目的の商品が近くに陳列されていることを容易に判断することができる。
そして、位置情報領域60cが商品図形領域60bに対してY方向に並んでいるため、図形情報65aを見た後の自然な目の流れで位置情報66を視認することになる。これにより、視認者は、位置情報66に基づき、目的の商品の商品陳列エリア20の場所を特定することができる。
しかも、表示部60のうち、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの下方に商品名領域60aが設けられている。そのため、図形情報65aのみでは判断し難い場合等であっても、商品名領域60aに付された商品名に基づき、目的の商品が近くに陳列されていることをより正確に判断できる。
その結果、本実施形態によれば、視認者による視認性を向上させ、視認者が目的の商品の商品陳列エリア20を簡易迅速に判断できる。
この構成によれば、商品図形領域60bの図形情報65から位置情報領域60cの位置情報66へと視認者の眼が自然に流れやすい。そのため、視認性の更なる向上を図り、目的の商品及び商品陳列エリア20の位置を簡易迅速に判断できる。
しかも、各領域60a〜60cの前景色を互いに同色に設定したことで、各種情報の認識を速やかに行うことができるとともに、大看板33,34全体としての統一性を確保できる。
この構成によれば、図形情報65aと位置情報66とを離間させることができるので、図形情報65aと位置情報66とが近接している場合に比べ、図形情報65及び位置情報66をそれぞれ独立して判断し易くなる。その結果、視認性の向上を図ることができる。
この構成によれば、例えば通路10,11上に第1大看板33が吊り下げられている場合において、目的とする商品陳列エリア20が通路10,11を挟んでどちらの位置にあるかを容易に判断できる。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本考案は上述した説明によって限定されることはなく、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、大通路10及び中通路11を備える店舗2に本発明に係る商品誘導システム1を採用した場合について説明したが、この構成に限られない。店舗2のレイアウトは、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、大看板33について、「キッチン用品」に関する商品陳列エリア20を表示する構成について説明したが、この構成に限られない。大看板33,34に表示する情報は、例えば図6(a)〜(d)に示されるように、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、中看板32や大看板33,34が天井面50から吊り下げられた構成について説明したが、この構成に限られない。商品誘導装置は、店舗2内において視認者が視認可能な位置に設置していれば、中看板32や大看板33,34に相当する構成を店舗2の床面や柱等に設置してもよい。
上述した実施形態では、各種看板31〜34が長方形状に形成された場合について説明したが、この構成に限られない。各種看板31〜34は、正方形や三角形状、その他の多角形状であってもよく、円形状や半円形状等であってもよい。
上述した実施形態では、位置情報領域60cに表示する画像として位置情報66を例にて説明したが、この構成に限られない。位置情報領域60cに表示する画像は、商品陳列エリア20の位置を認識可能なものであれば適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、図形情報として、例えば視認者が携帯する電子機器(例えば、スマートフォン等)で認識可能な図形を表示し、電子機器により位置情報や商品情報を取得する構成等を採用してもよい。
2…店舗
10…大通路(通路)
11…中通路(通路)
20…商品陳列エリア
30…商品誘導装置
60…表示部
60a…商品名領域(第3領域)
60b…商品図形領域(第1領域)
60c…位置情報領域(第2領域)
63…メイン文字情報(文字情報)
65a…図形情報
66…位置情報
Claims (4)
- 店舗内における視認者が視認可能な位置に設置された表示部を備え、視認者を目的の商品が陳列された商品陳列エリアに誘導する商品誘導装置であって、
前記表示部は、
前記目的の商品に関する図形情報を少なくとも表示する第1領域と、
前記第1領域に対して前記表示部の幅方向に並び、前記商品陳列エリアを示す商品位置情報を前記図形情報よりも小さく表示する第2領域と、
前記第1領域及び前記第2領域の下方に位置し、前記目的の商品に関する文字情報を表示する第3領域と、を備えている商品誘導装置。 - 前記第1領域及び前記第2領域の背景色は、互いに同色とされ、
前記第1領域及び前記第2領域の背景色と、前記第3領域の背景色と、は異色とされ、
前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域の前景色は、互いに同色とされている請求項1に記載の商品誘導装置。 - 商品陳列エリアと、
前記商品陳列エリアを区画する通路と、
視認者を目的の商品が陳列された前記商品陳列エリアに誘導する請求項1又は請求項2に記載の商品誘導装置と、を備えている商品誘導システム。 - 前記商品誘導装置は、前記店舗内の天井面から吊り下げられ、
前記商品誘導装置のうち、前記第2領域の少なくとも一部が上下方向から見た平面視で前記商品陳列エリアに重なり合っている請求項3に記載の商品誘導システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003162U JP3223803U6 (ja) | 2019-08-22 | 商品誘導装置及び商品誘導システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003162U JP3223803U6 (ja) | 2019-08-22 | 商品誘導装置及び商品誘導システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223803U true JP3223803U (ja) | 2019-10-31 |
JP3223803U6 JP3223803U6 (ja) | 2020-09-10 |
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