JP3223803U6 - 商品誘導装置及び商品誘導システム - Google Patents
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Abstract
【課題】目的の商品の商品陳列エリアへ視認者をスムーズに誘導できる商品誘導装置及び商品誘導システムを提供する。
【解決手段】商品誘導装置30は、店舗内における視認者が視認可能な位置に設置された表示部60を備えている。表示部60は、目的の商品に関する図形情報65aを少なくとも表示する商品図形領域60bと、商品図形領域60bに対して表示部60の幅方向に並び、商品陳列エリアを示す商品位置情報を図形情報65aよりも小さく表示する位置情報領域60cと、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの下方に位置し、目的の商品に関するメイン文字情報63を表示する商品名領域60aと、を備えている。
【選択図】図4
【解決手段】商品誘導装置30は、店舗内における視認者が視認可能な位置に設置された表示部60を備えている。表示部60は、目的の商品に関する図形情報65aを少なくとも表示する商品図形領域60bと、商品図形領域60bに対して表示部60の幅方向に並び、商品陳列エリアを示す商品位置情報を図形情報65aよりも小さく表示する位置情報領域60cと、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの下方に位置し、目的の商品に関するメイン文字情報63を表示する商品名領域60aと、を備えている。
【選択図】図4
Description
本考案は、商品誘導装置及び商品誘導システムに関する。
店舗には、目的の商品の販売エリアまで買物客をスムーズに誘導できるような工夫が施されている。この種の工夫としては、例えば商品情報(例えば、商品分野や商品名等)が付された看板を店舗に設置することが一般的である。
また、例えば下記特許文献1には、ショッピングかごに店内地図を表示することで、看板がない場合や看板が見え難い場合であっても、目的とする商品を簡単に探せる構成が開示されている。
また、例えば下記特許文献1には、ショッピングかごに店内地図を表示することで、看板がない場合や看板が見え難い場合であっても、目的とする商品を簡単に探せる構成が開示されている。
ところで、例えばホームセンター等の大型店舗は、多種多様な商品が陳列されており、そこに訪れる買物客の客層(例えば、年齢層や国籍等)も様々である。そのため、店舗内において、可能な限り幅広い客層が目的の商品の商品陳列エリアを簡易迅速に判断できる方法が望まれていた。
本考案は、目的の商品の商品陳列エリアへ視認者をスムーズに誘導できる商品誘導装置及び商品誘導システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の一態様に係る商品誘導装置は、店舗内における視認者が視認可能な位置に設置された表示部を備え、視認者を目的の商品が陳列された商品陳列エリアに誘導する商品誘導装置であって、前記表示部は、前記目的の商品に関する図形情報を少なくとも表示する第1領域と、前記第1領域に対して前記表示部の幅方向に並び、前記商品陳列エリアを示す商品位置情報を前記図形情報よりも小さく表示する第2領域と、前記第1領域及び前記第2領域の下方に位置し、前記目的の商品に関する文字情報を表示する第3領域と、を備えている。
本考案の一態様に係る商品誘導システムは、商品陳列エリアと、前記商品陳列エリアを区画する通路と、視認者を目的の商品が陳列された前記商品陳列エリアに誘導する上記態様に係る商品誘導装置と、を備えている。
本考案の一態様に係る商品誘導システムは、商品陳列エリアと、前記商品陳列エリアを区画する通路と、視認者を目的の商品が陳列された前記商品陳列エリアに誘導する上記態様に係る商品誘導装置と、を備えている。
上記態様によれば、目的の商品の商品陳列エリアへ視認者をスムーズに誘導できる。
次に、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
[商品誘導システム1]
図1は、店舗の平面図である。
図1に示すように、商品誘導システム1は、店舗2内において、買物客や店員等(以下、まとめて視認者という。)を、目的とする商品が陳列された商品陳列エリア20に誘導するためのものである。商品誘導システム1は、通路10,11と、商品陳列エリア20と、商品誘導装置30と、を備えている。
[商品誘導システム1]
図1は、店舗の平面図である。
図1に示すように、商品誘導システム1は、店舗2内において、買物客や店員等(以下、まとめて視認者という。)を、目的とする商品が陳列された商品陳列エリア20に誘導するためのものである。商品誘導システム1は、通路10,11と、商品陳列エリア20と、商品誘導装置30と、を備えている。
本実施形態の店舗2は、例えばホームセンター等の大型店舗である。店舗2は、複数の通路10,11が格子状に張り巡らされている。以下の説明では、上下方向をZ方向とし、Z方向に直交する2方向をそれぞれX方向及びY方向として説明する。なお、商品誘導システム1が採用される店舗2の種類は、ホームセンターに限られない。
<通路>
通路10,11は、例えば大通路10及び中通路11である。
大通路10は、店舗2のメイン通路である。大通路10は、X方向に延びるX方向大通路10aや、Y方向に延びるY方向大通路10bを備えている。X方向大通路10aは、Y方向に間隔をあけて複数本配列されている。Y方向大通路10bは、X方向に間隔をあけて複数の配列されている。各X方向大通路10a及びY方向大通路10bのうち、何れかのX方向大通路10a及びY方向大通路10b同士は、互いに交差(例えば、直交)している。各大通路10は、例えば出入口13に繋がっていたり、異なる商品分野の商品陳列エリア20間を区切ったり、会計エリア(不図示)に沿って延びていたりしている。
通路10,11は、例えば大通路10及び中通路11である。
大通路10は、店舗2のメイン通路である。大通路10は、X方向に延びるX方向大通路10aや、Y方向に延びるY方向大通路10bを備えている。X方向大通路10aは、Y方向に間隔をあけて複数本配列されている。Y方向大通路10bは、X方向に間隔をあけて複数の配列されている。各X方向大通路10a及びY方向大通路10bのうち、何れかのX方向大通路10a及びY方向大通路10b同士は、互いに交差(例えば、直交)している。各大通路10は、例えば出入口13に繋がっていたり、異なる商品分野の商品陳列エリア20間を区切ったり、会計エリア(不図示)に沿って延びていたりしている。
中通路11は、大通路10よりも道幅が狭くなっている。中通路11は、X方向に延びるX方向中通路11aや、Y方向に延びるY方向中通路11bを備えている。X方向中通路11aは、例えば隣り合うY方向大通路10bやY方向中通路11b間を接続している。Y方向中通路11bは、例えば隣り合うX方向大通路10aやX方向中通路11a間を接続している。なお、本実施形態では、各通路10,11がX方向又はY方向にそれぞれ直線状に延在する構成について説明したが、この構成に限られない。各通路10,11は、X方向やY方向に交差する方向に延在していたり、湾曲していたりしてもよい。
<商品陳列エリア20>
図2は、図1のII−II線に相当する部分における店舗2の断面図である。
図2に示すように、商品陳列エリア20は、店舗2において、何れかの通路10,11によって区画されている。商品陳列エリア20には、陳列棚21が設置されている。陳列棚21は、例えばフレーム部材22に対して、棚板23がZ方向に間隔をあけて支持された構成である。棚板23には、各種商品が例えば商品毎又は科目毎に陳列されている。なお、商品陳列エリア20に陳列される商品の陳列形態は、適宜変更が可能である。
図2は、図1のII−II線に相当する部分における店舗2の断面図である。
図2に示すように、商品陳列エリア20は、店舗2において、何れかの通路10,11によって区画されている。商品陳列エリア20には、陳列棚21が設置されている。陳列棚21は、例えばフレーム部材22に対して、棚板23がZ方向に間隔をあけて支持された構成である。棚板23には、各種商品が例えば商品毎又は科目毎に陳列されている。なお、商品陳列エリア20に陳列される商品の陳列形態は、適宜変更が可能である。
図3は、図1のIII−III線に相当する部分における店舗2の断面図である。
図3に示すように、棚板23は、フレーム部材22からX方向の両側に張り出すサイド棚板23aと、フレーム部材22からY方向に張り出す端部棚板23bと、を備えている。
サイド棚板23aには、陳列棚21に対してX方向の両側に面する通路10,11に沿って商品が陳列される。
端部棚板23bには、陳列棚21に対してY方向の両側に面する通路10,11に沿って商品が陳列される。なお、陳列棚21は、棚板23を有するものに限られない。例えば、フックにより商品が引っ掛けられている構成等でもよい。
図3に示すように、棚板23は、フレーム部材22からX方向の両側に張り出すサイド棚板23aと、フレーム部材22からY方向に張り出す端部棚板23bと、を備えている。
サイド棚板23aには、陳列棚21に対してX方向の両側に面する通路10,11に沿って商品が陳列される。
端部棚板23bには、陳列棚21に対してY方向の両側に面する通路10,11に沿って商品が陳列される。なお、陳列棚21は、棚板23を有するものに限られない。例えば、フックにより商品が引っ掛けられている構成等でもよい。
<商品誘導装置30>
商品誘導装置30は、小看板31、中看板32、第1大看板33及び第2大看板34を含んでいる。各種看板31〜33は、陳列棚21や通路10,11上において、視認者により視認可能な位置に設置されている。
図2に示すように、小看板31は、上述した陳列棚21に設けられている。小看板31は、上向きポール41と、張出ポール42と、表示部43と、を備えている。
上向きポール41は、ベース部から上方に突出している。
張出ポール42は、上向きポール41の上端部からX方向の両側に突出している。
商品誘導装置30は、小看板31、中看板32、第1大看板33及び第2大看板34を含んでいる。各種看板31〜33は、陳列棚21や通路10,11上において、視認者により視認可能な位置に設置されている。
図2に示すように、小看板31は、上述した陳列棚21に設けられている。小看板31は、上向きポール41と、張出ポール42と、表示部43と、を備えている。
上向きポール41は、ベース部から上方に突出している。
張出ポール42は、上向きポール41の上端部からX方向の両側に突出している。
表示部43は、張出ポール42のうち、上向きポール41に対して+X側に位置する部分、及び−X側に位置する部分から、それぞれ吊り下げられている。すなわち、各表示部43は、サイド棚板23aの上方にそれぞれ位置し、対応するサイド棚板23aに陳列された商品の情報を表示している。
表示部43は、X方向を長手方向とする長方形状に形成されている。表示部43は、商品情報領域43aと位置情報領域43bに区画されている。
商品情報領域43aは、表示部43のうち、X方向の内側端部(上向きポール41側の端部)から、表示部43のX方向の全長に対して3/4程度の領域を占めている。商品情報領域43aには、対応する陳列棚21に陳列された商品の文字情報(商品名や商品科目等)が記載されている。具体的に、商品情報領域43aには、背景色が濃色に設定され、前景色(文字色)が淡色に設定されている。本実施形態において、商品情報領域43aは、コーポレートカラーである深緑を背景色とし、白抜きで文字情報(例えば、キッチンタオル等)が表示されている。
商品情報領域43aは、表示部43のうち、X方向の内側端部(上向きポール41側の端部)から、表示部43のX方向の全長に対して3/4程度の領域を占めている。商品情報領域43aには、対応する陳列棚21に陳列された商品の文字情報(商品名や商品科目等)が記載されている。具体的に、商品情報領域43aには、背景色が濃色に設定され、前景色(文字色)が淡色に設定されている。本実施形態において、商品情報領域43aは、コーポレートカラーである深緑を背景色とし、白抜きで文字情報(例えば、キッチンタオル等)が表示されている。
位置情報領域43bは、表示部43のうち、商品情報領域43a以外の部分である。本実施形態において、位置情報領域43bは、X方向の外側端部(上向きポール41とは反対側の端部)から、表示部43のX方向の全長に対して1/4程度の領域を占めている。位置情報領域43bには、例えば対応する陳列棚21の番号を示す位置情報が付されている。具体的に、位置情報領域43bには、背景色が淡色に設定され、前景色(文字色)が濃色に設定されている。本実施形態において、位置情報領域43bは、黄色系(木目調)を背景色として、深緑色で位置情報が表示されている。なお、商品情報領域43a及び位置情報領域43bの範囲や大きさ、色等は、適宜変更が可能である。
中看板32は、店舗2の天井面50において、例えば中通路11上に位置する部分から吊り下げられている。したがって、中看板32は、上述した小看板31よりも上方に位置している。中看板32は、X方向を長手方向とする長方形状とされている。図示の例において、中看板32は、Y方向中通路11bの大部分を跨るような幅に設定されている。この場合、中看板32におけるX方向の幅は、1350mm程度に設定されている。また、本実施形態において、中看板32は、天井高が3300mmに対し、上端位置が天井面50から1000mm程度の高さになるように吊り下げられている。
上述した中看板32の表示部55は、位置情報領域55aと、第1商品情報領域55b及び第2商品情報領域55cと、に区画されている。
位置情報領域55aは、表示部55におけるX方向の中央部に位置している。位置情報領域55aには、例えば対応する通路(図示の例では、Y方向中通路11b)の番号を示す位置情報が表示されている。位置情報領域55aは、上述した小看板31と同様に、黄色系(木目調)を背景色として、深緑色で位置情報が表示されている。
位置情報領域55aは、表示部55におけるX方向の中央部に位置している。位置情報領域55aには、例えば対応する通路(図示の例では、Y方向中通路11b)の番号を示す位置情報が表示されている。位置情報領域55aは、上述した小看板31と同様に、黄色系(木目調)を背景色として、深緑色で位置情報が表示されている。
第1商品情報領域55bは、表示部55のうち、位置情報領域55aに対して+X側に位置している。第1商品情報領域55bは、背景色が濃色に設定され、前景色(文字色)が淡色に設定されている。本実施形態において、第1商品情報領域55bは、コーポレートカラーである深緑を背景色とし、白抜きで文字情報(例えば、清掃用品や玄関マット等)が上下二段で表示されている。
第2商品情報領域55cは、表示部55のうち、位置情報領域55aに対して−X側に位置している。第2商品情報領域55cは、背景色が濃色に設定され、前景色(文字色)が淡色に設定されている。本実施形態において、第2商品情報領域55cは、コーポレートカラーである深緑を背景色とし、白抜きで文字情報(例えば、ハンガーやごみ箱・ペール等)が上下二段で表示されている。
図3に示すように、第1大看板33は、店舗2の天井面50のうち、例えばX方向大通路10a上に位置する部分から吊り下げられている。本実施形態において、第1大看板33は、天井高が3300mmに対し、上端位置が天井面50から100mm程度の高さになるように吊り下げられている。したがって、第1大看板33は、中看板32よりも上方に配置されている。
第1大看板33は、X方向大通路10aのうち、Y方向の中心に対して−Y側(誘導する商品が陳列されている側)に配置されている。本実施形態の第1大看板33は、平面視において、Y方向の−Y側端部が陳列棚21(商品陳列エリア20)と重なり合う位置に配置されている。なお、第1大看板33と陳列棚21とのY方向における重なり量は、200mm以上600mm以上であることが好ましい。図示の例では、重なり量が400mmに設定されている。
図4は、第1大看板33の正面図である。
図4に示すように、第1大看板33の表示部60は、幅(Y方向の幅)が1300mm程度、高さHが1100mm程度の長方形状とされている。表示部60は、商品名領域60aと、商品図形領域60bと、位置情報領域60cと、に区画されている。
図4に示すように、第1大看板33の表示部60は、幅(Y方向の幅)が1300mm程度、高さHが1100mm程度の長方形状とされている。表示部60は、商品名領域60aと、商品図形領域60bと、位置情報領域60cと、に区画されている。
商品名領域60aは、表示部60の下部において、Y方向の全長に亘って帯状に設定された領域である。商品名領域60aの高さhは、表示部60におけるZ方向全体の高さHに対して1/4程度に設定されている。図示の例において、商品名領域60aの高さhは、例えば300mm程度に設定されている。商品名領域60aには、対応する商品陳列エリア20に陳列された商品に関するメイン文字情報63が表示されている。メイン文字情報63は、例えば商品科目や商品分野等に関する日本語表記(例えば、キッチン用品等)である。
商品名領域60aは、背景色が濃色に設定され、前景色(文字色)が淡色に設定されている。本実施形態において、商品名領域60aは、黒色を背景色とし、白抜きでメイン文字情報63が表示されている。
商品図形領域60bは、表示部60のうち、商品名領域60aの上方であって、表示部60におけるY方向中心に対して+Y側の領域に設定されている。商品図形領域60bには、対応する商品陳列エリア20に陳列された商品に関する図形情報65aやサブ文字情報65bが表示されている。
図形情報65aは、商品図形領域60bにおいて、Z方向全体に対して上端部から3/4程度の領域に設定されている。図形情報65aは、例えばキッチン用品に関するピクトグラム(泡立て器やフライ返し等)である。
サブ文字情報65bは、上述したメイン文字情報63とは異なる言語標記である。本実施形態では、対応する商品陳列エリア20に陳列された商品が英語表記(Kitchnware)で表示されている。商品図形領域60bは、深緑を背景色とし、白抜きで図形情報65aやサブ文字情報65bが付されている。
サブ文字情報65bは、上述したメイン文字情報63とは異なる言語標記である。本実施形態では、対応する商品陳列エリア20に陳列された商品が英語表記(Kitchnware)で表示されている。商品図形領域60bは、深緑を背景色とし、白抜きで図形情報65aやサブ文字情報65bが付されている。
位置情報領域60cは、表示部60のうち、商品名領域60aの上方であって、表示部60におけるY方向中心に対して−Y側の領域に設定されている。本実施形態において、商品図形領域60bと位置情報領域60cとのY方向の幅の割合は、例えば1:1に設定されている。但し、商品図形領域60bと位置情報領域60cとのY方向の幅の割合は、適宜変更が可能である。この場合、商品図形領域60bの幅が位置情報領域60cの幅よりも広いことが視認性の観点等から好ましい。
位置情報領域60cには、商品名領域60aや商品図形領域60bに付された商品科目や商品分野が陳列された場所(商品陳列エリア20)に関する位置情報66を表示している。本実施形態において、位置情報66は、矢印画像である。位置情報66は、位置情報領域60c全体のうち、−Y側の下部に付されている。したがって、上述した図形情報65a及び位置情報66は、商品図形領域60b及び位置情報領域60c全体における対角線上に位置している。また、図示の例において、位置情報66は、平面視において、表示部60のうち、陳列棚21と重なり合う部分に付されている。
位置情報領域60cにおいて、位置情報66に対して上方及び+Y側に位置する領域は、背景色のみが付されたブランク領域67に設定されている。すなわち、ブランク領域67は、位置情報66と商品図形領域60bとの間を隔てている。本実施形態において、位置情報領域60cは、深緑を背景色とし、白抜きで位置情報66が表示されている。なお、位置情報領域60cにおける位置情報66とブランク領域67の面積比率は、適宜変更が可能である。
図5は、図1のV−V線に相当する店舗2の断面図である。
図5に示すように、第2大看板34は、店舗2の天井面50のうち、例えばX方向中通路11a上に位置する部分から吊り下げられている。本実施形態において、第2大看板34は、第1大看板33と同様に、天井高が3300mmに対し、上端位置が天井面50から100mm程度の高さになるように吊り下げられている。以下の説明において、第1大看板33と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第2大看板34は、店舗2の天井面50のうち、例えばX方向中通路11a上に位置する部分から吊り下げられている。本実施形態において、第2大看板34は、第1大看板33と同様に、天井高が3300mmに対し、上端位置が天井面50から100mm程度の高さになるように吊り下げられている。以下の説明において、第1大看板33と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1大看板33は、Y方向を長手方向とする長方形状に形成されているのに対し、第2大看板34は、Z方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第2大看板34において、商品図形領域60bの幅は、位置情報領域60cの幅に比べて広くなっている。図示の例において、商品図形領域60bと位置情報領域60cとの幅の割合は、2:1程度に設定されている。
また、第2大看板34は、X方向中通路11a上において、Y方向の中心に対して+Y側(誘導する商品が陳列されている側)であって、商品陳列エリア20と平面視で重ならない位置に配置されている。
本実施形態では、目的の商品に関する商品情報を少なくとも図形で表示する商品図形領域60bと、商品図形領域60bに対してY方向に並び、目的の商品の販売位置を指し示す位置情報66を図形情報65aよりも小さく表示する位置情報領域60cと、を備える構成とした。
この構成によれば、表示部60において、商品図形領域60bにおける図形情報65aが最も大きく表示される。そのため、図形情報65aは、視認者にとって最も目を引く部分となる。これにより、視認者は、図形情報65aに基づき、目的の商品が近くに陳列されていることを容易に判断することができる。
そして、位置情報領域60cが商品図形領域60bに対してY方向に並んでいるため、図形情報65aを見た後の自然な目の流れで位置情報66を視認することになる。これにより、視認者は、位置情報66に基づき、目的の商品の商品陳列エリア20の場所を特定することができる。
しかも、表示部60のうち、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの下方に商品名領域60aが設けられている。そのため、図形情報65aのみでは判断し難い場合等であっても、商品名領域60aに付された商品名に基づき、目的の商品が近くに陳列されていることをより正確に判断できる。
その結果、本実施形態によれば、視認者による視認性を向上させ、視認者が目的の商品の商品陳列エリア20を簡易迅速に判断できる。
この構成によれば、表示部60において、商品図形領域60bにおける図形情報65aが最も大きく表示される。そのため、図形情報65aは、視認者にとって最も目を引く部分となる。これにより、視認者は、図形情報65aに基づき、目的の商品が近くに陳列されていることを容易に判断することができる。
そして、位置情報領域60cが商品図形領域60bに対してY方向に並んでいるため、図形情報65aを見た後の自然な目の流れで位置情報66を視認することになる。これにより、視認者は、位置情報66に基づき、目的の商品の商品陳列エリア20の場所を特定することができる。
しかも、表示部60のうち、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの下方に商品名領域60aが設けられている。そのため、図形情報65aのみでは判断し難い場合等であっても、商品名領域60aに付された商品名に基づき、目的の商品が近くに陳列されていることをより正確に判断できる。
その結果、本実施形態によれば、視認者による視認性を向上させ、視認者が目的の商品の商品陳列エリア20を簡易迅速に判断できる。
本実施形態では、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの背景色を互いに同色とし、商品図形領域60b及び位置情報領域60cの背景色と、商品名領域60aの背景色と、を異色とする構成とした。
この構成によれば、商品図形領域60bの図形情報65から位置情報領域60cの位置情報66へと視認者の眼が自然に流れやすい。そのため、視認性の更なる向上を図り、目的の商品及び商品陳列エリア20の位置を簡易迅速に判断できる。
しかも、各領域60a〜60cの前景色を互いに同色に設定したことで、各種情報の認識を速やかに行うことができるとともに、大看板33,34全体としての統一性を確保できる。
この構成によれば、商品図形領域60bの図形情報65から位置情報領域60cの位置情報66へと視認者の眼が自然に流れやすい。そのため、視認性の更なる向上を図り、目的の商品及び商品陳列エリア20の位置を簡易迅速に判断できる。
しかも、各領域60a〜60cの前景色を互いに同色に設定したことで、各種情報の認識を速やかに行うことができるとともに、大看板33,34全体としての統一性を確保できる。
本実施形態では、位置情報領域60cにおける位置情報66の周囲に背景色と同色のブランク領域67を設定した。
この構成によれば、図形情報65aと位置情報66とを離間させることができるので、図形情報65aと位置情報66とが近接している場合に比べ、図形情報65及び位置情報66をそれぞれ独立して判断し易くなる。その結果、視認性の向上を図ることができる。
この構成によれば、図形情報65aと位置情報66とを離間させることができるので、図形情報65aと位置情報66とが近接している場合に比べ、図形情報65及び位置情報66をそれぞれ独立して判断し易くなる。その結果、視認性の向上を図ることができる。
本実施形態の商品誘導システム1は、上述した商品誘導装置30を備えているため、目的の商品の商品陳列エリア20へ視認者をスムーズに誘導することができる。
本実施形態では、第1大看板33のうち、位置情報領域60cの少なくとも一部が平面視で商品陳列エリア20(陳列棚21)に重なり合っている構成とした。
この構成によれば、例えば通路10,11上に第1大看板33が吊り下げられている場合において、目的とする商品陳列エリア20が通路10,11を挟んでどちらの位置にあるかを容易に判断できる。
この構成によれば、例えば通路10,11上に第1大看板33が吊り下げられている場合において、目的とする商品陳列エリア20が通路10,11を挟んでどちらの位置にあるかを容易に判断できる。
(その他の変形例)
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本考案は上述した説明によって限定されることはなく、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、大通路10及び中通路11を備える店舗2に本発明に係る商品誘導システム1を採用した場合について説明したが、この構成に限られない。店舗2のレイアウトは、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、大看板33について、「キッチン用品」に関する商品陳列エリア20を表示する構成について説明したが、この構成に限られない。大看板33,34に表示する情報は、例えば図6(a)〜(d)に示されるように、適宜変更が可能である。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本考案は上述した説明によって限定されることはなく、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、大通路10及び中通路11を備える店舗2に本発明に係る商品誘導システム1を採用した場合について説明したが、この構成に限られない。店舗2のレイアウトは、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、大看板33について、「キッチン用品」に関する商品陳列エリア20を表示する構成について説明したが、この構成に限られない。大看板33,34に表示する情報は、例えば図6(a)〜(d)に示されるように、適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、大看板33,34について、商品名領域60aの背景色を他の領域60b,60cと異色にした場合について説明したが、この構成に限られない。各領域60a〜60cは互いに同色であってもよく、互いに異色であってもよい。
上述した実施形態では、中看板32や大看板33,34が天井面50から吊り下げられた構成について説明したが、この構成に限られない。商品誘導装置は、店舗2内において視認者が視認可能な位置に設置していれば、中看板32や大看板33,34に相当する構成を店舗2の床面や柱等に設置してもよい。
上述した実施形態では、各種看板31〜34が長方形状に形成された場合について説明したが、この構成に限られない。各種看板31〜34は、正方形や三角形状、その他の多角形状であってもよく、円形状や半円形状等であってもよい。
上述した実施形態では、中看板32や大看板33,34が天井面50から吊り下げられた構成について説明したが、この構成に限られない。商品誘導装置は、店舗2内において視認者が視認可能な位置に設置していれば、中看板32や大看板33,34に相当する構成を店舗2の床面や柱等に設置してもよい。
上述した実施形態では、各種看板31〜34が長方形状に形成された場合について説明したが、この構成に限られない。各種看板31〜34は、正方形や三角形状、その他の多角形状であってもよく、円形状や半円形状等であってもよい。
上述した実施形態では、商品図形領域60bに表示する図形情報65aとしてピクトグラムを採用した場合について説明したが、この構成に限らず、種々の図形情報65aを採用することができる。また、商品図形領域60bに表示する情報は、少なくとも図形情報65aが表示されていればよい。
上述した実施形態では、位置情報領域60cに表示する画像として位置情報66を例にて説明したが、この構成に限られない。位置情報領域60cに表示する画像は、商品陳列エリア20の位置を認識可能なものであれば適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、図形情報として、例えば視認者が携帯する電子機器(例えば、スマートフォン等)で認識可能な図形を表示し、電子機器により位置情報や商品情報を取得する構成等を採用してもよい。
上述した実施形態では、位置情報領域60cに表示する画像として位置情報66を例にて説明したが、この構成に限られない。位置情報領域60cに表示する画像は、商品陳列エリア20の位置を認識可能なものであれば適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、図形情報として、例えば視認者が携帯する電子機器(例えば、スマートフォン等)で認識可能な図形を表示し、電子機器により位置情報や商品情報を取得する構成等を採用してもよい。
上述した実施形態では、誘導する商品が配置されている側に大看板33,34が配置された構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、大看板は、幅方向の中心が通路10,11における幅方向の中心に設定されていてもよい。この構成によれば、大看板の幅が高さに比べて狭いので、例えば通路幅の狭い通路上に大看板を設置した場合に、通路を間に挟んで両側に配置される商品陳列エリアの双方に重ならないように大看板を設置することができる。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…商品誘導システム
2…店舗
10…大通路(通路)
11…中通路(通路)
20…商品陳列エリア
30…商品誘導装置
60…表示部
60a…商品名領域(第3領域)
60b…商品図形領域(第1領域)
60c…位置情報領域(第2領域)
63…メイン文字情報(文字情報)
65a…図形情報
66…位置情報
2…店舗
10…大通路(通路)
11…中通路(通路)
20…商品陳列エリア
30…商品誘導装置
60…表示部
60a…商品名領域(第3領域)
60b…商品図形領域(第1領域)
60c…位置情報領域(第2領域)
63…メイン文字情報(文字情報)
65a…図形情報
66…位置情報
Claims (4)
- 店舗内における視認者が視認可能な位置に設置された表示部を備え、視認者を目的の商品が陳列された商品陳列エリアに誘導する商品誘導装置であって、
前記表示部は、
前記目的の商品に関する図形情報を少なくとも表示する第1領域と、
前記第1領域に対して前記表示部の幅方向に並び、前記商品陳列エリアを示す商品位置情報を前記図形情報よりも小さく表示する第2領域と、
前記第1領域及び前記第2領域の下方に位置し、前記目的の商品に関する文字情報を表示する第3領域と、を備えている商品誘導装置。 - 前記第1領域及び前記第2領域の背景色は、互いに同色とされ、
前記第1領域及び前記第2領域の背景色と、前記第3領域の背景色と、は異色とされ、
前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域の前景色は、互いに同色とされている請求項1に記載の商品誘導装置。 - 商品陳列エリアと、
前記商品陳列エリアを区画する通路と、
視認者を目的の商品が陳列された前記商品陳列エリアに誘導する請求項1又は請求項2に記載の商品誘導装置と、を備えている商品誘導システム。 - 前記商品誘導装置は、前記店舗内の天井面から吊り下げられ、
前記商品誘導装置のうち、前記第2領域の少なくとも一部が上下方向から見た平面視で前記商品陳列エリアに重なり合っている請求項3に記載の商品誘導システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003162U JP3223803U6 (ja) | 2019-08-22 | 商品誘導装置及び商品誘導システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003162U JP3223803U6 (ja) | 2019-08-22 | 商品誘導装置及び商品誘導システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223803U JP3223803U (ja) | 2019-10-31 |
JP3223803U6 true JP3223803U6 (ja) | 2020-09-10 |
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