JP3223667U - 吊り足場装置及び吊り足場ユニット - Google Patents

吊り足場装置及び吊り足場ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】本考案は、建築物や構築物に吊持された状態から、安全に拡張できる吊り足場装置及び吊り足場ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】前記課題を解決するための手段は、複数の梁ユニット1を直列に連結して形成されて、互いに平行配置される複数の梁部材2と、隣り合う前記梁部材2,2間に架け渡される足場パネル3と、前記梁部材2を吊持する吊り材4とを有する吊り足場装置Aにおいて、前記梁ユニット1は、前記梁ユニット1,1同士の水平方向への回転を許容しつつ両者を連結可能とする連結部5,6を有し、前記梁ユニット1同士を直列状態で固定する固定具を備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

この考案は、吊り足場装置及び吊り足場ユニットに関する。
従来の吊り足場装置としては、例えば、建築物や構築物から吊り下げられ、建築物、構築物の建設、保守工事において利用されるものがある。
このような吊り足場装置は、例えば特許文献1に示すように、多数のパイプを長手方向に繋ぎ合わせて形成した梁部材をいくつか平行に配置し、梁部材間に横架材を架け渡し、横架材上にパネルを張って、足場を形成するとともに、こうしてできた足場をチェーンで建築物等に吊下げて利用される。
また、特許文献1の吊り足場装置では、各パイプの一端部に他の部分よりも外径の小さい小径部が設けられており、既設のパイプの小径部に延長用のパイプを他端側から挿入することで、パイプ同士を連結して梁部材を延長できるようになっている。これにより、特許文献1の吊り足場装置では、既設のパイプの小径部に延長用のパイプを他端側から挿入する工程と、延長用のパイプ間に横架材を架け渡す工程と、横架材上に足場パネルを取付ける工程を繰り返すことで、吊り足場装置を建築物や構築物に吊り下げた状態で、吊り足場装置を梁部材の延長方向に沿って拡張できるようになっている。
特開平11−13275号公報
ところが、従来の吊り足場装置では、既設のパイプの小径部に延長用のパイプを他端側から挿入する際に、作業者が、足場パネルの設置されていない場所へ、身を乗り出して作業しなければならず、作業者が吊り足場装置から落下する危険性があった。
そこで、本考案は、建築物や構築物に吊持された状態であっても、安全に拡張できる吊り足場装置及びこの吊り足場装置を構成する吊り足場ユニットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成させるため、本考案の吊り足場装置は、複数の梁ユニットを直列に連結して形成されて、互いに平行配置される複数の梁部材と、隣り合う前記梁部材間に架け渡される足場パネルと、前記梁部材を吊持する吊り材とを有する吊り足場装置において、前記梁ユニットは、前記梁ユニット同士の水平方向への回転を許容しつつ両者を連結可能とする連結部を有し、前記梁ユニット同士を直列状態で固定する固定具を備えていることを特徴とする。これにより、梁ユニット同士を連結する際に、相手方の梁ユニットを足場パネルに沿う向きで連結してから、梁ユニット同士が直列状態になるように回動させることができる。
また、前記連結部は、上下方向に貫通する孔を有して前記梁ユニットの両端部に前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右にそれぞれ設けられており、互いに連結される前記梁ユニットの一方の連結部同士を重ねた際に、対向する前記孔に挿入される連結ピンによって前記梁ユニット同士が連結され、前記固定具は、互いに連結される前記梁ユニットの他方の連結部同士を重ねた際に、対向する前記孔に挿入される固定ピンを有するようにしてもよい。この構成によると、互いに連結される梁ユニットの端部に設けられた連結部同士を重ねた状態で、各孔に連結ピンと固定ピンを挿入することで、梁ユニット同士を連結できるため、梁ユニット同士を連結する作業が容易となり、吊り足場装置を素早く拡張することができる。
また、前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の一方側に設けられる一方の連結部が、上下に貫通する孔を有する上下一対の支持片を有する雌ブラケットであって、前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の他方側に設けられる他方の連結部が、上下に貫通する孔を有し連結される相手方の前記梁ユニットの前記雌ブラケットに嵌合可能な挿入片を有する雄ブラケットであるとしてもよい。この構成によると、梁ユニット同士を連結する際に、雌ブラケットに雄ブラケットを嵌合できるため、梁ユニットが上下にふらつくのを防止できる。さらに、各梁ユニットの端部同士を対向させると常に一方の梁ユニットの連結部と他方の梁ユニットの連結部の各雌ブラケット7と各雄ブラケットが対向するので、梁ユニットの誤組みを防止できる。
また、前記各連結部は、上下に並べて配置される、上下に貫通する孔を有する上下一対の支持片を有する雌ブラケットと、上下に貫通する孔を有し連結される相手方の前記梁ユニットの前記雌ブラケットに嵌合可能な挿入片を有する雄ブラケットを有し、前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の一方側に設けられる一方の連結部は、上方に前記雌ブラケットが配置されており、下方に前記雄ブラケットが配置されており、前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の他方側に設けられる他方の連結部は、上方に前記雄ブラケットが配置されており、下方に前記雌ブラケットが配置されるようにしてもよい。この構成によると、梁ユニット同士を連結する際に、雌ブラケットに雄ブラケットを嵌合できるため、梁ユニットが上下にふらつくのを防止できる。さらに、各梁ユニットの端部同士を対向させると常に一方の梁ユニットの連結部と他方の梁ユニットの連結部の各雌ブラケットと各雄ブラケットが対向するので、梁ユニットの誤組みを防止できる。加えて、梁ユニットを回転させる際に回転軸となる連結ピンが上下に配置される雌ブラケットと雄ブラケットで支えられるため、梁ユニットを回転させる際にガタつきが生じない。
また、前記梁ユニットの一端部に設けられる前記各連結部が、上下に貫通する孔を有する上下一対の支持片を有する雌ブラケットであって、前記梁ユニットの他端部に設けられる前記各連結部が、上下に貫通する孔を有し連結される相手方の前記梁ユニットの前記雌ブラケットに嵌合可能な挿入片を有する雄ブラケットであるようにしてもよい。この構成によると、梁ユニット同士を連結する際に、雌ブラケットに雄ブラケットを嵌合できるため、梁ユニットが上下にふらつくのを防止できる。
また、前記足場パネルが、折板状に形成されるようにしてもよい。この構成によると、足場パネルの強度が高くなるため、足場パネルを薄く形成でき材料費を削減できる。
また、前記梁ユニットは、前記梁ユニットの上部に設けられ前記梁ユニットの軸方向に沿って延びる断面C字状のレールと、前記レール内に配置されるボルト部材とを有し、前記ボルト部材は、前記レール内に軸方向移動可能であって周方向に回転不能に配置されるスライダと、前記スライダから垂直に起立する螺子軸とを有するようにしてもよい。この構成によると、レールによってボルト部材が回り止めされる。また、パネル部材の上側からナットを締付できるので、足場パネルの取付け作業が容易となる。さらに、ボルト部材をレール上の任意の位置に配置できるので、足場パネルに形成される取付孔の位置が変わってもボルト部材の位置を調整できる。
また、吊り足場ユニットは、互いに平行配置される複数の梁ユニットと、隣り合う前記梁ユニット間に架け渡される足場パネルとを備え、前記梁ユニットは、上下方向に貫通する孔を有して前記梁ユニットの両端部に前記梁ユニットの両端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右にそれぞれ設けられる連結部を有することを特徴とする。この構成によると、吊り足場ユニットの梁ユニットに延長用の梁ユニットを連結する場合、各梁ユニットと連結部同士を重ねて、対向する各連結部の孔にそれぞれ連結ピンと固定ピンを挿入することで、梁ユニット同士を連結できるため、梁ユニット同士を連結する作業が容易となる。
本考案の吊り足場装置及び吊り足場ユニットによれば、既設の梁ユニットに延長用の梁ユニットを連結する際に、延長用の梁ユニットを足場パネルに沿う向きで連結してから、延長用の梁ユニットを既設の梁ユニットと直列状態になる位置まで回動させることができる。そのため、既設の梁ユニットに延長用の梁ユニットを連結する作業を足場パネルの付近で行うことができ、作業者が足場パネルから身を乗り出す必要がない。
したがって、本考案の吊り足場装置及び吊り足場ユニットによれば、建築物や構築物に吊持された状態から、吊り足場装置を安全に拡張できる。
本実施の形態に係る吊り足場装置の斜視図である。 (A)は本実施の形態に係る梁ユニットの平面図である。(B)は本実施の形態に係る梁ユニットの側面図である。 本実施の形態に係る梁ユニットの一部の拡大斜視図である。 本実施の形態に係る足場パネルと梁ユニットの連結箇所の一部拡大横断面図である。 本実施の形態に係る吊り足場装置の一部拡大側面図である。 本実施の形態に係る吊り足場装置の梁ユニットの連結部同士を連結する手順を説明する図である。 本実施の形態に係る吊り足場装置の梁ユニット同士の連結部の拡大斜視図である。 本実施の形態に係る吊り足場装置の一部拡大平面図である。 本実施の形態に係る足場パネルと梁ユニットの連結箇所の一部拡大縦断面図である。 本実施の形態に係る足場パネルと梁ユニットの連結箇所の足場パネル同士が重なっている部分の一部拡大縦断面図である。 図1に示す吊り足場装置に、延長用の梁ユニット間にパネル部材を取り付けた状態を示す斜視図である。
以下に、図面を参照しながら本実施の形態について説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は同じ部品を示す。
本実施の形態に係る吊り足場装置Aは、複数の吊り足場ユニットA1を備えている。吊り足場ユニットA1は、図1に示すように、互いに平行配置される複数の梁ユニット1と、隣り合う梁ユニット1,1間に架け渡される足場パネル3と、梁ユニット1を吊持する吊り材4を有する。そして、各梁ユニット1の両端部には連結部5,6が設けられており、各吊り足場ユニットA1,A1は、連結部5,6を介して梁ユニット1,1同士を連結することで互いに連結される。
本実施の形態では、複数の梁ユニット1は、直列に連結されると梁部材2を構成し、こうしてできた梁部材2を複数互いに平行配置して隣り合う梁部材2,2間に足場パネル3を架け渡し、梁部材2を吊持する吊り材4を設けることで吊り足場装置Aが構成されている。
そして、吊り足場装置Aは、チェーンなどの吊り材4を介して、橋梁や建物などの構築物又は建築物に吊下げ保持され、建築物又は構築物の建設、保守工事に利用される。
つづいて、吊り足場装置Aの各部について詳細に説明する。本実施の形態に係る梁ユニット1は、図2(A),(B)、図3に示すように、本体部10と、本体部10の各端部の端面を軸方向から見て各端部の左右にそれぞれ設けられる連結部5,6を備える。
詳細には、本体部10は、図2(A),(B)、図3に示すように、互いに平行に延びる左右一対の上弦材10a,10aと、上弦材10a,10aに対して下方側で対向し互いに平行に延びる左右一対の下弦材10b,10bと、上下方向で互いに対向する上弦材10aと下弦材10bの両端部同士を連結する束材10cと、上弦材10aと下弦材10bとの間に斜めに架け渡される複数の斜材10dとを備えている。このように、本実施の形態に係る梁ユニット1は、本体部10の側面側が斜材10dで連結されてトラス構造になっているため、上下方向の荷重に強くなっている。ただし、梁ユニット1に必要な強度が担保されていれば、本体部10の構造は、トラス構造には限定されない。
なお、図3中の奥の上弦材10aと下弦材10bとを連結する斜材10dについては、図の理解を容易にするため、図3中では記載を省略している。
また、図3に示すように、本体部10は、それぞれ、各上弦材10aの端部同士に架け渡される矩形平板状の上側プレート10eと、各下弦材10bの端部同士に架け渡される矩形平板状の下側プレート10fとを備えている。
さらに、本実施の形態に係る梁ユニット1の本体部10の一対の上弦材10a,10a間と一対の下弦材10b,10b間には、図2(A)、図3に示すように、それぞれ軸方向に沿って所定の間隔で配置される複数の横架材10gが設けられている。そして、一対の上弦材10a,10a間に設けられる各横架材10g上には、図2(A)、図3に示すように、梁ユニット1の軸方向に沿って延びる断面C字状のレール13が連結されている。さらに、レール13内には、複数のボルト部材14と、吊り材4の一端を取付け可能な取付部15が配置されている。
レール13は、図3、図4に示すように、梁ユニット1の軸方向に沿って延びて梁ユニット1の一対の上弦材10a,10a間に設けられる各横架材10g上に連結される底壁13aと、底壁13aの延長方向から見て左右両端から垂直に起立する一対の側壁13b,13bと、各側壁13b,13bの上端から内向きに突出し先端同士が互いに対向する規制板部13c,13cとを有する。さらに、レール13には、図2(A)、図3に示すように、ボルト部材14の挿入を可能とするために規制板部13c,13cの一部を切り欠いて形成した挿入口13dが、レール13の軸方向一端側と他端側に1つずつ設けられている。ただし、挿入口13dの位置や数は特に限定されず、任意に設ければよい。
ボルト部材14は、図3、図4に示すように、レール13内に軸方向移動可能に挿入される長方形状のスライダ14aと、スライダ14aの中央から垂直に突出する螺子軸14bとを備える。
図4に示すように、本実施の形態に係るスライダ14aの短辺の長さがレール13の側壁13b,13b間に嵌合する長さになっていて、スライダ14aは、長辺側がレール13の側壁13b,13bに摺接して回転は拘束されるが、レール13内を移動できる。
スライダ14aは、挿入口13dからレール13内へ挿入可能となっており、レール13内に挿入されると、レール13の両端以外では、規制板部13cによって挿入口13d以外からはレール13外へ取り外しできないようになっている。
なお、スライダ14aの形状は、スライダ14aが、レール13内に軸方向移動可能であって、周方向に回転不能になっていれば、長方形には限定されず、正方形や台形であってもよい。
これにより、本実施の形態に係る梁ユニット1では、本体部10の上部に設けられたレール13内に所望する個数のボルト部材14を収容すれば、複数の螺子軸14bを所定の間隔で突出させ得る。また、図4に示すように、ボルト部材14の螺子軸14bにナット16を取付けて規制板部13cをスライダ14aとナット16で挟持すると、ボルト部材14をレール13に固定できる。
本実施の形態に係る取付部15は、図5に示すように、レール13内に移動自在に収容されるスライダ部(図示せず)と、このスライダ部に設けられレール13内から突出するとともに吊り材4の一端を取付け可能な連結孔(図示せず)を有するプレート状の保持部15aとを有する。なお、取付部15の構成は、吊り材4の一端を連結できるようになっていれば、上記構成には限定されない。
本実施の形態に係る連結部5,6は、図3に示すように、本体部10の各端部に設けられた上側プレート10eと下側プレート10fに、軸方向から見て左右にそれぞれ設けられている。左側の連結部5と右側の連結部6は、それぞれ、上下に並べて配置される雌ブラケット7と雄ブラケット8を有する。
雌ブラケット7は、図3に示すように、各プレート10e,10fから突出して設けられ上下に貫通する孔7aを有し、各孔7aが互いに対向するように配置される上下一対の支持片7b,7bを備えており、本実施の形態では、左側の連結部5の上側と右側の連結部6の下側に配置されている。
他方、雄ブラケット8は、図3に示すように、各プレート10e,10fから突出して設けられ上下に貫通する孔8aを有する挿入片8bを備えており、本実施の形態では、左側の連結部5の下側と右側の連結部6の上側に配置されている。
これにより、互いに連結される梁ユニット1,1の端部同士を対向させると、各雄ブラケット8の挿入片8bを各雌ブラケット7の支持片7b,7b間に嵌合できる。
そして、図6に示すように、一方の梁ユニット1の連結部6の雌ブラケット7の支持片7b,7bの間に他方の梁ユニット1の連結部5の雄ブラケット8を嵌合すると、雌ブラケット7と雄ブラケット8の孔7a,8aが対向するので、この孔7a,8aに連結ピン11を挿入すると、梁ユニット1,1同士は互いに水平方向に回転自在に連結される。
さらに、図7に示すように、他方の梁ユニット1を水平方向に回転させ、他方の梁ユニット1を一方の梁ユニット1に対して直列に配置される状態にする。そして、一方の梁ユニット1の連結部5の雄ブラケット8を他方の梁ユニット1の連結部5の雌ブラケット7の支持片7b,7b間に嵌合すると、雌ブラケット7と雄ブラケット8の孔7a,8aが対向するので、この孔7a,8aに固定具としての固定ピン12を挿入すると、他方の梁ユニット1が回り止めされて、梁ユニット1,1同士は直列状態で固定される。
ただし、本実施の形態とは反対に、一方の梁ユニット1の左側の連結部5と他方の梁ユニット1の右側の連結部6の各ブラケット7,8の孔7a,8aに連結ピン11を挿入し、一方の梁ユニット1の右側の連結部6と他方の梁ユニット1の左側の連結部5の各ブラケット7,8の孔7a,8aに固定ピン12を挿入するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、梁ユニット1の各端部の端面を軸方向から見て左下と右上に雌ブラケット7が配置され、梁ユニット1の各端部の端面を軸方向から見て左上と右下に雄ブラケット8が配置されているため、各梁ユニット1,1の端部同士を対向させると常に一方の梁ユニット1の連結部6の雌ブラケット7と他方の梁ユニット1の連結部5の雄ブラケット8が対向し、一方の梁ユニット1の連結部5の雄ブラケット8と他方の梁ユニット1の連結部6の雌ブラケット7が対向する。
なお、梁ユニット1の連結部5,6の各雌ブラケット7と各雄ブラケット8を、入れ替えてもよい。その場合でも、本実施の形態と同様に、各梁ユニット1の端部同士を対向させると常に一方の梁ユニット1の連結部5,6と他方の梁ユニット1の連結部5,6の各雌ブラケット7と各雄ブラケット8が対向する。
また、本実施の形態に係る連結ピン11と固定ピン12は、いずれも一端に各ブラケット7,8に設けられた孔7a,8aよりも大径のフランジ部11a,12aを有するピン部材である。ここでは、互いに連結される梁ユニット1,1の一方の連結部5(6)のブラケット7,8の孔7a,8aに挿入され、各梁ユニット1,1同士を連結するとともに回転軸として機能するピン部材を連結ピン11と称し、他方の連結部6(5)のブラケット7,8の孔7a,8aに挿入され梁ユニット1,1同士の回り止めとして機能するピン部材を固定ピン12と称している。
このピン部材によれば、図7に示すように、連結ピン11又は固定ピン12を各ブラケット7,8の孔7a,8aに挿入した際に、フランジ部11a,12aがブラケット7,8に引っ掛かるため、連結ピン11又は固定ピン12が連結部5,6に保持される。
なお、連結ピン11と固定ピン12をそれぞれ異なる形態のピン部材としてもよいが、本実施の形態のように同一のピン部材とすると、連結ピン11を挿入するべきところに誤って固定ピン12を挿入してしまうなどの問題が生じず、誤組みを防止できる。
本実施の形態に係る足場パネル3は、図8に示すように、隣り合う梁部材2,2間に架け渡される複数のパネル部材3aで構成されている。パネル部材3aの断面は、図5に示すように、互いに平行に配置される複数の台形部3bと、隣り合う台形部3b,3bの下端同士を接続する水平板部3cとで構成される折板状に形成されている。なお、パネル部材3aの断面の形状は、折板状には限定されず、例えば、平板状であってもよい。
また、図5に示すように、本実施の形態に係るパネル部材3aは、梁ユニット1の軸方向に対して、折板状の断面が直交する向きで、梁部材2,2間に架け渡されている。そして、パネル部材3aの両端に配置される各水平板部3cの両端側には、それぞれ取付孔3dが設けられている。
ここで、前述したように、梁ユニット1のレール13内には複数のボルト部材14が収容されており、複数の螺子軸14bがレール13から所定の間隔で突出している。
よって、パネル部材3aを隣り合う梁部材2,2間に架け渡すとともに、各螺子軸14bをパネル部材3aの取付孔3dに挿入し、螺子軸14bにナット16を螺合して締め付けると、図4に示すように、パネル部材3aがレール13の規制板部13cとナット16で挟持されるため、パネル部材3aをレール13を介して梁部材2に連結できる。この際、ボルト部材14のスライダ14aは、レール13に対して周方向に回転不能に配置されているため、螺子軸14bにナット16を螺合する際に、ボルト部材14が共回りしないようになっている。
また、梁部材2の軸方向に隣り合うパネル部材3a,3aは、図9に示すように、互いの端部に配置された水平板部3c,3c同士を重ねた状態で、各取付孔3dに螺子軸14bを挿入し、ナット16で締め付けることで、連結されている。これにより、梁部材2の軸方向に隣り合うパネル部材3a,3a間に隙間が生じないようになっている。
また、図1に示すように、図中両端に配置される梁部材2,2の間に配置される梁部材2(図1中中央の梁部材2)上では、図1中一端側の梁部材2と図1中中央の梁部材2の間に架け渡されるパネル部材3aと、図1中他端側の梁部材2と図1中中央の梁部材2の間に架け渡されるパネル部材3aの端部同士が重なった状態でボルト部材14で梁部材2に固定される。そのため、図1中中央の梁部材2上では、図10に示すように、2枚のパネル部材3a,3aは、端部が重なり合った状態で、梁部材2に連結されている。このように、足場パネル3は、梁部材2,2間に架け渡されて、梁部材2に連結される。
なお、パネル部材3aの取付孔3dの数と梁ユニット1のレール13内に配置されるボルト部材14の数は適宜変更できるため、パネル部材3aの取付孔3dの数とボルト部材14の数を増やせば、パネル部材3aの梁部材2への連結箇所が増加するため、パネル部材3aを梁部材2に対してより強固に連結できる。
ただし、パネル部材3aを梁部材2に連結する方法は、上記方法には限定されない。例えば、パネル部材3aの端部にフックを設け、隣り合う梁部材2,2の各梁ユニット1の本体部10の上弦材10aに当該フックを引掛けることで、パネル部材3aを梁部材2に連結するようにしてもよい。
また、図5に示すように、レール13内に配置された取付部15は、足場パネル3の一部が切り欠かれて形成された切欠き部(符示せず)を介して足場パネル3上に突出している。
また、吊り材4は、本実施の形態においては、各端部にフックが設けられたチェーンであって、当該フックをレール13を介して梁ユニット1に設けられた取付部15の連結孔と建築物又は構築物側に設けられたブラケットに引掛けることで、梁部材2を吊持できるようになっている。なお、吊り材4は、梁部材2を吊持できるものであればよく、チェーンには限定されない。
つづいて、本実施の形態に係る吊り足場装置Aの組立ての手順と吊り足場装置Aを拡張する手順について説明する。まず、地上で3本の梁ユニット1を平行に並べて配置し、足場パネル3を隣り合う梁ユニット1,1間に架け渡すとともに、ボルト部材14とナット16とで足場パネル3を梁ユニット1に連結して、吊り足場ユニットA1を組み立てる。なお、梁ユニット1の数は、2本以上であれば特に限定されず、要求される吊り足場装置Aの幅に応じて数を増減すれば、吊り足場装置Aの幅を任意の大きさに適宜設定できる。
そして、地上で組み立てた吊り足場ユニットA1を重機を利用するなどして持ち上げ、各梁ユニット1の取付部15に一端が取付けられている吊り材4の他端を建築物又は構築物側に取付ける。これにより、吊り足場ユニットA1が、建築物又は構築物に吊下げ保持される。
次に、吊り足場ユニットA1の既設の梁ユニット1に、延長用の梁ユニット1を連結する。具体的には、図1に実線で示すように、延長用の梁ユニット1を足場パネル3に沿う向きに向けた状態で、延長用の梁ユニット1と既設の梁ユニット1の互いに対向する一方の連結部5,6の各ブラケット7,8を重ねるように嵌合し、対向する各孔7a,8aに連結ピン11を挿入することで、延長用の梁ユニット1を既設の梁ユニット1に対して水平回転自在に連結する。この際、延長用の梁ユニット1を、足場パネル3に沿わせて、足場パネル3の至近に配置した状態で既設の梁ユニット1に連結できるため、作業者は足場パネル3から身を乗り出す必要がない。また、延長用の梁ユニット1を足場パネル3に沿わせて、足場パネル3の至近に配置した状態で既設の梁ユニット1に連結できるため、足場パネル3の上から複数人で延長用の梁ユニット1を支えることができ、梁ユニット1,1同士の連結作業を安全に実施できる。
そして、図1に破線で示すように、連結ピン11を回転軸にして、延長用の梁ユニット1を水平方向に回転させ、梁ユニット1,1同士を直列に配置した状態で、延長用の梁ユニット1と既設の梁ユニット1の互いに対向する他方の連結部5,6の各ブラケット7,8を重ねるように嵌合し、対向する孔7a,8aに固定具としての固定ピン12を挿入する。これにより、延長用の梁ユニット1が回転不能になるため、延長用の梁ユニット1は、既設の梁ユニット1に対して直列に配置された状態で固定される。
さらに、平行に並べて配置される残りの梁ユニット1に対しても、同様の手順で、延長用の梁ユニット1を連結する。これにより、吊り足場ユニットA1の全ての梁ユニット1に延長用の梁ユニット1が連結される。
つづいて、図11に示すように、延長用の梁ユニット1,1間にパネル部材3aを架け渡す。具体的には、まず、既設の梁ユニット1,1間に架け渡される足場パネル3の延長用の梁ユニット1側に配置されるパネル部材3aの延長用の梁ユニット1側の水平板部3cに設けられた取付孔3dに挿入される螺子軸14bからナット16を取り外す。そして、パネル部材3aを延長用の梁ユニット間に架け渡すとともに、先ほどナット16を取り外した螺子軸14bと延長用の梁ユニット1に配置された螺子軸14bをパネル部材3aの取付孔3dに挿入し、螺子軸14bにナット16を螺合して締め付けることで、梁部材2の軸方向で隣り合うパネル部材3a,3a同士を連結しつつ、パネル部材3aを梁部材2に連結する。そして、残りの延長用の梁ユニット1,1間にもパネル部材3aを、同様の手順で架け渡して連結する。これにより、延長用の各梁ユニット1,1間にもパネル部材3aが架け渡される。
最後に、足場パネル3の切欠き部から突出する各取付部15に吊り材4の一端を取付け、吊り材4の他端を建築物又は構築物側に取付けると、既設の吊り足場ユニットA1に新たな吊り足場ユニットA1が連結されるようになるため、吊り足場装置Aが梁部材2の軸方向に沿って拡張される。また、地上で吊り足場ユニットA1を組み立てる際に、吊り足場ユニットA1を予め横方向にも延長しておけば、吊り足場装置Aの幅方向の長さも自由に変更できる。
よって、本実施の形態に係る吊り足場装置Aは、これらの手順を繰り返すことで、建築物又は構築物に吊持された状態で、任意の位置まで梁部材2の軸方向に沿って拡張できるようになっている。
上述したように、本実施の形態に係る吊り足場装置Aは、複数の梁ユニット1を直列に連結して形成されて、互いに平行配置される複数の梁部材2と、隣り合う梁部材2,2間に架け渡される足場パネル3と、梁部材2を吊持する吊り材4とを有しており、梁ユニット1が、梁ユニット1,1同士の水平方向への回転を許容しつつ両者を連結可能とする連結部5,6を有し、梁ユニット1,1同士を直列状態で固定する固定具を備える。
この構成によると、梁ユニット1,1同士を連結する際に、相手方の梁ユニット1を足場パネル3に沿う向きで連結してから、梁ユニット1,1同士が直列状態になるように回動させることができる。そのため、既設の梁ユニット1に延長用の梁ユニット1を連結する作業を足場パネル3の付近で行うことができ、作業者が足場パネル3から身を乗り出す必要がない。その上、延長用の梁ユニット1を既設の梁ユニット1に連結する際に、延長用の梁ユニット1の全体が足場パネル3の近くにあるため、足場パネル3の上から複数人で延長用の梁ユニット1を支えることができる。したがって、本実施の形態に係る吊り足場装置Aによれば、吊り足場装置Aを安全に拡張することができる。
また、本実施の形態に係る吊り足場装置Aは、連結部5,6が、上下方向に貫通する孔7a,8aを有して梁ユニット1の両端部に梁ユニット1の各端部の端面を梁ユニット1の軸方向から見て左右にそれぞれ設けられており、互いに連結される梁ユニット1,1の一方の連結部5,6同士を重ねた際に、対向する孔7a,8aに挿入される連結ピン11によって梁ユニット1,1同士が連結され、固定具は、互いに連結される梁ユニット1の他方の連結部5,6同士を重ねた際に、対向する孔7a,8aに挿入される固定ピン12を有している。
この構成によると、互いに連結される梁ユニット1,1の端部に設けられた連結部5,6同士を重ねた状態で、各連結部5,6の孔7a,8aにそれぞれ連結ピン11と固定ピン12を挿入することで、梁ユニット1,1同士を連結できるため、梁ユニット1,1同士を連結する作業が容易となり、吊り足場装置Aを素早く拡張することができる。
なお、本実施の形態においては、固定具は固定ピン12とされているが、梁ユニット1,1同士の水平回転を規制して、梁ユニット1,1同士を直列状態で固定できるものであれば特に限定されない。
また、本実施の形態に係る吊り足場装置Aは、各連結部5,6が、上下に並べて配置される、上下に貫通する孔7aを有する上下一対の支持片7b,7bを有する雌ブラケット7と、上下に貫通する孔8aを有し連結される相手方の梁ユニット1の雌ブラケット7に嵌合可能な挿入片8bを有する雄ブラケット8を有し、梁ユニット1の各端部の端面を梁ユニット1の軸方向から見て左右の一方側に設けられる一方の連結部5は、上方に雌ブラケット7が配置されており、下方に雄ブラケット8が配置されており、梁ユニット1の各端部の端面を梁ユニット1の軸方向から見て左右の他方側に設けられる他方の連結部6は、上方に雄ブラケット8が配置されており、下方に雌ブラケット7が配置されている。
この構成によると、梁ユニット1,1同士を連結する際に、雌ブラケット7の上下一対の支持片7b,7b間に雄ブラケット8の挿入片8bを嵌合できるため、梁ユニット1が上下にふらつくのを防止できる。さらに、このように雌ブラケット7と雄ブラケット8を配置した場合、各梁ユニット1、1の端部同士を対向させると常に一方の梁ユニット1の連結部5,6と他方の梁ユニット1の連結部5,6の各雌ブラケット7と各雄ブラケット8が対向するため、梁ユニット1を連結する際の誤組みを防止できる。加えて、梁ユニット1を回転させる際に回転軸となる連結ピン11が上下に配置される雌ブラケット7と雄ブラケット8で支えられるため、梁ユニット1を回転させる際にガタつきが生じない。
ただし、連結部5,6の構成は本実施の形態の構成には限定されない。例えば、梁ユニット1の各端部の端面を梁ユニット1の軸方向から見て左右の一方側に設けられる一方の連結部5を雌ブラケット7とし、他方側に設けられる他方の連結部6を雄ブラケット8としてもよい。このように、梁ユニット1の各端部の端面を梁ユニット1の軸方向から見て左側の連結部5と右側の連結部6のどちらか一方を雌ブラケット7とし、どちらか他方を雄ブラケット8とした場合であっても、梁ユニット1,1同士を連結する際に、雌ブラケット7の支持片7b,7b間に雄ブラケット8の挿入片8bを嵌合できるため、梁ユニット1,1が上下にふらつくのを防止できる。さらに、各梁ユニット1,1の端部同士を対向させると常に一方の梁ユニット1の連結部5,6と他方の梁ユニット1の連結部5,6の各雌ブラケット7と各雄ブラケット8が対向するので、梁ユニット1を連結させる際の誤組みを防止できる。
また、梁ユニット1の一端部に設けられる各連結部5,6を雌ブラケット7とし、梁ユニット1の他端部に設けられる各連結部5,6を雄ブラケット8としてもよい。このように、梁ユニット1の一端部に設けられる左右の連結部5,6の両方を雌ブラケット7とし、梁ユニット1の他端部に設けられる左右の連結部5,6の両方を雄ブラケット8とした場合も、梁ユニット1,1同士を連結する際に、雌ブラケット7の支持片7b,7b間に雄ブラケット8の挿入片8bを嵌合できるため、梁ユニット1が上下にふらつくのを防止できる。
なお、詳しくは図示しないが、梁ユニット1の各端部に設けられる左右の連結部5,6をそれぞれ梁ユニット1の各端部から突出し上下に貫通する孔を有する平板とし、当該平板同士を上下に重ねて対向する各孔に連結ピン11と固定ピン12を挿入することで、梁ユニット1,1同士を連結するようにしてもよい。
また、本実施の形態に係る足場パネル3は、折板状に形成されている。この構成によると、足場パネル3を同じ板厚で平板状にする場合に比べて、曲げに対する剛性が高くなるため、足場パネル3の板厚を薄くでき、材料費を削減できる。ただし、足場パネル3の形状は、特に限定されず、例えば、平板状であってもよい。
また、本実施の形態に係る梁ユニット1は、梁ユニット1の上部に設けられ梁ユニット1の軸方向に沿って延びる断面C字状のレール13と、レール13内に配置されるボルト部材14とを有し、ボルト部材14は、レール13内に軸方向移動可能であって周方向に回転不能に配置されるスライダ14aと、スライダ14aから垂直に起立する螺子軸14bとを有している。
この構成によると、ボルト部材14にナット16を螺合する際に、ボルト部材14がナット16と一緒に回転しないため、ナット16を締め付けることができる。また、足場パネル3の上側からボルト部材14にナット16を締め付けることができるので、足場パネル3の取付け作業が容易となる。さらに、ボルト部材14をレール13上の任意の位置に配置できるので、足場パネル3のずれや寸法誤差等に起因して、足場パネル3に形成される取付孔3dの位置が変わったとしてもボルト部材14の位置を調整できる。
また、本実施の形態に係る吊り足場装置Aは、吊り足場ユニットA1を備えており、吊り足場ユニットA1は、互いに平行配置される複数の梁ユニット1と、隣り合う梁ユニット1,1間に架け渡される足場パネル3とを備え、梁ユニット1は、上下方向に貫通する孔7a,8aを有して梁ユニット1の両端部に梁ユニット1の両端部の端面を梁ユニット1の軸方向から見て左右にそれぞれ設けられる連結部5,6を有している。
この構成によると、吊り足場ユニットA1の梁ユニット1に延長用の梁ユニット1を連結する場合、各梁ユニット1の連結部5,6同士を重ねて、対向する各連結部5,6の孔7a,8aにそれぞれ連結ピン11と固定ピン12を挿入することで、梁ユニット1,1同士を連結できるため、梁ユニット1,1同士を連結する作業が容易となる。
以上、本考案の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、実用新案登録請求の範囲から逸脱なく改造、変形及び変更ができるのは当然である。
1・・・梁ユニット、2・・・梁部材、3・・・足場パネル、4・・・吊り材、5,6・・・連結部、7・・・雌ブラケット、7a,8a・・・孔、7b・・・支持片、8・・・雄ブラケット、8b・・・挿入片、11・・・連結ピン、12・・・固定ピン(固定具)、13・・・レール、14・・・ボルト部材、14a・・・スライダ、14b・・・螺子軸、A・・・吊り足場装置、A1・・・吊り足場ユニット

Claims (8)

  1. 複数の梁ユニットを直列に連結して形成されて、互いに平行配置される複数の梁部材と、隣り合う前記梁部材間に架け渡される足場パネルと、前記梁部材を吊持する吊り材とを有する吊り足場装置において、
    前記梁ユニットは、前記梁ユニット同士の水平方向への回転を許容しつつ両者を連結可能とする連結部を有し、
    前記梁ユニット同士を直列状態で固定する固定具を備えた
    ことを特徴とする吊り足場装置。
  2. 前記連結部は、上下方向に貫通する孔を有して前記梁ユニットの両端部に前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右にそれぞれ設けられており、
    互いに連結される前記梁ユニットの一方の連結部同士を重ねた際に、対向する前記孔に挿入される連結ピンによって前記梁ユニット同士が連結され、
    前記固定具は、互いに連結される前記梁ユニットの他方の連結部同士を重ねた際に、対向する前記孔に挿入される固定ピンを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の吊り足場装置。
  3. 前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の一方側に設けられる一方の連結部が、上下に貫通する孔を有する上下一対の支持片を有する雌ブラケットであって、
    前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の他方側に設けられる他方の連結部が、上下に貫通する孔を有し連結される相手方の前記梁ユニットの前記雌ブラケットに嵌合可能な挿入片を有する雄ブラケットである
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊り足場装置。
  4. 前記各連結部は、上下に並べて配置される、上下に貫通する孔を有する上下一対の支持片を有する雌ブラケットと、上下に貫通する孔を有し連結される相手方の前記梁ユニットの前記雌ブラケットに嵌合可能な挿入片を有する雄ブラケットを有し、
    前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の一方側に設けられる一方の連結部は、上方に前記雌ブラケットが配置されており、下方に前記雄ブラケットが配置されており、
    前記梁ユニットの各端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右の他方側に設けられる他方の連結部は、上方に前記雄ブラケットが配置されており、下方に前記雌ブラケットが配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊り足場装置。
  5. 前記梁ユニットの一端部に設けられる前記各連結部が、上下に貫通する孔を有する上下一対の支持片を有する雌ブラケットであって、
    前記梁ユニットの他端部に設けられる前記各連結部が、上下に貫通する孔を有し連結される相手方の前記梁ユニットの前記雌ブラケットに嵌合可能な挿入片を有する雄ブラケットである
    ことを特徴とする請求項2に記載の吊り足場装置。
  6. 前記足場パネルが、折板状に形成される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の吊り足場装置。
  7. 前記梁ユニットは、前記梁ユニットの上部に設けられ前記梁ユニットの軸方向に沿って延びる断面C字状のレールと、前記レール内に配置されるボルト部材とを有し、
    前記ボルト部材は、前記レール内に軸方向移動可能であって周方向に回転不能に配置されるスライダと、前記スライダから垂直に起立する螺子軸とを有する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吊り足場装置。
  8. 互いに平行配置される複数の梁ユニットと、
    隣り合う前記梁ユニット間に架け渡される足場パネルとを備え、
    前記梁ユニットは、上下方向に貫通する孔を有して前記梁ユニットの両端部に前記梁ユニットの両端部の端面を前記梁ユニットの軸方向から見て左右にそれぞれ設けられる連結部を有する
    ことを特徴とする吊り足場ユニット。
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