JP3223597U - 錠前 - Google Patents
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Abstract
【課題】チューブラ型空錠を本締錠として使用可能ならしめるサムターン機構を提供する。【解決手段】空錠本体1の角穴3に挿通される角芯棒2を回動させるサムターンツマミ9を備えた第一の取り付け部材7と、空錠本体1の外装ケース5を挟んで第一の取り付け部材7と相対向して固定可能な第二の取り付け部材8とからなり、前記サムターンツマミ9と第一の取り付け部材との対向面には前記ツマミの移動により解除可能な半固定係止機構が設けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、空錠を本締錠に転用可能ならしめるサムターン機構に関する。
取り付け対象ドアごとに錠前のバックセットの寸法bや空錠Aと本締錠Bとのスペーシングの寸法sが異なる(図4)。一方で本締錠Bは、一般的にノブ操作機構Cなどを要し空錠Aに比較して高価なためサイズの種類が少ない。
なお、ロック機構を備え、空錠を本締錠として使用可能なものも特許文献1に見られるよう提案されてはいるがやはり構造が複雑となっている。
なお、ロック機構を備え、空錠を本締錠として使用可能なものも特許文献1に見られるよう提案されてはいるがやはり構造が複雑となっている。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単な機構の付加だけで本締錠としても使用できる空錠用サムターンを提案することである。
このような課題を達成するため本考案においては空錠本体の角穴に挿通される角芯棒を回動させるサムターンツマミを備えた第一の取り付け部材と、空錠本体の外装ケースを挟んで第一の取り付け部材と相対向して固定可能な第二の取り付け部材とからなり、前記サムターンツマミと第一の取り付け部材との対向面には前記ツマミの移動により解除可能な半固定係止機構が設けられている。
本締錠に比較して種類が多く、安価な空錠を簡単な加工で本締錠として使用することができる。
図1は、本考案の一実施例を示すものであって、空錠本体1は、周知のようにドアの表裏から操作可能なレバーハンドルやサムターンツマミの軸2が挿入される角穴3を備え、ラッチ4を常時突出方向に付勢し、角穴3の回動によりラッチ4が後退してドアの開放を可能にする図示しないカム機構などをチューブラ型外装ケース5に収容して構成されている。
本考案のサムターン機構は、第一の取り付け部材7と第二の取り付け部材8との組からなり、空錠1の角穴3にサムターンツマミ9の軸2を貫通させ第二の取り付け部材8の凹部10に挿入し、また一方の取り付け部材、この実施例では第二の取り付け部材に設けた複数の脚部11,11を相対する他方の取り付け部材、この実施例では第一の取り付け部材7を構成するサムターン座12の取り付け孔13に挿入してサムターン座12とねじにより両者を固定できるように構成されている。
この第二の取り付け部材8には凹部10を備えた軸14に連動する表示板が収容されていてサムターンツマミ9の回動位置に合わせて第二の取り付け部材の表面側に「開」または「閉」のいずれかを表示する図示寺内表示板が収容されている。
また図2(A)(B)に見られるように第一の取り付け部材7の表面、つまりツマミ9と対向する面12aにはラッチ4を後退した状態に維持できる位置Oと(図3(A)の状態)、この位置0を中心としてラッチ4が突出した状態となるツマミ9の位置(角度θ)(図3(B)の状態)に凹部12b、12c、12dが形成され、また面12aに対向するツマミの裏面9aには凹部9bが設けられ、凹部12b、12c、12dに一部が嵌入するボール15がバネ16により付勢された状態で収容されている。
この実施例によればサムターン機構の第一の取り付け部材7と第二の取り付け部材8とを、空錠1の角穴3にサムターンツマミ9の軸2を貫通させてねじにより両者を固定すると本締錠となる。
すなわち、第二の取り付け部材8側からは角穴3を回動させる部材がなく、且つ第一の取り付け部材7のツマミ9は位置Oに半固定されてラッチ4が突出した状態(図3(B))に維持されているので、第二の取り付け部材8の側からは開錠が不能となる。
すなわち、第二の取り付け部材8側からは角穴3を回動させる部材がなく、且つ第一の取り付け部材7のツマミ9は位置Oに半固定されてラッチ4が突出した状態(図3(B))に維持されているので、第二の取り付け部材8の側からは開錠が不能となる。
また開錠する場合にはツマミ9を規定角θだけ回転させると、チューブラ型外装ケース5に収容されているカム機構によりラッチ4が後退して図示しない受け座から退出してロックが解ける。
1 空錠本体 2 サムターンツマミの角芯棒 3 角穴 4 ラッチ 5 チューブラ型外装ケース 7 第一の取り付け部材 8 第二の取り付け部材 9 サムターンツマミ 10 凹部 11 脚部 12 サムターン座 13 取り付け孔
Claims (2)
- 空錠本体の角穴に挿通される角芯棒を回動させるサムターンツマミを備えた第一の取り付け部材と、空錠本体の外装ケースを挟んで第一の取り付け部材と相対向して固定可能な第二の取り付け部材とからなり、前記サムターンツマミと第一の取り付け部材との対向面には前記ツマミの移動により解除可能な半固定係止機構が設けられている空錠に取り付け可能なサムターン機構。
- 前記第二の取り付け部材には前記サムターンツマミの位置を表示する表示手段が収容されているサムターン機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002977U JP3223597U (ja) | 2019-08-08 | 2019-08-08 | 錠前 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002977U JP3223597U (ja) | 2019-08-08 | 2019-08-08 | 錠前 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223597U true JP3223597U (ja) | 2019-10-17 |
Family
ID=68234801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002977U Active JP3223597U (ja) | 2019-08-08 | 2019-08-08 | 錠前 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223597U (ja) |
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2019
- 2019-08-08 JP JP2019002977U patent/JP3223597U/ja active Active
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Legal Events
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