JP3223300U - 車輪付き買い物籠 - Google Patents

Abstract

【課題】荷物の重さを感じることなく買い物することを可能とする車輪付き買い物籠を提供する。【解決手段】車輪付き買い物籠１０は、小売店で販売される商品の中から選んだ購入対象の商品を収納し、購入時にレジカウンタ台に載置可能な大きさを有する買い物籠部１１と、買い物籠部の底面に設けられる車輪部１９と、を備える。また、買い物籠部は、買い物籠部を持ち運ぶための持ち手として機能するとともに、車輪部を回転駆動させるための引っ張る取っ手としても機能する持ち手部１７を有する。【選択図】図１

Description

本考案は、車輪付き買い物籠に関する。

従来、スーパーマーケット等の小売店で買い物がなされており、消費者は、選んだ商品を買い物籠に入れながら店内を移動し、最後にレジで会計処理を行ってから自転車や車などの乗り物で家に帰るといったことがなされている。

本考案に関連する技術として、例えば、特許文献１には、太陽光パネルをおもて面に裏面にＬＥＤランプを設け、氷片など入る保存袋の外側を第１フィルタで包囲して氷片を詰めた保存容器の右側に放熱孔を設け、保存容器の左側にファンとモータを直結し第２フィルタとダクトからの吸気を蓄電器でファンのモータで回転させ送風して氷片が溶けることを防ぎ、内蓋を保存容器の右側の内蓋支えねじで自在に開閉させ保存容器の底部分に電子冷却素子を配置させたキャリーボックスの台座部分に４個の車輪を設け、キャリーハンドル側の２個の車輪により発電する交流ダイナモと太陽光パネルからの電力で冷蔵する冷蔵保存買い物キャリーカートが開示されている。

特開２０１８−４０５５８号公報

近年、エコロジーの観点からスーパーマーケット等の小売店において、買い物袋の有料化がなされており、消費者はエコバッグを持参して買い物をするようになってきている。しかしながら、エコバッグは手提げの鞄であるため、買い物した商品を持ったまま移動すると荷物の重さが原因となって疲れてしまう虞がある。

本考案の目的は、荷物の重さを感じることなく買い物することを可能とすることである。

本考案に係る車輪付き買い物籠は、小売店で販売される商品の中から選んだ購入対象の商品を収納し、購入時にレジカウンタ台に載置可能な大きさを有する買い物籠部と、前記買い物籠部の底面に設けられる車輪部と、を備えることを特徴とする。

また、本考案に係る車輪付き買い物籠において、前記買い物籠部は、該買い物籠部を持ち運ぶための持ち手として機能するとともに、前記車輪部を回転駆動させるための引っ張る取っ手としても機能する持ち手部を有することが好ましい。

また、本考案に係る車輪付き買い物籠において、前記持ち手部は、外筒に対して内筒を摺動自在に設けており、前記内筒を所定の位置において前記外筒に係止させるロック機構を有することが好ましい。

また、本考案に係る車輪付き買い物籠において、前記車輪部は、車輪の進行方向が変動可能な一対の前輪部と、車輪の進行方向が固定された一対の後輪部とを含むことが好ましい。

本考案によれば、商品を入れる買い物籠に車輪が付いているため、荷物の重さを感じることなく買い物することができるという効果を有する。

本考案に係る実施形態において、車輪付き買い物籠を示す図である。 本考案に係る実施形態において、車輪付き買い物籠の側面図及び底面図である。 本考案に係る実施形態において、車輪付き買い物籠の籠本体部に前輪部を取り付ける様子を示す図である。 本考案に係る実施形態の車輪付き買い物籠において、籠本体部の正面図と、前輪部及び後輪部の底面図である。 本考案に係る実施形態の車輪付き買い物籠において、後輪部の底面図である。

以下に、本考案に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。 以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。

図１は、本考案に係る実施形態において、車輪付き買い物籠１０を示す図である。図２は、車輪付き買い物籠１０の側面図及び底面図である。図３は、車輪付き買い物籠１０の籠本体部１２に前輪部１８を取り付ける様子を示す図である。

図４は、車輪付き買い物籠１０において、籠本体部１２の正面図と、前輪部１８及び後輪部２０の底面図である。図５は、車輪付き買い物籠１０において、後輪部２０の底面図である。

車輪付き買い物籠１０は、力の弱い高齢者等であっても手軽に買い物を行うことを可能とする買い物籠である。車輪付き買い物籠１０は、買い物籠部１１と、車輪部１９とを備えている。

買い物籠部１１は、スーパーマーケット等の小売店で販売される商品の中から選んだ購入対象の商品を収納し、購入時にレジカウンタ台に載置可能な大きさを有する。買い物籠部１１は、複数のスリットが形成された底面部及び側面部を有し天井が開口された略箱型形状を有している。

買い物籠部１１は、適度な強度を有する材質で構成されており、例えば、ポリプロピレン（ＰＰ）で構成することが出来る。買い物籠部１１の籠本体部１２の収納部には、商品を直接収納することが出来るが、再利用可能なエコバッグ８を嵌合させて、エコバッグ８内に商品を収納することも出来る。

エコバッグ８は、籠本体部１２と略同じ容量を収納可能な大きさを有しており、軽くて丈夫な材質で構成されることが好ましく、例えば、ポリエステルや不織布やコットンなどで構成することが出来る。なお、内側は、保冷保温効果を発揮するように、断熱シートが設けられていることが好ましい。

買い物籠部１１は、籠本体部１２を持ち運ぶための持ち手として機能する持ち手部１７を有する。持ち手部１７は、略コの字形状を有する一対の持ち手部材１４，１６が夫々長手方向の中央部で回動可能に取り付けられ、籠本体部１２の天井側の縁部に沿って倒伏した状態で収納される。

通常時は倒伏した状態の一対の持ち手部材１４，１６を起立させて持ち手とすることで、買い物客（消費者）は車輪付き買い物籠１０を持ち運ぶことが出来る。

また、持ち手部１７は、車輪部１９を回転駆動させるための引っ張る取っ手としても機能させることが出来る。持ち手部１７のうち一対の持ち手部材１４は、外筒１４Ａに対して内筒１４Ｂを摺動自在に設けており、内筒１４Ｂを所定の位置において外筒１４Ａに係止させるロック機構を有している。

外筒１４Ａは、持ち手部材１４の回動部から平行に延伸する２つの筒部材である。内筒１４Ｂは、外筒１４Ａよりも径が小さく外筒１４Ａ内に挿入可能な大きさを有しており、図１に示されるように、略コの字状を有している。

内筒１４Ｂのうち、外筒１４Ａに収納される端部には、押し込み型のロック解除部１５の押圧操作により、内筒１４Ｂの外筒１４Ａの係止状態を解除する。係止状態が解除されると、内筒１４Ｂは外筒１４Ａに摺動しながらスライド可能となる。

そして、ロック解除部１５の押圧操作を停止すると、内筒１４Ｂは、その位置において、外筒１４Ａに係止させることになる。このように、持ち手部１７は、ロック解除部１５の押圧操作を行って内筒１４Ｂを外筒１４Ａに対してスライドさせながら長さを伸ばすことができる。

車輪部１９は、買い物籠部１１の底面に設けられる。図４に示されるように、車輪部１９は、一対の前輪部１８と、一対の後輪部２０とを備えている。一対の前輪部１８は、籠本体部１２において、ロック解除部１５が設けられた側の両端部に設けられる。

一対の前輪部１８は、車輪の進行方向が変動可能な車輪であり、自在キャスターとも呼ばれている。一対の前輪部１８は、籠本体部１２の底面に取り付けるための板状部材である取付部１８Ｂと、タイヤ１８Ｃと、タイヤ１８Ｃを回転可能に支持する本体部１８Ｄとを備えている。

車輪の進行方向が変動可能な前輪部１８は、本体部１８Ｄが取付部１８Ｂに対して周方向（３６０°）回転可能に連結されている。

一対の後輪部２０は、車輪の進行方向が固定された車輪であり、固定キャスターとも呼ばれている。一対の後輪部２０は、籠本体部１２において、ロック解除部１５が設けられた側と反対側の両端部に設けられる。一対の後輪部２０は、籠本体部１２の底面に取り付けるための板状部材である取付部２０Ｂと、タイヤ２０Ｃと、タイヤ２０Ｃを回転可能に支持する本体部２０Ｄとを備えている。

ここで、前輪部１８の取付部１８Ｂには、図２に示されるように、四隅に雪だるまのような形状（頭部と胴体部の径が異なる）の孔部１８Ａが形成されている。この孔部１８Ａのうち胴体部の孔を籠本体部１２の底面に形成された突起部１２Ｔに通した後、図２に示されるように回動させて突起部１２Ｔを移動させることで取付部１８Ｂを籠本体部に１２に装着することができる。

なお、ここでは、前輪部１８の取付部１８Ｂは、孔部１８Ａを用いて籠本体部１２に装着するものとして説明したが、後輪部２０の取付部２０Ｂにも同様の孔部２０Ａが形成されており、前輪部１８と同じように籠本体部１２に装着することが出来る。

続いて、上記構成からなる車輪付き買い物籠１０の作用について説明する。従来、スーパーマーケット等の小売店では買い物籠を使って商品を選択し、会計を済ませた際にもらう使い捨ての買い物袋に購入した商品を収納して持ち帰っていた。

近年、エコロジーの観点からエコバッグ８などを所有し、買い物をした後にはエコバッグ８に入れ替えて持ち帰るといったことがなされている。

従来の買い物袋やエコバッグ８を使って持ち帰る場合には、例えば、大型ショッピングセンターなどでは駐車場まで距離が離れていることがあり、重い荷物を持って歩くと疲れてしまうことがあり、特に高齢者等にとっては負担が大きくなる。

しかしながら、車輪付き買い物籠１０によれば、籠本体部１２は、通常の買い物かごの機能を全て含んでいるため、買い物客は普段通り商品を選択して籠本体部１２に収納することができる。

また、持ち手部１７を図１のように伸ばした状態で持ち手部１７を引きながら買い物を行っても良い。この場合、レジカウンタ台に置く場合は、持ち手部１７を収納するようにすることが好ましい。

そして、必要な商品を全て選択して収納した後は、会計処理を行うためにレジに並び、レジカウンタ台に車輪付き買い物籠１０を載置すると、店員が会計処理を行い、その後、必要な費用について支払う。もちろん、買い物客自身が会計処理をしてもよい。

会計を終えた後、買い物客は、ロック解除部１５の押圧操作を行って内筒１４Ｂを外筒１４Ａに対してスライドさせながら長さを伸ばした状態で、図１のような状態のまま車輪付き買い物籠１０を引っ張ることができる。

ここで、前輪部１８は自在キャスターを有し、後輪部２０は固定キャスターを有しているため、買い物客は、労力をかけることなく、好きな方向に安定した状態で車輪付き買い物籠１０を移動させることが出来る。これにより、例えば、駐車場までの距離が長い場合であっても疲れることなく持ち運ぶことができる。

このように、車輪付き買い物籠１０を用いることで、労力をかけることなく、買い物した荷物を移動させることが出来るため、高齢者などでも手軽に買い物を行うことができるという顕著な効果を奏する。

なお、車輪付き買い物籠１０では、前輪部１８と後輪部２０を籠本体部１２に取り付ける場合は、雪だるま形状の孔部１８Ａ，２０Ａを用いるものとして説明したが、その他の手段を用いて装着してもよい。

例えば、図５（ａ）に示されるように、籠本体部１２の底面に正方形の孔部１３を形成し、前輪部１８と後輪部２０の取付部の形状を所定の間隔をあけて設けられた２枚の正方形部２１を正方形部２１よりも断面積の小さい支柱部２３で連結した構成（側面視ではＨ型の形状）を用いて、正方形部２１を孔部１３に嵌めこんだ後、図５に示されるように、回動させて正方形部２１を孔部１３とずらすことで固定してもよい。

また、図５（ｂ）に示されるように、前輪部１８と後輪部２０の取付部２２を螺子などの締結部材２３を用いて籠本体部１２に装着してもよい。

なお、車輪部１９は、上記では、タイヤと取付部と本体部を備えたキャスターであり、その他のキャスターを用いてもよく、例えば、球体が回動自在に設けられた面打キャスターを用いることも出来る。

８ エコバッグ、１０ 車輪付き買い物籠、１１ 買い物籠部、１２ 籠本体部、１２Ｔ 突起部、１３ 孔部、１４ 持ち手部材、１４Ａ 外筒、１４Ｂ 内筒、１５ ロック解除部、１６ 持ち手部材、１７ 持ち手部、１８ 前輪部、１８Ａ 孔部、１８Ｂ 取付部、１８Ｃ タイヤ、１８Ｄ 本体部、１９ 車輪部、２０ 後輪部、２０Ａ 孔部、２０Ｂ 取付部、２０Ｃ タイヤ、２０Ｄ 本体部、２１ 正方形部、２２ 取付部 、２３ 支柱部。

Claims (4)

1. 小売店で販売される商品の中から選んだ購入対象の商品を収納し、購入時にレジカウンタ台に載置可能な大きさを有する買い物籠部と、
   前記買い物籠部の底面に設けられる車輪部と、
   を備えることを特徴とする車輪付き買い物籠。
2. 請求項１に記載の車輪付き買い物籠において、
   前記買い物籠部は、該買い物籠部を持ち運ぶための持ち手として機能するとともに、前記車輪部を回転駆動させるための引っ張る取っ手としても機能する持ち手部を有することを特徴とする車輪付き買い物籠。
3. 請求項２に記載の車輪付き買い物籠において、
   前記持ち手部は、外筒に対して内筒を摺動自在に設けており、前記内筒を所定の位置において前記外筒に係止させるロック機構を有することを特徴とする車輪付き買い物籠。
4. 請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の車輪付き買い物籠において、
   前記車輪部は、車輪の進行方向が変動可能な一対の前輪部と、車輪の進行方向が固定された一対の後輪部とを含むことを特徴とする車輪付き買い物籠。
   

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