JP3223169U - 拡張ドリル - Google Patents

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小林 康雄
康雄 小林
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株式会社スターエム
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Abstract

【課題】長い2つの穴の食い違いを容易に修正できる拡張用ドリルを提供する。【解決手段】先端に切刃14を有するテーパ部16は、ランド部20と溝部22とを中心軸の周りに交互に有し、ランド部20及び溝部の中心軸に対する距離は、先端から後方に向かうに従ってそれぞれ大きくなっている。ランド部20には、中心軸に対して傾斜したテーパ切刃18が形成されている。テーパ部16の後端に本体延長部24が形成されている。本体延長部24も、上記中心軸線の周りに延長ランド部26と延長溝部28とを交互に有し、これらの上記中心軸に対する距離がどの位置でも一定である。延長ランド部26には、上記中心軸に対して平行な延長切刃30が形成されている。本体延長部24の後端に、長尺の延長部4、6を介してドリル結合用のシャンク部8が形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、長い貫通穴を両側から形成した場合に生じる穴のずれを補正するための拡張ドリルに関する。
長い穴を形成する場合には、深穴用ドリルを使用することがある。深穴用ドリルの1例が特許文献1に開示されている。この深穴用ドリルは、一般的なドリルにおいて、その切刃部分に、中心から外周に向かって適数段の段差部分を形成して、順に外周側を低くすることによって、切刃部分を全体で適数段の段差切れ刃部分に、形成したものである。
実開平4−35812号
この深穴用ドリルでは、切れ刃のはけが良好になるが、通常ドリルに比べて全長が長いので、刃先の振動によるチッピングや座屈による加工穴の曲がりが発生し易い。一般に幅寸法が長い木材に貫通した穴を形成する場合に、幅方向の両端の互いに対応した位置からそれぞれドリルによって木材の中央側に向かってそれぞれ穴を形成し、これら穴を連通させることがある。この場合、穴を開ける位置を完全に対応させていても、上述したような加工穴の曲がりが発生し、穴に食い違いが生じることがある。食い違いがあると、この穴に通す必要がある長尺のもの、例えばアンカーボルトを創通することができない。
本考案は、穴の食い違いを容易に解消することができる拡張用ドリルを提供することを目的とする。
本考案の一態様の拡張用ドリルは、テーパ部を有している。テーパ部は、ランド部と溝部とを中心軸の周りに交互に有し、ランド部及び溝部の中心軸に対する距離が、先端から後方に向かうに従ってそれぞれ大きくなる。ランドには、中心軸に対して傾斜したテーパ切刃が形成されている。このテーパ本体部の後端に本体延長部が形成されている。本体延長部も、上記中心軸線の周りに延長ランド部と延長溝部とを交互に有し、これらの上記中心軸に対する距離がどの位置でも一定である。延長ランド部には、上記中心軸に対して平行な延長切刃が形成されている。本体延長部の後端に、ドリル結合用のシャンク部がつながっている。延長切刃は、テーパ切刃と連続して形成することもできるし、延長溝部は、テーパ本体部の溝部と連続して形成することもできる。また、本体延長部とシャンク部との間に棒状の延長部を介在させることもできる。この延長部は複数に分割形成することもできる。
このように構成された拡張用ドリルでは、上述したように連通しているが食い違いが生じている2つの穴のうち、例えば、一方の穴から、この拡張用ドリルを挿入し、食い違いが生じている部分をテーパ切刃によって拡張する。さらにテーパ切刃に続く本体延長部の延長切刃で切削するが、本体延長部は、どの位置が穴に接触しても中心軸までの距離が一定であるので、常に一定の切削量で切削することができ、穴を確実に所望の大きさに拡張することができる。
以上のように、この考案によれば、2つの長穴の食い違いを容易に修正することができる。
本考案の1実施形態の拡張用ドリルの部分省略側面図である。 図1の拡張用ドリルを2つに分解した状態の各部の拡大側面図及び拡大部分省略側面図である。 図2のA−A端面図である。 図2のB−B端面図である。 図1の拡張用ドリルの使用状態の説明図である。
本考案の1実施形態の拡張用ドリルは、図1に示すように、ドリル本体部2を有し、そのドリル本体部2の後端に、ドリル本体部2の中心軸と同心に長尺の棒状の延長部4、6が設けられている。延長部6の後端部に、電気ドリルに結合するためのシャンク部8が一体に形成されている。図2(a)、(b)に示すように、延長部4、6は別個に形成されており、延長部4はドリル本体部2の後端部に一体に形成されている。延長部4の後端に形成した雄ネジ部10を、延長部6の前端部内に形成した雌ネジ部12に螺合することによって両者は結合されている。この延長部4、6を設けているので、後述するように長い穴を拡張することが可能になる。
ドリル本体部2は、図2(a)に示すように、先端から後端に向かうに従って径が徐々に大きくなる概略円錐形に形成されている。ドリル本体部2の先端部には、複数、例えば3つの切刃14が、ドリル本体の中心軸の周りに所定の角度を隔てて形成されている。
この切刃14の後部にテーパ部16が形成されている。テーパ部16は、テーパ切刃18を備えたランド部20を有している。テーパ切刃18は、各切刃14の後端部と連続するようにランド部20に形成されている。ランド部20は、その中心軸に対して鋭角をなしており、テーパ切刃18もランド部20と同じ鋭角をなしている。ランド部20は、この実施形態では、図3及び図4に示すように、ドリル本体2の中心軸の周りに所定の角度を隔てて、複数、例えば3つ形成されている。これらランド部18の間に、3つの溝部22が形成され、テーパ切刃18による切削によって生じた切り屑を、これら溝部22を介して外部に排出する。
テーパ部16の後端部に、これらと一体に本体延長部24が形成されている。この本体延長部24は、テーパ部16と同心の概略円筒状のもので、図4に示すように、3つの延長ランド部26と、3つの延長溝部28とを、交互に本体部2の中心軸線の周りに有している。延長ランド部26には、テーパ切刃18を延長した状態で、水平切刃30が形成されている。この水平切刃28は、本体部2の中心軸線に平行に水平に形成されており、テーパ切刃18が本体部2の中心軸線に対して鋭角をなしているのと相違している。溝延長部28は、溝部22と連なって直線状に形成されている。本体延長部24の後端に、前述した延長部4が一体に形成されている。
このように構成された拡張用ドリルは、雄ネジ部10、雌ネジ部12を使用して延長部4、6をネジ結合し、延長部6の後部のシャンク部8を電気ドリルのチャックに取り付けて、電気ドリルを回転させることによって、切削に使用される。
この拡張用ドリルでは、テーパ部16のテーパ切刃18とドリル本体部2の中心軸との間の距離は、テーパ部16上の位置によって異なっており、その先端側から後端側に向かうに従って徐々に大きくなる。これに対し、本体延長部24の水平切刃30とドリル本体部2の中心軸との間の距離は、本体延長部24のどの位置においても一定である。
例えば幅寸法の長い木材40に長穴を形成する場合、図5(a)に示すように、木材40の幅の両側の互いに対応する位置から中央に向けて穴42、44を形成するが、これら穴42、44が食い違っていることがある。この食い違いによって、これら穴42、44に挿通する必要のある長尺の金物、例えばアンカーボルトを、挿通することができないことがある。このような場合、同図(b)に示すように、一方の穴、例えば穴42の先端、即ち、食い違い部分まで拡張用ドリルを挿入する。延長部6、8が長いので、確実に食い違い部分に拡張用ドリルの先端を到達させることができる。拡張用ドリルの本体部2を先端側から徐々に食い違い部分に押しつけ穴44側に進行させれば、ドリル本体部2のテーパ切刃14によって徐々に食い違い部分が拡張される。
この拡張に続いて、テーパ切刃14に後続し、中心軸線からの距離がどの位置でも一定である延長本体部24の水平切刃30によって切削が延長本体部24の長さ寸法に渡って行われる。その結果、少なくとも延長本体部食24の長さにわたって、延長本体部24の径に食い違い部分が拡張される。必要があれば、この拡張用ドリルを長穴44側にさらに進行させて、拡張する範囲を広げる。このような拡張によって、同図(c)に示すように、金物、例えばアンカーボルト46を長穴42,44に挿通することができる。また、延長本体部24に、延長溝部28を形成しているので、切り屑が溝部22を介して外部に円滑に排出される。
なお、上記の説明では、穴42側から食い違い部分を拡張するように説明したが、穴44側から拡張用ドリルを挿入して、穴44側から拡張することもできるし、場合によっては、穴42、44の両側からそれぞれ食い違い部分を拡張することもできる。
上記の実施形態では、ランド20、溝部22、延長ランド部26、延長溝部28とは、それぞれ3つ形成したが、その数は2つ以上の任意の数とすることができる。また、テーパ部16の中心軸に対してなす鋭角は、切削する穴の大きさに応じて変更することが可能である。上記の実施形態では、2つの延長部4、6を設けたが、1つの延長部のみを使用することもできるし、あるいは3つ以上の延長部を使用することもできる。また、長さの異なる延長部6を複数準備し、それらのうち、穴を拡張する木材の幅寸法に応じて、必要な長さの延長部6を選択して、延長部4と結合させるようにすることもできる。上記の実施形態では、ドリル本体部2に切刃14を設けたが、これは、この拡張用ドリルによって穴を切削する場合を考慮したもので、純粋に拡張のみに使用する場合には、切刃14は除去することもできる。
2 ドリル本体部
4 6 延長部
8 シャンク部
16 テーパ部
18 テーパ切刃
20 ランド部
22 溝部
24 延長本体部
26 延長ランド部
28 延長溝部
30 水平切刃

Claims (3)

  1. 中心軸の周りにランド部と溝部とを交互に有し、前記ランド部及び溝部の前記中心軸に対する距離が、先端から後方に向かうに従ってそれぞれ大きくなり、前記ランド部には、中心軸に対して傾斜したテーパ切刃が形成されているテーパ部と、
    このテーパ部の後端に形成され、前記中心軸の周りに延長ランド部と延長溝部とを交互に有し、前記延長ランド部の前記中心軸に対する距離がどの位置でも一定で、前記ランド延長部に、前記中心軸に対して平行な延長切刃が形成されている本体延長部と、
    前記本体延長部の後端につながっているドリル結合用のシャンク部とを、
    有する拡張用ドリル。
  2. 請求項1記載の拡張用ドリルにおいて、前記延長溝部は、前記溝部と連続的に形成されており、前記テーパ切刃は、前記延長切刃と連続的に形成されている拡張用ドリル。
  3. 請求項1または2記載の拡張用ドリルにおいて、前記本体延長部と前記シャンク部との間に、棒状の延長部が設けられている拡張用ドリル。
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