JP3223131U - 歯科用ハンドピース - Google Patents

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【課題】LED点灯用の電気料金を不要とし、LED用電線が無いインスツルメントホースにも、LED付ハンドピースを連結して使用可能な歯科用ハンドピースを提供する。【解決手段】治療工具15を回転させるエアにより発電用タービンを回転させ、発電機43によりLED点灯用の電気を発電する。これにより、LED13を点灯するための電気料金を不要にすることができる。しかも、このように歯科用ハンドピース10の内部で発電を行うため、LED用電線71が無いタイプのインスツルメントホース12にも、このLED13付きの歯科用ハンドピース10を連結して使用することができる。【選択図】図1

Description

この考案は、歯科用ハンドピース、詳しくはLED照明付きの歯科用ハンドピースに関する。
歯科治療ユニットのインスツルメントホースの先端には、カップリングを介して、ハンドピースが着脱自在に連結されている。ハンドピースとしては、水とエアとをヘッド部から噴出しながら治療工具を高速回転するエアタービンハンドピースと、ヘッド部に治療工具を回転させる小型モータを内蔵した高トルク用のマイクロエンジンハンドピースとの2種類がある。
このうち、エアタービンハンドピース用のインスツルメントホースには、ヘッド部に収納された工具用タービンを回転させるエアの給気チューブと、そのエアの排気チューブと、冷却水用の給水チューブと、冷却水をヘッド部から噴出するために、チップエア(水と空気との混合流体)を間欠的に圧送するためのチップエアチューブとが配されている。
これに伴い、インスツルメントホースに装着された雌型カップリングには、給気チューブに連通した給気口と、排気チューブに連通した排気口と、給水チューブに連通した給水口と、チップエアチューブに連通したチップエア供給口とが配設されている(以下、4ホール式カップリングという場合がある)。
一方、ハンドピースのグリップ部(基端部)に装着された雄型カップリングには、給気口に着脱される給気管と、排気口に着脱される排気管と、給水口に着脱される給水管と、チップエア供給口に着脱されるチップエア供給管とがそれぞれ突設されている(以下、4ピン式カップリングという場合がある)。
ところで、近年、歯根治療中の患部の照明を確保するため、ヘッド部からLED光を照射するLED付きのエアタービンハンドピースが開発されている。LEDの光により患部を照らすことで、歯根治療が容易となる。このLED付きハンドピースが連結されるインスツルメントホースには、ホース内に2本のLED用電線が配線されている。
一方、雌型カップリングには、各LED用電線に対応する2つのLED用雌端子が配設され(以下、6ホール式カップリングという場合がある)、一方の雄型カップリングには、先端にLEDが固定されるとともに、基端に2本のLED用雄端子が突設されている。
特開2003−235310号公報
しかしながら、従来のLED付きのエアタービンハンドピースでは、このようにLEDを点灯する電力を、LED用電線により歯科治療ユニット側から得ていたため、電気料金が高くなっていた。
また、LED用電線が無いインスツルメントホースの場合には、LED付きのエアタービンハンドピースを使用することができなかった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、LED付きのエアタービンハンドピース用の雄型カップリングとして、LED点灯用の電力が得られるエア駆動方式の小型発電機を内蔵したものを採用すれば、上述した課題はすべて解消することを知見し、この考案を完成させた。
この考案は、LEDを点灯するための電気料金を不要にできるとともに、LED用電線が無いタイプのインスツルメントホースにも、LED付きのハンドピースを連結して使用することができる歯科用ハンドピースを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、歯科治療ユニットから延出されたインスツルメントホースに、カップリングを介して着脱自在に連結されるとともに、LEDの光を照射した患部に水を噴き付けながら、エアの圧力でヘッド部の治療工具を回転させて歯科治療を行う歯科用ハンドピースにおいて、前記エアにより発電用タービンを回転させることで、前記LEDに供給される電力を発生させる発電機を備えた歯科用ハンドピースである。
歯科治療ユニットとしては、歯科用ハンドピースに対して、それぞれカップリングおよびインスツルメントホースを介して、高圧の水を供給する水圧送装置と、高圧のエアを供給する圧縮空気発生装置(コンプレッサなど)と、チップエアを間欠的に発生させるチップエア発生手段とを有したものであれば任意である。
インスツルメントホースとは、歯科治療ユニットから歯科用ハンドピースへのエア、水(冷却水)およびチップエアの各供給と、タービン回転後のエアの排出とを行うための湾曲自在な管体である。例えば、4ホール式カップリングが装着されたインスツルメントホースには、給気チューブ、排気チューブ、給水チューブおよびチップエアチューブが収納されている。また、6ホール式カップリングが装着されたインスツルメントホースには、給気チューブ、排気チューブ、給水チューブ、チップエアチューブの他に、プラス極およびマイナス極用のLED用電線が収納されている。
歯科用ハンドピースの構造は、LED光で照らされた患部に、高圧のチップエアによって導出された冷却用の水をヘッド部から噴き付けながら、治療工具をエアの圧力により回転可能であれば任意である。
カップリングは、インスツルメントホースに装着される雌型カップリングと、歯科用ハンドピースの基端部(グリップ部)に装着される雄型カップリングとを有していれば任意である。
雌型カップリングとしては、例えば、インスツルメントホースに収納された給気チューブに連通する給気口と、排気チューブに連通する排気口と、給水チューブに連通する給水口と、チップエアチューブに連通するチップエア供給口とが配設された4ホール式カップリングを採用することができる。その他、これらに加えてインスツルメントホースに収納されたLED用電線に結線される2つのLED用雌端子が配設された6ホール式カップリングを採用してもよい。
雄型カップリングは、歯科用ハンドピースの基端部に対して着脱自在でも、固定されてもよい。
また、雄型カップリングとしては、例えば、給気口に着脱される給気管と、排気口に着脱される排気管と、給水口に着脱される給水管と、チップエア供給口に着脱されるチップエア供給管とが配設された4ピン式カップリングを採用することができる。
LEDの発光色は限定されないものの、一般的に白色である。
LEDの使用数は1つでも複数でもよい。
発電用タービンおよび発電機の構造は、治療工具を回転するためのエアにより発電可能であれば任意である。
請求項2に記載の考案は、前記カップリングは、前記インスツルメントホースの先端部に装着される雌型カップリングと、前記歯科用ハンドピースの基端部に装着されて、前記雌型カップリングに着脱自在に連結される雄型カップリングとを有し、前記雌型カップリングは、前記インスツルメントホースに収納されて、前記エア用の給気チューブに連通する給気口と、前記インスツルメントホースに収納されて、使用済みの前記エア用の排気チューブに連通する排気口と、前記インスツルメントホースに収納されて、前記水用の給水チューブに連通する給水口と、前記インスツルメントホースに収納されて、前記水を前記ヘッド部から間欠的に噴出させるチップエアの給気用のチップエアチューブに連通するチップエア供給口とが配設された4ホール式カップリング、または、これらに加えて前記インスツルメントホースに収納されたLED用電線に結線される2つのLED用雌端子が配設された6ホール式カップリングで、前記雄型カップリングは、前記給気口に着脱される給気管と、前記排気口に着脱される排気管と、前記給水口に着脱される給水管と、前記チップエア供給口に着脱されるチップエア供給管とが配設された4ピン式カップリングである請求項1に記載の歯科用ハンドピースである。
歯科用ハンドピースが、4ピン式カップリングの雄型カップリングを介して連結されるインスツルメントホースは、4ホール式カップリングの雌型カップリングが装着されたものでも、6ホール式カップリングの雌型カップリングが装着されたものでもよい。
6ホール式カップリングの雌型カップリングが、4ピン式カップリングの雄型カップリングに連結可能な条件としては、4ピン式カップリングの各ピンと6ホール式カップリングの対応するホールとが、互いに嵌合可能な形状、サイズおよび位置に存在している点が挙げられる。
請求項1に記載の考案によれば、治療工具を回転させるエアにより発電用タービンを回転させ、発電機によりLED点灯用の電気を発電する。これにより、LEDを点灯するための電気料金を不要にすることができる。
しかも、このように歯科用ハンドピースの内部で発電を行うため、LED用電線が無いタイプのインスツルメントホースにも、このLED付きの歯科用(エアタービン)ハンドピースを連結して使用することができる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、歯科用ハンドピースは、内蔵する雄型カップリングが、給気管、排気管、給水管およびチップエア供給管を有した4ピン式カップリングである。そのため、歯科用ハンドピースをインスツルメントホースに連結する場合には、給気管を給気口に挿着し、排気管を排気口に挿着し、給水管を給水口に挿着し、チップエア供給管をチップエア供給口に挿着することによって、4ピン式の雄型カップリングを、4ホール式、6ホール式の何れの雌型カップリングが装着されたインスツルメントホースにも連結することができる。
この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースの側面図である。 この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースの底面図である。 (a)この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースが連結される4ホール式カップリングが装着されたインスツルメントホースの要部を示す一部断面図を含む拡大正面図である。(b)この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースが連結される6ホール式カップリングが装着されたインスツルメントホースの要部を示す一部断面図を含む拡大正面図である。 この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースのグリップ部の縦断面図である。 この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースの一部を構成する雄型カップリングの分解斜視図である。 この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピースの一部を構成する発電機の縦断面図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
図1に示すように、この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピース10は、歯科治療ユニット11から延出されたインスツルメントホース12に、カップリングCを介して着脱自在に連結されるとともに、LED13の光を照射した患部に水とエアをヘッド部14から噴き付けながら、エアの圧力で治療工具15を高速回転して歯科治療を行うものである。
以下、図1〜図6を参照して、これらの構成体を具体的に説明する。
図1に示すように、歯科治療ユニット11には、それぞれインスツルメントホース12およびカップリングCを介して、治療工具15を高速回転させる高圧のエアを発生させるコンプレッサ16と、ヘッド部14に水を圧送する給水装置17と、歯科用ハンドピース10側に電気を供給可能な給電部18と、水と高圧のエアとの混合流体であるチップエアを間欠的に発生させるチップエア発生手段18Aとを有している。
図1および図3(a)に示すように、インスツルメントホース12は、歯科治療ユニット11から歯科用ハンドピース10にエア、水、チップエアを供給するとともに、使用後のエアを排気するための湾曲自在な合成樹脂製の管体である。インスツルメントホース12には、給水チューブ19と、給気チューブ20と、排気チューブ21と、チップエアチューブ100とがそれぞれ収納されている。インスツルメントホース12の先端部には、雌型カップリングの一種である4ホール式カップリングC1が装着されている。
4ホール式カップリングC1には、給水チューブ19に連通した給水口35と、給気チューブ20に連通した給気口36と、排気チューブ21に連通した排気口37と、チップエアチューブ100に連通したチップエア供給口101とが配設されている(図3(a))。
なお、4ホール式カップリングC1に代えて6ホール式カップリング(雌型カップリング)C3を採用してもよい(図3(b))。この場合、対応するインスツルメントホース12Aには、給水チューブ19と、給気チューブ20と、排気チューブ21と、チップエアチューブ100とに加えて、給電部18に結線された2本のLED用電線71が収納されている。また、6ホール式カップリングC3には、各LED用電線71に結線される2つのLED用雌端子72がそれぞれ設けられている。
図1および図2に示すように、歯科用ハンドピース10はコントラアングル型のもので、治療工具15が装着されるヘッド部14と、ヘッド部14に連結された先部が上反りしたグリップ部(基端部)22とを有している。
ヘッド部14は、歯科用ハンドピース10の長さ方向に直交した短尺な円筒状のヘッドハウジング23に、工具用エアタービン24が収納されたものである。工具用エアタービン24は、図示しないものの工具用ロータの外周面に複数の工具用羽根が所定ピッチで配設されたものである。また、ヘッド部14の前側の端面には、水と高圧のチップエアとを混合状態で噴き出す注水口25が複数形成されている。さらに、ヘッド部14の基端部分の前面には投光口26が形成されている。
グリップ部22は、先端がヘッドハウジング23に連結されて、全体が徐々に先細り化した先部ハウジング27と、先部ハウジング27の基端に先端が連結されて、全長に渡って略直径が同一の基部ハウジング28と、円板状の底板70とを有している。
先部ハウジング27の内部には、各注水口25にそれぞれ先端が連通した給気パイプ29、排気パイプ30、給水パイプ103およびチップエアパイプ104と、投光口26に先端が連結された光ファイバ31とが収納されている。なお、チップエアパイプの下流端は、給気パイプの下流端に連通している。
基部ハウジング28の内部には、4ピン式カップリング(雄型カップリング)C2が抜き差し自在に装着されている。このように抜き差し自在とすることによって、歯科用ハンドピース10のメンテナンスが容易になるとともに、図示しない別の雄側カップリングなどとの交換も容易になる。
図1〜図5に示すように、4ピン式カップリングC2は、内燃機関に挿着された先細りの着火プラグ状をした本体部(回転柱)32を有している。
本体部32の先端には、LED13が装着されたライトコンセント33が設けられている。LED13は、円筒状のランプカバー34により外周面が覆われている。ランプカバー34の先端開口には、基部ハウジング28への4ピン式カップリングC2の装着時に、光ファイバ31の基端が当接される。
本体部32の基端面には、給水口35に着脱される細いピン状の給水管40と、給気口36に着脱される比較的小径なピン状の給気管38と、排気口37に着脱されて、給気管38より若干大径なピン状の排気管39と、チップエア供給口101に着脱される細いピン状のチップエア供給管102とがそれぞれ突設されている。
また、図4に示すように、この本体部32の内部には、上流端(図4中の下端)が給気管38に連通されて、工具用エアタービン24の回転用のエアをヘッド部14に供給するための給気路41と、給気路41の上流端に設けられた発電用タービン42付きの小型の発電機43と、上流端が排気管39に連通されて、下流端が工具用エアタービン24を回転駆動したエアを排出するための排気路44と、上流端が給水管40に連通されて、治療工具15により治療中の歯を冷やす水をヘッド部14に供給するための図示しない給水路と、上流端がチップエア供給管102に連通されて、チップエアをヘッド部14に供給するための図示しないチップエア路と、基端が発電機43の出力用の端子ピン(図示せず)に結線されて、先端がライトコンセント33に結線された2本のリード線45とが配設されている。
また、給気路41の下流開口41aは、本体部32の先部のうち、最も細くなったネック部分の外周面に形成されている。給気パイプ29の上流開口は、給気路41の下流開口41aと連通している。また、本体部32のネック部分の上側付近と下側付近とには、それぞれエア漏れを防止する一対のエア漏れ防止用のOリング46が離間して配設されている。
一方、排気路44の下流開口44aは、本体部32のうち、ネック部分より基端側の外周面に形成されている。排気パイプ30の上流開口は、この下流開口44aと連通している。また、本体部32のうち、排気路44の下流開口の上側付近と下側付近とには、それぞれ水漏れを防止する別の一対のOリング47が離間して配設されている。
同様に、図示しない給水路の下流開口は、本体部32の先部の外周面の一部に形成され、これと図示しない給水パイプの上流開口とが連通している。また、図示しないチップエア路の下流開口は、本体部32の先部の外周面の別の一部に形成され、これとチップエアパイプ104の上流開口とが連通している。
次いで、図4および図6を参照して、発電機43および発電用タービン42について説明する。
発電機43は、給気路41に連通した円筒容器状のケーシング48を有している。ケーシング48の前後一対の端板の中央部の内側には前後一対のボール49が配置され、各ボール49に両端面を点接触した状態で回転軸50が軸支されている。回転軸50の中間部には、磁鋼製のロータ51が固定されている。また、ケーシング48の内周面には、ロータ51の外周面との間に所定のギャップを介して、ヨーク52にコイル53が巻回されたステータ54が周設されている。コイル53の両端には、図示しない一対の端子ピンを介して、各先端がライトコンセント33に結線された一対のリード線45の各基端がそれぞれ結線されている。
また、回転軸50の給気管38側の端部には、発電用ロータ55の外周面に複数の発電用羽根56が所定ピッチで配設された発電用タービン42が固着されている。各発電用羽根56に高圧のエアが噴き付けられることで発電用タービン42が高速回転し、これに伴いステータ54の内部空間において、ロータ51付きの回転軸50が回転して発電が行われる。
次に、図1〜図6を参照して、この考案の実施例1に係る歯科用ハンドピース10の使用方法を説明する。
図1、図2および図3(a)に示すように、あらかじめ4ホール式カップリングC1および4ピン式カップリングC2を介して、インスツルメントホース12に歯科用ハンドピース10を連結する。これにより、給気口36に給気管38が挿着されるとともに、給水口35に給水管40が挿着されて、さらにはチップエア供給口101にチップエア供給管102が挿着される。
その結果、歯科治療ユニット11内のコンプレッサ16により発生した高圧のエアは、給気チューブ20、給気口36および給気管38を経て、歯科用ハンドピース10に配された給気路41および給気パイプ29を通過して、工具用エアタービン24に噴き付けられる。一方、使用済みのエアは、排気パイプ30から排気路44、排気管39を順に経て、排気チューブ21から歯科治療ユニット11に戻されて外部排気される。これにより、治療工具15が高速回転し、これを歯の患部に押し当てることにより歯根治療などを行う。
このとき、治療中の歯には、投光口26からLED13の光が照射される。一方、各注水口25からは患部に対して、チップエアを含んだ冷却用の水が噴射される。具体的には、歯科治療ユニット11内の給水装置17から供給された水が、給水チューブ19、給水口35および給水管40を経て、歯科用ハンドピース10に配された図示しない給水路、給水パイプ103を通過し、各注水口25から流出される。このとき、チップエア発生手段18Aにより発生したチップエアが、チップエアチューブ100、チップエア供給口101、チップエア供給管102、チップエア路(図示せず)、チップエアパイプ104を順次経て、給水パイプ103の下流端部に流れ込むことにより、各注水口25から冷却用の水が間欠的に噴射される(図1)。
また、コンプレッサ16からのエアは、4ホール式カップリングC1の給気路41の下流部において発電機43に流れ込む。ここでは、給気路41を流れる高圧のエアが各発電用羽根56に噴き付けられる。その結果、発電用タービン42が回転軸50と一体的に高速回転する。これに伴い、ステータ54の内部空間でロータ51が高速回転し、発電が行われる。
得られた電力は、各端子ピン、各リード線45を介してライトコンセント33へ送電され、LED13が発光する。LED13の光は、光ファイバ31を通してヘッド部14の投光口26から照射される。
このように、治療工具15を回転させるエアによって発電用タービン42を回転させ、発電機43によりLED13点灯用の電気を発電することで、LED13を点灯するための電気料金を不要にすることができる。
しかも、発電は歯科用ハンドピース10の内部で行われるため、LED用電線が無いタイプのインスツルメントホース12にも、このLED13付きの歯科用ハンドピース10を連結して使用することができる。
また、図3(a)と図3(b)との対比により明らかなように、6ホール式カップリングC3は、インスツルメントホース12Aに収納されたLED用電線71に結線される2つのLED用雌端子72を除いては、4ホール式カップリングC1と同一のものである。これにより、歯科用ハンドピース10をインスツルメントホース12に連結する場合には、給水管40を給水口35に挿着し、給気管38を給気口36に着脱し、排気管39を排気口37に挿着し、チップエア供給管102をチップエア供給口101に挿着することで、4ホール式カップリングC1だけでなく、6ホール式カップリングC3が装着されたインスツルメントホース12Aにも連結することができる。
この考案に係る歯科用ハンドピースは、LED付きのエアタービンハンドピースとして有用である。
10 歯科用ハンドピース、
11 歯科治療ユニット、
12,12A インスツルメントホース、
13 LED、
14 ヘッド部、
15 治療工具、
19 給水チューブ、
20 給気チューブ、
21 排気チューブ、
35 給水口、
36 給気口、
37 排気口、
38 給気管、
39 排気管、
40 給水管、
42 発電用タービン、
43 発電機、
71 LED用電線、
72 LED用雌端子、
100 チップエアチューブ、
101 チップエア供給口、
102 チップエア供給管、
C カップリング、
C1 4ホール式カップリング(雌型カップリング)、
C2 4ピン式カップリング(雄型カップリング)、
C3 6ホール式カップリング(雌型カップリング)。

Claims (2)

  1. 歯科治療ユニットから延出されたインスツルメントホースに、カップリングを介して着脱自在に連結されるとともに、LEDの光を照射した患部に水を噴き付けながら、エアの圧力でヘッド部の治療工具を回転させて歯科治療を行う歯科用ハンドピースにおいて、
    前記エアにより発電用タービンを回転させることで、前記LEDに供給される電力を発生させる発電機を備えた歯科用ハンドピース。
  2. 前記カップリングは、前記インスツルメントホースの先端部に装着される雌型カップリングと、前記歯科用ハンドピースの基端部に装着されて、前記雌型カップリングに着脱自在に連結される雄型カップリングとを有し、
    前記雌型カップリングは、前記インスツルメントホースに収納されて、前記エア用の給気チューブに連通する給気口と、前記インスツルメントホースに収納されて、使用済みの前記エア用の排気チューブに連通する排気口と、前記インスツルメントホースに収納されて、前記水用の給水チューブに連通する給水口と、前記インスツルメントホースに収納されて、前記水を前記ヘッド部から間欠的に噴出させるチップエアの給気用のチップエアチューブに連通するチップエア供給口とが配設された4ホール式カップリング、または、これらに加えて前記インスツルメントホースに収納されたLED用電線に結線される2つのLED用雌端子が配設された6ホール式カップリングで、
    前記雄型カップリングは、前記給気口に着脱される給気管と、前記排気口に着脱される排気管と、前記給水口に着脱される給水管と、前記チップエア供給口に着脱されるチップエア供給管とが配設された4ピン式カップリングである請求項1に記載の歯科用ハンドピース。
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