JP3223041B2 - 中間調画像推定方法 - Google Patents
中間調画像推定方法Info
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- 238000000611 regression analysis Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000009897 systematic effect Effects 0.000 description 1
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、中間調画像推定方法に
関し、特にファクシミリや多階調表示を行える画像表示
装置等に用いられる疑似中間調画像から中間調画像を推
定する中間調画像推定方法に関する。
関し、特にファクシミリや多階調表示を行える画像表示
装置等に用いられる疑似中間調画像から中間調画像を推
定する中間調画像推定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ファクシミリや多階調表示を行
える画像表示装置において、写真などを表示する際に、
画像をより自然に表示するためには、中間調が扱えたほ
うが望ましい。ところが、広く普及しているプラズマデ
ィスプレイ、液晶ディスプレイ、ドットプリンタ、ディ
ジタルファクシミリでは、白と黒との２値しか扱えな
い。これは、扱う文書や図形などを表示するには２値で
十分であり、これにより機器を安価に提供できるという
利点がある。これらの安価な装置では、一画素は白黒し
か表示できないが、白または黒画素の局所的な密度によ
って疑似中間調画像によって濃淡を表すことが可能であ
る。
える画像表示装置において、写真などを表示する際に、
画像をより自然に表示するためには、中間調が扱えたほ
うが望ましい。ところが、広く普及しているプラズマデ
ィスプレイ、液晶ディスプレイ、ドットプリンタ、ディ
ジタルファクシミリでは、白と黒との２値しか扱えな
い。これは、扱う文書や図形などを表示するには２値で
十分であり、これにより機器を安価に提供できるという
利点がある。これらの安価な装置では、一画素は白黒し
か表示できないが、白または黒画素の局所的な密度によ
って疑似中間調画像によって濃淡を表すことが可能であ
る。
【０００３】中間調画像を疑似中間調画像に変換する方
法として、図５に示すように、中間調画像の一画素を２
値画像の一画素に対応させるディザ法がある。現在実用
化されているディザ法には、ベイヤー型組織的ディザ法
と誤差拡散法とがある。ベイヤー型組織的ディザ法は、
規則的なマトリクスに従う閾値によって２値化するた
め、図６（ａ）に示すように、生成画像には規則的なテ
クスチャー見られる。誤差拡散法では、着目画素の値に
周辺に発生した２値化誤差に所定の重みをつけた修正値
を固定閾値により２値化するため、図６（ｂ）に示すよ
うに、生成画像に明らかな規則性は見られない。
法として、図５に示すように、中間調画像の一画素を２
値画像の一画素に対応させるディザ法がある。現在実用
化されているディザ法には、ベイヤー型組織的ディザ法
と誤差拡散法とがある。ベイヤー型組織的ディザ法は、
規則的なマトリクスに従う閾値によって２値化するた
め、図６（ａ）に示すように、生成画像には規則的なテ
クスチャー見られる。誤差拡散法では、着目画素の値に
周辺に発生した２値化誤差に所定の重みをつけた修正値
を固定閾値により２値化するため、図６（ｂ）に示すよ
うに、生成画像に明らかな規則性は見られない。
【０００４】新しい通信端末の形態として、ファクシミ
リ画像データを受信し、ディスプレイに表示するソフト
コピーファクシミリが実用化されている。このソフトコ
ピーファクシミリに階調表示能力がある場合、疑似中間
調画像データを受信した後に中間調画像に戻して記録、
表示する方が好ましい。また、疑似中間調画像から高画
質な縮小画像を作る時にも、一旦中間調に戻されてい
る。
リ画像データを受信し、ディスプレイに表示するソフト
コピーファクシミリが実用化されている。このソフトコ
ピーファクシミリに階調表示能力がある場合、疑似中間
調画像データを受信した後に中間調画像に戻して記録、
表示する方が好ましい。また、疑似中間調画像から高画
質な縮小画像を作る時にも、一旦中間調に戻されてい
る。
【０００５】疑似中間調画像から中間調画像を推定する
方法には、図７に示すように、着目画素を中心とした所
定の大きさのウィンドウ内の白画素数を数え、その数に
比例した値を出力濃度とする方法がある。ただし、図８
に示すように、推定画素の一画素が疑似中間調画像の一
画素に対応している。入力画素をＩx,y 、ウィンドウを
一辺（２ｎ＋１）の正方形としたとき、出力画素Ｐx,y
は、
方法には、図７に示すように、着目画素を中心とした所
定の大きさのウィンドウ内の白画素数を数え、その数に
比例した値を出力濃度とする方法がある。ただし、図８
に示すように、推定画素の一画素が疑似中間調画像の一
画素に対応している。入力画素をＩx,y 、ウィンドウを
一辺（２ｎ＋１）の正方形としたとき、出力画素Ｐx,y
は、
【０００６】
【数１】
【０００７】となる。ただし、ｎは正の整数である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の中間調
画像推定方法では、一辺のｎウィンドウ内の白画素数の
とり得る値は、０から（２ｎ＋１）2 の｛（２ｎ＋１）
2 ＋１｝通りなので、階調数は｛（２ｎ＋１）2 ＋１｝
となる。従って、ウィンドウサイズを大きくすれば、図
９に示すように、階調数が大きくなる。しかし、ウィン
ドウを大きくとれば、ウィンドウの中に濃度勾配があっ
ても平均してしまうため、推定中間調画像の実質的な一
画素の大きさがウィンドウサイズ程度になり、解像度が
落ちてしまう。
画像推定方法では、一辺のｎウィンドウ内の白画素数の
とり得る値は、０から（２ｎ＋１）2 の｛（２ｎ＋１）
2 ＋１｝通りなので、階調数は｛（２ｎ＋１）2 ＋１｝
となる。従って、ウィンドウサイズを大きくすれば、図
９に示すように、階調数が大きくなる。しかし、ウィン
ドウを大きくとれば、ウィンドウの中に濃度勾配があっ
ても平均してしまうため、推定中間調画像の実質的な一
画素の大きさがウィンドウサイズ程度になり、解像度が
落ちてしまう。
【０００９】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、階調数が十分に大きく、解像度が
落ちない中間調画像を推定する中間調画像推定方法を提
供することを目的とする。
めになされたもので、階調数が十分に大きく、解像度が
落ちない中間調画像を推定する中間調画像推定方法を提
供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィ
ンドウ内の白または黒画素数を数え、白または黒画素密
度を求め、ウィンドウサイズに対する白または黒画素密
度の関係を求め、求められた関係から回帰分析により中
間調の濃度を推定する請求項１の中間調画像推定方法に
よって達成される。
目的は、擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィ
ンドウ内の白または黒画素数を数え、白または黒画素密
度を求め、ウィンドウサイズに対する白または黒画素密
度の関係を求め、求められた関係から回帰分析により中
間調の濃度を推定する請求項１の中間調画像推定方法に
よって達成される。
【００１１】本発明によれば、前述の目的は、擬似中間
調画像から複数のサイズの異なるウィンドウ内の白また
は黒画素数を数え、白または黒画素密度を求め、ウィン
ドウサイズに対する白または黒画素密度の関係を求め、
求められた関係から回帰分析によりウィンドウサイズの
一辺が一画素のときの画素密度を推定し、その推定結果
に応じた値を出力画素の濃度とする請求項２の中間調画
像推定方法によって達成される。
調画像から複数のサイズの異なるウィンドウ内の白また
は黒画素数を数え、白または黒画素密度を求め、ウィン
ドウサイズに対する白または黒画素密度の関係を求め、
求められた関係から回帰分析によりウィンドウサイズの
一辺が一画素のときの画素密度を推定し、その推定結果
に応じた値を出力画素の濃度とする請求項２の中間調画
像推定方法によって達成される。
【００１２】
【作用】請求項１に記載の中間調画像推定方法において
は、擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィンド
ウ内の白または黒画素数が数えられ、白または黒画素密
度が求められ、ウィンドウサイズに対する白または黒画
素密度の関係が求められ、求められた関係から回帰分析
により中間調の濃度が推定される。これにより、階調数
が十分に大きく、解像度が落ちない中間調画像が推定さ
れる。
は、擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィンド
ウ内の白または黒画素数が数えられ、白または黒画素密
度が求められ、ウィンドウサイズに対する白または黒画
素密度の関係が求められ、求められた関係から回帰分析
により中間調の濃度が推定される。これにより、階調数
が十分に大きく、解像度が落ちない中間調画像が推定さ
れる。
【００１３】請求項２に記載の中間調画像推定方法にお
いては、擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィ
ンドウ内の白または黒画素数が数えらえ、白または黒画
素密度が求められ、ウィンドウサイズに対する白または
黒画素密度の関係が求められ、求められた関係から回帰
分析によりウィンドウサイズの一辺が一画素のときの画
素密度が推定され、その推定結果に応じた値が出力画素
の濃度とされる。これにより、階調数が十分に大きく、
解像度が落ちない中間調画像が推定される。
いては、擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィ
ンドウ内の白または黒画素数が数えらえ、白または黒画
素密度が求められ、ウィンドウサイズに対する白または
黒画素密度の関係が求められ、求められた関係から回帰
分析によりウィンドウサイズの一辺が一画素のときの画
素密度が推定され、その推定結果に応じた値が出力画素
の濃度とされる。これにより、階調数が十分に大きく、
解像度が落ちない中間調画像が推定される。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の中間調画像推定方法の第１の
実施例を図を参照しながら説明する。本実施例は、階調
数が十分に大きく、解像度が落ちない中間調画像を推定
する中間調画像推定方法を提供することを課題とする。
実施例を図を参照しながら説明する。本実施例は、階調
数が十分に大きく、解像度が落ちない中間調画像を推定
する中間調画像推定方法を提供することを課題とする。
【００１５】本実施例の中間調画像推定方法を適用する
ソフトコピーファクシミリは、図１に示すように、電話
回線１に接続され、画像信号を送受信する送受信部２
と、原稿の画像を読み取るＣＣＤ等から構成された画像
読み取り部３と、疑似中間調画像から中間調画像を推定
する画像処理部４と、画像を表示するディスプレイ５
と、画像を印字する印字ヘッド６と、ディスプレイ５に
表示される画像の中から所望の画像のみを印字するよう
に指示するキーボード７とを具備している。
ソフトコピーファクシミリは、図１に示すように、電話
回線１に接続され、画像信号を送受信する送受信部２
と、原稿の画像を読み取るＣＣＤ等から構成された画像
読み取り部３と、疑似中間調画像から中間調画像を推定
する画像処理部４と、画像を表示するディスプレイ５
と、画像を印字する印字ヘッド６と、ディスプレイ５に
表示される画像の中から所望の画像のみを印字するよう
に指示するキーボード７とを具備している。
【００１６】次に、本実施例の中間調画像推定方法を図
２のフローチャートに沿って説明する。
２のフローチャートに沿って説明する。
【００１７】入力画素をＩx,y 、ウィンドウを一辺（２
ｎ＋１）の正方形、出力画素をＰx,y 、ｎを正の整数と
した場合、
ｎ＋１）の正方形、出力画素をＰx,y 、ｎを正の整数と
した場合、
【００１８】
【数２】
【００１９】図３に示すような疑似中間調画像から着目
画素（ステップＳ１）を中心とした一辺の長さ３のウィ
ンドウ（ステップＳ２）内の白画素数を数え（ステップ
Ｓ３）、白画素密度を計算する。例えば、白画素数が４
の時は、白画素密度は４／９になる。この９は、ウィン
ドウの大きさ３×３である。
画素（ステップＳ１）を中心とした一辺の長さ３のウィ
ンドウ（ステップＳ２）内の白画素数を数え（ステップ
Ｓ３）、白画素密度を計算する。例えば、白画素数が４
の時は、白画素密度は４／９になる。この９は、ウィン
ドウの大きさ３×３である。
【００２０】以下同様に、一辺の長さが５画素から９画
素（ステップＳ４）までのウィンドウに対して、（１）
式に基づき画素密度を計算する（ステップＳ５）。
素（ステップＳ４）までのウィンドウに対して、（１）
式に基づき画素密度を計算する（ステップＳ５）。
【００２１】次に、図４に示すようなウィンドウの一辺
の長さＬと画素密度Ｎとの関係から、ウィンドウの一辺
の長さが１のときの画素密度を求める。なお、本実施例
では、ＬとＮとの関係が次式のように直線で表せると仮
定し、その直線を回帰分析により推定する。
の長さＬと画素密度Ｎとの関係から、ウィンドウの一辺
の長さが１のときの画素密度を求める。なお、本実施例
では、ＬとＮとの関係が次式のように直線で表せると仮
定し、その直線を回帰分析により推定する。
【００２２】
【数３】
【００２３】以上の処理を行うことにより、ウィンドウ
の一辺が一画素の大きさの濃度を推定できるので、実質
的な一画素の大きさが一画素である解像度が落ちていな
い推定中間調画像を得ることができる。
の一辺が一画素の大きさの濃度を推定できるので、実質
的な一画素の大きさが一画素である解像度が落ちていな
い推定中間調画像を得ることができる。
【００２４】なお、上述実施例においては、白画素数と
ウィンドウサイズの関係からウィンドウサイズの一辺が
一画素のときの画素密度を推定しているが、これに限ら
ず、黒画素数とウィンドウサイズの関係からウィンドウ
サイズの一辺が一画素のときの画素密度を推定してもよ
い。
ウィンドウサイズの関係からウィンドウサイズの一辺が
一画素のときの画素密度を推定しているが、これに限ら
ず、黒画素数とウィンドウサイズの関係からウィンドウ
サイズの一辺が一画素のときの画素密度を推定してもよ
い。
【００２５】
【発明の効果】本発明の中間調画像推定方法によれば、
擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィンドウ内
の白または黒画素数が数え、白または黒画素密度を求
め、ウィンドウサイズに対する白または黒画素密度の関
係を求め、求められた関係から回帰分析によりウィンド
ウサイズの一辺が一画素のときの画素密度が推定し、そ
の推定結果に応じた値が出力画素の濃度とするように構
成したので、実質的な一画素の大きさが一画素である高
解像度の推定中間調画像を得ることができる。
擬似中間調画像から複数のサイズの異なるウィンドウ内
の白または黒画素数が数え、白または黒画素密度を求
め、ウィンドウサイズに対する白または黒画素密度の関
係を求め、求められた関係から回帰分析によりウィンド
ウサイズの一辺が一画素のときの画素密度が推定し、そ
の推定結果に応じた値が出力画素の濃度とするように構
成したので、実質的な一画素の大きさが一画素である高
解像度の推定中間調画像を得ることができる。
【図１】本実施例の中間調画像推定方法を適用するソフ
トコピーファクシミリの構成を示すブロック図である。
トコピーファクシミリの構成を示すブロック図である。
【図２】本実施例の中間調画像推定方法を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図３】本発明の動作を説明するための図である。
【図４】ウィンドウの大きさと画素密度の関係を示す図
である。
である。
【図５】ディザ法を説明するための図である。
【図６】ベイヤー型ディザ法による画像と誤差拡散法に
よる画像を示す図である。
よる画像を示す図である。
【図７】従来の中間調画像推定方法を説明するための図
である。
である。
【図８】中間調画像推定において出力画像の一画素と入
力画像の一画素に対応する場合を説明するための図であ
る。
力画像の一画素に対応する場合を説明するための図であ
る。
【図９】ウィンドウサイズと画像の性質を示す図であ
る。
る。
4 画像処理部 5 ディスプレイ
Claims (2)
- 【請求項１】 擬似中間調画像から複数のサイズの異な
るウィンドウ内の白または黒画素数を数え、白または黒
画素密度を求め、ウィンドウサイズに対する白または黒
画素密度の関係を求め、求められた関係から回帰分析に
より中間調の濃度を推定する中間調画像推定方法。 - 【請求項２】 擬似中間調画像から複数のサイズの異な
るウィンドウ内の白または黒画素数を数え、白または黒
画素密度を求め、ウィンドウサイズに対する白または黒
画素密度の関係を求め、求められた関係から回帰分析に
よりウィンドウサイズの一辺が一画素のときの画素密度
を推定し、その推定結果に応じた値を出力画素の濃度と
する中間調画像推定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14783194A JP3223041B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 中間調画像推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14783194A JP3223041B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 中間調画像推定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0818773A JPH0818773A (ja) | 1996-01-19 |
| JP3223041B2 true JP3223041B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=15439236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14783194A Expired - Fee Related JP3223041B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 中間調画像推定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3223041B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP14783194A patent/JP3223041B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0818773A (ja) | 1996-01-19 |
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Legal Events
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