JP3222891U - 羽ばたき形象玩具 - Google Patents

羽ばたき形象玩具 Download PDF

Info

Publication number
JP3222891U
JP3222891U JP2019001685U JP2019001685U JP3222891U JP 3222891 U JP3222891 U JP 3222891U JP 2019001685 U JP2019001685 U JP 2019001685U JP 2019001685 U JP2019001685 U JP 2019001685U JP 3222891 U JP3222891 U JP 3222891U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flapping
toy
connecting rod
insect
bird
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019001685U
Other languages
English (en)
Inventor
正俊 福永
正俊 福永
Original Assignee
正俊 福永
正俊 福永
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正俊 福永, 正俊 福永 filed Critical 正俊 福永
Priority to JP2019001685U priority Critical patent/JP3222891U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3222891U publication Critical patent/JP3222891U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】最小限の部材で美しくコントロールされた羽ばたきを得ることができる鑑賞を目的とした鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具を提供する。【解決手段】鳥又は昆虫を模した玩具用の羽根体とボディ体とからなる形象玩具であって、玩具用のボディ体の中空部内に内装する羽ばたき作動装置を、小型モーター8の回転駆動力をクランク9により連結ロッド10が上下動する往復変換機構11と、連結ロッドによる上下動を左右の羽ばたき作動用リンク12a、bによる円弧状回動による往復揺動に変換・連動させるために、連結ロッドと左右の羽ばたき作動用リンクとの三部材を各部材に穿設したスライド窓10aとスライド孔14a、bを介して連結ヒンジピン15によって遊び連結してなる揺動変化機構とを組合せて構成した。【選択図】図4

Description

鳥又は昆虫などの羽根を羽ばたきさせる生物形象玩具に関する。
羽ばたきさせる鳥玩具や昆虫玩具には、実際に飛ぶ機能を有する形象玩具と、実際に飛ぶ機能までは備えていないが、鳥や昆虫の制御された羽ばたきを鑑賞する形象玩具とがある。本考案は、後者の鳥や昆虫の羽ばたきを鑑賞して楽しむことを目的とする形象玩具である。
先行技術として実際に飛ぶ機能のついた鳥や昆虫の形象玩具については、複数の大学や研究所などにおいて、鳥や昆虫が実際に飛ぶメカニズムの研究をしていて、それに基づいて飛行する模型玩具や新しい飛行物体の研究開発が行われている。そういった研究開発の様子については、例えば「SmatBird」や「バイオニックオプター」情報としてWEB上で紹介されている。しかしこれらのWEB情報には、飛行する模型玩具の構成、作用、効果などの具体的な技術内容については公開されていない。
特許文献における鳥や昆虫が羽ばたいている形象玩具について予備調査をしたところ、そのほとんどは実際に飛ぶ機能を有したり、走行する機能を備えた形象玩具ばかりで、鳥や昆虫が羽ばたく様子を観て楽しむことを目的とした鑑賞用の形象玩具についての先行事例はみつからなかった。
実開昭48−98239号 実開昭52−92892号
当該特許文献1は、玩具主体にゴム条の捲回力で回転自在に内接したクランク軸に椀杆を枢着して、これを上下に昇降自在としておき、この椀杆と主体に張設する翼骨とを連杆で接続して翼骨を上下に運動可能としてなる飛鳥玩具である。このように特許文献1の考案は、ゴム条の捲回力で短時間作動し、飛翔することを目的とする飛鳥玩具であり、本考案とはその技術的思想が大きく相違するものである。
即ち、本考案に係る羽ばたきする形象玩具は、その羽ばたく動きを、例えばスローモーションのようにゆっくりとしたり、快く感じる速さに制御して、観る人が長時間の継続した鑑賞に堪えるようにしたものである。そのため、本考案とは特許文献1とは、本質的に相違する技術である。
前記特許文献2は、昆虫玩具でその主体の甲殻における背中に翅を設けておき、翅を展開して主体を走行させた際に前輪の回動により該翅を上下に揺動させるようにしてなる昆虫の形象玩具である。この昆虫玩具は主体を走らせて遊んだとき、前輪の回動により翅を揺動させるおもしろさ楽しむものである。その走りながらの翅の揺動と、本考案の飛んだ時の羽ばたき動作とは、その目的、構成、効果において大きく異なっており、その技術思想は本質的に相違するものである。
本考案は、鳥又は昆虫を模した玩具用の羽根体とボデイ体とからなる形象玩具であって、その玩具用のボデイ体の中空部内には羽ばたき作動装置が内装されており、当該作動装置は小型モーターの駆動力により作動するクランクに連結された連結ロッドを上下動する往復変換機構と、回転自在な連軸杆に軸着された左右の羽ばたき作動用リンクの基端部のスライド窓と、前記連結ロッドの先端部のスライド孔とが連結ヒンジピンによって遊び連結しており、前記連結ロッドの上下動と連動して上下動する連結ヒンジピンによって前記左右の羽ばたき作動用リンクが往復回動し、その先端側の羽根取付部が円弧状に往復揺動するようにした羽ばたき揺動機構との連動により、羽根取付部に取付けられた羽根体が自然な羽ばたきするようにしたことを特徴とする鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具である。
本考案の場合、鑑賞を目的とするため出来るだけ自然な鳥又は昆虫を模した羽根体とボデイ体とするため、その限られたボデイ体の中に羽ばたき作動装置を内装する必要がある。そのため、当該羽ばたき作動装置を出来るだけ小型で部材の少ない簡単な構成にする必要がある。この点が本考案の解決しようとする第1の課題である。
また、本考案は、長時間の鑑賞に堪えるように美しくコントロールされた羽ばたき運動を継続的に行うようにするために、小型モーターの駆動力を利用して上下方向への直線的な往復運動と、連軸杆に軸着された左右の羽ばたき作動用リンクの回動による羽根取付部における円弧状の往復揺動との動きの違いを、いかに少ない部材と簡単な構成で連結し連動させることができるかが、第2の解決すべき技術的課題である。
本考案は、上記のような第1、第2の解決すべき技術的課題を解決したのが本考案である。
請求項1の鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具は、上記課題を解決するために、鳥又は昆虫を模した玩具用の羽根体と、鳥又は昆虫を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボディ体と、当該ボディ体の中空部に内装された羽ばたき作動装置とからなる。当該羽ばたき作動装置は、前記ボディ体の中空部内に所定の間隔を空けて固設した前部枠体及び後部枠体と、当該前部枠体と後部枠体には両者の間を連結するよう回転自在に跨設した左右一対の連軸杆と、当該前部枠体又は後部枠体に装着された供給電源または蓄電池を駆動源とする小型モーターと、当該小型モーターの回転軸に設けられたクランクに連結された先端部にスライド窓のある連結ロッドとからなり、その連結ロッドの先端が上下動する往復変換機構とを構成している。また、前記左右の連軸杆には、それぞれに羽ばたき作動用リンクがその中間部において連軸杆に軸着され、連軸杆の回転にともなって回動するように形成し、当該左右の羽ばたき作動用リンクは、その先端側に羽根取付部を形成すると共に、その基端部にはスライド孔を形成し、当該左右の羽ばたき作動用リンクのスライド孔と、前記連結ロッドのスライド窓とを介して連結ヒンジピンにより当該3部材が遊び連結して、往復変換機構の連結ロッドの上下動にともなって連結ヒンジピンが上下動すると、当該連結ヒンジピンと遊び連結している左右の羽ばたき作動用リンクが連軸杆を中心にして回動し、その先端部の羽根取付部が揺動するようにした羽ばたき揺動機構とを構成している。また、当該羽根取付部には羽根体が取付けてある。そのうえで、羽ばたき作動装置の小型モーターの駆動力により作動したクランクにより連結ロッドを上下動させると、これに遊び連結する連結ヒンジピンも連動して上下動し、当該上下動する連結ヒンジピンを介して遊び連結する左右一対の羽ばたき作動用リンクが連動して連軸杆を中心にして回動し、それによって先端側の羽根取付部が上下に揺動して、羽根取付部に取付けた羽根体が羽ばたきをするようにしたことを特徴とする鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具である。
請求項2の考案は、請求項1に記載する鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具において、鳥又は昆虫を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボディ体を金属板又はプラスチックで形成し、羽ばたき作動装置は、基枠を用いて独立体に形成し、それをボディ体の中空部内に収納するように内装固設し、当該作動装置の羽根取付部には羽根体を取付けたことを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1、請求項2に記載する鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具において、ボディ体に内装される羽ばたき作動装置の構成を示すものである。当該羽ばたき作動装置は、前部枠体と後部枠体と、当該前部枠体と後部枠体には両者の間を連結するよう回転自在に跨設した左右一対の連軸杆と、当該前部枠体又は後部枠体に装着された供給電源または蓄電池を駆動源とする小型モーターと、当該小型モーターの回転軸に設けられたクランクに連結された先端部にスライド窓のある連結ロッドとからなり、その連結ロッドの先端が上下動する往復変換機構と、前記左右の連軸杆には、その基端部にはスライド孔を形成すると共にその先端側に羽根取付部を形成した左右の羽ばたき作動用リンクをその中間位置において軸着して、往復回動するようになす。そのうえで、当該左右の羽ばたき作動用リンクのスライド孔と、前記連結ロッドのスライド窓とを介して連結ヒンジピンにより当該3部材が遊び連結する。すると、クランクの作動により連結ロッドが上下動すると、それにともなって連結ヒンジピンも上下動すると、当該連結ヒンジピンと遊び連結している左右の羽ばたき作動用リンクが連軸杆を中心にして回動し、その先端部の羽根取付部が揺動するようにした揺動機構とからなるようにしたことを特徴とする作動装置である。
請求項4の考案は、請求項1、請求項2に記載する鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具における羽根体を羽ばたき作動装置における羽ばたき作動用リンクの羽根取付部に取付ける方法を示すものである。当該鳥又は昆虫を模した羽根体は、羽ばたき作動装置の連軸杆に軸着されている羽ばたき作動用リンクの羽根取付部および/または連軸杆に軸着されている補助取付部に取付けるようにしたことを特徴とする。
請求項5の考案は、請求項1、請求項2に記載の羽ばたき形象玩具において、鳥又は昆虫を模したボディ体の中空部内には羽ばたき作動装置を内装すると共に音声改造工作キッド又は光らせ改造工作キット等の玩具改造装置を内装しておき、音声を発生させたり、光らせたりできるようにしたことを特徴とする。当該玩具改造装置として、例えば、市販されている玩具用の音声改造工作キッドや、既存の光らせ改造工作キットを内装することで、鳥や昆虫の羽ばたきと共に、鳥声を発生させたり、ボディ体や羽根体を光らせたりすることが出来て観賞用玩具としての羽ばたき形象玩具の価値を高めることが出来る。
請求項6の本考案は、鳥又を模した玩具用の羽根体と、鳥を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボデイ体と、当該ボディ体の中空部内に内装された羽ばたき作動装置とからなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5に記載の羽ばたきする鳥形象玩具である。
請求項7の本考案は昆虫を模した玩具用の羽根体と、昆虫を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボデイ体と、当該ボディ体の中空部に内装された羽ばたき作動装置とからなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5に記載の羽ばたきする昆虫形象玩具である。
鳥や昆虫を模した形象玩具は、科学的に鳥や昆虫の羽根や翅の動きと飛び方を解読して実際に飛ぶようにすることを目的とする模型飛行玩具とする場合と、鑑賞を目的とする装飾用の置物や吊るし物とする動かない装飾玩具とする場合の二つの方向性に大別される。両者はその発想も目的も用途も大きく異なるため、必要とする技術も大きく相違している。
本考案は、鳥や昆虫がその羽根を優雅に羽ばたきながら飛んでいる様子を眺めるのは心いやされる効果があるとの着想に基づき、鑑賞用に作成された鳥や昆虫の羽ばたきを模した形象玩具を提供するものである。
本考案は、出来るだけ自然な鳥や昆虫に模した羽根体とボデイ体の中に内装できるように羽ばたき作動装置を小型モーターと、クランクと、それに連結された連結ロッドと、左右の羽ばたき作動用リンクと、連結ヒンジピンという最小限の部材で遊び連結するという簡単な構成にすることができたので、見た目に自然で美しい形態を保持した鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具を具現化することが出来るようになった。
また本考案は、羽根体の羽ばたき運動を、単に上下に往復運動するのではなく、緩やかでスムーズな円弧状に回動する揺動運動としたので、自然な生き物の羽ばたきのように観えるようになった。
更に、羽ばたき作動装置は、小型モーターの駆動力を制御して羽根体をスムーズな円弧状に回動する揺動運動となるようにしただけで、いつでも美しくコントロールされた羽ばたき運動を長時間継続的に鑑賞することが出来るようになった。
更にまた、鳥又は昆虫を模したボディ体の中空部内に羽ばたき作動装置共に音声改造工作キッド又は光らせ改造工作キット等の玩具改造装置を内装することにより、音声を発生させたり、光らせたりできるようにすることによって、鑑賞する人々の注目を集めたり注意喚起させることができるので、看板や広告媒体としても活用することができる。
本実施例1は、鳥の羽ばたき形象玩具に羽ばたき作動装置を内装した全体構成を示す説明斜視図である。 本実施例1における鳥の羽ばたき形象玩具が、羽ばたいている動きを示す説明斜視図である。 本実施例2における昆虫の羽ばたき形象玩具に、羽ばたき作動装置を内装して、羽ばたいている状態を示す説明斜視図である。 羽ばたき作動装置の基本構成を示す実施例の斜視図である。 羽ばたき作動装置を独立体に形成した実施例を示す斜視図である。 羽根体が上方に羽ばたいた状態になった際における羽ばたき作動装置の構成部材の作動状態を示す説明図である。 羽根体がほぼ水平状態に羽ばたいた際における羽ばたき作動装置の構成部材の作動状態を示す説明図である。 羽根体が下方に羽ばたいた際における羽ばたき作動装置の構成部材の作動状態を示す説明図である。 羽ばたき形象玩具の羽根体を往復揺動させた際における、羽ばたき作動装置の構成部材の作動状態を示す説明図である。 玩具改造装置の一実施例である光らせ改造工作キットの簡単構成図である。
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の代表的な実施形態を詳細に示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例に示した鳥や昆虫に限定されるものではない。
図1は、本考案に係る鳥の羽ばたきする形象玩具の実施例1を示す説明斜視図である。当該図1中の1は鳥を模したボデイ体で、2は鳥を模した羽根体で、4は羽ばたき作動装置である。当該羽ばたき作動装置4は、鳥を模したボデイ体2の内部に設けられた中空部3に内装されており、鳥を模した羽根体2は、羽ばたき作動装置4における羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bに取付けられている。
このような鳥の羽ばたきする形象玩具は、これを図2に示したように例えば、吊り下げ用線条18で高所から吊るして使用した場合、羽ばたき作動装置4の駆動により、実際の鳥のように羽根体2が自然に羽ばたくように飛んでいる動きを長時間継続することが出来るようになる。しかも、この際、羽ばたき作動装置4の小型モーター8の駆動力を制御することにより、羽ばたきをスローモーションのようにゆっくりとした動きにしたり、任意の早い羽ばたきの動きにもコントロールすることが出来る。
図4は、鳥又は昆虫の羽ばたきする形象玩具に内装されている羽ばたき作動装置4の構成を示す斜視図である。当該羽ばたき作動装置4は、前部枠体5と後部枠体6と、当該前部枠体5と後部枠体6の間を連結するよう回転自在に跨設した左右一対の連軸杆7a,7bと、当該前部枠体5又は後部枠体6に装着された供給電源または蓄電池を駆動源とする小型モーター8と、当該小型モーター8の回転軸に設けられたクランク9に連結された先端部にスライド窓10aのある連結ロッド10とからなり、小型モーター8の駆動力により作動するクランク9により連結ロッド10が上下動する往復変換機構11が構成されている。
また、前記左右の連軸杆7a,7bには、基端部にスライド孔14a,14bを穿設すると共に先端部に羽根取付部13a,13bを形成する羽ばたき作動用リンク12a,12bを、その中間位置において軸着して、当該左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bが連軸杆7a,7bを軸として往復回動できるように構成しておき、そのうえで、当該左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bのスライド孔14a,14bと、前記連結ロッド10のスライド窓10aとを介して連結ヒンジピン15により当該左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bと連結ロッド10との三部材を遊び連結する。そうすると、連結ロッド10の上下動にともなって連結ヒンジピン15が上下動し、当該連結ヒンジピン15により遊び連結している左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bが連軸杆7a,7bを軸として往復回動するようになる。すると、左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bの先端側にある羽根取付部13a,13bは円弧状に回動しながらに往復揺動する羽ばたき揺動機構16を構成する。
以上のように、羽ばたき作動装置4は、小型モーター8の駆動力により作動するクランク9によって先端部にスライド窓10a有する連結ロッド10を上下動方向に往復運動をするようにしておく。
他方、左右の連軸杆7a,7bには、左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bを、その中間位置において軸着し、その連軸杆7a,7bを軸にして往復回動するように構成しておく。また、左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bのスライド孔14a,14bと、前記連結ロッド10のスライド窓口10aとを、スライド連結ヒンジピン15により遊び連結しおく。
その上で、小型モーターの駆動力でクランク9を作動させて、前記連結ロッド10aを上下動させ、それによって連結ヒンジピン15も連動して上下動し、これにより、左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bが連軸杆7a,7bを軸として往復回動にし、その先端側の羽根取付部13a,13bが往復回動により円弧状に往復揺動する。
図3は、本考案に係る昆虫の羽ばたきする形象玩具の実施例2を示す説明斜視図である。当該図3は昆虫の羽ばたきする形象玩具の代表例として蝶を対象として描いているが、これに限るものではなく、例えば、トンボ、蜂、蝉などの羽根と羽ばたき作動装置4を内装可能なボディを有する昆虫であれば羽ばたく形象玩具の対象となり得るものである。
図3中の1は昆虫(蝶)を模したボディ体で、2は昆虫(蝶)を模した羽根体で、4は羽ばたき作動装置である。当該羽ばたき作動装置4は、昆虫(蝶)を模したボディ体2の中空部3内に内装されており、昆虫(蝶)を模した羽根体2は、羽ばたき作動装置4における羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bに取付けられている。このような昆虫(蝶)の羽ばたきする形象玩具は、これを図3に示したように例えば、吊り下げ用線条18により高所から吊るして使用した場合、羽ばたき作動装置4の駆動により、実際の昆虫(蝶)のように羽根体2が自然に羽ばたきながら飛んでいるような動きを長時間継続することが出来る。
鳥又は昆虫を模した羽根体2は、羽ばたき作動装置4の連軸杆7a,7bに軸着されている羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bおよび/または連軸杆7a,7bに軸着されている補助取付部13c,13dに取付けるようにする。
本考案に係る羽ばたき形象玩具は、図1、図2、図3に示したように、鳥又は昆虫を模したボディ体1の上部に吊り下げ用線条体18を取付けて吊り下げて使用しても良いし、適当な設置台を用意して、羽ばたき形象玩具を設置するようにしても良い。
尚、図示は市内が、本考案に係る羽ばたき形象玩具を吊り下げて使用する際、ボディ体1の中空部3内には羽ばたき作動装置4を内装固設すると共に、重心調整用材や小型の録音再生装置と音源を内装しておき、吊り下げ用線条18により吊り下げたとき姿勢制御するようにしたり、録音再生装置から鳥の鳴き声等が聞こえるようにしても良い。
このような羽ばたき作動装置4の構成とその作動状態を示したのが、図6、図7、図8、図9である。
図6は、羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bが最上位に回動した際の各構成部材の作動状態を示す背面図であり、図7は、羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bが横の中間位置に回動した際の各構成部材の作動状態を示す背面図であり、図8は、羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bが最下位に回動した際の各構成部材の作動状態を示す背面図である。図9は本考案に係る羽ばたき形象玩具の羽根体を往復揺動させた際における各構成部材の一連の動きを纏めて示した説明図である。これによって連結ロッド10が上下動する往復変換機構11から遊び連結により左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bの羽根取付部13a,13bが円弧状に回動しながらに往復揺動する羽ばたき揺動機構16に連動する一連の作動状態を明らかにした。
即ち、図6、図7、図8、図9によって、一方が前記連結ロッド10の上下動であり、他方が左右の羽ばたき作動用リンク12a,12bによる円弧状の往復回動であっても、前記連結ヒンジピン15による遊び連結のスライド対応により、当該3部材が円滑に連動することができるのである。これによって本考案が最小限の部材と簡単な構成であっても、スムーズな羽ばたき運動を実現することができたのである。
図5は、前記羽ばたき作動装置4を独立体に形成した他実施例である。この実施例は、図5に示したように羽ばたき作動装置4は、その前部枠体5と後部枠体6との間に跨設した左右一対の連軸杆7a,7b、前部枠体5と後部枠体6を連結する補助基枠17a,17aとにより独立体の装置となしたものである。このように、羽ばたき作動装置4を、ボディ体1とは別個に独立体に形成しておき、後からボディ体1の中空部3内に羽ばたき作動装置4を組立内装する方が、初めからボディ体1と羽ばたき作動装置4を同時に製作するよりは簡単である。
図10は、玩具改造装置の一実施例である光らせ改造工作キット19の簡単構成図である。図中19aは人感センサーであり、電池19bとスイッチ19cと連結されている。また当該人感センサー19aは、単三電池19dと玩具発光部19eと連結されている。したがって、スイッチ19cがONになっていると、人間が近づいてきたことを人感センサー19aが感知すると、単三電池19dを電源としてLEDなどの玩具発光部19eが光り、周囲が暗くてもボディ体1や羽根体2を光らせて羽ばたき形象玩具の羽ばたきを浮かび上がらせて鑑賞することが出来る。
1…ボディ体
2…羽根体
3…中空部
4…羽ばたき作動装置
5…前部枠体
6…後部枠体
7a,7b…連軸杆
8…小型モーター
9…クランク
10…連結ロッド
10a…スライド窓口
11…往復返還機構
12a,12b …羽ばたき作動用リンク
13a,13b…羽根取付部
14a,14b…スライド孔
15…錬鉄ヒンジピン
16…羽ばたき揺動機構
17a,17b…補助基枠
18…吊り下げ用線条
19…玩具改造装置(光らせ改造工作キット)
19a…人感センサー
19b…電池
19c…スイッチ
19d…単三電池
19e…玩具発光部


Claims (7)

  1. 鳥又は昆虫を模した玩具用の羽根体と、
    鳥又は昆虫を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボディ体と、
    当該ボディ体の中空部に内装された羽ばたき作動装置とからなり、
    当該羽ばたき作動装置は、
    前記ボディ体の中空部内に所定の間隔を空けて固設した前部枠体と後部枠体と、
    当該前部枠体と後部枠体には両者の間を連結するよう回転自在に跨設した左右一対の連軸杆と、
    当該前部枠体又は後部枠体に装着された供給電源または蓄電池を駆動源とする小型モーターと、
    当該小型モーターの回転軸に設けられたクランクに連結された連結ロッドの先端部にはスライド窓を穿設しておき、クランクの作動により当該連結ロッドのスライド窓が上下動するようにした往復変換機構と、
    前記左右の連軸杆には、基端部にスライド孔を穿設すると共に先端側に羽根取付部を形成してなる左右の羽ばたき作動用リンクを、それぞれの中間位置において軸着して、当該連軸杆を軸にして往復回動するようになし、
    前記左右の羽ばたき作動用リンクの基端部に穿設したスライド孔と、前記連結ロッドのスライド窓とを介して連結ヒンジピンにより当該左右の羽ばたき作動用リンクと連結ロッドとの三部材を遊び連結し、
    前記連結ロッドの上下動にともなって連結ヒンジピンが上下動するが、これに伴って当該連結ヒンジピンにより遊び連結している左右の羽ばたき作動用リンクが連軸杆を軸にして往復回動し、それによって先端部の羽根取付部が円弧状に往復揺動するようにしたことを特徴とする羽ばたき揺動機構とからなり、
    前記左右の羽ばたき作動用リンク先端部に形成した羽根取付部には、前記羽根体を取付けたことを特徴とする鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具。
  2. 鳥又は昆虫を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボディ体を形成し、
    羽ばたき作動装置は、その前部枠体と後部枠体との間に跨設した左右一対の連軸杆と前部枠体と後部枠体を連結する補助基枠とにより独立体の羽ばたき作動装置となし、
    その独立体の羽ばたき作動装置を前記ボディ体の中空部内に収納するように内装し、
    当該作動装置の羽根取付部には羽根体を取付けたことを特徴とする
    請求項1に記載の鳥又は昆虫の羽ばたき形象玩具。
  3. ボディ体に内装する羽ばたき作動装置は、
    前部枠体と後部枠体と、
    当該前部枠体と後部枠体の間を連結するよう回転自在に跨設した左右一対の連軸杆と、
    当該前部枠体又は後部枠体に装着された供給電源または蓄電池を駆動源とする小型モーターと、
    当該小型モーターの回転軸に設けられたクランクに連結された連結ロッドには先端部にスライド窓が穿設してあり、その連結ロッドの先端部におけるスライド窓が上下動するようにした往復変換機構と、
    前記左右の連軸杆には、基端部にスライド孔を穿設すると共に先端側に羽根取付部を形成してなる左右の羽ばたき作動用リンクを、それぞれの中間位置において軸着して、当該連軸杆を軸にして往復回動するようになし、
    前記左右の羽ばたき作動用リンクの基端部に穿設したスライド孔と、前記連結ロッドのスライド窓とを介して連結ヒンジピンにより当該左右の羽ばたき作動用リンクと連結ロッドとの三部材を遊び連結して、
    連結ロッドの上下動によって連結ヒンジピンが上下動すると、当該連結ヒンジピンにより遊び連結している左右の羽ばたき作動用リンクは、左右の連軸杆を軸にして往復回動し、それによって先端部の羽根取付部が円弧状に往復揺動するようにした羽ばたき揺動機構とから構成したことを特徴とする請求項1、請求項2に記載の羽ばたき形象玩具。
  4. 鳥又は昆虫を模した羽根体は、羽ばたき作動装置の連軸杆に軸着されている羽ばたき作動用リンクの羽根取付部および/または連軸杆に軸着されている補助取付部に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2に記載の羽ばたき形象玩具。
  5. 鳥又は昆虫を模したボディ体の中空部内には羽ばたき作動装置を内装すると共に音声改造工作キッド又は光らせ改造工作キッド等の玩具改造装置を内装しておき、音声を発生させたり、光らせたりできるようにしたことを特徴とする請求項1、請求項2に記載の羽ばたき形象玩具。
  6. 鳥又を模した玩具用の羽根体と、
    鳥を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボデイ体と、
    当該ボディ体の中空部内に内装された羽ばたき作動装置とからなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5に記載の羽ばたきする鳥形象玩具。
  7. 昆虫を模した玩具用の羽根体と、昆虫を模した外装体であって、その内部に中空部を設けた玩具用のボディ体と、当該ボディ体の中空部内に内装された羽ばたき作動装置とからなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5に記載の羽ばたきする昆虫形象玩具。

JP2019001685U 2019-05-13 2019-05-13 羽ばたき形象玩具 Active JP3222891U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001685U JP3222891U (ja) 2019-05-13 2019-05-13 羽ばたき形象玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001685U JP3222891U (ja) 2019-05-13 2019-05-13 羽ばたき形象玩具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3222891U true JP3222891U (ja) 2019-09-05

Family

ID=67841341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019001685U Active JP3222891U (ja) 2019-05-13 2019-05-13 羽ばたき形象玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3222891U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6053798A (en) Structural improvement of toy Christmas tree
CN201015714Y (zh) 玩具恐龙
US7207859B1 (en) Realistic animatronic toy
US6386942B1 (en) Toy's eyebrow and mouth moving mechanism
JP3222891U (ja) 羽ばたき形象玩具
US6110004A (en) Room-environment string-pull construction toy
US6652349B1 (en) Animated hanging ornament
CN215232118U (zh) 能够摆动的积木结构
CN214853896U (zh) 一种新型光伏电站维护运营用装置
US4608025A (en) Glove puppet figure assembly with articulated head components
CN213823443U (zh) 一种飞禽玩具振翅机构
JP3110565U (ja) 容器体に収納した吊下げ揺動玩具
CN86206598U (zh) 一种多功能模特儿
JP2008279665A (ja) 添水型室内外装置品、およびそれを利用した添水型貯金箱
JP2013005758A (ja) ペット用玩具
CN215025994U (zh) 一种积木系统
US6604981B1 (en) Animated toy animal
SU1003864A1 (ru) Механическа игрушка
CN213823441U (zh) 一种四足奔跑动物仿真玩具
CN2130576Y (zh) 电控仿生装置
CN217661515U (zh) 一种森林主题的机械玩具
CN218076367U (zh) 一种仿生飞鼠玩具
CN218999631U (zh) 一种基于工业设计的仿森林动态运动装置
CN212680069U (zh) 一种用于模仿孔雀开屏的电动张合装置
CN2660311Y (zh) 造型灯架

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3222891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250