JP3222728U - 搬送機構及びそれを備えた食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】食器洗浄機において、洗浄時間を長くすることなく、食器の洗浄性能を高めることを可能にする搬送機構を提供する。【解決手段】本考案の一態様に係る、食器洗浄機10における搬送機構14は、食器Tが載置可能に設けられる複数の回転支持体30であって、各々は、食器の搬送方向CDに直交する幅方向に延在するように配置されるとともに、他の回転支持体30から前記搬送方向に離間配置される、複数の回転支持体と、該複数の回転支持体の各々がそのままの位置で回転するように該複数の回転支持体を駆動するように構成された駆動機構32とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、社員食堂、レストラン、学校、病院などで用いられる業務用の食器洗浄機に関し、より詳しくは、食器を搬送するための搬送機構及びそれを備えた食器洗浄機に関する。
従来の食器洗浄機は、箱状のラックに食器を積載して搬送する所謂ボックス型食器洗浄機と、コンベヤにより食器を搬送する所謂コンベヤ型食器洗浄機とに分類することができる。ボックス型食器洗浄機の一例においては、複数の食器が積載されたラックは搬入側のテーブル上から洗浄室に移動される。次に、洗浄室内において、洗剤入りの洗浄液により、食器を洗浄する第1工程と、所定の温度のすすぎ水により付着した洗剤等を洗い流す第2工程とが施される。そして、これら2つの工程の後、ラックは搬出側のテーブル上に移動され、そこに積載された食器は、ラックから取り出される。そして、食器は、乾燥工程等の更なる工程に移行される。また、食器が取り出されて空になったラックは、作業者により再び搬入側のテーブル上に移動され、次回の洗浄に用いられる。
これに対して、コンベヤ型食器洗浄機の一例においては、複数の食器は、所定の速度で搬送する無端のコンベヤベルト上に順次載置され、主洗浄室及びすすぎ洗浄室内を通過する。これらの主洗浄室及びすすぎ洗浄室においては、常時、洗浄液およびすすぎ水が噴出されており、コンベアベルトによって搬送される食器は、主洗浄室において洗浄工程、すすぎ洗浄室においてすすぎ工程を施された後に、後続の工程に移行される。このようなコンベヤ型食器洗浄機に関する一提案を、例えば特許文献1は開示する。
特開平6−245890号公報
しかし、ボックス型食器洗浄機は、ラックへ食器をバランスよく又は整然と並べて配置することが必要とされ、洗浄時間の短縮に課題があるばかりか、洗浄水を食器に直接的に噴射することに限界がある。このボックス型食器洗浄機に比べて、コンベヤ型食器洗浄機は、コンベヤ上に直接食器を並べていくので、洗浄時間の短縮を図ることができるとともに、直接的に洗浄水を食器に噴射することができるので、衛生面及び洗浄性の点で優れる。
しかし、コンベヤ型食器洗浄機においては、無端のコンベヤベルトの移動に伴って、その上に載置された食器がそのまま搬送されるので、コンベヤベルトの部材の死角になった食器の部位には、直接的に洗浄水がかからなかった。これは、洗浄不良をもたらす要因であり、改善が望まれる。
そこで本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、食器洗浄機において、洗浄時間を長くすることなく、食器の洗浄性能を高めることを可能にすることにある。
上記目的を達成するために、本考案の一態様は、
食器洗浄機における搬送機構であって、
食器が載置可能に設けられる複数の回転支持体であって、各々は、食器の搬送方向に直交する幅方向に延在するように配置されるとともに、他の回転支持体から前記搬送方向に離間配置される、複数の回転支持体と、
該複数の回転支持体の各々がそのままの位置で回転するように該複数の回転支持体を駆動するように構成された駆動機構と
を備えた、搬送機構
を提供する。
好ましくは、前記複数の回転支持体の各々には、前記搬送方向への食器の移動を補助するように構成された補助部材が1つ又は複数設けられている。前記補助部材は、該補助部材が設けられた回転支持体に隣り合う回転支持体に設けられた補助部材と衝突しないように互い違いに配置されているとよい。また、隣り合う前記回転支持体に設けられた前記補助部材が互いに接触しないように、前記複数の回転支持体は前記搬送方向に離して配置されてもよい。
好ましくは、前記駆動機構は、回転駆動力を発生させる駆動力発生装置と、該駆動力発生装置からの回転駆動力を前記複数の回転支持体の各々に伝達するための駆動力伝達機構とを備えている。例えば、前記駆動力伝達機構は、ウォームギヤを備えることができる。前記駆動力伝達機構は、前記駆動力発生装置に対して設けられた駆動歯車と、前記回転支持体に対して設けられた被駆動歯車と、前記駆動歯車と前記被駆動歯車とに架け渡された環状動力伝達体とを備えていてもよい。
本考案は、前述のいずれかの搬送機構を備えた食器洗浄機にも存する。この食器洗浄機は、前記複数の回転支持体の鉛直方向下側に配置された複数の洗浄液吐出部を有する洗浄液吐出システムを備えることができる。好ましくは、前記複数の洗浄液吐出部から吐出の洗浄液が前記複数の回転支持体の間から該複数の回転支持体の上側に直接的に通過するように、前記複数の洗浄液吐出部は配置されている。
本考案の一態様に係る上記搬送機構によれば、上記構成を備えるので、それを備えた食器洗浄機において、洗浄時間を長くすることなく、食器の洗浄性能を高めることが可能になる。
本考案の第1実施形態に係る食器洗浄機の概略構成図である。 図1の食器洗浄機における回転支持体の配置を示す模式図である。 図1の食器洗浄機における回転支持体上での食器の流れ及びその洗浄を説明するための図である。 本考案の第2実施形態の食器洗浄機の一部の図であり、回転支持体の駆動機構を表した図である。 回転支持体に対する補助部材の一例を説明するための図である。 本考案の第3実施形態の食器洗浄機の一部の図であり、回転支持体と補助部材と洗浄液吐出部との位置関係を表した模式図である。 図6の回転支持体と補助部材と洗浄液吐出部とを含む箇所を別の方向から見た模式図である。 回転支持体と補助部材との組み合わせの変形例を説明するための図である。 回転支持体と補助部材との組み合わせの変形例を説明するための図である。
以下、本考案に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
本考案の第1実施形態に係る食器洗浄機10の概略構成を図1に示す。食器洗浄機10は、洗浄部12と、該洗浄部12に食器Tの搬送を行うように設けられた搬送機構14とを備える。なお、ここでは、食器洗浄機10の被洗浄体は食器Tであり、図1では洗浄部12の入口側の食器Ta、Tb、Tcと、その出口側の食器Tdとを単に模式的に例示する。被洗浄体は、食器に限定される必要はない。つまり、本考案は、食器洗浄機10が食器以外の物を洗浄することを排除するものではないが、好ましくは、食器洗浄器1は、食器Tの洗浄に向けられている。
洗浄部12には、洗浄液吐出システムのうちの複数の洗浄液吐出部16が設けられている。洗浄液吐出部16の各々は洗浄液を吐出するように構成されていて、図示しないポンプにより圧送されてくる洗浄液を特に噴射するようにノズル形状に構成されている。洗浄部12で洗浄液吐出部16から吐出される洗浄液は洗剤を含んでもよいし含まなくてもよい。ここでは、複数の洗浄液吐出部16のうちの、搬送方向CDの上流側の複数の洗浄液吐出部16からは洗剤を含む洗浄液を吐出し、それ以外、具体的には搬送方向CDの下流側の複数の洗浄液吐出部16からは水のみからなる洗浄液を吐出するように、洗浄液吐出システムは実質的に2系統の洗浄液供給システムを有する。洗剤入り洗浄液を吐出する上流側の洗浄液吐出部16を備えた箇所が主洗浄室を実質的に構成し、水のみからなる洗浄液つまりすすぎ水を吐出する下流側の洗浄液吐出部16を備えた箇所がすすぎ洗浄室を実質的に構成する。これら主洗浄室とすすぎ洗浄室とを分けるように、洗浄部12への入口及び出口に設けるようなカーテンが、それらの間に設けられてもよい。ただし、全ての洗浄液吐出部16から水のみからなる洗浄液つまりすすぎ水を吐出するように、あるいは、全ての洗浄液吐出部16から洗剤入り洗浄液を吐出するように、洗浄液吐出システムを構成することもできる。また、洗浄性能を高めるべく、全ての洗浄液吐出部16からの洗浄液の吐出は所定圧以上の高圧でなされるとよい。なお、食器洗浄機10では、一旦吐出された洗浄液は廃棄されるが、一旦吐出された洗浄液は例えば浄化処理又は異物除去処理がなされて再度利用されてもよい。
食器洗浄機10の食器Tの搬送方向CDにおいて、洗浄部12の上流側(図1中右側)には食器搬入用のテーブル(以下、搬入テーブル)18が設けられていて、その下流側(図1中左側)には食器搬出用のテーブル(以下、搬出テーブル)20が設けられている。そして、それら搬入テーブル18、洗浄部12及び搬出テーブル20に亘って、搬送機構14が設けられている。
搬送機構14は、複数の回転支持体30と、それらを駆動するように構成された駆動機構32とを備える。複数の回転支持体30の各々は、棒状体であり、ここでは特にその軸線30A(図2参照)に直交する仮想面での断面は円形である。しかし、回転支持体30の断面形状は円形であることに限定されず、例えば断面正方形などの断面多角形であってもよい。
複数の回転支持体30は食器Tがその上に載置可能であるように設けられる。回転支持体30の配置を図2に模式的に示す。複数の回転支持体30の各々は、食器Tの搬送方向CDに直交する幅方向WDに延在するように配置される。更に、複数の回転支持体30の各々は、他の回転支持体30から搬送方向CDにずれて配置され、特に離間配置される。そして、本実施形態では、複数の回転支持体30は、同一仮想平面上において所定の等間隔で配置されている。複数の回転支持体30の各々は、それぞれ設けられる搬入テーブル18、洗浄部12又は搬出テーブル20において、その両端部を軸受(不図示)で回転可能に支持されている。
なお、搬送方向CDにおける回転支持体30間の間隔S(図2参照)は、被洗浄物である食器Tがそれらの間から脱落しないように設計され、特に後述するように回転する回転支持体30の上を食器Tが滑らかに搬送方向CDに搬送されるつまり移動することを可能にするように定められる。
駆動機構32は、複数の回転支持体30がそのままの位置でつまりその場でその軸線30A周りに回転するようにつまり自転するように、該複数の回転支持体30を駆動するように構成されている。駆動機構32は、図1に示され、電動モータ34と、動力伝達機構36とを備えている。電動モータ34は、回転駆動力を発生させる駆動力発生装置であり、図示しないスイッチのON−OFF切替により作動するように構成されている。電動モータ34の回転速度は一定でもよいが、任意に変更できるとよい。
図1に示すように、動力伝達機構36は、ウォーム38と、ウォームホイール40とを備えている。つまり、動力伝達機構36は、ウォームギヤを備えている。ウォーム38は、電動モータ34に連結されていて電動モータ34の作動により自転するシャフト38Sに一体的に設けられている。シャフト38sのウォーム38は、複数の回転支持体30の数に対応する分又は複数の回転支持体30の全てに対応するだけ形成されている。ウォームホイール40は、複数の回転支持体30の数に対応する数だけ用いられている。各ウォームホイール40は、それが設けられる対応する回転支持体30に同軸に設けられている。図1では、各回転支持体30の端部にウォームホイール40が設けられているところを模式的に示す。なお、シャフト38Sは、つまり、複数のウォーム38は、図示しない複数の軸受により、搬入テーブル18、洗浄部12及び搬出テーブル20に亘って、搬送方向CDに延在するように回転可能に支持されている。
洗浄部12の複数の洗浄液吐出部16は、そのように設けられた複数の回転支持体30の上下に位置付けられている。図1に模式的に示すように、回転支持体30の鉛直方向上側の洗浄液吐出部16は、洗浄部12内の下側に向けて、つまり回転支持体30に向けて洗浄液を吐出するように設けられ、回転支持体30の鉛直方向下側の洗浄液吐出部16は、洗浄部12内の上側に向けて、つまり回転支持体30に向けて洗浄液を吐出するように設けられている。そして、図1では明瞭でないが、洗浄液吐出システムにおける、回転支持体30の鉛直方向下側の複数の洗浄液吐出部16は、特に、複数の回転支持体30の間の隙間から、複数の回転支持体30の上側に洗浄液が直接的に抜ける又は通過するように、配置されている。この回転支持体30の鉛直方向下側の洗浄液吐出部16の配置は、後述する第3実施形態において明瞭に適用されている。なお、本実施形態では、複数の洗浄液吐出部16は複数の回転支持体30の上下に位置付けられているが、例えば複数の回転支持体30の鉛直方向下側にのみ設けられてもよい。
上記構成を備える食器洗浄機10の作動について説明する。作業者により食器洗浄機10の電源(不図示)がOFF状態からON状態にされると、洗浄液吐出システムのポンプが作動して全ての洗浄液吐出部16からの洗浄液の吐出が開始されるとともに、電動モータ34の作動が開始される。この電動モータ34の作動開始により、シャフト38Sが回転駆動され、それに設けられたウォーム38も回転する。各ウォーム38には対応するウォームホイール40が噛み合っているので、これにより、全ての回転支持体30がその軸線30A周りにそのままの位置で回転するようになる。なお、洗浄液吐出システムのポンプの作動制御と、電動モータ34の作動制御とは別々に行われてもよく、それらに対する作業者による操作も個別に可能にされてもよい。
こうして食器洗浄機10が作動状態にあるとき、図1の食器Ta、Tbのように、搬入テーブル18の回転支持体30の上に食器Tを載置する。その結果、図1の食器Tc、Tdのように、その載置された食器Tは、回転支持体30上を搬送方向CDに向けて、所定速度で流れるように移動する。こうして食器Tは搬入テーブル18、洗浄部12及び搬出テーブル20へと順に搬送され、その間の洗浄部12で洗浄液を上下の洗浄液吐出部16から浴びせられることになる。図3は、洗浄部12の回転支持体30間において、その下側から上側に吐出供給される洗浄液WLの一部が、搬送方向CDに移動する食器Tに当たる又は衝突するところを模式的に示す。
このとき、食器Tは、特定のラックや、特定のコンベヤベルトと接触状態に維持されるのではなく、設置場所から搬送方向CDに移動しない回転支持体30上を移動する。したがって、食器Tには、上側から洗浄液が万遍なく浴びせられるとともに、下側からは回転支持体30の間から吐出供給される洗浄液が食器Tの下側を向いた面に万遍なく浴びせることが可能になる。したがって、本実施形態に係る食器洗浄機10によれば、食器Tに特定のラックやコンベヤベルトなどが接触状態に維持される従来の食器洗浄機に比べて、食器の洗浄性能を高めることが可能になる。更に、上で述べたように、この食器洗浄機10では、搬入テーブル18で回転支持体30の上に食器を載置するだけであるので、洗浄時間を長くすることもない。
次に、本考案の第2実施形態に係る食器洗浄機を図4に基づいて説明する。以下では、上記第1実施形態の食器洗浄機10との相違点のみ、第2実施形態の食器洗浄機について説明し、その他の説明を省略する。
第2実施形態の食器洗浄機は、駆動機構32のうちの動力伝達機構36の構成の点で、第1実施形態の食器洗浄機10と相違する。第2実施形態の食器洗浄機においては、駆動機構32のうちの動力伝達機構36は、電動ポンプ34に対して設けられた駆動歯車112と、回転支持体30に対して設けられた被駆動歯車114と、これらの駆動歯車と被駆動歯車とに架け渡された環状動力伝達体116とを備えている。ここでは、環状動力伝達体116は図4に示すように無端チェーンとして構成されているが、無端ベルト等であってもよい。なお、図4では、環状動力伝達体116が架け渡された一端の被駆動歯車は図示していない。
このように動力伝達機構36を、環状動力伝達116を介して動力を伝達する構成とすることでも、安価にかつ確実に、回転支持体30をそのままの位置で回転させることができる。よって、本第2実施形態の食器洗浄機でも、上記第1実施形態の食器洗浄機と同様の、上記作用効果を奏することができる。
なお、上記第1実施形態の食器洗浄機10でも、第2実施形態の食器洗浄機でも、回転支持体30は種々の材料から作製可能である。回転支持体30は、ステンレス、アルミニウム合金、マグネシウム合金などの種々の金属や、プラスチックなどの合成樹脂などで作製可能である。しかし、回転支持体30は、その上に載置される食器Tの傷つきが生じにくい材料で作製されることが好ましい。また、上記第1及び第2実施形態の食器洗浄機10において回転支持体30の表面には、食器Tの円滑な搬送方向への移動を促すように又は補助するように、補助部材として、滑り止め材、例えば粘着性ゴム材が設けられてもよい。回転支持体30全周に滑り止め材Cを設けたところを図5に模式的に示す。
次に、本考案の第3実施形態に係る食器洗浄機を図6及び図7に基づいて説明する。以下では、上記第1実施形態の食器洗浄機10との相違点のみ、第3実施形態の食器洗浄機について説明し、その他の説明を省略する。なお、第3実施形態の食器洗浄機でも、上記第2実施形態の食器洗浄機のように、駆動機構14の動力伝達機構36を、環状動力伝達116を介して動力を伝達する構成とすることができる。
図6は、第3実施形態の食器洗浄機における2つの隣り合う回転支持体30を鉛直方向上側から見た模式図である。図7は、図6の2つの回転支持体30を含む3つの回転支持体30についての箇所を図1と同様に幅方向WDから見た模式図である。第3実施形態の食器洗浄機では、食器Tの円滑な搬送方向への移動を補助するように、補助部材として、凸状部材212が複数設けられている。各凸状部材212は、回転支持体30に、そこから径方向に延出するように設けられる。凸状部材212は、1つの回転支持体30に対して複数設けられている。特に、本実施形態では、凸状部材212は、回転支持体30の軸線30A方向における複数個所に設けられ、かつ、軸線30A方向の同一箇所からは回転支持体30の周方向において90°間隔で4つ設けられている。
図6から明らかなように、凸状部材212は、それが設けられた回転支持体30に隣り合う回転支持体30に設けられた凸状部材212と衝突しないように、それと互い違いに配置されている。また、隣り合う回転支持体に設けられた凸状部材212は本実施形態では互い違いに配置されているので接触することはないが、特にそれらが干渉することをより確実に回避するように、複数の回転支持体の各々は、上記第1及び第2実施形態の食器洗浄機の場合に比して、他の回転支持体から離して配置されている。
更に、本第3実施形態では、搬送方向CDにおいて、回転支持体30間の中間に位置するように、洗浄液吐出部16は位置づけられている(図6及び図7参照)。そして、洗浄液吐出部16の真上に、凸状部材212が延在することがないように、凸状部材212及び回転支持体30の寸法及び配置が定められている。
また、凸状部材212は、ある程度柔軟である材料つまり可撓性材料から作製されている。ここでは具体的には、凸状部材212はゴム材から作製されている。加えて、凸状部材212は滑りにくいような表面形状(不図示)を有している。なお、凸状部材212は他の材料から作製可能であり、図6及び図7に示したように棒状又は針状に形成されることに限定されず、それ以外の形状を有してもよい。
上記構成を備える本第3実施形態の食器洗浄機によれば、回転支持体30の回転に伴って凸状部材212は食器Tを搬送方向に好適に押し出すように食器Tに作用する。更に、図6及び図7に示すように、凸状部材212及び回転支持体30が真上に位置しない箇所にそれらの下側の洗浄液吐出部16は設けられているので、そこから吐出された洗浄液をよりしっかりと食器Tの下側の面に浴びせることができる。よって、本第3実施形態の食器洗浄機では、上記第1実施形態の食器洗浄機と同様以上に、上記作用効果を奏することができる。
なお、凸状部材212は、例えば、幅広かつ薄い厚さの部材である凸状翼部材214として構成されることが可能である。この凸状翼部材214を備えた回転支持体30を図8に示す。図8では、凸状翼部材214は、それが設けられた回転支持体30に隣り合う回転支持体30に設けられた別の凸状翼部材214と衝突しないように互い違いに配置されている。なお、図8において、回転支持体30の軸線30A方向の同じ位置では、回転支持体30の周方向において120°間隔で、凸状翼部材214が設けられている。本考案は、回転支持体30の軸線30A方向の同じ位置における補助部材の個数などを特に限定しない。
また、隣り合う回転支持体30に設けられた補助部材である凸状翼部材214が互いに接触しないように、複数の回転支持体の位置が調整されていてもよい。具体的には、図9に示すように、隣り合う回転支持体30同士で、それらの軸方向の同じ位置に凸状翼部材214を設ける場合、凸状翼部材214が互いに接触しないように、回転支持体30をより一層搬送方向に離してもよい。これは、図6及び図7の第3実施形態の場合と同様である。
以上、本考案の代表的な実施形態及び変形例について説明したが、本考案は種々の変更が可能である。本願の実用新案登録請求の範囲によって定義される本考案の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。
本考案の特徴又は構成は、上記実施形態等に限定されない。例えば上記実施形態及び変形例の任意の一部同士の種々の組み合わせが可能である。本考案は、種々の社員食堂、レストラン、学校、病院などで用いられる業務用の食器洗浄機又はその搬送機構に適用することができる。
10 食器洗浄機
12 洗浄部
14 搬送機構
16 洗浄液吐出部
18 搬入テーブル
20 搬出テーブル
30 回転支持体
32 駆動機構
34 電動モータ
36 動力伝達機構
38 ウォーム
40 ウォームホイール
112 駆動歯車
114 被駆動歯車
116 環状動力伝達体
212 凸状部材
214 凸状翼部材
CD 搬送方向
WD 幅方向
T、Ta、Tb、Tc、Td 食器

Claims (9)

  1. 食器洗浄機における搬送機構であって、
    食器が載置可能に設けられる複数の回転支持体であって、各々は、食器の搬送方向に直交する幅方向に延在するように配置されるとともに、他の回転支持体から前記搬送方向に離間配置される、複数の回転支持体と、
    該複数の回転支持体の各々がそのままの位置で回転するように該複数の回転支持体を駆動するように構成された駆動機構と
    を備え、
    前記複数の回転支持体の各々には、前記搬送方向への食器の移動を補助するように構成された補助部材が複数設けられていて、
    前記補助部材はそれぞれ、対応する回転支持体に該回転支持体から径方向に延出するように設けられ、
    前記回転支持体の軸線方向の同一箇所からは前記回転支持体の周方向において複数の補助部材が設けられている、
    搬送機構。
  2. 前記複数の補助部材は、それぞれ、可撓性材料から作製されていて、棒状又は針状に形成されている、或いは凸状翼部材として構成されている、
    請求項1に記載の搬送機構。
  3. 前記補助部材は、該補助部材が設けられた回転支持体に隣り合う回転支持体に設けられた補助部材と衝突しないように互い違いに配置されている、
    請求項1又は2に記載の搬送機構。
  4. 隣り合う前記回転支持体に設けられた前記補助部材が互いに接触しないように、前記複数の回転支持体は前記搬送方向に離して配置されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送機構。
  5. 前記駆動機構は、
    回転駆動力を発生させる駆動力発生装置と、
    該駆動力発生装置からの回転駆動力を前記複数の回転支持体の各々に伝達するための駆動力伝達機構と
    を備えている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送機構。
  6. 前記駆動力伝達機構は、ウォームギヤを備えている、請求項5に記載の搬送機構。
  7. 前記駆動力伝達機構は、前記駆動力発生装置に対して設けられた駆動歯車と、前記回転支持体に対して設けられた被駆動歯車と、前記駆動歯車と前記被駆動歯車とに架け渡された環状動力伝達体とを備えている、請求項5に記載の搬送機構。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の搬送機構を備えた食器洗浄機。
  9. 前記複数の回転支持体の鉛直方向下側に配置された複数の洗浄液吐出部を有する洗浄液吐出システムを備え、
    前記複数の洗浄液吐出部から吐出の洗浄液が前記複数の回転支持体の間から該複数の回転支持体の上側に直接的に通過するように、前記複数の洗浄液吐出部は配置されている、請求項8に記載の食器洗浄機。
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