JP3222331B2 - 固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法

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JP3222331B2
JP3222331B2 JP23267794A JP23267794A JP3222331B2 JP 3222331 B2 JP3222331 B2 JP 3222331B2 JP 23267794 A JP23267794 A JP 23267794A JP 23267794 A JP23267794 A JP 23267794A JP 3222331 B2 JP3222331 B2 JP 3222331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー複写機および
カラーイメージスキャナ等に用いられるカラー読み取り
用のCCDリニアイメージセンサ等の固体撮像素子の駆
動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やイメージスキャナ等の装
置においてカラー化の要望が急速に高まってきており、
これらの装置において画像の読み取りという重要な役割
を担うCCDカラーリニアイメージセンサの高性能化が
期待されている。従来のCCDカラーリニアイメージセ
ンサは、赤色・緑色・青色などの3色をそれぞれ読み取
るためのCCDリニアイメージセンサを3個隣接して一
つのチップ内に配置した構成になっている。
【0003】この従来のCCDカラーリニアイメージセ
ンサにおいて、各色を読み取るためのフォトダイオード
行間の間隔を限界まで小さくすることを可能としたの
が、平成3年特許願第170916号に記載の構造を有
する固体撮像素子(以下「提案例の固体撮像素子」とい
う)であり、この提案例の固体撮像素子の従来の駆動方
法について、以下図面を参照しながら説明する。
【0004】図9は提案例の固体撮像素子の一例におけ
るCCDリニアイメージセンサの平面配置および回路接
続図、図10は図9に示すCCDリニアイメージセンサ
のA−A’線に沿った断面図、図11は図9に示すCC
Dリニアイメージセンサの従来の駆動方法による駆動パ
ルスタイミング図、図12〜図16は図11に示す駆動
パルスのそれぞれの時刻th ,ti ,tj ,tk ,tl
における信号電荷に対するポテンシャル分布図である。
【0005】図9において、(11a、12a、13
a、・・・、1na)、(11b、12b、13b、・
・・、1mb、・・・、1nb)、(11c、12c、
13c、・・・、1mc、・・・、1nc)はそれぞれ
フォトダイオード行で、カラー画像読み取りに用いる場
合には、例えばそれぞれの行に緑色、青色、赤色等の色
分解用のカラーフィルターが付加されている。各フォト
ダイオード行を構成する個々のフォトダイオードは並び
方向にピッチpで配列されており、フォトダイオード行
(11a、12a、13a、・・・、1na)と(11
b、12b、13b、・・・、1mb、・・・、1n
b)の間隔をL1とし、フォトダイオード行(11b、
12b、13b、・・・、1mb、・・・、1nb)と
(11c、12c、13c、・・・、1mc、・・・、
1nc)の間隔をL2とする。
【0006】(21a、22a、23a、・・・、2n
a)、(21b、22b、23b、・・・、2mb、・
・・、2nb)、(21c、22c、23c、・・・、
2mc、・・・、2nc)は、それぞれフォトダイオー
ド行(11a、12a、13a、・・・、1na)、
(11b、12b、13b、・・・、1mb、・・・、
1nb)、(11c、12c、13c、・・・、1m
c、・・・、1nc)に対応した信号電荷転送のための
CCDアナログシフトレジスタである。
【0007】3a、3b、3c、3dは、それぞれフォ
トダイオード行(11a、12a、13a、・・・、1
na)からCCDアナログシフトレジスタ(21a、2
2a、23a、・・・、2na)へ、フォトダイオード
行(11b、12b、13b、・・・、1mb、・・
・、1nb)からフォトダイオード行(11c、12
c、13c、・・・、1mc、・・・、1nc)へ、フ
ォトダイオード行(11c、12c、13c、・・・、
1mc、・・・、1nc)からCCDアナログシフトレ
ジスタ(21b、22b、23b、・・・、2mb、・
・・、2nb)へ、CCDアナログシフトレジスタ(2
1b、22b、23b、・・・、2mb、・・・、2n
b)からCCDアナログシフトレジスタ(21c、22
c、23c、・・・、2mc、・・・、2nc)へ信号
電荷を移送するためのシフトゲートである。各CCDア
ナログシフトレジスタの端部には、電荷−電圧変換部4
a、4b、4cおよび出力端子5a、5b、5cが設け
られている。
【0008】なお、図9において、フォトダイオード行
(11a、12a、13a、・・・、1na)、CCD
アナログシフトレジスタ(21a、22a、23a、・
・・、2na)、シフトゲート3a、電荷−電圧変換部
4aおよび出力端子5aは、一般的なCCDリニアイメ
ージセンサを構成し、この一般的なCCDリニアイメー
ジセンサにより例えば緑色を読み取る。また、フォトダ
イオード行(11b、12b、13b、・・・、1n
b)、CCDアナログシフトレジスタ(21b、22
b、23b、・・・、2nb)、シフトゲート3b、電
荷−電圧変換部4bおよび出力端子5bで構成されるC
CDリニアイメージセンサにより例えば青色を読み取
り、フォトダイオード行(11c、12c、13c、・
・・、1nc)、CCDアナログシフトレジスタ(21
c、22c、23c、・・・、2nc)、シフトゲート
3c、電荷−電圧変換部4cおよび出力端子5cで構成
されるCCDリニアイメージセンサにより例えば赤色を
読み取る。
【0009】図10において、図9と対応する部分には
同一符号を付している。図11において、V3b、V3c
3dはそれぞれ図9、図10のシフトゲート3b、3
c、3dにかかるパルス電圧であり、Hはハイレベル、
Lはローレベルを示す。図12〜図16において、φ
3bL 、φ3cL 、φ3dL はそれぞれV3b、V3c、V3dがロ
ーレベルのときに対応するシフトゲート3b、3c、3
dのポテンシャルを示し、φ3bH 、φ3cH 、φ3dH はそ
れぞれV3b、V3c、V3dがハイレベルのときに対応する
シフトゲート3b、3c、3dのポテンシャルを示して
いる。φ3bL 、φ3cL 、φ3dL は信号電荷Q1mb 、Q
1mc に対して十分な障壁となるように設定する。
φ1mb 、φ1mc は光信号電荷が存在しない場合のフォト
ダイオード1mb、1mcの初期ポテンシャル、
φ2mb 、φ2mc はCCDアナログシフトレジスタ2m
b、2mcの転送ゲートのポテンシャル井戸の底のポテ
ンシャルを示す。この図12〜図16においては、図の
下方ほど信号電荷に対して低いポテンシャルであるとす
る。
【0010】図11の時刻th においては、V3b
3c、V3dはすべてローレベルに設定されており、図1
2に示すように、シフトゲート3b、3c、3dのポテ
ンシャルφ3bL 、φ3cL 、φ3dL は信号電荷Q1mb 、Q
1mc に対し十分高い障壁となっている。そのためフォト
ダイオード1mb、1mcに入射した光によって発生し
た信号電荷Q1mb 、Q1mc は、それぞれのフォトダイオ
ード1mb、1mcに蓄積される。
【0011】図11の時刻ti においては、V3bはロー
レベルのままに保ち、V3c、V3dをハイレベルに遷移さ
せる。これによってシフトゲート3c、3dのポテンシ
ャルが低くなりCCDアナログシフトレジスタに最も近
い側のフォトダイオード1mcに蓄積された信号電荷Q
1mc がCCDアナログシフトレジスタ2mcに移動す
る。しかし、このときV3c,V3dのハイレベルの条件に
よってφ3cH <φ2mb ,φ3dH <φ2mc となると、図1
3に示すようにシフトゲート3c,3dの下に信号電荷
1mc の一部が残ることになる。
【0012】図11の時刻tj において、V3dをローレ
ベルに復帰させた時、前述の条件では図14に示すよう
に、シフトゲート3dの下に残っていた信号電荷Q1mc
の一部はCCDアナログシフトレジスタ2mcに移動す
るが、シフトゲート3cの下には信号電荷Q1mc の一部
が残ったままとなる。図11の時刻tk において、V3b
をハイレベルに遷移させると、ポテンシャル分布は図1
5のようになり、信号電荷Q1mb の移動が行なわれる。
なおこのとき、V3bのハイレベルの条件によってφ3bH
<φ1mc となり、シフトゲート3bの下に信号電荷Q
1mb の一部が残ることになる。
【0013】図11の時刻tl において、V3b,V3c
3dが全てローレベルに復帰したとき、図16に示すよ
うに、CCDアナログシフトレジスタ2mbには、信号
電荷Q1mb と時刻tj において残った信号電荷Q1mc
一部とが移送されることになる。このように、提案例の
固体撮像素子の駆動は、従来、図11に示す駆動パルス
タイミングでシフトゲート3b,3c,3dを制御する
ことにより行なわれていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の駆動方法では、一連の動作が行なわれる際、V3c,V
3dのハイレベルの条件によっては、信号電荷Q1mb と信
号電荷Q1mc の混合が生じてしまう可能性がある。ま
た、V3bのハイレベルの条件によっては、フォトダイオ
ード1mbに蓄積した電荷が一部シフトゲート3b下に
残存するため、次のフレームのフォトダイオード1mb
に蓄積した電荷と混合し、結果として副走査方向の残像
となる可能性がある。このような信号電荷の混合が生じ
ないようにするためには、φ1mb >φ3bH >φ1mc ,φ
1mc >φ3cH >φ2mb ,φ2mb >φ3d H >φ2mc を満た
すように、V3b,V3c,V3dのハイレベルを適当な条件
に設定する必要がある。
【0015】この発明は、提案例のように複数個のフォ
トダイオードを一直線上に配列したフォトダイオード行
をn行平行に配置し、このn行のフォトダイオード行の
片側にn行のCCDアナログシフトレジスタをフォトダ
イオード行と平行に併設し、フォトダイオード行および
CCDシフトレジスタの隣接した各行間はMOS構造か
らなるゲート構造を介して信号電荷の読み出しができる
ようにした固体撮像素子における信号電荷の読み出し時
に信号電荷の混合が生じない固体撮像素子の駆動方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の固体撮像素子
の駆動方法は、複数個のフォトダイオードを一直線上に
配列したフォトダイオード行をn行(n≧2)平行に配
置し、かつn行のフォトダイオード行の片側にn行のC
CDアナログシフトレジスタをフォトダイオード行と平
行に併設するとともに、n行のフォトダイオード行をC
CDアナログシフトレジスタに近い方から順に1番目,
・・,n番目のフォトダイオード行とし、n行のCCD
アナログシフトレジスタをフォトダイオード行から遠い
方から順に1番目,・・,n番目のCCDアナログシフ
トレジスタとしたときに、k番目(kは1〜n)のフォ
トダイオード行とk番目のCCDアナログシフトレジス
タとが対応するものとし、CCDアナログシフトレジス
タに近いフォトダイオード行ほど信号電荷の無い場合の
初期ポテンシャルが低くなるように設定し、かつ、フォ
トダイオード行から遠いCCDアナログシフトレジスタ
ほどポテンシャル井戸の底のポテンシャルが低くなるよ
うに設定し、n行のフォトダイオード行およびn行のC
CDアナログシフトレジスタの各行間にMOS構造から
なるゲートを配置し、印加電圧を制御してゲートを開閉
することによりn行のフォトダイオード行のそれぞれの
信号電荷をn行のフォトダイオード行のそれぞれと対応
するn行のCCDアナログシフトレジスタへ転送するよ
うにした固体撮像素子の駆動方法であって、n行のフォ
トダイオード行の信号電荷の転送は、1番目,・・,n
番目の順に各フォトダイオード行からそれぞれ対応する
CCDアナログシフトレジスタへ行い、かつ、k番目の
フォトダイオード行からk番目のCCDアナログシフト
レジスタへの信号電荷の転送は、k番目のフォトダイオ
ード行とk番目のCCDアナログシフトレジスタとの間
にあるゲートを開いた後、k番目のフォトダイオード行
に近いゲートから順に開いたゲートを閉じることにより
行うことを特徴とする。
【0017】
【作用】この発明の固体撮像素子の駆動方法によれば、
n行のフォトダイオード行の信号電荷の転送を、1番
目,・・,n番目の順に各フォトダイオード行からそれ
ぞれ対応するCCDアナログシフトレジスタへ行い、か
つ、k番目のフォトダイオード行からk番目のCCDア
ナログシフトレジスタへの信号電荷の転送を、k番目の
フォトダイオード行とk番目のCCDアナログシフトレ
ジスタとの間にあるゲートを開いた後、k番目のフォト
ダイオード行に近いゲートから順に開いたゲートを閉じ
ることにより行うことにより、ゲート下の残存信号電荷
を吐き出した後、次の信号電荷の転送動作を行なうこと
になるので、MOS構造からなるゲートに印加する電圧
ハイレベルに依存した各フォトダオード行の信号電荷
の混合を防止することができる。
【0018】
【実施例】以下この発明の一実施例について図1〜図1
0を参照しながら説明する。この実施例においても従来
例同様、図9,図10に示す提案例の固体撮像素子につ
いての駆動方法を説明する。図1は図9に示すCCDリ
ニアイメージセンサのこの発明の一実施例の駆動方法に
よる駆動パルスタイミング図、図2〜図8は図1に示す
駆動パルスのそれぞれの時刻ta ,tb ,tc ,td
e ,tf ,tg における信号電荷に対するポテンシャ
ル分布図である。
【0019】図1において、V3b、V3c、V3dは図9、
図10のシフトゲート3b、3c、3dにかかるパルス
電圧であり、Hはハイレベル、Lはローレベルを示す。
図2〜図8において、φ3bL 、φ3cL 、φ3dL はそれぞ
れV3b、V3c、V3dがローレベルのときに対応するシフ
トゲート3b、3c、3dのポテンシャルを示し、φ
3bH 、φ3cH 、φ3dH はそれぞれV3b、V3c、V3dがハ
イレベルのときに対応するシフトゲート3b、3c、3
dのポテンシャルを示している。φ3bL 、φ3cL、φ
3dL は信号電荷Q1mb 、Q1mc に対して十分な障壁とな
るように設定する。φ1mb 、φ1mc は光信号電荷が存在
しない場合のフォトダイオード1mb、1mcの初期ポ
テンシャル、φ2mb 、φ2mc はCCDアナログシフトレ
ジスタ2mb、2mcの転送ゲートのポテンシャル井戸
の底のポテンシャルを示す。なお、図2〜図8において
は、図の下方ほど信号電荷に対して低いポテンシャルで
あるとする。
【0020】時刻ta においては、V3b、V3c、V3d
すべてローレベルに設定されており、図2に示すよう
に、シフトゲート3b、3c、3dのポテンシャルは信
号電荷Q1mb 、Q1mc に対し十分高い障壁となってい
る。そのためフォトダイオード1mb、1mcに入射し
た光によって発生した信号電荷Q1mb 、Q1mc は、それ
ぞれのフォトダイオード1mb、1mcに蓄積される。
【0021】時刻tb においては、V3bはローレベルの
ままに保ち、V3c、V3dをハイレベルに遷移させる。こ
れによってシフトゲート3c、3dのポテンシャルが低
くなりCCDアナログシフトレジスタに最も近い側のフ
ォトダイオード1mcに蓄積された信号電荷Q1mc がC
CDアナログシフトレジスタ2mcに移動する。このと
き、従来の駆動方法と同様の電圧ハイレベル条件下で
は、図3に示すようにゲート3c,3dの下に信号電荷
1mc の一部が残ることになる。
【0022】時刻tc において、V3cを一度ローレベル
に復帰させることにより、図4に示すように、シフトゲ
ート3cの下に残っていた信号電荷Q1mc の一部はCC
Dアナログシフトレジスタ2mcの方へ移動する。時刻
d において、V3dをローレベルに復帰させると、図5
に示すように、信号電荷Q1mc は全てCCDアナログシ
フトレジスタ2mcに移動する。
【0023】時刻te において、V3bをハイレベルに遷
移し、V3cを再びハイレベルに遷移すると、信号電荷Q
1mb は図6に示すように移動する。時刻tf において、
3bをローレベルに復帰することにより、図7に示すよ
うに、シフトゲート3bの下に残っていた信号電荷Q
1mb を吐き出す。時刻tg において、V3cをローレベル
に再度復帰させると、図8に示すように信号電荷Q1mb
は全てCCDアナログシフトレジスタ2mbに移動す
る。
【0024】以上の一連の動作により、フォトダイオー
ド1mb、1mcに蓄積されていた信号電荷Q1mb 、Q
1mc を混合することなく、それぞれ独立してCCDアナ
ログシフトレジスタ2mb、2mcに移送することがで
きる。このようにこの実施例によれば、まず、シフトゲ
ート3dと3cを開き、その後シフトゲート3c,3d
の順に閉じることにより、フォトダイオード1mcに蓄
積されていた信号電荷Q1mc をCCDアナログシフトレ
ジスタ2mcへ転送し、つぎに、シフトゲート3bと3
cを開き、その後シフトゲート3b,3cの順に閉じる
ことにより、フォトダイオード1mbに蓄積されていた
信号電荷Q1mbをCCDアナログシフトレジスタ2mb
へ転送する。これにより、信号電荷Q1m b ,Q1mc をそ
れぞれ対応するCCDアナログシフトレジスタ2mb,
2mcに電荷の混合が生じることなく転送することが可
能になる。すなわち、ゲート下の残存信号電荷を吐き出
した後、次の信号電荷の転送動作を行なうことになるの
で、MOS構造からなるゲートに印加する電圧ハイレベ
ルに依存した各フォトダオード行の信号電荷の混合、す
なわち各色の混色を防止することができる。
【0025】なお、この実施例では、2行のフォトダイ
オード行(11b,・・・,1nb)と(11c,・・
・,1nc)に蓄積された信号電荷を2行のCCDアナ
ログシフトレジスタ(21b,・・・,2nb)と(2
1c,・・・,2nc)へ転送する場合について説明し
たが、フォトダイオード行およびCCDアナログシフト
レジスタが3行以上の場合についても同様である。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明の固体撮像素子の
駆動方法は、n行のフォトダイオード行の信号電荷の転
送を、1番目,・・,n番目の順に各フォトダイオード
行からそれぞれ対応するCCDアナログシフトレジスタ
へ行い、かつ、k番目のフォトダイオード行からk番目
のCCDアナログシフトレジスタへの信号電荷の転送
を、k番目のフォトダイオード行とk番目のCCDアナ
ログシフトレジスタとの間にあるゲートを開いた後、k
番目のフォトダイオード行に近いゲートから順に開いた
ゲートを閉じることにより行うことにより、ゲート下の
残存信号電荷を吐き出した後、次の信号電荷の転送動作
を行なうことになるので、MOS構造からなるゲートに
印加する電圧ハイレベルに依存した各フォトダオード
行の信号電荷の混合、すなわち各色の混色を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の固体撮像素子の駆動方法
における駆動パルスタイミング図。
【図2】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻ta における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図3】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻tb における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図4】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻tc における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図5】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻td における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図6】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻te における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図7】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻tf における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図8】この発明の一実施例の図1に示す駆動パルスの
時刻tg における信号電荷に対するポテンシャル分布
図。
【図9】提案例の固体撮像素子であるCCDリニアイメ
ージセンサの平面配置および回路接続図。
【図10】図9に示すCCDリニアイメージセンサのA
−A’線に沿った断面図。
【図11】従来例の固体撮像素子の駆動方法における駆
動パルスタイミング図。
【図12】従来例の図11に示す駆動パルスの時刻th
における信号電荷に対するポテンシャル分布図。
【図13】従来例の図11に示す駆動パルスの時刻ti
における信号電荷に対するポテンシャル分布図。
【図14】従来例の図11に示す駆動パルスの時刻tj
における信号電荷に対するポテンシャル分布図。
【図15】従来例の図11に示す駆動パルスの時刻tk
における信号電荷に対するポテンシャル分布図。
【図16】従来例の図11に示す駆動パルスの時刻tl
における信号電荷に対するポテンシャル分布図。
【符号の説明】
(11a、12a、13a、・・・、1na) フォ
トダイオード行 (11b、12b、13b、・・・、1mb、・・・、
1nb) フォトダイオード行 (11c、12c、13c、・・・、1mc、・・・、
1nc) フォトダイオード行 (21a、22a、23a、・・・、2na) CC
Dアナログシフトレジスタ (21b、22b、23b、・・・、2mb、・・・、
2nb) CCDアナログシフトレジスタ (21c、22c、23c、・・・、2mc、・・・、
2nc) CCDアナログシフトレジスタ 3a,3b,3c,3d シフトゲート 4a,4b,4c 電荷−電圧変換部 5a,5b,5c 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/335

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のフォトダイオードを一直線上に
    配列したフォトダイオード行をn行(n≧2)平行に配
    置し、かつ前記n行のフォトダイオード行の片側にn行
    のCCDアナログシフトレジスタを前記フォトダイオー
    ド行と平行に併設するとともに、前記n行のフォトダイ
    オード行を前記CCDアナログシフトレジスタに近い方
    から順に1番目,・・,n番目のフォトダイオード行と
    し、前記n行のCCDアナログシフトレジスタを前記フ
    ォトダイオード行から遠い方から順に1番目,・・,n
    番目のCCDアナログシフトレジスタとしたときに、k
    番目(kは1〜n)のフォトダイオード行とk番目のC
    CDアナログシフトレジスタとが対応するものとし、
    記CCDアナログシフトレジスタに近いフォトダイオー
    ド行ほど信号電荷の無い場合の初期ポテンシャルが低く
    なるように設定し、かつ、前記フォトダイオード行から
    遠いCCDアナログシフトレジスタほどポテンシャル井
    戸の底のポテンシャルが低くなるように設定し、前記n
    行のフォトダイオード行およびn行のCCDアナログシ
    フトレジスタの各行間にMOS構造からなるゲートを配
    置し、印加電圧を制御して前記ゲートを開閉することに
    より前記n行のフォトダイオード行のそれぞれの信号電
    荷を前記n行のフォトダイオード行のそれぞれと対応す
    る前記n行のCCDアナログシフトレジスタへ転送する
    ようにした固体撮像素子の駆動方法であって、前記n行のフォトダイオード行の信号電荷の転送は、1
    番目,・・,n番目の順に各フォトダイオード行からそ
    れぞれ対応するCCDアナログシフトレジスタへ行い、
    かつ、前記k番目のフォトダイオード行から前記k番目
    のCCDアナログシフトレジスタへの信号電荷の転送
    は、前記k番目のフォトダイオード行と前記k番目のC
    CDアナログシフトレジスタとの間にあるゲートを開い
    た後、前記k番目のフォトダイオード行に近いゲートか
    ら順に前記開いたゲートを閉じることにより行う ことを
    特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
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