JP3222276U - かかと位置矯正式アクセル・ブレーキ誤操作防止器具 - Google Patents

Abstract

【課題】運転の際、かかとの位置をブレーキペダルの前にくるよう矯正することにより、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違えを抑止する、かかと位置矯正式アクセル・ブレーキ誤操作防止器具を提供する。【解決手段】ほぼ楕円形の器の左側にかかとを収める穴１を、右側に傾斜２を設け、底面に滑り止めの細かい凹凸を設けた。【選択図】図１

Description

この発明は、車中運転席の足元に配置して、かかとの位置を矯正することによりアクセルとブレーキの踏み間違いの恐れを低減するかかと位置矯正式アクセル・ブレーキ誤操作防止器具に関するものである。

従来、アクセルとブレーキの踏み間違え防止は、油圧式や電気式などにより、ブレーキと誤ってアクセルを踏んだ時の対策を主眼としていた。

これは次のような欠点があった。
（イ）仕組みが複雑になり、安価に装着することができない。
（ロ）アクセルを踏み間違えた後の対策のため、少なからずアクセルを踏み込んだ影響が生じる。
（ハ）車に後から装着することが難しい。
（ニ）車種によっては装着できない事もあり得る。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。

かかとの位置が必ずブレーキの前に来るよう、矯正する形状の器具である。
具体的には、器具左側にかかとを収める穴（１）があり、器具右側は盛り上がって穴に向けて傾斜（２）している。使用者は、かかとを収める穴（１）がブレーキの前に来るように調整して、本器具を運転席の足元に置く。アクセルの前にかかとを置いても、傾斜（２）により、かかとの位置は穴（１）に移動する。本発明は、以上の構成によりなるかかと位置矯正式アクセル・ブレーキ誤操作防止器具である。

（イ）かかとの位置が常にブレーキの前に来るため、とっさに踏み込むのは必ずブレーキになり、アクセルを踏み間違える危険を低減できる。
（ロ）アクセルを踏むときは、かかとの位置がブレーキ前に固定されるため、ななめに足を傾ける必要がある。このため、アクセルは意識しなければ踏めない。
（ハ）どの車種にも後からかんたんに取り付けることができる。
（ニ）仕組みが単純なため、安価に提供できる。
（ホ）そもそもアクセルを踏み間違える危険性を減らすものであり、特に対象となり得る高齢者に理解しやすい。

本発明の斜視図である。 本発明の断面図である。 本発明の底面図である。

以下、本発明を実施するための形態について説明する。
大きな楕円形の器を基本の形とし、その底が左側に偏っている。そしてその底にかかとを収める穴（１）が空いている。この器は右側に行くほど傾斜（２）がきつくなる構造となっている。また、この器の底面には細かい凹凸（３）を設けて、すべりにくくしている。
本発明は、以上のような構造である。
これを使用するときは、かかとを収める穴（１）をブレーキペダルの前に、傾斜がきつい器右側部分をアクセルペダルの前にくるよう配置する。こうすることで、運転者が右足のかかとを運転席下部に置いた時、自然とかかとを収める穴（１）にすべり落ち、結果、足はブレーキペダルの前に固定される。これにより、とっさにペダルを踏むと、まっすぐな位置にあるブレーキペダルを踏むことになり、アクセルペダルを誤操作する危険性を低減する。

１ かかとを収める穴
２ 傾斜
３ 滑り止めの細かい凹凸

Claims (1)

1. ほぼ楕円形の器の左側にかかとを収める穴（１）を、右側に傾斜（２）を設け、底面に滑り止めの細かい凹凸を設けたかかと位置矯正式アクセル・ブレーキ誤操作防止器具。