JP3222271U - コーヒー抽出器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】液受容器から溢れ出た抽出液で載置部を汚損したり、溢れ出た抽出液による火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めるコーヒー抽出器具を提供する。【解決手段】抽出器体2を載置可能な載置部1cを備えた載置台1と、該載置部1cの下方位置に配置され、該抽出器体2からの抽出液を受ける液受容器3とからなり、載置部1cに抽出器体2からの抽出液の下方位置への滴下を許容する通過穴部1fを形成し、載置部1cに該通過穴部1fを開口切欠して抽出器体2及び液受容器3の移動時に該抽出器体2から抽出液の滴下を許容する開口溝部5を形成する。【選択図】図2
Description
本考案はコーヒー粉末からコーヒーを抽出する際に用いられるコーヒー抽出器具に関するものである。
従来、この種のコーヒー抽出器具として、抽出器体を載置可能な載置部を備えた載置台と、載置部の下方位置に配置され、抽出器体からの抽出液を受ける液受容器とからなる構造のものが知られている。
しかして、上記載置台の載置部に抽出器体を載置し、例えば、抽出器体内に紙製のフィルタを配置し、フィルタ内に適量のコーヒー粉末を収容し、フィルタ内に熱湯を注ぎ、フィルタ及び抽出器体からの抽出液としてのコーヒーを、例えば、コーヒー椀や開口容器などの液受容器で受けて飲用することになる。
しかしながら上記従来構造の場合、抽出器体内に配置されたフィルタ内のコーヒー粉末に熱湯を注いでコーヒーを抽出するに際し、フィルタ内への熱湯の注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器内からコーヒーが外部に溢出することがあり、このため、溢れ出たコーヒーで載置部を汚損したり、溢れ出たコーヒーで火傷をするおそれがあるという不具合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、抽出器体を載置可能な載置部を備えた載置台と、該載置部の下方位置に配置され、該抽出器体からの抽出液を受ける液受容器とからなり、上記載置部に上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に該抽出器体から該液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成してなることを特徴とするコーヒー抽出器具にある。
又、請求項2記載の考案は、上記載置部に上記抽出器体を位置決め可能な位置決め凹部を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記位置決め凹部内に座部材を交換自在に配置し、該座部材に上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に該抽出器体から該液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成してなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、載置部に上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に抽出器体から液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成しているから、抽出器体内への熱湯の注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器内から抽出液としてのコーヒーが外部に溢出するおそれがあり、新たな液受容器に交換しようとする場合、上記抽出器体及び上記液受容器を載置台の外方位置に移動し、この外方移動時において、上記抽出液は抽出器体から開口溝部を経て液受容器内に滴下することになり、そして、抽出器体及び上記液受容器の外方位置への移動後に新たな液受容器に交換することができ、このため、液受容器から溢れ出た抽出液で載置部を汚損したり、溢れ出た抽出液による火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めることができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記載置部に上記抽出器体を位置決め可能な位置決め凹部を形成しているから、載置部に対する抽出器体の起立の安定性を図ることができ、又、請求項3記載の考案にあっては、上記位置決め凹部内に座部材を交換自在に配置し、座部材に上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に抽出器体から液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成しているから、座部材の交換により衛生的に使用することができ、使用の利便性を高めることができる。
図1乃至図7は本考案の実施の形態例を示し、図1乃至図5は第一形態例、図6、図7は第二形態例である。
図1乃至図5の第一形態例において、1は載置台であって、木製や合成樹脂製であって、この場合、図1の如く、底板部1a、側板部1b、載置部1c及び桟部材1dからなり、載置部1cは抽出器体2を載置可能に形成され、載置部1cの下方位置の底板部1aに抽出器体2からの抽出液W、この場合、コーヒーを受ける液受容器3が載置され、底板部1a、上記側板部1b及び上記桟部材1dの構成により間隙部分1eを形成し、間隙部分1eの存在により抽出器体2の下方位置に対する液受容器3の取出挿入を容易とすると共に液受容器3からの抽出液Wの抽出状況を視認可能に構成している。
又、この場合、図2、図3の如く、上記抽出器体2は、合成樹脂製、又は、陶磁器製であって、漏斗部2a、通液穴2b、座板部2c及び取手部2dが一体に形成され、抽出器体2内にコーヒー粉末W1を充填可能な紙製のフィルタ4が配置され、かつ、この場合、上記液受容器3は合成樹脂により開口容器状に形成されている。この液受容器3としてコーヒーカップを適用することもある。
5は開口溝部であって、図2、図5の如く、上記載置部1cに形成され、上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝状に形成されている。
この場合、図2の如く、上記載置部1cに上記抽出器体2の座板部2cの外径に嵌合可能な内径の位置決め凹部6が形成され、位置決め凹部6により抽出器体2を位置決め可能に構成している。
又、この場合、図2、図3の如く、上記位置決め凹部6内に透明な合成樹脂製の座部材7を交換自在に配置し、座部材7に上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部7aを形成し、かつ、座部材7を切欠した弦状端部7bを形成している。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、図2、図4、図5の如く、上記載置台1の載置部1cに抽出器体2を載置し、例えば、抽出器体2内に紙製のフィルタ4を配置し、フィルタ4内に適量のコーヒー粉末W1を収容し、フィルタ4内に熱湯Hを注ぎ、フィルタ4及び抽出器体2からの抽出液Wとしてのコーヒーを、例えば、コーヒー椀や開口容器などの液受容器3で受けて飲用することになる。
この場合、図4、図5の如く、上記載置部1cに上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部5を形成しているから、抽出器体2及びフィルタ4内への熱湯Hの注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器3内から抽出液Wとしてのコーヒーが外部に溢出するおそれがあり、図5の如く、新たな液受容器3に交換しようとする場合、上記抽出器体2及び上記液受容器3を図中矢印方向の載置台1の外方位置に移動し、この外方移動時において、上記抽出液Wは抽出器体2から開口溝部5を経て液受容器3内に滴下することになり、そして、抽出器体2及び上記液受容器3の外方位置への移動後に新たな液受容器3に交換することができ、このため、液受容器3から溢れ出た抽出液Wで載置部1cを汚損したり、溢れ出た抽出液Wによる火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めることができる。
又、この場合、図5の如く、上記載置部1cに上記抽出器体2を位置決め可能な位置決め凹部6を形成しているから、載置部1cに対する抽出器体2の起立の安定性を図ることができ、又、この場合、上記位置決め凹部6内に座部材7を交換自在に配置し、座部材7に上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部7aを形成しているから、座部材7の交換により衛生的に使用することができ、使用の利便性を高めることができる。
又、この場合、上記載置台1は底板部1a、側板部1b及び桟部材1dにより間隙部分1eを形成して構成しているから、間隙部分1eの存在により抽出器体2の下方位置に対する液受容器3の取出挿入を容易とすることができると共に液受容器3からの抽出液Wの抽出状況を視認することができる。
図6、図7の第二形態例は抽出器体2の別例構造を示し、この場合、抽出器体2は合成樹脂製の容器体2e及び蓋体2fにより形成され、容器体2eの内底面は漏斗状に形成され、中央部に通液穴2bが形成され、容器体2e内に合成樹脂製の網目袋からなる扁平状のフィルタ4を三角漏斗状に拡開して収容し、フィルタ4にコーヒー粉末W1を収容し、フィルタ4内に熱湯Hを注ぎ、多量な抽出液Wを得るように構成している。
この第二形態例にあっても、図6、図7の如く、上記第一形態例と同様、上記載置部1cに上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部5を形成しているから、抽出器体2及びフィルタ4内への熱湯Hの注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器3内から抽出液Wとしてのコーヒーが外部に溢出するおそれがあり、新たな液受容器3に交換しようとする場合、上記抽出器体2及び上記液受容器3を載置台1の外方位置に移動し、この外方移動時において、上記抽出液Wは抽出器体2から開口溝部5を経て液受容器3内に滴下することになり、そして、抽出器体2及び上記液受容器3の外方位置への移動後に新たな液受容器3に交換することができ、このため、液受容器3から溢れ出た抽出液Wで載置部1cを汚損したり、溢れ出た抽出液Wによる火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めることができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、抽出液W、載置台1、載置部1c、抽出器体2、液受容器3、開口溝部5、位置決め凹部6、座部材7、開口溝部7aの形状や構造等は適宜選択して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
W 抽出液
1 載置台
1c 載置部
2 抽出器体
3 液受容器
5 開口溝部
6 位置決め凹部
7 座部材
7a 開口溝部
1 載置台
1c 載置部
2 抽出器体
3 液受容器
5 開口溝部
6 位置決め凹部
7 座部材
7a 開口溝部
本考案はコーヒー粉末からコーヒーを抽出する際に用いられるコーヒー抽出器具に関するものである。
従来、この種のコーヒー抽出器具として、抽出器体を載置可能な載置部を備えた載置台と、載置部の下方位置に配置され、抽出器体からの抽出液を受ける液受容器とからなる構造のものが知られている。
しかして、上記載置台の載置部に抽出器体を載置し、例えば、抽出器体内に紙製のフィルタを配置し、フィルタ内に適量のコーヒー粉末を収容し、フィルタ内に熱湯を注ぎ、フィルタ及び抽出器体からの抽出液としてのコーヒーを、例えば、コーヒー椀や開口容器などの液受容器で受けて飲用することになる。
しかしながら上記従来構造の場合、抽出器体内に配置されたフィルタ内のコーヒー粉末に熱湯を注いでコーヒーを抽出するに際し、フィルタ内への熱湯の注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器内からコーヒーが外部に溢出することがあり、このため、溢れ出たコーヒーで載置部を汚損したり、溢れ出たコーヒーで火傷をするおそれがあるという不具合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、抽出器体を載置可能な載置部を備えた載置台と、該載置部の下方位置に配置され、該抽出器体からの抽出液を受ける液受容器とからなり、上記載置部に上記抽出器体からの抽出液の上記下方位置への滴下を許容する通過穴部を形成し、上記載置部に該通過穴部を開口切欠して上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に該抽出器体から該液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成してなることを特徴とするコーヒー抽出器具にある。
又、請求項2記載の考案は、上記通過穴部の内周縁部に上記抽出器体を位置決め可能な位置決め凹部を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記位置決め凹部内に座部材を交換自在に配置し、該座部材に上記抽出器体からの抽出液の上記下方位置への滴下を許容する通過穴部を形成し、該座部材に該通過穴部を開口切欠して上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に該抽出器体から該液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成してなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、上記載置部に上記抽出器体からの抽出液の上記下方位置への滴下を許容する通過穴部を形成し、上記載置部に通過穴部を開口切欠して上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に抽出器体から液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成しているから、抽出器体内への熱湯の注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器内から抽出液としてのコーヒーが外部に溢出するおそれがあり、新たな液受容器に交換しようとする場合、上記抽出器体及び上記液受容器を載置台の外方位置に移動し、この外方移動時において、上記抽出液は抽出器体から通過穴部及び開口溝部を経て液受容器内に滴下することになり、そして、抽出器体及び上記液受容器の外方位置への移動後に新たな液受容器に交換することができ、このため、液受容器から溢れ出た抽出液で載置部を汚損したり、溢れ出た抽出液による火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めることができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記通過穴部の内周縁部に上記抽出器体を位置決め可能な位置決め凹部を形成しているから、載置部に対する抽出器体の起立の安定性を図ることができ、又、請求項3記載の考案にあっては、上記位置決め凹部内に座部材を交換自在に配置し、座部材に上記抽出器体からの抽出液の上記下方位置への滴下を許容する通過穴部を形成し、座部材に上記通過穴部を開口切欠して上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に抽出器体から液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成しているから、座部材の交換により衛生的に使用することができ、使用の利便性を高めることができる。
図1乃至図7は本考案の実施の形態例を示し、図1乃至図5は第一形態例、図6、図7は第二形態例である。
図1乃至図5の第一形態例において、1は載置台であって、木製や合成樹脂製であって、この場合、図1の如く、底板部1a、側板部1b、載置部1c及び桟部材1dからなり、載置部1cは抽出器体2を載置可能に形成され、載置部1cの下方位置の底板部1aに抽出器体2からの抽出液W、この場合、コーヒーを受ける液受容器3が載置され、載置部1cに上記抽出器体2からの抽出液Wの上記下方位置への滴下を許容する通過穴部1fを形成し、底板部1a、上記側板部1b及び上記桟部材1dの構成により間隙部分1eを形成し、間隙部分1eの存在により抽出器体2の下方位置に対する液受容器3の取出挿入を容易とすると共に液受容器3からの抽出液Wの抽出状況を視認可能に構成している。
又、この場合、図2、図3の如く、上記抽出器体2は、合成樹脂製、又は、陶磁器製であって、漏斗部2a、通液穴2b、座板部2c及び取手部2dが一体に形成され、抽出器体2内にコーヒー粉末W1を充填可能な紙製のフィルタ4が配置され、かつ、この場合、上記液受容器3は合成樹脂により開口容器状に形成されている。この液受容器3としてコーヒーカップを適用することもある。
5は開口溝部であって、図2、図5の如く、上記載置部1cに形成され、上記通過穴部1fを開口切欠して上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝状に形成されている。
この場合、図2の如く、上記通過穴部1fの内周縁部に上記抽出器体2の座板部2cの外径に嵌合可能な内径の位置決め凹部6が形成され、位置決め凹部6により抽出器体2を位置決め可能に構成している。
又、この場合、図2、図3の如く、上記位置決め凹部6内に透明な合成樹脂製の座部材7を交換自在に配置し、座部材7に上記抽出器体2からの抽出液Wの上記下方位置への滴下を許容する通過穴部7cを形成し、座部材7に通過穴部7cを開口切欠して上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部7aを形成し、かつ、座部材7を切欠した弦状端部7bを形成している。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、図2、図4、図5の如く、上記載置台1の載置部1cに抽出器体2を載置し、例えば、抽出器体2内に紙製のフィルタ4を配置し、フィルタ4内に適量のコーヒー粉末W1を収容し、フィルタ4内に熱湯Hを注ぎ、フィルタ4及び抽出器体2からの抽出液Wとしてのコーヒーを、例えば、コーヒー椀や開口容器などの液受容器3で受けて飲用することになる。
この場合、図4、図5の如く、上記載置部1cに上記抽出器体2からの抽出液Wの上記下方位置への滴下を許容する通過穴部1fを形成し、上記載置部1cに通過穴部1fを開口切欠して上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部5を形成しているから、抽出器体2及びフィルタ4内への熱湯Hの注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器3内から抽出液Wとしてのコーヒーが外部に溢出するおそれがあり、図5の如く、新たな液受容器3に交換しようとする場合、上記抽出器体2及び上記液受容器3を図中矢印方向の載置台1の外方位置に移動し、この外方移動時において、上記抽出液Wは抽出器体2から通過穴部1f及び開口溝部5を経て液受容器3内に滴下することになり、そして、抽出器体2及び上記液受容器3の外方位置への移動後に新たな液受容器3に交換することができ、このため、液受容器3から溢れ出た抽出液Wで載置部1cを汚損したり、溢れ出た抽出液Wによる火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めることができる。
又、この場合、図5の如く、上記通過穴部1fの内周縁部に上記抽出器体2を位置決め可能な位置決め凹部6を形成しているから、載置部1cに対する抽出器体2の起立の安定性を図ることができ、又、この場合、上記位置決め凹部6内に座部材7を交換自在に配置し、座部材7に上記抽出器体2からの抽出液Wの上記下方位置への滴下を許容する通過穴部7cを形成し、座部材7に上記通過穴部7cを開口切欠して上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部7aを形成しているから、座部材7の交換により衛生的に使用することができ、使用の利便性を高めることができる。
又、この場合、上記載置台1は底板部1a、側板部1b及び桟部材1dにより間隙部分1eを形成して構成しているから、間隙部分1eの存在により抽出器体2の下方位置に対する液受容器3の取出挿入を容易とすることができると共に液受容器3からの抽出液Wの抽出状況を視認することができる。
図6、図7の第二形態例は抽出器体2の別例構造を示し、この場合、抽出器体2は合成樹脂製の容器体2e及び蓋体2fにより形成され、容器体2eの内底面は漏斗状に形成され、中央部に通液穴2bが形成され、容器体2e内に合成樹脂製の網目袋からなる扁平状のフィルタ4を三角漏斗状に拡開して収容し、フィルタ4にコーヒー粉末W1を収容し、フィルタ4内に熱湯Hを注ぎ、多量な抽出液Wを得るように構成している。
この第二形態例にあっても、図6、図7の如く、上記第一形態例と同様、上記載置部1cに上記抽出器体2からの抽出液Wの上記下方位置への滴下を許容する通過穴部1fを形成し、上記載置部1cに通過穴部1fを開口切欠して上記抽出器体2及び上記液受容器3の移動時に抽出器体2から液受容器3内への上記抽出液Wの滴下を許容する開口溝部5を形成しているから、抽出器体2及びフィルタ4内への熱湯Hの注ぎ入れ量が過大に過ぎ、液受容器3内から抽出液Wとしてのコーヒーが外部に溢出するおそれがあり、新たな液受容器3に交換しようとする場合、上記抽出器体2及び上記液受容器3を載置台1の外方位置に移動し、この外方移動時において、上記抽出液Wは抽出器体2から通過穴部1f及び開口溝部5を経て液受容器3内に滴下することになり、そして、抽出器体2及び上記液受容器3の外方位置への移動後に新たな液受容器3に交換することができ、このため、液受容器3から溢れ出た抽出液Wで載置部1cを汚損したり、溢れ出た抽出液Wによる火傷を未然に防ぐことができ、使用の安全性を高めることができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、抽出液W、載置台1、載置部1c、抽出器体2、液受容器3、開口溝部5、位置決め凹部6、座部材7、開口溝部7aの形状や構造等は適宜選択して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
W 抽出液
1 載置台
1c 載置部
1f 通過穴部
2 抽出器体
3 液受容器
5 開口溝部
6 位置決め凹部
7 座部材
7a 開口溝部
7c 通過穴部
1 載置台
1c 載置部
1f 通過穴部
2 抽出器体
3 液受容器
5 開口溝部
6 位置決め凹部
7 座部材
7a 開口溝部
7c 通過穴部
Claims (3)
- 抽出器体を載置可能な載置部を備えた載置台と、該載置部の下方位置に配置され、該抽出器体からの抽出液を受ける液受容器とからなり、上記載置部に上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に該抽出器体から該液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成してなることを特徴とするコーヒー抽出器具。
- 上記載置部に上記抽出器体を位置決め可能な位置決め凹部を形成してなることを特徴とする請求項1記載のコーヒー抽出器具。
- 上記位置決め凹部内に座部材を交換自在に配置し、該座部材に上記抽出器体及び上記液受容器の移動時に該抽出器体から該液受容器内への上記抽出液の滴下を許容する開口溝部を形成してなることを特徴とする請求項2記載のコーヒー抽出器具。
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JP2019001255U JP3222271U (ja) | 2019-04-05 | 2019-04-05 | コーヒー抽出器具 |
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JP2019001255U JP3222271U (ja) | 2019-04-05 | 2019-04-05 | コーヒー抽出器具 |
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JP3222271U true JP3222271U (ja) | 2019-07-25 |
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Family Applications (1)
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JP2019001255U Expired - Fee Related JP3222271U (ja) | 2019-04-05 | 2019-04-05 | コーヒー抽出器具 |
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2019
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