JP3222198U

JP3222198U - 眼鏡ホルダー付き磁気ネックレス

Info

Publication number: JP3222198U
Application number: JP2019001578U
Authority: JP
Inventors: 福田　重男; 重男福田
Original assignee: 株式会社相模化学金属
Priority date: 2019-04-12
Filing date: 2019-04-12
Publication date: 2019-07-18
Anticipated expiration: 2029-04-12

Abstract

【課題】複雑な加工を要さずに、磁気ネックレスと眼鏡ホルダーが一体となった磁気ネックレスを提供する。【解決手段】本考案は磁気ネックレス部１の永久磁石を収納する袋状部材の両端を磁気ネックレス部より更に延伸し、眼鏡ホルダー吊り部２を形成する。この眼鏡ホルダー吊り部の両端を眼鏡ホルダー部３に接着し付設することにより、磁気ネックレスと眼鏡ホルダーを一体化した。【選択図】図１

Description

本考案は眼鏡ホルダー付きの磁気ネックレスに関するものである。

特許文献１（実開昭６１−６５４２６号公報）は、眼鏡と磁気ネックレスの一体化に関し、眼鏡フレームの左右つるもしくはこのつるに付設可能なつる体を中空状とし、このつるの後端に開口した通孔から二分割した磁気ネックレスの両端部を挿入させてつるの摺動部材と結び、この摺動部材の前後移動で磁気ネックレスの露出長さを調節できるものである。

特許文献２（実登第３０９２５４７号公報）は、長さ調整が可能な眼鏡ホルダーに関し、眼鏡ホルダーの長さ調整用として、マグネットを眼鏡吊り紐に取り付け、高齢者の操作を簡便にし、眼鏡を吊り下げたまま、背広やワイシャツ等の胸ポケットに収納できるマグネット眼鏡吊り紐を開示する。

特許文献３（実登第３１６０３１５号公報）は、磁気ネックレスに、紐又は帯状体を接続し、ＩＤカードホルダーをその下に吊り下げ、両者の一体形成品を開示する。

実開昭６１−６５４２６公報実登第３０９２５４７号公報実登第３１６０３１５号公報

近年高齢化が進み、老眼鏡を使用する人が増加している。老眼鏡は近視用眼鏡や遠近両用眼鏡と異なり、着脱が頻繁に発生する。このため、置き忘れや机やテーブルからの落下による眼鏡の破損、あるいは誤って踏み潰すことによる眼鏡の破壊という事故を起こす危険性がある。

一方、高齢化に伴い血流の老化による肩部や頸部のコリの解消を目的に磁気ネックレスを装着する人も増加している。磁気ネックレスとは別に眼鏡ホルダーを首から吊るすのはうっとうしく煩わしい。

特許文献１には眼鏡と磁気ネックレスが一体となった磁気ネックレス付き眼鏡が開示されている。しかしながらこの考案は眼鏡のつる部分を中空状に加工するという複雑な加工を要し、現在流通しているような軽量の眼鏡フレームでは加工が極めて難しいという不具合がある。

また、特許文献２に開示されているマグネット吊り紐は使用者が磁気ネックレスを装着している場合、磁気ネックレスの磁力により、紐の長さを調節するマグネットが吸着されてしまうという不具合がある。

さらに、特許文献３に開示されている磁気ネックレスとＩＤカードホルダーの一体形成品では、一体化する方法が具体的に示されていない。

このため、本考案は複雑な加工を要さずに磁気ネックレスと眼鏡ホルダーを一体化した眼鏡ホルダー付き磁気ネックレスを提供することを目的とするものである。

本考案は袋状部材と前記袋状部材内に挿入され互いに連接する永久磁石により構成される磁気ネックレス部と、袋状部材の両端が中空状で長さ方向に延伸された眼鏡ホルダー吊り部と、その両端にそれぞれ付設された眼鏡ホルダー部によって構成される。

また、前記眼鏡ホルダー部はゴム輪とスライド環及び接続リングによって構成され、スライド環をスライドさせることによりゴム輪の形成する空間を広げたり狭めたりすることが可能となっている。

この考案によれば、袋状部材の両端を中空状で長さ方向に延伸し、先端部に眼鏡ホルダー部を付設することにより複雑な加工を要さず、磁気ネックレスと眼鏡ホルダーを容易に一体化させることができるものである。

また、この考案によれば永久磁石を袋状部材に互いに連接するように順次挿入し配置するだけなので、磁気ネックレスの形成が容易であるとともに、装着部分に磁気ネックレスとしての効果を発揮することができるものである。

本考案に係る眼鏡ホルダー付き磁気ネックレスの外観図である。本考案に係る袋状部材の筒内部の透視図である。本考案に係る眼鏡ホルダー部の拡大図である。本考案に係る眼鏡を保持した状態の外観図である。

前記眼鏡ホルダー部は一端が袋状部材と接着されるよう凹部を有した眼鏡ホルダー吊り部端末留めと、もう一端の眼鏡のつる部を保持するゴム輪及びゴム輪を締め付けるスライド環並びにこれらを結合する接続リングから構成されるものである。

また前記眼鏡ホルダー部の眼鏡のつる保持部分はゴム輪とスライド環で構成され、スライド環をスライドさせることによってゴム輪を締め付けたり緩めたりすることが可能となっており、眼鏡のつる左右それぞれをゴム輪に挿入した後、スライド環をスライドさせることにより、眼鏡のつるをよりきつく保持できるものである。

以下、本考案の実施例について図面により説明する。

本考案に係る眼鏡ホルダー付き磁気ネックレスは図２に示すように、袋状部材４と袋状部材内に挿入され互いに吸着し連接する永久磁石５により構成される図１に示す磁気ネックレス部１と、磁気ネックレス部１の袋状部材４の両端が中空状で長さ方向に延伸された眼鏡ホルダー吊り部２と、その両先端に付設された眼鏡ホルダー部３によって構成される。

図２に示す袋状部材４は、熱収縮チューブ、シリコンなどの部材を用いても良いが本考案の目的である眼鏡を吊り下げて用いる事を鑑みると軽量である布を袋状に形成したものが望ましく、いわゆる所定の筒状をした袋状部材４と、両端が開口した袋状部材４に図２で示す永久磁石５を互いに吸着する極性で順次挿入し、連接した永久磁石５の中心の位置が袋状部材４の中心の位置とほぼ一致するようプラスチックあるいは真鍮の非磁性体からなる押し込み冶具にて押し込み、図１に示す磁気ネックレス部が構成されるものである。

前記永久磁石５は、ネオジム磁石、コバルト磁石、フェライト磁石の何れが用いられても良く、またその形状も長方体、円筒、円柱、球状の何れの磁石が用いられても良いものである。

図１に示す眼鏡ホルダー吊り部２に延伸された図２に示す袋状部材４は本考案に係る眼鏡ホルダー付き磁気ネックレス全体の軽量化を図るため、図２に示すように中空状が望ましく、使用時は図４に示すように磁気ネックレス部１の両先端を永久磁石５の磁力により互いに吸着させリング形状を形成し磁気ネックレスとしての効果を発現させ、その下に吊り下げられるものである。

図１に示す眼鏡ホルダー部３は図３に示すように一端が袋状部材４と接着されるよう凹部を有した眼鏡ホルダー吊り部端末留め６ともう一端の眼鏡のつる部を保持するゴム輪８及びゴム輪８を締め付けるスライド環９並びにこれらを結合する接続リング７から構成されるものである。

図２に示す袋状部材４の両先端を図３に示す眼鏡ホルダー吊り部端末留め６の凹部にそれぞれ挿入し、接着剤にて接着することにより、図１に示す磁気ネックレス部１及び眼鏡ホルダー部３が一体となった本考案に係る眼鏡ホルダー付き磁気ネックレスが形成される。

図３に示すゴム輪８の両端下部に一対の眼鏡のつるをそれぞれ通した後、図３に示すスライド環をスライドさせることにより、眼鏡のつるをよりきつく保持し眼鏡本体の落下を防止するものである。

上述のようにこの考案によれば、複雑な加工を要さずに眼鏡ホルダーと磁気ネックレスが一体となった眼鏡ホルダー付き磁気ネックレスが容易に提供でき、眼鏡を頻繁に外しても眼鏡が常に胸元に保持され、置き忘れや机やテーブルからの落下による眼鏡の破損、あるいは誤って踏み潰すことによる眼鏡の破壊という事故を防止できるものである。

また装着した磁気ネックレス部の永久磁石から発せられる磁気治療に適度な磁力が頸部や肩部の血行を改善し、装着部位のコリを解消する効果も得ることができるものである。

１磁気ネックレス部
２眼鏡ホルダー吊り部
３眼鏡ホルダー部
４袋状部材
５永久磁石
６眼鏡ホルダー吊り部端末留め
７接続リング
８ゴム輪
９スライド環

Claims

袋状部材と、袋状部材内に挿入され互いに吸着し連接する永久磁石により構成される磁気ネックレス部と、袋状部材の両端が中空状で長さ方向に延伸された眼鏡ホルダー吊り部と、その両先端に付設された眼鏡ホルダー部によって構成されることを特徴とする眼鏡ホルダー付き磁気ネックレス。
一端が袋状部材と接着されるよう凹部を有した眼鏡ホルダー吊り部端末留めと、眼鏡のつる部を保持するゴム輪及びゴム輪を緊縛するスライド環並びに眼鏡ホルダー吊り部端末留めとゴム輪を連結する接続リングにより構成される眼鏡ホルダー部を具備することを特徴とする請求項１記載の眼鏡ホルダー付き磁気ネックレス。