JP3221928U - 掃除具 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源コンセントの内部に付着した塵や埃を除去する掃除具を提供する。【解決手段】掃除具100は、掃除機に吸い込まれる気流を導く吸塵風路部材に接続され、吸引口101および接続部102を具備する。吸引口は、電源コンセントのプラグ差し込み口が配置された面を覆う形状に構成される。接続部は、吸塵風路部材に着脱可能に接続される。【選択図】図1
Description
本考案は、掃除具に関する。詳しくは、電気掃除機等に装着される掃除具に関する。
従来、掃除機の集塵能力を向上させるためのアタッチメント形状の掃除用具が使用されている。例えば、集塵ホース等の先端に装着される用具筒体と、この用具筒体に内挿されて清掃部材が配置される用具軸とを備える掃除用具が使用されている。用具筒体は、一端が出入り口として開口され、他端が集塵ホースに着脱可能な挿入筒端部に構成される。用具軸は用具筒体の軸方向に移動可能に支持されるとともに用具筒体の出入り口から突出可能な長さに構成される。清掃部材は静電気により塵を付着する毛材により構成され、用具軸の出入り口から突出する部分に配置される(例えば、特許文献1参照。)。
塵や埃により引き起こされる災害としてトラッキング現象による火災が挙げられる。ここで、トラッキング現象とは、コンセントに差し込まれたプラグの2つの差し刃の間に付着した塵に湿気等の水分が加わって電路が形成される現象である。塵により形成された電路を流れる微小な電流により発熱を生じる。塵の付着量が増加すると流れる電流が増加して発熱量も増加する。この発熱によりプラグやコンセントを構成する樹脂等の絶縁能力が劣化するとさらに電流が増加する。プラグの差し刃の間やコンセントの差し込み口の間が炭化して炭化導電路が形成されるまで電流が増加すると発火し、火災の原因になる。
また、このようなトラッキング現象は、プラグやコンセントの表面に留まらず、コンセント内部においても生じる。コンセントの内部にはプラグの差し刃を挟持する電極が配置されており、この電極の間に塵が付着するとトラッキング現象を生じる。コンセント内部において発火等を生じる可能性がある。
上述の従来技術では、コンセントの表面の清掃には効力を有するが、コンセントの内部の塵や埃の除去ができないという問題がある。
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、電源コンセントの内部に貯まった塵や埃を容易に除去することを目的としている。
本考案は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の態様は、掃除機に吸い込まれる気流を導く吸塵風路部材に接続される掃除具であって、電源コンセントのプラグ差し込み口が配置された面を覆う形状に構成された吸引口と、上記吸塵風路部材に着脱可能に接続される接続端部とを具備する掃除具である。
また、この第1の態様において、上記吸引口に付設される弾性部材をさらに具備してもよい。
このような態様を採ることにより、電源コンセントのプラグ差し込み口が吸引口により覆われるという作用をもたらす。掃除機に吸い込まれる気流のプラグ差し込み口への集中が想定される。
次に、図面を参照して、本考案を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)を説明する。以下の図面において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
[掃除具の構成]
図1は、本考案の実施の形態に係る掃除具の構成例を示す図である。同図は、掃除具100の構成例を表す図である。同図におけるA、B、CおよびDは、それぞれ掃除具100の正面図、側面図、底面図および上面図を表す。
図1は、本考案の実施の形態に係る掃除具の構成例を示す図である。同図は、掃除具100の構成例を表す図である。同図におけるA、B、CおよびDは、それぞれ掃除具100の正面図、側面図、底面図および上面図を表す。
同図の掃除具100は、掃除機に吸い込まれる気流を導く吸塵風路部材に接続される掃除具である。ここで、掃除機とは、電気掃除機等の外気を吸引しながら外気とともに塵や埃を吸引する装置である。この掃除機には、外気とともに塵等を吸引する吸塵口が配置される。吸塵風路部材とは、掃除機の吸塵口に接続される部材であり、吸引ホースや延長管等が該当する。
[掃除具の断面の構成]
図2は、本考案の実施の形態に係る掃除具の構成例を示す断面図である。同図は、掃除具100の構成例を表す断面図であり、図1におけるDのa−a’線に沿う断面図である。同図に表したように、掃除具100は、中空の形状(筒体)に構成され、吸引口101および接続端部102の2つの端部を備える。この吸引口101から接続端部102に向かう方向に気流が導かれる。
図2は、本考案の実施の形態に係る掃除具の構成例を示す断面図である。同図は、掃除具100の構成例を表す断面図であり、図1におけるDのa−a’線に沿う断面図である。同図に表したように、掃除具100は、中空の形状(筒体)に構成され、吸引口101および接続端部102の2つの端部を備える。この吸引口101から接続端部102に向かう方向に気流が導かれる。
接続端部102は、吸塵風路部材に着脱可能に接続される端部であり、筒体の開口部が形成される端部である。同図に表したように、筒体は接続端部102に向かって径がすぼまった形状に構成される。このような形状の接続端部102が後述する吸塵風路部材20の開口部に嵌挿される。なお、接続端部102の構成は、この例に限定されない。例えば、吸塵風路部材20に雌ねじを形成し、接続端部102の近傍の筒体に雄ねじを形成して吸塵風路部材20に螺着される構成にすることもできる。
吸引口101は、上述の筒体における他方の開口部に形成される端部であり、電源コンセントのプラグ差し込み口が配置された面を覆う形状に構成される端部である。この吸引口101で電源コンセントのプラグ差し込み口が配置された面を覆うことにより、プラグ差し込み口以外の部分からの気流の流入を制限することができる。すなわち、吸塵の気流をプラグ差し込み口に集中させることができる。これにより、電源コンセント内部に付着した塵や埃の吸塵力を向上させることができる。図3において後述するように、同図の吸引口101は、2つ口コンセントを想定したものである。なお、吸引口101の構成は、この例に限定されない。例えば、1つ口コンセント等の他の形状の電源コンセントに適合する形状に構成することもできる。
掃除具100は、例えば、樹脂により構成することができる。例えば、ポリプロピレンやポリ塩化ビニルにより構成することができる。また、ガラス布や炭素繊維により強化した樹脂により構成することもできる。また、掃除具100を金属により構成することもできる。
また、吸引口101に弾性率が低い部材である弾性部材を配置することもできる。この弾性部材は、例えば、ゴム等の弾性率が低い材料により構成され、吸引口101の部分に付設して配置することができる。この弾性部材を配置することにより、後述するコンセントカバー11に掃除具100を容易に密着させることができる。塵や埃の吸引力を向上させることができる。また、電源コンセント12の清掃の際、コンセントカバー11の表面を保護することができる。
[掃除具の使用方法]
図3は、本考案の実施の形態に係る掃除具の使用方法の一例を示す図である。同図におけるAは、清掃対象である壁コンセント10の構成および掃除具100の配置を表す図である。壁コンセント10は、中央部に電源コンセント12が配置され、電源コンセント12の周囲にコンセントカバー11が配置される。電源コンセント12は、2つ口コンセントを構成し、プラグ差し込み口13が2組配置される。また、掃除具100は、接続端部102が吸塵風路部材20の先端部に接続されて使用される。同図の吸塵風路部材20は、不図示の掃除機本体に接続される吸引ホースである。
図3は、本考案の実施の形態に係る掃除具の使用方法の一例を示す図である。同図におけるAは、清掃対象である壁コンセント10の構成および掃除具100の配置を表す図である。壁コンセント10は、中央部に電源コンセント12が配置され、電源コンセント12の周囲にコンセントカバー11が配置される。電源コンセント12は、2つ口コンセントを構成し、プラグ差し込み口13が2組配置される。また、掃除具100は、接続端部102が吸塵風路部材20の先端部に接続されて使用される。同図の吸塵風路部材20は、不図示の掃除機本体に接続される吸引ホースである。
同図におけるBは、掃除具100による壁コンセント10の清掃の様子を表す図である。同図におけるBに表したように、掃除具100は、吸引口101が壁コンセント10の電源コンセント12を覆うとともにコンセントカバー11に密着するように支持される。この状態において掃除機による吸塵を開始すると、吸引力がプラグ差し込み口13に集中し、プラグ差し込み口13を介して電源コンセント12の内部の塵や埃を吸引することができる。
図4は、本考案の実施の形態に係る掃除具が適用される電源コンセントの一例を示す図である。同図は、上述の壁コンセント10の水平方向の断面を表した図である。壁コンセント10に配置された電源コンセント12の内部には、1対の電極14が配置される。この電極14は、差し込み口13を介して挿入されたプラグの差し刃を挟持する。また、電極14には、電線15の導線部分がねじ止めされて接続される。この2つの電極14の間に塵や埃が付着するとトラッキング現象を生じる。掃除具100は、電極14の近傍を含む電源コンセント12の内部の塵等をプラグ差し込み口13から吸塵する。この吸塵の際の気流は、電線15の取付け孔(不図示)等を介して供給される。このように、電源コンセント12の内部に付着した塵や埃を除去することができ、トラッキング現象の発生を防止することができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本考案の一例であり、本考案は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本考案に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
また、上述の実施の形態における図面は、模式的なものであり、各部の寸法の比率等は現実のものとは必ずしも一致しない。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることは勿論である。
10 壁コンセント
12 電源コンセント
13 プラグ差し込み口
14 電極
20 吸塵風路部材
100 掃除具
101 吸引口
102 接続端部
12 電源コンセント
13 プラグ差し込み口
14 電極
20 吸塵風路部材
100 掃除具
101 吸引口
102 接続端部
Claims (2)
- 掃除機に吸い込まれる気流を導く吸塵風路部材に接続される掃除具であって、
電源コンセントのプラグ差し込み口が配置された面を覆う形状に構成された吸引口と、
前記吸塵風路部材に着脱可能に接続される接続端部と
を具備する掃除具。 - 前記吸引口に付設される弾性部材をさらに具備する請求項1記載の掃除具。
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JP2019001369U JP3221928U (ja) | 2019-04-16 | 2019-04-16 | 掃除具 |
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JP2019001369U JP3221928U (ja) | 2019-04-16 | 2019-04-16 | 掃除具 |
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ID=67003825
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102540233B1 (ko) * | 2023-01-10 | 2023-06-08 | 한승욱 | 멀티탭의 콘센트 청소기 |
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2019
- 2019-04-16 JP JP2019001369U patent/JP3221928U/ja not_active Expired - Fee Related
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