JP3221849B2 - 車両スライド扉の自動開閉装置 - Google Patents

車両スライド扉の自動開閉装置

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JP3221849B2
JP3221849B2 JP25766097A JP25766097A JP3221849B2 JP 3221849 B2 JP3221849 B2 JP 3221849B2 JP 25766097 A JP25766097 A JP 25766097A JP 25766097 A JP25766097 A JP 25766097A JP 3221849 B2 JP3221849 B2 JP 3221849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両スライド扉の自動
開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、車体に取付けた前後摺動開閉自在の
スライド扉と、該スライド扉の前側に取付けた前側ロッ
ク装置と、前記スライド扉の後側に取付けた後側オート
ロック装置と、前記スライド扉に取付けた開扉ハンドル
と、前記スライド扉をモーターで自動的に開閉させる自
動開閉装置と、チャイルドロック装置とを有し、自動閉
扉のとき、異物を噛込んだときは、開扉ハンドルの開扉
操作で後側オートロック装置のオートクローを解除す
るようにしたものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、公知のもの
は、チャイルドロック装置を、チャイルドロック状態に
しておくと、後側オートロック装置のオートクロージャ
ーの解除はできなかったので、その点課題があった。
【0004】
【課題を解決すべき手段】よって、本発明は、車体
取付けた前後摺動開閉自在のスライド扉と、該スライ
ド扉の後側に取付けた後側オートロック装置と、
記スライド扉2に取付けたアウター開扉ハンドル7及び
インナー開扉ハンドル24aと、前記アウター開扉ハン
ドル7及び前記インナー開扉ハンドル24aの前記開扉
操作で回転すると前記後側オートロック装置5のラチェ
ットを解錠する第一レバー15と、前記インナー開扉ハ
ンドル24aの開扉操作方向の回転を第一レバー15に
伝達するチャイルドアンロック状態と伝達しないチャイ
ルドロック状態に切替る前記チャイルドロック切替装置
64と、前記第一レバー15の回転により回転して前記
後側オートロック装置5のオートクローズを停止させる
第五レバー38とを備え、前記インナー開扉ハンドル2
4aと前記第五レバー38とは、前記チャイルドロック
切替装置64が前記チャイルドロック状態であっても前
記第一レバー15を回転させることなく前記インナー開
扉ハンドル24aの前記開扉操作方向の回転を前記第五
レバー38に伝達するバイパスロッド59で連結させた
車両スライド扉の自動開閉装置としたものである。ま
た、車体1に取付けた前後摺動開閉自在のスライド扉2
と、該スライド扉2の後側に取付けた後側オートロック
装置5と、前記スライド扉2に取付けたアウター開扉ハ
ンドル7及びインナー開扉ハンドル24aと、該アウタ
ー開扉ハンドル7及びインナー開扉ハンドル24aの開
扉操作で回動し前記後側オートロック装置5のラチェッ
トに至るワイヤ結合部42を備えた第四レバー37と、
前記アウター開扉ハンドル7及びインナー開扉ハンドル
24aの開扉操作で回動して前記後側オートロック装置
5のオートクローズを解除させる第五レバー38と、前
記インナー開扉ハンドル24aと前記第四レバー37の
間の連係を継脱させるチャイルドロック切替装置64と
からなり、該チャイルドロック切替装置64をチャイル
ドアンロックに切替えた状態で前記インナー開扉ハンド
ル24aを開扉操作すると前記アウター開扉ハンドル7
で回転する第一レバ15を介して前記第五レバー38
回転するように構成し、かつ前記チャイルドロック切替
装置64をチャイルドロックに切替えた状態では前記イ
ンナー開扉ハンドル24aを開扉回動させても前記第四
レバー37は回転しないが前記第五レバー38は回転す
るように構成した車両スライド扉の自動開閉装置とした
ものである。また、前記インナー開扉ハンドル24aの
回転軸24には該回転軸24に固定の第六レバー54を
設け、該第六レバー54と前記第五レバー38とをロッ
ド59で連結した車両スライド扉の自動開閉装置とした
ものである。また、前記インナー開扉ハンドル24aの
回転軸24には該回転軸24に固定の第三レバー26
前記回転軸24に遊嵌の第二レバー25とを設け、前記
チャイルドロック切替装置64は前記第三レバー26と
前記第二レバー25との連係を継脱させるようにし、前
第二レバー25と前記アウター開扉ハンドル7で回転
する前記第一レバー15とを連結し、前記第一レバー1
5と前記第五レバー38とを連結した車両スライド扉の
自動開閉装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
図1において、1は車体、2は車体1の側面に取付けら
れた前後摺動開閉自在のスライド扉、3はスライド扉2
の前側に取付けた前側ロック装置(設けないこともあ
る)、4は車体1側に取付けた閉扉のとき前側ロック装
置3が結合するストライカ、5はスライド扉2の後側に
取付けた後側オートロック装置(図17参照)、6は閉
扉のとき後側オートロック装置5が係合するストライ
カ、7はスライド扉2に取付けたアウター開扉ハンドル
である。
【0006】前記スライド扉2の所望の位置には、薄鉄
板で形成されたスライド中継装置基板8を取付ける。ス
ライド中継装置基板8には図2のように第一アクチュエ
ータ9と第二アクチュエータ10が設けられる。スライ
ド中継装置基板8の裏側(図2は背面図)に固定された
第一アクチュエータ9の出力軸11には出力レバー12
が取付けられ、出力レバー12の回動端にロッド13の
一端が連結され、ロッド13の他端はスライド中継装置
基板8の裏側に軸14で軸着されている第一レバー15
(図9)の第一アーム16に係止されている。該第一ア
ーム16は軸14より上方に突出している。前記第一レ
バー15には軸14より横方向に突出する第二アーム1
7と下方向に突出す第三アーム18が設けられる。前記
第一アーム16はその先端が2又になっていて、図9に
おいて第一アーム16の右側先端の方が裏側に位置し、
左側の先端19はスイッチ20のノブ20aに臨んでい
る(図12)。前記第二アーム17の先端21には、前
記軸14を中心とする円弧長孔22が形成され、円弧長
孔22にはアウター開扉ハンドル7に至るロッド23の
先端が係止している(図2、図12)。
【0007】前記軸14の側部近傍位置には回転軸24
(図13)が設けられ、回転軸24にはインナー開扉ハ
ンドル24aが取付けられる。回転軸24の裏側取出部
24bには遊嵌の第二レバー25と固定の第三レバー2
6が重合状態に取付けられる(図13)。前記第二レバ
ー25を裏側から見ると略カギ型で(図8)、回転軸2
4より横方向に突出す第一突片27と回転軸24より下
方に突出す第二突片28とを有している。第一突片27
には放射方向に長い係合長孔29を係合し、係合長孔2
9にチャイルドロックピン30を係合させてある(図
2、15、18、19)。前記第二突片28の先端には
回転軸24を中心とする円弧長孔31を形成し、該円弧
長孔31と前記第一レバー15の第三アーム18との間
にロッド32を係合させる(図2、20)。
【0008】前記第三レバー26(図7、18、19)
は、前記回転軸24の裏側取出部24bに固定であり、
第一突片33と第二突片34と第三突片35を有してい
る。第一突片33は第三レバー26の上部位置に設けら
れ、スライド中継装置基板8の表側に向けて直角に曲げ
られている(図13、図14)。第二突片34の先端に
は、前記回転軸24を中心とする円弧長孔36が設けら
れ、円弧長孔36には後述するロッド53の上端が係合
している。第三突片35は、短かいもので、第二レバー
25の前記係合長孔29に沿ってその中途まで延びてお
り(図15)、前記係合長孔29に係合している前記チ
ャイルドロックピン30が回転軸24の方向に摺動する
と第三突片35に係合可能に対峙してチャイルドアンロ
ックになり(図18)、反回転軸24の方向に摺動する
と第三突片35からチャイルドロックピン30は係合離
脱してチャイルドロックになる(図19)。
【0009】図3のように、前記スライド中継装置基板
8の表側の軸14(図3では軸14は現われない)に
は、第四レバー37と第五レバー38が重合状態に取付
けられている。第四レバー37(図6)は軸14より上
方に伸びる上方アーム39と、軸14より下方に伸びる
下方アーム40とを有し、上方アーム39には、軸14
の半径方向に伸びる係合長孔41を形成し、下方アーム
40には、その先端に前側ロック装置3及び後側オート
ロック装置5のラチェットに至るワイヤ結合部42を形
成している。前記係合長孔41の一部は、前記第一レバ
ー15の第一アーム16の側部に形成したクラッチ凹部
43(図9、図16)と重合するように形成され、前記
係合長孔41にはクラッチピン44が係合している(図
3)。該クラッチピン44は、前記第二アクチュエータ
10の切替回動で切替る切替レバー45の先端46に取
付けられ、前記第二アクチュエータ10の切替回動によ
り係合長孔41の先端側に移動すると、係合長孔41と
クラッチ凹部43の結合は断たれ、係合長孔41の基部
側に移動すると係合長孔41とクラッチ凹部43の双方
に結合してクラッチ「入」になる。前記切替レバー45
(図4)は、軸14と回転軸24の間に軸47で軸着さ
れ(図3)、第二アクチュエータ10の出力軸48に固
定された出力レバー49の先端が切替レバー45の下端
に係合している。
【0010】前記第五レバー38(図5)は、裏側に曲
げられた第一突片50と、同様に裏側に曲がられている
第二突片51とを有している。第一突片50は、軸14
の位置より横方向に突出した後スライド中継装置基板8
の裏側方向に曲げられ、裏側に取付けられている前記第
一レバー15(図9)の第二アーム17の下面側に、第
二アーム17を持上げるように係合(図2)、第一突
片50とスライド中継装置基板8との間には縮少するバ
ネ52が取付けられる。前記第五レバー38(図5)の
第二突片51は、スライド中継装置基板8の裏側に曲げ
られており、その先端にロッド53の下端が係止され、
ロッド53の上端は、前記第三レバー26の第二突片3
4の円弧長孔36の下部に係合している(図2)。
【0011】前記スライド中継装置基板8の表側の前記
回転軸24には第六レバー54(図11)が固定されて
いる。第六レバー54は、インナー開扉ハンドル24a
を左右回転させると、一緒に左右回転する。第六レバー
54には、回転軸24より上方に伸びる上方突片55と
下方に伸びる下方突片56を有している。上方突片55
には、回転軸24を中心とする円弧に長い長四角長孔5
7を形成し、長四角長孔57には前記第三レバー26
(図7)の第一突片33の先端を係合させてある(図1
3)。前記下方突片56には回転軸24を中心とする円
弧長孔58を形成し、円弧長孔58と前記第五レバー3
8(図5)の第二突片51との間にロッド59を取付け
る。したがって、インナー開扉ハンドル24aを開扉操
作して回転軸24を図2で右回転させると、回転軸24
に固定の裏側の第三レバー26が右回転し、その第三突
起35でチャイルドロックピン30を押上げるから、該
チャイルドロックピン30を介して前記第二レバー25
を右回転させ、第二レバー25の第二突片28の円弧長
孔31とロッド32を介して第一レバー15を右回転さ
せる。
【0012】上記において、第一アクチュエータ9に通
電し、出力レバー12をa方向に揺動させると(図2)
ロッド13を介して第一レバー15を図2で右回動さ
せ、第一レバー15の第二アーム17で第五レバー38
の第一突片50を押下げるから、バネ52の弾力に抗し
て第五レバー38図3で左回動させる。また、第一レ
バー15を図2で右回動させると、クラッチ凹部43に
係合しているクラッチピン44を介して、第四レバー3
図3で回動させる。
【0013】しかして、上記において、前記アウター開
扉ハンドル7を少しだけ開扉操作すると、アウター開扉
ハンドル7に連結されているロッド23が図12で
向に少し動いて第一レバー15を少し右回動させる。そ
のため、第一レバー15の第一アーム16の近傍の先端
19は、前記スイッチ20のノブ20aを押して、前記
スイッチ20をオンになるように構成してある。該スイ
ッチ20がオンになると、別途設けられているスイッチ
用の電源(太陽電池、通常の電池、充電式電池)により
スライド扉2に内蔵された発信機60を発信させ、発信
機60の信号を受信する受信機61を作動させて前記ス
ライド扉2のスライド自動開閉装置63のモーター62
を駆動させるように構成する。64はチャイルド切替装
置(レバー)である。
【0014】図17は、フェールセーフ機構(安全機
構)の一例であり、5は後側オートロック装置で、後側
オートロック装置5には閉扉によりハーフラッチにされ
たラッチをフルラッチまでモーター65で回転させてオ
ートクローズさせる扇型レバー66が設けられ、扇型レ
バー66に巻回したワイヤー67の端部を、基板68に
設けた巻取杆69に連結する。前記モーター65の駆動
歯車70には、受動歯車71が噛合わされ、受動歯車7
1の軸72には受動歯車71の外、前記巻取杆69とク
ラッチ板73が取付けられ、クラッチ板73は前記巻取
杆69と重合し、バネ74で常時矢印b方向に付勢され
る。クラッチ板73の下端部にはクラッチピン75が設
けられ、クラッチピン75は受動歯車71に設けたクラ
ッチ凹部76と巻取杆69に設けた長孔77の双方に係
合し、クラッチピン75とクラッチ凹部76が係合する
と受動歯車71の回転を巻取杆69に伝達し、クラッチ
ピン75とクラッチ凹部76の係合が外れると受動歯車
71が回転しても巻取杆69の回転は停止する。
【0015】前記クラッチピン75をクラッチ凹部76
より離脱させるのがクラッチレバー78であり、軸79
により基板68に軸着され、前記第五レバー38の係合
部38aにワイヤー80で連結され、アウター開扉ハン
ドル7の開扉操作か、インナー開扉ハンドル24aの開
扉操作で第五レバー38が回転すると、ワイヤー80で
クラッチレバー78を左回転させ、クラッチ板73の頭
を叩いてクラッチピン75をクラッチ凹部76より離脱
させるように構成してある。
【0016】
【作用】次に作用を述べる。 A.チャイルド切替装置(レバー)64をアンロックに
した場合の作用 スライド自動開閉装置63のモーター62に通電する
と、公知の作用により、スライド扉2は自動的にスライ
ドして閉扉し、スライド扉2の前側ロック装置3がある
ときはストライカ4に係合し、スライド扉2の後側オー
トロック装置5はストライカ6に係合する。そして、後
側オートロック装置5がハーフラッチ迄閉扉すると、後
側オートロック装置5内の公知のスイッチがオンになっ
てモーター65に通電し、モーター65の駆動歯車70
を回転させ、駆動歯車70により受動歯車71を回転さ
せ、受動歯車71のクラッチ凹部76にクラッチピン7
5により係合している巻取杆69を回転させ、ワイヤー
67を介して扇型レバー66を回転させるから、後側オ
ートロック装置5のラッチをモーター65で回転させて
フルラッチにする。
【0017】しかし、スライド扉2により異物を挾むこ
とがあり、そのときは、急いでアウター開扉ハンドル7
を開扉操作するかインナー開扉ハンドル24aを開扉操
作する。このとき、チャイルド切替装置(レバー)64
図18のようにアンロック位置に切替えられてい
きは、そのチャイルドロックピン30は、係合長孔29
を摺動して回転軸24の方に移動していて、第三レバー
26の第三突片35に係合するようになっているから、
この状態では、インナー開扉ハンドル24aを開扉操作
して回転軸24を図2で右回転させると、回転軸24と
共回りする第三レバー26の第三突片35によりチャイ
ルドロックピン30を押上げて係合長孔29を介して第
二レバー25を右回転させるから、第二レバー25の第
二突片28の円弧長孔31に結合しているロッド32を
左動させ、図20のようにロッド32で第一レバー15
の第三アーム18を左方に移動させて第一レバー15を
右回転させ、第一レバー15の第二アーム17で第五レ
バー38の第一突片50をバネ52の弾力に抗して押下
げて(図2)、第五レバー38を図3で左回転させ、第
五レバー38の係合部38aで図17のワイヤー80を
牽引する。図17でワイヤー80を牽引すると、クラッ
チレバー78の右端を上動させるからクラッチレバー7
8の左端は下動し、クラッチ板73の頭部を叩くから、
クラッチピン75とクラッチ凹部76の係合は外れオー
クローズは自動停止する。アウター開扉ハンドル7を
開扉操作したときは、ロッド23を介して図2で第一レ
バー15を右回転させるから、第一レバー15の第二ア
ーム17で第五レバー38の第一突片50を押下げ、第
五レバー38を図3で左回転させて同様に図17のワイ
ヤー80を牽引する。
【0018】B.チャイルド切替装置(レバー)64を
ロックした場合の作用 チャイルド切替装置(レバー)64を操作して図15、
図19の状態にすると、前のように、回転軸24をイン
ナー開扉ハンドル24a図2において右回転させて第
三レバー26の第三突片35を上動させても空振りであ
り、フルラッチされたままである。したがって、前とは
異なり第二レバー25は回転しない。
【0019】しかし、図3、図22において、回転軸2
4がインナー開扉ハンドル24aの操作で左回転する
と、回転軸24に固定の第六レバー54は左回転するの
で下方突片56の円弧長孔58は右動し、円弧長孔58
に係合しているロッド59を右動させるからロッド59
の他端で第五レバー38を図3で左回転させ、図17の
ワイヤー80を牽引してクラッチレバー78を左回転さ
せ前と同様に作用する。アウター開扉ハンドル7を開扉
操作したときは、ロッド23を介して図2で第一レバー
15を右回転させるから、第一レバー15の第二アーム
17で第五レバー38の第一突片50を押下げ、第五レ
バー38を図3で左回転させて同様に図17のワイヤー
80を牽引する。
【0020】
【発明の効果】公知のものは、チャイルドロック装置
を、チャイルドロック状態にしておくと、後側オートロ
ック装置のオートクローの解除はできなかったので、
その点課題があった。しかるに、本発明は、車体に取
付けた前後摺動開閉自在のスライド扉と、該スライド
の後側に取付けた後側オートロック装置と、前記
スライド扉2に取付けたアウター開扉ハンドル7及びイ
ンナー開扉ハンドル24aと、前記アウター開扉ハンド
ル7及び前記インナー開扉ハンドル24aの前記開扉操
作で回転すると前記後側オートロック装置5のラチェッ
トを解錠する第一レバー15と、前記インナー開扉ハン
ドル24aの開扉操作方向の回転を第一レバー15に伝
達するチャイルドアンロック状態と伝達しないチャイル
ドロック状態に切替る前記チャイルドロック切替装置6
4と、前記第一レバー15の回転により回転して前記後
側オートロック装置5のオートクローズを停止させる第
五レバー38とを備え、前記インナー開扉ハンドル24
aと前記第五レバー38とは、前記チャイルドロック切
替装置64が前記チャイルドロック状態であっても前記
第一レバー15を回転させることなく前記インナー開扉
ハンドル24aの前記開扉操作方向の回転を前記第五レ
バー38に伝達するバイパスロッド59で連結させた
両スライド扉の自動開閉装置としたものであるから、常
に安全である効果を奏する。また、車体1に取付けた前
後摺動開閉自在のスライド扉2と、該スライド扉2の後
側に取付けた後側オートロック装置5と、前記スライド
扉2に取付けたアウター開扉ハンドル7及びインナー開
扉ハンドル24aと、該アウター開扉ハンドル7及びイ
ンナー開扉ハンドル24aの開扉操作で回動し前記後側
オートロック装置5のラチェットに至るワイヤ結合部4
2を備えた第四レバー37と、前記アウター開扉ハンド
ル7及びインナー開扉ハンドル24aの開扉操作で回動
して前記後側オートロック装置5のオートクローズを解
除させる第五レバー38と、前記インナー開扉ハンドル
24aと前記第四レバー37の間の連係を継脱させるチ
ャイルドロック切替装置64とからなり、該チャイルド
ロック切替装置64をチャイルドアンロックに切替え
状態で前記インナー開扉ハンドル24aを開扉操作する
と前記アウター開扉ハンドル7で回転する第一レバ15
を介して前記第五レバー38回転するように構成し、
かつ前記チャイルドロック切替装置64をチャイルドロ
ックに切替えた状態では前記インナー開扉ハンドル24
aを開扉回動させても前記第四レバー37は回転しない
が前記第五レバー38は回転するように構成した車両ス
ライド扉の自動開閉装置としたものであるから、構成も
簡単で実施化容易であり、確実に作用する。また、前記
インナー開扉ハンドル24aの回転軸24には該回転軸
24に固定の第六レバー54を設け、該第六レバー54
と前記第五レバー38とをロッド59で連結した車両ス
ライド扉の自動開閉装置としたものであるから、チャイ
ルドロックでもオートクローズを自動停止させることが
簡単にできる。また、前記インナー開扉ハンドル24a
の回転軸24には該回転軸24に固定の第三レバー26
と前記回転軸24に遊嵌の第二レバー25とを設け、前
記チャイルドロック切替装置64は前記第三レバー26
と前記第二レバー25との連係を継脱させるようにし、
前記第二レバー25と前記アウター開扉ハンドル7で回
転する前記第一レバー15とを連結し、前記第一レバー
15と前記第五レバー38とを連結した車両スライド扉
の自動開閉装置としたものであるから、チャイルドアン
ロックでもオートクローズを自動停止させることが簡単
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体の側面図。
【図2】スライド扉の中継機構の裏側組立図。
【図3】同スライド扉の中継機構の表側組立図。
【図4】切替レバーの正面図。
【図5】第五レバーの正面図。
【図6】第四レバーの正面図。
【図7】第三レバーの背面図。
【図8】第二レバーの背面図。
【図9】第一レバーの背面図。
【図10】チャイルド切替装置(レバー)の背面図。
【図11】第六レバーの正面図。
【図12】スイッチの作動状態を示す背面図。
【図13】A−A断面図。
【図14】B−B断面図。
【図15】チャイルドロック切替装置の背面図。
【図16】ロック、アンロックの切替装置の正面図。
【図17】オ−トロック装置の正面図。
【図18】チャイルドアンロックの背面図。
【図19】チャイルドロックの背面図。
【図20】第一レバーと第二レバーの関係図。
【図21】第四レバーの背面図
【図22】第五レバーと第六レバーの関係図。
【図23】第三レバーと第五レバーの関係図。
【符号の説明】
1…車体、2…スライド扉、3…前側ロック装置、4…
ストライカ、5…後側ロック装置、6…ストライカ、7
…アウター開扉ハンドル、8…フレーム、9…第一アク
チュエータ、10…第二アクチュエータ、11…出力
軸、12…出力レバー、13…ロッド、14…軸、15
…第一レバー、16…第一アーム、第二アーム17…第
二アーム、18…第三アーム、19…先端、20…スイ
ッチ、20a…ノブ、21…先端、22…円弧長孔、2
3…ロッド、24…回転軸、24a…インナー開扉ハン
ドル、24b…裏側取出部、25…第二レバー、26…
第三レバー、27…第一突片、28…第二突片、29…
係合長孔、30…チャイルドロックピン、31…円弧長
孔、32…ロッド、33…第一突片、34…第二突片、
35…第三突片、36…円弧長孔、37…第四レバー、
38…第五レバー、39…上方アーム、40…下方アー
ム、41…係合長孔、42…ワイヤ結合部、43…クラ
ッチ凹部、44…クラッチピン、45…切替レバー、4
6…先端、47…軸、48…出力軸、49…出力レバ
ー、50…第一突片、51…第二突片、52…バネ、5
3…ロッド、54…第六レバー、55…上方突片、56
…下方突片、57…長四角長孔、58…円弧長孔、59
…ロッド、60…発信機、61…受信機、62…モータ
ー、63…自動開閉装置、64…チャイルド切替装置
(レバー)、65…モーター、66…扇型レバー、67
…ワイヤー、68…基板、69…巻取杆、70…駆動歯
車、71…受動歯車、72…軸、73…クラッチ板、7
4…バネ、75…クラッチピン、76…クラッチ凹部、
77…長孔、78…クラッチレバー、79…軸、80…
ワイヤー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/20 B60J 5/00 E05B 47/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取付けた前後摺動開閉自在のス
    ライド扉と、該スライド扉の後側に取付けた後側オ
    ートロック装置と、前記スライド扉2に取付けたアウ
    ター開扉ハンドル7及びインナー開扉ハンドル24a
    と、前記アウター開扉ハンドル7及び前記インナー開扉
    ハンドル24aの前記開扉操作で回転すると前記後側オ
    ートロック装置5のラチェットを解錠する第一レバー1
    5と、前記インナー開扉ハンドル24aの開扉操作方向
    の回転を第一レバー15に伝達するチャイルドアンロッ
    ク状態と伝達しないチャイルドロック状態に切替る前記
    チャイルドロック切替装置64と、前記第一レバー15
    の回転により回転して前記後側オートロック装置5のオ
    ートクローズを停止させる第五レバー38とを備え、前
    記インナー開扉ハンドル24aと前記第五レバー38と
    は、前記チャイルドロック切替装置64が前記チャイル
    ドロック状態であっても前記第一レバー15を回転させ
    ることなく前記インナー開扉ハンドル24aの前記開扉
    操作方向の回転を前記第五レバー38に伝達するバイパ
    スロッド59で連結させた車両スライド扉の自動開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記インナー開扉ハ
    ンドル24aは前記開扉操作方向と反対の反開扉操作方
    向にも回転できる構成とし、前記インナー開扉ハンドル
    24aと前記第五レバー38とは、前記インナー開扉ハ
    ンドル24aの前記開扉操作方向の回転は前記第五レバ
    ー38に伝達しないが前記インナー開扉ハンドル24a
    の前記反開扉操作方向の回転は前記第五レバー38に伝
    達する停止ロッド53で連結させ、前記第五レバー38
    は前記インナー開扉ハンドル24aがどちらがわに回転
    しても同一方向に回転するようにした車両スライド扉の
    自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 車体1に取付けた前後摺動開閉自在のス
    ライド扉2と、該スライド扉2の後側に取付けた後側オ
    ートロック装置5と、前記スライド扉2に取付けたアウ
    ター開扉ハンドル7及びインナー開扉ハンドル24a
    と、該アウター開扉ハンドル7及びインナー開扉ハンド
    ル24aの開扉操作で回動し前記後側オートロック装置
    のラチェットに至るワイヤ結合部42を備えた第四レ
    バー37と、前記アウター開扉ハンドル7及びインナー
    開扉ハンドル24aの開扉操作で回動して前記後側オー
    トロック装置5のオートクローズを解除させる第五レバ
    ー38と、前記インナー開扉ハンドル24aと前記第四
    レバー37の間の連係を継脱させるチャイルドロック切
    替装置64とからなり、該チャイルドロック切替装置6
    4をチャイルドアンロックに切替えた状態で前記インナ
    ー開扉ハンドル24aを開扉操作すると前記アウター開
    扉ハンドル7で回転する第一レバ15を介して前記第五
    レバー38回転するように構成し、かつ前記チャイル
    ドロック切替装置64をチャイルドロックに切替えた状
    態では前記インナー開扉ハンドル24aを開扉回動させ
    ても前記第四レバー37は回転しないが前記第五レバー
    38は回転するように構成した車両スライド扉の自動開
    閉装置。
  4. 【請求項4】 請求項において、前記インナー開扉ハ
    ンドル24aの回転軸24には該回転軸24に固定の第
    六レバー54を設け、該第六レバー54と前記第五レバ
    ー38とをロッド59で連結した車両スライド扉の自動
    開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4において、前記イ
    ンナー開扉ハンドル24aの回転軸24には該回転軸2
    4に固定の第三レバー26と前記回転軸24に遊嵌の第
    二レバー25とを設け、前記チャイルドロック切替装置
    64は前記第三レバー26と前記第二レバー25との連
    係を継脱させるようにし、前記第二レバー25と前記
    ウター開扉ハンドル7で回転する前記第一レバー15と
    を連結し、前記第一レバー15と前記第五レバー38と
    を連結した車両スライド扉の自動開閉装置。
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