JP3221806U - 液体生体物質のための処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】閉鎖系の液体生体物質のための処理システムを提供する。【解決手段】液体生体物質のための処理システムは、三方活栓12を搭載しており、三方活栓12が第1端122と第2端124とを有し、当該第1端122が液体生体物質を収納する第1容器30と接続している目盛り付き注射器10と、混合装置24を搭載しており、三方活栓12の第2端124と接続しており、処理された液体生体物質のための出口を有する第2容器20と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は液体生体物質のための処理システムに関し、特に閉鎖系の液体生体物質のための処理システムに関する。
体液は、通常、多機能生体分子と細胞の液体混合物である。生物学的液体の成分の異なる相対密度、沈降速度およびサイズにより、比重遠心分離(gravity centrifugation)は成分を分離するための主な方法である。全血は、医学において最も広く利用される生物学的液体の1つである。全血は、細胞、コロイド、およびクリスタロイドを含み、赤血球濃厚液(PRBC concentrate)、血小板濃厚液、血漿、および寒冷沈降物を分離するように遠心分離されうる。適切な刺激の下で、様々な成長因子(例えば、PDGF、VEGF、TGF−ベータ、IGF、VEGFなど)は血小板濃厚液から放出される。血漿におけるプロトロンビンは、適切な刺激によりトロンビンに変換することができる。ミルクも哺乳動物によって分泌される生物学的液体である。豊富な物質、例えば、多量栄養素(例えば、炭水化物、脂肪、およびタンパク質)および微量栄養素(例えば、ビタミンおよびミネラル)、生物活性タンパク質および少量の細胞などを含む混合物である。生物活性タンパク質は、乳児の生存および健康にとって重要な酵素、抗体、および成長因子を含む。成長因子は、上皮成長因子(EGF)、神経成長因子(NGF)、インスリン様成長因子(IGF)、血管内皮成長因子(VEGF)、エリスロポイエチン(EPO)などを含む。細胞、栄養素、および生物活性分子は、適切な遠心分離および手順によって互いに分離され、それらの特性に基づいて日常生活または臨床用途において様々な目的に利用される。
安全性の高い製品のために、安全で汚染のない作業環境と熟練した人員が必要となるので、その普及促進が制限されている。最近の血液バッグ処理システムの出現は、上述した状況を効果的に改善することができる。血液バッグの内部は、外部環境を効果的に隔離することができる無菌環境である。血液成分(例えば、赤血球、白血球、血小板、血清、血漿等)を分離するために、全血を血液バッグ内に採取して遠心分離させてもよく、所望の成分を別の血液バッグに移すことができる。 例えば、血清を適切な量の生理食塩水で希釈して、後に使用できるように小瓶に分注してもよい。この方法は、多血清血漿のまたは多血小板血漿の分離、分注および保存に最もよく利用されている(特許文献1−3)。
中国特許出願公開第200720013742.3号明細書 米国特許第9724268号明細書 米国特許出願公開第2014/0319081号明細書
従来技術における問題点を鑑み、本考案は液体生体物質のための処理システムを提供し、液体生体物質のための処理システムは、三方活栓(3-way stopcock)を搭載しており、三方活栓が第1端と第2端とを有し、当該第1端が液体生体物質を収納する第1容器と接続している目盛り付き注射器と、混合装置を搭載しており、三方活栓の第2端と接続しており、処理された液体生体物質のための出口を有する第2容器と、を備える。
好ましくは、汚染を避けるために、本考案にかかる処理システムは1回限り使用(すなわち、使い捨て)である。
本考案に基づいて、液体生体物質のための処理システムは第2容器の出口と接続している第3容器をさらに備えてもよい。
本考案のいくつかの実施形態において、液体生体物質のための処理システムは第2容器と接続している輸液装置をさらに備えてもよい。輸液装置は、試薬または生理食塩水を輸液するための1つ以上の目盛り付き注射器を含んでもよい。
本考案に基づいて、第2容器と第3容器とはチューブを介して接続していてもよい。1つの実施形態において、液体生体物質のための処理システムはチューブに配置されたフィルタをさらに備える。もう1つの実施形態において、チューブは分岐部を有し、当該分岐部は、無菌フィルタ(例えば、0.22μmの無菌フィルタ)を有するように構成されており、凍結乾燥のための凍結乾燥機と接続してもよい。
本考案の1つの実施形態において、混合装置は攪拌子(stir bar)である。
本考案に基づいて、第3容器は1つ以上の瓶またはパケット(packet)を備える。
いくつかの好ましい実施形態において、第3容器は複数の瓶またはパケットを備える。瓶またはパケットは並列にまたは直列に接続していてもよい。
いくつかの好ましい実施形態において、第3容器は1つ以上のパケットを備え、各パケットは収納空間を有する。本考案に基づいて、収納空間は漏斗形状、丸い形状、楕円形状、またはティアドロップ形状を有する。
更なる詳細な説明がなくても、当業者は本考案をその最も広い範囲まで利用できるであろう。従って、理解されるべきなのは、以下の説明は例示およびデモンストレーションの目的のみに提供され、いかなる形で他の開示を限定しようとしないことである。
図1は本考案にかかる液体生体物質のための処理システムの実施形態を示す。 図2は異なる形状のパケットの収納空間を示す。
特別に定義する場合を除き、ここで用いられる技術用語および科学用語は当業者に知られる常識のような意味を有する。
特別に定義する場合を除き、ここでいう「1つ」などの単数を表す表現は少なくとも1つ(1つ以上)という数量を示す。
図1は本考案にかかる液体生体物質のための処理システムの実施形態を示す。図1に示されるように、液体生体物質のための処理システムは、三方活栓12を搭載している目盛り付き注射器10と、混合装置24を搭載している第2容器20と、第3容器40と、輸液装置50と、フィルタ60とを備える。三方活栓12は第1端122と第2端124とを有し、第1端122は液体生体物質を収納する第1容器30と接続している。第2容器20は三方活栓12の第2端124と接続している。また、第2容器20は処理された液体生体物質のための出口22を有する。
第3容器40は第2容器20の出口22と接続している。第3容器40は並列に接続している複数のパケット42を含む。フィルタ60は、第2容器20と第3容器40とを接続しているチューブ70に配置されている。第1容器30は第1血液バッグ32と第2血液バッグ34と第3血液バッグ36とを含む。第2容器20は収納空間26を有し、この実施形態の混合装置24は収納空間26において配置された攪拌子である。好ましくは、収納空間26は漏斗形状を有する。
この実施形態において、チューブ70は分岐部を有し、分岐部は、無菌フィルタを有するように構成されており、凍結乾燥のための凍結乾燥機と直接的に接続してもよい。
図2は異なる形状のパケット42の収納空間を示す。図2に示されるように、収納空間は、処理された液体生体物質の用途に基づいて、丸い形状、楕円形状、またはティアドロップ形状をしてもよい。
1つの実施例において、前述した液体生体物質のための処理システムは血清点眼剤(serum eye drop)を用意するために利用される。簡単に言うと、全血は抗凝血剤を使わずに第1血液バッグ32を用いて供血者から収集される。第1血液バッグ32を凝固させるために50分間静止させ、続いて22℃で4394gの遠心分離を13分間かける。血清の上清を無菌状態において手動で第2血液バッグ34へ押し出す。第1血液バッグ32から第2血液バッグ34への接続を中断し、重力または血漿抽出器によって血清を抽出する。そして、血清入りの第2血液バッグ34を同様な環境下でもう1回遠心分離してから、第3血液バッグ36へ無菌的に移す。2回の遠心分離によって細胞が含まれていない血清が提供される。目盛り付き注射器10を用いて適切な容量(50ml)の血清を第2容器20へ導入する。特定容量の生理食塩溶液(0.9%のNaCl)を輸液装置50から第2容器20に輸液する。成長因子活性を安定させるために、固定比率の試薬も第2容器20に輸液する。混合後、フィルタ60(0.22μm細菌フィルタ)を通して溶液を濾過し無菌パケット42に入れる。
同様に、本考案にかかる液体生体物質のための処理システムは、多血小板血漿、トロンビン溶液、または人乳成分の溶液の用意に利用されてもよい。
本考案は以上のように説明されたが、その開示は保護範囲、実施の順序、または利用される材料と工程を制限するものではない。本考案に対する様々な変更例および変化例は本考案の精神および保護範囲に含まれる。

Claims (12)

  1. 液体生体物質のための処理システムであって、
    三方活栓を搭載しており、前記三方活栓が第1端と第2端とを有し、当該第1端が前記液体生体物質を収納する第1容器と接続している目盛り付き注射器と、
    混合装置を搭載しており、前記三方活栓の第2端と接続しており、処理された前記液体生体物質のための出口を有する第2容器と、を備える、液体生体物質のための処理システム。
  2. 前記第2容器の前記出口と接続している第3容器をさらに備える、請求項1に記載の液体生体物質のための処理システム。
  3. 前記第2容器と接続している輸液装置をさらに備える、請求項1に記載の液体生体物質のための処理システム。
  4. 前記第2容器と前記第3容器とはチューブを介して接続している、請求項2に記載の液体生体物質のための処理システム。
  5. 前記チューブに配置されたフィルタをさらに備える、請求項4に記載の液体生体物質のための処理システム。
  6. 前記混合装置は攪拌子である、請求項1に記載の液体生体物質のための処理システム。
  7. 前記第3容器は1つ以上の瓶またはパケットを備える、請求項2に記載の液体生体物質のための処理システム。
  8. 前記第3容器は複数の瓶またはパケットを備える、請求項7に記載の液体生体物質のための処理システム。
  9. 前記瓶またはパケットは並列にまたは直列に接続している、請求項8に記載の液体生体物質のための処理システム。
  10. 前記第3容器は1つ以上のパケットを備える、請求項7に記載の液体生体物質のための処理システム。
  11. 各前記パケットは収納空間を有する、請求項10に記載の液体生体物質のための処理システム。
  12. 前記収納空間は漏斗形状、丸い形状、楕円形状、またはティアドロップ形状を有する、請求項11に記載の液体生体物質のための処理システム。
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