JP3221708U - ポーチ - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生シートを1枚ずつ取出す安定性の向上を図るポーチを提供する。【解決手段】本体10の小物収納空間Ek内に、本体10を構成する一側壁と一側壁に対面する仕切壁21とで共同して形成され複数枚の衛生シートSが収納可能なシート収納空間Esを有するとともに衛生シートSを出し入れ可能な出入口22が形成された収納ポケット20を設け、一側壁に衛生シートSを外側から取出す取出口31を有した取出口部30を設け、取出口部30を、取出口31が形成された樹脂製の枠体32と、枠体32に設けられるとともに取出口31に臨み衛生シートSの取出時に衛生シートSに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片40とを備えて構成した。【選択図】図1

Description

本考案は、小物を入れるポーチに係り、特に、ウェットティッシュ,汗拭きシート,除菌シートやティッシュペーパ等の各種衛生シートを収納する収納ポケットを有したポーチに関する。
従来、この種のポーチとしては、例えば、特許第3535593号公報(特許文献1)に掲載されたものが知られている。これは、開閉可能な開口が設けられ内部に小物を収納可能な小物収納空間を有した本体を備え、この本体の小物収納空間内に本体を構成する一側壁とこの一側壁に対面する仕切壁とで共同して形成され複数枚の衛生シートが収納可能なシート収納空間を有するとともに収納した衛生シートを出し入れ可能な出入口が形成された収納ポケットを設け、この本体の一側壁に、収納ポケットのシート収納空間内に収納された衛生シートを外側から取出す取出口を有した取出口部を設けて構成されている。取出口は、長円形の小窓あるいは可撓性の切れ目で構成されている。
衛生シートとしては、例えば、ウェットティッシュ,汗拭きシート,除菌シートやティッシュペーパ等の各種衛生シートを用いることができる。衛生シートとしては、これらが連続的に取出せるように折り重ねられて積層されて収納される所謂ポップアップ式という方式で周知の可撓性のケースに収納されているものを用いることができる。
そして、このポーチを用いるときは、本体の開口を開け、収納ポケットの出入口からシート収納空間に複数の衛生シートを入れる。衛生シートを収納したケースを用いるときは、ケースの取出開口を開けこの取出開口を収納ポケットの取出口に対面させておく。そして、本体の小物収納空間には小物を入れて使用し、必要時に、本体の取出口部の取出口から衛生シートを引き出して、例えば、手を拭くなどの用に供する。このため、例えば、小物として、筆記具や化粧品等を一緒に携帯した場合には、筆記具や化粧品などで汚れた際に即座に衛生シートで汚れを拭き取ることができ、きわめて便利になる。
特許第3535593号公報
ところで、上記従来のポーチにあっては、収納ポケットの取出口は、長円形の小窓あるいは可撓性の切れ目で構成されているので、小窓の場合には衛生シートを押さえるものがなく、可撓性の切れ目である場合には押さえが弱く、引出す際に、衛生シートが複数枚まとめて取出されることがあり、1枚ずつ取出す安定性に劣るという問題があった。特に、ポーチは、手で持ったり肩に下げたりしているときが多いので、その場合には、取出しにくく1枚ずつ取出す安定性が悪くなる。
本考案は上記の問題点に鑑みて為されたもので、衛生シートを1枚ずつ取出す安定性の向上を図ったポーチを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本考案のポーチは、請求項1の考案にあっては、開閉可能な開口が設けられ内部に小物を収納可能な小物収納空間を有した本体を備え、前記本体の小物収納空間内に、前記本体を構成する一側壁と前記一側壁に対面する仕切壁とで共同して形成され複数枚の衛生シートが収納可能なシート収納空間を有するとともに前記衛生シートを出し入れ可能な出入口が形成された収納ポケットを設け、前記一側壁に、前記収納ポケットのシート収納空間内に収納された衛生シートを外側から取出す取出口を有した取出口部を設けたポーチにおいて、
前記取出口部を、前記取出口が形成された樹脂製の枠体と、前記枠体に設けられるとともに前記取出口に臨み前記衛生シートの取出時に前記衛生シートに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片とを備えて構成している。
これにより、このポーチを用いるときは、本体の開口を開け、収納ポケットの出入口からシート収納空間に複数の衛生シートを入れる。衛生シートを収納したケースを用いるときは、ケースの取出開口を開けこの取出開口を収納ポケットの取出口に対面させておく。そして、本体の小物収納空間には小物を入れて使用し、必要時に、本体の取出口部の取出口から衛生シートを引き出して、例えば、手を拭くなどの用に供する。このため、例えば、小物として、筆記具や化粧品等を一緒に携帯した場合には、筆記具や化粧品などで汚れた際に即座に衛生シートで汚れを拭き取ることができ、きわめて便利になる。
このポーチにおいて、本体の取出口部の取出口から衛生シートを引き出す際には、取出口部の枠体には、取出口に臨み衛生シートの取出時に衛生シートに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片が設けられているので、衛生シートは、引き出される際に、舌片の弾性力により相対的に内側に押されるとともに、舌片と摩擦を生じるため、1枚ずつ切り離し易くなる。そのため、取出される衛生シートに引きずられてまとめて複数の衛生シートが取出される事態が抑制され、確実に1枚ずつ取出すことができるようになり、このため、衛生シートを1枚ずつ取出す安定性の向上を図ることができる。
また、請求項2の考案は、前記舌片を、前記取出口の互いに対向する一対の辺から、夫々、前記対向する辺に向けて重ならないように突設し、前記舌片間に、前記衛生シートが前記舌片に摺接して通過可能なスリットを形成した構成としている。
これにより、衛生シートは、引き出される際に舌片間のスリットを通過して舌片に摺接するので、引き出される衛生シートと舌片との間で生じる摩擦が増加し、1枚ずつ切り離し易くなり、衛生シートを1枚ずつ取出す安定性をより一層向上させることができる。
更に、請求項3の考案は、前記舌片を、前記取出口の互いに対向する一対の辺から、夫々、前記対向する辺に向けてフォーク状に且つ重ならないように複数突設した構成としている。
これにより、舌片をフォーク状に複数突設したので、引き出される衛生シートと舌片との間で生じる摩擦をより一層増加させることができる。
更にまた、請求項4の考案は、前記取出口内部に指が入る凹所が形成されるように前記舌片を設けた構成としている。
これにより、衛生シートが舌片の内部に入り込んでも、凹所から指を入れて衛生シートをつまみ出すことができるので、衛生シートを取出し易くすることができる。
また、請求項5の考案は、前記収納ポケットを非通気性の樹脂で形成し、前記枠体に、一側縁が前記枠体に回動可能に樹脂ヒンジで一体に連設され前記取出口を開閉する樹脂製の蓋を設けた構成としている。
これにより、衛生シートを使用しないときは、蓋で取出口を閉めておく。そのため、例えば、衛生シートが、ウェットティッシュのように、水分やアルコールを含んでいるような場合には、蒸発を抑制することができ、乾燥から保護することができる。
更に、請求項6の考案は、前記枠体の取出口縁部及び前記取出口縁部に対応する前記蓋体の対応部位のいずれか一方に、前記取出口縁部に沿ったリング状の突条を設け、いずれか他方に前記突条が係合するリング状の係合凹部を設けた構成としている。
これにより、蓋で取出口を閉めた際に、突条が係合凹部に係合するので、取出口を密閉することができ、蒸発を確実に抑制することができ、より一層乾燥から保護することができる。
更にまた、請求項7の考案は、前記収納ポケットの出入口を開閉可能にした構成としている。
これにより、本体の開口を開けたときでも、収納ポケットの出入口を閉めておくことができるので、本体の小物収納空間の内部からの蒸発も抑制することができ、より一層乾燥から保護することができる。
そしてまた、請求項8の考案は、上記仕切壁を、透明もしくは半透明の樹脂製のシート部材で形成した構成としている。
これにより、本体の開口を開けて、仕切壁を通して収納ポケットの内部を見ることができる。そのため、衛生シートが収納ポケット内に入っているか否かが分かるようになる。
本考案のポーチは、請求項1の考案にあっては、取出口部の枠体には、取出口に臨み衛生シートの取出時に衛生シートに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片が設けられているので、本体の取出口部の取出口から衛生シートを引き出す際には、衛生シートは、舌片の弾性力により相対的に内側に押されるとともに、舌片と摩擦を生じるため、1枚ずつ切り離し易くなる。そのため、取出される衛生シートに引きずられてまとめて複数の衛生シートが取出される事態が抑制され、確実に1枚ずつ取出すことができるようになり、このため、衛生シートを1枚ずつ取出す安定性の向上を図ることができる。
また、請求項2の考案によれば、衛生シートは、引き出される際に舌片間のスリットを通過して舌片に摺接するので、引き出される衛生シートと舌片との間で生じる摩擦が増加し、1枚ずつ切り離し易くなり、衛生シートを1枚ずつ取出す安定性をより一層向上させることができる。
更に、請求項3の考案によれば、舌片をフォーク状に複数突設したので、引き出される衛生シートと舌片との間で生じる摩擦をより一層増加させることができる。
更にまた、請求項4の考案によれば、取出口内部に指が入る凹所を形成したので、衛生シートが舌片の内部に入り込んでも、凹所から指を入れて衛生シートをつまみ出すことができるので、衛生シートを取出し易くすることができる。
また、請求項5の考案によれば、取出口を開閉する樹脂製の蓋を設けたので、衛生シートを使用しないときは、蓋で取出口を閉めておくことができ、そのため、例えば、衛生シートが、ウェットティッシュのように、水分やアルコールを含んでいるような場合には、蒸発を抑制することができ、乾燥から保護することができる。
更に、請求項6の考案によれば、蓋で取出口を閉めた際に、突条が係合凹部に係合するので、取出口を密閉することができ、蒸発を確実に抑制することができ、より一層乾燥から保護することができる。
更にまた、請求項7の考案によれば、収納ポケットの出入口を開閉可能にしたので、本体の開口を開けたときでも、収納ポケットの出入口を閉めておくことができ、そのため、本体の小物収納空間の内部からの蒸発も抑制することができ、より一層乾燥から保護することができる。
そしてまた、請求項8の考案によれば、仕切壁を、透明もしくは半透明の樹脂製のシート部材で形成したので、本体の開口を開けて、仕切壁を通して収納ポケットの内部を見ることができる。そのため、衛生シートが収納ポケット内に入っているか否かが分かるようになる。
本考案に係るポーチの一実施形態において、蓋を開けて衛生シートを取出すときの状態を示す一部切欠き斜視図である。 本考案に係るポーチの一実施形態において、蓋を閉めたときの状態を示す斜視図である。 本考案に係るポーチの一実施形態において、その構造を示す横断面である。 本考案に係るポーチの一実施形態において、舌片の変形例を示す要部図(a)(b)である。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態に係るポーチについて詳細に説明する。
図1乃至図3に示すように、本考案の実施の形態に係るポーチPは、開閉可能な開口11が設けられ内部に小物を収納可能な小物収納空間Ekを有した本体10を備えている。本体10は、非通気性の樹脂シートを袋状に縫合して形成され、開口11にはこれを開閉可能にする周知のファスナ12が設けられている。尚、本体10の樹脂シート内面に、布などの裏地(図示せず)を設けて良い。
この本体10の小物収納空間Ek内には、衛生シートSの収納ポケット20が設けられている。この収納ポケット20は、本体10を構成する一側壁13と一側壁13に対面する仕切壁21とで共同して形成され、複数枚の衛生シートSが収納可能なシート収納空間Esを有するとともに、衛生シートSを出し入れ可能な出入口22が形成されている。仕切壁21は、透明もしくは半透明のPVC等の材料からなる非通気性の樹脂製のシート部材で形成されており、一側壁13に対して膨出し、上側に出入口22が形成されるように、上縁を除く周縁が一側壁13に縫合されている。
収納ポケット20の出入口22は、開閉可能になっている。具体的には、一側壁13の出入口22の上部に、出入口22を開閉する帯状で可撓性のカバー23を設けている。カバー23は、仕切壁21と同じ材料で形成され、即ち、透明もしくは半透明のPVC等の材料からなる樹脂製のシート部材で形成されており、下端縁が仕切壁21の外側上部に重なるように、上端縁が一側壁13に縫合されている。また、カバー23と仕切壁21との重なる部位には、カバー23で出入口22を覆ったときにカバー23を止める面ファスナ24が設けられている。これにより、収納ポケット20及びカバー23は、非通気性の樹脂で形成されることになる。
また、本体10の一側壁13には、収納ポケット20のシート収納空間Es内に収納された衛生シートSを外側から取出す取出口31を有した取出口部30が設けられている。詳しくは、取出口部30は、取出口31が形成された樹脂製の枠体32と、枠体32に設けられるとともに取出口31に臨み衛生シートSの取出時に衛生シートSに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片40とを備えて構成されている。
枠体32は、一側壁13の外面に付設される矩形の表枠体33と、一側壁13の内面に付設される裏枠体34とを備えて構成されている。表枠体33は、取出口31が形成されたベース板35と、前記ベース板35の外周縁に沿って突設された突堤36とを備えている。この表枠体33及び裏枠体34は、一側壁13を挾持し、裏枠体34から突設され一側壁13及び表枠体33のベース板35を貫通する樹脂製のピン37で止着されている。
舌片40は、取出口31の互いに対向する上下一対の辺から、夫々、対向する辺に向けてフォーク状に且つ重ならないように複数突設されている。上辺から突設される舌片40は取出口31の中央部に一対並設され、下辺から突設される舌片40は、上辺から突設される舌片40と同形で対称になるように、取出口31の中央部に一対並設されている。そして、上辺から突設される舌片40の先端と下辺から突設される舌片40の先端との間に、衛生シートSが舌片40に摺接して通過可能なスリット41が形成されている。
また、舌片40は、取出口31の内部に指が入る凹所42,43,44が形成されるように設けられている。実施の形態では、凹所42,43は、舌片40の左右に設けられ、凹所44は中央に設けられている。中央の凹所44は、上辺から突設される一対の舌片40間の間隔と、下辺から突設される一対の舌片40間の間隔とを、指が通る間隔に設定することにより、形成されている。
更に、枠体32には、一側縁が枠体32の表枠体33に回動可能に樹脂ヒンジ51で一体に連設され、取出口31を開閉する樹脂製の蓋50が設けられている。蓋50は閉時に突堤36に嵌合する大きさに形成されている。樹脂ヒンジ51は表枠体33の上側に設けられ蓋50を回動可能に支持している。また、表枠体33の下側の突堤36の中央は切欠かれており、この切り欠かれた部位に、蓋50の閉時に蓋50の下縁中央に突設したツマミ52が臨み、ツマミ52に設けたフック53がベース板35の下縁45に係止して蓋50をロックするように構成されている。フック53は可撓性樹脂で形成され、ツマミ52を持ち上げることで、ベース板35下縁から外れ、ロック解除が行われる。
更にまた、枠体32のベース板35の取出口31の縁部及びこの取出口31の縁部に対応する蓋50の対応部位のいずれか一方(実施の形態では蓋50)に、取出口31の縁部に沿ったリング状の突条55が設けられ、いずれか他方(実施の形態ではベース板35)に、突条55が係合するリング状の係合凹部56が設けられている。
本実施の形態に係るポーチPの収納ポケット20に装着される衛生シートSとしては、例えば、ウェットティッシュ,汗拭きシート,除菌シートやティッシュペーパ等の各種衛生シートを用いることができる。衛生シートSとしては、これらが連続的に取出せるように折り重ねられて積層されて収納される所謂ポップアップ式という方式で周知の可撓性のケースScに収納されているものを用いることができる。
従って、実施の形態に係るポーチPを用いるときは、予め、収納ポケット20に衛生シートSを入れておく。この場合、本体10の開口11を開け、カバー23を開けて、収納ポケット20の出入口22からシート収納空間Esに複数の衛生シートSを入れる。この場合、衛生シートSを収納したケースScを用いるときは、ケースScの取出開口を開けこの取出開口を収納ポケット20の取出口31に対面させる。衛生シートSを僅かに引き出して、舌片40に係止しておくと良い。そして、カバー23を閉じて収納ポケット20の出入口22を閉めておく。
そして、本体10の小物収納空間Ekには小物を入れて使用し、必要時に、本体10の取出口部30の取出口31から衛生シートSを引き出して、例えば、手を拭くなどの用に供する。小物として、筆記具や化粧品等を一緒に携帯した場合には、筆記具や化粧品などで汚れた際に即座に衛生シートSで汚れを拭き取ることができ、きわめて便利になる。
詳しくは、この衛生シートSの引き出しの際には、図1及び図3に示すように、蓋50を開け、衛生シートSを指で摘んで引き出す。この場合、衛生シートSが舌片40の内部に入り込んでも、凹所42,43,44から指を入れて衛生シートSをつまみ出すことができるので、衛生シートSを取出し易くすることができる。また、取出口部30の枠体32には、取出口31に臨み衛生シートSの取出時に衛生シートSに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片40が設けられているので、衛生シートSは、引き出される際に、舌片40の弾性力により相対的に内側に押されるとともに、舌片40と摩擦を生じるため、1枚ずつ切り離し易くなる。そのため、取出される衛生シートSに引きずられてまとめて複数の衛生シートSが取出される事態が抑制され、確実に1枚ずつ取出すことができるようになり、このため、衛生シートSを1枚ずつ取出す安定性の向上を図ることができる。
また、この場合、衛生シートSは、引き出される際に舌片40間のスリット41を通過して舌片40に摺接するので、引き出される衛生シートSと舌片40との間で生じる摩擦が増加し、1枚ずつ切り離し易くなり、衛生シートSを1枚ずつ取出す安定性をより一層向上させることができる。更に、舌片40をフォーク状に複数突設しているので、これにより引き出される衛生シートSと舌片40との間で生じる摩擦をより一層増加させることができる。
衛生シートSを使用しないときは、図2に示すように、蓋50で取出口31を閉めておく。この場合、収納ポケット20は非通気性の樹脂で形成され、収納ポケット20の出入口22もカバー23で閉じられているので、例えば、衛生シートSが、ウェットティッシュのように、水分やアルコールを含んでいるような場合には、蒸発を抑制することができ、乾燥から保護することができる。特に、蓋50を閉じた状態では、突条55が係合凹部56に係合するので、取出口31を密閉することができ、蒸発を確実に抑制することができ、より一層乾燥から保護することができる。また、収納ポケット20の出入口22もカバー23で閉じられているので、本体10の開口11を開けたときでも、本体10の小物収納空間Ekの内部からの蒸発も抑制することができ、より一層乾燥から保護することができる。
そしてまた、仕切壁21が、透明もしくは半透明の樹脂製のシート部材で形成されているので、本体10の開口11を開けて、仕切壁21を通して収納ポケット20の内部を見ることができる。そのため、衛生シートSが収納ポケット20内に入っているか否かが分かるようになる。
図4には、舌片40の変形例を示す。図4(a)は、舌片40を、くし歯状に設けたものである。図4(b)は、取出口31を塞ぐように、舌片40を4つ突設し、中央に挿通孔46を形成するとともに、隣接する舌片40間にスリット41を形成したものである。
尚、上記実施の形態にあって、舌片40の形状,数,突設方向等は、上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。また、上記実施の形態では、衛生シートSとしては、所謂ポップアップ式という方式で周知の可撓性のケースScに収納されているものを用いた例で説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ケースScを用いずに、衛生シートSを直接収納ポケット20に収納するようにしても良く、適宜変更して差支えない。また、収納ポケット20の大きさも、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態では、本体10,仕切壁21,カバー23を可撓性の樹脂で形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、硬質の樹脂や金属板で形成する等、適宜変更して差支えない。要するに、本考案は、上述した実施の形態に限定されず、当業者は、本考案の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本考案の範囲に含まれる。
P ポーチ
S 衛生シート
Sk ケース
Ek 小物収納空間
Es シート収納空間
10 本体
11 開口
12 ファスナ
13 一側壁
20 収納ポケット
21 仕切壁
22 出入口
23 カバー
24 面ファスナ
30 取出口部
31 取出口
32 枠体
33 表枠体
34 裏枠体
35 ベース板
36 突堤
37 ピン
40 舌片
41 スリット
42,43,44 凹所
46 孔
50 蓋
51 樹脂ヒンジ
52 ツマミ
53 フック
54 下縁
55 突条
56 係合凹部

Claims (8)

  1. 開閉可能な開口が設けられ内部に小物を収納可能な小物収納空間を有した本体を備え、前記本体の小物収納空間内に、前記本体を構成する一側壁と前記一側壁に対面する仕切壁とで共同して形成され複数枚の衛生シートが収納可能なシート収納空間を有するとともに前記衛生シートを出し入れ可能な出入口が形成された収納ポケットを設け、前記一側壁に、前記収納ポケットのシート収納空間内に収納された衛生シートを外側から取出す取出口を有した取出口部を設けたポーチにおいて、
    前記取出口部を、前記取出口が形成された樹脂製の枠体と、前記枠体に設けられるとともに前記取出口に臨み前記衛生シートの取出時に前記衛生シートに抵抗を与えるための弾性変形可能な樹脂製の複数の舌片とを備えて構成したことを特徴とするポーチ。
  2. 前記舌片を、前記取出口の互いに対向する一対の辺から、夫々、前記対向する辺に向けて重ならないように突設し、前記舌片間に、前記衛生シートが前記舌片に摺接して通過可能なスリットを形成したことを特徴とする請求項1記載のポーチ。
  3. 前記舌片を、前記取出口の互いに対向する一対の辺から、夫々、前記対向する辺に向けてフォーク状に且つ重ならないように複数突設したことを特徴とする請求項2記載のポーチ。
  4. 前記取出口内部に指が入る凹所が形成されるように前記舌片を設けたことを特徴とする請求項2または3記載のポーチ。
  5. 前記収納ポケットを非通気性の樹脂で形成し、前記枠体に、一側縁が前記枠体に回動可能に樹脂ヒンジで一体に連設され前記取出口を開閉する樹脂製の蓋を設けたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のポーチ。
  6. 前記枠体の取出口縁部及び前記取出口縁部に対応する前記蓋体の対応部位のいずれか一方に、前記取出口縁部に沿ったリング状の突条を設け、いずれか他方に前記突条が係合するリング状の係合凹部を設けたことを特徴とする請求項5記載のポーチ。
  7. 前記収納ポケットの出入口を開閉可能にしたことを特徴とする請求項5または6記載のポーチ。
  8. 上記仕切壁を、透明もしくは半透明の樹脂製のシート部材で形成したことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載のポーチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200491169Y1 (ko) * 2019-09-16 2020-02-26 김규리 유아용품 수납용 파우치

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