JP3221475U - カードセット - Google Patents

カードセット Download PDF

Info

Publication number
JP3221475U
JP3221475U JP2019000891U JP2019000891U JP3221475U JP 3221475 U JP3221475 U JP 3221475U JP 2019000891 U JP2019000891 U JP 2019000891U JP 2019000891 U JP2019000891 U JP 2019000891U JP 3221475 U JP3221475 U JP 3221475U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
learner
words
graphic
cards
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019000891U
Other languages
English (en)
Inventor
厚子 武内
厚子 武内
Original Assignee
公益財団法人東京都歴史文化財団
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 公益財団法人東京都歴史文化財団 filed Critical 公益財団法人東京都歴史文化財団
Priority to JP2019000891U priority Critical patent/JP3221475U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3221475U publication Critical patent/JP3221475U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】学習者が美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方ないしあり方を楽しみながら容易に取得することを可能とし、かつ学習者の美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためのファシリテーターに相当する人材の育成を可能とするカードセットを提供する。【解決手段】カードセット1は、所定の形状を有する複数のカード21〜27からなる図形のカード群と、所定の言語の言葉31b〜38bを表示した複数のカード31〜38からなる言葉のカード群で構成されている。【選択図】図1

Description

この考案は、カードセットに関するものである。
より具体的には、学習者が美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方ないしあり方を楽しみながら容易に取得することを可能とし、かつ学習者の美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためのファシリテーターに相当する人材の育成を可能とするカードセットに関するものである。
従来、言語ないし単語やかけ算の九九の学習を目的として、カード形式の学習教材が一般に知られている。
例えば、特開2015−121749号公報(特許文献1)においては、学習者が楽しみながら繰り返し使用可能である学習用小片セットが提案されている。
この学習用小片セットは、一方面に問題情報を有するとともに、他方面に前記問題情報の解となる解答情報および得点を示す得点情報を有する小片を複数備える小片群と、
前記他方面に対し着脱自在であり前記得点情報が示す前記得点を変更する得点変更情報を有する複数の得点変更情報部材と、を有し、
目視で互いに識別可能な複数通りの共通要素のいずれかを付されることによって、複数の前記小片が2以上のグループに分けられているとともに、複数の前記得点変更情報部材が複数通りの前記共通要素に個別に対応する要素である連関要素を有しており、
前記共通要素と、当該共通要素に対応する前記連関要素と、により、前記得点変更情報部材が前記グループごとに対応づけられているものである。
さらに、実用新案登録第3166872号公報(特許文献2)においては、算数の学習に使用され、児童が九九を正しく理解して覚えるための学習用カードが提案されている。
この学習用カードは、カード表面に九九の計算式及び前記計算式の読み方が表示され、カード裏面に前記計算式の答え及び前記計算式に対応する文章題が表示された九九カードを有し、
九九の全ての計算式についてそれぞれ作成された複数の前記九九カードによって構成される一組の九九カードセットを具備するものである。
特開2015−121749号公報(特許請求の範囲,図1) 実用新案登録第3166872号公報(実用新案登録請求の範囲,図1及び2)
しかしながら、前記特許文献1に開示されている学習用小片セット及び前記特許文献2に開示されている学習用カードは、いずれも特定の分野の教科(英語や算数)のみの学習を目的としたもので、他の教科を学習することは何ら考慮されていない。
一方、美術ないし芸術作品について、その鑑賞者が鑑賞しやすくなるようにするためには、鑑賞者(特に児童の鑑賞者)の、想像力を働かせて、イメージと言葉を結び付ける能力を育み、鑑賞者が作品について自由に発言しても良いことや、鑑賞者によって作品が個々に違って見えていても良いことを学習させる必要がある。
したがって、単純に暗記することを目的とした従来の学習用カードでは、対象者に対して、美術ないし芸術作品の鑑賞をしやすくするための学習支援(ファシリテーション)を行うことができない。
さらに、美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためには、ファシリテートする人物(ファシリテーター)が必要である。ファシリテートする人物に必要とされるスキルは、その学習者と対話する能力、学習者の発言の意図を大きくとらえて、まとめる能力(パラフレーズ)、一の学習者の発言と他の学習者の発言を関連付けて話の流れをまとめる能力(リンキング)である。しかしながら、これらのスキルは、簡単に身につけることができるものではない。
この考案はかかる現状に鑑み、学習者が美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方を楽しみながら容易に取得することを可能とし、かつ学習者の美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためのファシリテーターに相当する人材の育成を可能とするカードセットを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、この考案にかかる請求項1に記載のカードセットは、
所定の形状を有するカードの複数からなる図形のカード群と、
所定の言語の言葉を表示した複数のカードからなる言葉のカード群で構成されていること
を特徴とするものである。
この考案の請求項2に記載の考案は、
請求項1に記載のカードセットにおいて、
前記図形のカード群は、
抽象的な形状を有するカードを含むこと
を特徴とするものである。
この考案の請求項3に記載の考案は、
請求項1又は2に記載のカードセットにおいて、
前記図形のカード群は、
互いに色彩及び/又は模様を異にする同一の形状かつ同一の大きさの2以上の図形カードを一組としたものを複数組含むこと
を特徴とするものである。
この考案の請求項4に記載の考案は、
請求項1〜3のいずれかに記載のカードセットにおいて、
前記言葉は、
単語、文章或いはこれらのいずれかに数字及び/又は記号を含めたもので構成されていること
を特徴とするものである。
この考案の請求項5に記載の考案は、
請求項1〜4のいずれかに記載のカードセットにおいて、
前記カードセットは、
前記カードを使用したゲーム手順が記載された取扱説明書をさらに備えること
を特徴とするものである。
この考案にかかるカードセットは、所定の形状を有する複数のカードからなる図形のカード群と、所定の言語の言葉を表示した複数のカードからなる言葉のカード群で構成されたものである。
かかる構成のカードセットは、これを使用してゲームを行うに際して、プレイヤー(学習者)が、図形と言葉を結び付けるとともにゲームの司会進行役(ファシリテーター)に対して図形や言葉から与えられる印象などに関して率直に発言するよう、司会進行役によって促されるものである。
したがって、このカードセットによれば、学習者であるプレイヤーは、観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせて図形と言葉を結び付け、司会進行役や他のプレイヤーとの対話において、結び付けた理由や、図形や言葉から与えられる印象などに関して自由に発言することで、発言力や語彙力、傾聴力、自己肯定力、他者理解力が養われ、感性の多様性を理解することができる。
よって、プレイヤー(学習者)は、美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方ないしあり方を、遊びながら楽しく容易に取得することができ、或いは作品鑑賞をする上で必要な思考が形成されるので、容易に作品鑑賞をすることができるようになる。
さらに、この考案のカードセットによれば、これを使用してゲームを行うに際して、このゲームの司会進行役は、プレイヤー(学習者)との対話を通じて、対話する能力、学習者の発言の意図を大きくとらえたり、その発言のエッセンスをシンプルにしたり、その発言を別の言葉で表現したりする等の、発言をまとめる能力(パラフレーズ)、一の学習者の発言と他の学習者の発言を関連付けて話の流れをまとめたり、広げたりする能力(リンキング)などのファシリテーターとして必要とされるスキルを身につけることができる。
したがって、この考案のカードセットは、学習者の美術ないし作品鑑賞の能力を育むことにより美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためのファシリテーターに相当する人材の育成をも可能とするものである。
さらに、前記カードセットにおいては、前記図形のカード群を、抽象的な形状を有するカードを含むよう構成することができる。
このような構成によって、学習者(学習対象者)に対して、より観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせる状況を構築することが可能となる。
さらにまた、前記カードセットにおいては、前記図形のカード群を、互いに色彩及び/又は模様を異にする同一の形状かつ同一の大きさの2以上の図形カードを一組としたものを複数組含むよう構成することができる。
このような構成によって、学習者に対して、さらに観察力や洞察力、想像力を働かせる状況を構築することができるので、この学習者が作品鑑賞をする上での思考の手助けをすることが可能となる。
かかるカードセットは、特に、児童や作品鑑賞の初心者の美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方ないしあり方の学習機材として利用できるものである。
この考案にかかるカードセットの一例を示す説明図である。 この考案にかかるカードセットの実施形態の一例を示す説明図であって、場に複数の図形カードを並べた状態を示すものである。 図2に示す複数の図形カードの中から、プレイヤーが、提示された言葉カードと結び付けられ得る図形カードを選択した状態を示す説明図である。 この考案にかかるカードセットの実施形態の他の例を示す説明図で、場に複数の言葉カードを並べた状態を示すものである。 図4に示す複数の言葉カードの中から、プレイヤーが、提示された図形カードと結び付けられ得る言葉カードを選択した状態を示す説明図である。
以下、この考案にかかるカードセットの実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この考案のカードセットは、図示の実施例に限定されるものではなく、考案の要旨を変更しない範囲内で改良を加えることができるものである。
図1は、この考案にかかるカードセットの一例を示すものである。
このカードセット1は、図1に示すように、所定の形状を有する複数のカード(図形カード)21,22,・・・からなる図形のカード群2と、所定の言語の言葉を表示した複数のカード(言葉カード)31,32,・・・からなる言葉のカード群3と、で構成されている。
前記図形のカード群2を構成する図形カード21,22,・・・は、図1に示すように、所要の大きさの板状体からなるもので、任意の形状を有するものである。
前記形状については、直線又は曲線或いはこれらの複合で構成された輪郭を備えるものであれば、特に制限はなく、規則的なものであっても不規則なものであってもよい。
前記形状としては、例えば、円形、三角形、星形、多角形などの幾何学的な形状及びこれらの角に丸みをつけたものや、異形などの抽象的な形状が挙げられる。
ここで、この発明において、「抽象的な形状」とは、直線又は曲線或いはこれらの複合によって構成される形状のうち、意味をなさない抽象的なものをいう。
この実施例において、前記図形のカード群2は、前記抽象的な形状を有するカードを必ず含むように構成されている。
このような構成によって、学習者に対して、より観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせる状況を構築することが可能となる。
図1において、前記図形のカード群2は、互いに色彩を異にする同一の形状かつ同一の大きさの2枚の図形カード21a,21bを一組としたものを複数組含むように構成されている。
このような構成によれば、同一の形状を有するカードであっても、互いに色彩又は模様が異なる場合には、学習者に対して全く異なる印象が与えられることになり、同様に、同一の色彩又は模様を有するカードであっても、互いに形状が異なる場合には、学習者に対して全く異なる印象が与えられることになる。
したがって、学習者に対して、さらに観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせる状況を構築することが可能となる。
なお、前記一組の図形カードについては、少なくとも互いに同一の形状を有するように、2以上組み合わせて構成されていればよい。
前記図形の大きさは必ずしも同一ではなくてもよい。
したがって、前記一組の図形カードについては、互いに色彩及び/又は模様を異にする同一の形状かつ同一の大きさの図形カードを2以上組み合わせて構成することができ、互いに色彩及び/又は模様と大きさを異にする同一の形状の図形カードを2以上組み合わせて構成することもできる。
前記色彩及び/又は模様は、前記図形カードの片面にのみ施されていればよいが、その両面に施されていることが好ましい。
このような構成によって、学習者は、前記図形カードの表面だけでなく、裏面も考慮することになるので、学習者に対して、さらに観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせる状況を構築することが可能となる。
なお、前記色彩については、特段の制限はなく、寒色系及び暖色系のいずれも選択可能であるが、学習者に対して、より観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせる観点から、前記図形のカード群の色彩は、幅広く選択されていることが好ましい。
前記言葉のカード群3を構成するカード31,32,・・・は、図1に示すように、所要の大きさの矩形状の板状体からなるカード本体31a,32a,・・・で構成されたもので、その中央部には、所定の言葉31b,32b,・・・が記載されている。
前記言葉については、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットなどの言語記号からなる単語、好ましくは、複数の観念が生じ得ることから、ひらがな、カタカナ又はこれらの組み合わせからなる単語、或いはこれらの単語を複数組み合わせてなる文章で構成されたものであればよく、特に制限はない。
前記単語としては、例えば、名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、感動詞、助動詞などの品詞や、オノマトペ(擬音語・擬態語)が挙げられる。
なお、前記言葉には、算用数字、漢数字、ローマ数字などの数字や、句読点、数学記号、音符記号、疑問符、感嘆符、括弧などの記号が含まれていてもよい。
前記言葉カード群3は、好ましくは、前記形状カードが有する形状に結び付けるのに適した単語若しくは文章が表示されたカード及び/又は前記形状カードが有する形状から結び付けられるのに適した単語若しくは文章が表示されたカードを含むように構成される。
このような構成によって、学習者が図形と言葉を結び付けやすくなる状況を構築することが可能となる。
なお、この実施例において、前記言葉は、日本語のひらがな又はカタカナで構成されているが、前記言葉については、中国語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などの日本語以外の他の言語のものであってもよい。
かかる構成のカードセット1は、例えば、図2及び4に示すように、これを構成する図形のカード群2又は言葉のカード群3のうち、いずれか一方のカードを場(例えばテーブル)に並べた後、他方のカード群の中から任意の1枚を学習者(プレイヤー)に提示することによって、使用することができる。
このような構成により、学習者は、観察力や洞察力、想像力、思考力を働かせて図形と言葉を結び付け、このカードセット1を使用して行うゲームの司会進行役(ないしファシリテーター)や他の学習者との対話において、結び付けた理由や、図形や言葉から与えられる印象などに関して自由に発言することによって、発言力や語彙力、傾聴力、自己肯定力、他者理解力が育まれ、感性の多様性を理解し、その結果、美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方やあり方を、遊びながら楽しく容易に取得し、或いは作品鑑賞をする上で必要な思考が形成されるので、容易に作品鑑賞をすることが可能となる。
特に、学習者が児童や作品鑑賞の初心者である場合には、その児童及び初心者の独創性や個性を伸ばすことが可能となる。
なお、学習者の人数については、特に制限はないが、好ましくは二人以上である。
さらに、かかる構成のカードセット1によれば、このカードセット1を使用して行うゲームの司会進行役は、学習者との対話を通して、対話する能力や、学習者の発言の意図を大きくとらえたり、その発言のエッセンスをシンプルにしたり、その発言を別の言葉で表現したりする等の、発言をまとめる能力(パラフレーズ)、一の学習者の発言と他の学習者の発言を関連付けて話の流れをまとめたり、広げたりする能力(リンキング)などのファシリテーターとして必要とされるスキルを身につけることができる。
したがって、学習者の美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためのファシリテーターに相当する人材が育成されることとなる。
以下、この考案にかかるカードセット1を使用したゲーム手順の例を、具体的に説明する。
図2及び3は、図形のカード群2を構成する各種図形カード21,22,・・・を並べた後に、言葉のカード群3の中から任意に選択した言葉カードを提示して、学習者が、この言葉カードに記載されている言葉に最もふさわしいと感じた図形カードを選択するものである(第一のゲーム)。
まず、図2に示すように、図形のカード群2を構成する各種図形カード21,22,・・・を並べる。
その際、司会進行役は、これらの図形カードを学習者も並べるよう促す。
さらに、司会進行役は、学習者に対して、これから行うことについて説明する。
例えば、司会進行役は、学習者に対して、図形カード21,22,・・・として、様々な色彩、模様、形状を有するものがあることや、これらのカードの形状は必ずしも何らかの意味を示すものではないこと、これらのカードには、色彩や模様を異にする同一の形状かつ同一の大きさのカードが含まれていること、司会進行役が言葉のカード群3の中から任意に選択した言葉カードを提示した後に、並べられている図形のカード群2の中から、前記言葉カードに記載されている言葉と結び付く図形カードとして最もふさわしいと感じたものを選択すること、前記図形カードを選択した後に、なぜその図形カードを選択したのか理由を聞くこと、などを伝える。
さらにまた、司会進行役は、必要に応じて、学習者に対して、所定の注意事項についても説明する。
例えば、司会進行役は、学習者に対して、他の学習者と相談せずに、心の中で静かに図形カードを選択することや、学習者全員が選択する図形カードを決定したところで一斉に、その図形カードを指さすこと、他の学習者と同じ図形カードを選択してもよいこと、などを伝える。
しかるのち、司会進行役は、任意に選択した言葉カード(図2では、言葉カード38)を、学習者に対して提示し、各学習者に、前記並べられている各種図形カードの中から、前記言葉カードに記載されている言葉(図2では、言葉38b)と結び付く図形カードとして最もふさわしいと感じたものを選択させる。
その際、前記言葉カードを、学習者全員に見えるように、提示する。
ついで、司会進行役は、他の学習者が選択しなかった図形カードを選択した学習者と、その他の学習者とを分け、前記他の学習者が選択しなかった図形カードを選択した学習者から対話を始める(パラフレーズ,リンキング)。
その際、司会進行役は、積極的に対話しようとする学習者との対話を優先して行わずに、自己が決めた順番に従って、各学習者との対話を行うことが好ましい。
より好ましくは、対話を行う学習者を、各学習者の中からランダムで決定するのではなく、発言する不安が取り除かれることにより発言しやすい状況が構築されるように決定する。
例えば、左から順に対話する等、順番を明確にして各学習者が対話を行う準備ができるようにする。
対話に際しては、司会進行役は、その図形カードを選択した理由の他、例えば、他の何に見えたか、その図形カードにおいて特に強い印象を感じる部分があるか、良い印象か悪い印象か、その図形カードから想像されるできごとがあるか、などについて各学習者に発言させてもよい。
最終的に、司会進行役は、各学習者の発言を関連付け、前記選択した言葉カードに記載されている言葉(図2及び3では、言葉38b)についての全体的なイメージないし印象をまとめて(リンキング)、ゲームを終了する。
上記実施例においては、図形のカード群2を構成する各種図形カード21,22,・・・を並べた後に、言葉のカード群3の中から任意に選択した言葉カードを提示して、学習者が、この言葉カードに記載されている言葉に最もふさわしいと感じた図形カードを選択する例を示したが、さらに、他の実施形態(第二のゲーム)として、図6及び7に示すように、言葉のカード群3を構成する各種言葉カード31,32,・・・を並べた後に、任意の図形カード(図6及び7では、図形カード22)を提示して、学習者に、この図形カードに最もふさわしいと感じた言葉を記載した言葉カードを選択させることも可能である。
この場合にも、前記本考案の作用効果を得ることができる。
さらに、他の実施形態(第三のゲーム)として、図2及び3と同様、図形のカード群2を構成する各種図形カード21,22,・・・を並べた後に、言葉のカード群3の中から任意に選択した言葉カードを提示して、学習者が、この言葉カードに記載されている言葉に最もふさわしいと感じた図形カードを選択するものであるが、学習者に対して、対話を行うことなく、司会進行役が任意に選択した言葉カードと結び付く図形カードとして最もふさわしいと感じたものを選択させ、これを繰り返すことも可能である。
この場合には、学習者の観察力や洞察力、想像力、思考力に加えて、直観力を養うことが可能となる。
さらに、このゲームにおいて、学習者は対話を行うことができないので、学習者の発言意欲が向上し、その結果、学習者の積極性が向上することが期待できる。
前記ゲームについては、そのうちのいずれか一つを行うこともできるが、頭脳の活性化を十分にする観点から、前記第一及び第二のゲームの両方を行うことが好ましく、前記第一、第二及び第三のゲームの全てを行うことがより好ましい。
その際、学習者が作品鑑賞をする上での思考の手助けをする観点から、前記ゲームについては、第一、第二、第三の順に行うことが好ましい。
かかるカードセット1は、学習用、特に児童や作品鑑賞の初心者向け学習用の教材として利用可能なものである。
前記カードセットには、さらに取扱説明書を備えさせることができる。
前記取扱説明書は、例えば、前記カードセットを使用するゲームの手順に関する説明又は注意事項や、司会進行役の学習者との対話に関する説明などを含むことができる。
この考案にかかるカードセットは、学習教材として使用できるもので、学習者が美術ないし芸術作品の鑑賞の仕方ないしあり方を、楽しみながら容易に取得することを可能とし、かつ学習者の美術ないし芸術作品の鑑賞を容易にするためのファシリテーターに相当する人材の育成を可能とするものである。
したがって、前記カードセットは、教育業界において広く利用される可能性の高いものである。
1 カードセット
2 図形のカード群
21〜27 図形カード
21a〜27a 一の色彩を有するカード
21b〜27b 他の色彩を有するカード
3 言葉のカード群
31〜38 言葉カード
31a〜38a カード本体
31b〜38b 言葉
P プレイヤー(学習者)

Claims (5)

  1. 所定の形状を有するカードの複数からなる図形のカード群と、
    所定の言語の言葉を表示した複数のカードからなる言葉のカード群で構成されていること
    を特徴とするカードセット。
  2. 前記図形のカード群は、
    抽象的な形状を有するカードを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のカードセット。
  3. 前記図形のカード群は、
    互いに色彩及び/又は模様を異にする同一の形状かつ同一の大きさの2以上の図形カードを一組としたものを複数組含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のカードセット。
  4. 前記言葉は、
    単語、文章或いはこれらのいずれかに数字及び/又は記号を含めたもので構成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカードセット。
  5. 前記カードを使用したゲーム手順が記載された取扱説明書をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカードセット。
JP2019000891U 2019-03-13 2019-03-13 カードセット Active JP3221475U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019000891U JP3221475U (ja) 2019-03-13 2019-03-13 カードセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019000891U JP3221475U (ja) 2019-03-13 2019-03-13 カードセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3221475U true JP3221475U (ja) 2019-05-30

Family

ID=66655608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019000891U Active JP3221475U (ja) 2019-03-13 2019-03-13 カードセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3221475U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101042300B1 (ko) 다양한 색상과 기호 및 이미지를 활용한 컴퓨터 게임을 통한 영어 학습 방법
JP3162215U (ja) 教育玩具
Dodge Examining Literacy Practices in the Game Magic: The Gathering.
KR101090264B1 (ko) 색상, 도형, 그림의 특성과 학습기기의 장점을 접목하여 언어를 익히는 G-learning 학습방법
JP3221475U (ja) カードセット
KR101332149B1 (ko) 카드와 학습기기를 접목시킨 단어 철자 끝자리 이어가기 게임을 통해 외국어를 학습하는 자기주도 학습방법 및 그 학습장치
Sassoon Handwriting problems in the secondary school
Cusimano Learning Disabilities--there is a Cure: A Guide for Parents, Educators, and Physicians
Zhang Investigating the effects of gamification and ludicization on learning achievement and motivation: An empirical study employing Kahoot! and Habitica
Goldenberg et al. Early Algebra: The Math Workshop 1 Perspective
KR20110094626A (ko) 특별히 고안된 카드의 장점과 학습기기의 특성을 접목시킨 기능성 게임을 통한 자기주도 학습방법 및 그 학습장치
Russell Implications of context-based software development for education
Vardanjani Applying language games in EFL classroom context
JP3159739U (ja) 知育ボードゲームセット
Houda et al. Teachers’ and Students’ Attitudes towards the use of language games in enhancing EFL students vocabulary knowledge
Vasiliki The impact of cartoons on young learners’ vocabulary acquisition: a case study on Ben and Holly
Usmonova USING GAMES IN ESL AND EFL TEACHING IN ENGLISH
O'Neil Classical Montessori: A study of the classical rhetorical canons in early Montessori writing instruction
binti Kasdi et al. Increase 3-Dimensional Structure Drawing Skills For Special Needs Students With Learning Disabilities Through Minecraft Game
KR20090013627A (ko) 영어 문장 구성을 위한 패턴 훈련 게임기구
Ayaz et al. Digital Game-Based Approach to Math Learning for Students
Barzun The centrality of reading
Engelhardt Feedback in Digital Game-Based Learning (DGBL): Influencing Students' Self-Efficacy and Motivation
Mahmoud Magdad Mayyas Using Educational Games in Teaching English as a Foreign Language
Xiao Enhancing young Chinese learners’ English reading literacy by using picture books

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3221475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250