JP3221309U - 頭部装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部を効率よく冷却可能な頭部装着具を提供する。【解決手段】頭部装着部本体2に冷却装置21が設けられている、頭部装着具であり、表地と裏地により保持嚢22が形成され、保持嚢の内部に冷却装置が設けられ、保持嚢を構成する表地が、通気性を有する。冷却装置は、頭部装着具を装着したときの額部分に設けられ、頭部装着部本体の内側方向に向けて、冷却装置で発生させた冷気を頭部に伝達するための熱伝導性部材を備える。また、頭部装着具は、頭周りの内側円周を調節するアジャスター部25と、アジャスター部に設けられ、冷却装置に電力を供給する電源供給手段3と、電源供給手段と冷却装置を電気的に接続する送電手段31と、を備える。【選択図】図10

Description

本考案は頭部装着具に関する。
釣り、ゴルフ、旅行、レジャー、スポーツ、空調機器のない環境、等において、暑さを凌ぐための工夫が求められている。
従来、熱中症対策用の帽子として、メッシュ素材を用いて通気性を向上させ、頭部の蒸れを軽減するものがあった(特許文献1)。
また、帽子に扇風機を付設し、顔に風をあてることにより、頭部を冷却するものがあった(特許文献2)。
ところで、特許文献3には、帽子に装着可能な冷却装置が開示されている。
実用新案登録第3134143号 実用新案登録第3028984号 実用新案登録第3022132号
上記先行技術のあるところ、本考案は、頭部を効率よく冷却可能な頭部装着具を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本考案は、頭部装着部本体に冷却装置が設けられていることを特徴とする、頭部装着具である。
頭部装着部本体に冷却装置が設けられていることで、着用者の頭部を効率よく冷却することができる。
また、本考案の帽子の好ましい実施の形態では、前記頭部装着部本体に、表地と裏地により画成された保持嚢が形成されており、
前記保持嚢の内部に前記冷却装置が設けられており、
前記保持嚢を構成する表地が、通気性を有することを特徴とする。
前述の形態とすることで、冷却装置自体の熱をより効率よく放出することができ、着用者の頭部を効率よく冷却することができる。
また、本考案の帽子の好ましい実施の形態では、前記保持嚢を構成する表地がメッシュ材であることを特徴とする。
前述の形態とすることで、冷却装置自体の熱をより効率よく放出することができ、着用者の頭部を効率よく冷却することができる。
また、本考案の帽子の好ましい実施の形態では、前記冷却装置は、頭部装着具を装着したときの額部分に設けられていることを特徴とする。
前述の形態とすることで、着用者の頭部を効率よく冷却することができる。
また、本考案の帽子の好ましい実施の形態では、前記冷却装置は、前記頭部装着部本体の内側方向に向けて、前記冷却装置で発生させた冷気を頭部に伝達するための熱伝導性部材を備えていることを特徴とする。
前述の形態とすることで、冷却装置からの冷気を効率よく広範囲に伝達することができ、着用者の頭部を効率よく冷却することができる。
また、本考案の帽子の好ましい実施の形態では、頭部装着具の頭周りの内側円周を調節するアジャスター部と、
前記アジャスター部に設けられた、前記冷却装置に電力を供給する電源供給手段と、
前記電源供給手段と前記冷却装置を電気的に接続する送電手段と、
を備えることを特徴とする。
前述の形態とすることで、バッテリー部をアジャスター部に収容することができるため、帽子全体をより洗練された形状に設計することができる。
また、本考案は、前述の頭部装着具と、前記電源供給手段を充電するための充電手段と、を備える頭部装着具セットであって、
前記頭部装着具は、前記冷却装置に電力を供給する電源供給手段と、前記電源供給手段と前記冷却装置を電気的に接続する送電手段と、を備え、
前記送電手段は、互いに脱着可能である、前記冷却装置より伸びる第1送電手段の端子と、前記電源供給手段より伸びる第2送電手段の端子と、の接続により構成され、
前記第2送電手段の端子は、前記充電手段に設けられた第3の送電手段の端子と、接続可能であることを特徴とする、頭部装着具セットでもある。
本考案によれば、頭部を効率よく冷却可能な帽子を提供することができる。
本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(正面図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(背面図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(平面図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(底面図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(右側面図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(左側面図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(斜視図)である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)を示す図(他の方向から見た斜視図)である。 本実施例の頭部装着部本体(クラウン部)に設けられた熱伝導部材を示す参考底面斜視図である。 a)本実施例の頭部装着具(キャップ)の内部構造を示す参考底面斜視図である。b)本実施例の頭部装着具(キャップ)の内部構造を示す参考正面図である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)の充電の様子を示す参考透過図である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)のバッテリーの取付機構を示す図である。 本実施例の頭部装着具(キャップ)の着用状態を示す参考図である。
本考案の頭部装着具1は、頭部装着部本体2に冷却装置21が設けられていることを特徴とする。
なお、本明細書において、「頭部装着部本体2」は、頭部装着具1における、頭全体を覆う箇所を指す。
ここで、本考案の頭部装着具の具体的形態は特に限定されず、クラウン部(頭部装着部本体2)の前部にツバの設けられた帽子(キャップ)、クラウン部(頭部装着部本体2)の外周にツバ設けられた帽子(ハット)、ヘルメット、サンバイザー、ヘアバンド、ターバン、マスクの何れであってもよい。
以下、本考案を、キャップ(本考案における頭部装着具1に相当。以下、頭部装着具1と表記。)に適用した場合について、図1〜図13を参照しつつ詳細に説明する。
なお、本考案の技術的範囲は実施例に限定されないことはいうまでもない。
本実施例の頭部装着具1は、クラウン部(本考案における頭部装着部本体2に相当。以下、頭部装着部本体2と表記。)における、頭部装着具1をかぶったときの額部分に、空冷式冷却装置(本考案における冷却装置21に相当。以下、冷却装置21と表記。)が設けられている。
上記の位置に冷却装置21が設けられていることで、頭部装着具1の着用者頭部をより効率よく冷却することができる。
ただし、頭部装着具1に設けられた冷却装置21の位置に特に制限はなく、頭部装着部本体2に冷却装置21が設けられている形態であればよい。
また、本実施例において、冷却装置21は、頭部装着具1の表地と裏地により画成された保持嚢22に、設けられている。
そして、保持嚢22を構成する表地(以下、保持嚢構成表地221と表記。)が、メッシュ材である。
前述の形態とすることで、冷却装置21自体の熱を放出することができ、着用者の頭部をより効率よく冷却することができる。
また、保持嚢構成表地221がメッシュ材であることで、頭部装着具1の外観を他の帽子(冷却機能を備えない帽子)と異なるものとすることができ、頭部装着具1と他の帽子(冷却機能を備えない帽子)との区別をより簡便にすることができる。
ただし、保持嚢構成表地221は、通気性を有するものであれば、その材質に特に制限はない。
ここで、本実施例において、保持嚢22には、保持嚢構成表地221と、保持嚢22を構成する裏地(以下、保持嚢構成裏地222と表記。)との縫合を一部しないことにより、開口部(以下、冷却装置用開口部223と表記。)が形成されている(図9 参照)。
冷却装置用開口部223を備える形態とすることで、冷却装置21を頭部装着具1から取り外すことができ、簡便に、頭部装着具1を洗濯することができる。
ここで、保持嚢22が冷却装置用開口部223を備える形態であれば、その機構、構成に特に制限はない。
本実施例において、冷却装置21は、空冷式冷却装置である。
空冷式冷却装置としては、CPU空冷クーラーを好ましく挙げることができる。
ただし、冷却装置は、冷却機能を有する装置であれば、その構成に特に制限はない。
ここで、冷却装置21は、その冷却温度を調温可能なものであることが好ましい。
冷却装置21がその冷却温度を調温可能なものである場合の、調温段階は、好ましくは2段階、より好ましくは3段階である。
また、本実施例において、冷却装置21は、薄板状の金属部材(本考案における熱伝導性部材211に相当。以下、熱伝導性部材211と表記。)を備える。
そして、熱伝導性部材211は、頭部装着部本体2の内側方向に向けて、冷却装置21で発生させた冷気を頭部に伝達するための部材である。
前述の形態とすることで、冷却装置21からの冷気を広範囲に伝達することができ、着用者の頭部を効率よく冷却することができる。
また本実施例において、熱伝導性部材211は、頭部装着部本体2に沿うよう、湾曲している。
前述の形態とすることで、着用者の頭部と熱伝導性部材211との接触を軽減することができ、着用者の頭部をより効率よく冷却することができる。
ここで、熱伝導性部材211は、熱伝導性を有する部材であれば、必ずしも、金属部材でなくてもよい。
本実施例において、頭部装着具1は、冷却装置21の冷却温度を調温可能なスイッチ23を頭部装着部本体2に備える。
前述の形態とすることで、着用者の状態に合わせ、冷却装置21の温度を調整することができる。
また、スイッチ23が頭部装着部本体2に設けられていることで、着用者は、より簡便に冷却装置21の冷却温度を調温することができる。
ここで、スイッチ23は、必ずしも調温可能なものである必要はなく、例えば、冷却装置21のオンオフのみを切り替えることのできるものであってもよい。
また、スイッチ23の位置、大きさ、機構にも、特に制限はない。
また、本実施例において、冷却装置21とスイッチ23とは、コード(本考案における送電手段31に相当。以下、送電手段31と表記。)により電気的に接続されている。
ただし、送電手段31は、スイッチ23を用い冷却装置21を調温可能とするものであれば、その機構に特に制限はない。
また、本実施例において、バッテリー(本考案における電源供給手段3に相当。以下、電源供給手段3と表記。)をアジャスター部25に備え、冷却装置21と電源供給手段3とが送電手段31により電気的に接続されている。
ここで、アジャスター部25は、頭部装着具1の頭周りの内側円周を調節する部材である。
本実施例のアジャスター部25は、一方のテープ部材に設けられた面ファスナーと他方のテープ部材に設けられた面ファスナーを所望の位置で貼付させることにより頭部装着具1の頭周りの内側円周を調節する形式のアジャスター部である。
ただし、アジャスター部25の具体的形態は特に限定されず、例えば、スライド式のアジャスター部、一方のテープ部材に設けられた穴と他方のテープ部材に設けられた凸部とを嵌め込むことにより頭部装着具1の頭周りの内側円周を調節する形式のアジャスター部、であってもよい。
ここで、アジャスター部25が面ファスナーを所望の位置で貼付させることにより頭部装着具1の頭周りの内側円周を調節する形式のアジャスター部である場合には、電源供給手段3は、頭部装着具1の外側に配置されるアジャスター部25に設けられていることが好ましい。
上記の形態とすることで、着用者の頭部に電源供給手段3を干渉させることがない。
電源供給手段3をアジャスター部25に備え、冷却装置21と電源供給手段3とが送電手段31により電気的に接続されていることで、頭部装着具1全体をより洗練された形状に設計することができる。
また、電源供給手段3は、アジャスター部25に設けられた面ファスナーに貼付することにより、着脱可能に配置されている。
電源供給手段3がアジャスター部25に着脱可能に備えられていることで、電源供給手段3の取り換えを容易にすることができる。
また、電源供給手段3を取り外すことができ、頭部装着具1を洗濯することができる。
ただし、本考案においては、電源供給手段3は、着脱可能に設けられている必要はない。
また、本実施例の頭部装着具1において、頭部装着部本体2は、送電手段31を通すための通孔部(以下、送電手段用通孔部24と表記。)を、頭部装着部本体2とアジャスター部25との連結部分に備える。
上述の形態とすることで、電源供給手段3をより簡便に取り外すことができる。
また、送電手段用通孔部24を備えることで、送電手段31を帽子内側に配置することができる。そして、送電手段31を帽子内側に配置することができるため、頭部装着具1全体をより洗練された形状に設計することができる。
また、本実施例において、送電手段31は、充電器(本考案における充電手段4に相当。以下、充電手段4と表記。)が備える充電端子41に接続可能な端子(本考案における第2送電手段端子312に相当。以下、第2送電手段端子312と表記。)を有する。
送電手段31が第2送電手段端子312を有することで、簡便に充電することができる(図11 参照)。
本実施例において、送電手段31は、頭部装着部本体2とスベリ部26との間に収容されている。
前述の形態とすることで、送電手段31を頭部装着部本体2とスベリ部26との間に収容することができ、着用者の頭部に送電手段31を干渉させることがない。そして、着用者の頭部に干渉させないよう送電手段31を配置することができるため、頭部装着具1全体をより洗練された形状に設計することができる。
また、本考案は、前述の頭部装着具1と、電源供給手段3を充電するための充電手段4と、を備える頭部装着具セットであって、
頭部装着具1は、冷却装置21に電力を供給する電源供給手段3と、電源供給手段3と冷却装置21を電気的に接続する送電手段31と、を備え、
送電手段31は、互いに脱着可能である、冷却装置21より伸びる第1送電手段の端子(第1送電手段端子311)と、前記電源供給手段より伸びる第2送電手段の端子(第2送電手段端子312)と、の接続により構成され、
第2送電手段端子312は、充電手段4に設けられた充電端子41と、接続可能であることを特徴とする、頭部装着具セットとすることもできる。
ここで、頭部装着具セットにおける好ましい実施の形態は、前述の頭部装着具1の技術事項を準用することができる。
以下、図11〜図13を参照し、本実施例の頭部装着具1の使用方法について、詳述する。
着用者は、事前に、第2送電手段端子312と充電端子41とを接続し、充電手段4をコンセントに指すことで、電源供給手段3の充電を行う。
充電した電源供給手段3と、冷却装置21とを、第2送電手段端子312と第1送電手段端子連結することにより、電気的に接続する(図11 参照)。
頭部装着具1を被り、頭部装着部本体2に設けられたスイッチ23を用い、冷却装置21の調温をおこなう(図13 参照)。
このように、本実施例の頭部装着具1を用いることで、着用者は、釣り、ゴルフ、旅行、レジャー、スポーツ、空調機器のない環境、等において、暑さを凌ぐことができる。
1 頭部装着具
2 頭部装着部本体
21 冷却装置
211 熱伝導性部材
22 保持嚢
221 保持嚢構成表地
222 保持嚢構成裏地
223 冷却装置用開口部
23 スイッチ
24 送電手段用通孔部
25 アジャスター部
26 スベリ部
3 電源供給手段
31 送電手段
311 第1送電手段端子
312 第2送電手段端子
4 充電手段
41 充電端子

Claims (7)

  1. 頭部装着部本体に冷却装置が設けられていることを特徴とする、頭部装着具。
  2. 前記頭部装着部本体に、表地と裏地により画成された保持嚢が形成されており、
    前記保持嚢の内部に前記冷却装置が設けられており、
    前記保持嚢を構成する表地が、通気性を有することを特徴とする、請求項1に記載の頭部装着具。
  3. 前記保持嚢を構成する表地がメッシュ材であることを特徴とする、請求項2に記載の頭部装着具。
  4. 前記冷却装置は、頭部装着具を装着したときの額部分に設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の頭部装着具。
  5. 前記冷却装置は、前記頭部装着部本体の内側方向に向けて、前記冷却装置で発生させた冷気を頭部に伝達するための熱伝導性部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の頭部装着具。
  6. 頭部装着具の頭周りの内側円周を調節するアジャスター部と、
    前記アジャスター部に設けられた、前記冷却装置に電力を供給する電源供給手段と、
    前記電源供給手段と前記冷却装置を電気的に接続する送電手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の頭部装着具。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の頭部装着具と、電源供給手段を充電するための充電手段と、を備える頭部装着具セットであって、
    前記頭部装着具は、前記冷却装置に電力を供給する電源供給手段と、前記電源供給手段と前記冷却装置を電気的に接続する送電手段と、を備え、
    前記送電手段は、互いに脱着可能である、前記冷却装置より伸びる第1送電手段の端子と、前記電源供給手段より伸びる第2送電手段の端子と、の接続により構成され、
    前記第2送電手段の端子は、前記充電手段に設けられた充電手段端子と、接続可能であることを特徴とする、頭部装着具セット。

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