JP3220928U - 軸封装置及び蒸気タービン - Google Patents
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Abstract
【課題】グランド部から噴出したグランド蒸気によって、グランド部の近傍に配置されたベローズが損傷することを抑制する軸封装置を提供する。【解決手段】軸封装置100は、ロータ2の外周に沿って設けられるシール部材11と、シール部材11を保持する保持部13とを含む蒸気グランド部10と、ロータ2の外周面を覆うように、ロータ2の軸AX方向において保持部13の隣に配置されるベローズ21と、を備る。ベローズ21は、(a)軸AX方向においてロータ2の外周面とシール部材11との隙間81に対向するとともに隙間81から軸AX方向に噴出されるグランド蒸気を転向させるように構成された転向面70の下流端を通る転向面70の接線71上において、ベローズ21を保護するための保護部材30を挟んで転向面70の下流端とは反対側に位置する。または、(b)接線71を挟んでシール部材11とは反対側に位置する。【選択図】図2
Description
本開示は、蒸気タービンに用いられる軸封装置及び該軸封装置を備える蒸気タービンに関する。
一般的に、蒸気タービンプラントにおいては、タービンのグランド部からタービン外部へ蒸気が流出するのを防止するため、あるいはタービン外部から内部へ空気の流入を防止するためにグランド部へ蒸気を供給し、蒸気を流してグランド部をシールすることによりこれらの不具合を防止している。
例えば、特許文献1には、低圧蒸気タービンのグランド部の近傍の構造が開示されている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1には、低圧蒸気タービンのグランド部の近傍の構造が開示されている(特許文献1参照)。
例えば特許文献1に記載された低圧蒸気タービンのように、外車室とグランド部との間には、外車室とグランド部とのロータの軸方向に沿った相対位置の熱伸びによる変化を吸収するために、ロータの軸方向に沿って伸縮可能なベローズが設けられている。このベローズは、ロータの外周面から離間した状態でロータの外周面を覆っている。
グランド部に供給された蒸気(グランド蒸気)は、グランド部におけるシール部材とロータの外周面との隙間からロータの軸方向に沿って噴出する。そのため、該隙間からのグランド蒸気の噴出先に、例えばロータの外径が大きくなる段部が存在すると、該隙間からロータの軸方向に沿って噴出したグランド蒸気は、該段部において軸方向を指向する端面で、ロータの径方向外側に向かって転向される。ベローズ内に該端面が存在していると、該端面で転向されたグランド蒸気がベローズの内周面に衝突して、ベローズを損傷させるおそれがある。
グランド部に供給された蒸気(グランド蒸気)は、グランド部におけるシール部材とロータの外周面との隙間からロータの軸方向に沿って噴出する。そのため、該隙間からのグランド蒸気の噴出先に、例えばロータの外径が大きくなる段部が存在すると、該隙間からロータの軸方向に沿って噴出したグランド蒸気は、該段部において軸方向を指向する端面で、ロータの径方向外側に向かって転向される。ベローズ内に該端面が存在していると、該端面で転向されたグランド蒸気がベローズの内周面に衝突して、ベローズを損傷させるおそれがある。
上述の事情に鑑みて、本考案の少なくとも一実施形態は、グランド部におけるシール部材とロータの外周面との隙間から噴出したグランド蒸気によって、グランド部の近傍に配置されたベローズが損傷することを抑制することを目的とする。
(1)本考案の少なくとも一実施形態に係る軸封装置は、
ロータの外周に沿って設けられるシール部材と、前記シール部材を保持する保持部とを含む蒸気グランド部と、
前記ロータの外周面を覆うように、前記ロータの軸方向において前記保持部の隣に配置されるベローズと、
を備え、
前記ベローズは、
(a)前記軸方向において前記ロータの外周面と前記シール部材との隙間に対向するとともに前記隙間から前記軸方向に噴出されるグランド蒸気を転向させるように構成された転向面の下流端を通る前記転向面の接線上において、前記ベローズを保護するための保護部材を挟んで前記転向面の前記下流端とは反対側に位置する
または、
(b)前記接線を挟んで前記シール部材とは反対側に位置する。
ロータの外周に沿って設けられるシール部材と、前記シール部材を保持する保持部とを含む蒸気グランド部と、
前記ロータの外周面を覆うように、前記ロータの軸方向において前記保持部の隣に配置されるベローズと、
を備え、
前記ベローズは、
(a)前記軸方向において前記ロータの外周面と前記シール部材との隙間に対向するとともに前記隙間から前記軸方向に噴出されるグランド蒸気を転向させるように構成された転向面の下流端を通る前記転向面の接線上において、前記ベローズを保護するための保護部材を挟んで前記転向面の前記下流端とは反対側に位置する
または、
(b)前記接線を挟んで前記シール部材とは反対側に位置する。
上記(1)の構成によれば、ロータの外周面とシール部材との隙間から軸方向に噴出したグランド蒸気は、転向面で転向されて転向面の下流端を通る転向面の接線方向に向かって流れる。
この時、上記(a)に記載された構成のように、ベローズが該接線上において保護部材を挟んで転向面の下流端とは反対側に位置していれば、転向面で転向されたグランド蒸気は、保護部材によって遮られて、ベローズに直接衝突しない。
また、上記(b)に記載された構成のように、ベローズが該接線を挟んでシール部材とは反対側に位置していれば、転向面で転向されたグランド蒸気は、ベローズが存在する方向とは異なる方向に流れるため、直接衝突しない。
したがって、上記(1)の構成によれば、ロータの外周面とシール部材との隙間から軸方向に噴出したグランド蒸気を転向させた上で、転向されたグランド蒸気がベローズに直接衝突することを防止するので、ベローズが損傷することを抑制できる。
この時、上記(a)に記載された構成のように、ベローズが該接線上において保護部材を挟んで転向面の下流端とは反対側に位置していれば、転向面で転向されたグランド蒸気は、保護部材によって遮られて、ベローズに直接衝突しない。
また、上記(b)に記載された構成のように、ベローズが該接線を挟んでシール部材とは反対側に位置していれば、転向面で転向されたグランド蒸気は、ベローズが存在する方向とは異なる方向に流れるため、直接衝突しない。
したがって、上記(1)の構成によれば、ロータの外周面とシール部材との隙間から軸方向に噴出したグランド蒸気を転向させた上で、転向されたグランド蒸気がベローズに直接衝突することを防止するので、ベローズが損傷することを抑制できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記転向面は、前記ロータに形成されており、前記隙間から前記軸方向に噴出される前記グランド蒸気に前記ロータの径方向外側に向かう速度成分を与えるように構成されている。
上記(2)の構成によれば、ロータの外周面とシール部材との隙間から軸方向に噴出したグランド蒸気は、ロータに形成された転向面で転向されて、ロータの径方向外側に向かう速度成分が与えられる。しかし、上記(2)の構成によれば、上記(1)の構成を含んでいるので、ベローズが損傷することを抑制できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記保護部材は、前記ロータの径方向外側、且つ、前記ベローズの前記径方向内側において前記軸方向に延在する筒形状を有する筒部を含み、
前記ベローズは、前記転向面の前記接線上において、前記筒部を挟んで前記転向面の前記下流端とは反対側に位置する。
前記保護部材は、前記ロータの径方向外側、且つ、前記ベローズの前記径方向内側において前記軸方向に延在する筒形状を有する筒部を含み、
前記ベローズは、前記転向面の前記接線上において、前記筒部を挟んで前記転向面の前記下流端とは反対側に位置する。
上記(3)の構成によれば、転向面で転向されたグランド蒸気は、保護部材の筒部に遮られて、ベローズには直接衝突しない。したがって、簡単な構成の保護部材によってベローズが損傷することを抑制できるので、ベローズの損傷抑制についてのコストを抑制できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記保護部材は、前記ロータの中心軸周りに延在する環状部を有し、
前記環状部は、
前記環状部の前記軸方向の一方端と他方端との間で前記接線と交差し、
前記一方端が前記保持部に取り付けられ、
前記他方端が前記ベローズの前記軸方向の一方端と接続されている。
前記保護部材は、前記ロータの中心軸周りに延在する環状部を有し、
前記環状部は、
前記環状部の前記軸方向の一方端と他方端との間で前記接線と交差し、
前記一方端が前記保持部に取り付けられ、
前記他方端が前記ベローズの前記軸方向の一方端と接続されている。
上記(4)の構成によれば、転向面の下流端を通る転向面の接線は、環状部の軸方向の一方端と他方端との間で環状部と交差する。そのため、転向面で転向されたグランド蒸気は、該接線と環状部との交差位置に向かって流れるので、ベローズには直接衝突しない。これにより、ベローズが損傷することを抑制できる。
(5)本考案の少なくとも一実施形態に係る蒸気タービンは、
前記ロータと、
上記(1)乃至(4)の何れか一項に記載の軸封装置と、
を備える。
前記ロータと、
上記(1)乃至(4)の何れか一項に記載の軸封装置と、
を備える。
上記(5)の構成によれば、上記(1)乃至(4)の何れか一項に記載の軸封装置を備えるので、ベローズが損傷することを抑制できる。
本考案の少なくとも一実施形態によれば、グランド部におけるシール部材とロータの外周面との隙間から噴出したグランド蒸気によって、グランド部の近傍に配置されたベローズが損傷することを抑制できる。
以下、添付図面を参照して本考案の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本考案の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、幾つかの実施形態に係る蒸気タービンの蒸気グランド部近傍を示す断面図である。図2は、一実施形態に係る軸封装置について説明するための図であり、蒸気グランド部近傍の断面を拡大した図である。図3は、他の実施形態に係る軸封装置について説明するための図であり、蒸気グランド部近傍の断面を拡大した図である。図4は、さらに他の実施形態に係る軸封装置について説明するための図であり、蒸気グランド部近傍の断面を拡大した図である。
図1〜4に示す幾つかの実施形態に係る蒸気タービンは、低圧蒸気タービンである。図1〜4に示す幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1は、軸受装置6により回転自在に支持されるロータ2と、軸封装置100とを備えている。なお、図1では、図2に示した一実施形態に係る軸封装置100を備えた蒸気タービン1を図示している。
図1〜4に示す幾つかの実施形態に係る蒸気タービンは、低圧蒸気タービンである。図1〜4に示す幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1は、軸受装置6により回転自在に支持されるロータ2と、軸封装置100とを備えている。なお、図1では、図2に示した一実施形態に係る軸封装置100を備えた蒸気タービン1を図示している。
また、蒸気タービン1は、図示は省略するが、ロータ2に取付けられた複数段の動翼と、ロータ2及び動翼を収容する内車室と、動翼に対向するように内車室に取付けられた複数段の静翼と、を備えている。内車室の外側には、外車室4が設けられている。外車室4の内外は、それぞれ排気室7、外部空間8となっている。
このような蒸気タービン1は、不図示の蒸気入口から内側ケーシングに蒸気が導入されると、蒸気が静翼を通過する際に膨張して増速されて、動翼に対して仕事をしてロータ2を回転させるように構成されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、ロータ2の軸方向、すなわち中心軸AX方向のうち、外部空間8から蒸気タービン1の内部に向かう、図示左方向を蒸気タービン1の内側方向、又は、単に内側方向と呼ぶ。また、中心軸AX方向のうち、蒸気タービン1の内部から外部空間8に向かう、図示右方向を蒸気タービン1の外側方向、又は、単に外側方向と呼ぶ。
また、特に断りがなく、単に径方向と称した場合、ロータ2の径方向を指すものとし、単に周方向と称した場合、ロータ2の周方向を指すものとする。
また、特に断りがなく、単に径方向と称した場合、ロータ2の径方向を指すものとし、単に周方向と称した場合、ロータ2の周方向を指すものとする。
図1〜4に示す幾つかの実施形態の軸封装置100は、ロータ2と外車室4との間を封止する軸封装置であり、蒸気グランド部10とベローズ21とを備えている。
蒸気グランド部10は、ロータ2の外周に沿って設けられるシール部材11と、シール部材11を保持する保持部13とを含んでいる。
ベローズ21は、ロータ2の外周面を覆うように、ロータ2の軸方向、すなわちロータ2の中心軸AX方向において保持部13の隣に配置される。ベローズ21は、蛇腹構造を有している管であり、該管の軸方向に伸縮可能である。ベローズ21は、熱伸びによる外車室4と蒸気グランド部10との中心軸AX方向に沿った相対位置の変化を吸収できる。ベローズ21は、ロータ2の外周面から離間した状態でロータ2の外周面を覆っている。
蒸気グランド部10は、ロータ2の外周に沿って設けられるシール部材11と、シール部材11を保持する保持部13とを含んでいる。
ベローズ21は、ロータ2の外周面を覆うように、ロータ2の軸方向、すなわちロータ2の中心軸AX方向において保持部13の隣に配置される。ベローズ21は、蛇腹構造を有している管であり、該管の軸方向に伸縮可能である。ベローズ21は、熱伸びによる外車室4と蒸気グランド部10との中心軸AX方向に沿った相対位置の変化を吸収できる。ベローズ21は、ロータ2の外周面から離間した状態でロータ2の外周面を覆っている。
図2、4に示す幾つかの実施形態では、ベローズ21の両端のうちの一方端21aは、円環形状を有するフランジ部23に接続されている。図3に示す一実施形態では、ベローズ21の一方端21aは、後述する保護部材30Bにおける環状部33の他方端33bに接続されている。図2〜4に示す幾つかの実施形態では、ベローズ21の両端のうちの他方端21bは、ベローズフランジ24に接続されている。
図2に示す一実施形態では、フランジ部23は、後述する保護部材30Aにおけるフランジ部32とともに、保持部13における蒸気タービン1の内側方向の端部13aに対して、例えば不図示のボルトによって取り付けられている。
図4に示す一実施形態では、フランジ部23は、保持部13の該端部13aに対して、例えば不図示のボルトによって取り付けられている。
図3に示す一実施形態では、環状部33は、保持部13の該端部13aに対して、例えば不図示のボルトによって取り付けられている。
図2〜4において、一点鎖線91は、上述した不図示のボルトの径方向の位置を示している。該ボルトは、周方向に沿った複数箇所でフランジ部23又は環状部33を保持部13の端部13aに固定している。
図4に示す一実施形態では、フランジ部23は、保持部13の該端部13aに対して、例えば不図示のボルトによって取り付けられている。
図3に示す一実施形態では、環状部33は、保持部13の該端部13aに対して、例えば不図示のボルトによって取り付けられている。
図2〜4において、一点鎖線91は、上述した不図示のボルトの径方向の位置を示している。該ボルトは、周方向に沿った複数箇所でフランジ部23又は環状部33を保持部13の端部13aに固定している。
図1〜4に示す幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1では、ロータ2は、シール部材11と対向する領域における外径よりもベローズ21の内周面の少なくとも一部と対向する領域の外径が大きくなるように構成されている。説明の便宜上、ロータ2におけるシール部材11と対向する領域と同じ外径を有する領域を小径部2Sと呼ぶ。また、ロータ2におけるベローズ21の内周面の少なくとも一部と対向する領域と同じ外径を有する領域を大径部2Lと呼ぶ。大径部2Lの外径は、小径部2Sの外径よりも大きい。
図1〜4に示す幾つかの実施形態に係る蒸気タービン1では、図2〜4に示すように、ロータ2は、小径部2Sと大径部2Lとの境となる部分において、小径部2Sの外周面2aと大径部2Lの外周面2bとの間で中心軸AX方向を指向する端面2cを有する。端面2cは、中心軸AX方向に沿ってシール部材11の配置位置と、ベローズ21の他方端21bの位置との間に設けられている。
図2、3に示した幾つかの実施形態では、端面2cのうち径方向外側の領域は、中心軸AX方向を向いている。また、図2、3に示した幾つかの実施形態では、端面2cのうち径方向内側の領域は、小径部2Sの外周面2aとなだらかに接続されている。
図2、3に示した幾つかの実施形態では、端面2cのうち径方向外側の領域は、中心軸AX方向を向いている。また、図2、3に示した幾つかの実施形態では、端面2cのうち径方向内側の領域は、小径部2Sの外周面2aとなだらかに接続されている。
図4に示した一実施形態では、中心軸AXに沿ってロータ2を外側方向から内側方向に向かって見たときに、小径部2Sの外周面2aの径方向外側の領域において、周方向に沿って延在する溝60が端面2cに形成されている。溝60を形成する径方向内側の面60aは、例えば、小径部2Sの外周面2aを内側方向に向かって延在した面である。溝60を形成する径方向外側の面60bは、例えば、径方向内側、且つ、蒸気タービン1の外側方向を指向している。
溝60を形成する径方向内側の面60aと径方向外側の面60bとは、溝60の底面60cでなだらかに接続されている。
溝60を形成する径方向内側の面60aと径方向外側の面60bとは、溝60の底面60cでなだらかに接続されている。
(保護部材30について)
図2、3に示す幾つかの実施形態では、軸封装置100は保護部材30を有する。
図2に示す一実施形態に係る保護部材30には、符号の末尾にアルファベットの大文字のAを付して表す。また、図3に示す他の実施形態に係る保護部材30には、符号の末尾にアルファベットの大文字のBを付して表す。なお、図2に示す一実施形態に係る保護部材30Aと、図3に示す他の実施形態に係る保護部材30Bとを特に区別する必要がない場合には、符号の末尾にアルファベットを付さず、単に保護部材30として表記する。
図2、3に示す幾つかの実施形態では、軸封装置100は保護部材30を有する。
図2に示す一実施形態に係る保護部材30には、符号の末尾にアルファベットの大文字のAを付して表す。また、図3に示す他の実施形態に係る保護部材30には、符号の末尾にアルファベットの大文字のBを付して表す。なお、図2に示す一実施形態に係る保護部材30Aと、図3に示す他の実施形態に係る保護部材30Bとを特に区別する必要がない場合には、符号の末尾にアルファベットを付さず、単に保護部材30として表記する。
図2に示す一実施形態に係る保護部材30Aは、円筒形状を有する筒部31と、筒部31の一方の端部に形成された、円環形状を有するフランジ部32とを有する。保護部材30Aは、上述したように、フランジ部32が保持部13の端部13aに取り付けられることで、保持部13に固定されている。この状態では、筒部31は、ベローズ21の両端のうち外側方向の端部からベローズ21の内側に挿入されている。
図2に示す一実施形態に係る保護部材30Aでは、筒部31の内周面31cがロータ2の外周面2a及び2bと対向している。
図2に示す一実施形態に係る保護部材30Aでは、筒部31の内周面31cがロータ2の外周面2a及び2bと対向している。
なお、ベローズ21と一実施形態に係る保護部材30Aとを保持部13の端部13aに取り付ける過程において、ベローズ21の一方端21aが接続されてるフランジ部23と、保護部材30Aのフランジ部32とを、不図示の仮固定用のボルトで互いに連結しておくとよい。そして、仮固定用のボルトによって連結されて一体化されているフランジ部23と保護部材30Aのフランジ部32とを、上述したように不図示のボルトによって保持部13の端部13aに取り付けるとよい。
図3に示す他の実施形態に係る保護部材30Bは、円環形状を有する環状部33を含む。中心軸AX方向における環状部33の一方側の端部である一方端33aは、保持部13の端部13aと対向する。中心軸AX方向における環状部33の他方側の端部である他方端33bは、上述したようにベローズ21の一方端21aが接続されている。
図3に示す他の実施形態に係る保護部材30Bでは、環状部33の内周面33cがロータ2の外周面2a及び2bと対向している。
図3に示す他の実施形態に係る保護部材30Bでは、環状部33の内周面33cがロータ2の外周面2a及び2bと対向している。
このように構成される幾つかの実施形態の蒸気タービン1では、蒸気タービン1の運転中には、蒸気グランド部10にはグランド蒸気が供給されるように構成されている。蒸気グランド部10に供給されたグランド蒸気は、シール部材11とロータ2の小径部2Sにおける外周面2aとの間の隙間に充填されてこれをシールし、その後回収されて不図示のグランドコンデンサに導かれる。しかし、グランド蒸気の一部は、図2〜4に示すように、シール部材11とロータ2の小径部2Sにおける外周面2aとの間の隙間81から矢印aで示すように、外周面2aに沿って内側方向に向かって噴出する。
そのため、例えば、図2、3に示すように、該隙間81からのグランド蒸気の噴出先に、径方向外側に突出するように形成された端面2cが存在すると、該隙間81からロータ2の軸方向に沿って噴出したグランド蒸気は、該端面2cで、ロータ2の径方向外側に向かって転向される。したがって、該端面2cで転向されたグランド蒸気の噴出先でベローズ21の内周面が露出していると、グランド蒸気がベローズ21の内周面に衝突して、ベローズ21を損傷させるおそれがある。
そこで、幾つかの実施形態では、以下で説明する構成によって、ベローズ21の損傷を抑制するようにしている。
例えば、図2、3に示す幾つかの実施形態では、隙間81から矢印aで示すように、外周面2aに沿って内側方向に向かって噴出したグランド蒸気は、矢印bで示すように、端面2cで、ロータ2の径方向外側に向かって転向される。端面2cで転向されたグランド蒸気は、矢印cで示すように、端面2cの外縁から径方向外側に向かって噴出する。
このように、図2、3に示す幾つかの実施形態では、端面2cは、隙間81から噴出されたグランド蒸気を転向させる。そこで、以下の説明では、図2、3に示す幾つかの実施形態における端面2cを転向面70Aとも呼ぶ。
例えば、図2、3に示す幾つかの実施形態では、隙間81から矢印aで示すように、外周面2aに沿って内側方向に向かって噴出したグランド蒸気は、矢印bで示すように、端面2cで、ロータ2の径方向外側に向かって転向される。端面2cで転向されたグランド蒸気は、矢印cで示すように、端面2cの外縁から径方向外側に向かって噴出する。
このように、図2、3に示す幾つかの実施形態では、端面2cは、隙間81から噴出されたグランド蒸気を転向させる。そこで、以下の説明では、図2、3に示す幾つかの実施形態における端面2cを転向面70Aとも呼ぶ。
図2に示す一実施形態では、転向面70Aで転向されたグランド蒸気の噴出先に筒部31が存在しているので、転向面70Aで転向されたグランド蒸気がベローズ21の内周面に直接衝突しない。
図3に示す他の実施形態では、転向面70Aで転向されたグランド蒸気の噴出先に環状部33が存在しているので、転向面70Aで転向されたグランド蒸気がベローズ21の内周面に直接衝突しない。
例えば、図4に示すさらに他の実施形態では、隙間81から矢印aで示すように、外周面2aに沿って内側方向に向かって噴出したグランド蒸気は、矢印fで示すように、溝60を形成する面60a、60b及び底面60cで、ロータ2の径方向外側、且つ、蒸気タービン1の外側方向に向かって転向される。面60a、60b及び底面60cで転向されたグランド蒸気は、矢印gで示すように、面60bの端部からロータ2の径方向外側、且つ、蒸気タービン1の外側方向に向かって噴出する。
このように、図4に示すさらに他の実施形態では、面60a、60b及び底面60cは、隙間81から噴出されたグランド蒸気を転向させる。そこで、以下の説明では、図4に示すさらに他の実施形態における面60a、60b及び底面60cを転向面70Bとも呼ぶ。
なお、以下の説明では、図2、3に示した幾つかの実施形態に係る転向面70Aと、図4に示したさらに他の実施形態に係る転向面70Bとを特に区別する必要がない場合には、符号の末尾にアルファベットを付さず、単に転向面70として表記する。
このように、図4に示すさらに他の実施形態では、面60a、60b及び底面60cは、隙間81から噴出されたグランド蒸気を転向させる。そこで、以下の説明では、図4に示すさらに他の実施形態における面60a、60b及び底面60cを転向面70Bとも呼ぶ。
なお、以下の説明では、図2、3に示した幾つかの実施形態に係る転向面70Aと、図4に示したさらに他の実施形態に係る転向面70Bとを特に区別する必要がない場合には、符号の末尾にアルファベットを付さず、単に転向面70として表記する。
図4に示すさらに他の実施形態では、転向面70Bで転向されたグランド蒸気の噴出先にベローズ21が存在していないので、転向面70Bで転向されたグランド蒸気がベローズ21の内周面に直接衝突しない。
このように、図2〜4に示した幾つかの実施形態では、隙間81から噴出したグランド蒸気によってベローズ21が損傷することを抑制できる。
このように、図2〜4に示した幾つかの実施形態では、隙間81から噴出したグランド蒸気によってベローズ21が損傷することを抑制できる。
上述したように構成された幾つかの実施形態の軸封装置100の特徴を整理すると、次のようになる。
少なくとも一実施形態に係る軸封装置100は、上述した蒸気グランド部10と、ベローズ21とを備える。
ベローズ21は、以下の(a)又は(b)の要件を満たすように構成されている。
(a)図2に示すように、ベローズ21は、中心軸AX方向においてロータ2の外周面2aとシール部材11との隙間81に対向するとともに隙間81から中心軸AX方向に噴出されるグランド蒸気を転向させるように構成された転向面70Aの下流端71を通る転向面70の接線51上において、ベローズ21を保護するための保護部材30Aを挟んで転向面70Aの下流端71とは反対側に位置する。
(b)図3、4に示すように、ベローズ21は、転向面70の下流端71を通る転向面70の接線51を挟んでシール部材11とは反対側に位置する。
ベローズ21は、以下の(a)又は(b)の要件を満たすように構成されている。
(a)図2に示すように、ベローズ21は、中心軸AX方向においてロータ2の外周面2aとシール部材11との隙間81に対向するとともに隙間81から中心軸AX方向に噴出されるグランド蒸気を転向させるように構成された転向面70Aの下流端71を通る転向面70の接線51上において、ベローズ21を保護するための保護部材30Aを挟んで転向面70Aの下流端71とは反対側に位置する。
(b)図3、4に示すように、ベローズ21は、転向面70の下流端71を通る転向面70の接線51を挟んでシール部材11とは反対側に位置する。
ロータ2の外周面2aとシール部材11との隙間81から中心軸AX方向に噴出したグランド蒸気は、転向面70で転向されて転向面70の下流端71を通る転向面70の接線51方向に向かって流れる。
この時、上記(a)に記載された構成のように、ベローズ21が該接線51上において保護部材30Aを挟んで転向面70Aの下流端71とは反対側に位置していれば、転向面70Aで転向されたグランド蒸気は、保護部材30Aによって遮られて、ベローズ21に直接衝突しない。
また、上記(b)に記載された構成のように、ベローズ21が該接線51を挟んでシール部材11とは反対側に位置していれば、転向面70で転向されたグランド蒸気は、ベローズ21が存在する方向とは異なる方向に流れるため、直接衝突しない。
したがって、ロータ2の外周面2aとシール部材11との隙間81から中心軸AX方向に噴出したグランド蒸気を転向させた上で、転向されたグランド蒸気がベローズ21に直接衝突することを防止するので、ベローズ21が損傷することを抑制できる。
この時、上記(a)に記載された構成のように、ベローズ21が該接線51上において保護部材30Aを挟んで転向面70Aの下流端71とは反対側に位置していれば、転向面70Aで転向されたグランド蒸気は、保護部材30Aによって遮られて、ベローズ21に直接衝突しない。
また、上記(b)に記載された構成のように、ベローズ21が該接線51を挟んでシール部材11とは反対側に位置していれば、転向面70で転向されたグランド蒸気は、ベローズ21が存在する方向とは異なる方向に流れるため、直接衝突しない。
したがって、ロータ2の外周面2aとシール部材11との隙間81から中心軸AX方向に噴出したグランド蒸気を転向させた上で、転向されたグランド蒸気がベローズ21に直接衝突することを防止するので、ベローズ21が損傷することを抑制できる。
上述した幾つかの実施形態では、転向面70は、ロータ2に形成されており、隙間81から中心軸AX方向に噴出されるグランド蒸気にロータ2の径方向外側に向かう速度成分を与えるように構成されている。
しかし、上述した幾つかの実施形態によれば、上記(a)に記載された構成、又は、上記(b)に記載された構成を含んでいるので、ベローズ21が損傷することを抑制できる。
しかし、上述した幾つかの実施形態によれば、上記(a)に記載された構成、又は、上記(b)に記載された構成を含んでいるので、ベローズ21が損傷することを抑制できる。
図2に示した一実施形態では、保護部材30Aは、ロータ2の径方向外側、且つ、ベローズ21の径方向内側において中心軸AX方向に延在する筒形状を有する筒部31を含む。そして、ベローズ21は、転向面70Aの接線51上において、筒部31を挟んで転向面70Aの下流端71とは反対側に位置する。
これにより、転向面70Aで転向されたグランド蒸気は、保護部材30Aの筒部31に遮られて、ベローズ21には直接衝突しない。したがって、簡単な構成の保護部材30Aによってベローズ21が損傷することを抑制できるので、ベローズ21の損傷抑制についてのコストを抑制できる。
また、保護部材30Aはベローズ21とは別体とされているので、保護部材30Aが損傷しても交換が容易である。
これにより、転向面70Aで転向されたグランド蒸気は、保護部材30Aの筒部31に遮られて、ベローズ21には直接衝突しない。したがって、簡単な構成の保護部材30Aによってベローズ21が損傷することを抑制できるので、ベローズ21の損傷抑制についてのコストを抑制できる。
また、保護部材30Aはベローズ21とは別体とされているので、保護部材30Aが損傷しても交換が容易である。
図3に示した他の実施形態では、保護部材30Bは、ロータ2の中心軸AX周りに延在する環状部33を有する。そして、環状部33は、環状部33の中心軸AX方向の一方端33aと他方端33bとの間で接線51と交差するように構成されている。また、環状部33は、一方端33aが保持部13に取り付けられ、他方端33bがベローズ21の中心軸AX方向の一方端21aと接続されている。
図3に示した他の実施形態では、転向面70Aの下流端71を通る転向面70Aの接線51は、環状部33の中心軸AX方向の一方端33aと他方端33bとの間で環状部33と交差する。そのため、転向面70Aで転向されたグランド蒸気は、該接線51と環状部33との交差位置に向かって流れるので、ベローズ21には直接衝突しない。これにより、ベローズ21が損傷することを抑制できる。
図3に示した他の実施形態では、転向面70Aの下流端71を通る転向面70Aの接線51は、環状部33の中心軸AX方向の一方端33aと他方端33bとの間で環状部33と交差する。そのため、転向面70Aで転向されたグランド蒸気は、該接線51と環状部33との交差位置に向かって流れるので、ベローズ21には直接衝突しない。これにより、ベローズ21が損傷することを抑制できる。
本考案は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 蒸気タービン
2 ロータ
4 外車室
10 蒸気グランド部
11 シール部材
13 保持部
21 ベローズ
30、30A、30B 保護部材
31 筒部
33 環状部
51 接線
70、70A、70B 転向面
71 下流端
100 軸封装置
2 ロータ
4 外車室
10 蒸気グランド部
11 シール部材
13 保持部
21 ベローズ
30、30A、30B 保護部材
31 筒部
33 環状部
51 接線
70、70A、70B 転向面
71 下流端
100 軸封装置
Claims (5)
- ロータの外周に沿って設けられるシール部材と、前記シール部材を保持する保持部とを含む蒸気グランド部と、
前記ロータの外周面を覆うように、前記ロータの軸方向において前記保持部の隣に配置されるベローズと、
を備え、
前記ベローズは、
(a)前記軸方向において前記ロータの外周面と前記シール部材との隙間に対向するとともに前記隙間から前記軸方向に噴出されるグランド蒸気を転向させるように構成された転向面の下流端を通る前記転向面の接線上において、前記ベローズを保護するための保護部材を挟んで前記転向面の前記下流端とは反対側に位置する
または、
(b)前記接線を挟んで前記シール部材とは反対側に位置する、
軸封装置。 - 前記転向面は、前記ロータに形成されており、前記隙間から前記軸方向に噴出される前記グランド蒸気に前記ロータの径方向外側に向かう速度成分を与えるように構成されている
請求項1に記載の軸封装置。 - 前記保護部材は、前記ロータの径方向外側、且つ、前記ベローズの前記径方向内側において前記軸方向に延在する筒形状を有する筒部を含み、
前記ベローズは、前記転向面の前記接線上において、前記筒部を挟んで前記転向面の前記下流端とは反対側に位置する
請求項2に記載の軸封装置。 - 前記保護部材は、前記ロータの中心軸周りに延在する環状部を有し、
前記環状部は、
前記環状部の前記軸方向の一方端と他方端との間で前記接線と交差し、
前記一方端が前記保持部に取り付けられ、
前記他方端が前記ベローズの前記軸方向の一方端と接続されている
請求項2に記載の軸封装置。 - 前記ロータと、
請求項1乃至4の何れか一項に記載の軸封装置と、
を備える
蒸気タービン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000324U JP3220928U (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 軸封装置及び蒸気タービン |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=66092485
Family Applications (1)
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JP2019000324U Active JP3220928U (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 軸封装置及び蒸気タービン |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3220928U (ja) |
-
2019
- 2019-01-31 JP JP2019000324U patent/JP3220928U/ja active Active
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