JP3220912B2 - プラント運転情報提供装置 - Google Patents

プラント運転情報提供装置

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JP3220912B2
JP3220912B2 JP24576392A JP24576392A JP3220912B2 JP 3220912 B2 JP3220912 B2 JP 3220912B2 JP 24576392 A JP24576392 A JP 24576392A JP 24576392 A JP24576392 A JP 24576392A JP 3220912 B2 JP3220912 B2 JP 3220912B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント運転の際に運
転員に表示する情報の提供装置に係わり、特に、プラン
ト運転情報の自動的な提供を行い、運転員からの問い合
わせによるプラント運転情報の提供を行うプラント運転
情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CRTなどを利用したプラントの
運転制御盤に表示する情報の提示方式に関して、プラン
ト状態に応じて自動的に適切な情報を提供することが必
要となっている。また、単に運転員が質問したことに答
えるだけでなく、状況に応じて必要な情報を選択・補足
したり、システムから運転員に問いかけをしたりするこ
とが必要となっている。このような方式に関する技術と
して、例えば、特開平1−82205号公報(プラント
監視装置)には、機能階層モデルと等価なプラント重要
機能階層化モデルとヒューリスティックな知識ベースを
用いたプラントの情報提供方式について論じたものがあ
る。これは、プラント重要機能階層化モデル上でプラン
ト状態からプラントについて注意すべき領域をヒューリ
スティックな知識を用いて推定し、その結果をもとに情
報を選択して提供することが記載されている。また、特
開平1−183702号(プロセスプラントの異常時運
転手順合成装置)には、機能階層モデルと等価な階層構
造知識とプラントの診断知識や運転手順合成知識などを
用いてプロセスプラントの異常時の具体的な運転手順を
合成する装置について論じられている。さらに、特開平
2−93709号(プロセスプラント運転支援装置)に
は、上記階層構造知識とプラントの診断知識に加えて運
転目標選択知識や対応策立案知識、対応策評価知識を用
いてプラント異常時の運転目標とすべきプラント状態を
選定し、必要な対策について立案、評価し、それを運転
員に提示する装置について論じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1−822
05号に述べられている従来技術では、プラント状態を
基にヒューリスティックな知識を用いた推論により、プ
ラントについて注意すべき領域を決定した後、その結果
をもとに情報を選択して提供するものであり、情報提供
のための処理が複雑であるという問題があった。また、
情報選択には、機能階層モデルとヒューリスティックな
知識ベースの両方を使用するため、プラントの構成の変
更などがあった場合には、知識の保守・管理のために、
これら両方の整合性をとりつつ同時に変更する必要があ
った。また、上記特開平1−183702号、特開平2
−93709号に述べられている従来技術では、各ノー
ドにエネルギーや物質の流れを表すフローストラクチャ
を記述した階層構造知識と呼ばれる機能階層モデルをプ
ラントの機能の診断に利用し、その結果を利用して他の
知識も用いて運転手順を合成したり、対応策を立案した
りしている。このような技術を利用した装置では多数の
知識を利用して提供用の情報を決定しなければならず、
プラント構成の変更があった場合は各種知識にその影響
が及び、知識の保守・管理に手間がかかる。更に、上記
特開平1−183702号、特開平2−93709号
は、プラントの診断結果、運転手順、対応策の導出、表
示に係わるもので、プラントの状態変化と運転員からの
問い合わせに応じて機能階層モデルから共通に情報を選
択・提供する構成とはなっていないため、プラントの状
態変化と運転員の双方を考慮したプラント情報を提供す
ることが難しい。本発明の目的は、プラントの運転制御
盤において、機能階層モデルで統合して管理した知識、
データを用いてプラントの状態変化に応じて自動的に関
連情報を選択・提供し、また、運転員からの問い合わせ
に応じてプラント状態を反映した回答を提示するプラン
ト運転情報提供装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、プラントの機能構成を階層的に表現した機能階層型
モデルの各々のプラント機能に対応する各ノードごとに
該ノードについての情報提供に係る知識またはデータを
記憶する記憶手段と、該記憶手段の知識またはデータを
用いてプラント状態情報を該ノードに対応づける手段ま
たは運転員入力情報を該ノードに対応づける手段と、前
記記憶手段の知識またはデータを基にプラント状態に係
る情報提供処理を実施する手段を有する。
【0005】
【作用】本発明によれば、プラントの機能構成を階層的
に表現した機能階層型モデルの各々のプラント機能に対
応する各ノードごとに、該ノードについての情報提供に
係る知識またはデータとして、該ノードに係わるモデル
構成及びプラント状態判定条件及び情報選択に関する知
識を記憶することにより、情報の提供に必要な知識を統
合的に扱い、見通しの良い整理をすることができ、ま
た、各ノード毎の情報提供に係る知識またはデータの管
理が容易となる。更に、機能階層モデルの各ノード知識
を用いてプラント状態を判定することと、判定されたプ
ラント状態から提供すべき情報を持つノードを選択する
ことと、選択したノードの知識を基に決定した情報を整
理して出力することにより、また、プラントの状態に応
じて自動的に情報を表示することにより、運転員のプラ
ントの監視に要する負担の軽減が図れる。また、運転員
からの入力命令を取り込み、入力命令からノードを選択
することにより、プラント状態の監視に使用していた機
能階層モデルを運転員からの情報提示要求に使用するた
め、プラント状態及び運転員の発話状態の両方を一つの
機能階層モデルによって監視することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施例であるプラント運転情報
提供装置と周辺装置のブロック図である。図1の構成要
素は、以下より成る。プラント運転情報提供装置10・
・・プラント情報を選択・提供する装置である。周期起
動部110・・・機能階層モデル140を周期的に監視
して、何らかの条件が成立したら各ノードの知識にもと
ずいて情報を選択し、それを出力用バッファ120に出
力する部分である。出力用バッファ120・・・機能階
層モデル140をもとに選択された情報を受け取る部分
である。出力整理部130・・・出力用バッファ120
の内容にもとずいて情報を整理して、出力処理部210
に整理した情報を出力する部分である。機能階層モデル
140・・・プラントの機能構成を階層的に表現したモ
デルである。冷温停止ノード1410・・・機能階層モ
デル140の「運転目標」の階層にあるノードの例であ
る。水位確保ノード1420・・・機能階層モデル14
0の「必要機能」の階層にあるノードの例である。高圧
炉心スプレイ系ノード1430・・・機能階層モデル1
40の「系統」の階層にあるノードの例である。ポンプ
1440、弁1450・・・機能階層モデル140の
「機器」の階層にあるノードの例である。外部表示機器
インタフェース装置20・・・外部に接続されている入
力・出力機器とのインタフェースとなる装置である。出
力処理部210・・・出力整理部130からの情報を受
け取り、外部出力機器へ情報を振り分けて出力する部分
である。プラントデータテーブル30・・・プラントか
らのデータを周期的に格納するメモリである。
【0007】図2は、図1のプラント運転情報提供装置
を構成する周期起動部110と周辺装置のブロック図で
ある。プラント状態監視部1110・・・プラントデー
タテーブル30に格納されているプロセス値、警報を機
能階層モデル140のノードに与えられた知識を参照し
て周期的に監視し、機能階層モデル140のノードで定
義されているプラント状態判定条件が成立したら、その
ノード名をノード選択用バッファ1120に送信する。
ノード選択用バッファ1120・・・プラント状態監視
部1110において、選択されたノードをもとに情報を
提供すべきノードを一つに絞り込むために使用するテー
ブルを有するバッファである。情報選択部1130・・
・プラント状態監視部1110からトリガーされると動
作し、ノード選択用バッファ1120に記されているノ
ードの中から情報を提供すべきノードを一つに絞り込
み、機能階層モデル140から対応するノードの知識を
もとに提供すべき情報を選択し、選択した情報を出力用
バッファ120に出力する。
【0008】図3は、図2に示すプラント状態監視部1
110の処理を説明するフローチャートである。まず、
機能階層モデル140の一つのノードのプラント状態判
定条件を監視する(1110−a)。次に、条件が成立
していれば(1110−b,Yes)、条件が成立した
ノード名を情報出力用のノードの候補としてノード選択
用バッファ1120に出力する(1110−c)。も
し、条件が成立していなければ(1110−b,N
o)、次の処理に移る。以上の処理をノードに記述され
ているプラント状態判定条件の数だけ繰り返す。一つの
ノードの全部のプラント状態判定条件を監視し終え、全
ノードの監視がまだ済んでいなければ(1110−d,
No)、1110−a、1110−b、1110−cの
処理を繰り返す。全ノードの監視が終了したら(111
0−d,Yes)、周期起動部110の処理を終え、情
報選択部1130の起動を促すトリガー信号を出力す
る。以上の1110−aから1110−dまでの処理
は、周期起動部110ではある時間間隔で定期的に起動
される。図4は、図2に示すノード選択用バッファ11
20の構成を示す表である。ノード番号1120−a・
・・ノード名に1対1に対応する数値である。レベル1
120−b・・・機能階層モデル140内でノードが所
属する階層の名前である。優先度1120−c・・・ノ
ードを選択する際に参照するノードにつける優先度の数
値である。発生フラグ1120−d・・・発生したプラ
ント状態判定条件に応じてオンまたはオフにされるフラ
グである。プラント状態判定条件に固有の番号または記
号に対応して設定される。また、周期起動部110の前
回起動時と今回起動時の差を見るために、前回値と最新
値を記憶することにしている。候補フラグ1120−e
・・・発生したプラント状態判定条件に応じてオンまた
はオフにされるフラグである。発生フラグ1120−d
同様、プラント状態判定条件に固有の番号または記号に
対応して設定される。本フラグは、発生フラグが新たに
オンになっていたら、オンにすることにする。また、情
報選択部1130で情報提供用のノードとして選択した
場合には、選択する要因となったプラント状態判定条件
の番号または記号に対応する候補フラグをオフにする。
異常判定条件の記号1120−f・・・プラント状態判
定条件の内の一つに対応する記号である。記号Aで表
し、各ノードにおいて機能や機器の異常を判定するのに
用いている条件の番号である。運転状態判定条件の番号
1120−g・・・プラント状態判定条件の内の一つに
対応する番号である。数値で表し、各ノードにおいて機
能や機器の動作状態などを判定するのに用いている条件
の番号である。例えば、非常用冷却系の起動の有無など
がこの条件に対応する。フラグオンの記号1120−h
・・・○で表し、フラグがオンのときに用いる記号であ
る。フラグオフの記号1120−i・・・−で表し、フ
ラグがオフのときに用いる記号である。図5は、図2に
示す情報選択部1130の処理を説明するフローチャー
トである。まず、プラント状態監視部1110からのト
リガーがあるまで待機状態にある(1130−a,N
o)。プラント状態監視部1110からトリガーがある
と(1130−a,Yes)、図2のノード選択用バッ
ファ1120を利用して以下の処理を実施する(113
0−b)。情報を選択すべきノードを以下の条件が成立
したものから順に一つに特定する。すなわち、最初の方
の条件によりノードが一つに絞られた場合は、後の条件
は無視する。 (1)選択要因となったプラント状態が一番先に発生 (2)優先度の数値が最大 (3)機能階層モデルの中でレベルが一番上 (4)異常判定条件が成立している場合はそのノードを
優先、異常判定条件が成立していないときは、成立して
いる運転状態判定条件の番号が最大 (5)ノード番号が最少。 以上の条件によりノードを一つに絞り込んだ後に、特定
したノードの情報を出力用バッファ120に出力する
(1130−c)。以上の1130−b、1130−c
の処理を終了すると、プラント状態監視部1110から
トリガーがあるまで待機状態にある(1130−a,N
o)。図6は、図1の装置の出力整理部130の処理を
説明するフローチャートである。出力整理部130は、
情報選択部1130からのトリガー信号を受信すると、
起動する。まず、出力用バッファ120の内容を読み込
む(1300−a)。情報選択部1130で選択した情
報のうち系統図、トレンド図が複数あれば、それぞれの
情報につけられた優先度を考慮して、それぞれを一つに
絞る(1300−b)。次に、出力処理部210でどの
出力機器に出力するかを決定するフラグを選択したノー
ドの情報に基づいて付加する(1300−c)。図7
は、図1の装置で利用する機能階層モデル140と各ノ
ードに設定するフラグの例を示した図である。機能階層
モデル140の最上階層である「運転目標」のレベルに
は冷温停止のノード1410を配置している。最上位か
ら2番目の階層である「必要機能」のレベルには水位確
保のノード1420と圧力制御のノード1460を配置
している。最上位から3番目の階層である「系統」のレ
ベルには高圧炉心スプレイ系のノード1430と給水系
のノード1470を配置している。また、最下位層であ
る「機器」レベルのノードにはタービン駆動給水ポンプ
のノード1480を配置している。図7では、給水系の
ノード1470に設定する知識の例を示している。ま
ず、「ノード名」として給水系という名称を格納してい
る(1470−a)。「レベル」としては系統という名
称を格納している(1470−b)。「上位ノード名」
として、水位確保という名称を格納している(1470
−c)。「下位ノード名」として、タービン駆動給水ポ
ンプという名称を格納している(1470−d)。「運
転状態判定条件」として水位L3(設定水位)以下とい
う条件を格納している(1470−e)。給水系ノード
が関係する知識としては、「プロセス量」として給水系
流量(1470−f)、「表示用の図面」として給水系
系統図(1470−g)、「表示用メッセージ」として
給水ポンプトリップ(1470−h)がある。また、
「情報選択用の知識」として、水位L3以下ならメッセ
ージ、図などを表示せよ(1470−i)という情報が
ある。また、運転状態判定条件の判定結果を格納するた
め、運転状態フラグ(1470−j)がある。給水系の
ノード1470の知識1470−a〜1470−jを用
いて情報の選択方法を説明する。まず、給水系のノード
1470を情報選択部1130において選択すると、情
報選択用知識1470−jを参照することにより、情報
を選択することになる。情報選択用知識1470−jに
は水位L3以下ならメッセージ、図、…を表示1470
−iとあるので、運転状態判定条件1470−eを参照
して、その条件が成立しているなら、メッセージ147
0−h、図1470−gを選択して、その中に格納され
ている情報(給水系系統図の図面、「給水ポンプトリッ
プ」という文字列からなるメッセージ1470−h)を
出力用バッファ120に出力する。運転状態判定条件1
470−eが成立しなければ、情報は選択しない。
【0009】以上の図1〜図7で述べた実施例によれ
ば、以下の如き機能、効果がある。 (イ)機能階層型モデルの各ノードに、該ノードに係わ
るモデル構成及びプラント状態判定条件及び情報選択に
関する知識を記憶する。これにより、情報の提供に必要
な知識を統合的に扱い、見通しの良い整理をすることが
できる。 (ロ)機能階層モデルの各ノード知識を用いて周期的に
プラント状態を判定することと、判定されたプラント状
態から提供すべき情報を持つノードを選択することと、
選択したノードの知識を基に決定した情報を整理して出
力する。また、プラントの状態に応じて自動的に情報を
表示する。これにより、運転員のプラントの監視に要す
る負担を軽減することができる。 (ハ)機能階層モデルの各ノードのプラント状態判定条
件をノードごとに監視し、条件が成立したノードを情報
提供の候補として、ノード選択用テーブルに登録し、そ
の中から一つ情報提供用のノードを選択し、選択したノ
ードの知識・データを参照して提供情報を出力する。こ
れにより、出力する表示機器が限られていても運転員へ
情報を有効に提供することができる。 (ニ)機能階層モデルをもとに選択した情報の中に重複
があったり、画面データ、文字列データ及び音声用デー
タが混在して出力されている場合には、ノードの優先度
を考慮して重複を解消し、表示機器の出力フォーマット
に従って、情報を整理する。これにより、情報を有効に
運転員に伝達することができる。 (ホ)機能階層モデルの各ノードに、プラント状態に関
連して画面データ、文字列データ、音声データに係わる
情報を提供する機能を有し、上下階層のノードから問い
合わせがあったときにも、プラント状態に関連して画面
データ、文字列データ、音声データに係わる情報を提供
する。これにより、運転員に有効な関連情報の提供を実
施することができる。 (ヘ)機能階層モデルの各ノードにプロセス量及び警報
の値についての条件またはそれらを入力とする関数によ
りプラント状態を判定することにより、機能階層モデル
の各ノードでプラント状態の判定に必要な情報を統合的
に格納する。これにより、知識を見通し良く整理するこ
とができる。 (ト)機能階層モデルの各ノードに、系統図、トレンド
図からなる画面データ、プロセス量、警報のプラントデ
ータ、運転員に表示する文字列からなるデータを設定す
ることにより、機能階層モデルの各ノードで提供に必要
な情報を統合的に格納する。これにより、知識を見通し
良く整理することができる。
【0010】次に、図8は、本発明の他の実施例である
プラント運転情報提供装置と周辺装置のブロック図であ
る。図1の実施例との違いは周期起動部110とイベン
ト起動部150が置き換えられたことと、外部表示機器
インタフェース装置20に入力処理部220が加えられ
たことである。その他の装置及び部分については図1と
構成、処理は同一のものである。イベント起動部150
・・・入力処理部220から送信される運転員からの問
い合わせ命令文字列により、機能階層モデル140の中
から運転員の入力命令に対応するノードを探索し、その
ノードの情報をノード内の情報選択用知識を参照するこ
とにより選択し、選択した情報を出力用バッファに出力
する部分である。入力処理部220・・・運転員からの
入力命令を解析し、定型的な文字列にしてイベント起動
部150に出力する部分である。
【0011】図9は、図8の装置を構成するイベント起
動部150の詳細と周辺装置のブロック図である。ノー
ド探索部1510・・・入力命令バッファ1520に格
納される入力命令文字列を基に、機能階層モデル140
の中から運転員の入力命令に対応するノードを探索し、
探索した結果得られた文字列を情報選択部1530に出
力する部分である。入力命令バッファ1520・・・入
力処理部220から送信される運転員からの問い合わせ
命令に対応する定型の文字列が格納されるバッファであ
る。情報選択部1530・・・ノード探索部1510で
特定されたノードに対してそのノードの情報選択用知識
を参照することにより、運転員への回答となる情報を選
択し、その結果得られた情報を出力用バッファ120に
出力する。
【0012】図10は、図9に示す入力命令バッファ1
520に入力処理部220が出力する命令文字列の例で
ある。命令文字列のうち、給水系(1520−a)、タ
ービン駆動給水ポンプ(1520−b)はノード名に関
連する部分で、その後に”/”という区切り記号をおい
て、process(1520−c)は、そのノードに
対してプロセス量を表示せよという命令であり、流量
(1520−d)は、どのプロセス量を表示すべきかと
いう情報を表す。以上の情報を( )でくくって入力命
令文字列を構成する。図11は、図9に示すノード探索
部1510の処理を説明するフローチャートである。ま
ず、入力命令バッファ1520に入力命令文字列が入力
されると、その入力命令文字列を入力命令バッファ15
20より取り出す(1510−a)。次に、命令文字列
よりノード名に関連した部分を抽出する(1510−
b)。抽出したノード名関連部分より機能階層モデル内
で運転員がどのノードのことを話題にしているか特定
し、特定したノード名を情報選択部1530に送信する
(1510−c)。そして、情報選択部1530を起動
する(1510−d)。図12は、図9に示す情報選択
部1530の処理を説明するフローチャートである。ま
ず、ノード探索部1510からトリガー信号が送信され
てくるのを待機する(1530−a,No)。ノード探
索部1510からのトリガー信号があると(1530−
a,Yes)、ノード探索部1510で特定したノード
について情報選択用の知識を参照することにより、その
ノードの情報を選択し、出力用バッファ120に選択し
た情報を出力する(1530−b)。
【0013】以上の図8〜図12で述べた実施例によれ
ば、以下の如き機能、効果がある。機能階層モデルの中
で入力命令に対応するノードを検索し、検索した結果得
られたノードの知識・データを参照して操作者に対する
回答を作成し、提供情報を出力する。これにより、運転
員の要求に一対一に対応する情報の提供を実施すること
ができる。
【0014】図13は、図1または図2の装置の周期起
動部110の情報選択部1130あるいはイベント起動
部150の情報選択部1530において、機能階層モデ
ルから一つのノードを特定し、かつ、その上下階層のノ
ードの情報を選択する際に利用する機能階層モデルに設
定してある情報の例である。ノード構成に関しては、図
7に示されているものの一部を示してある。情報選択部
1130あるいは1530で特定したノードを自ノード
とする。自ノードとして例えば給水系のノード1470
を選択したとすると、1470−hに記述されている知
識を基に給水系のノード1470の情報を選択すること
になる。自ノードの情報選択用の知識によると、RFP
−Tトリップなら給水系系統図を表示することになる。
給水系のノード1470の上位ノードには水位確保のノ
ード1410がある。ここでは、1410−hに記述さ
れている知識を基に水位確保のノード1410の情報を
選択することになる。このノードにおいて下位ノードか
ら問われた場合の情報選択用知識によると、原子炉水位
トレンド図を表示することになる。給水系のノード14
70の下位ノードにはタービン駆動給水ポンプのノード
1480がある。ここでは1480−aに記述されてい
る知識を基にタービン駆動給水ポンプのノード1480
の情報を選択することになる。このノードにおいて上位
ノードから問われた場合の情報選択用知識によると、T
D−RFPトリップならTD−RFPトリップというメ
ッセージを表示することになる。以上のような自ノード
の情報と併せて上下階層のノードの情報を表示した画面
の例40が図14である。図14には、自ノードで選択
した給水系系統図410、上位ノードで選択した原子炉
水位のトレンド図420、下位ノードで選択したアラー
ム情報の表示430がある。また、運転員の入力命令を
表示する領域440、運転員の入力命令に1対1に対応
する回答の出力を表示する領域450がある。図15
は、情報選択部1130あるいは1530において、自
ノードの情報と上下階層の情報を選択する際の処理を説
明するフローチャートである。情報選択部1130ある
いは1530は、プラント状態監視部1110またはノ
ード探索部1510からトリガー信号があるまで待機状
態にある(1135−a,No)。プラント状態監視部
1110またはノード探索部1510からトリガー信号
があると(1135−a,Yes)、情報選択部113
0またはノード探索部1510で特定したノードを自ノ
ードとする(1135−b)。自ノードの情報を選択
し、出力用バッファ120に出力する(1135−
c)。更に、上位ノードの情報を選択し、出力用バッフ
ァ120に出力する(1135−d)。また、下位ノー
ドの情報を選択し、出力用バッファ120に出力する
(1135−e)。その後、情報選択装置1130ある
いは1530は待機状態になる(1135−a,Ye
s)。以上の図13〜図15では、上下階層の情報を選
択する例を述べているが、自ノードについても、選択し
た情報について情報を付加する装置もありうる。
【0015】以上の図13〜図15で述べた実施例によ
れば、以下の如き機能、効果がある。 (イ)プラント状態または運転員の問い合わせによる入
力命令に応じて、機能階層モデルの中のノードを選択
し、選択したノードと、その上下の階層のノードの知識
を基に情報を選択し、選択した情報から出力すべき情報
を決定することにより、プラント状態または運転員の問
い合わせに直接的に対応する回答の他に、上位のノード
の情報により、回答の目的に係わる情報、下位ノードの
情報により、回答に対して現在用意されている手段ある
いはそのときに使用可能な機器などの資源に係わる情報
を付加する。これにより、運転員にプラント状態の理解
をさせるのに有効な情報を提供することができる。 (ロ)機能階層モデルの各ノードに、情報選択用の知識
を有し、上下階層のノードから問い合わせがあったとき
にもプラント状態に関連して画面データ、文字列デー
タ、音声データに係わる情報を提供する。これにより、
運転員に有効な関連情報の提供を実施することができ
る。
【0016】図16は、機能階層モデルへ初期値データ
を設定するデータ解釈・設定ツールとその関連ファイル
のブロック図である。機能階層モデル140は図1の実
施例の装置と同様のものである。機能階層モデル初期値
ファイル320・・・機能階層モデル140の各ノード
に設定すべき初期値の一切を記述したファイルである。
データ解釈・設定ツール310・・・機能階層モデル初
期値ファイル320に記述した知識を解釈し、プラント
運転情報提供装置10で利用しやすい形式に変換するツ
ールである。図17は、図16に示す機能階層モデル初
期値ファイル320で定義する事項を説明する表であ
る。項目320−a・・・各初期値を定義するために必
要なラベルに相当するものである。定義する情報320
−b・・・各項目に対して定義すべき情報である。以上
の一まとまりの情報をノード一つに対してそれぞれ定義
し、ファイルに格納することになる。項目「node」
のあとには、ノード名を定義する。項目「level」
のあとには、そのノードの階層レベル名を定義する。項
目「upper」のあとには、複数あるいは単数の上位
ノード名を定義する。項目「lower」のあとには、
複数あるいは単数の下位ノード名を定義する。項目「p
riority」のあとには、ノード選択の際に使用す
る優先度の数値を定義する。項目「operatio
n」のあとには、運転状態判定条件と、ノード内でその
条件に唯一につける番号を定義する。項目「abnor
mal」のあとには、異常判定条件を定義する。項目
「plant_data」のあとには、ノードに関連し
たプロセス量または警報及びその情報の出力形態とノー
ド内でその情報に唯一につける番号を定義する。項目
「picture」のあとには、ノードに関連した画面
名称と、ノード内でその画面に唯一につける番号を定義
する。項目「message」のあとには、メッセージ
文字列と、その出力形態及びノード内でそのノードに唯
一につける番号を定義する。項目「procedur
e」のあとには、手順名称と手順文字列及びその手順デ
ータに唯一につける条件を定義する。項目「eff」の
あとには、そのノードに直接に問い合わせた場合に出力
する情報と、その情報を出すときのプラント状態の条件
を定義する。項目「eff_U」のあとには、そのノー
ドに上位ノードから問い合わせた場合に出力する情報
と、その情報を出すときのプラント状態の条件を定義す
る。項目「eff_L」のあとには、そのノードに下位
ノードから問い合わせた場合に出力する情報と、その情
報を出すときのプラント状態の条件を定義する。
【0017】以上の図16、図17で述べた実施例によ
れば、以下の如き機能、効果がある。 (イ)機能階層モデルのモデル構成及びプラント状態判
定条件及び情報選択に関する知識を設計者が編集可能な
ファイルから計算機内の変数に値を設定する。これによ
り、容易に利用者により機能階層モデルの変更すること
ができる。 (ロ)機能階層モデルの各ノードに、プラント状態に関
連して画面データ、文字列データ、音声データに係わる
情報を提供する機能をもたせ、上下階層のノードから問
い合わせがあったときにも、プラント状態に関連して画
面データ、文字列データ、音声データに係わる情報を提
供する。これにより、運転員に有効な関連情報の提供を
することができる。 (ハ)機能階層モデルの各ノードにプロセス量及び警報
の値についての条件またはそれらを入力とする関数によ
りプラント状態を判定することにより、機能階層モデル
の各ノードでプラント状態の判定に必要な情報を統合的
に格納する。これにより、知識を見通し良く整理するこ
とができる。 (ニ)機能階層モデルの各ノードに、系統図、トレンド
図からなる画面データ、プロセス量、警報のプラントデ
ータ、運転員に表示する文字列からなるデータを設定す
る。これにより、機能階層モデルの各ノードで提供に必
要な情報を統合的に格納するため、知識を見通し良く整
理することができる。
【0018】図18は、機能階層モデル140へ初期値
データと周期起動部110で監視するノードを制限する
エントリノードを設定するデータ解釈・設定ツールとそ
の関連ファイルのブロック図である。図16との違い
は、エントリノード設定用ファイル330が加わったこ
とと、データ解釈・設定ツール311がエントリノード
設定用ファイル330を解釈し、それを機能階層モデル
140に設定することである。その他は図16の構成部
分と同一のものである。エントリノード設定用ファイル
330・・・周期起動部110で監視するノードを制限
するエントリノードを設定するためのファイルである。
データ解釈・設定ツール311・・・データ解釈・設定
ツール310の機能に加えて、エントリノード設定用フ
ァイル330を解釈し、それを機能階層モデル140に
設定する。図19は、図18に示すエントリノード設定
用ファイル330の内容を説明する表である。ノード名
330−a・・・エントリノードとするノード名を記述
する。監視条件330−b・・・エントリノードとする
ノードの中で監視するプラント状態判定条件を記述す
る。周期330−c・・・各監視条件に対して何回に一
回監視するかを記述する。図19では、給水系のノード
の水位L3以下という監視条件をエントリノードの周期
的な監視において、2回に1回監視するという意味にな
る。図20は、図2の装置のプラント状態監視部111
0を、機能階層モデル140のエントリノードを監視す
るようにしたプラント状態監視部1111としたもので
ある。その他、図2との違いは、水位確保1420、高
圧炉心スプレイ系1430、ポンプ1440をエントリ
ノードとした点である(それぞれ、1421、143
1、1441とした)。図21は、エントリノードを監
視するプラント状態監視部1111の処理を説明するフ
ローチャートである。まず、機能階層モデルのノードの
周期的な監視処理において、ノードがエントリノードで
あるかどうか判定する。もし、ノードがエントリノード
でなければ(1441−a,No)、次のノードがエン
トリノードであるかどうか判定する。もし、ノードがエ
ントリノードであれば(1441−a,Yes)、その
ノードに記述されているプラント状態判定条件の判定周
期を調べ、今回、判定するべき周期になっていなかった
なら(1441−b,No)、そのノードのプラント状
態判定条件を全部調べたかどうか確認し、もし、全部確
認していなければ(1441−c,No)、再度、プラ
ント状態判定条件の判定周期を調べる(1441−
b)。もし、着目しているノード内のプラント状態判定
条件を全部確認したなら(1441−c,Yes)、1
441−gの処理を実施する。着目しているノードのプ
ラント状態判定条件が今回、判定するべき周期に当たっ
ていたら(1441−b,Yes)、そのプラント状態
判定条件を調べて(1441−d)、条件が成立するの
であれば(1441−e,Yes)、条件が成立したノ
ードを情報出力用のノードの候補としてノード選択用バ
ッファに出力する(1441−f)。判定すべきプラン
ト状態判定条件が成立していなければ(1441−e,
No)、または、1441−fの処理終了後、そのノー
ドのプラント状態判定条件を全部調べたかどうか確認
(1441−c)する処理を実施する。もし、全部確認
していなければ(1441−c,No)、再度、プラン
ト状態判定条件の判定周期を調べる(1441−b)。
もし、着目しているノード内のプラント状態判定条件を
全部確認したなら(1441−c,Yes)、機能階層
モデルの全ノードを調べたかどうか判定して、もし、全
ノードを調べていなければ(1441−g,No)、最
初の処理(1441−a)から次のノードについて再
度、処理を実施する。もし、全ノードを調べてしまった
ら(1441−g,Yes)、プラント状態監視部14
41の処理を終了し、情報選択部1130を起動して処
理を終了する。なお、1441−a〜1441−gまで
の処理は周期的に繰り返される。
【0019】以上の図18〜図21で述べた実施例によ
れば、以下の如き機能、効果がある。 (イ)機能階層モデルのモデル構成及びプラント状態判
定条件及び情報選択に関する知識及びエントリノードに
関する知識を、設計者が編集可能なファイルから計算機
内の変数に値を設定する。これにより、容易に利用者に
より機能階層モデル及びエントリノードを変更すること
ができる。 (ロ)機能階層モデルを用いて周期的にプラント状態を
判定する場合に、監視すべきノードまたはプラント状態
を限定して判定し、ノードごとに監視周期を変更する。
これにより、高速にプラント状態を監視することができ
る。
【0020】以下、図22〜図26を用いて本発明に関
係する態様について説明する。まず、図22は、集約警
報または関連警報を求める際に機能階層モデル140で
扱う情報を説明するものである。給水系のノード147
0・・・機能階層モデル140のなかの一つのノードで
ある。ポンプのノード14710・・・上位ノードに給
水系のノード1470をもつノードである。弁のノード
14720・・・上位ノードに給水系のノード1470
をもつノードである。集約警報表示条件のデータ147
00−a・・・給水系のノード1470において集約警
報または関連警報を求める際に使用するデータである。
ここでは、給水系異常という集約警報をポンプのノード
14710において、ポンプAトリップなどの警報が発
生していて、弁のノード14720−aにおいて弁B開
固着などの警報が発生していた場合に表示するというこ
とを示している。警報のデータ14710−a、147
20−a・・・ポンプのノード14710では、ポンプ
Aトリップなどの警報を扱うことを示し、弁のノード1
4720では、弁B開固着などの警報を扱うことを示し
ている。図23は、集約警報を求めるための処理を説明
するフローチャートである。まず、あるノードに着目し
たら、集約警報表示条件(14700−aに相当するも
の)にある下位ノードの警報の発生状況を監視する(4
000−a)。そして、下位ノードの警報が発生してい
たら、集約警報を出力用バッファ120に出力する(4
000−b)。図24は、関連警報を求めるための処理
を説明するフローチャートである。まず、表示している
集約警報が出力されたノードを探索する(4010−
a)。次に、求めたノードの集約警報発生条件に示され
る下位のノードで発生している警報を出力用バッファ1
20に出力する(4010−b)。以上の図23で示さ
れる集約警報を求める処理及び図24の関連警報を求め
る処理は周期起動部110、イベント起動部150の一
機能として実現させるものとする。
【0021】以上、図22〜図24で述べた態様によれ
ば、以下の如き機能、効果がある。機能階層モデルのノ
ードに、下位ノードにおける一つ以上の警報の発生の有
無に係わる条件を設け、その条件が成立した場合に、該
条件に対応した警報すなわち集約警報を新たに生成し、
また、集約警報を基にその発生の条件となった個々の関
連した警報を検索、表示することにより、機能階層モデ
ルの構造を利用して発生警報を整理して表示する。これ
により、運転員のプラント状態に対する理解度を向上さ
せることができる。
【0022】図25は、運転手順をプラント運転情報提
供装置10において、自動提供するためのデータであ
る。本データは機能階層モデルの各ノードに設定するこ
とができる。procedure 32110−a・・
・運転手順自動提供用のデータであることを示す識別子
である。異常32110−b・・・以下のデータを異常
判定条件が成立したら表示せよという意味である。これ
は、手順をプラント状態判定条件で選択する際の条件の
一例である。手順名称32110−c・・・手順の名称
である。手順132110−d、手順232110−e
・・・具体的な運転手順を格納する領域である。図26
は、運転手順の自動提供の処理を説明するフローチャー
トである。まず、周期起動部110またはイベント起動
部150で特定されたノードについて、ノード内の運転
手順データを探索する(5000−a)。運転手順デー
タに記述されているプラント状態判定条件が成立してい
るかどうか判定する(5000−b)。条件が成立して
いなければ(5000−c,No)、運転手順データに
記述されている全プラント状態判定条件を判定したか調
べ、全条件を判定し終えたなら(5000−d,Ye
s)、処理を終了する。もし、全条件を判定していなか
ったなら(5000−d,No)、5000−b、50
00−cの処理を再度、実行する。条件が成立していれ
ば(5000−c,Yes)、判定条件の後に記述され
ている手順データを出力用バッファ120に出力して
(5000−e)処理を終了する。
【0023】以上、図25、図26で述べた態様によれ
ば、以下の如き機能、効果がある。機能階層モデルの各
ノードに、運転手順のデータ及びプラント状態判定条件
及び該運転手順と、それを出力すべきプラント状態に係
わる知識を有し、プラント状態に応じた運転手順を自動
的に提供する。これにより、運転員の操作に係わる負担
を軽減することができる。
【0024】図27は、本発明の他の実施例であるプラ
ント運転情報提供装置と周辺装置のブロック図であり、
図1の実施例からなる装置にイベント起動部150を加
えたプラント運転情報提供装置である。図1との違いは
イベント起動部150がプラント情報提供装置10に加
えられたことと、外部表示機器インタフェース装置20
に入力処理部220が加えられたことである。その他の
装置の構成及び動作は図1の実施例と同一なものであ
る。また、イベント起動部150の動作は図8の実施例
と同一なものである。本実施例では、プラント運転情報
提供装置に周期起動部とイベント起動部を含むことによ
り、プラント状態の変化による情報の自動的な提供と運
転員の問い合わせによるプラント情報の提供が一つの装
置で実施することができる。
【0025】図28は、注意の喚起に使用する機能階層
モデル140の例を示したものである。水位確保のノー
ド1420、高圧炉心スプレイ系のノード1430、ポ
ンプのノード1440は図1の実施例のものと同一であ
る。圧力制御のノード1420’・・・機能階層モデル
140の必要機能の階層にあるノードの例である。主蒸
気系系ノード1430’・・・機能階層モデル140の
系統の階層にあるノードの例である。止め弁1440’
・・・機能階層モデル140の機器の階層にあるノード
の例である。系統異常のフラグ1430−α・・・高圧
炉心スプレイ系のノードにおいて異常判定条件が成立し
た際に設定されるフラグである。関心を持つべき機能の
フラグ1420−β・・・下位ノードにおいて異常判定
条件またはその他のプラント状態判定条件が成立したと
きに設定される。系統の話題のフラグ1430’−α・
・・主蒸気系のノードにおいて運転員が話題とした際に
設定されるフラグである。注意の焦点のフラグ142
0’−β・・・下位ノードにおいて話題のフラグが設定
されているノードが存在する際に設定される。次に、図
29は、図28で設定したフラグを基にイベント起動部
150において注意の喚起を行う処理を説明するフロー
チャートである。まず、必要機能のレベルのノードで関
心を持つべき機能のフラグと注意の焦点のフラグが同じ
ノードに設定されているかどうか判定する(6000−
a)。同一のノードに両フラグが設定されていたら(6
000−b,Yes)、処理を終了する。関心を持つべ
き機能のフラグが設定されているノードと注意の焦点の
フラグが設定されているノードが一致しなければ(60
00−b,No)、「現在監視を持つべき機能はXで
す。」というメッセージをイベント起動部150におい
て生成し、そのメッセージを出力用バッファ120に出
力する(6000−c)。Xには関心を持つべきノード
の名前が入る。
【0026】以上、図28、図29で述べた実施例によ
れば、以下の如き機能、効果がある。機能階層モデルの
同一のレベルにおけるプラント状態の監視では、関心を
持つべき機能を求め、運転員からの情報提示の要求があ
れば、運転員が関心を持っている機能、すなわち注意の
焦点を求め、関心を持つべき機能と注意の焦点が上記レ
ベルで一致していなければ、運転員に注意を喚起する情
報を表示する。これにより、運転員の監視及び操作の適
切な方向への誘導を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、機能階層型モデルの各
ノードに、該ノードに係わるモデル構成及びプラント状
態判定条件及び情報選択に関する知識を記憶することに
より、情報の提供に必要な知識を統合的に扱い、見通し
の良い整理をすることができ、また、各ノード毎の情報
提供に係る知識またはデータの管理が容易となる。ま
た、機能階層モデルの各ノード知識を用いてプラント状
態を判定することと、判定されたプラント状態から提供
すべき情報を持つノードを選択することと、選択したノ
ードの知識を基に決定した情報を整理して出力すること
により、また、プラントの状態に応じて自動的に情報を
表示することにより、運転員のプラントの監視に要する
負担を軽減することができる。更に本発明によれば、周
期的にプラント状態を監視して提供すべき情報を決定す
ることと、運転員からの入力命令を取り込み、入力命令
からノードを選択することにより、プラント状態の監視
に使用していた機能階層モデルを運転員からの情報提示
要求に使用するため、プラント状態及び運転員の発話状
態の両方を一つの機能階層モデルによる監視することが
できる。更に本発明によれば、プラント状態または運転
員の問い合わせによる入力命令に応じて機能階層型モデ
ルの中のノードを選択し、選択したノードとその上下の
階層のノードの知識を基に情報を選択し、選択した情報
から出力すべき情報を決定することにより、プラント状
態または運転員の問い合わせに直接的に対応する回答の
他に、上位のノードの情報により回答の目的に係わる情
報、下位ノードの情報により回答に対して現在用意され
ている手段あるいはそのときに使用可能な機器などの資
源に係わる情報を付加するので、運転員にはプラント状
態を理解させるのに有効な情報を提供することができ
る。更に本発明によれば、機能階層モデルの各ノードの
プラント状態判定条件をノードごとに監視し、条件が成
立したノードを情報提供の候補としてその中から一つ情
報提供用のノードを選択し、選択したノードの知識・デ
ータを参照して提供情報を出力することにより、出力す
る表示機器が限られていても運転員には情報の有効な提
供ができる。更に本発明によれば、機能階層モデルの中
で入力命令に対応するノードを検索し、検索した結果得
られたノードの知識・データを参照して操作者に対する
回答を作成し、提供情報を出力することにより、運転員
の要求に一対一に対応する情報の提供ができる。更に本
発明によれば、機能階層モデルをもとに選択した情報に
重複がある場合には、重複を解消して出力することによ
り、情報を無駄なく運転員に伝達することができる。更
に本発明によれば、機能階層モデルの知識として情報の
出力デバイスに係る知識を用意し、それを基に選択した
情報項目を指定された出力デバイスに出力することによ
り、情報がどの出力デバイスに出力されるかわかりやす
くすることができる。更に本発明によれば、機能階層モ
デルの複数のノードでプラント状態判定の条件が成立し
て、情報を提供すべきノードが複数存在し、かつ、同時
に該情報を提供できない場合に、あらかじめ定めた時間
間隔で該情報を更新し、複数のノードに係る情報を順次
出力することにより、出力する表示機器が限られていて
も運転員への情報をもれなく有効に提供することができ
る。更に本発明によれば、機能階層型モデルのノードご
とにプラント状態を判定する場合に、監視すべきノード
またはプラント状態を限定して判定する手段、または、
ノードごとに監視周期を変更することにより、高速なプ
ラント状態の監視ができる。更に本発明によれば、機能
階層型モデルに関する知識またはデータに係るユーザが
編集可能なファイルの内容を基に、計算機内に機能階層
モデルの各ノードごとに設けた記憶領域に値を設定する
ことにより、容易にユーザにより機能階層モデルの変更
を図ることができる。更に本発明によれば、プラント運
転情報提供装置に周期起動部とイベント起動部を含むこ
とにより、プラント状態の変化による情報の自動的な提
供と運転員の問い合わせによるプラント情報の提供が一
つの装置で実施することができ、経済的メリットを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプラント運転情報提供
装置と周辺装置のブロック図
【図2】本発明のプラント運転情報提供装置を構成する
周期起動部と周辺装置のブロック図
【図3】本発明のプラント状態監視部のフローチャート
【図4】本発明のノード選択用バッファの構成を示す表
【図5】本発明の周期起動部の情報選択部の処理を説明
するフローチャート
【図6】本発明の周期起動部の情報整理部の処理を説明
するフローチャート
【図7】本発明の機能階層モデルと各ノードに設定する
知識とフラグ
【図8】本発明の他の実施例であるプラント運転情報提
供装置と周辺装置のブロック図
【図9】本発明の別のプラント運転情報提供装置を構成
するイベント起動部と周辺装置のブロック図
【図10】本発明の入力命令バッファに出力する命令文
字列の例
【図11】本発明のノード探索部の処理を説明するフロ
ーチャート
【図12】本発明のイベント起動部の情報選択部の処理
を説明するフローチャート
【図13】本発明の情報選択部において機能階層モデル
から選択する上下階層のノードの情報の例
【図14】本発明の表示画面の例
【図15】本発明の情報選択部において自ノードの情報
と上下階層のノードの情報を選択する処理を説明するフ
ローチャート
【図16】本発明の機能階層モデルへ初期値データを設
定するデータ解釈・設定ツールのブロック図
【図17】本発明の機能階層モデルの初期値データ・フ
ァイルで定義する事項
【図18】本発明の機能階層モデルへ初期値データとエ
ントリノードを設定するデータ解釈・設定ツールのブロ
ック図
【図19】本発明のエントリノードを定義するファイル
の内容
【図20】本発明のエントリノードを監視する周期起動
部と周辺装置のブロック図
【図21】本発明のエントリノードを監視するプラント
状態監視部の処理を説明するフローチャート
【図22】本発明に関係する態様を示す集約警報及び関
連警報を求める際に機能階層モデルで扱う情報の説明図
【図23】本発明に関係する態様を示す集約警報を求め
るための処理を説明するフローチャート
【図24】本発明に関係する態様を示す関連警報を求め
るための処理を説明するフローチャート
【図25】本発明に関係する態様を示す運転手順の自動
提供のためのデータの例
【図26】本発明に関係する態様を示す運転手順の自動
提供の処理を説明するフローチャート
【図27】本発明の他の実施例であるプラント運転情報
提供装置と周辺装置のブロック図
【図28】本発明の注意の喚起に使用する機能階層モデ
ルの例
【図29】本発明の注意の喚起を行う処理を説明するフ
ローチャート
【符号の説明】
10 プラント運転情報提供装置 110 周期起動部 120 出力用バッファ 130 出力整理部 140 機能階層モデル 1410 冷温停止ノード 1420 水位確保ノード 1430 高圧炉心スプレイ系ノード 1440 ポンプ 1450 弁 20 外部表示機器インタフェース装置 210 出力処理部 30 プラントデータテーブル 150 イベント起動部 220 入力処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−7228(JP,A) 特開 平1−183702(JP,A) 特開 平4−81616(JP,A) 特開 平5−296803(JP,A) 特開 平1−82205(JP,A) 特開 平2−93709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 21/00 G05B 23/02 G21C 17/00 G06F 9/44 550

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの機能構成を階層的に表現した
    機能階層型モデルの各々のプラント機能に対応する各ノ
    ードごとに該ノードについての情報提供に係る知識また
    はデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段の知識また
    はデータを用いてプラント状態情報を該ノードに対応づ
    ける手段または運転員入力情報を該ノードに対応づける
    手段と、前記記憶手段の知識またはデータを基にプラン
    ト状態に係る情報提供処理を実施する手段を有すること
    を特徴とするプラント運転情報提供装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、プラントの機能構成
    を階層的に表現した機能階層型モデルの各ノードに、該
    ノードに係わる上位階層または下位階層のノードとの関
    係を示すモデル構成、プラント状態判定条件、提供情報
    に関する知識を記憶する手段と、該知識を用いてプラン
    ト状態を判定する手段と、判定されたプラント状態から
    情報を提供すべきノードを選択する手段と、選択したノ
    ードの知識を基に決定した情報を出力する手段を有する
    ことを特徴とするプラント運転情報提供装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、機能階層型モデルの
    各ノードのプラント状態判定条件をノードごとに監視す
    る手段と、条件が成立したノードを情報提供の候補とし
    て、その中から一つの情報提供用のノードを選択する手
    段と、選択したノードの知識・データを参照して提供情
    報を出力する手段を有することを特徴とするプラント運
    転情報提供装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、プラントの機能構成
    を階層的に表現した機能階層型モデルの各ノードに対応
    して該ノードに係わる上位階層または下位階層のノード
    との関係を示すモデル構成、プラント状態判定条件、提
    供情報に関する知識を記憶する手段と、運転員からの入
    力命令を取り込む手段と、入力命令からノードを選択す
    る手段と、選択したノードの知識を基に情報を出力する
    手段を有することを特徴とするプラント運転情報提供装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4において、機能階層モデルの中で入力命令に対応
    するノードを検索する手段と、検索した結果得られたノ
    ードの知識・データを参照して、運転員に対する回答を
    作成し、提供情報を出力する手段を有することを特徴と
    するプラント運転情報提供装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2または請求項3にお
    いて、プラント状態または運転員の入力命令に応じて機
    能階層型モデルの中のノードを選択する手段と、選択し
    たノードと該ノードの上位階層または下位階層のノード
    に関連する知識またはデータを基に情報を選択する手段
    と、提供情報を出力する手段を有することを特徴とする
    プラント運転情報提供装置。
  7. 【請求項7】 プラントの機能構成を階層的に表現した
    機能階層型モデルの各々のプラント機能に対応する各ノ
    ードごとに該ノードについての情報提供に係る知識また
    はデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段の知識また
    はデータを用いてプラント状態情報を該ノードに対応づ
    ける手段及び運転員入力情報を該ノードに対応づける手
    段と、前記記憶手段の知識またはデータを基にプラント
    状態に係る情報提供処理を実施する手段を有することを
    特徴とするプラント運転情報提供装置。
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