JP3220710U - 補聴用耳カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】医療器具ではない軽く安価な補聴用耳カバーを提供する。【解決手段】全体的なほぼ有底半円筒形に作成された左右対称な一対の耳カバー本体(10)と、両耳カバー本体をその内面同士が向かい合う状態に連結する2本の円弧線材(11a、11b)とから成り、上記耳カバー本体の外面に列設された上下一対の平行な線材受け入れ口筒(27)へ、後方から上記円弧線材の両端部をその2本が後頭部での交叉状態となるように差し込んで、その後頭部に対する両円弧線材の弾圧付勢力により、両耳カバー本体が耳殻を背後から曲げ立てた包囲状態に保つように定めた。【選択図】図1

Description

本考案は老人性難聴やその他の軽度な難聴に有効な補聴用の耳カバーに関する。
電気的に音を増幅するものではなく、また医療器具でもない比較的安価な補聴用の耳カバー又は集音器が、特許文献1〜3に記載されている。
そのうち、特許文献3に記載された耳カバー型集音器は、内側と前方が開口するほぼ箱形の左右対称な耳カバー(1a)(1b)と、逆U字形に弯曲するバンド(2)とを具備している点で、本考案に最も近似する公知技術であると考えられる。
特許第5962682号公報 特許第4714772号公報 特許第5024715号公報
ところが、上記特許文献3に開示された耳カバー型集音器の構成では、たとえ内側と前方が開口する箱形の耳カバー(1a)(1b)を備え、前方から音が箱内へ導入されるとしても、その耳カバー(1a)(1b)のフラットな側面における就中外耳道と対応位置する中央部は、バンド(2)の下部両端を取り付ける部位として、ここに角ボス(1c)(1d
)や半円ボス(6)が設置されているため、ここの板厚を厚く硬化する必要があり、振動板としての機能を発揮させ難くなる結果、こもり音が発生し、雑音を吸収又は消去することもできないので、会話などの音声を聞き取り難くなる問題がある。
更に、バンド(2)が金属板から成り、その逆U字形をなす下部両端が耳カバー(1a)(1b)側の角ボス(1c)(1d)や半円ボス(6)へ、六角ビス(3)やナット(4)、ばね(5)、座金(7)、ピン(8)、シャフト(9)などを介して組み付けられているため、その組み付け部品点数の増加により、いたずらに重量化するばかりでなく、量産効果を最大限に発揮させることができない問題もある。
本考案はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では正面視の内向き開口するC字形で、且つ側面視の前向き開口するつ字形をなす全体的なほぼ有底半円筒形に作成された左右対称な一対の耳カバー本体と、
両耳カバー本体をその内面同士が向かい合う状態に連結するため、後頭部に沿って弾性変形し得る2本の円弧線材とから成り、
上記各耳カバー本体における内面の全体又は一部を凹凸粗面化する一方、同じく各耳カバー本体の外面に上下一対のほぼ平行な線材受け入れ口筒を前後方向へ延在する状態に列設して、
上記内面同士が向かい合う両耳カバー本体の線材受け入れ口筒へ後方から各円弧線材の両端部を、その2本が後頭部での交叉状態となるように抜き差し自在に差し込んで、
上記後頭部に対する両円弧線材の弾圧付勢力により、両耳カバー本体が耳殻を背後から曲げ立てた包囲状態に保つように定めたことを特徴とする。
請求項2では各耳カバー本体における内面の全体又はその円弧背面部を除く一部に、凹凸粗面となる静電植毛を施したことを特徴とする。
請求項3では各耳カバー本体をナイロンやポリアセタール、その他の弾性変形し得る強靭な合成樹脂から、円弧背面部が底面となる全体的なほぼ有底半円筒形に形成して、
その内向き開口エッジを一定帯幅の縁取りフランジとして外方へ連続一体に曲げ出すと共に、
その縁取りフランジの表面に静電植毛を施したことを特徴とする。
請求項4では各耳カバー本体における外耳道とほぼ対応位置する中央部を、円形の凸曲面として外向きに膨出形成したことを特徴とする。
更に、請求項5では各円弧線材をピアノ線又はこれと同等の強度並びに弾力性を有する合成樹脂線として、各耳カバー本体の線材受け入れ口筒に対する差し込み過ぎ防止用のストッパー段部を、その各円弧線材の両端部付近に設けたことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、補聴用耳カバーの耳カバー本体が正面視の内向き開口するC字形で、且つ側面視の前向き開口するつ字形の全体的なほぼ有底半円筒形に作成されており、その耳カバー本体によって耳殻を背後から曲げ立てた所謂聞耳を立てた状態に包囲するようになっているため、集音性能が著しく向上し、その前向き開口から耳カバー本体内へ導入された音は、その共振空間での共振(共鳴)作用により強調・拡声されると共に、上記耳カバー本体の凹凸粗面化された内面によって、雑音が吸収又は消去されることになるため、会話などの音声だけを明確に聞き取ることができ、老人性難聴やその他の軽度な難聴に対する優れた補聴効果を得られるのである。
しかも、上記有底半円筒形をなす左右対称な一対の耳カバー本体と、後頭部に沿って弾性変形し得る2本の円弧線材とから成り、その耳カバー本体の外面に列設された上下一対の線材受け入れ口筒へ、上記円弧線材を後方から抜き差し自在に差し込んでいるに過ぎないため、上記補聴効果を得るための構成としても著しく簡素で足り、安価に提供できるほか、軽量であることとも相俟って長時間安楽に使用できる効果もある。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、耳カバー本体の内面に施された凹凸粗面となる静電植毛により、雑音の吸収又は消去機能を安定・確実に発揮させることができ、補聴効果がますます向上する。
また、請求項3の構成を採用するならば、耳カバー本体の軽量化に役立つほか、そのほぼ有底半円筒形をなす内向き開口エッジが、一定帯幅の縁取りフランジとして外方へ連続一体に曲げ出されており、その縁取りフランジの表面に静電植毛が施されているため、上記耳カバー本体を耳殻の周辺部(側頭部)へ柔らかく密着させることができ、集音器としての機能が向上すると共に、長く使用しやすい利便性を得られる効果もある。
請求項4の構成を採用するならば、耳カバー本体における外面のうち、そのほぼフラットな側面部には上記円弧線材の受け入れ口筒が設置されておらず、むしろその側面部の外耳道と対応位置する中央部は、円形の凸曲面として外向きに膨出形成されているため、その凸曲面が振幅の大きな振動板としての機能を発揮し、共振(共鳴)作用の安定化にも役立つ結果、著しく優れた補聴効果を得られるのである。
更に、請求項5の構成を採用するならば、上記円弧線材の後頭部に対する弾圧付勢力の強弱調整と使用時の危険防止に役立つ。
本考案の実施形態に係る補聴用耳カバーの全体を示す正面図である。 図1の背面図である。 図1の平面図である。 耳カバー本体の内側から見た拡大側面図である。 耳カバー本体の外側から見た拡大側面図である。 図5の6−6線断面図である。 図5の7−7線断面図である。 耳殻の説明図である。 耳カバー本体による耳殻の曲げ立て包囲状態を示す概略正面図である。 図9の概略側面図である。
以下、図面に基いて本考案の好適な実施形態を詳述すると、図1〜3はその補聴用耳カバーの概略全体を示しており、これは左右対称な一対の耳カバー本体(10)と、その両耳カバー本体(10)を連結する2本の円弧線材(11)とから成る。その全体重量は一例として、40〜45gである。
両耳カバー本体(10)は互いに同一であって、その各個が図4〜7から明白なように、一定な厚み(例えば1mm)の軽く強靭な合成樹脂(好ましくはナイロンやポリアセタール)から正面視の内向き開口するC字形で、しかも側面視の前向き開口する奥深いつ字形の全体的なほぼ有底半円筒形に成形されている。そのため、その開口エッジから柔軟に弾性変形し得る。
つまり、各耳カバー本体(10)は一定の深さ(奥行)(Y)(例えば75〜85mm)と開口径(D)(例えば75〜80mm)を備えた全体的なほぼ有底半円筒形として、図8のような耳殻(E)における上部の耳輪(12)から下部の耳垂(13)までを包囲できるようになっており、その側面視のつ字形をなす内向き開口エッジ(14)が耳殻(E)の周辺部(側頭部)へ接触することにより、その側頭部と相俟って共振空間(S)を形成することになる。
その場合、各耳カバー本体(10)における上記つ字形の円弧背面部(15)は、その全体的なほぼ有底半円筒形の底面をなし、ここが耳殻(E)の付け根部(眼鏡を掛ける円弧部)(16)へ背後から当てがわれることによって、その耳殻(E)の耳輪(12)を自ずと所謂聞耳を立てる如くに曲げ立てるのであり、各耳カバー本体(10)の前向き開口から共振空間(S)の奥深くまで導入した音を、その円弧背面部(15)により反射して、耳殻(E)の外耳道(17)へ集中するようになっている。
しかも、各耳カバー本体(10)における上記耳殻(E)の周辺部(側頭部)へ接触するつ字形の内向き開口エッジ(14)は、図4、6、7のような一定帯幅(W)(例えば2〜3mm)の縁取りフランジ(18)として外方へほぼ直角に曲げ出されており、その側頭部への接触中使用者の肌に痛みや傷付きを与えないようになっている。
(19)はその縁取りフランジ(18)の表面に施された静電植毛であり、これによって使用者の肌へ柔らかく密着するようになっているが、その柔軟性を発揮するならば、これに代わるウレタンフォームやグラスウール、フェルト、その他の弾褥材を接着一体化しても良い。
但し、上記縁取りフランジ(18)の曲げ出し設置を省略し、その内向き開口エッジ(14)の露出した木口面(切り離し端面)に、上記静電植毛(19)を施したり、これに代わる弾褥材を接着一体化したりしてもさしつかえない。
また、各耳カバー本体(10)のC字形をなす前向き開口エッジ(20)は、上記内向き開口エッジ(14)のような一定帯幅(W)の縁取りフランジ(18)を具備しておらず、その言わば一定厚みの木口面(切り離し端面)が露出した放置状態にある。その前向き開口エッジ(20)の中央部は外観体裁上、前向きに張り出す凸曲面(21)として縁取りされている。
そして、各耳カバー本体(10)における内面のうち、その上記円弧背面部(15)を除く側面部(22)と上下両面部(23)(24)には、静電植毛(25)が施されており、これによって周囲の雑音を拾い集めないようになっている。その植毛(25)は合成繊維(好ましくはポリエステル)の短繊維から成り、静電気を利用して植え付け状態に接着されているが、その雑音を吸収又は消去することに役立つ限り、これに代わるグラスウールやロックウール、フェルトなどを接着一体化したり、例えばローレット加工や金型での成形によって凹凸粗面化したりしても良い。
尚、このような雑音を吸収又は消去作用する静電植毛(25)やグラスウールなどの接着一体化、凹凸粗面化は各耳カバー本体(10)の上記円弧背面部(15)も含む内面全体に施してもさしつかえないが、これらを上記内面の円弧背面部(15)だけには施さず、その円弧背面部(15)に導入音の上記反射作用を発揮させることが望ましい。
他方、各耳カバー本体(10)における外面のうち、その側面部(22)は全体的なほぼフラット面をなすが、その耳殻(E)の外耳道(17)とほぼ対応位置することになる中央部は、図5〜7のような円形の凸曲面(26)として外向きに膨出形成されており、ダイヤフラムなどの振動板として働くようになっているため、大きな音圧を得られる。
また、同じく各耳カバー本体(10)における外面のうち、その上下両面部(23)(24)には前後(正背)方向へ延在する一定長さ(L)(例えば40mm)の線材受け入れ口筒(27)がほぼ平行に列設されており、その上下一対の線材受け入れ口筒(27)へ後方から上記2本の円弧線材(11)が差し込み使用されるようになっている。
尚、上記したほぼ有底半円筒形の各耳カバー本体(10)は、上下対称の形態をなしているため、その上下反転しても同じ状態として使用でき、同じ効果を得られることは言うまでもない。
上記円弧線材(11)の2本は互いに同一であって、何れも一定な太さ(例えば1.0〜1.5mm)の発錆しないピアノ線から後頭部に沿って弾性変形し得る円弧状に弯曲形成されており、上記左右一対の耳カバー本体(10)をその内面同士が向かい合う状態に連結するようになっている。しかも、その両円弧線材(11)は後頭部においてX字状の交叉状態となるように、両耳カバー本体(10)の線材受け入れ口筒(27)へ差し込まれる。
つまり、図1〜3から明白なように、第1円弧線材(11a)の切り離し両端部は左右何れか一方の耳カバー本体(10)における上側の線材受け入れ口筒(27)と、残る他方の耳カバー本体(10)における下側の線材受け入れ口筒(27)へ、何れも後方から抜き差し自在に差し込まれ、第2円弧線材(11b)の切り離し両端部は上記第1円弧線材(11a)との逆な上下位置関係として、左右何れか一方の耳カバー本体(10)における下側の線材受け入れ口筒(27)と、残る他方の耳カバー本体(10)における上側の線材受け入れ口筒(27)へ、やはり何れも後方から抜き差し自在に差し込まれるのである。(P)はその第1、2円弧線材(11a)(11b)の交叉点を示唆している。
その場合、両円弧線材(11)は何れも断面円形の丸線材から成り、その両耳カバー本体(10)側の線材受け入れ口筒(27)も円筒形をなすため、その差し込み状態は円弧線材(11)と線材受け入れ口筒(27)との相対回動し得る枢支状態にある。
その結果、両耳カバー本体(10)を両円弧線材(11)により連結した状態のままで、その内面同士の向かい合わない言わば横向き状態や外面同士の向かい合う状態に方向変換することができ、両耳カバー本体(10)から両円弧線材(11)を引き抜いた分解状態では勿論のこと、その上記横向き状態での小型・扁平に梱包・保管することも可能となる。
更に、図示の実施形態では上記ピアノ線から成る円弧線材(11)に、熱収縮性の合成樹脂チューブ(28)を被着一体化しており、その合成樹脂チューブ(28)における上記円弧線材(11)の切り離し両端部付近に位置する両端部を、図3の拡大部分に示す如く、上記耳カバー本体(10)側の線材受け入れ口筒(27)へ後方から係止するストッパー段部(29)として、その線材受け入れ口筒(27)に対する円弧線材(11)の差し込み過ぎを防止し、使用上の安全を確保するようになっている。
但し、上記円弧線材(11)としてピアノ線に代え、これと同等の強度と弾力性があるポリアセタールやカーボン繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂などの合成樹脂線を採用すると共に、その上記線材受け入れ口筒(27)とほぼ対応する一定長さ(L)の切り離し端部を細く形成し、残る太い中間部との境界をストッパー段部(29)として、その線材受け入れ口筒(27)へ後方から係止させることにより、これに対する円弧線材(11)の差し込み過ぎを防止するように設定しても良い。
何れにしても、各円弧線材(11)の弯曲する大きさ(長さ)については、後頭部の大きさに応じた大中小の3サイズが予め作成準備されており、その各種サイズからの微細な弾圧付勢力の強弱調整を、上記耳カバー本体(10)側の線材受け入れ口筒(27)に対する円弧線材(11)の差し込み度合いによって行うことができるようになっている。
本考案の図示実施形態に係る補聴用耳カバーは上記した構成を備えているため、その使用に当たっては左右対称な耳カバー本体(10)の就中円弧背面部(15)を、その2本の円弧線材(11)が後頭部での交叉状態において弾圧付勢することとなるように、左右対称な耳殻(E)の付け根部(眼鏡を掛ける円弧部)(16)へ各々背後から当てがえば良い。
そうすれば、図9、10の使用状態から明白なように、耳殻(E)の付け根部(16)よりも後方へ大きく張り出した横向きの展開状態において外耳道(17)を開口露呈している耳殻(E)の耳輪(12)が、上記耳カバー本体(10)の円弧背面部(15)によって背後から自ずと前向きに曲げ立てられることとなり、外耳道(17)の開口が横方向から見えない所謂聞耳を立てた包囲状態に保たれるのである。
そして、このような集音性能の向上した使用状態において、ほぼ有底半円筒形をなす耳カバー本体(10)の前向き開口から共振空間(S)へ導入された音は、その共振空間(S)での共振(共鳴)作用により強調・拡声され、上記円弧背面部(15)での反射によって、外耳道(17)へ集中的に誘導されることになるため、老人性難聴やその他の軽度な難聴に対する優れた補聴効果を得られるほか、使用者自身の発する声も大きく強調される結果、語学などの発音練習用としても便利良く使えるのである。
その場合、上記耳カバー本体(10)における内面の全体又は一部が、静電植毛(25)やこれに代わる凹凸粗面化によって、雑音を拾い集めない状態に形成されており、また同じく耳カバー本体(10)における外面の上面部(23)と下面部(24)に、円弧線材(11)の線材受け入れ口筒(27)が言わば振り分け状態に列設されていて、その耳カバー本体(10)における外面の側面部(22)には何も取り付けられないようになっており、むしろその耳殻(E)の外耳道(17)と対応位置する中央部が円形の凸曲面(26)として、ダイヤフラムなどの振幅が大きな振動作用を発揮し得るように膨出形成されているため、会話などの音声だけを大きな音圧として明確に聞き分けることができる。
更に、上記耳カバー本体(10)は弾性変形し得る強靭な合成樹脂から全体的なほぼ有底半円筒形に形成されており、円弧線材(11)もその文字通りの弾性変形し得る線材として、耳カバー本体(10)側の線材受け入れ口筒(27)へ差し込まれているだけであるため、全体的に著しく軽量である。
しかも、そのほぼ有底半円筒形をなす内向き開口エッジ(14)の好ましくは外方へ曲げ出された縁取りフランジ(18)の表面には、静電植毛(19)やこれに代わる弾褥材が接着一体化されており、使用者の肌(側頭部)へ柔らかく密着するようになっているため、誰でも長時間に亘って安楽に使用することができる。
尚、不使用時の保管や梱包などを行う場合には、両耳カバー本体(10)の線材受け入れ口筒(27)から2本の円弧線材(11)を引き抜き分解したり、その両耳カバー本体(10)を2本の円弧線材(11)によって連結した状態のままで、その内面同士の向かい合わない横向き状態に方向変換したりして、その小型や扁平に保てば良い。
(10)・・・・・・耳カバー本体
(11)・・・・・・円弧線材
(12)・・・・・・耳輪
(13)・・・・・・耳垂
(14)・・・・・・内向き開口エッジ
(15)・・・・・・円弧背面部
(16)・・・・・・付け根部
(17)・・・・・・外耳道
(18)・・・・・・縁取りフランジ
(19)(25)・ ・静電植毛
(20)・・・・・・前向き開口エッジ
(22)・・・・・・側面部
(23)・・・・・・上面部
(24)・・・・・・下面部
(26)・・・・・・凸曲面
(27)・・・・・・線材受け入れ口筒
(28)・・・・・・合成樹脂チューブ
(29)・・・・・・ストッパー段部
(Y)・・・・・・・深さ(奥行)
(D)・・・・・・・開口径
(E)・・・・・・・耳殻
(S)・・・・・・・共振空間
(W)・・・・・・・帯幅
(L)・・・・・・・長さ
(P)・・・・・・・交叉点

Claims (5)

  1. 正面視の内向き開口するC字形で、且つ側面視の前向き開口するつ字形をなす全体的なほぼ有底半円筒形に作成された左右対称な一対の耳カバー本体と、
    両耳カバー本体をその内面同士が向かい合う状態に連結するため、後頭部に沿って弾性変形し得る2本の円弧線材とから成り、
    上記各耳カバー本体における内面の全体又は一部を凹凸粗面化する一方、同じく各耳カバー本体の外面に上下一対のほぼ平行な線材受け入れ口筒を前後方向へ延在する状態に列設して、
    上記内面同士が向かい合う両耳カバー本体の線材受け入れ口筒へ後方から各円弧線材の両端部を、その2本が後頭部での交叉状態となるように抜き差し自在に差し込んで、
    上記後頭部に対する両円弧線材の弾圧付勢力により、両耳カバー本体が耳殻を背後から曲げ立てた包囲状態に保つように定めたことを特徴とする補聴用耳カバー。
  2. 各耳カバー本体における内面の全体又はその円弧背面部を除く一部に、凹凸粗面となる静電植毛を施したことを特徴とする請求項1記載の補聴用耳カバー。
  3. 各耳カバー本体をナイロンやポリアセタール、その他の弾性変形し得る強靭な合成樹脂から、円弧背面部が底面となる全体的なほぼ有底半円筒形に形成して、
    その内向き開口エッジを一定帯幅の縁取りフランジとして外方へ連続一体に曲げ出すと共に、
    その縁取りフランジの表面に静電植毛を施したことを特徴とする請求項1記載の補聴用耳カバー。
  4. 各耳カバー本体における外耳道とほぼ対応位置する中央部を、円形の凸曲面として外向きに膨出形成したことを特徴とする請求項1記載の補聴用耳カバー。
  5. 各円弧線材をピアノ線又はこれと同等の強度並びに弾力性を有する合成樹脂線として、各耳カバー本体の線材受け入れ口筒に対する差し込み過ぎ防止用のストッパー段部を、その各円弧線材の両端部付近に設けたことを特徴とする請求項1記載の補聴用耳カバー。



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