JP3220546U - 折りたたみ台車 - Google Patents
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Abstract
【課題】収納スペースが小さく運搬が容易な折りたたみ台車の提供。【解決手段】折りたたみ台車2は、基部4と、基部4に取り付けられている複数の骨材6と、骨材6に取り付けられる複数の車輪8とを備えている。それぞれの骨材6は、その先端部6bを回動可能にその基端部6aを基部4に取り付けられている。骨材6は、先端部6bを回動させて、先端部6bが互いに離れた使用姿勢と互いに近づいた折りたたみ姿勢との間で姿勢変化可能である。車輪8は、使用姿勢において接地可能である。好ましくは、この台車2は、複数の骨材6に取り付けられたシート12を更に備えている。シート12は、使用姿勢において、骨材6によって平面状に広がっている。【選択図】図1
Description
本考案は、折りたたみ台車に関する。
特許文献1(実開平5−49558号公報)には、折りたたみ台車が開示されている。この折りたたみ台車は、四角形状の台板が折りたたみ可能にされている。これにより、この台車は、使用しないときに、四角形の筒状に折りたためうる。
特許文献1(実開平5−49558号公報)の台車は、従来の台車に比べて嵩張らない。従来の台車に比べれば、この台車の収納スペースは小さい。しかしながら、この台車の様に、台板を折りたたむだけでは、未だ、大きな収納スペースを必要とする。また、この台車は、従来の台車と重さも変わらない。この台車の運搬は容易でない。
本考案の目的は、収納スペースが小さく運搬が容易な折りたたみ台車の提供にある。
本考案に係る折りたたみ台車は、基部と、前記基部に取り付けられている複数の骨材と、前記骨材に取り付けられる複数の車輪とを備えている。
それぞれの骨材は、その先端部を回動可能にその基端部を前記基部に取り付けられている。前記骨材は、前記先端部を回動させて、前記先端部が互いに離れた使用姿勢と互いに近づいた折りたたみ姿勢との間で姿勢変化可能である。前記車輪は、前記使用姿勢において接地可能である。
それぞれの骨材は、その先端部を回動可能にその基端部を前記基部に取り付けられている。前記骨材は、前記先端部を回動させて、前記先端部が互いに離れた使用姿勢と互いに近づいた折りたたみ姿勢との間で姿勢変化可能である。前記車輪は、前記使用姿勢において接地可能である。
好ましくは、この折りたたみ台車は、複数の前記骨材に取り付けられたシートを更に備えている。前記シートは、前記使用姿勢において、前記骨材によって平面状に広がる。
好ましくは、前記使用姿勢において、前記基部が平面状に広げられた前記シートの中央に位置している。前記骨材は、前記基部から平面状に広げられた前記シートの端まで延びている。
好ましくは、前記骨材は、前記基端部から前記先端部に向かって延びる棒状の形状を備えている。
好ましくは、この折りたたみ台車は、前記骨材の基端部に取り付けられて前記骨材を回動可能に支持する回動軸と、前記使用姿勢から前記折りたたみ姿勢に変化する回動向きと逆向きの前記骨材の回動を阻止するストッパーとを更に備えている。
前記基部は、基部本体と、前記基端部が位置する骨材溝と、前記骨材溝に直交させて前記回動軸を支持する回動軸保持部とを備えている。前記骨材溝は、前記基部本体の上面から下面まで貫通している。前記回動軸保持部は、前記基部本体の上面又は下面のいずれかに開口する有底溝である。
前記ストッパーは、前記基部に着脱可能である。前記基部に取り付けられた前記ストッパーは、前記回動軸保持部の開口を塞ぐ。
前記基部は、基部本体と、前記基端部が位置する骨材溝と、前記骨材溝に直交させて前記回動軸を支持する回動軸保持部とを備えている。前記骨材溝は、前記基部本体の上面から下面まで貫通している。前記回動軸保持部は、前記基部本体の上面又は下面のいずれかに開口する有底溝である。
前記ストッパーは、前記基部に着脱可能である。前記基部に取り付けられた前記ストッパーは、前記回動軸保持部の開口を塞ぐ。
本考案に係る折りたたみ台車は、複数の骨材が、基部に、回動可能に取り付けられている。骨材は、前記先端部が互いに離れた使用姿勢と互いに近づいた折りたたみ姿勢との間で姿勢変化可能である。この折りたたみ台車は、四角形状の台板を備える台車に比べて、嵩張らない。この折りたたみ台車は、四角形状の台板を備える台車に比べて軽量である。この折りたたみ台車では、折りたたみ姿勢での運搬が容易である。この折りたたみ台車は、嵩張らず、持ち運びも容易である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本考案が詳細に説明される。
図1に示された折りたたみ台車2は、基部4、4本の骨材6、車輪として4つのキャスター8、ストッパー10及びシート12を備えている。図1には、荷物を積載して運搬する、台車2の使用姿勢が示されている。図1の矢印Xは台車2の前後方向前向きを表し、矢印Yはその左右方向左向きを表し、矢印Zはその上下方向上向きを表す。
図1の使用姿勢では、シート12が平面状に広げられている。このシート12は、矩形の平面形状を備えている。このシート12は、柔軟性を備える布やビニールからなっている。このシート12は、骨材6に取り付けられている。このシート12は、骨材6に支持されている。骨材6の基端部6aは、基部4に取り付けられている。骨材6は基部4からシート12の角に向かって延びている。この台車2では、骨材6の先端部6bは、平面状に広がるシート12の角に位置している。
キャスター8は、骨材6に取り付けられている。キャスター8は、先端部6bに取り付けられている。キャスター8は、図1の使用姿勢において、地面に接地する。キャスター8は、支持枠14と支持枠に支持されたタイヤ16と備えている。支持枠14は、この使用姿勢において、上下方向を回転軸にして回転可能である。平面視において、この支持枠14の回転軸は、タイヤ16の接地位置からずれている。タイヤ16は、上下方向に直交する方向を回転軸にして回転可能である。
図2に示される様に、台車2は、更に、回動軸18を備えている。回動軸18は、骨材6の基端部6aに取り付けられている。この回動軸18の軸線は、シート12を平面状に支持する骨材6の上面6cに平行に延びている。この骨材6の基端部6aは、この回動軸18を介して、基部4に取り付けられている。この骨材6は、この台車2の骨格を形成するものである。骨材6の材質として、木材、金属が例示される。また、回動軸18の材質としても、木材、金属が例示される。
図3(a)から図3(c)に示される様に、この基部4は、基部本体20、骨材溝22、回動軸保持部としての軸溝24、インロー凹部26、及び取付部としての雌ネジ28を備えている。
基部本体20は、板状の形状を備えている。基部本体20の材質として、木材、金属が例示される。この基部本体20に、4つの骨材溝22が形成されている。それぞれの骨材溝22は、外向きに開口している。この骨材溝22は、基部本体20の上面20aから下面20bまで貫通して延びている。この基部本体20に、4つの軸溝24が形成されている。それぞれの軸溝24は、上面20aに開口している。この軸溝24は、骨材溝22に直交して延びている。インロー凹部26は、基部本体20の中央に形成されている。インロー凹部26は、上面20aに開口している。このインロー凹部26の底面26aに、雌ネジ28が形成されている。雌ネジ28は、この底面26aから下面20bまで貫通している。この雌ネジ28の軸線はインロー凹部26の軸線に一致している。
図4には、台車2の折りたたみ姿勢が示されている。図2では、シート12の記載を省略している。図4には、基部4の断面が示されている。図1の使用姿勢では骨材6の先端部6bが互いに離れているに対して、この折りたたみ姿勢では先端部6bが互いに近づいている。
ストッパー10は、ストッパー本体としての頭部30、インロー凸部32及び取付部としての雄ネジ34を備えている。図4に示される様に、頭部30の下面30aの中央から下向きにインロー凸部32が突出している。このインロー凸部32の下面32aから、下向きに雄ネジ34が形成されている。
図4に示される様に、基部4のインロー凹部26に、ストッパー10のインロー凸部32が挿入されている。基部4の雌ネジ28にストッパー10の雄ネジ34が螺合されている。この様にして、基部4にストッパー10が着脱可能に取り付けられている。この基部4とストッパー10とでは、基部本体20の上面20aと頭部30の下面30aが当接している。これにより、上面20aにおいて、基部4の軸溝24の開口は、ストッパー10の頭部30によって塞がれている。
骨材6の基端部6aは、基部4の骨材溝22に位置している。図示されないが、回動軸18は、軸溝24に挿入されている。これにより、骨材6は、基端部6a(回動軸18)を回動中心とし、先端部6bを回動可能にして、基部4に取り付けられている。
図4では、骨材6の下面6dが骨材溝22の底面22aに当接している。これにより、骨材6の先端6bが、折りたたみ姿勢から使用姿勢に変化する回動向きと逆向きに回動することが阻止されている。一方で、図1の使用姿勢では、骨材6の上面6cが頭部30の下面30aに当接している。これにより、骨材6の先端6bが、使用姿勢から折りたたみ姿勢に変化する回動向きと逆向きに回動することが阻止されている。この台車2は、この折りたたみ姿勢と図1の使用姿勢との間で姿勢変化可能である。
この台車2は、基部4と基部4に回動可能に取り付けられた骨材6とを備えている。この台車2は、従来の四角形状の台板を備えていない。棒状の骨材6が、荷物を載せる面の骨格を形成する。四角形状の台板を備えていないので、折りたたみ姿勢の台車2は省スペースに収まる。この台車2は軽量であり、折りたたみ姿勢での運搬が容易である。
この台車2は、嵩張らず、軽量であるので、車両に常備し易い。外出先で、急に運搬が必要になったときに、この台車2は利用できる。また、緊急避難場所の備品としても常備し易い。災害避難先で急に運搬が必要になったときにも、この台車2は利用できる。
この台車2は、従来の四角形状の台板に代えてシート12を備えているが、シート12を備えなくてもよい。台車2の使用姿勢における複数の骨材6でその底を支持可能な荷物であれば、シート12を用いることなく、この台車2は、その荷物を運搬できる。
この台車2は、骨材6に取り付けられたシート12を備えている。隣合う骨材6の間で、平面状に広げられたシート12に張力が作用する。この台車2は、袋詰めされた穀物、粉類、砂等を、シート12で支持して搬送しうる。更に、この台車2では、使用姿勢において、骨材6が、基部4からシート12の端まで延びている。これにより、平面状に広げられたシート12の全体に張力を付与しうる。これにより、この台車2は、袋詰めされた穀物、粉類、砂等の運搬が一層容易にされる。
この台車2では、骨材6が基端部6aから先端部6bに向かって直線上に延びている。これにより、折りたたみ姿勢において、更に省スペース化されている。この台車2は、折りたたみ姿勢において、持ち運びも容易にされている。
この台車2の基部4では、骨材溝22が基部本体20の上面20aから下面20bまで貫通して延びている。軸溝24は、骨材溝22に直交して延びている。この軸溝24は、基部本体20の上面20aに開口している。これにより、骨材6の基端部6aは、回動軸18が一体にされた状態で、上面20aから骨材溝22に挿入可能である。骨材6は、その先端部6bを基端部6aに対して、下方に回動可能である。この基部本体20では、軸溝24は基部本体20の上面20aに開口しているが、下面20bに開口してもよい。これにより、骨材6の基端部6aが下面20bから骨材溝22に挿入可能であってもよい。
基部4の上面20aにストッパー10の頭部30の下面30aが当接している。ストッパー10の頭部30が軸溝24の開口を塞いでいる。これにより、基部4から回動軸18が抜け止めされている。基部4から骨材6が抜け止めされている。更に、この基部4では、ストッパー10が基部4に着脱可能に取り付けられている。このストッパー10を取り外すことで、基部4に骨材6及び回動軸18を容易に取り付け及び取り外しできる。
更に、この骨材溝22は、基部本体20に切削加工で容易に形成できる。例えば、基部本体20の上面20aから下面20bまでエンドミルを回転させながら移動することで、容易に切削できる。この軸溝24は、基部本体20に切削加工で容易に形成できる。例えば、エンドミルを骨材溝22に上面20aから挿入する。このエンドミルを回転させながら、骨材溝22から骨材溝22に直行する方向に移動することで、容易に切削できる。
この台車2では、基部4に骨材6を容易に取り付ける観点から、軸溝24が形成されたが、本考案に係る回動軸保持部は、これに限られない。例えば、回動軸保持部として、骨材溝22に直行する軸孔が形成されてもよい。
この台車2は4つの骨材6を備えているが、骨材6の数は2以上の複数であればよい。荷物の積載を容易にする観点から骨材6の数は3以上の複数であることが好ましい。この台車2では、4つの骨材6が矩形の角に延びているが、これに限られない。3つの骨材6が三角形の平面の3角に延びてもよいし、更に5角形以上の多角形の平面の角に延びてもよい。更には、円形の平面の半径方向に複数の骨材6が延びてもよい。
以上説明された台車2は、運搬台車に広く適用されうる。
2・・・台車
4・・・基部
6・・・骨材
6a・・・基端部
6b・・・先端部
8・・・キャスター
10・・・ストッパー
12・・・シート
18・・・回動軸
20・・・基部本体
22・・・骨材溝
24・・・軸溝
28・・・雌ネジ
30・・・頭部
34・・・雄ネジ
4・・・基部
6・・・骨材
6a・・・基端部
6b・・・先端部
8・・・キャスター
10・・・ストッパー
12・・・シート
18・・・回動軸
20・・・基部本体
22・・・骨材溝
24・・・軸溝
28・・・雌ネジ
30・・・頭部
34・・・雄ネジ
Claims (5)
- 基部と、前記基部に取り付けられている複数の骨材と、前記骨材に取り付けられる複数の車輪とを備えており、
それぞれの骨材がその先端部を回動可能にその基端部を前記基部に取り付けられており、
前記骨材が前記先端部を回動させて、前記先端部が互いに離れた使用姿勢と互いに近づいた折りたたみ姿勢との間で姿勢変化可能であり、
前記車輪が前記使用姿勢において接地可能である、折りたたみ台車。 - 複数の前記骨材に取り付けられたシートを更に備えており、
前記シートが前記使用姿勢において前記骨材によって平面状に広がる、請求項1に記載の折りたたみ台車。 - 前記使用姿勢において、前記基部が平面状に広げられた前記シートの中央に位置しており、
前記骨材が、前記基部から平面状に広げられた前記シートの端まで延びている、請求項2に記載の折りたたみ台車。 - 前記骨材が前記基端部から前記先端部に向かって延びる棒状の形状を備えている、請求項1から3のいずれかに記載の折りたたみ台車。
- 前記骨材の前記基端部に取り付けられて前記骨材を回動可能に支持する回動軸と、前記使用姿勢から前記折りたたみ姿勢に変化する回動向きと逆向きの前記骨材の回動を阻止するストッパーとを更に備えており、
前記基部が、基部本体と、前記基端部が位置する骨材溝と、前記骨材溝に直交させて前記回動軸を支持する回動軸保持部とを備えており、
前記骨材溝が前記基部本体の上面から下面まで貫通しており、
前記回動軸保持部が前記基部本体の上面又は下面のいずれかに開口する有底溝であり、 前記ストッパーが前記基部に着脱可能であり、前記基部に取り付けられた前記ストッパーが前記回動軸保持部の開口を塞ぐ、請求項1から4のいずれかに記載の折りたたみ台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018005117U JP3220546U (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 折りたたみ台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018005117U JP3220546U (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 折りたたみ台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3220546U true JP3220546U (ja) | 2019-03-14 |
Family
ID=65718144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018005117U Active JP3220546U (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 折りたたみ台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220546U (ja) |
-
2018
- 2018-12-28 JP JP2018005117U patent/JP3220546U/ja active Active
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