JP3219563U - 嵌め合わせコネクタ部品に軸方向の予負荷をかけるためのコイルバネを有するコネクタ部品 - Google Patents

嵌め合わせコネクタ部品に軸方向の予負荷をかけるためのコイルバネを有するコネクタ部品 Download PDF

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Abstract

【課題】接続位置でのコネクタ部品間の軸方向の遊びを減らしつつ、接続を確実に構築するコネクタ部品を提供する。【解決手段】嵌め合わせコネクタ部品2に軸方向の予負荷をかけるためのコイルバネが設置される。嵌め合わせコネクタ部品と接続するコネクタ部品1は、ハウジング10と、嵌め合わせコネクタ部品と差し込み接続するための差し込み部分100と、嵌め合わせコネクタ部品のカウンタ接触要素21と接触する少なくとも1つの接触要素12と、コネクタ部品が接続された位置で嵌め合わせコネクタ部品と係止する係止要素15と、を含む。【選択図】図2A

Description

本考案は、請求項1のおいて書き部に記載の嵌め合わせコネクタ部品と接続するためのコネクタ部品に関する。
そのようなコネクタ部品は、ハウジングと、差し込み方向に嵌め合わせコネクタ部品と差し込み接続するための、ハウジングに設けられた差し込み部分と、嵌め合わせコネクタ部品の付設されたカウンタ接触要素と接触するための、差し込み部分に設けられた少なくとも1つの接触要素と、コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で嵌め合わせコネクタ部品と係止するための、ハウジングに設けられた係止要素と、を含む。
そのようなコネクタ部品は、特許文献1に記述されているように、たとえばいわゆるプッシュプルコネクタとして形成されていてよい。そのようなコネクタ部品は、嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で嵌め合わせコネクタ部品と係止するために、差し込み方向に、付設された嵌め合わせコネクタ部品に嵌めることができる。このために、コネクタ部品のハウジングには係止要素が設けられており、当該係止要素は、特許文献1から知られるコネクタ部品では、バネ状に弾性のあるバネリングとして形成されており、嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で、嵌め合わせコネクタ部品の付設された係止凹部に係合する。係止を解除するために、コネクタ部品のハウジングにスライド可能に設けられた操作要素を操作でき、それによって係止要素に作用して、嵌め合わせコネクタ部品の係止凹部との係合から係止要素を外す。
特許文献1から知られるコネクタ部品は、嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で、嵌め合わせコネクタ部品とコネクタ部品との間の移行部を防湿して密閉するために使われるシーリング要素を備える。差し込み接続するために、コネクタ部品は差し込み部分によって嵌め合わせコネクタ部品に着設できて、嵌め合わせコネクタ部品の一部分がコネクタ部品の差し込み部分を握持し、差し込み部分とコネクタ部品のハウジングとの間の空間に係合する。その際、嵌め合わせコネクタ部品の一部分は、シーリング要素とも当接するが、当該シーリング要素は、接続構築の際にコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の摩擦を引き起こし、それによって着設を困難にする。
そのようなコネクタ部品では、嵌め合わせコネクタ部品に着設する際に、接続が安全かつ確実に構築されることが保証されるべきである。使用時に高い荷重、たとえば振動を受けるコネクタ部品では、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間で係止が構築されていないあるいは完全には構築されていないと、コネクタ部品が再び嵌め合わせコネクタ部品から外れることになりかねない。
その上、特許文献1から知られているように、プッシュプルコネクタではシステムに起因して、接続された位置でコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間に軸方向の遊びが存在し、当該遊びは、係止を構築するために必要であるが、しかし場合によっては、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間のシールド接触の構築が不確実になりかねない。
特許文献2から知られるコネクタ部品では、スリーブは差し込み部分で、バネ板によって軸方向に予負荷をかけられている。スリーブは、差し込み部分に対して可動であり、コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で、嵌め合わせコネクタ部品と作用接続されているので、コネクタ部品はスリーブを介して、嵌め合わせコネクタ部品に向かって軸方向に予負荷をかけられている。コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の移行部を防湿して密閉するために、スリーブにはシーリング要素が設けられている。
欧州特許第1629573号明細書 独国特許第102015103135号明細書
本願考案の課題は、接続された位置でのコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の軸方向の遊びを減らしつつ、嵌め合わせコネクタ部品との接続を確実に構築するのを可能にするコネクタ部品を利用できるようにすることである。
この課題は、請求項1の特徴を有する対象によって解決される。
それによればコネクタ部品は、差し込み方向とは逆に嵌め合わせコネクタ部品に対して軸方向にハウジングに予負荷をかけるために、コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で嵌め合わせコネクタ部品に作用するための、ハウジングに設けられたコイルバネを備える。
それゆえコネクタ部品は、嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で、嵌め合わせコネクタ部品に向かって軸方向にコネクタ部品に予負荷をかけるために、コイルバネを用いる。コイルバネはハウジングに設けられており、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続を構築する際に作用するので、接続構築の際にコイルバネは圧力で圧縮され、それでコイルバネのバネ力とは逆にコネクタ部品は嵌め合わせコネクタ部品に嵌め合わされる。
これには一方で、たとえばコネクタ部品が十分に嵌め合わせコネクタ部品に嵌まっていないので、接続構築の際にコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間で係止が構築されていないあるいは完全には構築されていない場合、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続が、軸方向の予負荷によって自動的に再び解除されるという利点がある。
その上、接続された位置での軸方向の予負荷によって、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の軸方向の遊びがなくなるか、あるいは少なくとも減るかあるいは緩和し、それによってたとえば、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間のシールド接触の構築にとって有利になり得る。
それにより、接続構築の際にコネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品と係止される(かつさらには係止が完全には構築されていない場合には、コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品との係合を押し外されることによって、バネ予負荷で接続が自動的に再び解除される)ことが、コイルバネによって保証されるので、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続を確実に構築できる。接続された位置において、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続は、軸方向に(極めて大幅に)遊びがなくなるので、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品は、たとえばシールド接触を構築するために、あらかじめ決められたように互いに当接し合う。
コイルバネとは、本願では、少なくとも1つの巻き部、好適には軸方向に互いに変位した複数の巻き部を含む、圧力で圧縮可能な螺旋状のバネと理解される。コイルバネは、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間で作用し、コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品に嵌まる際に、圧力で圧縮される。
好適にはコイルバネは、ハウジングと差し込み部分との間に形成された空間内で、差し込み部分の半径方向外側に設けられている。ハウジングは、コネクタ部品の差し込み部分を広範囲にわたって取り巻いているので、ハウジングと差し込み部分との間には、接続された位置で嵌め合わせコネクタ部品の一部分が係合する空間が形成されている。この空間内には、コイルバネが受容されていて、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続を構築する際に、コネクタ部品のハウジングと空間に係合する嵌め合わせコネクタ部品の一部分との間で、コイルバネが作用し、それによってコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間での軸方向の予負荷を生み出す。
コイルバネは好適には、コネクタ部品の差し込み部分を広範囲に握持する。差し込み部分はたとえばほぼ円筒状の形体を備えてよく、差し込み部分周りに巻き部を有して延伸するコイルバネで囲まれていてよい。差し込み部分が、嵌め合わせコネクタ部品の付設された差し込み部分に嵌められる場合、コネクタ部品の差し込み部分を握持するコイルバネは、圧力で圧縮されるので、軸方向のバネ力が、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間に作用する。
好適にはコイルバネは、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続を構築するために、密着するまで負荷印加可能である。コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品に完全に嵌められている場合、かつコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の係止が構築されている場合、コイルバネは密着するまで負荷がかけられており、係止構築の後コイルバネは僅かに再び緩み、それによってコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の軸方向の遊びをなくす。
コイルバネは好適には、ハウジングの支持部分に軸方向に支持されており、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の接続を構築する際に、嵌め合わせコネクタ部品の差し込み部分の端面に作用する。それによってコイルバネは、コネクタ部品のハウジングと嵌め合わせコネクタ部品の差し込み部分との間で軸方向に作用して、接続構築の際に圧力で圧縮され、接続された位置でコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の軸方向の遊びをなくす。
接続された位置においてコイルバネは、コネクタ部品のハウジングの係止要素を、好適には嵌め合わせコネクタ部品と圧力をかけて当接させるので、コネクタ部品は、嵌め合わせコネクタ部品に対して規定の位置を占め、それによって嵌め合わせコネクタ部品に対して遊びなしに位置決めされている。接続された位置において、コネクタ部品の係止要素は好適には、嵌め合わせコネクタ部品の付設された係止凹部に係合する。この場合、コイルバネの軸方向の予負荷によって、係止要素は係止凹部の縁部と圧力をかけて当接するので、係止要素は確実に、嵌め合わせコネクタ部品と接触する。これは特に、係止要素が導電材料から成り、かつコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間でシールド接触を構築するために使われる場合に有利となり得る。
係止要素を介してシールド接触を生み出すことに加えてあるいは代替的に、コイルバネは(コイルバネも)導電材料から成っていてよいので、コイルバネを介して、嵌め合わせコネクタ部品と電気接触するための(さらなる)シールド接触がもたらされる。ハウジングは好適には、導電的にかつたとえば金属圧力鋳造材料から製造されている。コイルバネも導電性の金属材料から作られていれば、コイルバネを一方ではハウジングで他方では嵌め合わせコネクタ部品で支持することによって、コイルバネを介して、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間で電気的シールド接触がもたらされる。
係止要素は、全く異なるやり方で形作られていてよい。一形態において、係止要素は、差し込み部分周りにリング状に延伸するバネ要素として形成されており、当該バネ要素は、ハウジングに固定されており、半径方向内側に向かって、差し込み部分とハウジングとの間に形成された空間の方向を指している。コネクタ部品を嵌め合わせコネクタ部品に差し込む際に、係止要素は(僅かに)撓み、コネクタ部品が接続された位置で、嵌め合わせコネクタ部品の付設された係止凹部と係止係合するので、コネクタ部品は嵌め合わせコネクタ部品と係止されている。
一形態において、コネクタ部品が嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置で、ハウジングと嵌め合わせコネクタ部品との間の移行部を密閉するためのシーリング要素が、ハウジングに設けられている。シーリング要素は、たとえば半径方向にシールして実施されていてよく、ハウジングと差し込み部分との間に形成された空間に対向する、ハウジングの片側に設けられていてよい。コネクタ部品を嵌め合わせコネクタ部品に嵌合する際に、嵌め合わせコネクタ部品の一部分はシーリング要素とシール当接するので、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の移行部は、防湿して密閉されている。
一形態において、コネクタ部品は、プッシュプル原理に従って形作られており、そのために、ハウジングに可動式に設けられた操作要素を備える。操作要素は、特にハウジングに対してスライド可能であって、係止要素に作用し、それによってコネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の係止を解除するので、コネクタ部品は嵌め合わせコネクタ部品から取り外すことができる。
操作要素は特に、差し込み方向とは逆向きの操作方向で、ハウジングに対してスライド可能であってよいので、差し込み方向とは逆に操作要素を引くことによって、コネクタ部品と嵌め合わせコネクタ部品との間の係止を解除でき、その上、一動作でコネクタ部品を嵌め合わせコネクタ部品から引き抜くことができる。
ここで記述されるようなコネクタ部品は、(差し込み方向に対して横方向の断面で)円形であるいは角形でも実施されていてよい。それに対応して、コネクタ部品の差し込み部分と嵌め合わせコネクタ部品の差し込み部分は、円形(たとえば真円形あるいは楕円形)あるいは角形(たとえば四角形)に成形されていてよい。
本考案の基礎となる思想は、以下において、図で表される実施例に基づいてより詳細に説明されることになる。図に示されるのは以下である。
付設された嵌め合わせコネクタ部品と一緒にある、コネクタ部品の概略図である。 付設された嵌め合わせコネクタ部品と接続された位置での、コネクタ部品の一実施例の断面図である。 嵌め合わせコネクタ部品に着設される前のコネクタ部品の断面図である。 付設された嵌め合わせコネクタ部品に着設される前のコネクタ部品のさらなる一実施例の断面図である。
図1は、嵌め合わせコネクタ部品2と差し込み接続されるために使われるコネクタ部品1の概略図を示している。
コネクタ部品1は、プッシュプル原理に従って形作られており、ハウジング10を備え、当該ハウジング10には、操作方向Bに沿ってハウジング10に対してスライド可能なスリーブの形状の操作要素11が設けられている。ハウジング10に対して固着して設けられている差し込み部分100には、差し込み穴101が成形されており、当該差し込み穴101には、嵌め合わせコネクタ部品2の付設されたカウンタ接触要素と電気接触するための電気接触要素が付設されている。
コネクタ部品1は、表わされた実施例では、コネクタ部品1の接触要素と接続された心線が通っているライン16と接続されているので、コネクタ部品1を介してライン16は、嵌め合わせコネクタ部品2に繋がることができ、当該嵌め合わせコネクタ部品2は、たとえば電気キャビネットなどの電気設備の構成部品であってよい。
コネクタ部品1を嵌め合わせコネクタ部品2と接続するために、コネクタ部品1は差し込み方向Sに嵌め合わせコネクタ部品2に嵌められるので、それによって差し込み部分100は嵌め合わせコネクタ部品2と係合し、差し込み部分100の差し込み穴101に付設された電気接触要素は、嵌め合わせコネクタ部品2の付設されたカウンタ接触要素と電気接触する。嵌め合わせコネクタ部品2と接続された位置において、コネクタ部品1は、嵌め合わせコネクタ部品2と係止されており、それによって嵌め合わせコネクタ部品2に対して機械的に固定されていて、差し込み方向Sとは逆に嵌め合わせコネクタ部品2から、少なくとも係止を解除することなしに、コネクタ部品1を引き抜くことができないようになっている。
コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との接続を互いに解除するために、操作要素11は、差し込み方向Sとは逆の操作方向Bで、ハウジング10に対してスライドすることができ、それによってコネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の係止が解除され、コネクタ部品1を操作方向Bへの一動作で嵌め合わせコネクタ部品2から引き抜くことができる。
コネクタ部品1の具体的な一実施例は、図2Aと図2Bの異なる断面図に表わされている。
表わされたコネクタ部品1では、リング状のバネの形状の係止要素15が、ハウジング10に設けられている。たとえば金属圧力鋳造材料(たとえばアルミニウム圧力鋳造)から作られていてよくそれで導電性があるハウジング10は、差し込み部分100とともに空間102を形成し、図2Aに表わされているように、コネクタ部品1が嵌め合わせコネクタ部品2と接続されている場合、当該空間102に嵌め合わせコネクタ部品2が、差し込み部分200によって係合している。コネクタ部品1の差し込み部分100には差し込み穴101が成形されており、当該差し込み穴101には、ソケット接触子の形状の接触要素12がそれぞれ1つずつ付設されている。接続された位置において、接触ピンの形状の嵌め合わせコネクタ部品2の接触要素21は、コネクタ部品1の差し込み部分100の差し込み穴101に係合して、嵌め合わせコネクタ部品2の接触要素21がコネクタ部品1の接触要素12と電気接触する。
差し込み部分100は、表わされた実施例では、挿入部品としてハウジング10に固定されており、電気絶縁性のある材料から作られている。接続された位置において、コネクタ部品1の差し込み部分100は、嵌め合わせコネクタ部品2のハウジング20の差し込み部分200に係合するので、嵌め合わせコネクタ部品2の接触要素21は、コネクタ部品1の接触要素12と係合している。
接続された位置において、リング状のバネの形状の係止要素15は、図2Aから分かるように、嵌め合わせコネクタ部品2のほぼ円筒状に成形された差し込み部分200の外周の側面にある、付設された係止凹部201と係合している。コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の接続はそれによって、機械的に固定されている。
コネクタ部品1のハウジング10には、操作要素11が、差し込み方向Sとは逆の操作方向Bに沿ってスライド可能に設けられている。操作要素11はスリーブの形状を備え、ボディ110でハウジング10を握持する。ボディ110の内部で半径方向に設けられ、操作方向Bを指し、かつボディ110内で広範囲に周回する操作部分111によって、操作要素11は、操作方向Bに操作される際に、空間102に対向するハウジング10の内側の係止要素15に作用し、それによって係止要素15を持ち上げて、嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200の係止凹部201との係合を外すので、コネクタ部品1を操作方向Bに、嵌め合わせコネクタ部品2から引き抜くことができる。
操作要素11の操作方向Bが、嵌め合わせコネクタ部品2から切り離すためにコネクタ部品1を引き抜くべき方向に相当することによって、係止の解除と嵌め合わせコネクタ部品2からの引き抜きとを一動作で行うことができる。
ハウジング10の内側、つまり空間102に対向するハウジング10の内周面に、周回するOリングの形状のシーリング要素13が設けられており、当該シーリング要素13は、半径方向にシールするやり方で、嵌め合わせコネクタ部品2とコネクタ部品1との間の移行部を防湿して密閉するために使われる。コネクタ部品1を嵌め合わせコネクタ部品2に嵌める際に、シーリング要素13は、嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200に滑り上がるので、シーリング要素13は、半径方向に押圧して差し込み部分200と当接し、それによって防湿の移行部を作る。
ハウジング10とコネクタ部品1の差し込み部分100との間の半径方向の空間102内には、コイルバネ14が設けられており、当該コイルバネ14は、一方ではハウジング10の支持部分103で、他方では嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200の端面202で支持されており、コネクタ部品1が嵌め合わせコネクタ部品2に向かって軸方向に予負荷をかけるために使われる。
図2Bに表わされているように、コネクタ部品1を差し込み方向Sに嵌め合わせコネクタ部品2に着設させる際に、コイルバネ14は、嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200の端面202と当接するので、嵌める際にコイルバネ14は、圧力で圧縮される。コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の完全な係止接続を構築するために、コイルバネ14は、図2Aに表わされているように、密着するまで負荷印加可能なので、接続構築の際にコイルバネ14は、コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の係止が、係止要素15と係止凹部201へのその係合とによって構築されるまで、最大限に圧縮され得る。
一方でコイルバネ14を介して保証され得るのは、コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の接続が確実かつ完全に構築されることである。それで、コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間で係止が構築されていないあるいは完全には構築されていないと、コイルバネ14によって、コネクタ部品1が操作方向B(差し込み方向Sとは逆)に、嵌め合わせコネクタ部品2との係合を押し外されることになるので、コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の接続が、再び解除される。係止が完全に構築されている場合にのみ、コネクタ部品1は安全かつ堅固に、嵌め合わせコネクタ部品2の定位置に保持される。
その上、コイルバネ14を介して、接続された位置で、コネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の軸方向の遊びがなくなる。接続された位置において、コイルバネ14は係止要素15を、嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200の係止凹部201の縁部203と圧力をかけて当接させるので、コネクタ部品1は嵌め合わせコネクタ部品2に対して遊びなしに保持される。
これによってたとえば、係止要素15を介する確実なシールド接触の構築が可能になる。係止要素15が導電材料から作られているならば、コネクタ部品1が嵌め合わせコネクタ部品2と接続されている場合に、係止要素15を介して、ハウジング10と嵌め合わせコネクタ部品2のハウジング20との間のシールド接触が構築され得る。この場合、コイルバネ14の軸方向の予負荷によって、たとえば振動でコネクタ部品1と嵌め合わせコネクタ部品2との間の接続部に荷重がかかる場合でも、弾性予負荷の下でひいては確実に電気接触が行われる。
付加的に、好適にはコイルバネ14も、導電材料、特に金属材料から作られているので、コイルバネ14を介して、かつ一方ではハウジング10に、他方では嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200もしくはハウジング20にコイルバネ14が当接することによって、コネクタ部品1のハウジング10と嵌め合わせコネクタ部品2のハウジング20との間にさらなるシールド接触がもたらされる。
コネクタ部品1でいずれにせよ利用できる空間102内にコイルバネ14が受容されていることによって、コイルバネ14は、手間をかけてコネクタ部品1を構成し直す必要がなく、その上、現存する嵌め合わせコネクタ部品2に適合する。
図2Aと図2Bで表わされる実施例では、コネクタ部品1の接触要素12は、ソケット接触子として形作られている。それに対して図3で表わされる実施例では、コネクタ部品1の接触要素12は、ピン接触子として形成されている。コネクタ部品1の差し込み部分100は、嵌め合わせコネクタ部品2の差し込み部分200を挿入するためのソケット穴を形成しているので、コネクタ部品1を嵌めることによって、接触要素12は、嵌め合わせコネクタ部品2のソケット接触子の形状の接触要素21と係合できる。
その他に、図3に記載の実施例は、特にコネクタ部品1の差し込み部分100とハウジング10との間の空間102内に設けられたコイルバネ14については、図2Aと図2Bとに基づいて上で表わされた実施例と機能的に同一であるので、これについての実施形態を参照すること。
本考案の基礎となる思想は、上で叙述された実施例に限定されるものではなく、基本的に全く別種のやり方でも現実化できる。
基本的に、ここで記述されたようなコイルバネは、プッシュプルコネクタである別のコネクタ部品にも使用できる。
記述されたようなコネクタ部品を介して、電気接触子を互いに接続できる。しかし、別の接触子、たとえば空気圧式あるいは油圧式の接触子を、そのようなコネクタ部品を介して繋ぐことも、考えられ得るし、可能である。
1 コネクタ部品
10 ハウジング
100 差し込み部分
101 差し込み穴
102 空間
103 支持部分
11 操作要素(スリーブ)
110 ボディ
111 操作部分
12 接触要素
13 シーリング要素
14 コイルバネ
15 係止要素
16 ライン
2 嵌め合わせコネクタ部品
20 ハウジング
200 差し込み部分
201 係止窪み部
202 端面側
203 縁部
21 接触要素
B 操作方向
S 差し込み方向

Claims (14)

  1. 嵌め合わせコネクタ部品(2)と接続するためのコネクタ部品(1)であって、ハウジング(10)と、差し込み方向(S)に前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と差し込み接続するための、前記ハウジング(10)に設けられた差し込み部分(100)と、前記嵌め合わせコネクタ部品(2)の付設されたカウンタ接触要素(21)と接触するための、前記差し込み部分(100)に設けられた少なくとも1つの接触要素(12)と、前記コネクタ部品(1)が前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と接続された位置で前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と係止するための、前記ハウジング(10)に設けられた係止要素(15)と、を有するコネクタ部品(1)において、前記差し込み方向(S)とは逆に前記嵌め合わせコネクタ部品(2)に対して軸方向に前記ハウジング(10)に予負荷をかけるために、前記コネクタ部品(1)が前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と接続された位置で前記嵌め合わせコネクタ部品(2)に作用するための、前記ハウジング(10)に設けられたコイルバネ(14)を備えることを特徴とするコネクタ部品(1)。
  2. 前記コイルバネ(14)は、前記ハウジング(10)と前記差し込み部分(100)との間に形成された空間(102)内で、前記差し込み部分(100)の半径方向外側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部品(1)。
  3. 前記コイルバネ(14)は、前記差し込み部分(100)を広範囲にわたって取り巻いていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のコネクタ部品(1)。
  4. 前記コイルバネ(14)は、前記コネクタ部品(1)と前記嵌め合わせコネクタ部品(2)との間の接続を構築するために、密着するまで負荷印加可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  5. 前記コイルバネ(14)は、前記ハウジング(10)の支持部分(103)に軸方向に支持されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  6. 前記コイルバネ(14)は、前記嵌め合わせコネクタ部品(2)の差し込み部分(200)の端面(202)に作用するように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  7. 前記コイルバネ(14)は、予負荷によって前記係止要素(15)を前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と軸方向に圧力をかけて当接させるように形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  8. 前記ハウジング(10)と前記コイルバネ(14)は導電材料から成っているので、前記コイルバネ(14)は、前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と電気接触するためのシールド接触を形成することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  9. 前記係止要素(15)は導電材料から成ることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  10. 前記係止要素(15)は、前記差し込み部分(100)周りにリング状に延伸するバネ要素として形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  11. 前記コネクタ部品(1)が前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と接続された位置で、前記ハウジング(10)と前記嵌め合わせコネクタ部品(2)との間の移行部を密閉するためのシーリング要素(13)が、前記ハウジング(10)に設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  12. 前記コネクタ部品(1)を前記嵌め合わせコネクタ部品(2)から切り離すため、前記係止要素(15)に作用するための、前記ハウジング(10)に可動式に設けられた操作要素(11)を備えることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)。
  13. 前記操作要素(11)は、前記差し込み方向(S)とは逆向きの操作方向(B)で、前記ハウジング(10)に対して可動であって、前記嵌め合わせコネクタ部品(2)と前記コネクタ部品(1)との係止を解除するために前記係止要素(15)に作用することを特徴とする請求項12に記載のコネクタ部品(1)。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載のコネクタ部品(1)と、コネクタ部品(1)と接続するための嵌め合わせコネクタ部品(2)と、を有するアセンブリ。
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