JP3219477U - 飲料ストロー用洗浄具 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲料ストローの内壁の洗浄を目的とした飲料ストロー用洗浄具を提供する。
【解決手段】先端部にブラシ(2)を設け尾端部にハンドル(3)を設けた軸部材(4)により構成され、前記軸部材をストローに挿入した状態で軸方向に移動することにより、前記ブラシの摺擦によりストローの内壁を洗浄する洗浄具において、前記ストロー(5)に挿入自在な外径を有するプラスチック製の保護チューブ(7)を備えており、該保護チューブ(7)は、前記ブラシとハンドルの間に位置して軸部材(4)に外挿されると共に、該軸部材(4)と同行移動するように少なくとも軸方向に関して固定一体化されている。
【選択図】図3
【解決手段】先端部にブラシ(2)を設け尾端部にハンドル(3)を設けた軸部材(4)により構成され、前記軸部材をストローに挿入した状態で軸方向に移動することにより、前記ブラシの摺擦によりストローの内壁を洗浄する洗浄具において、前記ストロー(5)に挿入自在な外径を有するプラスチック製の保護チューブ(7)を備えており、該保護チューブ(7)は、前記ブラシとハンドルの間に位置して軸部材(4)に外挿されると共に、該軸部材(4)と同行移動するように少なくとも軸方向に関して固定一体化されている。
【選択図】図3
Description
本考案は、飲料ストローの衛生のために該ストローの内壁の洗浄を目的とした飲料ストロー用洗浄具に関する。
従来、飲料ストローは、洗浄して繰り返し使用されることはなく、使い捨てられるのが一般的であるが、特許文献1及び2には、飲料ストローの洗浄を目的としたブラシ付きの洗浄具が提案されている。
近年、プラスチック製品の微細片による海洋汚染等の環境汚染が大きな問題を提起している。その原因として、スーパーマーケット等で提供されるレジ袋や、店舗や家庭で使用される飲食ストローがクローズアップされており、現に各国において、プラスチック製の飲料ストローの使用を断念する企業が現われている。
このような状況において、飲料ストローは、従来の合成樹脂のプラスチックに代えて、生分解性プラスチックにより成形したものを提供することにより、使い捨てによる環境汚染の問題の解決が提案されている。
或いは、使い捨てを止め、繰り返し使用を目的として、アルミニウム等の金属製とした飲料ストローの提供が提案されている。例えば、アルミニウム製の場合、アルミニウムの押出成形により連続して繰り出される長尺パイプを所定長さに裁断し、裁断されたパイプに皮膜形成等の表面処理を施すことにより、飲料ストローが提供される。
従って、このような金属製の飲料ストローは、家庭や飲食店において繰り返し使用が可能であるが、衛星を保持するためには、使用後の洗浄が必要となり、洗浄のために好適に使用可能とされる洗浄具の提供が望まれることになる。
ところで、一般的に細いパイプの内壁を洗浄するためにはブラシが適しており、ブラシは、耐久性と生産性を考慮するとき、複数の金属線材に撚りをかけて撚糸状に結合することにより螺旋条を形成したワイヤー製の軸部材を形成し、該軸部材の先端部に位置して撚られた線材の間にブラシ毛の束を固着した形式のものが望ましい。
しかしながら、本考案者が知見したところによれば、このようなワイヤー製の軸部材にブラシを設けた洗浄具を金属製の飲料ストローに挿入し、軸方向に移動させながらブラシの摺擦によりストローの内壁を洗浄する場合、ワイヤーの螺旋条がストローの内壁や両端の開口縁を損傷するという問題があることが判明した。
特に、金属ワイヤーは、湾曲方向に曲げられると、塑性変形により曲げ癖を残すので、細いストローに挿入して軸方向に移動したとき、曲げ癖を残した個所がストローの内壁や両端の開口縁に摺擦され、表面の皮膜を損傷し、更には金属素材を削り取ることになる。
本考案は、以上の知見に基づいて、上述のようなワイヤー製の軸部材にブラシを設けた形式の洗浄具に関して、飲料ストローを好適に洗浄可能に構成した飲料ストロー用洗浄具を提供することを課題としている。具体的には、洗浄時にストローの内壁や両端の開口縁を損傷することがなく、しかも、軸部材が湾曲方向に撓み可能とされることによりストローに対する挿入を容易とする反面、常時は軸線を直線方向に向けた原形姿勢を保持する保形性を有しており、ストローの内部で好適に軸方向移動が可能とされる飲料ストロー用洗浄具が提供される。
そこで、上記課題を解決するために本考案が手段として構成したところは、先端部にブラシを設け尾端部にハンドルを設けた軸部材により構成され、前記軸部材をストローに挿入した状態で軸方向に移動することにより、前記ブラシの摺擦によりストローの内壁を洗浄する洗浄具において、前記ストローに挿入自在な外径を有するプラスチック製の保護チューブを備えており、該保護チューブは、前記ブラシとハンドルの間に位置して軸部材に外挿されると共に、該軸部材と同行移動するように少なくとも軸方向に関して固定一体化されて成る点にある。
前記保護チューブは、軸線を直線方向に向けた原形姿勢を保持する保形性を有すると共に、原形姿勢から弓状に湾曲させた湾曲姿勢を可能とするように可撓性を有することが好ましい。
本考案の実施形態において、前記軸部材は、複数の線材に撚りをかけて撚糸状に結合することにより螺旋条を形成したワイヤーにより構成され、前記保護チューブは、該保護チューブの内壁に前記螺旋条を嵌着することにより固定一体化されている。
本考案によれば、飲料ストロー5を好適に洗浄可能な飲料ストロー用洗浄具1が提供され、この際、軸部材4には保護チューブ7が外挿されているので、洗浄時にストローの内壁や両端の開口縁を損傷することはなく、しかも、軸部材4を含んで保護チューブ7が湾曲方向に撓み可能とされることにより、ストロー5に対する挿入を容易にすると共に、常時は軸線を直線方向に向けた原形姿勢を保持する保形性を有しているので、ストロー5の内部でブラシ2を好適に軸方向移動することができるという効果がある。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
図1及び図2に示すように、洗浄具1は、先端部にブラシ2を設け尾端部にハンドル3を設けた軸部材4により構成され、前記軸部材4をストロー5に挿入した状態で軸方向に移動することにより、ブラシ2の摺擦によりストロー5の内壁5aを洗浄するように構成されている。
ストロー5は、アルミニウム等の金属製とされており、図示実施形態の場合、アルミニウムの押出成形により連続して繰り出される長尺パイプを所定長さに裁断し、裁断されたパイプに皮膜形成等の表面処理を施すことにより形成されている。
洗浄具1の軸部材4は、図2に示すように、複数の金属線材6a、6bに撚りをかけて撚糸状に結合することにより螺旋条を形成したワイヤー6により形成されており、該軸部材4の先端部に位置して撚られた線材6a、6bの間にブラシ毛の束を固着することにより、ブラシ2を形成している。
この際、ブラシ2は、ブラシ毛が軸部材4の軸方向に連続して円錐形を表すように起毛され、図示のように、先端側の外径D5に対して基端側の外径D6をD5<D6として形成され、外径D5とされた先端側をストロー5の端部から内部に向けて容易に挿入できるように構成することが好ましい。
前記ハンドル3は、軸部材4の尾端部分それ自体により形成しても良いが、図示実施形態の場合、軸部材4の尾端部に固着されたプラスチック製の部材により形成され、分厚い板状の把持部3aとリング状の吊下げ部3bを一体に備えている。
このような構成において、洗浄具1は、ストロー5に挿入自在な外径を有するプラスチック製の保護チューブ7を備えており、該保護チューブ7は、前記ブラシ2とハンドル3の間に位置して軸部材4に外挿されると共に、該軸部材4と同行移動するように少なくとも軸方向に関して固定一体化されている。
図3に鎖線で示すように、保護チューブ7は、軸線を直線方向に向けた原形姿勢を保持する保形性を有すると共に、原形姿勢から弓状に湾曲させた湾曲姿勢を可能とするように可撓性を有することが好ましい。これにより、保護チューブ7と共に軸部材4を湾曲させることにより、ブラシ2をストロー5の端部から内部に向けて挿入する作業が容易であり、ブラシ2をストロー5の全長にわたり摺動させる作業が容易となる。この際、軸部材4は、金属ワイヤー6自体は湾曲方向に曲げられたとき塑性変形により曲げ癖を残そうとするが、保護チューブ7の可撓性の復元力により、保護チューブ7と共に軸部材4を直線方向に向けた所定姿勢に保持することができるという利点がある。
図2に示すように、ストロー5の内径D4に対して、前記ブラシ2の先端側の外径D5と、基端側の外径D6は、D4<D5<D6に形成され、ブラシ2が概ね全長にわたりストロー5の内壁5aを摺擦するように構成されている。
また、ストロー5の内径D4に対して、保護チューブ7の外径D3は、D3<D4として形成され、保護チューブ7がストロー5に遊動状態で挿入されるように構成されている。
保護チューブ7は、ブラシ2とハンドル3の間に位置して軸部材4に外挿された状態で、該軸部材4と同行移動するように少なくとも軸方向に関して固定一体化されており、好ましくは、軸方向と周方向の両方向に関して位置ずれ移動しないように固定一体化されている。図示実施形態の場合、軸部材4を構成するワイヤー6の螺旋条の外径D1に対して、保護チューブ7の内径D2は、D1=D2又はD2<D1となるように形成され、保護チューブ7の内周壁に前記螺旋条を嵌着することにより、該保護チューブ7と軸部材4を固定一体化している。
そして、図3に示すように、ブラシ2とハンドル3の間において延びる軸部材4の長さL1は、ストロー5の全長L2に対して、L2<L1に形成されており、これにより、図4に示すように、軸部材4に外挿された保護チューブ7と共にブラシ2をストロー5に挿入した状態で、軸方向に沿ってハンドル3を進退移動させることにより、ブラシ2がストロー5の内壁5aを全長にわたり摺擦し、好適に洗浄することができる洗浄具1が提供されることになる。
1 ストロー洗浄具
2 ブラシ
3 ハンドル
3a 把持部
3b 吊下げ部
4 軸部材
5 ストロー
5a 内壁
6 ワイヤー
6a、6b 線材
7 保護チューブ
2 ブラシ
3 ハンドル
3a 把持部
3b 吊下げ部
4 軸部材
5 ストロー
5a 内壁
6 ワイヤー
6a、6b 線材
7 保護チューブ
Claims (3)
- 先端部にブラシ(2)を設け尾端部にハンドル(3)を設けた軸部材(4)により構成され、前記軸部材をストローに挿入した状態で軸方向に移動することにより、前記ブラシの摺擦によりストローの内壁を洗浄する洗浄具において、
前記ストロー(5)に挿入自在な外径を有するプラスチック製の保護チューブ(7)を備えており、
該保護チューブ(7)は、前記ブラシとハンドルの間に位置して軸部材(4)に外挿されると共に、該軸部材(4)と同行移動するように少なくとも軸方向に関して固定一体化されて成ることを特徴とする飲料ストロー用洗浄具。 - 前記保護チューブ(7)は、軸線を直線方向に向けた原形姿勢を保持する保形性を有すると共に、原形姿勢から弓状に湾曲させた湾曲姿勢を可能とするように可撓性を有して成ることを特徴とする請求項1に記載の飲料ストロー用洗浄具。
- 前記軸部材(4)は、複数の線材(6A,6B)に撚りをかけて撚糸状に結合することにより螺旋条を形成したワイヤー(6)により構成され、
前記保護チューブ(7)は、該保護チューブの内壁に前記螺旋条を嵌着することにより固定一体化されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料ストロー用洗浄具。
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JP2018003981U JP3219477U (ja) | 2018-10-16 | 2018-10-16 | 飲料ストロー用洗浄具 |
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