JP3219340B2 - 感圧回路 - Google Patents

感圧回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のパワーウイン
ドなどの自動開閉装置に用いて好適な感圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアに取付られるパワーウイン
ドは、ドア内に収納される窓ガラスをモータによって開
閉している。例えば、モータは、窓ガラスを閉じさせる
途中で異物が窓ガラスと枠との間に挟まると、モータへ
の給電を逆にして窓ガラスを開けるように制御される。
従って、ドアの枠には、この異物の挟持を検出する感圧
センサが取付或は埋設される。この感圧センサは、例え
ば図1に示すように、コア電極1の外周に同軸配置され
る感圧型導電ゴム2と、この導電ゴム2の外周に同軸配
置されるさや電極(編み組)3と、さや電極の外周に同
軸配置されるビニール等の絶縁外皮4とを含む。
【0003】この感圧センサは、一般に加圧力が大きく
なるに従って抵抗値が減少し、加圧力をPとすると、抵
抗値Rsが、Rs∝KP-Nで表される。但しK、Nはそれ
ぞれ正の定数である。この種の感圧センサを用いた従来
の感圧回路は、図2に示すように、本出願人が特願平4
−252194号に提案している。
【0004】この感圧回路は、感圧センサ11が反転入
力と出力との間に接続される増幅器12を備えている。
この増幅器12は、非反転入力が接地され、出力が端子
13及び比較器14の反転入力に各々接続される。比較
器14は、非反転入力に正の基準電圧を印加する基準電
源15が接続され、出力がローパスフィルタ16及び分
圧回路17を介してNPNトランジスタ18のベースに
接続される。このトランジスタ18は、増幅器12及び
比較器14用の負電源ライン19にエミッタ接地され、
コレクタが抵抗20を介して増幅器12の反転入力に接
続される。
【0005】この感圧回路は、感圧センサ11が未加圧
状態下で、増幅器12の出力電圧が基準電源15の基準
電圧と等しくなるように、感圧センサ11の電流即ちト
ランジスタ18のコレクタ電流を制御している。また、
感圧センサ11の状態は、コレクタ電流即ち抵抗20に
流れる電流をモニタすることで検知される。従って、ト
ランジスタ18のコレクタには、感圧センサ11の短絡
状態を検出し得る第2の比較器21の比較入力が接続さ
れ、その基準入力に負の基準電圧を印加する第2の基準
電源22が接続される。尚、ローパスフィルタ16は、
比較器14の出力及び分圧回路17との接続点J間に接
続された抵抗23と、接続点Jに接続された接地コンデ
ンサ24とを備え、その時定数が抵抗23及びコンデン
サ24の値の積から算出される。また、分圧回路17は
第1の分圧比を持つ抵抗25及び26を含む。
【0006】更に、増幅器12の反転入力には、感圧セ
ンサ11の断線状態を検出し得る第2抵抗31を介して
第2npnトランジスタ32のコレクタが接続される。
この第2トランジスタ32も負電源ライン19にエミッ
タ接地される。一方、ローパスフィルタ16の接続点J
は、第2分圧回路33を介して第2トランジスタ32の
ベースに接続される。この第2トランジスタ32のコレ
クタには、感圧センサ11の短絡を検出し得る第3の比
較器36の比較入力が接続され、基準入力に第2の基準
電源22が接続される。第2分圧回路33は、第2の分
圧比を持つ抵抗34及び35を含み、第1の分圧比は、
トランジスタ18が先に飽和するように第2の分圧比よ
り小さく設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の感圧回路
は、製造時の感圧センサ11の抵抗値Rsのバラツキ、
温度特性及び経年特性による抵抗値の変化も補償する利
点を持っている。例えば周囲温度の変化がRsを高くさ
せると、端子13の出力電圧は、基準電圧より上昇する
が、比較器14がロー状態になって、ローパスフィルタ
16を経て順次トランジスタ18のベース電流及びコレ
クタ電流即ちセンサ電流を減少させて、基準電圧に戻さ
れる。周囲温度の変化度がローパスフィルタ16の時定
数より緩いので、出力電圧は微分電圧が殆ど現れず基準
電圧を維持する。
【0008】感圧センサ11は、加圧時の抵抗値Rsの
変化度は、時定数より急であるので、出力電圧の変化度
として現れ、出力電圧が基準電圧より低下し、これが図
示しない比較器で検出されて、駆動モータを停止或は反
転させる。しかしながら、感圧センサ11は、図1に示
すように一般の同軸ケーブルと同じ形状を持っている
が、増幅器12の負帰還抵抗として配置されているた
め、ノイズに弱い。
【0009】従って、増幅器12の出力電圧の微動が発
生し、これを抑えるために、コンデンサを感圧センサ1
1と並列接続する方法が考えられる。しかし、コンデン
サは容量が一定であり感圧センサの抵抗が変化するの
で、感圧センサの抵抗値が大きくなった場合には、その
時点の抵抗値の変化度に対する出力電圧の変化度が小さ
く、また位相遅れを起こして、結果的に感圧感度が低下
してしまう。また、抵抗値は加圧力Pの外に、感圧セン
サに流れる電流、周囲温度によって大きく変動する。
【0010】本発明は、上述した問題点に鑑み、感圧セ
ンサの耐ノイズ性を高めて、高信頼性の異物挟み込み検
知用感圧回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の感圧回路は、加圧力に応じて抵抗値が変化
する感圧センサと、この感圧センサの一端が反転入力に
接続される増幅器と、前記感圧センサの他端及び前記増
幅器の非反転入力間に結合される基準電源と、前記増幅
器の反転入力にソース接地され、ドレインが抵抗を介し
て前記増幅器の検出出力に接続されるFETと、前記検
出出力が比較入力に接続され、第2の基準電源が基準入
力に接続され、比較出力がローパスフィルタを介して前
記FETのゲートに接続される比較器とを備え、前記検
出出力から前記加圧力に対応した信号が出力され、前記
FETのドレインから前記感圧センサの状態を検知する
信号が出力されることを特徴とする。
【0012】また、別の実施態様では、前記増幅器の反
転入力にソース接地され、ドレインが第2の抵抗を介し
て前記検出出力に接続される第2のFETと、この第2
のFETのゲート及び前記ローパスフィルタ間に接続さ
れ分圧回路とを備え、前記第2のFETのドレインから
前記感圧センサの第2の状態を検知する信号が出力され
ることを特徴とする。前記ローパスフィルタと前記FE
Tのゲートとの間には、電圧フォロア、エミッタフォロ
ア或はソースフォロアが接続される。
【0013】また、本発明の別の態様では、FETの代
りにバイポーラトランジスタが用いられる。従って、F
ETのドレイン、ゲート及びソースは、各々コレクタ、
ベース及びエミッタに置換される。更に、前記ローパス
フィルタは、低抵抗と、この低抵抗に直列接続された高
抵抗とを備え、この高抵抗にスイッチが並列接続されて
いる。
【0014】
【作用】このような構成によれば、定常時の増幅器は、
感圧センサの未加圧時の抵抗値がばらついても、出力電
圧が第2の基準電源の基準電圧に等しくなる。また、未
加圧状態の感圧センサは、正常、断線或は短絡状態が抵
抗及び第2の抵抗と、これら抵抗の端子電圧を第3の基
準電圧と各々比較する比較器とによって監視される。窓
ガラスの閉動と同期してオフとなるスイッチは、ローパ
スフィルタの時定数を長くして異物の検出感度を高める
ものである。
【0015】この閉動中の窓ガラスと窓枠との間に異物
が挟まれると、感圧センサ11に圧力が加わり、その抵
抗値が減少する。増幅器12は、FETのゲートに印加
される電圧がローパスフィルタによって所定期間略一定
にさせられるので、出力電圧が上昇する。この出力電圧
の上昇分が特定の閾値を越えた時に、パワーウインドの
モータを逆転させる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の感圧回路の一実施例を添付
図面を参照して詳細に説明する。図3において、図2に
示す部材と対応する部材には同じ符号を付して、その部
品の詳しい説明を省略する。本発明による感圧回路は、
図1に示すように、加圧力に応じて抵抗値が変化する感
圧センサ11を備え、この感圧センサ11が増幅器12
の反転入力と接地との間に接続される。この感圧センサ
11は、コア電極1が反転入力に接続され、さや電極4
が接地されて、コア電極1をシールドしてコア電極1の
耐ノイズ特性を向上させている。
【0017】この増幅器12は、例えば12ボルトの単
一電源から電力が供給され、非反転入力と接地との間
に、正の基準電圧を印加する基準電源40が接続され
る。これの代りに、正負二電源方式を用いた場合には、
増幅器12の非反転入力が接地され、感圧センサの他端
(さや電極4)に負の基準電源40が接続される。どち
らの場合にも感圧センサ11には一定の第1の基準電圧
が印加される。また、増幅器12の反転入力にはFET
41がソース接地される。このFET41は、ドレイン
が例えば390kΩの断線検知抵抗42を介して増幅器
12の検出出力に接続される。
【0018】増幅器12の検出出力は端子13及び比較
器14の非反転入力即ち比較入力に接続される。この比
較器14は、第2の基準電源15が反転入力即ち基準入
力に接続され、比較出力がローパスフィルタ16を介し
てFET41のゲートに接続される。この第2の基準電
源15は、例えば第1の基準電圧の2倍の電圧を第2の
基準電圧としている。従って、比較器14は、増幅器1
2の出力電圧を第2の基準電圧と比較して、比較結果の
比較信号をローパスフィルタ16及び電圧フォロア44
を介してFET41のゲートに印加して、出力電圧が第
2の基準電圧と等しくなるように制御している。従っ
て、検出出力即ち端子13からの出力電圧は、例えば自
動車のドアの窓ガラスが閉まる程度の速度で感圧センサ
11を異物を挟んで加圧した加圧力に対応して、異物の
挟込みを検知する。
【0019】また、比較出力からの比較信号は、3つの
状態即ち、出力電圧が第2の基準電圧に等しい時の平衡
電圧、感圧センサ11を加圧して出力電圧が第2の基準
電圧より下がった場合のローレベル電圧及び例えば感圧
センサを急激に暖めて出力電圧が第2の基準電圧より上
がった場合のハイレベル電圧の状態を持っている。これ
ら増幅器12、比較器14及び電圧フォロア44は、汎
用或は低電源電圧用の2回路或は4回路入りのOPアン
プが用いられる。
【0020】断線検知抵抗42に接続されたFET41
のドレインは、感圧センサの状態即ち断線状態を検知す
る第2の比較器21の比較入力が接続される。この第2
の比較器21は、基準入力が第3の基準電源22に接続
されてる。この第3の基準電源22は、例えば第1の基
準電圧と第2の基準電圧の中間の電圧を第3の基準電圧
としている。従って、例えば390kΩの抵抗42の場
合、FET41の内部抵抗が390kΩより大きくなる
ように制御された場合に、感圧センサ11を断線とみな
している。この感圧センサ11は断線とみなす臨界抵抗
値が780kΩである。また、抵抗42には、出力電圧
の変動量の変化及び変動遅れを補償するコンデンサ43
が並列接続される。
【0021】一方、増幅器12の反転入力には第2のF
ET51がソース接地される。この第2のFET51
は、ドレインが例えば100Ωの短絡検知抵抗52を介
して増幅器12の検出出力に接続され、ゲート及び電圧
フォロア44間に分圧回路54が接続される。この分圧
回路54は、2つの直列抵抗55及び56或はポテンシ
ョメータ等の可変抵抗器が用いられる。その分圧比は、
FET41のゲートに印加される電圧がFET41をオ
ン状態に制御したときに、FET51が能動領域になる
ように設定される。
【0022】従って、FET51の作動中は、FET4
1が例えば50Ωの値になるが、FET41と直列接続
された390kΩの抵抗42に流れる電流を無視でき
る。また、例えば100Ωの抵抗52の場合、FET5
1の抵抗が100Ωより小さくなるように制御された場
合に、感圧センサ11を短絡とみなしている。この感圧
センサ11は短絡とみなす臨界抵抗値が200Ωであ
る。また、抵抗52には、出力電圧の変動量の変化及び
変動遅れを補償するコンデンサ53が並列接続される。
尚、増幅器12の反転入力及び出力間には,出力電圧の
微動或は雑音を吸収する例えば47pFのコンデンサ5
7が接続される。
【0023】一方、ローパスフィルタ16は、例えば5
1Ωの低抵抗23と、この低抵抗23及び比較器14の
出力間に接続された例えば1MΩの高抵抗58とを備
え、この高抵抗58にスイッチ59が並列接続される。
この低抵抗23の他端は、例えば22μFの接地コンデ
ンサ24と、電圧フォロア44の入力とに接続される。
この電圧フォロア44は、分圧回路54の入力インピー
ダンスがローパスフィルタ16の出力インピーダンスに
影響するのを防止し、コンデンサ24の端子電圧と等し
い電圧をFET41のゲートに印加し、この実施例では
OPアンプを用いたが、エミッタフォロア或はソースフ
ォロアと置換されてもよい。
【0024】また、スイッチ59は、図示しない制御信
号によって、窓ガラスの閉塞動作の間オフ状態となるよ
うに制御される。従って、スイッチ59は、オン時に抵
抗23と協働して、感圧回路の基板の湿度による絶縁性
の変動を補償する。
【0025】上記実施例では、FET41及び51の低
ドレイン−ソース電圧領域のゲート電圧による可変抵抗
特性を主に用いている。従って、これらFETは、エミ
ッタ−コレクタ電圧が例えば0.5ボルト以上の場合
に、可変定電流特性を示すNPNトランジスタと各々置
換できる。従って、FET41と置換するNPNトラン
ジスタは、増幅器12の反転入力にエミッタ接地され、
コレクタが断線検知抵抗42を介して増幅器12の検出
出力に接続され、ベースが追加の1kΩの保護抵抗を介
して電圧フォロア44の出力に接続される。一方、FE
T51と置換するNPNトランジスタは、増幅器12の
反転入力にエミッタ接地され、コレクタが短絡検知抵抗
52を介して増幅器12の検出出力に接続され、ベース
が分圧回路54に接続される。
【0026】次に、本実施例における感圧回路の動作を
説明する。まず、電源が投入されると、感圧センサ11
の抵抗値がばらついても、増幅器12の出力電圧が第2
の基準電圧と等しい定常状態になるように、比較器14
がコンデンサ24に電荷をスイッチ59及び抵抗23を
経て供給する。この定常状態では、感圧センサ11の抵
抗値が周囲温度によって徐々に変化しても、比較器1
4、ローパスフィルタ16、電圧フォロア44及びFE
T51によって、増幅器12の出力電圧が第2の基準電
圧に等しくなる。
【0027】従って、FET41の内部抵抗(ドレイン
−ソース間抵抗)をRQ1、抵抗42の値をR1、FET
51の内部抵抗をRQ2、抵抗52の値をR2と仮定する
と、定常状態では、増幅器12の検出出力及び反転入力
間の電圧差と、反転入力及び接地間の電圧差とが等しい
ので、次の式が成立する。 Rs=(RQ1+R1)‖(RQ2+R2
【0028】図示しないモータによって窓ガラスを閉塞
する方向に駆動すると、スイッチ59が同時にオフ状態
に制御される。コンデンサ24の漏れ電流及び電圧フォ
ロア44のバイアス入力電流が抵抗58及び23を経て
供給され、抵抗58及び23間の電圧降下が僅かに増加
するが、比較器14の出力で吸収されて、定常状態を維
持する。
【0029】窓ガラスと窓枠と間に異物が挟まって感圧
センサ11が加圧されると、抵抗値が急激に減少し、増
幅器12の出力電圧が第2の基準電圧に等しい定常値か
ら上昇する。比較器14も、比較信号が正の電源電圧に
近い飽和電圧まで急激に上昇させられ、コンデンサ24
の電荷を抵抗58及び23を経由して徐々に充電させる
が、この充電中に電圧フォロア44の出力電圧、FET
41及び51のゲート電圧が略一定に維持されるので、
検出出力の出力電圧が所定期間上昇する。
【0030】コンデンサ57は、出力電圧の微動を抑制
するために必要であるが、抵抗値Rsは、増大する程、
抵抗変化に対する出力電圧の変動が小さくなり、応答時
間も長くなる。これは結果的に圧力検出感度の低下に繋
がるが、コンデンサ43及び53がこの問題を解決す
る。即ち、感圧センサ11の抵抗値が大きく(小さく)
なる程、FETの内部抵抗が増大(減少)するためコン
デンサ43及び53の効果が小さく(大きく)なり、自
動的に適切な出力電圧の応答特性が得られる。
【0031】従って、感圧センサ11を加圧した時点
で、出力電圧が所定の閾値以上に上昇し、これが図示し
ない比較器によって検出され、圧力出力がラッチ或は記
憶される。制御回路は、ラッチされたビットデータに基
づいて、窓ガラスを開口させて、異物が除去できるよう
にさせる。
【0032】もし、異物を窓ガラスと窓枠との間に挟み
込んだ状態即ち感圧センサ11の加圧状態で窓ガラスの
閉動作を単に停止したならば、検出レベルに達した出力
電圧が第2の基準電圧に徐々に戻る。従って、パワーウ
インドは、異物の挟込みを検知した時点で、閉塞動作か
ら開口動作への切換えを記憶するのが好ましい。窓ガラ
スが完全に開いた後に、スイッチ59がオン状態に制御
され、コンデンサ24の電荷が抵抗23を介して急速に
放電されて、定常状態に戻る。
【0033】従って、感圧センサ11の状態は、通常出
力電圧が第2の基準電圧と等しい感圧回路の定常状態下
で監視される。感圧センサ11は、抵抗値Rsが例えば
780kΩ〜200Ω間で変化するが、この抵抗値Rs
がFET41或は51のドレイン電圧によって検知する
ことができる。抵抗値Rsが780kΩ以上の時には、
比較器21の比較出力が二値論理のHになり、このHが
出力された時点で感圧センサ11の断線状態と定義す
る。感圧センサ11が完全に断線した場合には、増幅器
12の出力電圧が反転入力の電圧と等しくなる。
【0034】一方、抵抗値Rsが200Ω以下の時に
は、比較器36の比較出力が二値論理のHになり、この
Hが出力された時点で感圧センサ11の短絡状態と定義
する。感圧センサ11が完全に短絡した場合には、増幅
器12の出力電圧は略正の電源電圧まで上昇する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感圧回路
は、感圧センサの耐ノイズ性を高めると共に感圧センサ
の異常即ち断線及び短絡状態を精度良く確実に検出する
ことができる。また、感圧センサの抵抗値の製造上のバ
ラツキ、温度特性及び経年変化、湿度による回路基板の
絶縁度の変化も補償することができる。さらに、異物の
挟持も、周囲温度の変化にかかわらず、感圧感度が一定
で高信頼性で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による従来の感圧センサの一例を示す概
略斜視図である。
【図2】従来の感圧回路の一例を示す回路図である。
【図3】本発明による感圧回路の一実施例を示す回路図
である。
【符号の説明】
11 感圧センサ 12 増幅器 14 比較器 15 基準電圧源 16 ローパスフィルタ 41 FET 42 抵抗 51 第2FET 52 抵抗 54 分圧回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧力に応じて抵抗値が変化する感圧セン
    サと、 この感圧センサの一端が反転入力に接続される増幅器
    と、 前記感圧センサの他端と、前記増幅器の非反転入力との
    間に結合される基準電源と、 前記増幅器の反転入力にソース接地され、ドレインが抵
    抗を介して前記増幅器の検出出力に接続されるFET
    と、 前記検出出力が比較入力に接続され、第2の基準電源が
    基準入力に接続され、比較出力がローパスフィルタを介
    して前記FETのゲートに接続される比較器とを備え、 前記検出出力から前記加圧力に対応した信号が出力さ
    れ、前記FETのドレインから前記感圧センサの状態を
    検知する信号が出力されることを特徴とする感圧回路。
  2. 【請求項2】前記増幅器の反転入力にソース接地され、
    ドレインが第2の抵抗を介して前記検出出力に接続され
    る第2のFETと、この第2のFETのゲート及び前記
    ローパスフィルタ間に接続される分圧回路とを備え、前
    記第2のFETのドレインから前記感圧センサの第2の
    状態を検知する信号が出力されることを特徴とする請求
    項1に記載の感圧回路。
  3. 【請求項3】前記ローパスフィルタと、前記FETのゲ
    ートとの間には、電圧フォロアが接続される請求項1に
    記載の感圧回路。
  4. 【請求項4】加圧力に応じて抵抗値が変化する感圧セン
    サが反転入力に接続される増幅器と、 この増幅器の非反転入力と、前記感圧センサの他端との
    間に接続される基準電源と、 前記増幅器の反転入力にエミッタ接地され、コレクタが
    抵抗を介して前記増幅器の検出出力に接続されるトラン
    ジスタと、 前記検出出力が比較入力に接続され、第2の基準電源が
    基準入力に接続され、比較出力がローパスフィルタを介
    して前記トランジスタのベースに接続される比較器とを
    備え、 前記検出出力から前記加圧力に対応した信号が出力さ
    れ、前記トランジスタのコレクタから前記感圧センサの
    状態を検知する信号が出力されることを特徴とする感圧
    回路。
  5. 【請求項5】前記増幅器の反転入力にエミッタ接地さ
    れ、コレクタが第2の抵抗を介して前記検出出力に接続
    される第2のトランジスタと、この第2のトランジスタ
    のベース及び前記ローパスフィルタ間に接続される分圧
    回路とを備え、前記第2のトランジスタのコレクタから
    前記感圧センサの第2の状態を検知する信号が出力され
    ることを特徴とする請求項4に記載の感圧回路。
  6. 【請求項6】前記ローパスフィルタと、前記トランジス
    タのベースとの間には、電圧フォロアが接続される請求
    項4に記載の感圧回路。
  7. 【請求項7】前記ローパスフィルタは、低抵抗に直列接
    続された高抵抗を備え、この高抵抗にスイッチが並列接
    続される請求項1或は4に記載の感圧回路。
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