JP3219027U - 携帯型電子機器用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】発光部を備える携帯型電子機器用のケースにおいて、発光部の本来の機能を損なうことなく、かつ、ケースを十分に発光させる。
【解決手段】ケース10は、携帯型電子機器20が取り付けられた状態で、携帯型電子機器20の外側の表面のうち、発光部の周囲を含む特定部分を少なくとも覆う部分が透光性を有するケース本体100と、ケース本体100に取り付けられるカバー200と、カバー200のケース本体100と対向する面に配置される第1の反射板300と、カバー200に対してケース本体100を回動可能に固定する回動機構400と、を備える。カバー200に対してケース本体100が固定される位置は、ケース本体100に取り付けられた携帯型電子機器20の発光部が第1の反射板300によって覆われる第1の位置と、ケース本体100に取り付けられた携帯型電子機器20の発光部が第1の反射板300によって覆われない第2の位置と、を含む。
【選択図】図4

Description

本明細書は、スマートフォンなどの携帯型電子機器を支持する携帯型電子機器用ケースに関する。
スマートフォンなどの携帯型電子機器が落下等によって破損することを防止するためのケースが、知られている(例えば、非特許文献1)。
このケースでは、スマートフォンに搭載されたカメラのフラッシュライトが、透光性を有するケースの対応する部分で覆われる。このために、フラッシュライトから発射された光は、ケース内に導入される。この結果、フラッシュライトから発射された光によって、ケースの全体、特に、ケースの縁部分を発光させることができる。
エレコム株式会社(ELECOM CO.,LTD)、"iPhone 5/5s用シャイニングケース"、製品情報>スマートフォン用アクセサリース>スマートフォン用ケース、[online]、[2015年8月14日検索]、インターネット(URL:http://www2.elecom.co.jp/products/PS-A12PVSBKC.html)
しかしながら、上記のケースでは、常にフラッシュライトが透光性を有するケースに覆われているので、フラッシュライトとしての本来の機能が十分に発揮できない可能性がある。例えば、フラッシュライトから発射された光の一部は、ケース内に導入されるので、被写体に照射される光の量が低下してしまう。逆に、フラッシュライトとしての本来の機能を優先して、例えば、ケースの光の透過率を高くすれば、ケース内に導入される光の量が低下して十分にケースを発光させることができない可能性がある。このような課題は、カメラのフラッシュライトを備えるスマートフォン用のケースに限らず、発光部を備える携帯型電子機器用のケースに共通する課題であった。
本明細書は、発光部を備える携帯型電子機器用のケースにおいて、発光部の本来の機能を損なうことなく、かつ、ケースを十分に発光させることができる技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]発光部を備える携帯型電子機器を収容するための携帯型電子機器用ケースであって、
前記携帯型電子機器が取り付けられるケース本体であって、前記携帯型電子機器が取り付けられた状態で、前記携帯型電子機器の外側の表面のうち、前記発光部の周囲を含む特定部分を少なくとも覆う部分が透光性を有する、前記ケース本体と、
前記ケース本体の外側の表面の少なくとも一部を覆うように、前記ケース本体に取り付けられるカバーと、
前記カバーの前記ケース本体と対向する面に配置される第1の反射板と、
前記カバーに対して前記ケース本体を回動可能に固定する回動機構であって、前記カバーに対して前記ケース本体が固定される位置は、前記ケース本体に取り付けられた前記携帯型電子機器の前記発光部が前記第1の反射板によって覆われる第1の位置と、前記ケース本体に取り付けられた前記携帯型電子機器の前記発光部が前記第1の反射板によって覆われない第2の位置と、を含む、前記回動機構と、
を備える、携帯型電子機器用ケース。
上記構成の携帯型電子機器用ケースによれば、カバーに対してケース本体が第1の位置にある場合には、発光部からの光が第1の反射板で反射してケース本体の透光性を有する部分に導かれる。この結果、ケース本体を発光させることができる。また、カバーに対してケース本体が第2の位置にある場合には、発光部からの光が透光性を有する部分に導かれないので、発光部は本来の機能を発揮することができる。したがって、発光部の本来の機能を損なうことなく、かつ、ケース本体を十分に発光させることができる。また、第1の位置と第2の位置とは、カバーに対してケース本体を回動させることによって、簡単な操作で切り替えられるので、携帯型電子機器用ケースの利便性を向上できる。
[適用例2]適用例1に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記カバーは、前記回動機構によって前記ケース本体が取り付けられる第1部分と、前記第1部分と略同一の外形を有する第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分との境界部が折り曲げられた状態で、前記第2部分が、前記ケース本体の前記第1部分が取り付けられた側とは反対側を覆い、前記境界部が折り曲げられない状態で、前記第2部分が前記ケース本体から離れる、携帯型電子機器用ケース。
上記構成の携帯型電子機器用ケースによれば、カバーによって、手帳カバーのように、ケース本体を覆うことができるので、便利である。
[適用例3]適用例1または2に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記携帯型電子機器は、カメラを備え、
前記発光部は、前記カメラのフラッシュライトであり、
前記第2の位置では、前記カメラのレンズおよび前記発光部は、前記カバーによって覆われない、携帯型電子機器用ケース。
上記構成の携帯型電子機器用ケースによれば、カバーに対してケース本体が第2の位置にある場合には、カメラのレンズおよび発光部は、カバーによって覆われない。この結果、ケース本体が第2の位置にある場合には、カメラによる撮影を好適に行うことができる。
[適用例4]適用例1から3のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記ケース本体は、前記発光部に対応する位置に形成された開口を有し、
前記第1の位置では、前記開口は、前記第1の反射板によって覆われ、
前記第2の位置では、前記開口は、前記第1の反射板によって覆われない、携帯型電子機器用ケース。
上記構成によれば、第1の位置では、第1の反射板から反射した光が、開口に沿う端面から、ケース本体の透光性を有する部分に入射するので、ケース本体をより明るく発光させることができる。
[適用例5]適用例4に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記ケース本体の外側の面における前記開口の面積は、前記ケース本体の内側の面における前記開口の面積より大きい、携帯型電子機器用ケース。
上記構成によれば、ケース本体において、開口に沿う端面の面積を大きくすることができるので、ケース本体の透光性を有する部分に入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体をより明るく発光させることができる。
[適用例6]適用例4または5に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記ケース本体において、前記開口に沿う部分の厚さは、前記開口に沿う部分の周囲の厚さより厚い、携帯型電子機器用ケース。
上記構成によれば、開口に沿う端面の面積を大きくすることができるので、透光性を有する部分に入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体をより明るく発光させることができる。
[適用例7]適用例4から6のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記ケース本体において、前記開口に沿う端面には、前記開口側に突出する1個以上の凸部を含む凹凸形状が形成されている、携帯型電子機器用ケース。
上記構成によれば、開口に沿う端面の面積を大きくすることができるので、透光性を有する部分に入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体をより明るく発光させることができる。
[適用例8]適用例1から7のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、さらに、
前記ケース本体の内側の表面の少なくとも一部に配置される第2の反射板であって、前記第1の位置において、前記ケース本体の透光性を有する部分を挟んで前記第1の反射板と対向する部分を含む、前記第2の反射板を備える、携帯型電子機器用ケース。
上記構成によれば、ケース本体において、透光性を有する部分内の光が外に漏れることを抑制できる。この結果、透光性を有する部分の他の部分、例えば、側部を明るく発光させることができる。
[適用例9]適用例1から8のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、
前記第1の反射板は、前記ケース本体の透光性を有する部分の長手方向の長さと略同一の幅を有し、
前記第1の位置では、前記ケース本体の透光性を有する部分の少なくとも一部は、前記長手方向の略全長に亘って、前記第1の反射板によって覆われる、携帯型電子機器用ケース。
上記構成によれば、ケース本体の透光性を有する部分の略全体を発光させることができる。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、携帯型電子機器のケース本体を覆うカバー等の態様で実現することができる。
携帯型電子機器用ケースの一実施例としてのケース10の斜視図。 ケース本体100の斜視図。 カバー200の説明図。 カバー200に対してケース本体100が固定される位置について説明する図。 カバー200が閉じられた状態のケース10を示す図。 レンズ24およびフラッシュライト25の近傍の断面図。 変形例のケース本体100Bの一例を示す図。 変形例のケース本体100Cの一例を示す図。 変形例のケース本体100Dの一例を示す図。 変形例のケース本体100E、100Fの一例を示す図。 変形例のケース本体100Gの一例を示す図。 変形例のケース本体100Hの一例を示す図。
A.実施例:
A−1:ケース10の概略構成:
図1は、携帯型電子機器用ケースの一実施例としてのケース10の斜視図である。図1に示すように、ケース10は、スマートフォン20を収容するためのケースである。ケース10は、例えば、スマートフォン20用の損傷や汚れの防止や、見栄えを向上等のために、スマートフォン20用に取り付けられる。
図1等に示すX方向の正方向を+X方向とも呼び、負方向を−X方向とも呼ぶ。同様に、Y方向の正方向を+Y方向とも呼び、負方向を−Y方向とも呼ぶ。また、Z方向の正方向を+Z方向とも呼び、負方向を−Z方向とも呼ぶ。
スマートフォン20は、略板状の外観形状を有している。スマートフォン20の表面(+Z方向を向いた面)には、液晶パネルなどの表示パネル22が配置されている。スマートフォン20は、デジタルカメラ機能を有している。このために、スマートフォン20の裏面(−Z方向を向いた面)には、デジタルカメラのレンズ24と、デジタルカメラ用のフラッシュライト25と、を備えている。より具体的には、レンズ24とフラッシュライト25とは、略矩形(略長方形)のスマートフォン20の裏面の特定の角、具体的には、−X方向の端、かつ、−Y方向の端に位置する角の近傍に、配置されている。スマートフォン20の側面には、各種のコネクタやボタンが配置されている。例えば、スマートフォン20の+Y方向を向いた側面には、コネクタ26、27が配置されており、スマートフォン20の+X方向を向いた側面には、図示しないボタンが配置されている。
ケース10は、スマートフォン20の裏面および側面を覆うように、スマートフォン20に取り付けられるケース本体100と、ケース本体100およびケース本体100に取り付けられたスマートフォン20を覆うためのカバー200と、を備えている。
図2を参照して、ケース本体100の構成について、さらに説明する。図2は、ケース本体100の斜視図である。ケース本体100は、スマートフォン20の外側の表面のうち、裏面および側面を覆い、スマートフォン20の表面を覆わないトレイ状の形状を有している。具体的には、ケース本体100は、スマートフォン20が取り付けられた場合に、スマートフォン20の裏面を覆う底壁110と、スマートフォン20の側面を覆う側壁120、130、140、150と、を備えている。底壁110は、スマートフォン20の裏面とほぼ等しい形状およびサイズを有する薄板である。側壁120、130、140、150は、スマートフォンの対応する側面とほぼ等しい形状およびサイズを有する薄板である。ケース本体100は、光を透過する透光性を有する材料、本実施例では、アクリル樹脂を用いて形成されている。
底壁110には、スマートフォン20のレンズ24およびフラッシュライト25に対応する開口OP1と、後述する回動機構400にケース本体100を固定するための角孔HL1と、が形成されている。開口OP1は、スマートフォン20がケース本体100に取り付けられた状態で、Z方向から見て、レンズ24およびフラッシュライト25と重なる位置に形成されている。したがって、スマートフォン20がケース本体100に取り付けられた状態で、スマートフォン20の裏面は、ほぼ全体がケース本体100によって覆われるが、レンズ24およびフラッシュライト25が配置された部分は、ケース本体100によって覆われない。底壁110において、開口OP1が形成された部分を開口形成部114と呼ぶ。角孔HL1は、底壁110の重心に形成された貫通孔である。
側壁120、130、140、150には、スマートフォン20のコネクタやボタン(例えば、図1のコネクタ26、27)に対応する複数個の孔HL2、HL3、HL4、HL5、HL6が形成されている。この結果、スマートフォン20がケース本体100に取り付けられた状態でも、ボタンの操作やコネクタの利用が可能である。
図3を参照して、カバー200の構成について、さらに説明する。図3は、カバー200の説明図である。図3(A)には、カバー200の斜視図が示されている。カバー200は、ケース本体100の底壁110より僅かに大きなサイズを有する略長方形の薄板状の第1部分210と、第1部分210と略同一の外形を有する第2部分220と、第1部分210と第2部分220と、の間に位置する部分(境界部分とも呼ぶ)230と、固定用バンド240と、を備えている。カバー200は、本実施例では、合成皮革を用いて形成されている。カバー200は、他の材料、例えば、本革で形成されても良い。
第1部分210には、スマートフォン20のレンズ24およびフラッシュライト25に対応する開口OP2が形成されている。第2部分220には、クレジットカードなどのカードを収容するためのカード入れSL1〜SL3が形成されている。
固定用バンド240は、一端が第1部分210の外側の表面の−X方向の端に固定されたバンドである。固定用バンド240の他端の近傍には、留め具245が配置されている。
第1部分210の内側の表面(+Z方向を向いた表面)、すなわち、第1部分210に取り付けられたケース本体100(図1)の底壁110の−Z方向側に位置する表面には、第1の反射板300が配置されている(図3(A))。第1の反射板300は、ケース本体100の底壁110と対向する表面が、光を反射する反射面となっている。第1の反射板300は、第1部分210の内側の表面のうち、開口OP2と、その周辺部分と、後述する回動機構400が配置された中央部分と、を除いた部分に配置されている。第1の反射板300は、第1部分210の内側の表面に対して、例えば、接着剤や両面テープで固定されている。第1の反射板300は、例えば、表面にアルミが蒸着された樹脂板によって形成されている。
回動機構400は、第1部分210の内側の表面の中央(重心の位置)に配置されている。図3(B)には、回動機構400の図3(A)におけるA−A断面が示されている。回動機構400は、第1部分210に接着剤などで固定された固定部410と、固定部410に回動自在に取り付けられた回動部420と、を備えている。
固定部410は、Z方向と平行に見た形状が円形の円盤状の形状を有している。固定部410の中央部には、Z方向と平行に見た形状が円形の貫通孔415が形成されている。貫通孔415は、−Z方向側の大径孔413と、大径孔413より小径で+Z方向側の小径孔412と、を含んでいる。
回動部420は、円盤部421と、円盤部421の+Z方向を向いた面の中央部から+Z方向に延びる芯部425と、を備えている。芯部425は、−Z方向側の円筒部423と、+Z方向側の角筒部422と、を備えている。円盤部421は、固定部410の大径孔413の内部に配置され、芯部425の円筒部423は、固定部410の小径孔412に挿入されている。この結果、回動部420は、固定部410に対して、回動自在に取り付けられる。円筒部423の角筒部422は、固定部410の+Z方向を向いた面より+Z方向に突出している。
角筒部422は、ケース本体100の底壁110に形成された角孔HL1に、外側から挿入される。これによって、ケース本体100は、回動機構400およびカバー200の第1部分210に対して、回動自在に固定される。ケース本体100が回動する回転軸AX(図3(A))は、ケース本体100の角孔HL1をとおり、Z方向に平行な線である。
図4は、カバー200に対してケース本体100が固定される位置について説明する図である。図4(A)は、デジタルカメラを使用するときにセットされる位置(以下、カメラ使用時の位置とも呼ぶ)を示す。図4(B)は、デジタルカメラを使用しないとき、例えば、電話やメールの着信を待つ待ち受け時にセットされる位置(以下、待ち受け時の位置とも呼ぶ)を示す。
カメラ使用時の位置では、Z軸方向と平行に見て、ケース本体100の開口OP1が、カバー200の第1部分210の開口OP2と、重なる(図4(A))。換言すれば、カメラ使用時の位置では、ケース本体100に取り付けられたスマートフォン20のレンズ24およびフラッシュライト25が、カバー200の第1部分210の開口OP2と、重なる(図4(A))。上述したように、第1部分210において、開口OP2と、その近傍の部分は、第1の反射板300が配置されていない。したがって、図4(A)にてハッチングで示された第1の反射板300から解るように、カメラ使用時の位置では、Z軸方向と平行に見て、ケース本体100の開口OP1や、スマートフォン20のレンズ24およびフラッシュライト25が、第1の反射板300によって、覆われない。
待ち受け時の位置におけるケース本体100は、カメラ使用時の位置におけるケース本体100と比較して、回転軸AXを回転軸として180度回動している。待ち受け時の位置では、Z軸方向と平行に見て、ケース本体100の開口OP1と、カバー200の第1部分210の開口OP2とは、重ならない(図4(B))。待ち受け時の位置では、Z軸方向と平行に見て、ケース本体100の開口OP1は、第1の反射板300によって、覆われている(図4(B))。換言すれば、図4(B)にてハッチングで示された第1の反射板300から解るように、カメラ使用時の位置では、ケース本体100に取り付けられたスマートフォン20のレンズ24およびフラッシュライト25が、第1の反射板300によって、覆われている(図4(B))。
ユーザは、ケース本体100を、カバー200の第1部分210に対して、手動で回動させることによって、カメラ使用時の位置と、待ち受け時の位置とを、容易に切り替えることができる。
図5は、カバー200が閉じられた状態のケース10を示す図である。カバー200は、図4に示す開かれた状態と、図5に示す閉じられた状態と、を取ることができる。図4の開かれた状態は、第1部分210と第2部分220との間の境界部分230が、折り曲げられていない状態である。開かれた状態では、カバー200の第1部分210によって、ケース本体100の裏側(底壁110の−Z方向を向いた面側)が覆われているが、第2部分220は、ケース本体100およびスマートフォン20から離れている。開かれた状態では、スマートフォン20の表示パネル22が露出するので、ユーザは、スマートフォン20の操作を行うことができる。デジタルカメラによる撮影は、ケース本体100がカメラ使用時の位置にセットされ、かつ、カバー200が開かれた状態で、行われる。
図5のカバー200が閉じられた状態は、第1部分210と第2部分220との間の境界部分230が、折り曲げられた状態である。閉じられた状態では、カバー200の第1部分210によって、ケース本体100の裏側(底壁110の−Z方向を向いた面側)が覆われ、かつ、第2部分220によって、ケース本体100およびスマートフォン20の表側(スマートフォン20の表示パネル22が配置された面側)が、覆われている。例えば、スマートフォン20が操作されていないとき、例えば、電話やメールの待ち受け時や持ち運び時には、ケース本体100が待ち受け時の位置にセットされ、かつ、カバー200が閉じられた状態にされる。図5に示すように、固定用バンド240が折り曲げられ、固定用バンド240の留め具245が、第2部分220の外側の表面に固定された留め具(図示省略)と嵌合することによって、カバー200は、閉じられた状態に維持される。
次に、フラッシュライト25が発光した場合について説明する。図6は、レンズ24およびフラッシュライト25の近傍の断面図である。図6(A)は、図4(A)のB−B断面を示す図である。この断面は、ケース本体100がカメラ使用時の位置にある状態において、レンズ24とフラッシュライト25を通り、かつ、Y軸と垂直な面で、ケース10およびスマートフォン20を切断した断面である。図6(B)は、図4(B)のC−C断面を示す図である。この断面は、ケース本体100が待ち受け時の位置にある状態において、レンズ24とフラッシュライト25を通り、かつ、Y軸と垂直な面で、ケース10およびスマートフォン20を切断した断面である。
図6(A)に示すように、ケース本体100の開口OP1は、開口OP1を形成する開口形成部114の端面114s、すなわち、開口OP1に沿う端面に、フラッシュライト25から発射された光のほとんどが直接入射しないように、すなわち、フラッシュライト25の照射範囲を妨げないように、十分に大きく形成されている。さらに、カバー200の開口OP2は、ケース本体100の開口OP1より大きく、フラッシュライト25の照射範囲を妨げないように、形成されている。このために、開口OP1と開口OP2がZ軸と平行に見て重なっているカメラ使用時の位置では、フラッシュライト25からの光が、ケース本体100、カバー200、第1の反射板300によって遮られることなく、被写体に照射される。同様に、開口OP1およびOP2は、レンズ24に入射する被写体の光を妨げないように、すなわち、カメラの撮影範囲を妨げないように、十分に大きく形成されている。したがって、カメラ使用時の位置では、レンズ24とフラッシュライト25とは、ケース本体100、カバー200、第1の反射板300によって、妨げられることなく、本来の機能を発揮することができる。したがって、スマートフォン20は、カメラの撮影を問題なく実行することができる。
図6(B)に示すように、ケース本体100の開口OP1が、第1の反射板300によって覆われている待ち受け時の状態では、フラッシュライト25から発射された光が、第1の反射板300によって反射される。この結果、フラッシュライト25から発射された光は、開口形成部114の端面114sから、透明なケース本体100に導入される。
ケース本体100に導入された光は、ケース本体100の内部を通って、ケース本体100の側壁120、130、140、150、特に、孔HL2、HL3、HL4、HL5、HL6が形成された側壁120、130、140、150の端面から外部に放出される。この結果、フラッシュライト25から発射された光によって、ケース本体100の側壁120、130、140、150を発光させることができる。このような発光は、図5に示すカバー200が閉じられた状態でも、ユーザによって十分に認識することができる。
例えば、スマートフォン20において、電話やメールの着信時に、フラッシュライト25が発光するように設定すれば、図5に示すカバー200が閉じられた状態でも、ケース本体100の側壁120、130、140、150が発光することによって、電話やメールの着信を、ユーザに適切に通知することができる。
以上、説明した本実施例のケース10によれば、カバー200に対してケース本体100が待ち受け時の位置にある場合には、フラッシュライト25からの光が第1の反射板300で反射して透明なケース本体100に導かれる(図6(B))。この結果、ケース本体100を発光させることができる。また、カバー200に対してケース本体100がカメラ使用時の位置にある場合には、フラッシュライト25からの光がケース本体100に導かれないので、フラッシュライト25は、カメラのフラッシュライトとしての本来の機能を発揮することができる(図6(A))。したがって、フラッシュライト25の本来の機能を損なうことなく、かつ、ケース本体100を十分に発光させることができる。また、待ち受け時の位置と、カメラ使用時の位置とは、カバー200に対してケース本体100を回動させることによって、簡単な操作で切り替えられるので、ケース10の利便性を向上できる。
さらに、カバー200は、第1部分210と前記第2部分との境界部分230が折り曲げられた状態で、第2部分220が、ケース本体100の第1部分210が取り付けられた側(−Z方向側)とは反対側(+Z方向側)を覆い(図5)、境界部分230が折り曲げられない状態で、第2部分220がケース本体から離れる(図4)。この結果、カバー200によって、手帳カバーのように、ケース本体100を覆うことができるので、スマートフォン20の携帯に便利である。
さらに、ケース本体100は、フラッシュライト25に対応する位置にある開口OP1が形成された開口形成部114を有し、待ち受け時の位置では、開口OP1は、第1の反射板300によって覆われ、カメラ使用時の位置では、開口OP1は、第1の反射板300によって覆われない。この結果、待ち受け時の位置では、図6(B)を参照して説明したように、第1の反射板300によって反射した光が、開口形成部114の端面から、ケース本体100に入射するので、ケース本体100をより明るく発光させることができる。
さらに、図4(A)、(B)から解るように、第1の反射板300は、ケース本体100の長手方向の長さ(Y方向の長さ)と略同一の幅(Y方向の幅)を有しており、ケース本体100の裏面は、開口OP1の近傍を除いて、長手方向の略全長に亘って、第1の反射板300によって覆われている。この結果、ケース本体100に導入された光が、ケース本体100の裏面から外に漏れた場合には、第1の反射板300による反射によって、漏れた光を、再度、ケース本体100の内部に導くことができる。従って、ケース本体100の側壁の略全体を明るく発光させることができる。例えば、ケース本体100のうち、フラッシュライト25から離れたY方向側の側壁130にも光を導くことができ、側壁130を明るく発光させることができる。
以上の説明から解るように、本実施例の待ち受け時の位置は、第1の位置の例であり、カメラ使用時の位置は、第2の位置の例である。
B.変形例:
(1)図7は、変形例のケース本体100Bの一例を示す図である。図7に示すように、本変形例のケース本体100Bの底壁110の内側の表面(+Z方向を向いた面)には、第2の反射板500が配置されている。第2の反射板500は、底壁110の内側の表面のうち、開口OP1が形成された部分と、その周辺部分と、を除いた部分に配置されている。第1の反射板300は、底壁110の表面と対向する面(−Z方向を向いた面)が、光を反射する反射面となっている。第2の反射板500は、第1の反射板300と同様に、例えば、表面にアルミが蒸着された樹脂板によって形成されている。変形例のケースの他の構成は、実施例と同じである。第2の反射板500は、底壁110の表面(+Z方向を向いた面)と密着して配置されているので、底壁110の内部に導入された光が、底壁110の表側から漏れることを、第2の反射板500による反射によって防ぐことができる。
図7の第2の反射板500は、底壁110とは、別部材とされているが、これに限られない。第2の反射板は、当該第2の反射板から見て底壁110側において光を反射することができればよく、例えば、底壁110と一体であっても良い。例えば、ケース本体100Bの底壁110の内側の表面を、光が反射できるような加工を施してもよい。この場合には、底壁110の内側の表面を含む加工された板状の層が、第2の反射板に相当する。さらに、ケース本体100Bの底壁110の内側に、ケース本体100Bと屈折率の異なる透明な材料で形成された層を一体成型し、その境界において光を反射させる構成としてもよい。この場合には、屈折率の異なる透明な材料で形成された板状の層が、第2の反射板に相当する。
このように、第2の反射板500が配置された結果、本変形例では、ケース本体100が待ち受け時の位置にある場合において、第2の反射板500は、ケース本体100Bの底壁110を挟んで、第1の反射板300と対向する部分を含む。この結果、透明な底壁110は、表側と裏側との両方に反射板が配置された状態になるので、底壁110の内部に導入された光が、底壁110の表側および裏側から外に漏れることなく、ケース本体100の側壁120、130、140、150に導かれる。この結果、ケース本体100の側壁120、130、140、150をより明るく発光させることができる。
(2)図8は、変形例のケース本体100Cの一例を示す図である。図8(A)には、ケース本体100Cの開口OP1の近傍を、図4(B)に示すC−C断面にて切断した図が示されている。図8(B)には、ケース本体100Cの開口OP1の近傍を、Z方向に平行に−Z方向側から+Z方向に向かって見た図が示されている。なお、図8(B)では、図の煩雑を避けるために、ケース本体100Cのみが図示され、スマートフォン20、第1の反射板300、カバー200の図示は、省略されている。図8(B)にて、ハッチングされた領域は、開口OP1が形成された開口形成部114Cの端面114Csを示している。
本変形例では、開口OP1が形成された開口形成部114Cの端面114Csは、内側から外側に向かって(すなわち、+Z方向から−Z方向に向かって)拡がるように、Z軸に対して傾斜している(図8(A))。すなわち、開口形成部114Cの外側の面における開口OP1の幅W2は、開口形成部114Cの内側の面における開口OP1の幅W1より大きい。C−C断面に限らず、開口OP1の中心を通り、Z方向と平行な任意の面で、開口OP1の近傍を切断した断面において、幅W2は、幅W1より大きい。この結果、図8(B)に示すように、開口形成部114Cの外側の面における開口OP1の面積(図8(B)のハッチングされた領域の外側の楕円で囲まれた領域の面積)は、開口形成部114Cの内側の面における開口OP1の面積(図8(B)のハッチングされた領域の内側の楕円で囲まれた領域の面積)より大きい。
本変形例によれば、開口形成部114Cの端面114Csの面積を実施例より大きくすることができるので、透明なケース本体100Cに入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体100Cをより明るく発光させることができる。
(3)図9は、変形例のケース本体100Dの一例を示す図である。図9では、図8と同様に、ケース本体100Dの開口OP1の近傍を、図4(B)に示すC−C断面にて切断した図が示されている。本変形例では、図8のケース本体100Cと同様に、開口OP1の中心を通り、Z方向と平行な任意の面で、開口OP1の近傍を切断した断面において、幅W2は、幅W1より大きい。さらに、開口形成部114Dの端面114Dsは、開口OP1側に突出する複数個の凸部SPと、複数個の凹部CPと、を含んでいる。このために、開口形成部114Dの端面114Dsには、凹凸形状が形成されている。
本変形例によれば、開口OP1を形成する開口形成部114Dの端面114Dsの面積を実施例より大きくすることができるので、透明なケース本体100Dに入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体100Dを、さらに明るく発光させることができる。
なお、開口形成部114Dの端面114Dsには、少なくとも1個以上の凸部SPを含む凹凸形状が形成されていれば良い。こうすれば、開口形成部の端面が平坦である場合と比較して、開口形成部114Dの端面114Dsの面積を大きくすることができる。
(4)図10は、変形例のケース本体100E(図10(A))、100F(図10(B))の一例を示す図である。図10(A)、(B)には、図8(B)と同様に、ケース本体100E、100Fの開口OP1の近傍を、Z方向に平行に−Z方向側から+Z方向に向かって見た図が示されている。図10(A)、(B)にて、ハッチングされた領域は、開口OP1が形成された開口形成部114E、114Fの端面114Es、114Fsを示している。
図10(A)、(B)の100E、100Fでは、図8のケース本体100Cと同様に、開口OP1の中心を通り、Z方向と平行な任意の面で、開口OP1の近傍を切断した断面において、幅W2は、幅W1より大きい。したがって、図10(A)、(B)の100E、100Fでは、開口形成部114E、100Fの外側の面における開口OP1の面積(図10(A)、(B)のハッチングされた領域の外側の線で囲まれた領域の面積)は、開口形成部114E、100Fの内側の面における開口OP1の面積(図10(A)、(B)のハッチングされた領域の内側の線で囲まれた領域の面積)より大きい。
図10(A)のケース本体100Eの端面114Esには、略楕円の開口OP1の周方向と略垂直に延びる複数本の谷線L1(破線)と、複数本の稜線L2(実線)と、を有する複数個の溝部CLが形成されている。換言すれば、複数個の溝部CLは、略楕円の端面114Es上に、平歯車状に形成されている。この結果、端面114Esには、複数個の溝部CLによって、稜線L2の位置にある複数個の凸部と、谷線L1の位置にある複数個の凹部と、を含む凹凸形状が形成されている。稜線L2と垂直な面で凸部を切断した断面は、略三角形となっている。
図10(B)のケース本体100Fの端面114Fsには、図10(A)と同様に、複数本の谷線L1b(破線)と、複数本の稜線L2b(実線)と、を有する複数個の溝部CLbが形成されている。ただし、図10(B)の端面114Fsでは、図10(A)と異なり、複数本の谷線L1bと、複数本の稜線L2bとは、曲線となっている。換言すれば、複数個の溝部CLbは、略楕円の端面114Fs上に、はすば歯車状に形成されている。この結果、端面114Fsには、複数個の溝部CLbによって、稜線L2bの位置にある複数個の凸部と、谷線L1bの位置にある複数個の凹部と、を含む凹凸形状が形成されている。
本変形例によれば、開口OP1を形成する開口形成部114E、114Fの端面114Es、114Fsの面積を実施例より大きくすることができるので、透明なケース本体100E、100Fに入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体100E、100Fを、さらに明るく発光させることができる。
(5)図11は、変形例のケース本体100Gの一例を示す図である。図11には、ケース本体100Gの開口OP1の近傍を、Z方向に平行に−Z方向側から+Z方向に向かって見た図が示されている。本変形例では、図8〜図10のケース本体100C、100D、100E、100Fと異なり、開口OP1を形成する開口形成部114Gの端面114Gsは、Z方向と平行である。そして、開口形成部114Gの端面114Gsは、Z方向に平行に見て、開口OP1側に突出する複数個の凸部SPと、複数個の凹部CPと、を含む凹凸形状が形成されている。なお、破線L3は、実施例の開口OP1を形成する端面114s(図6(A)、(B))を参考のために示す線である。
本変形例によれば、開口OP1を形成する開口形成部114Gの端面114GsをZ方向に平行に見た場合の線長が、実施例より長くなっている。したがって、開口形成部114Gの端面114Gsの面積を実施例より大きくすることができるので、透明なケース本体100Gに入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体100Gを、さらに明るく発光させることができる。
なお、上記の変形例(3)と同様に、開口形成部114Gの端面114Gsには、少なくとも1個以上の凸部SPを含む凹凸形状が形成されていれば良い。こうすれば、開口形成部の端面が平坦である場合と比較して、開口形成部114Gの端面114Gsの面積を大きくすることができる。
(6)図12は、変形例のケース本体100Hの一例を示す図である。図12(A)には、ケース本体100Hの開口OP1の近傍を、図4(B)に示すC−C断面にて切断した図が示されている。図12(B)には、ケース本体100Hの開口OP1の近傍を、Z方向に平行に−Z方向側から+Z方向に向かって見た図が示されている。なお、図12(B)では、図の煩雑を避けるために、ケース本体100Hのみが図示され、スマートフォン20、第1の反射板300、カバー200の図示は、省略されている。図12(B)にて、ハッチングされた領域は、開口OP1が形成された開口形成部114Hを示している。図12(A)に示すように、ケース本体100Hの開口OP1が形成されている開口形成部114Hの厚さ、すなわち、開口OP1に沿う部分の厚さ(Z方向の長さ)は、ケース本体100Hの他の部分(具体的には、開口形成部114Hの周囲の部分)の厚さより、厚い。
本変形例によれば、開口OP1を形成する開口形成部114Hの端面114Hsの面積を実施例より大きくすることができるので、ケース本体100Hに入射する光量を多くすることができる。この結果、ケース本体100Hをより明るく発光させることができる。
なお、本変形例では、図12(A)に示すように、厚さが周囲より厚い開口形成部114Hに対応して、第1の反射板300Hには、待ち受け時の位置において、開口形成部114HとZ方向に重なる位置に、凹部311Hが形成されている。そして、第1の反射板300Hの凹部311Hに対応して、カバー200Hには、凹部311HとZ方向に重なる位置に、凹部211Hが形成されている。この結果、厚さが周囲より厚い開口形成部114Hが形成されても、カバー200の外側の面(−Z方向を向いた面)を平坦に保つことができる。また、開口形成部114Hが、凹部311Hに嵌ることによって、待ち受け時の位置において、ケース本体100Hがカバー200に対して、適切に固定される。
(7)上記実施例では、ケース本体100の全体が光を透過する透明な材料で形成されている。すなわち、ケース本体100の全体が、透光性の透光部である。これに変えて、ケース本体の一部分だけが、透光性の材料で形成された透光性の透光部であっても良い。ケース本体のうち、少なくともスマートフォン20が取り付けられた状態で、スマートフォン20のフラッシュライト25の周囲を含む一部分を少なくとも覆う部分が、透光性の透光部であればよい。例えば、図2(A)、または、図2(B)のケース本体100のうち、Y軸方向の中心から−Y方向の半分(開口OP1が形成されている側の半分)だけが光を透過する透明な材料で形成され、Y軸方向の中心から+Y方向の半分(開口OP1が形成されていない側の半分)は、光を透過しない不透明な材料で形成されていても良い。この場合には、待ち受け時の位置において、フラッシュライト25が発光した場合に、ケース本体100のうち、透明な材料で形成された半分が発光する。
または、図2(A)、または、図2(B)のケース本体100のうち、図5に示す状態、すなわち、待ち受け位置の状態で、かつ、カバー200が閉められた状態で、カバー200の境界部分230で覆われている側壁140は、発光したとしても図5に示す状態で外部から見えない。このような場合、例えば、ケース本体100のうち、側壁140、および、側壁140の近傍(ただし、開口OP1の近傍は除く)は、光を透過しない不透明な材料で形成され、図5に示す状態で外部に露出する側壁120、130、150は、光を透過する透明な材料で形成されていても良い。こうすれば、外部から見えない部分に光が分散することが抑制され、外部に露出している部分に集中的に光が導かれる。したがって、ケース本体100のうち、外部に露出している部分をより効率的に発光させることができる。
(8)上記実施例では、カバー200は、ケース本体100の裏側(−Z方向側)と、表側(+Z方向側)との両方を覆う手帳側のカバーであるが、これに限られない。カバーは、ケース本体100の裏面(−Z方向を向いた面)だけを覆う樹脂性のカバーであっても良い。
(9)上記実施例のケース本体100に形成された開口OP1は、無くても良い。例えば、実施例において、ケース本体100の開口OP1が形成されている部分は、例えば、フラッシュライト25からの光が被写体に照射されることを妨げないように、十分に薄く、かつ、十分に透明な薄板で形成されていても良い。
(10)上記実施例のケース10は、スマートフォン20を収容するためのケースであるが、これに限られない。ケース10に収容される機器は、携帯型のカーナビゲーション装置や音楽プレーヤーなどの他の携帯型電子機器であっても良い。また、本実施例では、携帯型電子機器の発光部は、カメラのフラッシュライトであるが、これに限られない。例えば、発光部は、例えば、カメラのフラッシュライトとは異なる用途(例えば、暗所での照明)にて用いられるライトであっても良い。
(11)上記実施例のケース本体100は、アクリルで形成されているが、これに限られない。これに代えて、ケース本体100は、ポリカーボネイト、ガラス、導光部材として利用されているアクリル系熱可塑性エラストマー(例えば、クラレ社製の「クラリティ(登録商標)」)などの他の透光性を有する材料で形成されていても良い。
(12)上記実施例の第1の反射板300の反射面、特に、待ち受け時の位置において、ケース本体100の開口OP1を覆う部分には、特定色(例えば、赤、緑、黄)を有する半透明のシート(例えば、極薄いビニルシート))が貼り付けられてもよい。こうすれば、ケース本体100を特定色に発光させることができる。このようなシートは、複数色について用意され、ユーザが任意に貼り替えることが可能であっても良い。また、半透明のシートに代えて、第1の反射板300の表面に直接に着色が行われても良い。例えば、蒸着、塗装、着色アルマイト加工などの方法で、第1の反射板300の表面に着色が行われ得る。あるいは、第1の反射板300は、開口OP1を覆う部分を、回転やスライドなどの切替機構によって切り替え可能なパーツで構成されても良い。そして、該パーツには、複数色の反射板が設けられ、該パーツを回転またはスライドさせることで、反射板のうち、開口OP1を覆う部分の色を切り替え可能に構成されても良い。
以上、実施例、変形例に基づき本考案について説明してきたが、上記した考案の実施の形態は、本考案の理解を容易にするためのものであり、本考案を限定するものではない。本考案は、その趣旨並びに実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本考案にはその等価物が含まれる。
10...ケース、20...スマートフォン、22...表示パネル、24...レンズ、25...フラッシュライト、26...コネクタ、100、100B、100C、100D、100E、100F...ケース本体、110...底壁、114、114C、114D、114E、114F...開口形成部、120、130、140、150...側壁、200、200F...カバー、210...第1部分、220...第2部分、230...境界部分、240...固定用バンド、245...留め具、300、300F...第1の反射板、311F...凹部、400...回動機構、410...固定部、412...小径孔、413...大径孔、415...貫通孔、420...回動部、421...円盤部、422...角筒部、423...円筒部、425...芯部、500...第2の反射板、SP...凸部、CP...凹部、OP1、OP2...開口

Claims (9)

  1. 発光部を備える携帯型電子機器を収容するための携帯型電子機器用ケースであって、
    前記携帯型電子機器が取り付けられるケース本体であって、前記携帯型電子機器が取り付けられた状態で、前記携帯型電子機器の外側の表面のうち、前記発光部の周囲を含む特定部分を少なくとも覆う部分が透光性を有する、前記ケース本体と、
    前記ケース本体の外側の表面の少なくとも一部を覆うように、前記ケース本体に取り付けられるカバーと、
    前記カバーの前記ケース本体と対向する面に配置される第1の反射板と、
    前記カバーに対して前記ケース本体を回動可能に固定する回動機構であって、前記カバーに対して前記ケース本体が固定される位置は、前記ケース本体に取り付けられた前記携帯型電子機器の前記発光部が前記第1の反射板によって覆われる第1の位置と、前記ケース本体に取り付けられた前記携帯型電子機器の前記発光部が前記第1の反射板によって覆われない第2の位置と、を含む、前記回動機構と、
    を備える、携帯型電子機器用ケース。
  2. 請求項1に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記カバーは、前記回動機構によって前記ケース本体が取り付けられる第1部分と、前記第1部分と略同一の外形を有する第2部分とを含み、
    前記第1部分と前記第2部分との境界部が折り曲げられた状態で、前記第2部分が、前記ケース本体の前記第1部分が取り付けられた側とは反対側を覆い、前記境界部が折り曲げられない状態で、前記第2部分が前記ケース本体から離れる、携帯型電子機器用ケース。
  3. 請求項1または2に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記携帯型電子機器は、カメラを備え、
    前記発光部は、前記カメラのフラッシュライトであり、
    前記第2の位置では、前記カメラのレンズおよび前記発光部は、前記カバーによって覆われない、携帯型電子機器用ケース。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記ケース本体は、前記発光部に対応する位置に形成された開口を有し、
    前記第1の位置では、前記開口は、前記第1の反射板によって覆われ、
    前記第2の位置では、前記開口は、前記第1の反射板によって覆われない、携帯型電子機器用ケース。
  5. 請求項4に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記ケース本体の外側の面における前記開口の面積は、前記ケース本体の内側の面における前記開口の面積より大きい、携帯型電子機器用ケース。
  6. 請求項4または5に記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記ケース本体において、前記開口に沿う部分の厚さは、前記開口に沿う部分の周囲の厚さより厚い、携帯型電子機器用ケース。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記ケース本体において、前記開口に沿う端面には、前記開口側に突出する1個以上の凸部を含む凹凸形状が形成されている、携帯型電子機器用ケース。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、さらに、
    前記ケース本体の内側の表面の少なくとも一部に配置される第2の反射板であって、前記第1の位置において、前記ケース本体の透光性を有する部分を挟んで前記第1の反射板と対向する部分を含む、前記第2の反射板を備える、携帯型電子機器用ケース。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の携帯型電子機器用ケースであって、
    前記第1の反射板は、前記ケース本体の透光性を有する部分の長手方向の長さと略同一の幅を有し、
    前記第1の位置では、前記ケース本体の透光性を有する部分の少なくとも一部は、前記長手方向の略全長に亘って、前記第1の反射板によって覆われる、携帯型電子機器用ケース。
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