JP3218863U - 湿布 - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚や粘膜のかぶれなどを防止しつつ、皮膚や粘膜に安定的に配置し易い湿布を提供する。
【解決手段】固定部20Bと、粘着付与剤を含まない薬部10と、を備え、固定部20Bは、胴体部が挿入される開口部と、脚部が挿入される二つの穴部26を有する袋状部25を有し、薬部10は、袋状部25の内側の陰嚢や膣に対応する部位に設けられており、陰嚢や膣に該薬部を付着させることが可能な構成とされている。
【選択図】図3
【解決手段】固定部20Bと、粘着付与剤を含まない薬部10と、を備え、固定部20Bは、胴体部が挿入される開口部と、脚部が挿入される二つの穴部26を有する袋状部25を有し、薬部10は、袋状部25の内側の陰嚢や膣に対応する部位に設けられており、陰嚢や膣に該薬部を付着させることが可能な構成とされている。
【選択図】図3
Description
本考案は、湿布に関する。
一般的な湿布(下記実用新案登録文献参照)は、その膏体中に粘着付与剤を含有し、皮膚から剥がれにくい構成となっている。
特開2003−284739号公報
しかしながら、粘着付与剤は皮膚や粘膜のかぶれなどの原因となるので、粘着付与剤を含まない湿布が模索されていたが、それを含まないと湿布が皮膚や粘膜に安定的に配置され難くなるので、さらなる改善が求められていた。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、皮膚や粘膜のかぶれなどを防止しつつ、皮膚や粘膜に安定的に配置し易い湿布を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る湿布は、固定部と、粘着付与剤を含まない薬部と、を備えたことを特徴とする。
本考案においては、前記固定部は、紐状部、帯状部、袋状部のいずれかを含むものとしてもよい。
また、本考案においては、前記薬部は、前記固定部に着脱自在となっているものとしてもよい。
さらに、本考案においては、前記薬部は、難治性真菌症治療薬、又はアレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患の自己抗原の減感作のための成分を含有したものとしてもよい。
さらにまた、本考案においては、前記湿布は、陰嚢用または膣用であるものとしてもよい。
本考案に係る湿布によれば、皮膚や粘膜のかぶれなどを防止しつつ、皮膚や粘膜に安定的に配置され易い。
以下に本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本考案の第一実施形態に係る湿布1は、図1(a)に示すように、固定部20と、粘着付与剤を含まない薬部10と、を備えている。
本考案の第一実施形態に係る湿布1は、図1(a)に示すように、固定部20と、粘着付与剤を含まない薬部10と、を備えている。
本実施形態では、固定部20は、紐状部22を含む。固定部20は、それにより身体に湿布1を固定する機能を有する。また、固定部20は、本体部21と紐状部22とを有している。
本体部21は、熱的、機械的、化学的作用により繊維や糸等を接着またはからみ合わせた薄い不織布や、繊維や糸等を織り込んだ布、綿織物等を重ね合わせたガーゼ、ナイロン、プラスチックフィルム等からなる薄いシート状体としてもよく、略矩形、円形等種々の形状としてもよい。
紐状部22は、本体部21の側部などに取り付けられ、胴体部や、陰嚢、膣などを含む股などの種々の身体の部位に括りつけることができる構成となっている。
紐状部22は、木綿や絹、麻、ポリプロピレン、ナイロン、紙などからなるものとしてもよい。
本体部21は、熱的、機械的、化学的作用により繊維や糸等を接着またはからみ合わせた薄い不織布や、繊維や糸等を織り込んだ布、綿織物等を重ね合わせたガーゼ、ナイロン、プラスチックフィルム等からなる薄いシート状体としてもよく、略矩形、円形等種々の形状としてもよい。
紐状部22は、本体部21の側部などに取り付けられ、胴体部や、陰嚢、膣などを含む股などの種々の身体の部位に括りつけることができる構成となっている。
紐状部22は、木綿や絹、麻、ポリプロピレン、ナイロン、紙などからなるものとしてもよい。
薬部10は、図1(b)に示すように、支持体11と、その上に塗布された膏体12と、を備えている。
本実施形態では、薬部10は、固定部20(本体部21)に着脱自在となっている。
また、本実施形態では、薬部10は、薬効成分として、難治性真菌症治療薬、又はアレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分を含有している。
本実施形態では、薬部10は、固定部20(本体部21)に着脱自在となっている。
また、本実施形態では、薬部10は、薬効成分として、難治性真菌症治療薬、又はアレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分を含有している。
難治性真菌症治療薬としては、例えば、ファンギゾン(登録商標)などのポリエン系や、アンコチル(登録商標)などのフッ化ピリミジン系、イトリゾール、ジフルカン、フロリード、ラミシール、ブイフェンドなどのアゾール系・アリルアミン系、エンペシドトローチなどのイミダゾール系、バクタ、バクトラミン、サムチレールなどのニューモシスチス肺炎用の薬剤を用いてもよい。
アレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分(アレルゲン)としては、例えば、室内塵や、ダニ、花粉、真菌、細菌、動物、昆虫、絹や綿などの職業性アレルゲン、牛乳やソバなどの食品、化学物質、薬品、金属イオンなどを用いてもよい。
また、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分としては、例えば、自己ミトコンドリア抗原、自己ds−DNA抗原、自己ss−DNA抗原、自己セントロメア抗原、自己滑膜細胞抗原、自己インスリン由来抗原、その他の自己由来抗原などを用いてもよい。
これら成分としては、低分子化処理及や脂溶性処理を施したものを薬部10に含ませるようにしてもよい。
例えば、上記成分を細断してエピトープを含むようにハプテン化して低分子化させてもよい。このように低分子化させたもの(特に水溶性(親水性)のもの)に対して、バリンなどを付加するなどして脂溶性を増加させるようにして脂溶性処理を施してもよい。
このように低分子化処理及び脂溶性処理を施したこれら成分は、湿布1の貼付部位の皮膚から体内に吸収され易くなる。
また、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分としては、例えば、自己ミトコンドリア抗原、自己ds−DNA抗原、自己ss−DNA抗原、自己セントロメア抗原、自己滑膜細胞抗原、自己インスリン由来抗原、その他の自己由来抗原などを用いてもよい。
これら成分としては、低分子化処理及や脂溶性処理を施したものを薬部10に含ませるようにしてもよい。
例えば、上記成分を細断してエピトープを含むようにハプテン化して低分子化させてもよい。このように低分子化させたもの(特に水溶性(親水性)のもの)に対して、バリンなどを付加するなどして脂溶性を増加させるようにして脂溶性処理を施してもよい。
このように低分子化処理及び脂溶性処理を施したこれら成分は、湿布1の貼付部位の皮膚から体内に吸収され易くなる。
また、本実施形態では、当該湿布1は、陰嚢用または膣用としている。
当該湿布1を、陰嚢または膣に対して用いた場合には、上記成分が睾丸や、膣壁、子宮、卵管、卵巣などに到達し、免疫寛容を得ることができる。
免疫寛容とは、主に、消化管の中の異物に対して過剰な免疫反応が起こらないようにする仕組みであり、上記成分が陰嚢や膣などに作用することで当該仕組みが生じるようになる。
当該湿布1を、陰嚢または膣に対して用いた場合には、上記成分が睾丸や、膣壁、子宮、卵管、卵巣などに到達し、免疫寛容を得ることができる。
免疫寛容とは、主に、消化管の中の異物に対して過剰な免疫反応が起こらないようにする仕組みであり、上記成分が陰嚢や膣などに作用することで当該仕組みが生じるようになる。
支持体11としては、不織布や、布、ナイロン、プラスチックフィルム等からなる薄いシート状体としてもよく、略矩形、円形等種々の形状としてもよい。
支持体11の素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、レーヨン、パルプ、綿、ガーゼ等を用いてもよい。
支持体11としては、これらの素材から選ばれる1種若しくは2種以上を組み合わせて、絡合、熱融着、圧着或いはバインダー接着にて製した不織布としてもよい。
なお、薬部10は、支持体11を含まないものとしてもよい。また、薬部10は、その支持体11が固定部20に着脱自在となるように構成してもよい。
支持体11の素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、レーヨン、パルプ、綿、ガーゼ等を用いてもよい。
支持体11としては、これらの素材から選ばれる1種若しくは2種以上を組み合わせて、絡合、熱融着、圧着或いはバインダー接着にて製した不織布としてもよい。
なお、薬部10は、支持体11を含まないものとしてもよい。また、薬部10は、その支持体11が固定部20に着脱自在となるように構成してもよい。
膏体12は、例えば、保湿剤、水、水溶性高分子、架橋剤、防腐剤等の基剤を含んだ構成としてもよい。
保湿剤としては、グリコール類及び多価アルコール類などを用いてもよい。保湿剤の基剤全体量に占める配合量は1〜50重量%(好ましくは5〜30重量%)としてもよい。
水としては、精製水や滅菌水、天然水などを用いてもよい。水の配合量は、例えば、30〜95重量%(好ましくは65〜90重量%)としてもよい。
水溶性高分子としては、ゼラチン、ポリアクリル酸又はその塩、部分中和物等などを用いてもよい。
ポリアクリル酸塩の塩類としては、ナトリウム、リチウム、カリウムなどの金属塩類を用いてもよい。
架橋剤としては、例えば、水難溶性アルミニウム化合物や多官能性エポキシ化合物などを用いてもよい。架橋剤の配合量としては、例えば、0.05〜20重量%(好ましくは0.5〜15重量%)としてもよい。
水難溶性アルミニウム化合物としては、たとえば、水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムゲルなどを用いてもよい。
多官能エポキシ化合物としては、例えば、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテルなどを用いてもよい。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、1,2−ペンタンジオール、安息香酸などを用いてもよい。
これらの中でもパラオキシ安息香酸エステルが好ましく、配合量としては、例えば、0.005〜10重量%(好ましくは0.01〜5重量%)としてもよい。
水としては、精製水や滅菌水、天然水などを用いてもよい。水の配合量は、例えば、30〜95重量%(好ましくは65〜90重量%)としてもよい。
水溶性高分子としては、ゼラチン、ポリアクリル酸又はその塩、部分中和物等などを用いてもよい。
ポリアクリル酸塩の塩類としては、ナトリウム、リチウム、カリウムなどの金属塩類を用いてもよい。
架橋剤としては、例えば、水難溶性アルミニウム化合物や多官能性エポキシ化合物などを用いてもよい。架橋剤の配合量としては、例えば、0.05〜20重量%(好ましくは0.5〜15重量%)としてもよい。
水難溶性アルミニウム化合物としては、たとえば、水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムゲルなどを用いてもよい。
多官能エポキシ化合物としては、例えば、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテルなどを用いてもよい。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、1,2−ペンタンジオール、安息香酸などを用いてもよい。
これらの中でもパラオキシ安息香酸エステルが好ましく、配合量としては、例えば、0.005〜10重量%(好ましくは0.01〜5重量%)としてもよい。
膏体12には、上記の基剤成分に加えて、湿布1の用途に応じて、薬効成分、美肌成分、保湿成分、酸化防止剤、溶解剤、色素、香料、界面活性剤、紫外線吸収剤、無機充填剤及びPH調整剤等を適宜配合してもよい。
薬効成分としては、経皮吸収可能な薬物を用いてもよい。
薬効成分としては、上記難治性真菌症治療薬、又はアレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分以外としては、例えばプレドニゾロン等のステロイド系抗炎症剤、サリチル酸メチル等の非ステロイド系抗炎症剤及びそのエステル誘導体、トラニラスト等の抗アレルギー剤、ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤、クロルプロマジン等の中枢神経作用薬、インシュリン等のホルモン剤、クロニジン等の抗高血圧症剤、ジギトキシン等の強心剤、塩酸プロプラノロール等の抗不整脈用剤、ニトログリセリン等の冠血管拡張剤、リドカイン等の局所麻酔剤、モルヒネ等の鎮痛剤、チザニジン等の筋弛緩剤、アセトフェニルアミン等の抗真菌剤、5−フルオロウラシル等の抗悪性腫瘍剤、塩酸テロリジン等の尿失禁症剤、ニトラゼパム等の抗てんかん剤、クロルゾキサゾン等の抗パーキンソン剤、グラニセトロン等の頻尿治療剤、ニフェジピン等のCa拮抗剤、フェンタニール等の向精神薬、ジフェニドール等の抗めまい剤、ベンゾチアゼピン等の心臓・血管系薬剤、ケトチフェン等の鎮咳去痰剤、ビンポセチ等の脳循環改善剤、ドコサヘキサエン酸等の脳血管性痴呆剤、塩酸ドネペジル等のアルツハイマー治療剤、ルーティイナイジングホルモン−リリージングホルモン等のポリペプチド系ホルモン剤、ポリサッカライド類等の免疫調節剤、ウルソデスオキシコール酸等の利胆剤、ヒドロフルメチアジド等の利尿剤、トルブタミド等の糖尿病用剤、コルヒチン等の痛風治療剤、ニコチン等の禁煙補助剤、ビタミン類、プロスタグランジン類、興奮覚醒剤、催眠鎮静剤、自律神経用剤、末梢血管拡張剤等の薬物などを用いてもよい。
また、皮膚表層部の創傷の湿潤療法用のワセリン単体や抗生剤含有軟膏、銀イオン含有膏体、皮膚深部の蜂窩織炎治療用のミノマイシン軟膏、とびひ治療用のミノマイシン軟膏やフシジン酸軟膏、などを用いてもよい。
薬効成分としては、上記難治性真菌症治療薬、又はアレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分以外としては、例えばプレドニゾロン等のステロイド系抗炎症剤、サリチル酸メチル等の非ステロイド系抗炎症剤及びそのエステル誘導体、トラニラスト等の抗アレルギー剤、ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤、クロルプロマジン等の中枢神経作用薬、インシュリン等のホルモン剤、クロニジン等の抗高血圧症剤、ジギトキシン等の強心剤、塩酸プロプラノロール等の抗不整脈用剤、ニトログリセリン等の冠血管拡張剤、リドカイン等の局所麻酔剤、モルヒネ等の鎮痛剤、チザニジン等の筋弛緩剤、アセトフェニルアミン等の抗真菌剤、5−フルオロウラシル等の抗悪性腫瘍剤、塩酸テロリジン等の尿失禁症剤、ニトラゼパム等の抗てんかん剤、クロルゾキサゾン等の抗パーキンソン剤、グラニセトロン等の頻尿治療剤、ニフェジピン等のCa拮抗剤、フェンタニール等の向精神薬、ジフェニドール等の抗めまい剤、ベンゾチアゼピン等の心臓・血管系薬剤、ケトチフェン等の鎮咳去痰剤、ビンポセチ等の脳循環改善剤、ドコサヘキサエン酸等の脳血管性痴呆剤、塩酸ドネペジル等のアルツハイマー治療剤、ルーティイナイジングホルモン−リリージングホルモン等のポリペプチド系ホルモン剤、ポリサッカライド類等の免疫調節剤、ウルソデスオキシコール酸等の利胆剤、ヒドロフルメチアジド等の利尿剤、トルブタミド等の糖尿病用剤、コルヒチン等の痛風治療剤、ニコチン等の禁煙補助剤、ビタミン類、プロスタグランジン類、興奮覚醒剤、催眠鎮静剤、自律神経用剤、末梢血管拡張剤等の薬物などを用いてもよい。
また、皮膚表層部の創傷の湿潤療法用のワセリン単体や抗生剤含有軟膏、銀イオン含有膏体、皮膚深部の蜂窩織炎治療用のミノマイシン軟膏、とびひ治療用のミノマイシン軟膏やフシジン酸軟膏、などを用いてもよい。
美肌成分としては、例えば、アラントイン、グリチルリチン酸、アミノ酸類、タンパク質、糖類、ホルモン類、水溶性プラセンタエキス等の胎盤抽出物、アロエ、ヘチマ及びカンゾウ等の各種生薬からの抽出成分、またはアシタバエキス、ワレモコウエキス等の植物性抽出物、またはビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及びその他のビタミン類やアスコルビン酸リン酸マグネシウム等のビタミンC誘導体等があげられる。
保湿成分としては、例えば、サクシニルケフィラン水溶液、アセチルケフィラン水溶液、レモン果汁等を用いてもよい。
酸化防止剤としては、例えば、アスコルビン酸、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、酢酸トコフェロール等を用いてもよい。
溶解剤としては、例えば、ベンジルアルコール、ピロチオデカン等を用いてもよい。
色素としては、例えば、赤色2号(アマランス)等の法定色素を配合してもよい。
界面活性剤としては、例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等の非イオン界面活性剤を用いてもよい。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸等を用いてもよい。
無機充填剤としては、例えば、酸化チタン、ベントナイト等を用いてもよい。
pH調整剤としては、例えば、酢酸、蟻酸、乳酸、シュウ酸、安息香酸等を用いてもよい。
膏体12のpH値は、皮膚に刺激を与えないように配慮することが望ましく、例えば、pHが4〜8(好ましくは5〜7)の範囲とするのが望ましい。
保湿成分としては、例えば、サクシニルケフィラン水溶液、アセチルケフィラン水溶液、レモン果汁等を用いてもよい。
酸化防止剤としては、例えば、アスコルビン酸、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、酢酸トコフェロール等を用いてもよい。
溶解剤としては、例えば、ベンジルアルコール、ピロチオデカン等を用いてもよい。
色素としては、例えば、赤色2号(アマランス)等の法定色素を配合してもよい。
界面活性剤としては、例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等の非イオン界面活性剤を用いてもよい。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸等を用いてもよい。
無機充填剤としては、例えば、酸化チタン、ベントナイト等を用いてもよい。
pH調整剤としては、例えば、酢酸、蟻酸、乳酸、シュウ酸、安息香酸等を用いてもよい。
膏体12のpH値は、皮膚に刺激を与えないように配慮することが望ましく、例えば、pHが4〜8(好ましくは5〜7)の範囲とするのが望ましい。
当該湿布1の製造方法としては、前述した成分を撹拌した後、均一に混合及び/又は溶解させ、これを非染色または染色した支持体11上に展延するようにしてもよい。また、その上に剥離性フィルムを貼着してもよい。湿布1は、適宜所定の形状に裁断したりロール状にしたりしてもよい。
当該湿布1の薬部10は、粘着付与剤を含まない。
このような粘着付与剤としては、例えば、カゼイン、プルラン、寒天、デキストラン、アルギン酸ソーダ、可溶性デンプン、カルボキシデンプン、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルエーテル、ポリマレイン酸共重合体、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、イソブチレン無水マレイン酸共重合体、ポリエチレンイミン等が挙げられる。
このような粘着付与剤としては、例えば、カゼイン、プルラン、寒天、デキストラン、アルギン酸ソーダ、可溶性デンプン、カルボキシデンプン、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルエーテル、ポリマレイン酸共重合体、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、イソブチレン無水マレイン酸共重合体、ポリエチレンイミン等が挙げられる。
なお、当該湿布1は、ガーゼなどの支持体に薬効成分を含ませて構成した薬部の周囲に、固定部として複数の紐状部などを設けたものとしてもよい。
本考案の第一実施形態に係る湿布1は、皮膚や粘膜のかぶれなどを防止しつつ、皮膚や粘膜に安定的に配置され易い。
つまり、当該湿布1の薬部10は、かぶれなどの原因となる粘着付与剤を含まないので、皮膚や粘膜のかぶれなどを防止することができる。また、当該湿布1は、固定部20(本実施形態では紐状部22)を有しているので、それでもって身体の部位に湿布1を括りつけることができ、皮膚から脱落しにくくなる。
つまり、当該湿布1の薬部10は、かぶれなどの原因となる粘着付与剤を含まないので、皮膚や粘膜のかぶれなどを防止することができる。また、当該湿布1は、固定部20(本実施形態では紐状部22)を有しているので、それでもって身体の部位に湿布1を括りつけることができ、皮膚から脱落しにくくなる。
本考案の第二実施形態に係る湿布1Aは、図2に示すように、その固定部20Aは一対の帯状部23,23を含む。薬部10の構成は第一実施形態と同様である。
本実施形態では、固定部20Aは本体部21と帯状部23,23とを含む。帯状部23,23は、本体部21の側部両側に一対設けられている。帯状部23,23のそれぞれの端部には、互いに対して着脱自在な構成とされた対となる面ファスナー24,24が設けられており、面ファスナー24,24同士がくっつくことにより、帯状部23,23が、胴体部などに巻き付き、湿布1Aを取り付けることができる。また面ファスナー24,24同士を引き離すことで巻き付けた部位から湿布1Aを取り外すことができる。
なお、当該湿布1Aを巻き付ける身体の部位は胴体部に限られず、陰嚢や膣などを含む股など、種々の部位としてもよい。
また、本体部21に帯状部23,23と紐状部とを組み合わせて設けてもよい。
本実施形態では、固定部20Aは本体部21と帯状部23,23とを含む。帯状部23,23は、本体部21の側部両側に一対設けられている。帯状部23,23のそれぞれの端部には、互いに対して着脱自在な構成とされた対となる面ファスナー24,24が設けられており、面ファスナー24,24同士がくっつくことにより、帯状部23,23が、胴体部などに巻き付き、湿布1Aを取り付けることができる。また面ファスナー24,24同士を引き離すことで巻き付けた部位から湿布1Aを取り外すことができる。
なお、当該湿布1Aを巻き付ける身体の部位は胴体部に限られず、陰嚢や膣などを含む股など、種々の部位としてもよい。
また、本体部21に帯状部23,23と紐状部とを組み合わせて設けてもよい。
本考案の第二実施形態に係る湿布1Aも、第一実施形態に係る湿布1と同様の効果を奏する。
また、当該湿布1Aは、端部に面ファスナー24,24を設けた一対の帯状部23,23を有しているため、帯状部23,23を胴体部などに巻き付けて面ファスナー24,24同士をくっつかせ、引きはがすことにより、容易に胴体部などに湿布1Aを着脱自在とすることができる。
また、当該湿布1Aは、端部に面ファスナー24,24を設けた一対の帯状部23,23を有しているため、帯状部23,23を胴体部などに巻き付けて面ファスナー24,24同士をくっつかせ、引きはがすことにより、容易に胴体部などに湿布1Aを着脱自在とすることができる。
本考案の第三実施形態に係る湿布1Bは、図3に示すように、その固定部20Bは袋状部25を含む。薬部10の構成は第一実施形態と同様である。
この袋状部25は、パンツやオムツの形状を有しており、胴体部及び下腹部を包む構成となっている。袋状部25には、胴体部が挿入される開口部と、二つの脚部が挿入される二つの穴部26,26が設けられている。
薬部10は、袋状部25の内側に設けられている。薬部10は、袋状部25内側の陰嚢や膣に対応する部位に設けてもよい。
なお、袋状部25としては、上記以外に、頭部に被せられる帽子状部や、頭部に装着されるマスク状部、目を覆うように頭部に装着されるアイマスク状部、脚部や腰部、胴体部に装着されるズボン状部、手に装着される手袋状部、足に装着される靴下状部、シャツなどのように上半身に装着される服状部などの構成としてもよい。
この袋状部25は、パンツやオムツの形状を有しており、胴体部及び下腹部を包む構成となっている。袋状部25には、胴体部が挿入される開口部と、二つの脚部が挿入される二つの穴部26,26が設けられている。
薬部10は、袋状部25の内側に設けられている。薬部10は、袋状部25内側の陰嚢や膣に対応する部位に設けてもよい。
なお、袋状部25としては、上記以外に、頭部に被せられる帽子状部や、頭部に装着されるマスク状部、目を覆うように頭部に装着されるアイマスク状部、脚部や腰部、胴体部に装着されるズボン状部、手に装着される手袋状部、足に装着される靴下状部、シャツなどのように上半身に装着される服状部などの構成としてもよい。
本考案の第三実施形態に係る湿布1Bも、第一実施形態に係る湿布1と同様の効果を奏する。
また、当該湿布1Bでは、その固定部20Bを袋状部25としているため、容易に胴体部及び下腹部に対して装着し取り外すことができる。また、袋状部25内側に薬部10を設けることにより、容易に陰嚢や膣に薬部10を付着させることができる。
また、当該湿布1Bでは、その固定部20Bを袋状部25としているため、容易に胴体部及び下腹部に対して装着し取り外すことができる。また、袋状部25内側に薬部10を設けることにより、容易に陰嚢や膣に薬部10を付着させることができる。
本考案の第四実施形態に係る湿布1Cは、図4に示すように、その固定部20C及び薬部10Aの構成がその他の実施形態のものとは異なる。
本実施形態では、固定部20Cが備える本体部21Aは、円柱状や角柱状のタンポン状の棒状体とされている。本体部21Aとしては、熱的、機械的、化学的作用により繊維や糸等を接着またはからみ合わせた構成としてもよく、繊維や糸等を織り込んだ構成、綿織物等を重ね合わせた構成としてもよい。
本実施形態では、本体部21Aには、その端部などに紐状部22を有している。
また、薬部10Aが、本体部21Aの外面上に設けられている。薬部10Aは、その支持体が本体部21Aに固定され、膏体が外に露出する構成とされている。薬部10Aは、本体部21Aに着脱自在な構成としてもよい。
本実施形態では、固定部20Cが備える本体部21Aは、円柱状や角柱状のタンポン状の棒状体とされている。本体部21Aとしては、熱的、機械的、化学的作用により繊維や糸等を接着またはからみ合わせた構成としてもよく、繊維や糸等を織り込んだ構成、綿織物等を重ね合わせた構成としてもよい。
本実施形態では、本体部21Aには、その端部などに紐状部22を有している。
また、薬部10Aが、本体部21Aの外面上に設けられている。薬部10Aは、その支持体が本体部21Aに固定され、膏体が外に露出する構成とされている。薬部10Aは、本体部21Aに着脱自在な構成としてもよい。
本考案の第四実施形態に係る湿布1Cも、第一実施形態に係る湿布1と同様の効果を奏する。
また、当該湿布1Cは、棒状の本体部21Aを有しているので、好適に膣内へ挿入・固定させることができる。このように膣内に湿布1Cを挿入・固定させれば、膣内にできた膣カンジダなどによる難治性真菌症を好適に治療することができる。また、子宮や卵巣などに、アレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分などを到達させやすくすることができる。
また、紐状部22を設けているので、それでもって湿布1Cを身体に括り付けることができる。また、それを引っ張って簡単に膣内から湿布1Cを引き抜くことができる。
なお、薬部10Aの膏体は、支持体内に練り込んだ構成としてもよい。また、薬部10Aの膏体を、支持体内に加えて本体部21A内にも練り込んだ構成としてもよい。
また、当該湿布1Cは、棒状の本体部21Aを有しているので、好適に膣内へ挿入・固定させることができる。このように膣内に湿布1Cを挿入・固定させれば、膣内にできた膣カンジダなどによる難治性真菌症を好適に治療することができる。また、子宮や卵巣などに、アレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患治療用の自己抗原の成分などを到達させやすくすることができる。
また、紐状部22を設けているので、それでもって湿布1Cを身体に括り付けることができる。また、それを引っ張って簡単に膣内から湿布1Cを引き抜くことができる。
なお、薬部10Aの膏体は、支持体内に練り込んだ構成としてもよい。また、薬部10Aの膏体を、支持体内に加えて本体部21A内にも練り込んだ構成としてもよい。
なお、湿布1,1A,1B,1Cを構成する各部材の構造やサイズ、寸法などは図例のものに限定されない。
1,1A,1B,1C 湿布
10,10A 薬部
20,20A,20B,20C 固定部
22 紐状部
23 帯状部
25 袋状部
10,10A 薬部
20,20A,20B,20C 固定部
22 紐状部
23 帯状部
25 袋状部
Claims (5)
- 固定部と、粘着付与剤を含まない薬部と、を備え、
前記固定部は、胴体部が挿入される開口部と、脚部が挿入される二つの穴部を有する袋状部を有し、
前記薬部は、前記袋状部の内側の陰嚢や膣に対応する部位に設けられており、前記陰嚢や膣に該薬部を付着させることが可能な構成とされている、
陰嚢用または膣用であることを特徴とする湿布。 - 固定部と、粘着付与剤を含まない薬部と、を備え、
前記固定部は、円柱状や角柱状のタンポン状の棒状体とされた本体部を備え、
前記薬部は、支持体と、その上に塗布された膏体と、を備えており、
前記薬部は、前記支持体が前記本体部に固定され、前記膏体が外に露出する構成とされている、
膣用であることを特徴とする湿布。 - 請求項1又は2において、
前記固定部は、紐状部、帯状部、袋状部のいずれかを含むことを特徴とする湿布。 - 請求項1〜3のいずれか一項において、
前記薬部は、前記固定部に着脱自在となっていることを特徴とする湿布。 - 請求項1〜4のいずれか一項において、
前記薬部は、難治性真菌症治療薬、又はアレルギーの減感作療法や抗アレルギー療法用の成分、自己免疫疾患の自己抗原の減感作のための成分を含有したものであることを特徴とする湿布。
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