JP3218634U - バネ内蔵型動くクラフト模型 - Google Patents

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久美子 大橋
久美子 大橋
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Abstract

【課題】紙製のバネを利用し、安定した方向にかつ高反発力でクラフト模型を所定の方向に押し出すことを可能とするバネ動力で自走するクラフト模型を提供する。
【解決手段】直方体形状からなる筐体1と、筐体1の長手方向に沿って伸縮する状態で筐体1に収容されたバネ部3と、バネ部3を圧縮するための押し出し棒2と、押し出し棒2を筐体1内に差し込むための孔4を筐体1の一端に設ける。バネ部3は長方形状の一葉のシート紙からなり、該シート紙の長手方向に対して直角に山折りと谷折りが繰り返される構造を有する主たるバネ部と、前記の折られたバネ部においてその両端の角部を反対方向に折り込んだ補助的バネ部を設ける。バネ部3は筐体1内の容積とほぼ同程度の大きさからなり、バネ部3の山折り部が筐体1内の上面に僅かに接し、バネ部3の谷折り部が筐体1の底面から離れている。
【選択図】図5

Description

本考案は、紙や樹脂フィルムでなる可撓性素材で形成し、筐体と筐体に内蔵されたバネと押し出し棒とで構成されるクラフト模型において、筐体に設けられた孔から押し出し棒を挿入して内蔵された紙製バネを圧縮することにより、模型が所定の一方向へ弾かれて自走することを特徴とするクラフト模型に関する。
従来、クラフト模型における可動は、モーターやクランク等を使って動かすものや、実用新案登録第3068314広報や実用新案登録第3213821号広報に開示されるように直接部位を手で動かすものが一般的であった。また実用新案登録第3193599号広報に開示されるように頭部を押下げて腕部を上下させるものなどがあった。
登録実用新案第3068314号広報 実用新案登録第3213821号広報 実用新案登録第3193599号広報
前述したような従前の考案では模型自体を自走させることは不可能であり、本考案はそれを実現するものである。しかしながら模型本体の移動にゼンマイモーター等を使用する構成では構造が複雑化し、コスト的にも高価なものとなる。またゴムやストロー、ひもを使用したものは紙以外の素材を用意する必要がある。重力を利用して動かす構造のものは、重力を起こすための別のものが必要となり、直接本体を手で動かすものは原始的である。
本考案は電動的なメカ構造を用いず、なおかつ原始的な操作をせずに、紙のみの素材で安定したより強い反発力でクラフト模型を動かすことを目的としている。
上記の課題を解決するために、本考案は以下の構成からなるバネ内蔵型動くクラフト模型を考案した。“図5”は本考案によるバネ内蔵型クラフト模型の外観図(一部透視図)であり、筐体(1)と、筐体に内蔵されたバネ(3)と、押し出し棒(2)と、押し出し棒を突っ込むために筐体に設けられた孔(4)で構成されている。“図3”に示すようにバネ(3)は複数の折り目からなり、その折り重ねたバネ(3)を筐体(1)に入れて保持させる。“図5”に示すように筐体(1)には押し出し棒を突っ込む孔(4)が設けられており、押し出し棒(2)を筐体の孔(4)に挿入して内蔵したバネを圧縮させ、その反発力を利用して、筐体から手を離したときにクラフト模型が動くという構造となっている。
“図6”にあるように、筐体(1)に内蔵された弾力性のあるバネ(3)に、押し出し棒(2)の押圧によって力が加わると、バネ(3)が元の形状に戻ろうとする反発力がはたらき、そこで筐体(1)から手を離すと押し出し棒(2)が支点となって、加わった力の向きと同じ方向に向かってクラフト模型が動く構成となっている。
本考案はつぎに示すような効果を奏する。
(イ)バネを内蔵した本体を手で支持し、その本体にある孔に押し出し棒を突っ込んでから、手を本体から離すことで該本体を所定の一方向に動かすことができる。
(ロ)モーター等の電動的なメカ構造や、紙以外の素材を使うことがないので、動く(自走する)クラフトを安価に提供することができる。
(ハ)輪郭型抜きとミシン目加工により、紙シート等からの取り外しに於いて、ハサミ等を使わず手で取り外すことができ、折線に沿って簡単にしかも綺麗にクラフト模型を組立てることができる。
3種のバネの斜視図 3種のバネに於ける弾性力の関係を示した図 筐体へのバネの内蔵を示す斜視図 筐体内部を側面側から見た透視図 筐体と押し出し棒の斜視図 押し出し棒によるバネ押圧とそれによるクラフト模型の動きを表した図 バネ内臓型動くクラフト模型の部位を平面シートに印刷した展開図 バネ内臓型動くクラフトの別形状の斜視図
本考案によるバネ内蔵型動くクラフト模型は“図5”にあるように、筐体(1)と、筐体に内蔵されたバネ(3)と、押し出し棒(2)とで構成されており、それぞれが紙もしくは樹脂フィルムのような撓りのある平面素材で形成されている。そしてその各部位は“図7”に示されるようなシート状の素材に印刷されていて、“図3”にあるように各部位を立体的に組み上げて利用する。
“図3”にあるように、バネ(3)は45度の折り線も含めた複数の折り線からなり、そのバネを筐体(1)に入れて支持させる。“図6”にあるように、筐体(1)には押し出し棒を突っ込む孔(4)が設けられており押し出し棒(2)を筐体の孔(4)に挿入して押圧することで内蔵したバネ(3)が圧縮され、その弾性力で押し出し棒の支点と反対方向に本体を弾き飛ばす構造となっている。
以下、図面にしたがい本考案の実施例を説明する。
請求項1記載の該バネ内臓型動くクラフト模型の構成について、“図3”、“図5”、“図7”、“図8”を用いて説明する。クラフト模型の筐体(1)は“図7”にあるように一葉の構成となっていて、折り線にそって組み上げると“図3”のように上面と底面と4方の側面からなる長方形状の箱となる。その際、組み上げた時に互いの面を係止するためのいくつかの差し込み部(6)と差し込み孔(7)が設けてある。該筐体に内蔵されるバネ部も“図7”にあるように一葉の構成となっていて、予め付与されている折り線に沿って交互に折り重ねて“図1”にあるようなバネ状態にする。このバネ(3)を“図3”にあるように筐体(1)の底面(10)より内部にはめ込み、差し込み部(6)と差し込み孔(7)を係合してクラフト模型の本体を構成する。またバネ部(3)は筐体(1)内で伸縮自在で保持され、かつ内部でガタつきやふらつきがない程度の形状と大きさで形成されている。押し出し棒(2)は、“図7”にあるような角柱と鍔で構成され、それをくみ上げると“図5”(2)にあるような形状となり、それを筐体の後部面に設けられた孔(4)に挿入してバネ(3)を圧縮する構造となっている。実際には、片方の手でクラフト模型の本体を保持し、もう一方の手で押し出し棒を本体に差し込み、バネの弾性が高まった時点で本体から手を離すと差し込み棒と反対方向に本体が弾かれる。クラフト模型の筐体(1)は“図8”にあるように、その前部に凸部を設けて自動車形状にするなどといった様々なバリエーションを施すことができる。
請求項2記載の内蔵型バネの構成ついて、“図1”、“図2”、“図7”を用いて説明する。内蔵型バネは“図7”(3)に示すように一葉の長方形状の厚紙からなり、長手方向と直角となる主たる折り目(8)と、その折り線の両側に略45度の傾きを成し主たる折り目とは反対側に折ることを特徴とする補助的折り目(9)を有している。これを折り曲げると“図1”に示すバネ3のような形状となる。このように主たる折り目に補助的折り目を組み合わせることで、“図2”に示すようにバネ部(3)の弾性力は格段に向上する。図1のバネ1は従前からある山折りと谷折りのみで構成したもの、同図バネ2は山折り部の両端の角部に補助的折り目を設けたもの、同図バネ3は谷折り部の両端の角部にも補助的折り目を設けたもので、実験の結果では図2のようにバネ1、バネ2、バネ3の順で弾性力はつよくなり、伸縮の方向も安定する。
請求項3記載のバネ内臓型動くクラフト模型の構成ついて、“図5”を用いて説明する。前記の紙製バネ(3)は、バネ単体の態様とせず、筐体(1)にあまり遊びがないような状態で内蔵することで、バネ自体が本体内部でふらつかない安定した状態になり、押し出し棒(2)で押圧した際にも均一に圧がかかり、本体を離すと力が加わった向きと同じ方向の一方向へ本体(1)が動く(自走する)態様になっている。
また“図4”に示すように、筐体の底面(10)に設けられた差し込み部(6)がバネ部(3)の伸縮の障害になることを避けるために、差し込み部(6)を覆う内壁部(5)を内側に設け、さらにバネ部(3)の谷側が差し込み部(6)の上端よりも上に位置する程度にバネの折り返しの長さを調節している。
これによりバネ(3)を伸縮させても筐体内で引っかかることがなく、スムーズにクラフト模型を弾き飛ばすことができる構成となる。
請求項4記載のバネ内臓型クラフトの構成ついて、“図7”を用いて説明する。前記のバネ内臓型動くクラフト模型を構成する筐体(1)とバネ(3)と突っ込み棒(2)は平面上の紙シートで形成されており、各パーツが“図7”に示されるように、紙シート等に展開図状に印刷されている。そして各パーツが印刷された紙シートには、それぞれのパーツが簡単に切り取り可能なようにパーツの輪郭に型抜き加工が施されており、さらにパーツを折り曲る箇所には折り曲げ易いように折り目加工が施されている。
最近は自治体や企業、商業施設においてのイベントでペーパークラフトが注目されているが、それを鋏やのりを使用せずに組み立てられ、しかもその完成したクラフト本体を簡単に動かせる機能があれば、ペーパークラフトの付加価値が向上する。また、形状に於いても、箱型のみならず“図8”に示されるような形状の車や電車等の応用が可能である。そのようなペーパークラフトであれば、オリジナルの商品として、あるいはイベントなどでのノベルティとして、あるいは雑誌や書籍の綴じ込み付録として利用される可能性がある。
本考案は、電動的なメカ構造を用いたり紙以外の素材を使用することなく、弾力性の高い紙製バネをクラフト模型に内蔵することで、簡単かつ安価に動くクラフト模型を提供するものである。
(1) 筐体
(2) 押し出し棒
(3) 内蔵型バネ
(4) 本体に押し出し棒を突っ込むための孔
(5) 本体内部横面の内壁部
(6) 本体底部の差し込み部
(7) 本体底部の差し込み孔
(8) 主たる折り目
(9) 補助的折り目
(10)筐体の底面

Claims (4)

  1. 紙や樹脂フィルム等でなる可撓性素材で形成されるクラフト模型において、直方体形状からなる筐体と、該筐体の長手方向に沿って伸縮する状態で該筐体に収容されたバネ部と、該バネ部を圧縮するための押し出し棒と、該押し出し棒を前記筐体内に差し込むための孔を該筐体の一端に設けたことを特徴とする、バネ動力で自走するクラフト模型
  2. 前記バネ部は長方形状の一葉のシート紙からなり、該シート紙の長手方向に対して直角に山折りと谷折りが繰り返される構造を有する主たるバネ部と、前記の折られたバネ部においてその両端の角部を反対方向に折り込んだ補助的バネ部を設けることを特徴とする、請求項1に記載のクラフト模型
  3. 前記バネ部は前記筐体内の容積とほぼ同程度の大きさからなり、該バネ部の山折り部が該筐体内の上面に僅かに接し、該バネ部の谷折り部が該筐体の底面から離れていることを特徴とする、請求項1または2に記載のクラフト模型
  4. 前記の動くクラフト模型がペーパークラフトであって、該ペーパークラフトを構成する複数のパーツが厚紙シート等に展開図状に印刷され、該パーツの切り取りと折り曲げが容易なように輪郭型抜きとミシン目加工が施されていることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載のクラフト模型


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021135836A1 (zh) * 2019-12-31 2021-07-08 贺兰淼 一种螺旋条的折叠方法以及饰品的制备方法

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