JP3218516U - 巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置 - Google Patents

巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3218516U
JP3218516U JP2018003073U JP2018003073U JP3218516U JP 3218516 U JP3218516 U JP 3218516U JP 2018003073 U JP2018003073 U JP 2018003073U JP 2018003073 U JP2018003073 U JP 2018003073U JP 3218516 U JP3218516 U JP 3218516U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
winding
winding device
connection adapter
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018003073U
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 謙一
謙一 鈴木
Original Assignee
株式会社ケーズウィング東北
鈴木 謙一
謙一 鈴木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ケーズウィング東北, 鈴木 謙一, 謙一 鈴木 filed Critical 株式会社ケーズウィング東北
Priority to JP2018003073U priority Critical patent/JP3218516U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3218516U publication Critical patent/JP3218516U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)

Abstract

【課題】配電設備などが存在しない状況において、別途発電機などを準備することなく簡易に使用でき、更に巻取シャフトを十分なトルクで回転駆動させることのできる巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置を提供する。【解決手段】長尺物の巻取装置10における回転巻取シャフト13に設けられる電動工具接続アダプタ20であって、回転巻取シャフト13に対して着脱自在に接続される出力軸と、当該出力軸に対する回転力を出力する変速装置22と、当該変速装置22に対して回転力を入力する入力軸とからなり、入力軸の先端部には、回転軸を備える電動工具における回転軸を接続可能な連結部23が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は農業フィルム等のフィルムや紐・コード等の長尺物を巻き取るための巻取り装置に電動工具を接続するための巻取装置用の電動工具接続アダプタと、これを用いた巻取装置に関し、特に回転軸を備える電動工具の回転軸を接続するための巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置に関する。
従来、農業や漁業、或いは建設現場などにおいては、シートやフィルム、或いはロープやコードなど、様々な長尺物が利用されている。そしてこれら長尺物の巻き取りに際しては、ドラムなどに手で巻き付けたり、或いは回転軸を備えた巻取装置を利用することが行われていた。
特に農業分野においては、果樹に対して太陽光を反射させて照射することを目的として、圃場に反射シートを敷設することがあり、また雑草の抑制、土の保湿、及び肥料の流亡抑制等の目的でマルチシートを圃場に敷設することがある。そしてこれらのシートは使用後において回収されることになり、その際に使用する巻取装置として、従前においても幾つか提案されている。
例えば特許文献1(特開2012−191883号公報)では、畝に生育される花きや野菜等の作物の倒伏等を防止するため畝に設けられたネットを作物の収穫後に回収するネット回収装置が提案されている。このネット回収装置は、逆U字状に形成されて作業者が把持可能な本体フレームと、前記本体フレームの両端部間に回転自在に装着された巻取軸部と、前記巻取軸部の一端部に連結されて該巻取軸部を回転させる回転手段とを有してなり、回転手段として操作ハンドルやソケットを使用する事が開示されている。そしてこのソケットについては、段落番号〔0038〕欄に「図5に示すように、操作ハンドル40の代わりに、図示しない電動式のドライバーの先端部に設けられる刃部等を装着するチャックに六角ナット59に係合可能なソケット61を装着し、このソケット61を軸部51の端部に固着された六角ナット59に係合してもよい。このようにすると、電動式のドライバーの動力がソケット61及び六角ナット59を介して右側支持部50の軸部51に伝達されて、右側支持部50に装着される巻取軸部30(図1参照)を高速で回転させることができ、作業者の負担をより軽減することができる」ことが開示されている。
また特許文献2(特開2017−65825号公報)でも、シート、フィルム、ネット等の帯状体の巻取装置が提案されている。この巻取装置は、帯状体を巻き取るための筒状の巻取ロールにおける軸長方向の両端部を挟持する一対のロール保持部材と、前記帯状体の先端部を前記巻取ロールに固定するための固定部材とを備え、前記ロール保持部材を介して前記巻取ロールを回転駆動することにより帯状体を巻き取るように構成されている、帯状体の巻取装置であって、前記一対のロール保持部材は、それぞれ凸部を備えており、該各凸部を前記巻取ロールの両端部の開口に遊嵌させることにより、該巻取ロールを相対回転可能に挟持するように構成されており、前記固定部材は、前記
巻取ロールの外周面上を経由して前記一対のロール保持部材を連結するように配設され、該巻取ロールの外周面との間に前記帯状体の先端部を挿入した状態で、前記一方のロール保持部材が回転駆動されると、該固定部材が該巻取ロールの外周面に巻き付くことにより、該先端部を該外周面に固定するように構成されている。そして明細書の段落番号〔0025〕欄には「駆動手段6は、一方のロール保持部材5の軸体21に取り付けられるようになっている。本例では、原動機としてのモータ25の駆動軸25aと、手動ハンドル26の駆動軸26aとが、選択的に軸体21に接続可能に構成されている。」ことが開示されている。
特開2012−191883号公報 特開2017−65825号公報
上述の通り従前においても、フィルムやネットなどの帯状体をモータで駆動する巻取シャフトに巻き取ることや、巻取動作の駆動機構として電動式のドライバーを利用することが提案されている。
しかしながら、巻取シャフトをモータで駆動させるためには、当該モータに対する電力を供給するための装置(バッテリーや発電機)や設備(配電設備)が必要になり、当該巻取装置を簡易に使用するのが困難であった。
また、巻取動作の駆動機構として電動式のドライバーを利用するにしても、当該電動式のドライバーの動力は、そのまま巻取軸部(巻取シャフト)に入力することから、当該巻取軸部を高速で回転させることはできても、その回転トルクは電動式のドライバーに依存するものとなっていた。
そこで本考案は、配電設備などが存在しない状況において、別途発電機などを準備することなく簡易に使用でき、更に巻取シャフトを十分なトルクで回転駆動させることのできる巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置を提供することを課題とする。
本考案等は前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本考案にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置を完成するに至ったものである。
即ち本考案では、前記課題を解決するため、長尺物の巻取装置における回転巻取シャフトに設けられる電動工具接続アダプタであって、前記回転巻取シャフトに対して着脱自在に接続される出力軸と、当該出力軸に対する回転力を出力する変速装置と、当該変速装置に対して回転力を入力する入力軸とからなり、前記入力軸の先端部には、回転軸を備える電動工具における回転軸を接続可能な連結部が設けられている巻取装置用の電動工具接続アダプタを提供する。
上記本考案にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタが巻き取る長尺物は、シート、フィルム、紐、コード等様々なものであってよく、望ましくはシート、フィルムなどの帯状体である。また前記変速装置は、使用する電動工具の回転速度やトルクに応じて適宜選択することができる。
かかる巻取装置用の電動工具接続アダプタにおいて、更に、前記巻取装置において回転巻取シャフトを回転自在に支持する躯体に固定される固定部を備えることができる。そして前記変速装置は当該固定部に固定することができる。
また前記本考案の巻取装置用の電動工具接続アダプタにおいて、前記連結部は六角ボルトと同様の六角柱形状に形成することができる。その他にも当該連結部は、六角ボルト用ソケットとすることもでき、更に電動工具において軸周りに回転する接続構造を採用することができる。
また前記本考案の巻取装置用の電動工具接続アダプタにおいて、前記出力軸の先端には、巻取装置において回転巻取シャフトの端部と相補的に篏合する篏合部を設けることができる。かかる篏合部は、着脱自在な構造であることが望ましい。
また前記本考案の巻取装置用の電動工具接続アダプタにおいて、前記電動工具はバッテリー駆動の電動ドライバーを用いることができる。その他にも、当該電動工具は、回転軸を備えるものであれば使用することができ、例えば電動ディスクサンダー、ディスクグラインダー、電動ポリッシャー、電動丸鋸、電動ドリルなどを使用することができる。これら電動工具はバッテリーを備えるバッテリー駆動式の電動工具であることが望ましい。
また前記本考案の巻取装置用の電動工具接続アダプタにおいて、前記電動ドライバーがスイッチの押し具合によって回転速度が変化する無段変速機能を備える場合には、当該電動ドライバーのスイッチを押すトリガー杆と、当該トリガー杆の動作をワイヤー又は油圧でコントロールする足踏ペダルを備えることができる。
そして本考案では、前記課題を解決するために、上記本考案にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタを用いた巻取装置を提供する。
即ち、フィルムやシートなどの長尺物を巻き取る巻取装置であって、前記長尺物を巻き取る回転巻取シャフトと、当該回転巻取シャフトを回転自在に支持する躯体とを備えており、前記回転巻取シャフトには、上記本考案にかかる電動工具接続アダプタが設けられている長尺物の巻取装置を提供する。
本考案の巻取装置用の電動工具接続アダプタは、入力軸の先端部には、回転軸を備える電動工具における回転軸を接続可能な連結部が設けられていることから、バッテリー駆動式の電動工具を使用して回転巻取シャフトを回転させることができる。これにより、配電設備などが存在しない状況においても、別途発電機などを準備することなく簡易に使用できる巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置を提供することができる。更に当該巻取装置用の電動工具接続アダプタは、変速装置を介して入力軸の回転力を出力軸に出力することから、巻取シャフトを十分なトルクで回転駆動させることのできる巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置を提供することができる。
本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタと、これを設置する巻取装置とを示す分解斜視図 電動工具接続アダプタを設置した巻取装置を示す斜視図 電動工具接続アダプタの接続構造を示す要部縦断面図 他の実施の形態にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタを示す部分省略正面図
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタ20を具体的に説明する。本実施の形態にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタ20は、シート状物を巻き取るのに適した巻取装置10に設置して使用する電動工具接続アダプタ20の例を示している。
図1は本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ20と、これを設置する巻取装置10とを示す分解斜視図である。また図2は当該電動工具接続アダプタ20を設置した巻取装置10を示す斜視図である。そして図3は電動工具接続アダプタ20の接続構造を示す要部縦断面図である。
この実施の形態において、当該巻取装置10は、略台形状に形成された脚部材11を対向状に配置し、両脚部材11間の正面側及び背面側に、横フレーム部材12を架け渡し状に設け、そして上部には、筒状又は柱状に形成されてシート状物を巻き取るための回転巻取シャフト13が設けられている。
本実施の形態にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタ20は、脚部材11に設けられたパネル部材14に設置される。このパネル部材14は前記回転巻取シャフト13を軸周りに回転自在に保持することができれば任意の構成乃至は構造であって良い。ただし当該パネル部材14は、少なくとも電動工具接続アダプタ20の出力軸25と前記回転巻取シャフト13との連結を実現できるように形成する必要がある、本実施の形態では、少なくとも何れかのパネル部材14に貫通孔を形成し、前記出力軸25が当該パネル部材14を貫通して、前記回転巻取シャフト13と接続できるように形成しれている。
ただし、巻取装置10は必ずしもシート状物の巻取装置10に限定されるものではなく、その巻取対象物は、フィルムであったり、紐であったりしても良い。また本実施の形態では特に農業用シート、例えば農業用反射シートや農業用マルチシートの他、網状に形成されている農業用ネットを巻き取るための装置において好適に使用することができる。後述する本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ20を使用する事により、使用する電動工具40のトルクを利用して農業用シートを十分な巻取力で巻き取ることができる。
前記パネル部材14に設置される電動工具接続アダプタ20は、当該パネルに固定される保持部21と、当該保持部21に固定して設けられる変速装置22と、この変速装置22に対する入力軸24と、変速装置22からの出力軸25を伴って形成されている。
上記保持部21は、少なくとも変速装置22を巻取装置10に固定する為に機能することができ、金属や樹脂などを用いて形成することができる。本実施の形態では、側面略L字状に形成して、前記パネル部材14にネジやビスなどで締結することができる。かかる保持部21は変速装置22を保持できる強度を備える必要があり、よって金属によって形成するのが望ましい。
上記出力軸25は、変速装置22から出力される回転軸を使用することができる。この出力軸25は前記回転巻取シャフト13と連結されて、当該回転巻取シャフト13を軸周りに回転させるために機能する。そして当該回転巻取シャフト13は、十分な量のシートを巻き取った後には、別の回転巻取シャフト13に交換して使用されることから、当該回転巻取シャフト13と出力軸25との連結は、着脱自在に連結することが望ましい。従って、当該出力軸25は前記回転巻取シャフト13と着脱自在に連結可能な構造を備えることが望ましい。かかる連結可能な構造は、当該電動工具接続アダプタ20を設置する巻取装置10における回転巻取シャフト13の連結構造に合わせることが望ましい。
そして前記変速装置22は、入力した回転速度を高める増速装置であっても良いが、望ましくは入力した回転速度を減じると共にトルクを高める減速装置であることが望ましい。当該接続アダプタに使用される電動工具40のトルクを高めて、回転巻取シャフト13の回転力を一層高めるためである。特に圃場に敷設した農業用シートを巻き取る場合には、当該農業用シートは、湿気などの水分により土壌に密着している場合も多いことから、前記回転巻取シャフト13の回転力を高める事が望ましい。ただし、大きな巻き取り力が要求されない場合には、当該変速装置22は増速装置であっても良い。かかる変速装置22は特に制限されるものではなく市販のものを使用することができる。
そして前記変速装置22には、回転力を入力する為の入力軸24が設けられる。この入力軸24は、変速装置22を介して回転巻取シャフト13を軸周りに回転させるための回転力を入力する。そして当該入力軸24は、その先端側に電動工具40と嵌合可能な形状の連結部23が形成されている。特に本実施の形態では、当該連結部23は、電動工具40と嵌合可能な形状として、六角ボルトの頭部構造と同様に六角柱形状に形成されている。かかる六角柱形状の連結部23には、図2に示すように、電動工具40における六角ソケットレンチが篏合することができる。ただし、当該入力軸24の連結部23の形状は、必ずしも六角柱形状に限定されるものではなく、三角柱形状や四角柱形状など様々な形状に形成することができ、その他にも電動工具40の回転軸に使用されている篏合構造を適宜採用することができる。
また前記電動工具40は、図2に示したような電動ドライバーに限ることなく、ディスクグラインダーや、電動丸鋸切りなど、回転駆動軸を備える各種の電動工具40を使用することができる。特に本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ20を設置した巻取装置10を、屋外、特に電源設備の無い環境で使用する場合には、当該電動工具40はバッテリーを備えた充電式の電動工具40であることが望ましい。かかるバッテリー駆動式の充電工具を用いることにより、電源設備の無い圃場においても使用することができ、農業用シートの巻取時の労力を大幅に軽減することができる。この点、従前においては手動によって回転巻取シャフト13を回転駆動させていたことに鑑みれば、その労力の軽減効果は絶大である。
そして本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ20を巻取装置10に設置する際には、対向されたパネル部材14に固定される。この時、当該パネル部材14にはボルトが締結されることから、当該ボルトの締結によるパネル部材14の変形を阻止する為に、本実施の形態では当該パネル部材14同士の間にスペーサー26部材を設けている。かかるスペーサー26部材は金属や樹脂或いはセラミックなどを用いてブロック状に形成することができる。ただし前記パネル部材14が十分な剛性を有しており、ボルト締結によっても変形しない場合には、当該スペーサー26部材を省略することもできる。
以上のように形成した本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ20を巻取装置10に設置することにより、電動工具40の動力を利用して回転巻取シャフト13を回転駆動させることができ、これにより高速かつ簡易に、シート状部材を回転巻取シャフト13で巻き取ることができる。特に当該電動工具40がバッテリー駆動式の電動工具40である場合には、電源設備を備えていない圃場などにおいても、当該電動工具40を用いて簡易かつ迅速にシート状部材を巻き取ることができる。
次に図4を参照しながら、他の実施の形態にかかる巻取装置用の電動工具接続アダプタ20を具体的に説明する。この図4に示す電動工具接続アダプタ30は、電動工具自体を保持して、その動作をコントロールできるように形成した実施形態を示している。即ち、本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ30は、電動ドライバー40のスイッチを押すトリガー杆34と、当該トリガー杆34の動作をワイヤー又は油圧などの伝達手段32でコントロールする足踏ペダル33を備えて形成されている。
かかる電動工具接続アダプタ30は、前記L字状の保持部21とは別に、電動工具40を保持するための電動工具保持台31を備えている。かかる電動工具保持台31は、側面視略L字状に形成することができ、電動ドライバーなどの電動工具40を保持できるように形成することができる。かかる電動工具保持台31も前記パネル部材14に対してボルトなどによって締結することができる。ただし当該電動工具保持台31は、前記保持台と一体化して形成しても良く、両者を一体化した保持台21は、前記変速装置22とともに当該電動工具40を保持することができる。かかる電動工具保持台31乃至は保持台21に固定される電動工具40は、その回転軸を前記入力軸24に嵌合させた状態で保持されるものであり、これにより作業者が当該電動工具40を持つ必要をなくすことができる。
そしてこのように電動工具保持台31乃至は保持台21に保持された電動工具40において、回転軸の動作をコントロールするスイッチに対しては、前記トリガー杆34を設ける。このトリガー杆34は、ワイヤー又は油圧を介して足踏ペダル33によって動作するように形成されており、少なくとも前記電動工具40のスイッチを操作できるように形成することができる。本実施の形態では、足踏ペダル33を操作することにより、トリガー杆34は電動工具40のスイッチを進退方向に制御するように形成している。ただし当該トリガー杆34は、電動工具40の動作を制御できるのであれば適宜採用することができ、油圧式でトリガー杆34を押圧するなど様々な構成で形成することができる。
特にこの実施の形態においては、前記電動ドライバーは、スイッチの押し具合によって回転速度が変化する無段変速機能を備えていることが望ましい。足踏ペダル33の操作によって、当該電動工具40における回転軸の回転速度を変化させ、シート部材の巻取に最適なようにコントロールすることができるためである。
以上のように形成した本実施の形態にかかる電動工具接続アダプタ20は、これを巻取装置10に設置することにより、足踏みペダルで巻取動作を制御し、当該巻取装置10の向きを両手で調整することのできる巻取装置10を実現することができる。これにより、シート状物の巻取に際して、シート状物の延伸方向と回転巻取シャフト13の回転軸とのズレによるタケノコ状の巻取を回避することができる。
本考案の巻取装置用の電動工具接続アダプタは、シート、ネット或いは紐などの長尺物を巻き取る装置に設置して使用することができ、当該電動工具接続アダプタを設置した巻取装置は、農業機械に限ることなく、建設機械や漁業機械など様々な産業用機器として利用することができる。

10 巻取装置
11 脚部材
11 両脚部材
12 横フレーム部材
13 回転巻取シャフト
14 パネル部材
20,30 電動工具接続アダプタ
21 保持部
21 保持台
22 変速装置
23 連結部
24 入力軸
25 出力軸
26 スペーサー
31 電動工具保持台
32 伝達手段
33 足踏ペダル
34 トリガー杆
40 電動工具(電動ドライバー)

Claims (4)

  1. 長尺物の巻取装置における回転巻取シャフトに設けられる電動工具接続アダプタであって、
    前記回転巻取シャフトに対して着脱自在に接続される出力軸と、
    当該出力軸に対する回転力を出力する変速装置と、
    当該変速装置に対して回転力を入力する入力軸とからなり、
    前記入力軸の先端部には、回転軸を備える電動工具における回転軸を接続可能な連結部が設けられていることを特徴とする、巻取装置用の電動工具接続アダプタ。
  2. 更に、前記巻取装置において回転巻取シャフトを回転自在に支持する躯体に固定される固定部を備え、
    前記変速装置は当該固定部に固定されており、
    前記連結部は六角柱形状に形成され、
    前記出力軸の先端には、巻取装置において回転巻取シャフトの端部と相補的に篏合する篏合部が設けられており、
    前記電動工具はバッテリー駆動の電動ドライバーである、請求項1に記載の巻取装置用の電動工具接続アダプタ。
  3. 前記電動ドライバーがスイッチの押し具合によって回転速度が変化する無段変速機能を備えており、
    当該電動ドライバーのスイッチを押すトリガー杆と、当該トリガー杆の動作をワイヤー又は油圧でコントロールする足踏ペダルを備える、請求項2に記載の巻取装置用の電動工具接続アダプタ。
  4. フィルムやシートなどの長尺物を巻き取る巻取装置であって、
    前記長尺物を巻き取る回転巻取シャフトと、
    当該回転巻取シャフトを回転自在に支持する躯体と、を備えており、
    前記回転巻取シャフトには、請求項1〜3の何れか一項に記載の巻取装置用の電動工具接続アダプタが設けられていることを特徴とする長尺物の巻取装置。
JP2018003073U 2018-08-09 2018-08-09 巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置 Active JP3218516U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003073U JP3218516U (ja) 2018-08-09 2018-08-09 巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018003073U JP3218516U (ja) 2018-08-09 2018-08-09 巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3218516U true JP3218516U (ja) 2018-10-18

Family

ID=63855058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018003073U Active JP3218516U (ja) 2018-08-09 2018-08-09 巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3218516U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102099421B1 (ko) * 2019-09-03 2020-04-09 설지훈 도로안전용품용 반사테이프 부착장치
KR200495370Y1 (ko) * 2020-11-24 2022-05-06 주식회사 한국가스기술공사 Cips 측정용 리드선 자동 권취장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102099421B1 (ko) * 2019-09-03 2020-04-09 설지훈 도로안전용품용 반사테이프 부착장치
KR200495370Y1 (ko) * 2020-11-24 2022-05-06 주식회사 한국가스기술공사 Cips 측정용 리드선 자동 권취장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5486599B2 (ja) 2つの柄を有する機械化されたポータブル電動工具
JP3218516U (ja) 巻取装置用の電動工具接続アダプタとこれを用いた巻取装置
US20110258859A1 (en) Cutting device and method
US6182367B1 (en) Power-driven work tool
JP4122484B2 (ja) 草刈り機
GB2183981A (en) Grass cutter
JP2022506300A (ja) 交換可能なハンドルを有する伸縮浮動ハンドルアセンブリと、現場でのバックラップと、牽引作動棒と、交換可能なリール式刈り込みユニットとを有する歩行型リール式芝刈り機
US4122902A (en) Motorized gardening tool
CN104541762B (zh) 带锯式叶菜收割装置
CN201393406Y (zh) 水果采摘机
CN107980391A (zh) 水平圆弧伸缩两用绿篱刀
WO2007069551A1 (ja) 曲折用アタッチメントおよびこれを装着してなる携帯型刈払機
US20160309640A1 (en) Rotary tiller device with interchangeable torqueing apparatus and rotary shank
US20190271378A1 (en) Drive mechanism for use with an implement
JP3138773U (ja) 分解伸縮型作用機
KR101652033B1 (ko) 작물 수확기
KR102412211B1 (ko) 전동식 호미
CN219961359U (zh) 一种便携式园林除草手持工具
CN207869783U (zh) 水平圆弧伸缩两用绿篱刀
RU2375859C1 (ru) Культиватор землякова для рыхления почвы и корневой подрезки сорняков с механизированным приводом, носимым с помощью рук и плечевого ремня
CN111699861A (zh) 一种用于园林管理的新型修枝锯
JP7229411B1 (ja) マルチシート回収装置
ITPI20090058A1 (it) Utensile di taglio di tipo elettrico in particolare per potatura
CN211322059U (zh) 一种手持式谷子除草机
CN219577875U (zh) 茶园修剪机

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3218516

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250