JP3218435B2 - 検知装置 - Google Patents

検知装置

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JP3218435B2
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弘冀 王
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桜エンドレス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば漏油検知装
置に使用して好適な、油、水及び空気を識別できるよう
にした検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に石油タンクの周辺に設けられたオ
イヘエンス内に防災用の漏油検知装置が配されている。
【0003】この漏油検知装置としては、一般に液体が
あるかないかを判断する図5に示す如き接触スイッチ
と、この液体が水か油かを判断する図6に示す如き静電
容量センサーとの2つが使用されていた。
【0004】この接触スイッチは、例えば図5A及びB
に示す如く、フロート1内に一方及び他方の接点2a及
び2bを配し、このフロート1が液体3に浮いていると
きには、この一方及び他方の接点2a及び2bが図5A
に示す如く離れ、液体3があることを判断し、このフロ
ート1が液体3に浮いていない地面上にあるときには図
5Bに示す如く一方及び他方の接点2a及び2bが接触
し、液体3がないことを判断するようにしたものであ
る。
【0005】また静電容量センサーは図6A及びBに示
す如くフロート4の下側に突出する第1及び第2の電極
5a及び5bを設け、この第1及び第2の電極5a及び
5b間の容量を測定するもので、水3aの誘電率が約8
0であり、油3bの誘電率が1.8〜2.4であり、こ
の誘電率に大きな差があり、このため静電容量に大きな
差があり、水か油かを判断することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、この従来
の漏油検知装置としては接触スイッチと静電容量センサ
ーとの2つを使用する不都合があると共に接触スイッチ
は図5Cに示す如く、石ころ等の異物6があって、この
接触スイッチのフロート1の一端が地面より持ち上げら
れ、接触スイッチの他方の接点2bが地面につけない
と、液体があると判断され、空気の誘電率は小さい(空
気の誘電率は約1)が、静電容量センサーは油と判断す
るので誤判断となる不都合があった。
【0007】また静電容量センサーは波に弱く、この静
電容量センサーの2本の電極5a及び5b間の液体が水
であっても、この波によりこの電極5a,5bが水面よ
り浮き上がったときには油と誤判断する虞れがある不都
合があった。
【0008】本発明は、斯る点に鑑み、油、水及び空気
を良好に識別できるようにした検知装置を提案せんとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明検知装置は例えば
図1、図2に示す如く、マイクロ波を発振するマイクロ
波発振器10と、このマイクロ波発振器10よりの発振
信号がダイオード11を介して供給される所定長の第1
の検出電極12aと、この第1の検出電極12aに平行
に配され、このマイクロ波発振器10よりの発振信号が
供給される所定長の第2の検出電極12bとを有し、こ
のダイオード11のカソードと大地との間の直流電圧を
測定するようにしたものである。
【0010】斯る、本発明によれば、所定長例えばマイ
クロ波の1/4波長の検出電極が空気中にあるときと、
油中にあるときと、水中にあるときとで、マイクロ波の
反射波の位相、誘電率等の相違によりダイオード11の
カソードから見た特性インピーダンスが異なり、このダ
イオード11のカソードと大地との間の直流電圧が異な
るので空気、油、水を識別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明検知装置の実施の形態の例につき説明しよう。
【0012】図1において、10は例えば1.4GHz
のマイクロ波を発生するマイクロ波発振器を示し、この
マイクロ波発振器10の出力側の一端をマイクロ波伝送
線路13を介してディテクタを構成するダイオード11
のアノードに接続し、このダイオード11のカソードを
直流阻止用のコンデンサ14を介して例えばステンレス
スチールの棒の所定長例えば40mmの検出電極12a
の一端に接続する。この検出電極12aの他端は遊端と
する。
【0013】このマイクロ波発振器10の出力側の他端
を接地すると共にこの出力側の他端をマイクロ波伝送線
路15を介してこの検出電極12aに平行に配された例
えばステンレススチールの棒の所定長例えば42mmの
検出電極12bの一端に接続する。この検出電極12b
の他端は遊端とする。
【0014】また、マイクロ波伝送線路13に対してマ
イクロ波伝送線路15と対称な位置にマイクロ波伝送線
路16を設け、このマイクロ波伝送線路16の一端であ
るマイクロ波発振器10側を接地し、このマイクロ波伝
送線路16の他端をこの検出電極12aに対し、この検
出電極12bと対称に配した例えばステンレススチール
の棒の所定長例えば42mmの検出電極12cの一端に
絶縁ワッシャー16aを介して接続する。この検出電極
12cの他端は遊端とする。
【0015】この場合、マイクロ波伝送線路16の一端
が接地されているので、マイクロ波発振器10よりの発
振信号であるマイクロ波が、このマイクロ波伝送線路1
6を介して、この検出電極12cに供給される。
【0016】また、マイクロ波伝送線路13をコイル1
7を介してマイクロ波伝送線路15に接続し、また、検
出電極12aの一端を電触防止及び静電気の防止を目的
とし直流的には導通であり、高周波は不導通の直流連結
線18aを介して検出電極12bの一端に接続する。こ
のダイオード11のカソードをコイル19及びコンデン
サ20の直列回路を介してマイクロ波伝送線路16の他
端に接続する。またこの検出電極12cの一端を電触防
止及び静電気の防止を目的とし、直流的には導通であ
り、高周波は不導通の直流連結線18bを介して検出電
極12bの一端に接続する。
【0017】また、本例においては、ダイオード11の
カソードをコイル21及び抵抗器22を介して検出電極
12bの一端に接続し、このコイル21及び抵抗器22
の接続中点を直流電圧を測定する電圧計23を介して接
地する。
【0018】この場合本例においては、検出電極12
a,12b及び12cを図2に示す如く、フロートを構
成するセンサハウジング24の下面より平行に突出する
如く固定して設ける如くする。
【0019】この検出電極12a,12b,12cを油
中、水中及び空気中に入れたときの、ダイオード11の
カソードから見た検出電極12a,12b,12cの長
さと特性インピーダンスとの関係は図3に示す如くであ
る。この図3において、縦軸は特性インピーダンス、横
軸は検出電極12a,12b,12cの長さで、単位は
マイクロ波発振器10が発振するマイクロ波の波長であ
る。
【0020】図3において曲線W0 は水中のときの特性
インピーダンスと検出電極12a,12b,12cの長
さとの関係を示し、曲線O0 は油中のときの特性インピ
ーダンスと検出電極12a,12b,12cの長さとの
関係を示し、曲線A0 は空気中のときの特性インピーダ
ンスと検出電極12a,12b,12cとの関係を示
す。この特性インピーダンスの相違は、マイクロ波の反
射波の位相、誘電率等の相違による。
【0021】この図3より明らかな如く、この検出電極
12a,12b,12cの長さがマイクロ波発振器10
が発振するマイクロ波の波長の1/4のときの特性イン
ピーダンスが水中、油中及び空気中で比較的差が大きく
区別ができ、且つ長さも適当であるので、本例では検出
電極12aの長さを40mmとし、検出電極12b及び
12cの長さを42mmとした。
【0022】従って、このダイオード11のカソードと
大地との間の直流電圧と検出電極12a,12b,12
cとの関係は図4に示す如くである。この図4におい
て、縦軸は直流電圧、横軸は検出電極12a,12b,
12cの長さで、単位はマイクロ波発振器10が発振す
るマイクロ波の波長である。
【0023】図4において、曲線W1 は水中のときの直
流電圧と検出電極12a,12b,,12cの長さとの
関係を示し、曲線O1 は油中のときの直流電圧と検出電
極12a,12b,12cの長さとの関係を示し、曲線
1 は空気中のときの直流電圧と検出電極12a,12
b,12cの長さとの関係を示す。
【0024】この図4より明らかな如く、本例によれば
検出電極12a,12b,12cの長さをマイクロ波発
振器10が発振するマイクロ波の波長の1/4近傍とし
ているので、電圧計23に得られる直流電圧により検出
電極12a,12b,12cが水中にあるのか、油中に
あるのか、空気中にあるのかを識別することができる。
【0025】以上述べた如く、本例によれば検出電極1
2a,12b,12cの長さをマイクロ波発振器10の
発振するマイクロ波の波長の1/4近傍としており、こ
の検出電極12a,12b,12cが水中にあるとき
と、油中にあるときと、空気中にあるときとで、マイク
ロ波の反射波の位相、誘電率等の相違により、ダイオー
ド11のカソードから見た特性インピーダンスが相違
し、このダイオード11のカソードと大地との間の直流
電圧が相違するので、電圧計23の直流電圧により水、
油及び空気を識別することができる。
【0026】従って本例によれば、1つの検知装置によ
り、水、油及び空気を識別できると共にマイクロ波を使
用しているので誘電率の相違に対する検知感度が高く、
波等の影響なく、水、油及び空気を識別することができ
る。
【0027】尚上述例では検出電極12aに対し、2つ
の検出電極12b及び12cを対称に設けたが、原理的
には検出電極12cを省略することができる。この検出
電極12aに対し、2つの検出電極12b及び12cを
設けたときは、この検出電極12aと検出電極12bと
の2つの検出電極とした場合に比較し、ダイオード11
のカソードより見た特性インピーダンスが1/2とな
り、雑音に強くなり安定性が良くなると共にマイクロ波
伝送線路とこの検出電極とのマッチングが容易となる。
【0028】また、本発明は上述例に限ることなく、本
発明の要旨逸脱することなく、その他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば所定長の検出電極が、空
気中にあるときと、油中にあるときと、水中にあるとき
とで、マイクロ波の反射波の位相、誘電率等の相違によ
り、ダイオードのカソードから見た特性インピーダンス
が異なり、このダイオードのカソードと大地との間の直
流電圧が異なるので空気、油及び水を良好に識別するこ
とができる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明検知装置の実施の形態の例を示す構成図
である。
【図2】本発明検知装置の実施の形態の例の1部切欠外
観斜視図である。
【図3】本発明の説明に供する線図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【図5】従来の接触スイッチの例の説明に供する線図で
ある。
【図6】従来の静電容量センサーの例の説明に供する線
図である。
【符号の説明】
10‥‥マイクロ波発振器、11‥‥ダイオード、12
a,12b,12c‥‥検出電極、13,15,16‥
‥マイクロ波伝送線路、23‥‥電圧計、24‥‥セン
サハウジング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を発振するマイクロ波発振器
    と、 該マイクロ波発振器よりの発振信号がダイオードを介し
    て供給される所定長の第1の検出電極と、 前記第1の検出電極に平行に配され、前記マイクロ波発
    振器よりの発振信号が供給される所定長の第2の検出電
    極と、 を有し、 前記ダイオードのカソードと大地と間の直流電圧を測定
    するようにしたことを特徴とする検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の検知装置において、 前記第1の検出電極に対し、前記第2の検出電極と対称
    に配され、前記マイクロ波発振器よりの発振信号が供給
    される所定長の第3の検出電極を設けたことを特徴とす
    る検知装置。
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