JP3218400U - プラズマトーチ - Google Patents
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Abstract
【課題】大面積のプラズマ処理を行うことができるプラズマトーチを提供する。【解決手段】プラズマトーチ100は、末端に開口114があるチャンバ112を有する外部電極110と、チャンバ112の開口114に対向するように、外部電極110内のチャンバ112の中に設けられる内部電極120と、主孔132と、主孔132に連通するように主孔132の外縁に設けられる複数の凹溝134と、を有し、外部電極110の開口114に接合されるノズル130と、を含む。主孔132における気流は凹溝134に回り込んで気流を破壊する分流があるので、気流によるプラズマ152が中心領域に制限されるメカニズムが破壊されるため、プラズマトーチ100のプラズマ領域を大きくする。【選択図】図1
Description
本考案は、プラズマ装置に関し、特に、プラズマトーチに関する。
プラズマトーチは、よく見られる大気圧プラズマ装置である。プラズマを発生させるプラズマトーチの基本原理は、高電圧端の電極が接地端の電極に対して放電することで、電気アークを発生させることである。作動ガスによって形成される旋回気流は、電気アークを安定化させると共に、作動ガスが電気アークによって解離されてプラズマを形成することができる。
冷たい空気は、密度が熱い空気より大きいため、旋回気流によって回転するように連動された後で、遠心力によって外側での回転を維持しやすい。低密度の熱い空気は中心領域に制限される。プラズマは、一般的に、低いガス密度の方向へ移動し、低密度の熱い空気が中央領域に制限されるので、プラズマも中央領域に制限される。プラズマトーチのようなプラズマ輸出パターンは、大面積のプラズマ処理を達成することができない。
従って、本考案の目的は、プラズマトーチを提供することにある。そのノズルは主孔、及び主孔の外縁に設けられる複数の小さな凹溝を有する。気流が各小さい凹溝に入って主孔における大きな旋回気流を破壊できて、気流の旋回によるプラズマが中心領域に制限されるメカニズムが凹溝に入る分流によって破壊されるため、プラズマトーチのプラズマ領域を大きくすることで、プラズマトーチが大面積のプラズマ処理を行うことができる。
本考案の上記目的によれば、プラズマトーチを提出する。このプラズマトーチは、末端に開口があるチャンバを有する外部電極と、チャンバの開口に対向するように、外部電極内のチャンバの中に設けられる内部電極と、主孔と、主孔に連通するように主孔の外縁に設けられる複数の凹溝と、を有し、外部電極の開口に接合されるノズルと、を備える。
本考案の実施例によれば、前記凹溝は、等間隔で主孔の外縁に配列される。
本考案の実施例によれば、前記主孔は、丸い孔であり、これらの凹溝が丸い孔に基づいて中心環状に配列される。
本考案の実施例によれば、前記主孔の形は、円形、楕円形、又は多角形である。
本考案の実施例によれば、前記凹溝の形は、円弧、楕円弧、又は多角形である。
本考案の実施例によれば、前記ノズルは、金属ノズル又はセラミックスノズルである。
本考案の実施例によれば、前記主孔の中心軸は、前記外部電極の中心軸に平行である。
本考案の実施例によれば、前記主孔の中心軸は、外部電極の中心軸に平行ではない。
下記添付図面の説明は、本考案の前記又は他の目的、特徴、メリット、実施例をより分かりやすくするためのものである。
本考案の実施形態によるプラズマトーチを示す装置模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す上面模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す部分拡大上面模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す上面模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す部分拡大上面模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す上面模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す部分拡大上面模式図である。
本考案の実施形態による電気アーク型大気圧プラズマ装置におけるノズルを示す断面模式図である。
本考案の実施形態によるプラズマトーチを示す装置模式図である図1を参照されたい。ある実施例において、プラズマトーチ100は、主に、外部電極110と、内部電極120と、ノズル130と、を備える。外部電極110は、パイプ状構造であり、且つ内部にチャンバ112がある。ある例において、チャンバ112の末端は、次第に縮径され、且つ開口114を有する。
内部電極120は、外部電極110のチャンバ112の中に設けられ、且つチャンバ112の前端に設けられるため、チャンバ112の開口114と対向する。内部電極120は、プラズマトーチ100の放電電極であるので、長寿命化の目的で、その材料としてタングステンやタンタルタングステン合金のような高温に耐えられる金属を採用してよい。ある示範例において、図1を再び参照すると、プラズマトーチ100は、プレート140を更に含む。プレート140は、外部電極110のチャンバ112の前端に設けられてよい。内部電極120は、プレート140の中に設けられてよく、これにより、プレート140によって内部電極120をチャンバ112の中に固定することができる。プレート140は、複数の気体貫通孔142を有し、プラズマトーチ100の作動ガス150がこれらの気体貫通孔142からチャンバ112に送り込まれることができる。
ノズル130は、外部電極110のチャンバ112の末端の開口114に接合される。ノズル130は、高温に耐えられる材料で製造されてよい。例として、ノズル130は、金属ノズル又はセラミックスノズルであってよい。ノズル130は、主孔132及び複数の凹溝134を有し、主孔132と凹溝134の何れもノズル130を貫通し、外部電極110のチャンバ112に連通する。ノズル130の主孔132がノズル130の中央領域に設けられてよい。凹溝134は、主孔132に連通するように主孔132の外縁に設けられる。主孔132のサイズが各凹溝134のサイズよりも大きい。ある示範例において、これらの凹溝134は、等間隔で主孔132の外縁に配列されてよい。特定な例において、これらの凹溝134は、等間隔にならないように主孔132の外縁に配列されてよい。主孔132の形は、円形、楕円形、又は多角形であってもよい。各凹溝134の形は、円弧、楕円弧、又は多角形であってもよい。
プラズマトーチ100は、電源160に電気的に接続されて、電源160によって動作時に必要な電力を提供してよい。電源160の2つの電極は、それぞれ外部電極110及び内部電極120に電気的に接続される。示範例において、内部電極120は、電源160の高圧端に接続され、外部電極110は、電源160の接地端に接続されてよい。
プラズマトーチ100は、動作時に、まず電源160によって外部電極110と内部電極120に電力を提供することで、高圧電端の内部電極120が接地端の外部電極110に放電して電気アーク170を発生させる。その同時に、プレート140の気体貫通孔142によって作動ガス150を外部電極110のチャンバ112内にガイドする。作動ガス150は、スワールフローとしてチャンバ112に入って、旋回気流を発生させることができる。旋回気流は、電気アーク170を安定にすることができる。この旋回気流が電気アーク170を安定にすると共に、電気アーク170は、作動ガス150を解離させてプラズマ152を形成する。プラズマ152は、外部電極110のチャンバ112の開口114からノズル130に入り、ノズル130の主孔132と凹溝134からプラズマトーチ100を吹き出す。
ノズル130の主孔132内の気流がその周辺の小さい凹溝134の中に回り込むことができるため、主孔132における大旋回気流を破壊することができる。このように、気流旋回によるプラズマ152が中心領域に制限される現象は、分流が凹溝134内に回り込むことにより破壊されるため、ノズル130は、プラズマ152の吹き出す範囲を拡大でき、プラズマトーチ100が大面積のプラズマ処理を行うことができる。
ノズル130の孔と凹溝は、いろいろな形態があってよい。本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す上面模式図と部分拡大上面模式図である図2Aと図2Bを参照されたい。この実施形態において、ノズル130aの主孔132aの形は円形であり、各凹溝134aの形は円弧形である。ある例において、これらの凹溝134aは、円形の主孔132aの中心に基づいて環状に凹溝134aの外縁136aに配列されて、主孔132aとこれらの凹溝134aにプラム型と近似する孔を形成させる。これらの凹溝134aは、等間隔で主孔132aの外縁136aに配列されてよい。
図2Aと図2Bに示すように、主孔132a内の気流154aは、その周辺の凹溝134aの中に回り込む分流156aがあるので、主孔132aにおける気流154aを破壊することができる。これにより、凹溝134aの設置は、気流154aの旋回によるプラズマが中心領域に制限される現象を破壊することができる。従って、ノズル130aは、プラズマの吹き出す範囲を拡大でき、更にプラズマトーチが大面積のプラズマ処理を行うことができる。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す上面模式図と部分拡大上面模式図である図3Aと図3Bを参照されたい。この実施形態において、ノズル130bの主孔132bの形は、円形であり、各凹溝134bの形は、略四角形である。ある例において、これらの凹溝134bは、円形の主孔132bの中心に基づいて環状凹溝134bの外縁136bに配列されて、主孔132bとこれらの凹溝134bにギア型と近似する孔が形成される。これらの凹溝134bは、例えば等間隔で主孔132bの外縁136bに配列される。
図3Aと図3Bに示すように、主孔132b内の気流154bは、凹溝134bの中に回り込む分流156bがあることによって、気流154bの強度を効果的に低下させることができる。従って、凹溝134bの設置によって、気流154bの旋回によるプラズマが中心領域に制限される状況を改善することができる。このため、ノズル130bがプラズマの吹き出す範囲を拡大でき、更に大面積のプラズマ処理を行うことができる。
本考案の実施形態によるプラズマトーチのノズルを示す上面模式図と部分拡大上面模式図である図4Aと図4Bを参照されたい。この実施形態において、ノズル130cの主孔132cの形は、円形であり、各凹溝134cの形は、略三角形である。ある例において、これらの凹溝134cは、円形の主孔132cの中心に基づいて環状に凹溝134cの外縁136cに配列される。なお、これらの凹溝134cは、等間隔で主孔132cの外縁136cに配列されてよい。
図4Aと図4Bに示すように、主孔132c内の気流154cは、凹溝134cの中に回り込む分流156cがあるので、これにより、気流154cの強度を効果的に低下させることができる。このように、気流154cの旋回によるプラズマが中心領域に制限される状況は、気流154cの強度の低下により改善される。このため、ノズル130cは、プラズマの吹き出す範囲を拡大でき、更に大面積のプラズマ処理を行うことができる。
示範例において、従来の円形孔のノズルと比較して、上記実施形態のノズル130a、130b及び130cは、プラズマ処理効果を兼ねて保持する状況で、プラズマ処理の効果的な幅を従来のノズルの約8mmから約22mm、22mm及び19mmまでに拡大することができる。
図1と図5を同時に参照されたい。図5は、本考案の実施形態による電気アーク型大気圧プラズマ装置におけるノズルを示す断面模式図である。この実施形態において、ノズル130dは、同様に主孔132dと複数の凹溝134dを有する。これらの凹溝134dが主孔132dの外縁に配列され、且つ主孔132dに連通する。ノズル130dの主孔132dは中心軸138を有し、外部電極110も中心軸116を有し、主孔132dの中心軸138が外部電極110の中心軸116に平行ではなく、且つ中心軸138と中心軸116との間に夾角θがある。他の実施例において、ノズルの主孔の中心軸が外部電極の中心軸に平行であってもよい。
上記の実施形態から分かるように、本考案のメリットは、本考案のプラズマトーチのノズルが主孔、及び主孔の外縁に設けられる複数の小さい凹溝を有することにある。気流が各小さい凹溝の中に回り込んで主孔における大旋回気流を破壊できて、気流の旋回によるプラズマが中心領域に制限されるメカニズムが凹溝に回り込む分流によって破壊されるため、プラズマトーチのプラズマ領域を大きくすることで、プラズマトーチが大面積のプラズマ処理を行うことができる。
本考案を実施例によって以上のように開示したが、それは本考案を限定するものではなく、当業者であれば、本考案の精神や範囲から逸脱しない限り、各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護範囲は、添付の実用新案登録請求の範囲の記載によって限定される。
100 プラズマトーチ、110 外部電極、112 チャンバ、114 開口、116 中心軸、120 内部電極、130,130a,130b,130c,130d ノズル、132,132a,132b,132c,132d 主孔、134,134a,134b,134c,134d 凹溝、136a,136b,136c 外縁、138 中心軸、140 プレート、142 気体貫通孔、150 作動ガス、152 プラズマ、154a,154b,154c 気流、156a,156b,156c 分流、160 電源、170 電気アーク、θ 夾角。
Claims (8)
- 末端に開口があるチャンバを有する外部電極と、
前記チャンバの前記開口に対向するように、前記外部電極内の前記チャンバの中に設けられる内部電極と、
主孔と、前記主孔に連通するように前記主孔の外縁に設けられる複数の凹溝と、を有し、前記外部電極の前記開口に接合されるノズルと、
を含むプラズマトーチ。 - 前記凹溝は、等間隔で前記主孔の前記外縁に配列される請求項1に記載のプラズマトーチ。
- 前記主孔は丸い孔であり、前記凹溝は前記丸い孔の中心に基づいて環状に配列される請求項1又は請求項2に記載のプラズマトーチ。
- 前記主孔の形は、円形、楕円形、又は多角形である請求項1又は請求項2に記載のプラズマトーチ。
- 前記凹溝の形は、円弧、楕円弧、又は多角形である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のプラズマトーチ。
- 前記ノズルは、金属ノズル又はセラミックスノズルである請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のプラズマトーチ。
- 前記主孔の中心軸は、前記外部電極の中心軸に平行である請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のプラズマトーチ。
- 前記主孔の中心軸は、前記外部電極の中心軸に平行ではない請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のプラズマトーチ。
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