JP3218171U - 脚付マットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトに梱包できて輸送コストの低減が図れ、またマットレス本体の裏布と簀の子板との擦れを原因とした裏布の傷の発生を解消可能な脚付マットレスを提供する。【解決手段】矩形状のマットレス本体11がマット支持台13に載置され、マットレス本体11とマット支持台13とがマットレスカバー14で一体的に被われた脚付マットレス10において、マット支持台13は、複数枚の簀の子板を複数本の連結帯により並列状態で連結した床材用簀の子と、床材用簀の子の下面に着脱自在に連結されて、床板用簀の子を展開状態で支持する複数本の展開支持板と、各展開支持板に着脱可能に連結された複数の支持脚12とを有している。【選択図】図1

Description

この考案は、ベットにも利用可能な脚付マットレスに関する。
一般的な脚付マットレスは、4本の板枠を矩形状に組んだ脚付きのフレーム(マット支持台)と、マットレス本体とが別体式であることから、フレームが大きく、かつ、占める空間が大きく、搬送には大きな貨物運輸車が必要であるため、搬送が便利ではなかった。
そこで、これを解消する従来技術として、マットレス本体を圧縮可能な構造にするとともに、剛体のフレームを無くした脚付マットレスが開発されている(例えば、特許文献1等)。
特許文献1の脚付マットレスは、マットレス本体の裏面に、複数枚の簀の子板を左右一対の連結帯によって並列に連結した床材用簀の子(フレーム)を一体化したものである。詳しくは、各連結帯をマットレス本体の裏面に接着または縫着することで、床材用簀の子がマットレス本体に展開状態で固定される。
これにより、工場出荷の梱包時、床材用簀の子付きのマットレス本体を、床材用簀の子の長さ方向(前後方向)へロール状に巻き取って紐で縛る。これにより、脚付マットレスの容量が小さくなり、その輸送コストを削減することができる。
マットレスの組み立て時には、まず、紐を解いて床材用簀の子付きのマットレス本体を展開し、2本の縦長な補強板(展開支持板)を床材用簀の子の左右両端部に配する。その後、各補強板を1本置きの簀の子板の左右両端部にそれぞれボルトで連結する。次いで、各補強板の長さ方向の両端部と中間部とに、左右3対の支持脚を配設することで、脚付マットレスが組み立てられる。
実用新案登録第3213233号公報
しかしながら、特許文献1の脚付マットレスにあっては、工場出荷の際にマットレス本体と床材用簀の子とが一体的に巻き取られていたため、これを巻き取れば、隣接する簀の子板同士が互いに突き合わされて、その分だけ梱包体が嵩張り、大型化していた。これを回避するためには、簀の子板の枚数を減らしたり、各簀の子板を薄肉化する必要があるが、そうすれば床材用簀の子の強度が低下するという別の問題が発生することとなる。
また、このように床材用簀の子を裏面に一体化したマットレス本体がロール状に巻かれて梱包されているため、例えば、貨物運輸車のコンテナ内に段積み状態で輸送されるとき、走行時の振動などで、簀の子板(特にそのエッジ)と、マットレス本体の裏布とが擦れ合い、この裏布を傷付けるおそれがあった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、脚付マットレスを、ロール状に巻き取り可能なマットレス本体と、マットレス本体とは別体で折り畳み可能な床材用簀の子と、床材用簀の子を展開状態で支持する複数本の展開支持板と、各展開支持板に着脱可能な複数の支持脚とから構成すれば、上述した課題はすべて解消されることを知見した。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、コンパクトに梱包することができ、これにより輸送コストの低減を図ることが可能で、また従来品の輸送時に課題となっていた、マットレス本体の裏布と簀の子板との擦れによる、この裏布の傷の発生を無くすことができる脚付マットレスを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、前後方向に長い矩形状のマットレス本体がマット支持台に載置され、これらのマットレス本体とマット支持台とを、マットレスカバーによって一体的に被った脚付マットレスにおいて、前記マット支持台は、左右方向に長い複数枚の簀の子板を、複数本の連結帯によって前後方向に離間する並列状態で連結した床材用簀の子と、該床材用簀の子の下面に着脱自在に連結されて、かつ該床板用簀の子を展開状態で支持する前後方向に長い複数本の展開支持板と、該各展開支持板に着脱可能に連結された複数の支持脚とを有したことを特徴とする脚付マットレスである。
ここでいう前後方向とは、脚付マットレス(マットレス本体、マット支持台)の長さ方向をいう。また、左右方向とは、脚付マットレス(マットレス本体、マット支持台)の幅方向をいう。
マットレス本体のサイズは任意である。例えば、シングルサイズ、セミダブルサイズ、ダブルサイズ、キングサイズなどが挙げられる。
マットレス本体の内部構造としては、コイルばね(ボンネルコイル、ポケットコイル)構造、綿詰め構造、スポンジ構造などを採用することができる。ただし、梱包作業や搬送の関係上、真空パックなどによって圧縮可能なマットレス(例えば、コイルばね式マット)の方が好ましい。真空パック時には、マットレスカバーも一緒に圧縮すれば効率的である。
脚付マットレスの主な構成体である、簀の子板、支持脚、展開支持板の各素材は任意である。例えば、各種の木、各種のプラスチック、各種の金属などを採用することができる。
マットレスカバーの素材は、例えば、布製のものを採用することができる。
マットレスカバーの大きさは、マットレス本体を被うことがでれば任意である。
マットレスカバーは、例えば、紐、ベルト、面状ファスナなどを利用して、マット支持台の所定箇所(例えば、床材用簀の子、展開支持板、支持脚等)に着脱可能に連結することができる。
各支持脚の形状は任意である。例えば、円柱状、角柱状などでもよい。
各支持脚の長さは限定されない。例えば、10〜30cmである。また、各支持脚は、長さ方向に分割可能とすれば、任意の高さに調節することができる。
各支持脚の使用本数は、少なくとも展開支持板の四隅に配置される4本以上であれば任意である。例えば、6本でも、8本でもよい。
展開支持板としては、例えば、長さ方向(脚付マットレスの前後方向)に複数分割されて、各部分展開支持板同士を連結板等によって連結したもの採用することができる。
また、展開支持板の使用本数については、2本以上であれば任意である。
床材用簀の子は、左右方向に長い複数枚の簀の子板を、複数本のベルト状の連結帯により連結した前後方向に湾曲自在な構造体である。
連結帯の素材としては、例えば、各種の布、各種の軟質プラスチックでもよい。
連結帯の使用本数は、2本以上であれば任意である。
請求項2に記載の考案は、前記床材用簀の子は、展開状態の該床材用簀の子と同一サイズの前後方向に長い矩形状の布袋に収納され、複数枚の前記簀の子板の左右方向の両端部の下面には、前記布袋を介して、前後方向に長い複数本の一方の面状ファスナからなる第1の緩衝帯がそれぞれ固定され、前記各展開支持板は、前記一方の面状ファスナに係止可能な他方の面状ファスナからなる第2の緩衝帯が上面にそれぞれ固定され、かつ前後方向の各最端側の簀の子板のみに、それぞれ連結金具を介して着脱可能に連結されたことを特徴とする請求項1に記載の脚付マットレスである。
ここでいう“布袋の前後方向”とは、マットレス本体の前後方向(長さ方向)をいう。
布袋の素材は任意である。例えば、不織布、織布、編布からなる布帛を採用することができる。
布袋のサイズは、最大に拡張された状態の床材用簀の子と略同じであればよい。
第1,2の緩衝帯21A,21Bは、何れが雄型または雌型の面状ファスナでもよい。もしくは、それぞれが雄雌兼用の面状ファスナでもよい。
第1の緩衝帯を、布袋を介して、対応する簀の子板に固定するものは任意である。例えば、ステープル、U型釘、または接着剤などが挙げられる。
第2の緩衝帯を各展開支持板の上面に固定するものは任意である。例えば、接着剤、両面テープなどを採用することができる。
連結金具の種類は任意である。例えば、ボルトナット構造体、スクリューねじなどを採用することができる。
請求項3に記載の考案は、前記マットレス本体の外袋の裏布は不織布製で、前記布袋の表面には、前記マットレス本体の裏布を係止する雄型の面状ファスナが取り付けられ、前記布袋の前後方向の両端部の裏面には、一方のカバー固定用面状ファスナがそれぞれ固定され、前記マットレススカバーの前後方向の両端部には、前記各一方のカバー固定用面状ファスナに係止される他方のカバー固定用面状ファスナがそれぞれ固定され、また、前記マットレスカバーの左右方向の両端部には、前後方向に所定ピッチで、該マットレスカバーを前記各展開支持板にそれぞれ掛止する複数の掛止ベルトが配設されたことを特徴とする請求項2に記載の脚付マットレスである。
マットレス本体は外袋を有している。その少なくとも裏布は不織布からなる。外袋は全体が不織布でもよい。
雄型の面状ファスナの形状は任意である。例えば、帯状、矩形状、円状、楕円状などを採用することができる。
雄型の面状ファスナの使用数は任意である。1つでも複数でもよい。
布袋の表面における雄型の面状ファスナの取り付け位置は任意である。例えば、布袋の前後方向の両端部でも、その中間部でもよい。
雄型の面状ファスナを布袋に固定する方法は任意である。一般的には縫製であるものの、接着や融着でもよい。
一方、他方のカバー固定用面状ファスナは、何れが雄型または雌型の面状ファスナでもよい。もしくは、それぞれが雄雌兼用の面状ファスナでもよい。
各カバー固定用面状ファスナの使用本数は、複数であれば任意である。
掛止ベルトの種類は任意である。例えば、面状ファスナ、布ベルト、プラスチックベルトなどを採用することができる。
掛止ベルトの使用本数は任意である。左右一対でも、左右に複数対でもよい。
本考案の脚付マットレスによれば、マットレス本体と、湾曲自在な床材用簀の子とを別体としたため、それぞれをコンパクトに梱包することができる。例えば、マットレス本体をロール状に巻き取るとともに、床材用簀の子を蛇腹状に折り畳める。その結果、従来の脚付マットレスに比べて、総梱包容積が小さくなり、その輸送コストや保管コストを抑えることができる。すなわち、従来品の場合には、マットレス本体と床材用簀の子とが一体であったため、これを巻き取れば、隣接する簀の子板同士が互いに突き合わされて、その分だけ梱包体が嵩張り、大型化していた。
また、このようにマットレス本体と床材用簀の子とを別梱包としたため、この従来品の欠点であった、輸送中の車両振動を原因とした、簀の子板とマットレス本体の裏布とが擦れ合って生じる、この裏布の損傷を無くすことができる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、展開状態の床材用簀の子を同一サイズの矩形状の布袋に収納したため、床材用簀の子の自由度が小さくなり、これをコンパクトに束ねることができる。仮に、床材用簀の子を布袋に収納しなければ、各簀の子板は、湾曲自在な連結帯により連結されて自由度が大きいため、床材用簀の子の幅方向にそれぞれ位置ずれがし易く、その位置ずれ分だけ、束ねられた床材用簀の子が嵩張るおそれがあった。しかしながら、ここでは床材用簀の子を同一サイズの矩形状の布袋に収納したため、それを回避することができる。
また、このように床材用簀の子を布袋に収納したため、使用時、各簀の子板の角部(エッジ部)によってマットレス本体の裏布を傷付けるおそれがない。
しかも、布袋に床材用簀の子を収納し、かつ各簀の子板の下面に布袋を介して各第1の緩衝帯をそれぞれ固定したため、床材用簀の子を束ねる際に、隣り合う簀の子板の間で連結帯が捩れたり、その簀の子板の角部により連結帯が損傷するおそれもほとんどない。
また、各簀の子板の左右方向の両端部の下面に、布袋を介して、前後方向に長い複数本の第1の緩衝帯をそれぞれ固定したため、各簀の子板を布袋の所定位置に位置決めすることができる。これにより、布袋入りの床材用簀の子を確実に蛇腹状に折り畳むことができ、よりコンパクトな梱包が可能となる。しかも、例えば、第1の緩衝帯を掴んで、この布袋入りの床材用簀の子を簡単に畳んだり、拡げる(展開する)ことも可能となる。
さらに、各展開支持板を、布袋入りの床材用簀の子に固定するにあたっては、各展開支持板の上面に配された各第2の緩衝帯を、布袋の下面に配された各第1の緩衝帯に係止することで、布袋の幅方向の両端部において、各展開支持板を、簡単かつ確実に前後方向へ真っ直ぐ揃えることができる。
また、各展開支持板が、複数枚の簀の子板のうち、前後方向の各最端側のもののみに、対応する連結金具を介して着脱可能に連結されるように構成したため、短時間の連結作業で各展開支持板を床材用簀の子に堅固に連結することができる。
さらにまた、各展開支持板は、互いに係止された第1,2の緩衝帯を介して、対応する簀の子板に連結されるため、各展開支持板と布袋との直接的な当接を原因とした布袋の損傷を防止することができる。仮に、これらの緩衝帯を使用しなければ、前後方向の各最端側のものを除き、各簀の子板と各展開支持板とが分離状態となる。その結果、長年、脚付マットレスを使用していれば、前後方向の各最端側のものを除き、布袋に収納された簀の子板がマット幅方向に位置ずれして、マット支持台の安定性が低下するおそれがある。
さらに、請求項3に記載の考案によれば、布袋の表面に、マットレス本体の不織布製の裏布を係止する雄型の面状ファスナを取り付けたため、使用中に、マット支持台からマットレス本体がずれにくい。
また、マットレススカバーの前後方向の両端部を、対応する一方、他方のカバー固定用面状ファスナにより係止するとともに、マットレスカバーの左右方向の両端部を、複数対の掛止ベルトを使用して各展開支持板にそれぞれ掛止する。これにより、マットレスカバーの周側縁部の全体をマット支持台にしっかりと固定することができる。
この考案の実施例1に係る脚付マットレスの全体斜視図である。 この考案の実施例1に係る脚付マットレスを構成する各部品の梱包状態を示す斜視図である。 この考案の実施例1に係る脚付マットレスのマット支持台の各部品の一部切欠状態を含む斜視図である。 この考案の実施例1に係る脚付マットレスのマット支持台の組み立て作業状態を示す斜視図である。 この考案の実施例1に係る脚付マットレスのマット支持台にマットレス本体を載置する作業状態を示す斜視図である。 この考案の実施例1に係る脚付マットレスのマット支持台に載置されたマットレス本体にマットレスカバーを被せた作業状態を示す斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。ここでは、シングルサイズの脚付マットレスを例とする。
図1において、10は本考案の実施例1に係る脚付マットレスで、この脚付マットレス10は、前後方向に長い矩形状のマットレス本体11が、複数の支持脚12を有したマット支持台13に載置されるとともに、これらのマットレス本体11とマット支持台13とが、マットレスカバー14によって一体的に被われたものである。
以下、図1〜図5を参照して、これらの構成部品を具体的に説明する。
マットレス本体11は、不織布製の外袋11aにポケットコイルが内蔵されて、(真空)圧縮可能なマットレスである。
このマットレス本体11は、多くのコイルが独立しているので、身体を点で支えて全身の圧力を分散させることができる。
マット支持台13は、無垢材(パイン材)からなる左右方向に長い9枚の簀の子板15を、簀の子板15の長さ方向の両端部に接続された2本の連結帯16によって、前後方向に離間する並列状態で連結された床材用簀の子17と、6本の支持脚12と、2本の展開支持板18とを有している。
床材用簀の子17には、これを展開状態で支持する前後方向に長い2本の展開支持板18が着脱自在に連結され、各展開支持板18に、それぞれ3本ずつ合計6本の支持脚12が着脱可能に連結されている。
具体的には、各展開支持板18は、これらを前後方向(長さ方向)に2等分割した部分展開支持板18A,18Aを、連結板19を介して、短いボルトB2で連結したものである。各展開支持板18を2等分割することで、コンパクトに梱包することができる。各部分展開支持板18A,18Aの上面には、その長さ方向の略全域に雄型の面状ファスナからなる第2の緩衝帯21Bが固着されている。
各支持脚12は、高さ15cmのパイン材からなる円柱体で、上端面の中央部からボルト12aがそれぞれ突出している。一方、各展開支持板18の下面には、その長さ方向の両端部と中間部(連結板19)との3箇所に、ねじ孔18a,19aがそれぞれ形成されている。これらのねじ孔18a,19aに、ボルト12aを螺合することで、各展開支持板18に支持脚12が3本ずつ配設される。また、各支持脚12の下面には、床面への傷防止用のフェルト12bがそれぞれ貼着されている。
床材用簀の子17は、展開状態の床材用簀の子17と同一サイズの前後方向に長い矩形状の不織布からなる布袋20に収納されている。布袋20の前後方向の両端部の裏面には、その全長にわたって雌型の面状ファスナ(一方のカバー固定用面状ファスナ)F1がそれぞれ縫着されている。
また、布袋20の左右方向の両端部の下面には、雌型の面状ファスナからなる前後方向に長い2本の第1の緩衝帯21Aが配置されている。各緩衝帯21Aの長さは、展開状態の床材用簀の子17のうち、前後方向の最端側の簀の子板15Aを除いた分の長さである。
各緩衝帯21Aは、これらの最端側の簀の子板15Aを除いた残りの簀の子板15Aの下面に、布袋20を介して、ステープル22によってそれぞれ固定されている。これにより、布袋20に各簀の子板15が位置決めされ、布袋20と床材用簀の子17とが一体化される。
各展開支持板18は、対応する緩衝帯21A、21Bを係止した状態で、かつ前後方向の各最端側の簀の子板15Aのみに、それぞれボルトナット構造体(連結金具)23を介して、着脱可能に連結されている。詳しくは、各最端側の簀の子板15Aの左右方向の両端部に埋め込まれた各埋め込みナット15bに、各展開支持板18の長さ方向の両端部に配された対応するボルト貫通孔18bを重ね合わせ、これらに長い方のボルトB1をねじ込むことで、床材用簀の子17と各展開支持板18とが連結される。
また、布袋20の表面には、マットレス本体11の外袋11aの裏布11bを係止(位置決め)する左右方向へ長い2本の雄型の面状ファスナ24が縫着されている。これにより、使用中、マット支持台13に載置されたマットレス本体11がずれにくい。
これらの構成部品からなる脚付マットレス10は、工場での梱包時、1つの縦長な段ボール箱に収納されて出荷される。このとき、マットレス本体11とマットレスカバー14とは1枚の圧縮袋25に真空パックされ、床材用簀の子17は蛇腹状に折り畳まれ、また各支持脚は1本の細長い袋に収納される。
マットレスカバー14は、前後方向に長い矩形状をした織布製のカバーシーツである。マットレスカバー14の前後方向の両端部には、布袋20の前後方向(長さ方向)の両端部に配された各雌型の面状ファスナF1に係止される雄型の面状ファスナ(他方のカバー固定用面状ファスナ)F2が、全長にわたってそれぞれ縫着されている(図6を参照)。
また、マットレスカバー14の左右方向の両端部には、前後方向に所定ピッチで、マットレスカバー14を各展開支持板18に掛止するための3対の掛止ベルト26が配設されている。
各掛止ベルト26は、長い方と短い方とに折り曲げられ、折り曲げられた端部がマットレスカバー14の内側に縫製されている。
対応する展開支持板18に掛止ベルト26の長い方を内側から通し、軽く引っ張りあげるようにして掛止ベルト26の短い方と繋ぎ合わせて、ベルト先端部に配された雄雌の面状ファスナ26a,26bを係止することで、マットレスカバー14を各展開支持板18に掛止する。このとき、第1の緩衝帯21Aには、長さ方向に所定ピッチで、簀の子板15に固定されてない部分(非固定部分)が存在する。そのため、第1の緩衝帯21Aの各非固定部分の下面と、布袋20の上面とのすき間を利用して、対応する展開支持板18に各掛止ベルト26を容易に掛け渡すことができる。
次に、図1〜図6を参照して、この実施例1に係る脚付マットレス10の組み立て方法を説明する。
図2に示すのは、梱包していた段ボール箱から取り出された主な構成部品である。
まず、圧縮袋25からマットレス本体11とマットレスカバー14とを取り出し、マットレス本体11を膨らませる。その後、蛇腹状に折りに畳まれた床材用簀の子17を矩形状に拡げる(図3参照)。その際、第1の緩衝帯21Aが上面になるように床材用簀の子17を裏返しにする。
次いで、2等分割された各部分展開支持板18A,18Aを、連結板19のボルト孔19bに短い方のボルトB2をねじ込んで連結して、2本の展開支持板18をそれぞれ組み立てる。
図3および図4に示すように、その後、各展開支持板18は、その上面に固着されている第2の緩衝帯21Bを対応する布袋20に配された第1の緩衝帯21Aに当接した状態で、前後方向の各最端側の簀の子板15Aに、それぞれボルトナット構造体23を介して連結する。
その後、各展開支持板18に、それぞれ3本ずつの支持脚12を螺合する。以上のようにして、マット支持台13が組み立てられる。
次いで、図5および図6に示すように、マット支持台13の上にマットレス本体11を載置する。その後、マットレス本体11とマット支持台13とがマットレスカバー14によって、一体的に被われて、脚付マットレス10が完成する。
その際、布袋20の各雌型の面状ファスナF1と、マットレスカバー14の前後方向の両端部に配された雄型の面状ファスナF2が係止される。
また、マットレスカバー14に取り付けられた3対の掛止ベルト26を対応する各展開支持板18にそれぞれ掛止する。仮に、各掛止ベルト26を各支持脚12にそれぞれ掛止した際には、支持脚12のねじ込みが緩んだとき、掛止ベルト26が展開支持板18の下面から露出したボルト12aに引っ掛かる場合ある。その際には、掛止ベルト26によるマットレスカバー14の緊張状態が緩み、マットレスカバー14がずれ易くなる。
このように、マットレス本体11と、湾曲自在な床材用簀の子17とを別体としたため、それぞれをコンパクトに梱包することができる。例えば、マットレス本体11をロール状に巻き取るとともに、床材用簀の子17を蛇腹状に折り畳む。その結果、従来の脚付マットレスに比べて、総梱包容積が小さくなり、その輸送コストや保管コストを抑えることができる。すなわち、従来品の場合には、マットレス本体と床材用簀の子とが一体化されていたため、これを巻き取れば、隣接する簀の子板同士が互いに突き合わされて、その分だけ梱包体が嵩張り、大型化していた。そこで、これを回避するためには、各簀の子板15の枚数を減らしたり、各簀の子板15を薄肉化する必要がある。しかしながら、このようにすれば床材用簀の子17の強度が低下するという別の問題が発生することから好ましくない。
また、実施例1では真空圧縮されたマットレス本体11(マットレスカバー14を含む)と床材用簀の子17とを別梱包としたため、この従来品の欠点であった、輸送中の車両振動や脚付マットレス10の使用中のマット振動を原因とした、簀の子板15とマットレス本体11の裏布11bとが擦れ合って生じる、この裏布11bの損傷を無くすことができる。
また、展開状態の床材用簀の子17を同一サイズの矩形状の布袋20に収納したため、床材用簀の子17のみの場合には、湾曲自在な連結帯16で連結された各簀の子板15は、それぞれの長さ方向(床材用簀の子17の幅方向)へ個々に位置ずれし易く、その位置ずれ分だけ束ねられた床材用簀の子17が嵩張るおそれがあった。しかしながら、ここでは床材用簀の子17を同一サイズの矩形状の布袋20に収納したため、床材用簀の子17の自由度が小さくなり、これをコンパクトに束ねることができる。
さらには、このように床材用簀の子17を布袋20に収納したため、使用時、各簀の子板15の角部(エッジ部)によってマットレス本体11の裏布11bを傷付けるおそれがない。
しかも、布袋20に床材用簀の子17を収納したため、床材用簀の子17を束ねる際に、隣り合う簀の子板15の間で連結帯16が捩れたり、その簀の子板15の角部により連結帯16が損傷するおそれもほとんどない。
また、各簀の子板15の左右方向の両端部の下面に、布袋20を介して、前後方向に長い2本の第1の緩衝帯21Aをそれぞれステープル止めしたため、各簀の子板15を布袋20の所定位置に位置決めすることができる。これにより、布袋20入りの床材用簀の子17を蛇腹状に折り畳むことができて、よりコンパクトな梱包が可能となる。しかも、例えば、第1の緩衝帯21Aを掴んで、この布袋20入りの床材用簀の子17を簡単に畳んだり、拡げる(展開する)ことも可能となる。
さらに、各展開支持板18を、布袋20入りの床材用簀の子17に固定するにあたっては、各展開支持板18の上面に配された各第2の緩衝帯21Bを、布袋20の下面に配された各第1の緩衝帯21Aに係止することで、布袋20の幅方向の両端部において、簡単かつ確実に各展開支持板18を前後方向へ真っ直ぐ揃えることができる。
また、各展開支持板18は、前後方向の各最端(両端)側の簀の子板15Aのみに、対応するボルトナット構造体23を介して着脱可能に連結されているため、短時間の連結作業で、これらの展開支持板18を床材用簀の子17に連結することができる。
さらにまた、各展開支持板18は、それぞれの上面を各第1の緩衝帯21Aに当接した状態で、対応する簀の子板15Aに連結したため、各展開支持板18と布袋20との直接的な当接を原因とした布袋20の損傷を防止することができる。仮に、これらの緩衝帯21A,21Bを使用しなければ、前後方向の各最端側の簀の子板15Aを除き、各簀の子板15と各展開支持板18とが分離状態となる。その結果、長年、脚付マットレス10を使用していれば、前後方向の各最端側の簀の子板15Aを除き、布袋20に収納された簀の子板15がマット幅方向に位置ずれして、マット支持台13の安定性が低下するおそれがあって好ましくない。
また、布袋20の表面に、マットレス本体11の外袋11aの不織布製の裏布11bを係止する雄型の面状ファスナ24を取り付けたため、使用中に、マット支持台13からマットレス本体11がずれにくい。
マットレススカバー14の前後方向の両端部を、雄、雌型の面状ファスナF1、F2を介して布袋20入りの床材用簀の子17に係止するとともに、マットレスカバー14の左右方向の両端部を、3対の掛止ベルト26を介して各展開支持板18にそれぞれ掛止する。これにより、マットレスカバー14の周側縁部の全体をマット支持台13にしっかりと固定することができる。
この考案は、コンパクトに梱包でき、搬送に便利な脚付マットレスの技術として有用である。
10 脚付マットレス
11 マットレス本体
11a 外袋
11b 裏布
12 支持脚
13 マット支持台
14 マットレスカバー
15 簀の子板
15A 最端側の簀の子板
16 連結帯
17 床材用簀の子
18 展開支持板
20 布袋
21A 第1の緩衝帯
21B 第2の緩衝帯
22 ステープル(固定金具)
23 ボルトナット構造体(連結金具)
24 雄方の面状ファスナ
F1 雌型の面状ファスナ(一方のカバー固定用面状ファスナ)
F2 雄型の面状ファスナ(他方のカバー固定用面状ファスナ)。

Claims (3)

  1. 前後方向に長い矩形状のマットレス本体がマット支持台に載置され、これらのマットレス本体とマット支持台とを、マットレスカバーによって一体的に被った脚付マットレスにおいて、
    前記マット支持台は、
    左右方向に長い複数枚の簀の子板を、複数本の連結帯によって前後方向に離間する並列状態で連結した床材用簀の子と、
    該床材用簀の子の下面に着脱自在に連結されて、かつ該床板用簀の子を展開状態で支持する前後方向に長い複数本の展開支持板と、
    該各展開支持板に着脱可能に連結された複数の支持脚とを有したことを特徴とする脚付マットレス。
  2. 前記床材用簀の子は、展開状態の該床材用簀の子と同一サイズの前後方向に長い矩形状の布袋に収納され、
    複数枚の前記簀の子板の左右方向の両端部の下面には、前記布袋を介して、前後方向に長い複数本の一方の面状ファスナからなる第1の緩衝帯がそれぞれ固定され、
    前記各展開支持板は、前記一方の面状ファスナに係止可能な他方の面状ファスナからなる第2の緩衝帯が上面にそれぞれ固定され、かつ前後方向の各最端側の簀の子板のみに、それぞれ連結金具を介して着脱可能に連結されたことを特徴とする請求項1に記載の脚付マットレス。
  3. 前記マットレス本体の外袋の裏布は不織布製で、
    前記布袋の表面には、前記マットレス本体の裏布を係止する雄型の面状ファスナが取り付けられ、
    前記布袋の前後方向の両端部の裏面には、一方のカバー固定用面状ファスナがそれぞれ固定され、
    前記マットレススカバーの前後方向の両端部には、前記各一方のカバー固定用面状ファスナに係止される他方のカバー固定用面状ファスナがそれぞれ固定され、
    また、前記マットレスカバーの左右方向の両端部には、前後方向に所定ピッチで、該マットレスカバーを前記各展開支持板にそれぞれ掛止する複数の掛止ベルトが配設されたことを特徴とする請求項2に記載の脚付マットレス。
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