JP3218068U - らせん管用クランプ - Google Patents

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松本 朗
朗 松本
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株式会社協栄ファスナー工業
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Abstract

【課題】強力な締付力でらせん管の接続端を締付固定できるフレキシブルらせん管用クランプを提供する。【解決手段】筒状の接続口に嵌合して接続され、周面にらせん状の凹凸条を形成したフレキシブルらせん管の外周に、らせんの谷部に沿って巻付けられるバンド4の両端部を把持してバンドを周方向に締付けるらせん管用クランプであって、らせんの山部を跨いでらせん管の周面に沿うように近接して配置されるプレート材よりなるブリッジ6と、ブリッジの両端側に下向きに突出し、バンドの両端を谷部の方向にスライド可能にそれぞれ保持するホルダー部12a,12bとを備え、ホルダー部の一方にバンドの固定端4dを固定する固定部1bを設け、他方のホルダー部にバンドの可動端4aを締付方向にスライドさせてらせん管を接続口に締付固定する調整部1aを設ける。【選択図】図1

Description

この考案は、フレキシブルダクトやフレキシブルホース等として用いられ、周面にらせん状の凹凸条(谷部と山部)を形成したらせん管と、他の管体の接続口との接続部を外周より締付固定するらせん管用クランプに関する。
従来のフレキシブル管としてのらせん管は、強度補強やらせん断面内に電気回路又は流体回路を形成する目的で使用されることが多いが、他の管体との接続部を締付け固定するクランプバンドは、らせん管外周の凹凸条が周回毎に1ピッチ以上ずれるために、バンドの締付調整部は凹凸条のずれに対応した構造にする必要があり、これに対応するものとして特許文献1,同2に示すものが公知である。
特開2010−65753号公報 実開昭53−67121号公報
特許文献1のダクトバンドでは、らせんの山部を跨いで隣接するダクトバンド10の両端部に、互に他方のバンド端側に逆L字状に形成された板状のブラケット部材14A,14Bをそれぞれ立設し、両ブラケット部材14A,14Bを周方向に押し離すようにボルト調節することにより、ダクトバンド10でらせん管の外周を締付けるものである。
しかしこの特許文献1の締付機構では、対面し合う一対の板状のブラケット部材がバンド表面に対して傾斜する方向に締付力が作用するために、締付力にロスが生じるほか、互に揺動し合う板材の基端部に荷重が集中して歪みや亀裂を生じ、さらに2本のボルト間の板材が撓みを生じ、締付が緩むという問題がある。
またバンド両端に設けた各締付ボルトを各別に且つ同程度に締付け調整する必要があるほか、らせんの凹凸条のピッチが大きい場合は、締付力が発揮し難いという問題がある。
特許文献2に示される締付具は両端にフック部を形成した金属製ワイヤの各端部に、互に重なり合うバンド状部材からなる雌螺子板4と基板9を係止し、上記重ね合わされたバンド状部材をボルト付の締結用ユニット1によって締付けるものである。
しかしこの締結具は締結用ユニット1が、らせんの山部を跨いで締結するため、山部が損傷するほか、締結力も弱くボルトと雌螺子板4との噛み合いの変形等が生じ易く耐久性が乏しいという欠点があり、らせんの凹凸条のピッチが大きくなる程締結用ユニット1の締付方向に対する傾きが大きくなり、締付力が低下するという欠点がある。
上記課題を解決するために、第1に、筒状の接続口2に嵌合して接続され、周面にらせん状の凹凸条を形成したフレキシブルな材料よりなるらせん管3の外周に、らせんの谷部3aに沿って巻付けられるバンド4の両端部を把持するバンド4を周方向に締付けるらせん管用クランプであって、上記らせんの山部3bを跨いでらせん管3の周面に沿うように近接して配置されるブリッジ6と、該ブリッジ6の両端側に下向きに突出させて設けられ、バンド4の両端を上記谷部3aの方向にスライド可能にそれぞれ保持するホルダー部12a,12bとを備え、上記ホルダー部12a,12bの一方にバンド4の固定端4bをホルダー部12bに固定する固定部1bを設け、他方のホルダー部12aにバンド4の可動端4aを締付方向にスライドさせてらせん管3を接続口2に締付固定する調整部1aを設けたことを特徴としている。
第2に、ブリッジ6がバンド4の両端部間を覆うプレート材よりなることを特徴としている。
第3に、ホルダー部12a,12bがバンド4の両端を谷部3aの方向に沿って挿通し且つスライドをガイドする溝状又は筒状に形成したことを特徴としている。
第4に、固定部4bがホルダー部12bの外周側から挿入され、内部に挿通されたバンド4に設けられた係止孔4eに先端を挿入係止する係止爪16aを備えてなることを特徴としている。
第5に、バンド4の固定端4bに所定間隔を介して複数個の係止孔4eを設け、係止爪16aを複数の係止孔4eに対して選択的に係止することによりバンド4の内径を調節しながら固定端4bをホルダー内に固定することを特徴としている。
第6に、調整部1a側のホルダー部12aに挿通されるバンド4に沿って調整ボルト9を挿通してバンド4と調整ボルト9の先端を係合させ、ボルト調整によりバンド4の先端を押出しスライドさせることにより、らせん管3の接続口2への締付調整を行う機構としたことを特徴としている。
以上のように構成される本考案のらせん管クランプによれば、剛性の高いブリッジを介してらせんの山部を跨ぐ2本のホルダー部間でらせんの谷部に沿ってバンドが巻き付けられ、ホルダー部間で周方向に締付けられるので、山部を損傷することなく強力な締付力でらせん管の接続端を締付固定できる利点があり、バンドの固定端側で多数の係止孔から選択してバンドの締付内径を調節できるので、らせん管の径の変動に一つのバンドで対応できる効果がある。
バンドを全長にわたってらせん溝に沿って巻付け、両端部もらせん溝に沿わせた状態でスライド調節できるので、締付状態も安定する。
本考案のクランプの全体斜視図である。 クランプのホルダー部へのバンドの保持状態を示す断面図である。 らせん管の接続端のクランプ状態を示す平面図である。 クランプの固定端側の別実施形態を示す断面図である。
以下図示する本発明の実施形態につき詳述すると、図1〜3は本考案の1実施例を示しており、クランプは図3に示すように機器類の筒状の接続口2に嵌合して周面にらせん状の凹凸(谷部3aと山部3b)を形成したフレキシブル材料(主としてゴム又はプラスチック製)よりなるらせん管3の外周にらせんの谷部(らせん溝)3aに沿って巻付けられるバンド4の両端部を把持し、該バンド4を周方向に締付けるものである。
上記バンド4は図示する例では全体が帯状の鋼材であるが、谷部3aが丸溝の場合は全長にわたって又は谷部3aに沿って巻付けられる部分のみを、谷部3aの断面形状に応じた円形又は半円形断面のものを使用することができるほか、材料もプラスチック材のほかFRP材であってもよい。
クランプ1は、らせんの山部3bを跨いでらせん管3の周面に沿うように近接して配置されるプレート状のブリッジ6が本体部を構成し、図1,図3に示すように平面視T字状に形成され、T字形の横杆6aの両端には下向きの突起7a,7bが折り曲げ形成されており、一方の突起7aにはナット部8がナットを溶着等により取付けて形成され、他方の突起7bには、ナット部8に外側からねじ込まれた調整ボルト9の先端側を挿通する挿通孔11が穿設され、調整ボルト9は横杆6aに沿って下面側で左右方向に支持されている。
上記横杆6aの下面側の左右の突起7a,7b間には、角筒状のホルダー部12aが左右方向に溶着等により取付けて設けられ、このホルダー部12a内には、前記調整ボルト9が挿通されるとともに、さらにその下側にはバンド4の締付調整側である可動端4aが左右スライド可能に挿通されて保持されている。
バンド4の可動端4aの右側突出端には、上向きに折り曲げ形成された係合部4bが設けられ、この係合部4bには上記調整ボルト9の先端に細径部として形成された係合端9aを挿入して係合する係合孔4cが穿設されている。
上記係合端9aには、カラーリング状の当接部材13が嵌合され、当接部材13は調整ボルト9をねじ込んで係合孔4cに挿入した時のストッパーとなるようにフランジ状に外周に突出している。ブリッジ6の横杆6aに形成され又は組込まれた一連の部材は、バンド4の可動端4aを調整ボルト9により押出しスライドさせる可動部1aを構成している。
またブリッジ6のT字形の中央の縦杆6bの後端側下面にも前記ホルダー部12aと同形の筒状のホルダー部12bが互に平行に固着して設けられ、このホルダー部12b内にはバンド4の固定端4dが、可動端側とは逆向きに且つ左右方向にスライド調整可能に挿入されている。
そしてバンド4の固定端4d側には、所定間隔毎に多数の係止孔4eが穿設されている。これに対し、ブリッジ6の縦杆6bの後端のホルダー部12bの上部には、ナットを固着したナット部14が設けられ、このナット部14には、上方から固定ボルトからなる係止具16が下向きにねじ込まれ、その先端に形成された係止爪16aが前記バンド4のいずれかの係止孔4eに選択的に挿入されてバンド4の固定端4dのスライド方向の位置決め調整を行う機構となっている。
前記ブリッジ6の縦杆6bの後端部及びその下部のホルダー部12b,ナット部14,係止具(ボルト)16は、クランプ1の固定部1bを構成している。
上記ホルダー部12a,12bは角筒状のものを示したが、その底部にバンド4をらせん溝方向にスライド可能にガイド(規制)しながら保持すれば良いので、必ずしも角筒状である必要はなく、底部がチャンネル状に形成されたC型断面その他の断面形状にすることも可能である。さらにホルダー部12a,12bをブリッジ6と一体的に板金成形すること又はダイカスト成形することも可能であり、ナット部8,14もナットの溶着を行うことなく、該当箇所にタッピング加工することも可能である。
図4はクランプ1の固定部1b側の他の実施形態を示す断面図で、この例では係止具16としてボルトではなくヘッド付のピンを用いている。このピン(係止具)16をブリッジ6及びホルダー部12bを下向きに貫通させて昇降スライド可能に差込み、その先端はバンド差込側に傾斜面(カム面)を形成したカムからなる係止部16bを備えている。
またブリッジ6の上面のピン16の差込口にはピン16を嵌合して昇降スライドさせるスリーブ17が設けられ、さらにホルダー部12bの内部では、ピン16にスプリング18が外装されるとともにピン16の下端にはCリングからなるスプリング受け19が装着され、ピン16は常に下向きに付勢されている。
上記機構により、バンド4の固定端4dが矢印a方向に差込まれると係止爪16aのカム面によりピン16が上昇スライドし、係止孔4eではスプリング18により下降スライドして当該係止孔4e位置でバンド4は矢印b方向(抜き方向)の移動が規制され位置決めされる。
ピン16は係止孔4eが通差込方向に通過する度に矢印c方向に昇降スライドする。そしてバンド4を矢印b方向引抜く際は、ピン16をスプリング18に対して手動操作により上昇方向にスライドさせることによりフリーにスライドできる。
即ち、バンド4は差込み(矢印a)方向には自由にスライドでき且つ任意の係止孔4e位置で係止爪16aによりロックされるインシュロック機構を形成しており、ロック解除はピン16を上昇方向にスライドさせることにより行われる。
その結果、バンド4の固定端4は任意の係止孔4e位置で、ボルト操作等を必要とせずに位置決め固定され、らせん管3の径に応じた締付調整が可能となる。尚、この機構ではピン16の回動規制をするためにスリーブ7の内周形をピン16の断面形状を対応させて非正円形断面にする必要がある。
1 クランプ
1a 調整部
1b 固定部
2 接続口
3 らせん管
3a 谷部
3b 山部
4 バンド
4a 可動端
4b 係合部
4c 係合孔
4d 固定端
4e 係止孔
6 ブリッジ
9 調整ボルト
12a,12b ホルダー部
16 係止具(ボルト,ピン)
16a 係止爪

Claims (6)

  1. 筒状の接続口(2)に嵌合して接続され、周面にらせん状の凹凸条を形成したフレキシブルな材料よりなるらせん管(3)の外周に、らせんの谷部(3a)に沿って巻付けられるバンド(4)の両端部を把持するバンド(4)を周方向に締付けるらせん管用クランプであって、上記らせんの山部(3b)を跨いでらせん管(3)の周面に沿うように近接して配置されるブリッジ(6)と、該ブリッジ(6)の両端側に下向きに突出させて設けられ、バンド(4)の両端を上記谷部(3a)の方向にスライド可能にそれぞれ保持するホルダー部(12a),(12b)とを備え、上記ホルダー部(12a),(12b)の一方にバンド(4)の固定端(4b)をホルダー部(12b)に固定する固定部(1b)を設け、他方のホルダー部(12a)にバンド(4)の可動端(4a)を締付方向にスライドさせてらせん管(3)を接続口(2)に締付固定する調整部(1a)を設けたらせん管用クランプ。
  2. ブリッジ(6)がバンド(4)の両端部間を覆うプレート材よりなる請求項1に記載のらせん管用クランプ。
  3. ホルダー部(12a),(12b)がバンド(4)の両端を谷部(3a)の方向に沿って挿通し且つスライドをガイドする溝状又は筒状に形成した請求項1又は2に記載のらせん管用クランプ。
  4. 固定部(4b)がホルダー部(12b)の外周側から挿入され、内部に挿通されたバンド(4)に設けられた係止孔(4e)に先端を挿入係止する係止爪(16a)を備えてなる請求項1〜3のいずれかに記載のらせん管用クランプ。
  5. バンド(4)の固定端(4b)に所定間隔を介して複数個の係止孔(4e)を設け、係止爪(16a)を複数の係止孔(4e)に対して選択的に係止することによりバンド(4)の内径を調節しながら固定端(4b)をホルダー内に固定する請求項4に記載のらせん管用クランプ。
  6. 調整部(1a)側のホルダー部(12a)に挿通されるバンド(4)に沿って調整ボルト(9)を挿通してバンド(4)と調整ボルト(9)の先端を係合させ、ボルト調整によりバンド(4)の先端を押出しスライドさせることにより、らせん管(3)の接続口(2)への締付調整を行う機構とした請求項1〜5のいずれかに記載のらせん管用クランプ。
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