JP3217802U - 電磁式給水弁 - Google Patents

Abstract

【課題】隔壁の強度を強化し、応答速度を向上させることができる電磁式給水弁を提供する。【解決手段】弁体は、その間に弁室３を設置した入水口１と排水口２を含み、弁室に上まで延伸して弁座４を配置する。電磁ユニット５は、弁座に固定的連結され、且つ弁座と隔離して配置し、電磁ユニットと弁座との間に、弁座と電磁ユニット間に密封的に固定した隔壁７、及び電磁ユニットの可動コア５１に対応するピストン６は密接し、隔壁とピストンで、弁座の上下のスペースは上方の圧力室８と下方の弁室に分離され、ピストンの中に、弁室と連通する圧力室水路を設ける。連通パイプ９は、圧力室と弁室を連通し、且つ弁室と分離して、弁室の片側で、入水口に近寄る一端の弁座の中に配置し、入水口と連通する引水口９０、及び圧力室と連通する圧力室水路の入口を含み、引水口にフィルターが設けられる。【選択図】図１

Description

本実用新案は給水弁、特に電磁式給水弁に関し、国際特許分類において、「F16K弁、水栓、コック、作動フロート、換気や膨張装置」技術分野に属する。

電磁式給水弁は現在、各種類の電気器具に一般的に使用される入水制御装置であり、洗濯機、食器洗い機、エアコンなどの電気製品にも汎用されている。電磁式給水弁は普通、弁体、隔膜板、電磁石から構成され、隔膜板と弁体間に隔膜を配置し、電磁石はスプールとリターンスプリングを含む。電気が入っていない時には、スプールが隔膜板の中心にある中心穴に位置し、そのうち、可動コアは水流を止めるように、中心穴を封止し、電磁コイルが通電された後に、コイルに生成した、可動コアを持ち上げるのに必要な揚力により、可動コアは隔膜板の中心にある中心穴と分離されると、弁室の背面における圧力室内の圧力は降下し、隔膜板は弁体から離れ、排水口は隔膜による封止状態から解放されると、水流は排水口から流れ出す。電磁コイルが停電された時に、コイルによって生成された磁場は消滅することで、可動コアはリターンスプリングと重力に作用され、最初の位置まで戻り、隔膜板の中心穴を封止し、それにより、排水口は封止され、水流は出なくなった。

しかしながら、従来の電磁式給水弁は、中国特許２０１３２０２６１６６４．４に開示した電磁式吸水弁が採用した構造のように、弁室と圧力室の排水パイプは一般的に、弁室に応じる隔膜板に一つや複数の垂直穴を設置することで、水流を圧力室まで導入することは多いが、そういう構造は、（１）隔膜板の隔壁に穴が開設されたので、隔壁の強度に影響を与え、その耐用年数を短縮してしまう。（２）隔膜板に設置した、弁室と直接的連結された穴は、引水速度が遅くて、電磁式給水弁の饗応速度に影響を及ぼしてしまう、という欠点を有する。

また、通用の電磁式給水弁は、貫通した電磁ユニットと給水弁体部分を有するため、可動コアは弁室の内部室で動くことで、隔膜板の中心にある中心穴の開閉を制御し、流体に含まれる不純物は電磁弁から通り流れて、電磁ユニットを汚染する可能性はある。

この点を鑑みて、本実用新案は、従来技術の電磁式給水弁に存在した欠点を解決するために、隔壁の強度を増強し、饗応速度を向上させることができる電磁式給水弁を提供することを目的とする。

本実用新案はまた、電磁ユニットと弁座を分離して配置し、流体が電磁ユニットから流れないので、流体における不純物が電磁ユニットに対する汚染を避けることができる電磁式給水弁を提供しようとする。

上記目的を実現するために、本実用新案は下記技術様態を採用する。

電磁式給水弁は、下記の構成と含む。
弁体は、その間に弁室が設置した入水口と排水口を含み、前記弁室に上まで延伸して弁座が配置した。
電磁ユニットは、前記弁座に固定的連結され、且つ弁座と隔離して配置し、前記弁座の内部室に密接した隔壁とピストンが配置し、前記隔壁とピストンは、弁座の内部スペースを上方の圧力室と下方の弁室に分離し、前記隔壁は、前記弁座に密封的に固定され、前記ピストンは、電磁ユニットの可動コアに対応し、前記ピストンの中には、また前記圧力室と前記弁室を連通させる圧力室水路が設けられた。
連通パイプは、前記圧力室と前記弁室を連通し、且つ前記弁室と分離して、前記弁室の片側で、前記入水口に近寄る一端の弁座の中に配置し、前記入水口と連通する引水口、及び前記圧力室と連通する圧力室水路の入口を含み、前記引水口にフィルターが設けられた。

好ましくは、上記電磁式給水弁においては、前記電磁ユニットのスプールが順次に、静的コア、可動コアとサーボピストンを含み、前記静的コアと前記可動コアは電磁ユニットの中に、前記弁座と隔離して配置し、前記弁座には、前記サーボピストンに対応する導入穴が設けられ、前記サーボピストンは、前記ピストンに対応するように、外向きに延伸し前記導入穴から通り抜けて、前記圧力室の中まで伸びることで、前記圧力室の水路の開閉を制御可能であり、前記サーボピストンの外壁は前記導入穴の内壁と密封して動的に連結される。

好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記サーボピストンの前記ピストンに対応する一端にまた、封止パッケージパッドを配置した。

好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記サーボピストンは前記可動コアと一体に成形された。

好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記引水口と前記入水口は斜めの角度で設置され、前記フィルターは、前記引水口の内部に固定的連結され、その一端には、永久磁石が嵌着した第一プラグは密封して固定的に連結される。

好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記引水口と前記入水口とは、互いに垂直であり、前記フィルターは、下向きに延伸して前記入水口の内部まで伸びる。

好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記圧力室の水流入口の他端は、外まで延伸して、永久磁石が嵌着した外付け第二プラグが設けられた。

好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記隔壁は、波状とする。
また、好ましくは、上記電磁式給水弁において、前記サーボピストンと前記コアとの間に、リターンスプリングが着設される。

本実用新案では、圧力室と弁室を連通する連通パイプは弁室と分離して、且つ前記弁室の片側で、入水口に近寄る一端の弁座の中に配置したので、その隔壁に引水穴はなく、隔壁の強度を強化し、その耐用年数を向上させたと同時に、連通パイプの引水口にフィルターは設けられたので、不純物が電磁ユニットに入ったことによる作業の異常状況を防止可能である他、且つこのように設計した連通パイプは、流水を迅速で効果的に圧力室の中に導入することができ、引水が安定的で、電子式給水弁の作動応答速度は高くなった。
本実用新案では、電磁ユニットのスプールは順次に、静的コア、可動コアとサーボピストンを含み、前記静的コアと前記可動コアは電磁ユニットの中に、前記弁座と隔離して配置し、前記弁座には、前記サーボピストンに対応する導入穴が設けられ、前記サーボピストンは、前記ピストンに対応するように、外向きに延伸して前記導入穴から通り抜けて、前記圧力室の中まで伸びることで、前記圧力室の水路の開閉を制御可能であり、前記サーボピストンの外壁は前記導入穴の内壁と密封して動的に連結される構成は、前記弁体と電磁ユニットに対する隔離を効果的に実現でき、給水弁弁体における流体は電磁ユニットの内部に入ることはないため、電磁ユニットを汚染することもなくなった。
本実用新案では、引水口と入水口は互いに垂直であり、フィルターは下向きに延伸して、前記入水口の内部まで伸びることで、フィルターに付着した不純物を阻止し、電磁式給水弁に通電・通水する時に、水流で洗い流されると、付着した不純物を洗い流すことができ、自己洗浄機能を実現した。
本実用新案では、引水口の一端及び／又は圧力室の入水口の他端に、永久磁石が嵌着した第一プラグは密封して固定的に連結され、それは、フィルターが阻止できないため、水の残った鉄不純物の吸着に応用され、電磁式給水弁の汚染防止能力を向上させた。

本実用新案の実施例１を示す構造図。 本実用新案の実施例２を示す構造図。 本実用新案の実施例３を示す構造図。

以下は、本実用新案の構造特徴、及び達成する効果をもっとよく了解・認識するために、好ましい実施例と付図を結合して詳細に説明する。
実施例１

図１に示すように、電磁式給水弁であって、弁体、その間に弁室３が設置した入水口１と排水口２を含み、前記弁室３に上まで延伸して弁座４を配置した。
電磁ユニット５、前記弁座４に固定的連結され、前記電磁ユニット５と弁座４との間に、前記弁座４と電磁ユニット５間に密封的に固定した隔壁７、及び電磁ユニット５のスプールに対応するピストン６は密接し、前記隔壁７と前記ピストン６で、弁座４の上下のスペースは、上方の圧力室８と下方の弁室３に分離され、前記ピストン６の中に、圧力室水路１３は設けられた。
連通パイプ９、前記圧力室８と前記弁室３を連通し、且つ弁室３と分離して、弁室３の片側で、入水口１に近寄る一端の弁座４の中に配置し、入水口１と連通する引水口９０、及び圧力室８と連通する圧力室水路の流体入口９１を含み、引水口９０にフィルター１０は設けられた。

該技術様態は、弁室と分離して設けられた圧力室と弁室を連通する連通パイプを、前記弁室の片側で、入水口に近寄る一端の弁座の中に配置するように変換したので、その隔壁に引水穴はなくなり、隔壁の強度を強化し、その耐用年数を向上させたと同時に、連通パイプの引水口にフィルターは設けられたので、不純物が電磁ユニット部分に入ったことによる作業の異常状況を防止可能である他、且つこのように設計した連通パイプは、流水を迅速で効果的に圧力室の中に導入することができ、引水が安定的で、電子式給水弁の作動応答速度は高くなった。

また、電磁ユニット５のスプールは順次に、静的コア５０、可動コア５１とサーボピストン５２を含み、前記静的コア５０と前記可動コア５１は電磁ユニット５の中に、前記弁座４と隔離して配置し、前記弁座４には、前記サーボピストン５２に対応する導入穴（図に示さない）が設けられ、前記サーボピストン５２は、前記ピストン６に対応するように、外向きに延伸し前記導入穴から通り抜けて、前記圧力室８の中まで伸びることで、前記圧力室の水路１３の開閉を制御可能であり、前記サーボピストン５２の外壁は、前記導入穴の内壁と密封して動的に連結されるので、前記弁体と電磁ユニットに対する隔離を効果的に実現でき、給水弁弁体における流体は、電磁ユニットの内部に入ることはないため、電磁ユニットを汚染することもなくなった。ここにおいて、前記サーボピストン５２が前記ピストン６に対応する一端にまた、封止パッケージパッド１４を配置し、好ましくは、サーボピストン５２は前記可動コア５１と一体に成形された。

ここにおいて、引水口９０と入水口１は、斜めの角度で設置され、フィルター１０は、前記引水口９０の内部に固定的連結され、その一端には、永久磁石が嵌着した第一プラグ１１は密封して固定的に連結され、前記圧力室の水流入口９１の他端は、外まで延伸して、永久磁石が嵌着した外付け第二プラグ１２は設けられ、それはフィルターが阻止できないため、水の残った鉄不純物の吸着に応用され、電磁式給水弁の汚染防止能力を向上させる。

また、前記隔壁７は、波状であるので、水圧分配力はもっと均一になり、電磁式給水弁はもっと安定に運行・応答することができ、電磁ユニット５と弁座４は、プラテンスクリューで連結されることにより、電磁弁の耐震性能を大幅に補強した。
実施例２

図２に示すように、本実施例は上記実施例と類似した構造や原理で形成され、差異としては、引水口９０と入水口１と互いに垂直であり、フィルター１０は下向きに延伸して、前記入水口１の内部まで伸びることで、フィルターに付着した不純物を阻止し、電磁式給水弁に通電・通水する時に、水流で洗い流されると、付着した不純物を洗い流すことができ、自己洗浄機能を実現する。
実施例３

図３に示すように、本実施例は上記実施例１と実施例２と類似した構造や原理で形成され、差異としては、前記サーボピストン５２と前記コア５１との間には、サーボピストン５２の自動的リターンに用いるリターンスプリング１５が着設された。

上記内容は、本実用新案の基本原理、主要特徴と利点に対する更に詳細な説明であるが、当業者にとっては、本実用新案はこれらの説明に限定されるわけではなく、上記実施例と明細書によって、本実用新案の原理だけを説明したが、本発明の精神や範囲から脱逸しない前提で、本実用新案に種々の変更と改善を行うことができ、これらの変更と改善は全部、本実用新案の保護範囲に含まれる。本実用新案の保護範囲は付属した特許請求の範囲とその均等の範囲に限定されるものである。

Claims (9)

1. 電磁式給水弁であって、
   その間に弁室が設置した入水口と排水口を含み、前記弁室に上まで延伸して弁座は配置した弁体と、
   前記弁座に固定的連結され、且つ弁座と隔離して配置し、前記弁座の内部室に、密接した隔壁とピストンは配置し、前記隔壁と前記ピストンは、弁座の内部スペースを上方の圧力室と、下方の弁室とに分離し、前記隔壁は、前記弁座に密封的に固定され、前記ピストンは、前記電磁ユニットのスプールに対応し、前記ピストンの中には、前記圧力室と前記弁室を連通する圧力室水路が設けられた電磁ユニットと、
   前記圧力室と前記弁室を連通し、且つ前記弁室と分離して、前記弁室の片側で、前記入水口に近寄る一端の弁座の中に配置し、前記入水口と連通する引水口、及び前記圧力室と連通する圧力室水路の水流入口を含む、前記引水口にフィルターは設けられた連通パイプと、
   を含むことを特徴とする電磁式給水弁。
2. 前記電磁ユニットのスプールは、順次に、静的コア、可動コアとサーボピストンを含み、前記静的コアと前記可動コアは電磁ユニットの中に、前記弁座と隔離して配置し、前記弁座には、前記サーボピストンに対応する導入穴が設けられ、前記サーボピストンは、前記ピストンに対応するように、外向きに延伸し前記導入穴から通り抜けて、前記圧力室の中まで伸びることで、前記圧力室水路の開閉を制御可能であり、前記サーボピストンの外壁は、前記導入穴の内壁と密封して動的に連結される
   ことを特徴とする請求項１に記載の電磁式給水弁。
3. 前記サーボピストンは、前記ピストンに対応する一端に、封止パッケージパッドを配置したことを特徴とする請求項２に記載の電磁式給水弁。
4. 前記サーボピストンは、前記可動コアと一体に成形された
   ことを特徴とする請求項２又は３に記載の電磁式給水弁。
5. 前記引水口と前記入水口は、斜めの角度で設置され、前記フィルターは、前記引水口の内部に固定的連結され、その一端には、永久磁石が嵌着した第一プラグが密封して固定的に連結される
   ことを特徴とする請求項４に記載の電磁式給水弁。
6. 前記引水口と前記入水口とは、互いに垂直であり、前記フィルターは、下向きに延伸して前記入水口の内部まで伸びる
   ことを特徴とする請求項４に記載の電磁式給水弁。
7. 前記圧力室の水流入口の他端は、外まで延伸して、永久磁石が嵌着した外付け第二プラグは設けられた
   ことを特徴とする請求項５又は６に記載の電磁式給水弁。
8. 前記隔壁は、波状とする
   ことを特徴とする請求項５又は６に記載の電磁式給水弁。
9. 前記サーボピストンと前記コアとの間には、リターンスプリングが着設された
   ことを特徴とする請求項２に記載の電磁式給水弁。