JP3217619U - 防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置 - Google Patents

防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置 Download PDF

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Abstract

【課題】汎用的な防獣網用支柱を心棒として利用して防獣網を巻き取り又は巻き出しを容易に行うことができる防獣網巻装置を提供する。
【解決手段】本考案の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置は、防獣網を引っ掛ける突起21が一端に設けられた防獣網用支柱20を用いて防獣網を巻き取り又は巻き出しする防獣網巻装置30Aであって、防獣網用支柱20の一端に取り付けるハンドル部材40と、防獣網用支柱20を回転自在に保持する一対の軸受部材50とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、鳥獣の浸入を防ぐ防獣網を圃場にて支持する防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置に関する。
近年、深刻な鳥獣被害が全国的に話題になっている。一般圃場では、電気柵を張って獣の被害を防止しているが、隔離圃場においては、防獣網と電気柵の両方を用いて獣害を防いでいる。
図5は、防獣網を設置した圃場及び防獣網用支柱を示す写真である。
図5(a)に示すように、圃場の周囲には防獣網10を張っている。防獣網10は、4m〜5m間隔で設けた防獣網用支柱20によって支持されている。
図5(b)に示すように、汎用的な防獣網用支柱20の一端には、防獣網用支柱20の径方向に突出させた突起21が設けられている。
図5(c)に示すように、突起21に防獣網10を引っ掛けて用いる。
ところで、特許文献1は、ビニールハウスのビニールフィルムを対象とし、ビニールフィルムのロール両端をコの字型の枠に回転自由に設置し、更に枠には車輪が取り付けられていることから、ロールを立てた状態で効率的・省力的にフィルム張りができるビニールフィルム張設装置を提案している。
また、特許文献2は、乗用車のトランクルームにシート巻取り棒を設置し、その巻取り棒からシートを伸ばし、車椅子その他の荷物を自動車に収納するときに、収納物の下に敷くことにより車体が汚れたり、傷ついたりしないようにする収納装置を提案している。
実公昭59−30678号公報 特開2012−131291号公報
しかし、防獣網は、図5(a)に示すような張り作業や、回収のための巻き取り作業にかなりの時間を要している。特に、新品の防獣網から紙筒を取ってしまうと芯がなくなり、回収・洗浄後の巻き取り作業にはとても苦労している。
そこで本考案は、汎用的な防獣網用支柱を心棒として利用して防獣網を巻き取り又は巻き出しを容易に行うことができる防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本考案の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置は、防獣網10を引っ掛ける突起21が一端に設けられた防獣網用支柱20を用いて前記防獣網10を巻き取り又は巻き出しする防獣網巻装置30Aであって、前記防獣網用支柱20の前記一端に取り付けるハンドル部材40と、前記防獣網用支柱20を回転自在に保持する一対の軸受部材50とを有することを特徴とする。
請求項2記載の本考案は、請求項1に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記ハンドル部材40が、筒状の軸部41と、ハンドル42とからなり、前記軸部41の一端には、前記ハンドル42が取り付けられ、前記軸部41の他端には、前記突起21と係合する係合部41aが形成され、前記軸部41の前記他端に、前記防獣網用支柱20の前記一端を挿入し、前記係合部41aによって前記軸部41の回転を前記防獣網用支柱20に伝えることを特徴とする。
請求項3記載の本考案は、請求項1又は請求項2に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記軸受部材50が、所定長さの柱材51と、前記防獣網用支柱20を受ける受け部52とからなり、前記柱材51の一端に前記受け部52を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の本考案は、請求項3に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、それぞれの前記柱材51の他端同士を連結する柱連結材53を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本考案は、請求項4に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記柱材51又は前記柱連結材53に、車輌荷台81に取り付ける保持部材54を設けたことを特徴とする。
請求項6記載の本考案は、請求項5に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記保持部材54が、一対の前記柱材51の前記他端から延出させた一対の荷台載置材54aと、それぞれの前記荷台載置材54aの端部同士を連結する荷台載置連結材54bと、一対の前記柱材51の前記一端と前記荷台載置連結材54bとを繋ぐ補強材54cとを有することを特徴とする。
請求項7記載の本考案は、請求項5に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記保持部材54Xを、前記車輌荷台81のあおり82を挟み込む一対のあおり挟持材54Xとしたことを特徴とする。
請求項8記載の本考案は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記防獣網用支柱20の径よりも大きな開口が形成された一対の円盤材60を有し、一対の前記円盤材60を前記防獣網用支柱20に装着して、一対の前記円盤材60の間で前記防獣網10を巻き取ることを特徴とする。
請求項9記載の本考案は、請求項5に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記車輌荷台81のあおり82に被せるあおり保護シート70を有し、前記軸受部材50によって前記防獣網用支柱20を前記あおり82の上方に配置し、前記防獣網用支柱20に巻き取られる前記防獣網10を前記あおり保護シート70によって前記あおり82に接触させないことを特徴とする。
請求項10記載の本考案は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記防獣網用支柱20を一対の前記軸受部材50で保持した状態で前記ハンドル部材40を回転させて前記防獣網10を前記防獣網用支柱20に巻き取り、前記防獣網10が巻き付けられた前記防獣網用支柱20を、前記軸受部材50から取り外し、前記防獣網用支柱20から前記ハンドル部材40を取り外した状態で運搬又は保管することを特徴とする。
請求項11記載の本考案は、請求項10に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、前記防獣網10が巻き付けられた前記防獣網用支柱20を、前記柱連結材53を設けた一対の前記軸受部材50に保持することで、前記防獣網10を前記防獣網用支柱20から巻き出すことを特徴とする。
本考案によれば、汎用的な防獣網用支柱を心棒として利用して防獣網を巻き取り又は巻き出しを容易に行うことができる。
本考案の第1実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を示す写真 本考案の第1実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を車輌荷台に取り付けた状態を示す写真 本考案の第2実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を示す写真 本考案の第2実施例による防獣網巻装置を防獣網の巻き出しに用いる状態を示す写真 防獣網を設置した圃場及び防獣網用支柱を示す写真
本考案の第1の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置は、防獣網用支柱の一端に取り付けるハンドル部材と、防獣網用支柱を回転自在に保持する一対の軸受部材とを有するものである。
本実施の形態によれば、汎用的な防獣網用支柱を心棒として利用して防獣網を巻き取ることができる。
本考案の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、ハンドル部材が、筒状の軸部と、ハンドルとからなり、軸部の一端には、ハンドルが取り付けられ、軸部の他端には、突起と係合する係合部が形成され、軸部の他端に、防獣網用支柱の一端を挿入し、係合部によって軸部の回転を防獣網用支柱に伝えるものである。
本実施の形態によれば、防獣網を引っ掛けるために防獣網用支柱に設けられている突起を利用して防獣網用支柱を回転させることができるとともに、軸部を介してハンドルを取り付けているため、この軸部を手で握ることができ、軸部を支えることで防獣網の巻き取り作業をスムーズに行わせることができる。
本考案の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、軸受部材が、所定長さの柱材と、防獣網用支柱を受ける受け部とからなり、柱材の一端に受け部を設けたものである。
本実施の形態によれば、柱材によって防獣網用支柱を所定高さで回転させることができるため、巻き取り作業を継続して行うことができる。
本考案の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、それぞれの柱材の他端同士を連結する柱連結材を設けたものである。
本実施の形態によれば、柱材の他端同士を柱連結材で連結することで受け部の間隔を一定に保持できるため、防獣網用支柱を安定して回転させることができ、巻き取りや巻き出し作業を容易に行える。
本考案の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、柱材又は柱連結材に、車輌荷台に取り付ける保持部材を設けたものである。
本実施の形態によれば、保持部材によって車輌荷台に柱材又は柱連結材を取り付けることで、防獣網用支柱を所定高さとして防獣網を巻き取ることができ、更に巻き取った後の防獣網を車輌荷台に積載しやすい。
本考案の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、保持部材が、一対の柱材の他端から延出させた一対の荷台載置材と、それぞれの荷台載置材の端部同士を連結する荷台載置連結材と、一対の柱材の一端と荷台載置連結材とを繋ぐ補強材とを有するものである。
本実施の形態によれば、一対の荷台載置材及び荷台載置連結材によって車輌荷台に柱材又は柱連結材を取り付けることができ、防獣網の巻き取り作業を容易に行え、巻き取った後の防獣網を車輌荷台に積載しやすい。
本考案の第7の実施の形態は、第5の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、保持部材を、車輌荷台のあおりを挟み込む一対のあおり挟持材としたものである。
本実施の形態によれば、一対のあおり挟持材によって車輌荷台に柱材又は柱連結材を取り付けることができ、防獣網の巻き取り作業を容易に行え、巻き取った後の防獣網を車輌荷台に積載しやすい。
本考案の第8の実施の形態は、第1から第7のいずれかの実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、防獣網用支柱の径よりも大きな開口が形成された一対の円盤材を有し、一対の円盤材を防獣網用支柱に装着して、一対の円盤材の間で防獣網を巻き取るものである。
本実施の形態によれば、防獣網がずれることなく防獣網用支柱に巻き取ることができる。
本考案の第9の実施の形態は、第5の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、車輌荷台のあおりに被せるあおり保護シートを有し、軸受部材によって防獣網用支柱をあおりの上方に配置し、防獣網用支柱に巻き取られる防獣網をあおり保護シートによってあおりに接触させないものである。
本実施の形態によれば、防獣網の巻き取りによってあおりの塗装が剥がれることを防止でき、更に防獣網があおりに引っかかることを防止して安定した巻き取りを行える。
本考案の第10の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、防獣網用支柱を一対の軸受部材で保持した状態でハンドル部材を回転させて防獣網を防獣網用支柱に巻き取り、防獣網が巻き付けられた防獣網用支柱を、軸受部材から取り外し、防獣網用支柱からハンドル部材を取り外した状態で運搬又は保管するものである。
本実施の形態によれば、汎用的な防獣網用支柱を心棒として利用して防獣網を巻き取ることができ、巻き取った防獣網を防獣網用支柱とともに運搬又は保管できる。
本考案の第11の実施の形態は、第10の実施の形態による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置において、防獣網が巻き付けられた防獣網用支柱を、柱連結材を設けた一対の軸受部材に保持することで、防獣網を防獣網用支柱から巻き出すものである。
本実施の形態によれば、圃場での防獣網の設置作業を容易に行える。
以下、本考案の第1実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置について説明する。
図1は、本考案の第1実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を示す写真である。
図1(a)は防獣網用支柱を保持させた状態を示す同防獣網巻装置の写真、図1(b)は同防獣網巻装置のハンドル部材の写真、図1(c)は同防獣網巻装置の軸受部材の写真、図1(d)は図1(a)の状態にある同防獣網巻装置の要部写真である。
本考案の第1実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置30Aは、防獣網用支柱20の一端に取り付けるハンドル部材40と、防獣網用支柱20を回転自在に保持する一対の軸受部材50とを有する。
ハンドル部材40は、筒状の軸部41と、ハンドル42とからなり、軸部41の一端には、ハンドル42が取り付けられる。軸部41の他端には、突起21と係合する係合部41aが形成されている。軸部41の他端に、防獣網用支柱20の一端を挿入し、係合部41aによって軸部41の回転を防獣網用支柱20に伝えることができる。
軸受部材50は、所定長さの柱材51と、防獣網用支柱20を受ける受け部52とからなり、柱材51の一端に受け部52を設けている。
それぞれの柱材51の他端同士は、柱連結材53で連結されている。柱材51又は柱連結材53には、車輌荷台81(図2参照)に取り付ける保持部材54を設けている。
保持部材54は、一対の柱材51の他端又は柱連結材53の端部から延出させた一対の荷台載置材54aと、それぞれの荷台載置材54aの端部同士を連結する荷台載置連結材54bと、一対の柱材51の一端と荷台載置連結材54bとを繋ぐ補強材54cとを有している。
防獣網巻装置30Aは、防獣網用支柱20の径よりも大きな開口が形成された一対の円盤材60とあおり保護シート70を有している。一対の円盤材60は防獣網用支柱20に装着して用いられる。あおり保護シート70の一端は、一対の柱材51の間に設けたシート取付材55に取り付けている。
図2は、本考案の第1実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を車輌荷台に取り付けた状態を示す写真である。
図2(a)は車輌荷台に取り付けた状態を示す同防獣網巻装置の写真、図2(b)及び図2(c)は防獣網の巻き取り作業状態を示す同防獣網巻装置の写真、図2(d)は巻き取り作業後の防獣網を車輌荷台に積載した状態の写真である。
防獣網巻装置30Aは、一対の荷台載置材54a及び荷台載置連結材54bによって車輌荷台81に柱材51又は柱連結材53を取り付ける。防獣網用支柱20は、軸受部材50によってあおり82の上方に配置される。
あおり保護シート70は、車輌荷台81のあおり82に被せて用いられる。
防獣網10は一対の円盤材60の間で巻き取られる。
図2(b)及び図2(c)に示すように、防獣網用支柱20を一対の軸受部材50で保持した状態でハンドル部材40を回転させて防獣網10を防獣網用支柱20に巻き取る。
そして、図2(d)に示すように、防獣網10が巻き付けられた防獣網用支柱20は、軸受部材50から取り外され、防獣網用支柱20からハンドル部材40を取り外した状態で車輌荷台81に載置され、運搬又は保管される。
このように、防獣網巻装置30Aを用いることで、汎用的な防獣網用支柱20を心棒として利用して防獣網10を巻き取ることができ、巻き取った防獣網10を防獣網用支柱20とともに運搬又は保管できる。
本考案の第1実施例によれば、防獣網10を引っ掛けるために防獣網用支柱20に設けられている突起21を利用して防獣網用支柱20を回転させることができるとともに、軸部41を介してハンドル42を取り付けているため、この軸部41を手で握ることができ、軸部41を支えることで防獣網10の巻き取り作業をスムーズに行わせることができる。
また本考案の第1実施例によれば、柱材51によって防獣網用支柱20を所定高さで回転させることができるため、巻き取り作業を継続して行うことができる。
また本考案の第1実施例によれば、柱材51の他端同士を柱連結材53で連結することで受け部52の間隔を一定に保持できるため、防獣網用支柱20を安定して回転させることができ、巻き取り作業を容易に行える。
また本考案の第1実施例によれば、保持部材54によって車輌荷台81に柱材51又は柱連結材53を取り付けることで、防獣網用支柱20を所定高さとして防獣網10を巻き取ることができ、更に巻き取った後の防獣網10を車輌荷台81に積載しやすい。
また本考案の第1実施例によれば、一対の荷台載置材54a及び荷台載置連結材54bによって車輌荷台81に柱材51又は柱連結材53を取り付けることができ、防獣網10の巻き取り作業を容易に行え、巻き取った後の防獣網10を車輌荷台81に積載しやすい。
また本考案の第1実施例によれば、一対の円盤材60を防獣網用支柱20に装着して、一対の円盤材60の間で防獣網10を巻き取ることで、防獣網10がずれることなく防獣網用支柱20に巻き取ることができる。
また本考案の第1実施例によれば、防獣網用支柱20に巻き取られる防獣網10をあおり保護シート70によってあおり82に接触させないため、防獣網10の巻き取りによってあおり82の塗装が剥がれることを防止でき、更に防獣網10があおり82に引っかかることを防止して安定した巻き取りを行える。
以下、本考案の第2実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置について説明する。
図3は、本考案の第2実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置を示す写真である。
図3(a)は防獣網用支柱を保持させた状態を示す同防獣網巻装置の写真、図3(b)及び図3(c)は同防獣網巻装置のハンドル部材の写真、図3(d)、図3(e)、及び図3(f)は車輌荷台に取り付けた状態を示す同防獣網巻装置の写真である。
本考案の第2実施例による防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置30Bは、防獣網用支柱20の一端に取り付けるハンドル部材40と、防獣網用支柱20を回転自在に保持する一対の軸受部材50とを有する。
ハンドル部材40は、筒状の軸部41と、ハンドル42とからなり、軸部41の一端には、ハンドル42が取り付けられる。軸部41の他端には、突起21と係合する係合部41aが形成されている。軸部41の他端に、防獣網用支柱20の一端を挿入し、係合部41aによって軸部41の回転を防獣網用支柱20に伝えることができる。
軸受部材50は、所定長さの柱材51と、防獣網用支柱20を受ける受け部52とからなり、柱材51の一端に受け部52を設けている。
それぞれの柱材51の他端同士は、柱連結材53で連結されている。柱材51又は柱連結材53には、車輌荷台81に取り付ける保持部材54Xを設けている。
保持部材54Xは、車輌荷台81のあおり82を挟み込む一対のあおり挟持材54Xとしている。
防獣網巻装置30Bは、一対のあおり挟持材54Xによって車輌荷台81に柱材51又は柱連結材53を取り付けることができ、防獣網10の巻き取り作業を容易に行え、巻き取った後の防獣網10を車輌荷台81に積載しやすい。
なお、防獣網巻装置30Bにおいても、防獣網巻装置30Aと同様に、一対の円盤材60やあおり保護シート70を用いることが好ましい。
防獣網巻装置30Bにおいても、防獣網巻装置30Aと同様に、防獣網用支柱20を一対の軸受部材50で保持した状態でハンドル部材40を回転させて防獣網10を防獣網用支柱20に巻き取る。
そして、防獣網10が巻き付けられた防獣網用支柱20は、軸受部材50から取り外され、防獣網用支柱20からハンドル部材40を取り外した状態で車輌荷台81に載置され、運搬又は保管される。
このように、防獣網巻装置30Bを用いることで、汎用的な防獣網用支柱20を心棒として利用して防獣網10を巻き取ることができ、巻き取った防獣網10を防獣網用支柱20とともに運搬又は保管できる。
本考案の第2実施例によれば、防獣網10を引っ掛けるために防獣網用支柱20に設けられている突起21を利用して防獣網用支柱20を回転させることができるとともに、軸部41を介してハンドル42を取り付けているため、この軸部41を手で握ることができ、軸部41を支えることで防獣網10の巻き取り作業をスムーズに行わせることができる。
また本考案の第2実施例によれば、柱材51によって防獣網用支柱20を所定高さで回転させることができるため、巻き取り作業を継続して行うことができる。
また本考案の第2実施例によれば、柱材51の他端同士を柱連結材53で連結することで受け部52の間隔を一定に保持できるため、防獣網用支柱20を安定して回転させることができ、巻き取り作業を容易に行える。
また本考案の第2実施例によれば、保持部材54Xによってあおり82に柱材51又は柱連結材53を取り付けることで、防獣網用支柱20を所定高さとして防獣網10を巻き取ることができ、更に巻き取った後の防獣網10を車輌荷台81に積載しやすい。
図4は、本考案の第2実施例による防獣網巻装置を防獣網の巻き出しに用いる状態を示す写真である。
図4(a)は防獣網の巻き出しに用いる防獣網巻装置を示す写真、図4(b)は防獣網が巻き付けられた防獣網用支柱を防獣網巻装置に装着した状態を示す写真、図4(c)は防獣網の巻き出しの使用状態を示す写真である。
図4(a)に示すように、防獣網10の巻き出しには、柱連結材53を設けた一対の軸受部材50を用いる。
図4(b)に示すように、防獣網10が巻き付けられた防獣網用支柱20を、一対の軸受部材50の受け部52に保持する。
そして、図4(c)に示すように、防獣網用支柱20が鉛直となるように柱連結材53を立て、防獣網10を防獣網用支柱20から巻き出す。
このように、軸受部材50が、所定長さの柱材51と、防獣網用支柱20を受ける受け部52とからなり、柱材51の一端に受け部52を設け、柱材51の他端同士を柱連結材53で連結することで、受け部52の間隔を一定に保持でき、防獣網用支柱20を安定して回転させることができ、防獣網10を防獣網用支柱20から容易に巻き出すことができ、圃場での防獣網10の設置作業を容易に行える。
本考案によれば、汎用的な防獣網用支柱を心棒として利用して防獣網を巻き取り、また防獣網を防獣網用支柱から容易に巻き出すことができる。
10 防獣網
20 防獣網用支柱
21 突起
30A、30B 防獣網巻装置
40 ハンドル部材
41 軸部
41a 係合部
42 ハンドル
50 軸受部材
51 柱材
52 受け部
53 柱連結材
54 保持部材
54a 荷台載置材
54b 荷台載置連結材
54c 補強材
54X 保持部材(あおり挟持材)
55 シート取付材
60 円盤材
70 あおり保護シート
81 車輌荷台
82 あおり

Claims (11)

  1. 防獣網を引っ掛ける突起が一端に設けられた防獣網用支柱を用いて前記防獣網を巻き取り又は巻き出しする防獣網巻装置であって、
    前記防獣網用支柱の前記一端に取り付けるハンドル部材と、
    前記防獣網用支柱を回転自在に保持する一対の軸受部材と
    を有する
    ことを特徴とする防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  2. 前記ハンドル部材が、筒状の軸部と、ハンドルとからなり、
    前記軸部の一端には、前記ハンドルが取り付けられ、
    前記軸部の他端には、前記突起と係合する係合部が形成され、
    前記軸部の前記他端に、前記防獣網用支柱の前記一端を挿入し、前記係合部によって前記軸部の回転を前記防獣網用支柱に伝える
    ことを特徴とする請求項1に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  3. 前記軸受部材が、所定長さの柱材と、前記防獣網用支柱を受ける受け部とからなり、
    前記柱材の一端に前記受け部を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  4. それぞれの前記柱材の他端同士を連結する柱連結材を設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  5. 前記柱材又は前記柱連結材に、車輌荷台に取り付ける保持部材を設けた
    ことを特徴とする請求項4に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  6. 前記保持部材が、
    一対の前記柱材の前記他端から延出させた一対の荷台載置材と、
    それぞれの前記荷台載置材の端部同士を連結する荷台載置連結材と、
    一対の前記柱材の前記一端と前記荷台載置連結材とを繋ぐ補強材と
    を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  7. 前記保持部材を、前記車輌荷台のあおりを挟み込む一対のあおり挟持材とした
    ことを特徴とする請求項5に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  8. 前記防獣網用支柱の径よりも大きな開口が形成された一対の円盤材を有し、
    一対の前記円盤材を前記防獣網用支柱に装着して、一対の前記円盤材の間で前記防獣網を巻き取る
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  9. 前記車輌荷台のあおりに被せるあおり保護シートを有し、
    前記軸受部材によって前記防獣網用支柱を前記あおりの上方に配置し、
    前記防獣網用支柱に巻き取られる前記防獣網を前記あおり保護シートによって前記あおりに接触させない
    ことを特徴とする請求項5に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  10. 前記防獣網用支柱を一対の前記軸受部材で保持した状態で前記ハンドル部材を回転させて前記防獣網を前記防獣網用支柱に巻き取り、
    前記防獣網が巻き付けられた前記防獣網用支柱を、前記軸受部材から取り外し、前記防獣網用支柱から前記ハンドル部材を取り外した状態で運搬又は保管する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
  11. 前記防獣網が巻き付けられた前記防獣網用支柱を、前記柱連結材を設けた一対の前記軸受部材に保持することで、前記防獣網を前記防獣網用支柱から巻き出す
    ことを特徴とする請求項10に記載の防獣網用支柱を用いた防獣網巻装置。
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