JP3217497U - 車椅子用物掛 - Google Patents

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【課題】車椅子に取り付けておいて、急に必要となった場合にも対応することが可能であり、車椅子を折りたたんだ際には車椅子の開き止めとして使用することができる車椅子用荷物掛を提供する。【解決手段】車椅子背面に配される一対の支柱に取り付ける車椅子用荷物掛であって、折り畳むことが可能であり、前記一対の支柱に架け渡される長尺部材である支持体11と、支持体の一端側に配される支柱に対する第1固定部12〜14と、支持体の他端側に配される支柱に対する第2固定部12〜14と、支持体によって支持される吊具21と、車椅子用荷物掛の一端側に配される第1連結部15と、車椅子用荷物掛の他端側に配される第2連結部15とを有する。車椅子を折りたたんだ状態で第1連結部と第2連結部とは連結可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、車椅子の背面に配される一対の支柱に取り付けて使用する車椅子用物掛に関する。
車椅子には、荷物を掛けるための金具などは設けられていない。このため車椅子の押手に手提げ袋や鞄などの荷物の持ち手を掛けることで対応していることが多い。
例えば、特許文献1には、車椅子の右と左の押手に掛けやすいようにループ状の引っ掛け具を設けた袋が記載されている。
また、特許文献2には、手提げ袋などの手荷物用の引掛具が記載されている。この引掛具は、袋の持ち手などを引っ掛けるためのS字状フックと、S字状フックを掛けるための蛇腹パイプと、蛇腹パイプの両端部に配される2つのS字状フックとからなり、蛇腹パイプの両端部に配される2つのS字状フックにより椅子の背面に配される一対の支柱に蛇腹パイプを固定する。
特開2003−33974号公報 実用新案登録第3184072号公報
特許文献1の手提げ袋は、車椅子の使用者が必ずしも常備しているとは限らない。例えば、外出先で買い物をした場合などに特許文献1の手提げ袋を持ち合わせていない場合は、買い物をした店舗で配布される袋を車椅子の押手に引っ掛けて対応せざるを得なかった。袋などの荷物を押手に掛けると、荷物が車椅子の車輪に擦れて荷物が破損することがあった。また、荷物が車椅子の車輪と干渉して車椅子が不意に変わるなどして危険であった。
特許文献2の手荷物用引掛具では、S字フックに手提げ袋などの持ち手を掛けることができる。蛇腹パイプを採用しているため、車いすを折りたたむ際には、蛇腹パイプがある程度までは折れ曲がると思われる。しかしながら、蛇腹パイプが抵抗となって、折りたたんだ車椅子が再び開いてしまうことも想定される。
本考案は、車椅子に取り付けておいて、急に必要となった場合にも対応することが可能であり、車椅子を折りたたんだ際には車椅子の開き止めとして使用することができる車椅子用荷物掛を提供することを目的とする。
車椅子背面に配される一対の支柱に取り付ける車椅子用荷物掛であって、折り畳むことが可能であり、前記一対の支柱に架け渡される長尺部材である支持体と、支持体の一端側に配される支柱に対する第1固定部と、支持体の他端側に配される支柱に対する第2固定部と、支持体によって支持される吊具と、車椅子用荷物掛の一端側に配される第1連結部と、車椅子用荷物掛の他端側に配される第2連結部とを有する車椅子用荷物掛であり、車椅子を折りたたんだ状態で第1連結部と第2連結部とは連結可能に構成されている車椅子用荷物掛により、上記の課題を解決する。
また、車椅子背面に配される一対の支柱に取り付ける車椅子用荷物掛であって、前記一対の支柱に架け渡される長尺部材である支持体と、支持体の一端側に配される支柱に対する第1固定部と、支持体の他端側に配される支柱に対する第2固定部と、支持体によって支持される吊具と、車椅子用荷物掛の一端側に配される第1連結部と、車椅子用荷物掛の他端側に配される第2連結部とを有しており、第1固定部は、雄側の第1固定具と、雌側の第1固定具と、雄側の第1固定具及び雌側の第1固定具を結ぶ第1連結体とを含み、雄側の第1固定具と雌側の第1固定具とを接合することによって環状部を構成することが可能であり、第2固定部は、雄側の第2固定具と、雌側の第2固定具と、雄側の第2固定具及び雌側の第2固定具を結ぶ第2連結体とを含み、雄側の第2固定具と雌側の第2固定具とを接合することによって環状部を構成することが可能であり、第1連結部と第2連結部は、開閉可能に構成された第1環状体と開閉可能に構成された第2環状体とを含んでおり、第1環状体と第2環状体は、それぞれ第1連結体及び第2連結体に支持された状態であり、車椅子を折りたたんだ状態で第1環状体と第2環状体とは連結可能に構成されている車椅子用荷物掛により、上記の課題を解決する。
上記の車椅子用荷物掛は、第1固定部と第2固定部によって、車椅子の背面に配される一対の支柱に固定し常備しておくことができるので、外出先で急に荷物掛が必要になった際にも対応することが可能である。支持体は、折り畳むことができるので、車椅子を折りたたむ際には支持体も一緒に折り畳むことが可能である。折り畳む際に、荷物掛けを取り外す必要ないので、車椅子に常に装着しておいて、必要となった際に使用することが可能である。車椅子用荷物掛の一端側と他端側には、それぞれ第1連結部と第2連結部が配されているため、車椅子を折り畳んだ状態で第1連結部と第2連結部とを連結することで、車椅子用荷物掛を開き止めとして利用することが可能である。
上記の車椅子用荷物掛は、長さを調節するための調節環をさらに備えており、調節環は支持体に挿通されたものとすることが好ましい。これにより、車椅子の座幅に応じて、支持体の長さを変更して、車椅子用荷物掛を適切に取り付けることが可能になる。
上記の車椅子用荷物掛において、吊具は、支持体に対して摺動可能又は着脱自在に構成された固定部を備えるようにすることが好ましい。吊具を摺動又は着脱することによって、吊具の位置を変更して、荷物の数や重心などの要素に応じて、吊具の位置を変更することが可能になる。
上記の車椅子用荷物掛において、吊具の固定部は、支持体に対して巻回された面ファスナーとすることが好ましい。面ファスナーを支持体に対して巻き付ける強さを調節することによって、支持体に対して吊具が動かないように固定したり、摺動するように固定したりすることが可能になる。
上記の車椅子用荷物掛において、第1固定部又は第2固定部は、開閉自在に構成された環状部とすることが好ましい。これにより、車椅子用荷物掛を容易に車椅子背面に配される支柱に対して固定することが可能になると共に、車椅子用荷物掛が意図せず外れることを防ぐことが可能になる。
上記の車椅子用荷物掛において、第1環状体又は第2環状体は連結環を介して上記環状部を構成する第1連結体又は第2連結体に支持されているものとすることが好ましい。連結環を介して第1環状体又は第2環状体を支持することによって、第1環状体又は第2環状体の動作が円滑になる。
上記の車椅子用物掛において、車椅子用物掛の中央寄りを内側としたときに、連結環は、第1連結体又は第2連結体の内側の端部に縫合された状態で支持されるものとすることが好ましい。これにより、連結環とそれに連結された第1環状体又は第2環状体が過剰に移動することを防ぐことができる。
本考案によれば、車椅子に取り付けておいて、急に必要となった場合にも対応することが可能であり、車椅子を折りたたんだ際には車椅子の開き止めとして使用することができる車椅子用荷物掛を提供することが可能である。
車椅子用荷物掛の一実施形態を示す図である。 図1の車椅子用荷物掛を車椅子の支柱に取り付けた様子を示す図である。 車椅子を閉じた状態において、第1連結部と第2連結部を連結させた状態を車椅子の正面側から見た図である。 図1の車椅子用荷物掛の横断面図である。 図1の車椅子用荷物掛の吊具の形状を示す図である。
以下、本考案の車椅子用荷物掛の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示したように、本実施形態の車椅子用荷物掛1は、車椅子の背面に配される一対の支柱91に取り付けて使用するものである。図2に示した車椅子9は、押手92と、押手92から車椅子9の下方に向けて伸びる一対の支柱91とを有する。それぞれの支柱91には、車軸を介して車輪93と、ハンドリム94とが接続されている。一対の支柱91の間には、バックサポート95が固定されている。バックサポート95と略垂直な位置関係でシート96がフレームに固定されている。図2の車椅子は、斜材97を閉じて、右側の支柱と左側の支柱とが接近するようにして閉じることができるようになっている。
本実施形態の車椅子用荷物掛1は、折りたたむことが可能であり、前記一対の支柱91に架け渡される長尺部材である支持体を備える。図1ないし図4の例では、支持体として、非伸縮性の布から構成されるバンド11を採用している。支持体は、後述する吊具を支持できるものであり、折りたたむことが可能であり、後述する第1固定部及び第2固定部によって一対の支柱91に架け渡すことができるものであればよい。支持体としては、例えば、バンド11の他に、紐、縄、弾性を有するプラスチック管などが挙げられる。非伸縮性の布としては、例えば、非伸縮性の糸で構成した織布が挙げられる。非伸縮性の糸としては、例えば、ナイロン糸、ポリエステル糸、アクリル糸、又は綿糸などが挙げられる。
本実施形態の車椅子用荷物掛1は、支持体の一端側に配される支柱91に対する第1固定部と、支持体の他端側に配される支柱91に対する第2固定部とを有する。図1ないし図4の例では、第1固定部及び第2固定部として、それぞれ開閉自在に構成した第1環状部及び第2環状部を採用している。図1及び図4の例では、第1環状部は、雄側の第1固定具の一例である雄側バックル12と、雌側の第1固定具の一例である雌側バックル13と、雄側バックル12及び雌側バックル13を結ぶ連結バンド14とを含む。そして、第2固定部は、雄側の第2固定具である雄側バックル12と、雌側の第2固定具である雌側バックル13と、雄側バックル12及び雌側バックル13を結ぶ連結バンド14とを含む。連結バンド14は、第1連結体及び第2連結体の一例である。連結バンド14は、例えば、織布などの非伸縮性の布で構成するなど、上記のバンド11と同様の構成にすればよい。第1連結体及び第2連結体は、連結バンドの他に、紐、縄、弾性を有するプラスチック管などを使用することができる。
第1固定部及び第2固定部は、支持体を車椅子の支柱91に対して固定できるものであればよく、上記の環状部の他に、例えば、フックを使用したり、支持体の端部を支柱91に対して結びつけてもよい。しかし、第1固定部及び第2固定部として上記のような環状部を利用することにより、車椅子用荷物掛1を支柱91に対して容易に固定することが可能となると共に、車椅子用荷物掛1が不意に外れることを防ぐことが可能になる。
第1固定具及び第2固定具は、開閉可能な環状部を構成できるものであればよく、上記の雄側バックル12及び雌側バックル13の他に、釦、線ファスナー、面ファスナーなどを使用することができる。釦、線ファスナー、及び面ファスナー共に雌側と雄側とを用いる。
本実施形態の車椅子用荷物掛1は、支持体によって支持される吊具を有する。図1ないし図4の例では、吊具として、図5に示した鉤爪状の突起21と、固定部とを有するものを採用している。図5に示したように、固定部は、支持体であるバンド11に対して巻回される面ファスナー22から構成される。図5の面ファスナー22は、鉤爪状の突起21の基部23に設けられた貫通孔231に挿通されており、環状に巻くことが可能となっている。貫通孔231から突出する一方の面ファスナー22の外周面はループ221(雌側)となっており、貫通孔231から突出する他方の面ファスナー22の内周面はフック222(雄側)となっている。ループ221とフック222とを係合させることで、吊具を上記のバンド11に支持させることができる。なお、本実施形態では、吊具の数はひとつとしたが、複数の吊具を支持体に支持させてもよい。
面ファスナー22の締結力を調節することによって、吊具がバンド11の上を自由に摺動したり、移動できないように固定したり、着脱して位置を変更したりすることが可能になる。支持体に支持させる吊具の数、吊具に吊り下げる荷物の数、吊具に吊り下げる荷物の重量、重心などの要素を考慮して、吊具の位置や固定状態を適当な状態となるように調節すればよい。
吊具として、上記の面ファスナー22を利用した鉤爪状の突起21の他に、バンド11に引っ掛けて使用するフック、クリップ、カラビナなど開閉可能に構成された環状体なども利用することができる。
本実施形態の車椅子用荷物掛1は、その一端側に配される第1連結部と、その他端側に配される第2連結部とを有する。図1ないし図4の例では、第1連結部として、開閉可能に構成した第1環状体の一例であるカラビナ15を使用した。同様に、第2連結部として、開閉可能に構成した第2環状体の一例であるカラビナ15を使用した。図1ないし図4の例で使用したカラビナ15は、バネ力によってカラビナの一の構成片が他の構成片で構成される環の外側に付勢されたものを使用した。カラビナ15は、図4に示したように、連結バンド14に挿通した連結環の一例であるD環15に連結することにより、連結バンド14に連結されている。連結環としては、D環15の他に、円環、又は角環などを使用することができる。
第1連結部及び第2連結部は、互いに連結することにより、車椅子が開くことを防止することができるものであればよく、カラビナの他に、フックなどを利用することができる。しかし、カラビナのように開閉可能に構成した環状体であれば、意図せずに第1連結部と第2連結部との連結関係が解除されることがなく、しかも第1連結部と第2連結部の連結が容易であるので好ましい。なお第1連結部と第2連結部は、食料品店で配布されているビニール袋のように、二つの持ち手を左右に大きく開くことができる袋であれば、持ち手を掛けるのに利用することも可能である。
本実施形態の車椅子用荷物掛1は、長さを調節するための調節環を備えており、調節環は支持体であるバンド11に挿通されている。図1ないし図4の例では、調節環として送りカン17を使用した。送りカン17は、図4に示したように、略方形の外枠171と外枠171に連結された棒172とを含む。本実施形態の車椅子用荷物掛1では、送りカン17を利用することによって、座幅が30〜46cmの車椅子に対応することが可能である。子供用の車椅子に車椅子用荷物掛を使用する際には、バンド11の長さを短くすることによって、例えば、座幅が25〜35cmなどの子供用の車椅子にも対応することが可能である。このように、車椅子用荷物掛を取り付けることができる車椅子の座幅は特に限定されず、バンドの長さを変更することによって対応することができる。
本実施形態の車椅子用荷物掛1の詳細な構造を図4に示す。図4に示したように、車椅子用荷物掛1は、雄側バックル12を2つ、雌側バックル13を2つ備える。雄側バックル12は、ロック用の係合爪121と、連結バンド14を巻き付けて縫着するための棒122と、バンド11の端部を巻き付けて縫着固定するための棒123とを有する。雌側バックル13は、連結バンド14を巻き付けて縫着するための棒131と、雄側バックル12の係合爪121を係合させる孔132を有する。
支持体であるバンド11の一端部は、図4に示したように雄側バックル12の棒123に巻き付けた状態で縫着され、雄側バックル12に対して接続されている。バンド11の他端部は、もう一つの雄側バックル12の棒123に巻回され、送りカン17の棒172に巻き付けた状態で縫合された状態となっており、雄側バックル12及び送りカン17に対して接続されている。送りカン17を一端側に向けて移動させることによって、バンド11の長さを縮めることができる。逆の動作を行うことによって、バンド11の長さを伸ばすことができる。連結バンド14の一端部は、雄側バックル12の棒122に巻き付けた状態で縫着され、連結バンド14の他端部は雌側バックル13の棒131に巻き付けた状態で縫着されている。なお、別の構成として、バンド11の他端部は、もう一つの雄側バックル12の棒123に巻回され、送りカン17の棒172に挿通された状態としてもよい。
図4に示したように、各連結バンド14を第1固定具又は第2固定具の一例である雄側バックル12の棒122に接続する際には、連結環の一例であるD環16を各連結バンド14に挿通した状態で各連結バンド14の端部を棒122に巻き付けて縫合されている。このため、D環16は、連結バンド14の内側の端部に縫合された状態、すなわち、連結バンド14の端部を棒122に巻き付けて縫合することによって形成される環に支持された状態となっている。そして、D環16には、カラビナ15が連結された状態となっている。D環16は、単に連結バンド14に対して挿通された状態としてもよい。しかし、単に連結バンド14に対してD環16を挿通された状態でD環16にカラビナ15を連結すると、D環16とカラビナ15が連結バンド14の上を移動してしまう。例えば、上述のようにカラビナ15に対して食料品店で配布されているビニール袋のように二つの持ち手が大きく開く袋の持ち手を一端側と他端側のカラビナ15に引っ掛けた場合において、D環16が外側に位置する雌側バックル13の付近まで動いてしまうと、袋が車椅子の車輪93に接触して危険である。D環16を上記のように、内側に位置する雄側バックル12の近くに縫合することによって、このような問題が生じることを防ぐことができる。なお、図4の構成は一例であり、雄側バックルと雌側バックルの位置関係は入れ替えることができる。位置関係を入れ替える場合は、雌側バックルに連結バンドを接続するための棒とバンド11を接続するための棒とを設け、雄側バックルに連結バンドを接続するための棒を設ける。なお、上記の内側また外側とは、車椅子用物掛けの中央寄りを内側とする。
図4の例では、D環16を介してカラビナ15を連結バンド14に連結した。D環16を介さずにカラビナ15を連結バンド14に連結し支持させてもよいが、D環16を介してカラビナ15を連結バンド14に支持させれば、カラビナ15を様々な角度に円滑に動かすことが可能になる。このため、カラビナ15を開き止めとして使用する際に、カラビナ15同志を連結させやすい角度に動かして連結することが可能になる。特に連結バンド14を雄側バックル12の棒に巻き付けて縫合する際に合わせてカラビナ15を支持させる構成の場合は、連結バンド12によってカラビナ15の動作が制限されやすい。D環16を使用することによって、カラビナ15を雄側バックル12の近傍に支持させることが可能となり、しかも、カラビナ15の動作を円滑にすることができる。
本実施形態の車椅子用荷物掛1では、雄側バックル12、雌側バックル13、及び連結バンド14で構成された開閉可能な環状体によって、車椅子9の支柱91に対して車椅子用荷物掛1を固定する。バックルを利用して環状体を開閉可能にしているので簡単な操作で車椅子用荷物掛1を車椅子9の支柱91に固定することができる。バックルで上記の環状体を閉じて、車椅子用荷物掛1を支柱91に固定しているので、不意に車椅子物掛が外れることを防ぐことができる。
連結バンド14には、D環16を介してカラビナ15が、支持されている。図3に示したように、車椅子を閉じたときには、左右のカラビナ15を連結することによって、車椅子9が不意に開くことを防止することができる。
支持体の一例であるバンド11に支持された鉤爪状の突起21には、手提げ袋の持ち手や、鞄の持ち手などを簡単に掛けることができる。鉤爪状の突起21は、面ファスナー22によってバンド11に対して支持されている状態となっており、鉤爪状の突起21を摺動させたり、着脱することにより、所望の位置に鉤爪状の突起21と手提げ袋等の荷物を吊り下げることができる。
91 支柱
1 車椅子用荷物掛
11 バンド
12 雄側バックル
13 雌側バックル
14 連結バンド
21 鉤爪状の突起
17 送りカン

Claims (8)

  1. 車椅子背面に配される一対の支柱に取り付ける車椅子用荷物掛であって、
    折り畳むことが可能であり、前記一対の支柱に架け渡される長尺部材である支持体と、支持体の一端側に配される支柱に対する第1固定部と、支持体の他端側に配される支柱に対する第2固定部と、支持体によって支持される吊具と、車椅子用荷物掛の一端側に配される第1連結部と、車椅子用荷物掛の他端側に配される第2連結部とを有する車椅子用荷物掛であり、車椅子を折りたたんだ状態で第1連結部と第2連結部とは連結可能に構成されている車椅子用荷物掛。
  2. 長さを調節するための調節環をさらに備えており、調節環は支持体に挿通されている請求項1に記載の車椅子用荷物掛。
  3. 吊具は、支持体に対して摺動可能又は着脱自在に構成された固定部を備える請求項1又は2に記載の車椅子用荷物掛。
  4. 吊具の固定部は、支持体に対して巻回される面ファスナーである請求項3に記載の車椅子用荷物掛。
  5. 第1固定部又は第2固定部は、開閉自在に構成された環状部である請求項1ないし4のいずれかに記載の車椅子用荷物掛。
  6. 車椅子背面に配される一対の支柱に取り付ける車椅子用荷物掛であって、
    前記一対の支柱に架け渡される長尺部材である支持体と、支持体の一端側に配される支柱に対する第1固定部と、支持体の他端側に配される支柱に対する第2固定部と、支持体によって支持される吊具と、車椅子用荷物掛の一端側に配される第1連結部と、車椅子用荷物掛の他端側に配される第2連結部とを有しており、
    第1固定部は、雄側の第1固定具と、雌側の第1固定具と、雄側の第1固定具及び雌側の第1固定具を結ぶ第1連結体とを含み、雄側の第1固定具と雌側の第1固定具とを接合することによって環状部を構成することが可能であり、
    第2固定部は、雄側の第2固定具と、雌側の第2固定具と、雄側の第2固定具及び雌側の第2固定具を結ぶ第2連結体とを含み、雄側の第2固定具と雌側の第2固定具とを接合することによって環状部を構成することが可能であり、
    第1連結部と第2連結部は、開閉可能に構成された第1環状体と開閉可能に構成された第2環状体とを含んでおり、
    第1環状体と第2環状体は、それぞれ第1連結体及び第2連結体に支持された状態であり、
    車椅子を折りたたんだ状態で第1環状体と第2環状体とは連結可能に構成されている車椅子用荷物掛。
  7. 第1環状体又は第2環状体は連結環を介して上記環状部を構成する第1連結体又は第2連結体に支持されている請求項6に記載の車椅子用荷物掛。
  8. 車椅子用物掛の中央寄りを内側としたときに、
    連結環は、第1連結体又は第2連結体の内側の端部に縫合された状態で支持されている請求項7に記載の車椅子用物掛。
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