JP3217306B2 - 雪 靴 - Google Patents
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Description
e)バインディング及び踵クランポンアセンブリに関す
る。
特許第5,259,128号に開示されたように、何ら
かの形式の調整自在な装帯を使用して、ブーツのつま先
領域の周囲を被包する(つま先被包)。このつま先装帯
の最初の調節は、通常はやや煩雑であり、ブーツサイズ
を交換するたびに調節を繰り返さねばならない。つま先
被包手段は、広範なブーツサイズに適合せねばならず、
柔軟なバンド状材料から製造されるべきバインディング
が必要である。バインディング材料の柔軟な性質は、バ
インディングの側方向における硬直化を防ぐ。米国特許
第5,259,128号に記載されているように、踵保
持バンドは、斜面を横切る際に、踵が横方向に滑って滑
降する傾向に抗する効果を殆ど有しない。斜面を横切る
際は、登山者の重心は、踵腱(toe cord)後方へ約4乃至
8インチ(10乃至20cm)に位置している。技術的
な観点からは、足のサイズ、重量、傾斜角と共に大きく
なる偶力が発生する。従来技術のつま先被包によれば、
この偶力は踵腱上に位置する柔軟材料によって打ち勝た
ねばならない。
ツの背面に固定する縛り止め手段を有する。その目的
は、下山の間につま先がブーツの先端に接触するのを防
止することである。ブーツが疲弊するにつれて、縛り止
め手段は役に立たなくなる傾向にあり、つま先がブーツ
先端に強く押し付けられることにより、つま先が挫傷し
て黒あざになる所謂「つま先黒化(black toe)」として
登山者に知られているような苦痛を与える状態をもたら
し、ときには足指の爪の欠損をもたらす。
先を係止し、実際に足の圧力がつま先へ向かって加えら
れ、足指の爪を欠損させる傾向を更に悪化させる。
料は、その使用中に滑ったり、伸長したり、緩んでしま
う傾向を有する。多くの係止材料は野外において、たび
たび固定されなければならず、使用者は手袋を外さねば
ならないので、不便さを経験する。
的な発展がなされた。この発展の一つの主要な点は、合
成素材(アルミニウム、プラスチック)が自然素材(木
材、動物の革皮)にとって代わる趨勢である。この発展
は、雪靴に対し、その強度を高め、重量を軽減して、人
間工学的利点を付与した。
中で自然に滑りやすいものであり、雪靴が滑りやすい傾
向を抑制する特徴が雪靴アセンブリに加えられている。
最初の革新の一つは、踵腱(足のふくらみの直下)へ装
着された金属製の揺動滑り止めの付与であり、この滑り
止めは、勾配を登り下りする状況下で使用者を支援す
る。踵腱滑り止めは優れた改良であるものの、勾配を横
断する状況では確実に安定性が損なわれる。
の滑り止めの付与である。雪靴に装着された滑り止めを
組み込むための幾つかの試みがなされてきた。ここで言
及するに相応しいものは、(a)浮遊膜上に滑り止めを
装着したシステムと、(b)複数の滑り止めを用い、且
つ滑り止めをフレームに極めて近接して配置させたシス
テムである。これらのシステムは耐滑り状態を改良する
が、明白な欠点を有する。
うな堅固な装着面ではなく、浮遊膜が変形する傾向があ
るので、滑り止め角度が変化し、雪の浸透を減少させ
る。フレームの近傍に装着された滑り止めは、フレーム
部材に依存して下向き力を伝搬せねばならない。下向き
力の伝搬の最も直接的な方式では、力は直接踵の下側へ
向かう。殆どの雪靴構造では、浮遊膜はフレームの付近
で最大の角度的偏向を受ける。
ンアセンブリはブーツ踵を保持するのみならず、「つま
先黒化」を防止する作用を向上させる手段を提供すると
共に、半剛性ハウジングアセンブリを採用し、このハウ
ジングアセンブリは足の各側面と裏側においてブーツを
被包し、踵領域へ伸長して、足首領域へ上昇し、また一
体的な踵クランポンアセンブリを採用し、このクランポ
ンアセンブリは、使用者の体重による下向き力が直接に
クランポンに伝達するように、踵板と踵バンドとクラン
ポンとを組み立てて配置されているので、垂直および水
平力が雪靴フレームヘ伝達されながら、クランポンが雪
面に対して垂直に保持されることが保証される。
軸から踵領域へ横方向に剛性を付与するように延出する
プラットフォーム部分と、ハウジングヘ取り付けられた
調節自在な踵停止アセンブリとを含む。踵停止アセンブ
リは、足のふくらみが雪靴中心軸の直上に位置すること
を保証する。ハウジングアセンブリは半剛性側壁をも有
し、この壁は(1)足首領域へ及ぶ方向に剛性を与え、
(2)下降中に足の動きに抗する張力部材を与える。ハ
ウジング壁は甲クランプアセンブリを用いて苦痛を伴わ
ずに足を拘束するように設計されている。足拘束負荷力
はブーツ上面(甲)に対して垂直に加わる。この拘束角
度は水平から30乃至45度に変更できる。
において適切な幅に予め調整できる幅調整システム含
む。この結合体は、調製溝に近接する離間したラチェッ
ト歯の組を有する。ラチェット歯は調整板上で対応ラチ
ェット歯に噛合する。全てのアセンブリは、ねじで一体
的に留められ、このねじは調整板、バインディング本体
の溝、および滑り止めの隙間穴を通じて係止ナットヘ至
る。ねじを緩めることにより、使用者は半剛性バインデ
ィング側壁をブーツに心地よく調整し得る。これは、新
たな使用者のための一回の設定で済むように考慮されて
いる。
いラッチェッつま先ストラップアセンブリを採用し、そ
の起動レバーは使用者に踵停止アセンブリへ向かって実
質的な結合力を働かせることを可能とする。保持クリッ
プは、ブーツサイズの変更に対応するためにラチェッつ
ま先ストラップと組み合わされて用いられる。係止トグ
ルバックルアセンブリはバインディングを締め付けて係
止するために用いられる。本システムは、平坦な地面上
で使用されるようにここちよく装着させる場合から、急
勾配のためにきつく装着させる場合まで容易に調整され
る。安楽パッドは、甲の部分の苦痛を防ぐ役割を与え
る。
(ブーツ)保持、浮遊膜/踵クランポン変形の問題を効
果的に取り扱う。
0は、通常の形状の中空金属またはプラスチック、また
は木製のフレーム12を含み、このフレームは弾性デッ
キ14を有する。弾性デッキ14は、フレーム12を横
切って伸長されたプラスチックシート等から製造されて
おり、ストラップまたは結合片16が間隔をおいて取り
付けられ、そのストラップまたは結合片16はフレーム
を部分的に被包して、例えばリベット18によりデッキ
に取り付けられている。 半剛性のブーツハウジングア
センブリ20は、フレーム12に対して揺動自在に取り
付けられ、雪靴10の長手中心軸の概ね中間点において
デッキ14の上面に位置している。
4の概ね中心に設けられており、この開口は、後述する
目的のためにハウジングアセンブリ20の前端の下向き
揺動動作を可能とする。
れていない)を支持する適切な大きさと形態とを有し、
好ましくは、堅固で耐久性のあるプラスチック材料から
製造されており、また実質的に平坦で、矩形状の堅いプ
ラットフォーム、即ち足床板24と、一対の離間された
半剛性の長手方向に延在する側壁26,26とを有し、
その側壁は足床板24と一体的に形成され、各側面から
垂直上方へ延在する。
あり、その下部後方端において足床板24の側部縁に対
して、足床板24の後方縁に隣接して取り付けられてい
る。
6の下部前方端は、足床板24に連結しておらず、且つ
各々が側壁の三角溝28により足床板24から離間され
ている。三角溝28は、その前方端において、足床板2
4の前部側縁と各側壁26との間におかれた略L字状溝
30の後方端と連通している。
の平坦で離間した水平内方円延伸指32を足床板と同じ
平面上に形成する。
され、その溝34は、足床板の前部側縁と各側壁26の
前端との間におかれた各L字状溝30の一端に連通して
いる。
6は、足床板24に側壁26の後端においてのみ取り付
けられているので、側壁の前端は、後述の目的のため
に、所望により互いに近接させてもよく、或いは更に離
間させてもよい。
るかまたは符号37におけるように切り欠かれた踵部分
36と、中央部分38と、前部部分40とを含む。その
前部部分40は溝30により側壁26の指32から離間
されている。
上および前部部分40上において足床板24と一体的に
形成されて、安定性を与えると共に、足床板に対するブ
ーツの滑りを防止する。
に、実質的に平坦な矩形調整板44は前方部分40およ
び指32に載置されるように足床板24上に重ねられ
る。
形ランド46は耐滑りピン42を支持しているが、この
ピン42は、調整板44の中央に設けられた補充切り欠
き48内に収容自在であり、指32の前方縁を被包する
ように設けられた調製板の前端における従属リップ50
と共に調製板の正しい位置を割り出すための位置だしと
しての役割を果たす。
対の前部ねじ56(これらねじ52及び56は請求項4
のねじに対する)により定位置へ固定されており、その
一対の後部ねじ52は、調製板44における一対の離間
して整合された開口54と、足床板24における一対の
離間して整合された開口54’にそれぞれ延出し、一対
の前部ねじ56は、調製板44における一対の離間して
整合された開口58と、指32における一対の離間して
整合された横方向に延伸された溝58’(請求項5にお
ける溝)にそれぞれ延出している。
延伸列60及び62は、調製板44の下面に設けられ、
且つリップ50に対して平行に離間して配置されてい
る。
は、指32の上面に設けられたラチェット歯の一対の離
間して整合された横方向延伸列64及び66と共に、係
合するように設けられている。
チェット歯との相互係合は、ブーツハウジングアセンブ
リ20の側壁26をブーツに対して定位置に係止するこ
とを付助する。
び56は、それに通された保持ナット支持68を有し、
この保持ナットは、ブーツハウジングアセンブリ20の
下側におかれた保持板70を支承する。
0とブーツハウジングアセンブリ20の足床24の前方
部分40との間に挟まれた滑り止め即ちクランポン72
に設けられた開口を通じて延出している。
後方歯76および側方歯78を有する。
ようにブーツハウジングアセンブリ20を取り付けるた
めに、揺動手段80が設けられている。
ブをなす揺動ピン82を含み、そのベアリング84は、
足床板24の前方部分40の下方およびクランポン72
の上方へ横方向へ延出している。
へ閉止ループ86の形状で延出する。
靴フレーム12へ固定されており、このストラップは、
部分的にフレーム12を被包し、閉止ループ86を通じ
て延出し、リベット90等によりデッキ14へ固定され
る。
ように、一体的踵クランポンアセンブリ91がブーツハ
ウジングアセンブリ20の足床板24の踵部分36の直
下に設けられている。
対の離間して角度をなして配置された好ましくは金属製
の滑り止め即ちクランポン92と、弾性的な半剛性プラ
スチックシートの横方向延出補強ストリップまたは踵バ
ンド98と、横方向に延出して実質的に矩形で、且つ堅
固な踵板97とを備える。
2から内側へ離間され、且つ歯96の列を有し、この歯
は雪靴フレーム12の面の下側へ垂直下方に延出して雪
面を貫いて、横方向および水平方向の滑りを防止する。
床板24の踵部分36直下の踵クランパン92上のデッ
キ14に重ねられ、リベット100等によりフレーム1
2へ固定され、補強ストリップによりブーツハウジング
アセンブリ20の後端のための付加的な支持が与えられ
る。
ツハウジングアセンブリ20の踵部分36の直下に配置
されており、請求項15に記載されているように、一対
のクランポン92を装着するための基部を与えるように
充分に剛である。
を直接にクランポン92に伝達するので、クランポンが
雪面に対して直角に保持されることが保証される。
92の位置を定め、垂直および水平力をフレーム12に
伝達する。
通路のための空間を設けるために、符号93のように両
側縁において切り欠かれるか、或いは凹状にされている
ので、クランポンはデッキ14の外側に取り付けられ、
デッキは貫通しない。
或る角度(好ましくは約45度)をなして取り付けられ
ており、クランポンは横方向と軸方向との両方の力に対
抗する。
8、及びデッキ14にリベット95により取り付けられ
ており、このリベットは各部材を貫いて下向きに延伸し
ている。
れはその上部平面上に上向き耐滑りピン142を有し、
一体的なクランポンアセンブリ91がブーツハウジング
アセンブリを伴わずに雪靴に使用されている場合に、ブ
ーツの滑りを防止する。
内に堅固に固定するために、保持手段がブーツハウジン
グアセンブリ上に設けられており、この保持手段は調節
自在な踵止めユニット102、調節自在な甲クランプア
センブリ104、調節自在で輪郭付けされたつま先スト
ラップユニット(toestrap unit)106を含む。
は、市販の入手可能な形式の部晶を用い、且つストラッ
プを含み、このストラップは、その上面にラチェット歯
を有している。このラチェット歯は収容部と係合可能で
あり、収容部は、それが押し下げられて解除もしくは非
係止にされない限り、ストラップの一方向のみへの滑動
を可能とする。
他端とを有する半剛性の歯付きストラップ108を含
む。このストラップ108の一端は、一方の側壁26の
後端付近でブーツハウジングアセンブリ20に対して符
号110の箇所にて枢着されており、レセプター112
内に収容可能な他方の開放端は、他方の側壁26の後端
付近でブーツハウジングアセンブリ20に対して符号1
14の箇所にて枢着されている。
は、一端と他端とを有する半剛性の歯付きストラップ1
16を含む。このストラップ116の一端は、一方の側
壁26の前端付近でブーツハウジングアセンブリ20に
対して符号118の箇所にて枢着されており、他方の開
放端は、半剛性ストラップ延長部122の自由端に設け
られたレセプター120内に収容可能であり、延長部1
22は、その反対側端部において他方の側壁26の前端
付近でブーツハウジングアセンブリ20に対して符号1
24の箇所にて枢着されている。
22は、ブーツつま先の屈曲された形状を容易に被包す
るように、好ましくは屈曲または曲線付けされている。
端と他端とを有する半剛性の歯付きストラップ123を
含む。このストラップ123の一端は、方の側壁26の
概ね中央部付近でブーツハウジングアセンブリ20に対
して符号126の箇所にて枢着された組み合わせトグル
バックル(toggle buckle)/起動レバー及びラッチ組立
体124に固定されており、レセプター128内に収容
可能な他方の開放端は、他方の側壁26の概ね中央部付
近でブーツハウジングアセンブリ20に対して符号13
0の箇所にて枢着されている。
ッド132は、甲をストラップから保護するようにブー
ツの甲上に計画的に配置し得る。
み合わせトグルバックル/起動レバー及びラッチアセン
ブリ124は、ピボット126により側壁26へ取り付
けられたラッチ板134と、ラッチ板134へ位置13
8における一端にて枢着された二分岐起動レバー136
と、起動レバー136の反対側端部へ位置142にて枢
着されたラッチ140と、起動レバー136の概ね中央
へ位置146にて枢着された二分岐バックル144とを
含むと共に、歯付きストラップの一端はバックル144
へ固定されてバックル144から外方へ延出する。
8は、第二係止フィンガー150に解除自在に係合自在
であり、第二係止フィンガー150はラッチ板134か
ら外方へ延出して、起動レバー136及び歯付きストラ
ップの一端をブーツハウジングアセンブリ側壁26に対
して係止する。
42に対してラッチ140を単純に回動させ、起動レバ
ー136をピボット138に関して回動させ、ブーツ甲
に対して歯付きストラップ123を緩めさせることによ
り容易に係合解除し得る。
よびラッチアセンブリ124は、歯付きストラップ12
2の一端をブーツハウジングアセンブリ20の一側壁2
6に対して固定したままで、甲ストラップユニット10
4を緩めさせる。
保持するのみならず、下降(下山)の際の足の動きに抗
することにより、「つま先黒化)」を防止する手段をも
提供する。
は、足の両側面と裏とを被包し、踵領域へ伸長して膝領
域へ上昇する。
側壁26は、雪靴中心軸から踵領域へ側方剛性を延長す
る。
けられた調節自在踵ストップユニット115は、足の膨
らみを雪靴中心軸の直上に位置させることを保証する。
ット104は、苦痛を伴わずに足を保持するように設計
されており、保持負荷力はブーツ上部(甲)領域に対し
て垂直に働く。
用者が足の膨らみ領域の適切な幅を予め設定できる幅調
製システムが組み込まれている。アセンブリは、調製溝
に近接した離間したラチェット歯の組を有する。このラ
チェット歯は、調製板44上の整合ラチェット歯と噛合
する。完全なアセンブリは、ねじ54及び56により一
体的に保持され、このねじ54及び56は調製板、足床
板24における溝、クランポン72における間隙孔を通
じて係止ナット68へ至る。ねじ54及び56を緩める
ことにより、使用者は半剛性バインディング側壁26を
ブーツに心地よく調整し得る。これらは新たな使用者一
人について一回のみの調製で済むように考慮されてい
る。
ラチェットつま先ストラップアセンブリを採用し、その
起動レバーは、使用者が実質的な挟持力を踵止めアセン
ブリへ向かって働かせるようにすることが可能である。
保持ラッチはラチェットつま先ストラップと関連してブ
ーツサイズの変更に対応することができるように設けら
れている。係止トグルバックルアセンブリは、バィンデ
ィングを締めて係止するために用いられる。システム
は、平坦な地面上で用いられる心地よい嵌め合いから傾
斜勾配のためのきつい嵌め合いに至るまで容易に調節さ
れる。安楽パッド132は、甲領域における不快感を防
ぐために設けられている。
ング及び一体的踵クランポンアセンブリを有する雪靴の
上面図である。
ングの拡大斜視図である。
アセンブリの上面図であって、明瞭化のために部品を除
去して示す図である。
る。
ある。
視図である。
上面の斜視図である。
の底面図である。
調節板の上面の拡大斜視図である。
ハウジングアセンブリおよび調節板の一部分の断片的な
拡大図である。
の断片的な断面図である。
トのトグルバックル/起動レバーおよびラッチアセンブ
リの拡大正面図である。
ラッチアセンブリの上面図である。
ラッチアセンブリの正面図である。
ラッチアセンブリの部分的な非係止位置における正面図
である。
ーおよびラッチアセンブリの部分的な非係止位置におけ
る正面図である。
した拡大断面図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 雪靴であって、 フレームと、 このフレーム上の弾性デッキと、 前記フレームに枢着された半剛性ブーツハウジングアセ
ンブリと、 調節自在な踵止めアセンブリと、 前記ブーツハウジングアセンブリへ取り付けられた調節
自在な甲クランプアセンブリと、 前記ブーツハウジングアセンブリへ取り付けられた調節
自在なつま先ストラップユニットと、 前記フレームに取り付けられた一体的な踵クランポンア
センブリとを備え、 前記ブーツハウジングアセンブリは、使用者のブーツ踵
およびくるぶし領域へ延伸して、使用者のブーツの側部
および底部を被包するように適合されており、 前記調節自在な踵止めアセンブリは、前記フレームに対
してブーツを適切に位置させるようにブーツの踵に係合
自在であり、 前記調節自在な甲クランプアセンブリは、使用者のブー
ツの甲に係合自在であり、前記調節自在なつま先ストラ
ップユニットは、使用者のブーツのつま先の先端を横断
して延伸し、且つそのブーツのつま先の先端に係合自在
であり、 甲クランプアセンブリおよび前記つま先ストラップユニ
ットは、前記踵止めアセンブリに抗してブーツを後方へ
付勢し、 前記一体的な踵クランポンアセンブリは、ブーツハウジ
ングアセンブリおよび使用者のブーツ踵の下方に位置し
て、前記弾性デッキに取り付けられている雪靴。 - 【請求項2】 前記ブーツハウジングアセンブリは、ブ
ーツの足領域の踵および膨らみを支持するための実質的
に平坦な足床板と、 ブーツのくるぶし領域について側方剛性を与えるように
剛性で直立して足床板上でその長さ方向に延伸した長手
方向延伸側壁と、 使用者のブーツに嵌まるように前記ブーツハウジングア
センブリの幅の調節を可能とする幅調節手段とを含む請
求項1記載の雪靴。 - 【請求項3】 前記幅調節手段は、前記足床板に固定さ
れた一端と、この一端に対向する自由端とを有する各々
の前記側壁を含み、その各々の自由端は、前記足床板と
同じ面で足床板の外側に配置されて内方へ延伸する指
と、前記足床板および前記指に取り外し自在に取り付け
られた調節板とを有する請求項2に記載の雪靴。 - 【請求項4】 前記調節板は、前記足床板および前記指
に対し、ねじにより取り外し自在に取り付けられてお
り、そのねじは、前記足床板および指に設けられた開口
を通じて延伸し、且つそれに螺合されたナットを有する
請求項3記載の雪靴。 - 【請求項5】 前記指における開口が溝である請求項4
記載の雪靴。 - 【請求項6】 前記調節板上のラチェット歯を含み、こ
のラチェット歯は、前記指を予め設定された位置に係止
するように、前記指上のラチェット歯に噛合する請求項
4記載の雪靴。 - 【請求項7】 前記踵止めアセンブリ、前記甲クランプ
アセンブリ、及びつま先ストラップユニットの各々は、
歯付きストラップを含み、このストラップは、一端にお
いて前記ブーツハウジングアセンブリへ枢着され、且つ
前記ブーツハウジングアセンブリへ枢着されたレセプタ
ーに解除自在に係合できるように設けられた対向自由端
を有する請求項1記載の雪靴。 - 【請求項8】 前記甲クランプアセンブリは、歯付きス
トラップを含み、このストラップは、一端において組み
合わせトグル/起動レバーと、前記ブーツハウジングア
センブリに枢着されたラッチアセンブリとに枢着され、
且つ前記ブーツハウジングアセンブリへ枢着されたレセ
プターに解除自在に係合されるように設けられた対向自
由端を有する請求項1記載の雪靴。 - 【請求項9】 前記歯付きストラップ上に、使用者の足
の甲を保護するパッドを含む請求項8記載の雪靴。 - 【請求項10】 前記ブーツハウジングアセンブリに固
定されて、このブーツハウジングアセンブリから垂下す
ると共に、前記フレームの面の下方の面に配置された歯
を有するクランポンを含む請求項1の雪靴。 - 【請求項11】 前記ブーツハウジングアセンブリ上
に、使用者のブーツの底に係合自在な滑り止めピンを含
む請求項1記載の雪靴。 - 【請求項12】 前記一体的な踵クランポンアセンブリ
が、角度をなして、且つ離間して配置された一対のクラ
ンポンと、横方向に延伸する弾性的な半剛性踵バンド
と、横方向に延伸する剛性の踵板とを備える請求項1記
載の雪靴。 - 【請求項13】 各々のクランポンが雪靴フレームから
内側へ離間されており、且つ歯の列を有し、この歯は雪
靴フレームの面の下から垂直下方へ延伸して、雪面に垂
直をなして、横方向および水平方向の滑りを抑制する請
求項12記載の雪靴。 - 【請求項14】 前記踵バンドが、前記踵クランポンの
上方且つブーツハウジングアセンブリの踵部分の直下の
デッキ上に重ねられて、ブーツハウジングアセンブリの
後端のための付加的な支持を与えるように、雪靴に固定
されている請求項12記載の雪靴。 - 【請求項15】 前記踵板が、前記踵バンドの上面上の
ブーツハウジングアセンブリの踵部分の直下に配置され
ており、前記一対のクランポンを装着するための基部を
なすように充分に剛である請求項12記載の雪靴。 - 【請求項16】 前記デッキが前記クランポンの通路の
ための間隙を設けるように両側縁で切り欠かれているこ
とにより、前記クランポンが前記デッキの外側に装着さ
れており、前記デッキを貫通しない請求項12記載の雪
靴。 - 【請求項17】 前記クランポンが、前記雪靴の長手軸
に対して角度をなして装着されていることにより、前記
クランポンが横方向と軸方向との両方の力に抗する請求
項12記載の雪靴。 - 【請求項18】 前記クランポンが、前記踵板、前記踵
バンドおよび前記デッキに対し、これら各部材を通じて
下方へ延伸するリベットにより取り付けられている請求
項12記載の雪靴。
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