JP3528988B2 - スキーブーツ用歩行具 - Google Patents

スキーブーツ用歩行具

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JP3528988B2 JP34078394A JP34078394A JP3528988B2 JP 3528988 B2 JP3528988 B2 JP 3528988B2 JP 34078394 A JP34078394 A JP 34078394A JP 34078394 A JP34078394 A JP 34078394A JP 3528988 B2 JP3528988 B2 JP 3528988B2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、公知のスキーブーツ
の靴底に踏み体を取付、曲がらない靴底の、つま先部分
の曲がりを代行補助し、歩行動作を容易にすることがで
き、且つ、滑り止めによる転倒防止と、歩行時の足への
衝撃、振動等を吸収、緩和する機構を保持するスキーブ
ーツ用歩行具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスキー靴は、滑走する機能を優先
し、硬質合成樹脂素材等で、一体成型による方法で製造
されているので、スキー板をはずして歩行動作を行う際
には、ブーツ全体が硬質で靴底が平坦なため、非常に歩
きにくく、靴のバックルをはずし、緩めなければ歩行可
能とはならず、公知のスキーブーツに簡易に取付、歩行
動作を容易にする技術的な補助備品などは今までに無か
った。しかし、それらの欠点や不便を解決するに、ス
キーブーツ自体を屈曲自在に形成して、歩行動作を容易
にする技術として成されたものに次の様な技術が提供さ
れている。その技術としては、実開昭48−98339
号、及び当出願人による特許公告平3−24201号に
開示された技術がある。実開昭48−98339号に示
された技術は、つま先部分と靴本体とを分離形成し構成
されたものが、1本の止めピンにて可動連結された構成
として、ピンの差し替えにより靴サイズを可変すること
を主たる目的とし、連結屈曲ができる構成としたもので
ある。一方、当出願人による技術として特許公告平3−
24201号に開示したものは、硬性素材で形成される
靴底のつま先部と靴本体が分離せずに、一体成形で屈曲
可能とする構成とし、スキー板に取付た時は、堅固に一
枚板の靴底を維持形成するためのロック装置を有した係
止機構が、屈曲部位の靴底に内蔵させた技術として提供
し、スキーブーツの歩行動作を容易にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に於い
開昭48−98339号に示されたものは、靴本体をピ
ンで連結形成した構成で、ピンの取付け位置変更による
靴のサイズが自在に替えられるユニークさはあるが、当
然この連結部位には空隙部が生じる結果となり、使用時
に雪や水はよりゴミ等の侵入防止策が全く施されてお
らず、企業性は、ほとんど無理なものである。その侵入
異物により屈曲部が詰まったり、作動不能になり歩行中
に転倒などの危険が生じる。これらの点に於いて実用
に供する技術としては到底満たされるものでは無く、現
在に至っても企業化されていない。次に当出願人による
特許公告平3−24201号は、実開昭48−9833
9号に提起される課題を具体的、且つ明確に解決した技
術として成されたもので、スキーブーツ本来の目的であ
る堅牢性や機能性を満たし、靴底内に内蔵した係止機
構、及びそのロック装置を有し、歩行時には、つま先部
と靴底本体とが屈曲性を持ち容易に歩行可能となり、滑
降時は一枚板の靴底に固定させる安定性は、強固にして
確実性があり、更に、安全性を重視し、ロック装置を解
除しない限り、一枚板の靴底に保持され、歩行時につま
先部が屈曲できない構成となっている。上記について
は、双方とも従来のスキーブーツ本体に付加形成される
機能についての技術であり、企業化には、製造上の課題
としての新技術の導入やコスト等の点で現時点では容易
にという段階では無く、楽な歩行動作が可能にと希望す
るユーザーの期待に応えるまでには至っていない。
【0004】従って本発明のスキーブーツ用歩行具は、
滑走するだけの機能を最優先したスキーブーツ、歩
行時に於いて、そのブーツに合う大きさで着脱可能な補
助具として靴と一体を成し、平らな靴底の屈曲自在性を
補助して楽に歩行し易くなる。そして、特殊硬質合成
樹脂による素材で堅牢性を満たし、足の保護をしうる丈
夫さを兼ね備え、歩行中の足への疲れ、痛みを緩和させ
る。本発明はスキーブーツ用に限らず、スポーツ用具、
健康器具、遊具としても楽しめ、取り外した時には、従
来からの靴に戻り、コンパクトに持ち運びが可能な歩行
補助の備品とした設計のもとで製造されることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の不便
や欠点を解消させ新技術により課題を解決している。ス
キーブーツを履いて歩行する時、靴底にワンタッチで簡
易に着脱が可能で、且つ、歩行動作を的確に安全で容易
にする歩行具である。歩行具の上面に滑り止め用の摩擦
シートを施した構成と、スキーブーツの靴底面に添う大
きさの一枚の柔軟且つ丈夫な基板を介在させるか或い
は、介在させる事なく、その下面適度な弾性を有する
緩衝能力のあるゴム材又は、硬質スポンジ材等の弾性素
材より成り、滑り止め凹凸部付き衝撃緩和を呈す部材
で、中央部より前後端部側に至るに従って小さくなり断
面が曲面状の踏み体部片の踏み棒複数本連結し配列す
る。その接地面が円弧状若しくは、曲面状を成す歩行補
助具本体を形成し、踏み体前部より掛け具に強靭な係止
により踏み体部片の各踏み棒両端部寄り後部側に貫
通させ、踏み体後部にゴム又は、スプリング等の伸縮部
材を係止紐に取付た連結部材の端部に、締め付け具を取
付て形成した歩行具を構成している。この歩行具を、公
知のスキーブーツに当てがって取付ると、底部が円弧状
もしくは曲面状を描いているので、中央部は高く、前後
端部側は低くなるため、歩行時には靴底が円弧状に従
い、前後に滑らかに傾斜することにより、硬質の平坦な
靴底のスキーブーツであっても歩行し易く、靴サイズに
合わせた可変調整が可能で、巻き曲げ及び折りたたみ等
の変形収納が可能と成るよう構成されている。更に、締
め付け部材を替えることにより、その他の靴にも着脱が
可能となり、スポーツ用具、健康器具、遊具としても製
造する方法がある。
【0006】
【作用】上記構成によれば、公知のスキーブーツへの着
脱操作も極めて容易である為、ブーツにスキー板のビン
ディングを取付て滑走する場合には、この歩行具は取外
して行うのでスキーブーツ機能には何の支障をきたすこ
とが無く使用できる。歩行時に於いて、靴底に取付る歩
行具は、適宜に靴のサイズ調節を行い、掛け具をスキー
ブーツのつま先縁に引っ掛けて、踵部縁に締め付け具を
当てがって、引き上げると容易に歩行具はスキーブーツ
の靴底面に装着固定される。踏み体部片は、板状若しく
は、棒状を成し、中央部付近が高く、前後端部側に至る
接地面が低くなるよう突設することなく滑らかな円弧状
もしくは曲面状に形成され、歩行中、踵部からつま先部
に自然に重心移動ができ、無理のない歩行動作を行うこ
とができる。そして、上記踏み体部片より構成する棒状
の踏み体は、掛け具より紐等にて連接形成され後端部側
に締め付け具を取付た構成を成す。又、複数個の踏み体
部片が棒状を成す踏み棒より分割形成され、その間は、
靴のサイズに応じて間隙調節部材による調節コマ数の装
着脱と、締め付け具の固定コマ及びスプリング等の伸縮
部材との相乗効果で、靴底面に合う大きさに可変調整が
確実にして容易にできる。更に、持ち運びは、コンパク
トに巻き曲げや折り曲げて変形収納が可能と成り、スキ
ー板に取付たり、ストックに巻き付け等して持ち運びが
可能である。他方、前記踏み体部片が板状の踏み体の場
合には、前後踏み体部片に分離され、嵌合調節機構に
より靴のサイズに合わせて差し替えて可変し、そして、
掛け具、締め付け具の連結部材が針金で形成される。そ
の板状の踏み体の側部に複数の係止穴により前後に取付
位置移動可能となる微調整機構とすることにより、
細かなサイズ調整を的確に実施できる。、前踏み体
に切り込み曲部を設けてコンパクトに折り曲げて変形収
納が可能と成る。前記前踏み体の下部に、ヒンジ機構の
回動軸を施し、可動踏み体を軸棒により可動固定に枢設
させることにより、歩行時に於ける、体重移動が靴底踵
部よりつま先部にスムーズにでき、安全にして円滑な歩
行動作を行うことが可能と成る。これらの踏み体部片
下面には、適度な弾性を有する緩衝能力のある軟質ゴム
材、又は、硬質スポンジ材等の弾性素材の滑り止め凹凸
部付き衝撃緩和を呈した部材より成る。更に、寒冷地の
使用には、硬質素材より成る滑り止めスパイクを一体に
付設することで、滑らず確実な歩行動作を行うことが可
能と成る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を成す技術として、各実施例
図面を参照しながら説明する。 第1実施例 第1実施例を、図1の斜視図と、図2の取付状態側面図
を参照して説明する。踏み体部片が棒状を成す踏み体4
は、硬質素材で一体成型されたスキーブーツ底面に添う
大きさで、柔軟にして丈夫なゴム又は、合成樹脂材等で
成る適度な厚さの基板1の上面に滑り止め用の摩擦材2
を施す。更に、基板1の下面に適度な弾性を有する緩衝
能力のある軟質ゴム材、又は、硬質スポンジ材等の弾性
素材より成り、滑り止め凹凸部付き衝撃緩和を呈す踏み
体部片の踏み棒3に加え、寒冷地の使用には硬質素材
より成る滑り止めスパイクを一体に付設する。踏み体部
片の踏み棒3は、中央部より前後端部側に至るにしたが
って小さくなり断面が曲面状を成し複数本連接で配列さ
れ、接地面が円弧状若しくは、曲面状を呈す歩行補助具
本体の踏み体4を形成する。更にその踏み体4、前
部より掛け具7の適度な長さの輪状にした強靭な係止紐
5により連接成形され、その係止紐5が各踏み棒3両側
端部寄りに後部側まで連結穴6に貫通させ、相互に連
して連結部材で締め付け具12に取付られ組合される。
前記の踏み体4が、複数個の踏み体部片より連接形成し
た歩行具を構成している。この踏み体4後部の連結部材
、係止紐5にゴム又は、スプリング等の伸縮部材8
介在させ、端部に締め付け具12を取付た組合せより成
る。若しくは、伸縮部材8を介在させる事の無い針金や
ワイヤー等の連結部材で締め付け具12を取付た組合せ
でも良い。後端部を固定棒9に嵌りスライドする締めネ
ジ10付き調節環11を設け適宜の位置で固定し、締め
付け具12の両側に係止紐5を取付て構成している。基
板1には、切れ込み曲部21を施すことにより、折り曲
げ変形収納が可能と成る。基板1は柔軟材であるが、滑
り止め機能を有し、芯材となれば硬質材でも良く、又、
係止紐5も強靭であれば柔軟な紐でも、固いワイヤーロ
ープや弾性紐であっても差し支えない。踏み体4は、掛
け具7と締め付け具12によりスキー ブーツ等の靴底面
に着脱自在に取付て使用する歩行具を構成している。
【0008】第2実施例 この発明の第2実施例を、図3の一部分解斜視図と図4
の側面図及び図5の締め付け具の拡大斜視図を参照して
説明する。第2実施例に於いて、踏み体部片が棒状を成
す踏み体4は、複数個の踏み棒3が第1実施例のように
連接される事も無い。更に、この踏み体部片の各踏み棒
3は、基板の介在が無く、複数に分割形成され配列し、
上面に滑り止め用の摩擦材2が施され、踏み棒3の下面
に適度な弾性を有する緩衝能力のある軟質ゴム材、又
は、硬質スポンジ材等の弾性素材より成り、滑り止め凹
凸部付き衝撃緩和を呈す部材に加え、寒冷地の使用には
硬質素材より成る滑り止めスパイクを一体に付設する。
この踏み体部片の踏み棒3は、中央部より前後端部側に
至るにしたがって小さくなり断面が半円状を成し、接地
面が円弧状若しくは、曲面状を呈す歩行補助具本体の踏
み体4を形成する。その踏み体4の前部位より、係止紐
5を連結穴6に貫通させ、且つその各踏み棒3の間に
は、切れ込み13付き着脱自在の調節コマ14の間隙調
節部材を係止紐5に差し込んで取付、靴サイズに合せ
大きさを可変調節する。更に、係止紐5の連結部材の端
部に、ゴム又はスプリング等の伸縮部材8を介在させ、
係止紐5を締め付け具12aの中を通して嵌合固定され
る歩行具を構成している。その締め付け具12aの仕組
、伸縮部材8を介在させた係止紐5端部を、締め付け
具12aの下部より、上部に添って幅広く形成した導口
15内より納められて上部に引き出され、且つ、その導
口15の上部位後面に設けたスライド穴16に納まっ
て、係止紐5を嵌合保持する係止歯17付き固定コマ1
8を2本の係止紐5の間に納めて嵌合固定させる締め付
け具12aである。踏み体4には、後部の連結部材が、
伸縮部材8を介在させる事の無い針金やワイヤー等の連
結部材で締め付け具12を取付た組合せでも良い。歩行
具を靴に取付る時は、セットするスキーブーツのサイズ
に合わせて、踏み体4の長さをこの着脱できる調節コマ
14の個数によって調節した上で、締め付け具12a上
端部の係止紐5を引き上げると固定コマ18によるロッ
クは解除され、適宜に長さを決めたのち固定コマ18を
押し下げると係止紐5は係止歯17によりロックされる
状態で、嵌合固定され、その上で締め付け具12aを靴
底の後部踵縁に当てがって引き起こすと、歩行具はスキ
ーブーツに取付られる。
【0009】第3実施例 この発明の第3実施例を、図6に示す斜視図を参照して
説明する。第1及び第2実施例に於ける踏み棒3に代わ
るものとして、踏み体4は、踏み体部片が板状を成し、
底部の中央部付近は高く、前後端部側に至るにしたがい
低くなり、円弧状もしくは曲面状を描く板状の踏み体4
を成している。この踏み体4は、前後に分割され、前踏
み体19の平面形状はスキーブーツ前部位を支える大き
さで、その後部より両側に歯車に似た嵌合歯20を設け
突設した形状とし、この前踏み体19突設の付け根部位
に切れ込み曲部21を施し、折り曲げて変形収納が可能
と成り、更に後踏み体19aはブーツの踵部を保持する
大きさで、前記の前踏み体19と組合される、中央寄り
端部より嵌合歯20を設けた適宜な長さの嵌合溝22を
形成した踏み体4の各上面に摩擦材2を施したものが二
つ一組として組合され構成される。次に組合された前踏
み体19の両側に複数の係止穴23を設け、これに適宜
な強さの針金をCの字状に曲げた掛け具7aを取付、更
に、前踏み体19と後踏み体19a両側の複数の係止穴
23には、両端部の針金を曲げた掛け具7aと係止棒2
4の端部をそれぞれ嵌合し引っ掛け、前記針金先端を選
択的に係合させて連結形成され、取付位置を移動可能に
して踏み体寸法の微調整機構を成すように構成される。
又、後踏み体19aに連結形成される係止棒24が、
棒状の締め付け具12bを介在させたバネ材や強靭なゴ
ム紐、ワイヤー等の弾性連結部材25を取付て歩行具を
構成している。この実施例の取付方法は、スキーブーツ
の靴底に踏み体4を当てがい、その靴のサイズによう
に、前踏み体19と後踏み体19aの嵌合歯20部位を
取り外して、適宜な長さに噛み合わせ調節し、前踏み体
19の掛け具7aをブーツの靴底縁に引っ掛けてのち、
後部の締め付け具12bを靴底後部踵縁に当てて引き上
げると踏み体4は、弾性連結部材25の弾力と相乗して
確実に取付られる。踏み体4のサイズ調節は、嵌合歯2
0の噛み合わせにより容易に組み替えできるが、前後に
複数個設けた係止穴23に、掛け具7aや係止棒24を
差し替えて行うこともでき更に細かな微調整も可能とな
る。
【0010】第4実施例 第4実施例を、図7の斜視図及び図8の歩行状態作動図
を参照して説明する。この実施例に於いて、第3実施例
を基本とした同様の構成に、踏み体4は、踏み体部片が
板状を成し、その前踏み体19に可動踏み体19bを取
付て、滑らかな歩行作用を呈すように構成している。前
踏み体19の平面形状を小さくして、その突設する後部
にヒンジ機構の回動軸30を施し、曲面底を成す別体の
可動踏み体19bを軸棒27にて可動固定に枢設し、そ
の前踏み体19後部に等間隔に嵌合穴26を複数設け、
前記、嵌合穴26に合う錠止突起28を、嵌合溝22の
底板29に、複数個を設けた後踏み体19aの嵌合溝2
2にはめこみ錠止する。更に、後踏み体19aの側面に
位置した連結部材の係止棒24には、中程に締め付け具
12bを介在させた弾性連結部材25が取付られて成る
歩行具を構成している。以上のな構成にいて、前踏
み体19に取付られた掛け具7aは、スキーブーツの靴
底前縁に引っ掛ける部材であるが、丈夫な紐やロープで
も良く、更に、後踏み体19aに付けられる係止棒24
は硬質材であるが、これも同様に強靭な紐や弾性ロープ
を採用しても差し支えないものである。又、この実施例
に於ける締め付け具12bの下部位に弾性連結部材25
を付けたタイプであるが、これに代えて第3〜4実施例
に於いても第1〜2実施例に示したタイプの締め付け具
12,12a,12bを採用しても全く差し支えないも
ので、これ以外のものでも良い。尚、第3及び第4実施
例に於いて、踏み体部片が板状の踏み体4前後部に複数
個設けた係止穴23は、靴サイズの微調整機構を成し、
掛け具7aや係止棒24を差し替えることで対応でき、
これらの形状や部材はこれ以外でも良い。
【0011】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成から成
次のような効果や特徴を提供できる。 イ)歩行具の基本構成は、スキーブーツの靴底に合う大
きさで、且つ、その下部接地面は中央部が高く、前後端
部側に添って、低く円弧状を成した機能的な履物を取付
るタイプであるので、硬質から成るスキーブーツの歩行
動作も、足の負担や衝撃を大幅に軽減され、転倒や不測
の事故を効果的に防止でき、自然な状態で滑らかに歩行
できる。 ロ)この歩行具は、歩きにくいスキーブーツの為に開発
したものであり、靴のつま先部分の曲がりを代行補助し
て、曲がらない靴底でも歩き易くなり、楽に歩行し易く
成り、歩行中の足への疲れ、痛みを緩和させるもので、
従来からあるガンジキや登山用雪原歩行具とは、使用目
的、用途等全く異種なものである。 ハ)歩行具はシンプルな構成のため、扱いはもとよりス
キーブーツへの着脱操作も極めて容易であり、女性や子
供、高齢者でも簡易に扱えるので、歩行時のわずらわし
さを大幅に軽減して、行動範囲を拡大し、安全に楽しく
歩行できる。 ニ)スキー板を取付て滑走する場合には、このスキーブ
ーツ用歩行具は取り外して行うので、本来のスキーブー
ツ機能には何の支障をきたすこと無く、従来通りの滑走
が楽しめる。 ホ)靴への取付部位を紐、皮、ビニール、マジックテー
プ等に替えると通常の靴や、運動靴等に容易に取付ら
れ、特徴のある動作ができるので、足首やひざ等の鍛錬
用のスポーツ用具として、又、安全にして楽しさを倍加
させるユニークな遊具として使用が楽しめる。 ヘ)靴への取付部位を比較的、幅の広い紐、皮、ビニー
ル、マジックテープ等に替えると、直接足に結び付けら
れるので、つま先やつちふまず等を刺激する、健康促進
器具として良い効果が得られる歩行具とすることができ
る。 ト)コンパクトな歩行具なので、ポケットに入れられ、
携帯性も良く、スキー板に取付たり、ストックに巻き付
けて持ち運びが可能である。加えて、製造や輸送、保管
に於けるコストの面でも課題を提起する要因は少ない。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施例を示す取付状態側面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す一部分解斜視図。
【図4】本発明の第2実施例を示す側面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す締め付け具の拡大斜
視図。
【図6】本発明の第3実施例を示す斜視図。
【図7】本発明の第4実施例を示す斜視図。
【図8】本発明の第4実施例を示す歩行状態作動図。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・摩擦材 3・・・踏み棒 4・・・踏み体 5・・・係止紐 6・・・連結穴 7・・・掛け具 8・・・伸縮部材 9・・・固定棒 10・・・締めネジ 11・・・調節環 12・・・締め付け
具 13・・・切れ込み 14・・・調節コマ 15・・・導口 16・・・スライド
穴 17・・・係止歯 18・・・固定コマ 19・・・前踏み体 19a・・後踏み体 19b・・可動踏み体 20・・・嵌合歯 21・・・切れ込み曲部 22・・・嵌合溝 23・・・係止穴 24・・・係止棒 25・・・弾性連結部材 26・・・嵌合穴 27・・・軸棒 28・・・錠止突起 29・・・底板 30・・・回動軸

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキーブーツ等の靴底面に着脱自在に取
    付る踏み体の歩行具は、一枚の柔軟且つ丈夫な基板を介
    在させるか或いは、介在させる事なく、該上面に滑り止
    め用の摩擦材を施し、下面が緩衝能力のある柔軟素材
    より成り、しかも底面の中央部付近が最大で、前後に至
    り縮小した曲面状を呈した滑り止め凹凸部付き衝撃緩和
    機構の踏み体と、この踏み体の前後部に取付られるか或
    いは、相互に連通して取付られた係止紐と、前記係止紐
    に連結された掛け具と、伸縮部材を介在させるか或い
    は、介在させる事のない連結部材で締め付け具を取付
    組合せより成り、前記踏み体を複数個の連接形成する
    み体部片より構成すると共に、その全長を可変自在と変
    形収納可能と成るよう構成される事を特徴とするスキー
    ブーツ用歩行具。
  2. 【請求項2】 上記踏み体が、前記基板を介在させる事
    なく、複数個の連続する踏み体部片の踏み棒より分割形
    成され、各々の踏み棒間に間隙調節部材を付設し構成さ
    れる事を特徴とする請求項1記載のスキーブーツ用歩行
    具。
  3. 【請求項3】 上記踏み体が、前記基板を介在させる事
    なく、前後に分割された板状の連結体から成り、その
    踏み体に切り込み曲部を設けて折りたたみ自在と成るよ
    う構成される事を特徴とする請求項1記載のスキーブー
    ツ用歩行具。
  4. 【請求項4】 上記踏み体が、前記基板を介在させる事
    なく、前後に分割された前踏み体と後踏み体と嵌合調
    節機構により組合せ可変調整が自在且つ、寸法調整自在
    と成るよう構成される事を特徴とする請求項1又は3記
    載のスキーブーツ用歩行具。
  5. 【請求項5】 上記前踏み体が、形成する部分の下部
    に、ヒンジ機構の回動軸を施し、可動踏み体軸棒を介
    して可動固定に枢設して構成される事を特徴とする請求
    項1,3又は4記載のスキーブーツ用歩行具。
  6. 【請求項6】 上記前後踏み体を形成する側部掛け
    具、締め付け具の連結部材が針金で形成され、その板状
    の踏み体の側部に複数の係止穴を設け、前記針金先端を
    選択的に係合させて取付位置移動可能にして踏み体寸
    法の微調整機構を成すように構成される事を特徴とする
    請求項1,3,4又はいずれかに記載のスキーブーツ
    用歩行具。
  7. 【請求項7】 上記踏み体の掛け具、締め付け具の連結
    部材が、紐、針金は、ワイヤーで形成される事を特徴
    とする請求項1乃至6記載のスキーブーツ用歩行具。
  8. 【請求項8】 上記踏み体の下面には、硬質素材より成
    る、滑り止めスパイクを付設し、構成される事を特徴と
    する請求項1乃至いずれかに記載のスキーブーツ用歩
    行具。
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