JP3217137U - 模擬銃 - Google Patents

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Abstract

【課題】 弾丸を発射するのみならず、安全性を確保しながらも、弾丸発射時におけるリアルな火薬の爆発音を生じさせることが可能な模擬銃を提供する。【解決手段】 圧縮エアにより回転式弾倉6内の弾丸を発射する回転式拳銃の模擬銃1であって、回転式弾倉6は銃口12とは反対側の面6cにおいて、各々の弾丸装填孔6eの近傍において火薬を装填可能な火薬装填孔6gが弾丸装填孔と同数配され、ハンマー3が火薬装填孔に装填された火薬に対して衝撃を加えることが可能な火薬打叩部3bが連接されており、ハンマーが引き下げられた状態において、トリガー5を引くことにより、スプリングの圧縮が開放されて、引き下げ前の位置にスプリングに付勢されながら戻り、火薬打叩部により火薬に衝撃が加えられて、弾丸の発射とともに、火薬が爆発する。【選択図】図1

Description

本考案は、弾丸を発射するのみならず、安全性を確保しながらも、弾丸発射時におけるリアルな火薬の爆発音を生じさせることが可能な模擬銃に関する。
エアガンと称される模擬銃としては、ハンマーを引き下げることによりポンプ内にエアを導入するとともに、スプリングを圧縮し、トリガーを引くことによりスプリングの圧縮を解除して、スプリングの蓄圧を開放することによりポンプ内のエアを圧縮して圧縮エアを生成し、この圧縮エアで回転式弾倉内の弾丸を発射する回転式拳銃の模擬銃が知られている(特許文献1)。
登録実用新案第3207942号公報
この場合、模擬銃は如何に実銃の雰囲気を再現するかが、商品価値を高めるポイントの一つとなっており、模擬銃の各メーカーはその点を踏まえ、日々開発を行っている。この場合、特許文献1に開示されるような圧縮エアにより弾丸を発射する構成の模擬銃は、実銃のように火薬で弾丸を発射するものではないため、発射時における発射音、即ち、火薬の爆発音の再現はできない。
また、エアガンを始めとする模擬銃は、安全のため、業界団体等の自主規制によって、模擬銃の威力を規制している。また、同様に、火薬により模擬弾たる弾丸を発射することを規制している。
そこで本考案は、弾丸を発射するのみならず、安全性を確保しながらも、弾丸発射時におけるリアルな火薬の爆発音を生じさせることが可能な模擬銃を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本考案の模擬銃は、ハンマーを引き下げることによりポンプ内にエアを導入するとともにスプリングを圧縮し、トリガーを引くことにより、前記スプリングの圧縮を解除して前記エアを圧縮して、圧縮エアにより回転式弾倉内の弾丸を発射する回転式拳銃の模擬銃であって、前記回転式弾倉は、銃口側の面から銃口とは反対側の面に対して貫通する前記弾丸を装填可能な弾丸装填孔が前記回転式弾倉の回転軸を中心として円環状の位置関係で複数配され、かつ、前記銃口とは反対側の面において、各々の前記弾丸装填孔の近傍において前記回転式弾倉の回転軸を中心として円環状の位置関係で火薬を装填可能な火薬装填孔が前記弾丸装填孔と同数配され、前記ハンマーは前記火薬装填孔に装填された前記火薬に対して衝撃を加えることが可能な火薬打叩部が連接されており、引き下げられた状態において、前記トリガーを引くことにより、前記スプリングの圧縮が開放されて、引き下げ前の位置に当該スプリングに付勢されながら戻り、前記火薬打叩部により前記火薬に衝撃が加えられて、前記弾丸の発射とともに、前記火薬が爆発することを特徴とする。
また、本考案の前記火薬は一端側が閉塞された筒状の容器内に予め収容されており、前記火薬装填孔は、内部において、前記回転式弾倉の前記銃口とは反対側の面における開口部に対して突設された係合ピンを備え、前記容器は、当該容器の開口部を介して前記係合ピンが嵌挿されて、前記火薬装填孔に固定されることを特徴とする。
また、本考案の前記回転式弾倉は、前記模擬銃のフレームに回転自在に固定されており、前記ハンマーは前記フレームに引き下げ可能に固定されており、当該フレームには、前記火薬打叩部の打叩動作による衝撃を前記火薬装填孔に装填された火薬に伝えることが可能な衝撃媒介部が配されており、当該衝撃媒介部においては、前記フレームに対して媒介ピンが摺動自在に固定されていることを特徴とする。
また、本考案の前記火薬装填孔は前記回転式弾倉の側面に通じる排気孔を備えることを特徴とする。
また、本考案の前記火薬装填孔は、前記回転式弾倉の回転軸を中心として前記弾丸装填孔よりも外側であって、複数の当該弾丸装填孔の間に配されることを特徴とする。
本考案の模擬銃によれば、弾丸を発射するのみならず、安全性を確保しながらも、弾丸発射時におけるリアルな火薬の爆発音を生じさせることが可能であり、より魅力的な商品価値の高い模擬銃を提供可能である。
即ち、本考案によれば、トリガーを引くことにより、圧縮エアにより弾丸を飛ばすとともに、ハンマーに連接された火薬打叩部の打叩動作による衝撃により、火薬が爆発するため、実銃のようなリアルな爆発音を再現可能であるとともに、火薬はリアルな弾丸発射音を再現するのみに使用され、弾丸の発射はあくまで圧縮エアで行われることから、火薬が弾丸の発射に影響を与えるものではない。そのため、威力が高まるものではなく、安全に弾丸の発射及び実銃のような発射音の再現が可能であり、より魅力的な商品価値の高い模擬銃を提供可能である。
本考案の模擬銃について回転式弾倉を模擬銃のフレームの外部に位置させた状態の後方斜視図である。 図1の状態から回転式弾倉をフレーム内に収めた状態の左側面図であり、(a)はハンマーを引き下げた状態であり、(b)はハンマーを戻した状態である。 図1の状態から回転式弾倉をフレーム内に収めた状態の平面図であり、(a)はハンマーを引き下げた状態であり、(b)はハンマーを戻した状態である。 図1の状態の模擬銃についてハンマーを引き下げ銃口方向から見た前方斜視図である。 本考案に用いる容器に入った火薬を示す斜視図である。 図1の火薬装填孔付近を示す断面図であり、(a)は火薬を装填する前の状態であり、(b)は火薬を装填後の状態である。 本考案の模擬銃の変形例を示す、回転式弾倉を模擬銃のフレームの外部に位置させた状態の後方斜視図である。 図5の容器に入った火薬の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案による模擬銃を実施するための形態について説明する。
本考案の模擬銃は、弾丸を発射するのみならず、安全性を確保しながらも、弾丸発射時におけるリアルな火薬の爆発音を生じさせることが可能であり、より魅力的な商品価値の高い模擬銃を提供するものである。
[模擬銃の構成]
模擬銃の概要を図1乃至図4を用いてまず説明する。図1は、本考案の模擬銃について回転式弾倉を模擬銃のフレームの外部に位置させた状態の後方斜視図である。図2は、図1の状態から回転式弾倉をフレーム内に収めた状態の左側面図であり、(a)はハンマーを引き下げた状態であり、(b)はハンマーを戻した状態である。図3は、図1の状態から回転式弾倉をフレーム内に収めた状態の平面図であり、(a)はハンマーを引き下げた状態であり、(b)はハンマーを戻した状態である。図4は、図1の状態の模擬銃についてハンマーを引き下げ銃口方向から見た前方斜視図である。尚、銃口12に相対可能な方向を正面とする。
図1乃至図4に示すように、模擬銃1は、エアガンと称されるものであり、指置部3aを用いて、ハンマー3を引き下げることにより、模擬銃1のグリップ18内のポンプ(図示せず)の中にエアを導入するとともに、スプリング(図示せず)を圧縮し、トリガー5を引くことにより、スプリングの圧縮を解除して、スプリングの蓄圧を開放することにより、ポンプ内のエアを圧縮して圧縮エアを生成し、この圧縮エアで球状かつ樹脂等によって構成された模擬弾(図示せず)たる弾丸を発射するものである。
模擬銃1は、フレーム2に囲まれた開口部に収納可能な回転式弾倉6が、銃身11の延伸方向と回転の中心軸が平行になる関係で回転自在に配されている。回転式弾倉6は、回転軸となるロッド9及びロッド9とフレーム2を連結するヨーク8を介して移動可能となっている。
即ち、回転式弾倉6はロッド9及びヨーク8を介して、図2及び図3に示すようにフレーム2に収納された状態の他、図1及び図4に示すように、フレーム2の外に位置する状態との間で、銃身11の方向に対して垂直方向、即ち、模擬銃1の側面方向に移動可能である。
図1及び図4に示すように、銃身11の先端には銃口12が配され、模擬銃1から発射される模擬弾は、カートリッジ(図示せず)内に仮止めされ、そのカートリッジは、回転式弾倉6の銃口側の面6aから銃口側との反対面6cにかけて貫通する弾丸装填孔6eの内部に格納される。
図1の円形の拡大部分に示すように、回転式弾倉6の銃口12側の反対面6cの回転中心には、円盤状の空間に中心が凹んだ凹部6fが形成されており、凹部6fの周囲には、凹部6fから放射状に外側に線状に延び、凹部6fと面一の突部からなるラチェット6dが弾丸装填孔6eの数に応じて設けられている。
図4の円形の拡大部分に示すように、回転式弾倉6がフレーム2内に収納された場合に、回転式弾倉6の銃口12側との反対面6cと対向する部分に、円盤状の突部から構成されるボルト17が配されている。
ボルト17は、その側方に設けられた、即ち、フレーム2の側面に設けられたラッチ7と、フレーム2の内部において連結固定されており(連結構造は図示せず)、ともに銃身11の方向に沿ってスライド可能に構成されている。
即ち、ボルト17及びラッチ7はともに、銃口12側へ前進又は銃口12とは反対側に後退可能に構成されており、互いに連結固定されたボルト17とラッチ7は、フレーム2の内部において常時、銃口11方向にバネ(図示せず)により付勢されている。
ボルト17は、回転式弾倉6がフレーム2に収納された場合、回転式弾倉6の凹部6fに嵌挿されて、回転式弾倉6fを回転可能に軸支して固定するものであり、凹部6fとボルト17は、回転式弾倉6が本体2の内部に収納された状態で対向するように(嵌挿されるように)互いに配されている。
ラッチ7は、図1及び図4に示すように、ローマ文字の大文字の「T」の字を90°左に回転した如き形状をなし、「T」の字の末端部に相当する位置に指掛け部7bを配して(図4)、模擬銃1の使用者が指掛け部7bに指を掛けて、銃口12と反対方向にラッチ7をスライドすることにより、ラッチ7自体及びラッチ7に連結固定されたボルト17を銃口12と反対方向にスライド可能に構成されている。
また、ラッチ7は、「T」の傘に当たる部分に凹状に凹んだ抵触部7aが表面に設けられている(図4)。回転式弾倉6がフレーム2の外部に位置する状態から、本体2の内部に収納される状態に移行するにあたり、回転式弾倉6のラチェット6dがラッチ7の抵触部7aに抵触して、その抵触により、ラッチ7及び連結固定されるボルト17が銃口と反対方向に自動でスライドする構成となっている。
ボルト17の上方には、回転式弾倉6の銃口側との反対面6cの弾丸装填孔6eに対抗し得る位置にエア噴出口15が配されている。このエア噴出口15から、圧縮エアが噴出して、弾丸装填孔6e内のカートリッジに仮止めされた模擬弾がカートリッジから飛び出し、銃身11を通過し、銃口12から発射される。
図4の拡大部に示すように、ボルト17の側方のやや下方には、送り爪16が配されている。さらにその送り爪16の下方にも、もう一つの送り爪16が配されている。この2つの送り爪16は、トリガー5に連動して、トリガー5を引くと、銃口12方向に一時前進しつつ、上方に移動可能し、その後、当初の位置に戻るように構成されている。
回転式弾倉6がフレーム2の内部に収納された状態で、トリガー5が引かれることにより、2つの送り爪16が銃口12方向に一時前進しつつ、上方に移動することによって、2つの送り爪16が回転式弾倉6の回転中心を軸支するボルト17の周囲に位置することから、2つの送り爪16が回転式弾倉6の隣り合うラチェット6d各々に引っかかり、回転式弾倉6を回転させて、回転式弾倉6の次の弾丸装填孔6eが、エア噴出口15の正面に位置するまで回転されることとなる。
また、トリガー5とハンマー3とは、フレーム2の内部で連結されており(連結構造は図示せず)、ハンマー3が引き下げられることにより、トリガー5も途中まで引かれた状態となり、回転式弾倉6が回転し、回転式弾倉6の次の弾丸装填孔6eが、エア噴出口15の正面に位置するまで回転し、その状態でさらにトリガー5を使用者が引くと、ハンマー3によって圧縮されたスプリング(図示せず)の蓄圧が解除されて、模擬弾が発射される。また、その後、ハンマー3はスプリングの解放により、スプリングが基の形状に戻るのに連動して当初の位置に勢いよく復帰する。
尚、ハンマー3が引かれていない状態で、トリガー5のみを引くと、回転式弾倉6が次の弾丸装填孔6eがエア噴出口15の正面に位置するまで回転し、トリガー5は図示しないバネの付勢力により、自ずと最初の位置に復帰する。
[爆発音再現機構の構成]
本考案の模擬銃1は、上述の構成の他に、弾丸発射とともに、リアルな爆発音を再現可能な機構を備えるものであり、火薬装填孔6g、火薬打叩部3b及び衝撃媒介部22をさらに備える。その点について、図1乃至図4を用いて、以下に詳述する。
また、回転式弾倉6の銃口とは反対側の面6cには、火薬装填孔6gが設けられている。火薬装填孔6gは、各々の弾丸装填孔6eの近傍において回転式弾倉6の回転軸を中心として円環状の位置関係で配されており、具体的には、回転式弾倉6の回転軸を中心として弾丸装填孔6eよりも外側であって、複数の弾丸装填孔6gの間に弾丸装填孔6gと同数配されている。
火薬装填孔6gは、銃口とは反対側の面6cから銃口側の面6a方向に対して凹となって、内部に火薬を装填可能となっている。この火薬に衝撃が与えられることにより、爆発し、リアルな弾丸発射音が再現可能となる。
また、火薬装填孔6gに装填された火薬に衝撃を与えるため、図2及び図3に示すように、ハンマー3には、火薬打叩部3bが連接されている。火薬打叩部3bは、ハンマー3から模擬銃の側面方向(左側面方向)に延伸するプレートにより構成されている。
回転式弾倉6は、模擬銃1のフレーム2に回転自在に固定されており、ハンマー3はフレーム2に引き下げ可能に固定されているが、図2に示すように、左側面のフレーム2には、回転式弾倉6がフレーム2内部収納された状態において、ハンマー3と回転式弾倉6の銃口とは反対側の面6cの上部を結ぶ位置に、火薬打叩部3bの打叩動作による衝撃を火薬装填孔6gに装填された火薬に伝えることが可能な衝撃媒介部22が配されている。
図2乃至図4に示すように、衝撃媒介部22は、フレーム2に対して媒介ピン22aを摺動自在に固定して構成されており、媒介ピン22aの銃口と反対側の末端部22a2がハンマー3に連接された火薬打叩部3bにより勢いよく打叩されると、媒介ピン22aが銃口12方向に対して勢いよく銃口12の方向に摺動する。即ち、図2(a)及び図3(a)の状態から図2(b)及び図3(b)の状態となる。
そのため、媒介ピン22aは、末端部22a2が火薬打叩部3bにより勢いよく打叩されると、先端部22a1が発射される弾丸が装填された弾丸装填部6eの右隣に位置する火薬装填孔6gに装填された火薬を打叩して、火薬打叩部3bからの衝撃を火薬に伝えて、火薬を爆発させることが可能である。
即ち、ハンマー3が引下げられた状態でトリガー5を引くことによって、ハンマー3の引き下げにより圧縮されているスプリングの圧縮が解放され、スプリングが基の形状に戻るのに連動してハンマー3が当初の位置に勢いよく復帰する。このハンマー3が勢いよく復帰する動作により、火薬打叩部3bにより、衝撃媒介部22を介して、火薬装填孔6gに装填された火薬を打叩して、ハンマー3からの衝撃を火薬に伝えて爆発させてリアルな発射音を再現するものである。


尚、媒介ピン22aは、フレーム2に対して摺動可能に固定されているとともに、フレーム2から脱落しないように固定されており、かつ、図示しないスプリングにより常時、銃口12とは反対側に付勢されており、火薬打叩部3bによる打叩があった場合のみ銃口2方向に進出する。
尚、衝撃媒介部22を設けることなく、火薬打叩部3bの形状を変更することにより、火薬打叩部3bによって、直接、火薬装填孔6gに装填された火薬を打叩し、衝撃を与えて爆発させる構成とすることも当然可能である。
[火薬及び火薬装填孔]
火薬及び火薬装填孔について、図1に対して、図5及び図6を加えて詳述する。図5は、本考案に用いる容器に入った火薬を示す斜視図である。図6は、図1の火薬装填孔付近を示す断面図であり、(a)は火薬を装填する前の状態であり、(b)は火薬を装填後の状態である。
図5に示すように、火薬25は、一端が閉塞された円筒状の樹脂製容器の内部に収められている。また、図1及び図6に示すように、火薬装填孔6gは、凹部内に、回転式弾倉6の銃口とは反対側の面6cにおける開口部6g1に対して突設された係合ピン6g2が植設されている。
また、図1及び図6に示すように、火薬装填孔6gは、火薬25の爆発により生じる煙や衝撃を逃がすべく、凹部内と回転式弾倉6の側面6bを繋げる排気孔6g3を備えている。
尚、火薬装填孔6gの内部は、火薬25の爆発から回転式弾倉6を保護するべく、凹部の内側表面を金属部材6g4で構成している。
図6に示すように、火薬装填孔6gにおいて、植設された係合ピン6g2の先端側に対して、火薬25が収容された容器26の開口部26aを介して容器26に係合ピン6g2が嵌挿されて容器26が火薬装填孔6gに固定される。
この状態で、火薬25を収容した容器の閉塞面26bが、衝撃媒介部22の媒介ピン22aの先端部により22a1により打叩されると、その衝撃により火薬25が爆発し、リアルな発射音を再現可能となる。この場合、火薬25の爆発により生じる煙や衝撃が排気孔6g3を通じて外部へと逃がされる。
[爆発音再現機構の作用]
本考案の模擬銃1の爆発音再現機構は図2(a)及び図3(a)のように、回転式弾倉6がフレーム2内に収容された状態で、ハンマー3が引下げられた状態でトリガー5を引くことによって、ハンマー3の引き下げにより圧縮されているスプリングの圧縮が解除されて、ポンプ内のエアを圧縮して圧縮エアを生成し、この圧縮エアがエア噴出口15(図4)により噴出し、回転式弾倉6の弾丸装填孔6e内の模擬弾たる弾丸を発射する。この際、スプリングが基の形状に戻るのに連動してハンマー3が当初の位置に勢いよく復帰する。このハンマー3が勢いよく復帰する動作により、図2(b)及び図3(b)に示すように、火薬打叩部3bにより、衝撃媒介部22の媒介ピン22aを介して、火薬装填孔6gに装填された火薬を打叩して、ハンマー3からの衝撃を火薬に伝えて爆発させてリアルは発射音を再現するものである。
従って、本考案の模擬銃1によれば、弾丸を発射するのみならず、安全性を確保しながらも、弾丸発射時におけるリアルな火薬の爆発音を生じさせることが可能であり、より魅力的な商品価値の高い模擬銃を提供可能である。
即ち、本考案の模擬銃1では、トリガー5を引くことにより、圧縮エアにより弾丸を飛ばすとともに、ハンマー3に連接された火薬打叩部3bの打叩動作による衝撃により、容器26内の火薬25が爆発するため、実銃のようなリアルな爆発音を再現可能であるとともに、火薬25はリアルな弾丸発射音を再現するのみに使用され、弾丸の発射はあくまで圧縮エアで行われることから、火薬25が弾丸の発射に影響を与えるものではないことから、威力が高まるものではなく、安全に弾丸の発射及び実銃のような発射音の再現が可能であり、より魅力的な商品価値の高い模擬銃を提供可能である。
[火薬収容容器の変形例]
火薬を収容した容器の変形例を図7及び図8を用いて説明する。図7は、本考案の模擬銃の変形例を示す、回転式弾倉を模擬銃のフレームの外部に位置させた状態の後方斜視図である。図8は、図5の容器に入った火薬の変形例を示す斜視図である。
図7及び図8に示す火薬を収容した容器の変形例は、容器26同士を連結環体26bにより連結した点のみ上述の実施形態と異なることから、同様の構成については説明を省略し、符号も同様のものを使用する。
図8に示すように、火薬25が収容された容器26は、他の容器26と円環状に構成された連結環体26bにより連結されており、6つの容器26をひとまとめに取り扱える構成となっている。
図7に示すように連結環体26bの存在を考慮して、回転式弾倉6の銃口とは反対側の面6cの外縁部には、連結環体26bが抵触しないように、連結環体26bと相補的な形状の環状溝部6hが形成されており、この環状溝部6hに連結環体26bが接触することにより、複数(6つ)の火薬25入り容器26をひとまとめに火薬装填孔6gに装填することが可能となり、また同様に、取外しも連結環体26bを用いてひとまとめに楽に行うことが可能である。尚、本変形例においても、上述した本考案の実施の形態において生じた効果をも奏することは当然である。
この考案は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本考案を制限するものではないことは言うまでもない。
そのため、本考案の模擬銃1は、上述したように回転式弾倉6を備える回転式拳銃の模擬銃に適用されるものであり、上述のようなシングルアクションの回転式拳銃のみならず、トリガーを引くだけで弾丸の発射が可能なダブルアクションの回転式拳銃にも適用可能である。また、上述のような弾倉振出式(スイングアウト)の他に、中折れ式(トップブレイク)、固定式(ソリッドフレーム)の回転式拳銃にも適用可能である。
1 模擬銃
2 フレーム
3 ハンマー
3a 指置部
3b 火薬打叩部
5 トリガー
6 回転式弾倉
6a 銃口側の面
6b 側面
6c 銃口とは反対側の面
6d ラチェット
6e 弾丸装填孔
6f 凹部
6g 火薬装填孔
6g1 開口部
6g2 係合ピン
6g3 排気孔
6g4 金属部材
6h 環状溝部
7 ラッチ
7a 抵触部
7b 指掛け部
8 ヨーク
9 ロッド
11 銃身
12 銃口
15 エア噴出口
16 送り爪
17 ボルト(突部)
18 グリップ
22 衝撃媒介部
22a 媒介ピン
22a1 先端部
22a2 末端部
25 火薬
26 容器
26a 開口部
26b 閉塞面
26b 連結環体

Claims (5)

  1. ハンマーを引き下げることによりポンプ内にエアを導入するとともにスプリングを圧縮し、トリガーを引くことにより、前記スプリングの圧縮を解除して前記エアを圧縮して、圧縮エアにより回転式弾倉内の弾丸を発射する回転式拳銃の模擬銃であって、
    前記回転式弾倉は、銃口側の面から銃口とは反対側の面に対して貫通する前記弾丸を装填可能な弾丸装填孔が前記回転式弾倉の回転軸を中心として円環状の位置関係で複数配され、
    かつ、前記銃口とは反対側の面において、各々の前記弾丸装填孔の近傍において前記回転式弾倉の回転軸を中心として円環状の位置関係で火薬を装填可能な火薬装填孔が前記弾丸装填孔と同数配され、
    前記ハンマーは前記火薬装填孔に装填された前記火薬に対して衝撃を加えることが可能な火薬打叩部が連接されており、
    引き下げられた状態において、前記トリガーを引くことにより、前記スプリングの圧縮が開放されて、引き下げ前の位置に当該スプリングに付勢されながら戻り、前記火薬打叩部により前記火薬に衝撃が加えられて、
    前記弾丸の発射とともに、前記火薬が爆発することを特徴とする模擬銃。
  2. 前記火薬は一端側が閉塞された筒状の容器内に予め収容されており、
    前記火薬装填孔は、内部において、前記回転式弾倉の前記銃口とは反対側の面における開口部に対して突設された係合ピンを備え、
    前記容器は、当該容器の開口部を介して前記係合ピンが嵌挿されて、前記火薬装填孔に固定されることを特徴とする請求項1に記載の模擬銃。
  3. 前記回転式弾倉は、前記模擬銃のフレームに回転自在に固定されており、
    前記ハンマーは前記フレームに引き下げ可能に固定されており、
    当該フレームには、前記火薬打叩部の打叩動作による衝撃を前記火薬装填孔に装填された火薬に伝えることが可能な衝撃媒介部が配されており、
    当該衝撃媒介部においては、前記フレームに対して媒介ピンが摺動自在に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の模擬銃。
  4. 前記火薬装填孔は前記回転式弾倉の側面に通じる排気孔を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の模擬銃。
  5. 前記火薬装填孔は、前記回転式弾倉の回転軸を中心として前記弾丸装填孔よりも外側であって、複数の当該弾丸装填孔の間に配されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、いずれか1に記載の模擬銃。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7093598B1 (ja) * 2022-03-09 2022-06-30 株式会社タナカ リボルバー式玩具銃

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