JP3216761U - 立体折物用皮革生地 - Google Patents

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【課題】予め折線が付された皮革生地の折り曲げにより、例えば折鶴等の皮革立体折物を容易に制作することができ、且つ繊細で体裁の良い折り目を維持できる立体折物用皮革生地を提供する。【解決手段】皮革生地1の表面側に立体折物形状となるよう折り曲げるための折線Lに沿ってハーフカット状の切込線Hを刻設し、該切込線Hを山折りすることで、皮革立体折物を形成する。皮革立体折物の形成後において皮革生地1の切込線H以外の部位で裏面側に折り曲げた生地部分は予め切除し、また皮革生地1の折り返した部分の最外部の切込線をフルカット状の切断部に予め形成する。また、皮革生地1は水を湿らせておくこともできる。【選択図】図1

Description

この考案は、シート状の皮革生地を、所定位置に設けられる折線に沿って折り曲げることにより、例えば折鶴様等の様々な皮革製の立体折物を制作することができる立体折物用皮革生地に関する。
一般に、折鶴は、正方形の千代紙などで創る紙細工とされている。その折鶴の形態を皮革生地で表現すべく数多く制作を試みたものの、その大半がこれまでの折り紙式工程を意識し過ぎていたためか、いずれも折鶴様としての確たる表現がなされていなかった。また、皮革生地自体が厚みを有しているので、所定位置に設けられる折線に沿って折り曲げると元に広がってしまい、折鶴様としての形状を留めることができないものとなってしまう。また、折鶴に限らず、紙を素材として折り曲げることで造形される様々な立体折物を皮革を素材として同様に造形するには折り曲げ状態を維持できず、その工作は極めて困難である。
そこで、従来においては、例えば、特許文献1に開示されているように、鮮鋭な折り目を維持することのできる皮革生地の折曲方法及び該方法を用いた皮製品が提案されている。すなわち、この特許文献1による折曲方法は、シート状皮革地の裏面の折り曲げるべき所望の位置に、彫刻刀やカッタナイフ等の刃物を用いて切込溝を刻設した後に、この切込溝の補強や全体の装飾のために、切込溝を刻設した面の全面に薄い布地による裏生地を重ね合わせて接着し、切込溝を谷折線として折り曲げた後に、縫製を行うことにより皮革地の例えば手提げ袋を製造するものである。
特開2005−304688号公報
しかしながら、上記した特許文献1による場合では、シート状皮革地の裏面の切込溝の補強や全体の装飾のために、裏生地を重ね合わせて接着するいわゆる裏打ちを行なわなければならず補強作業が非常に面倒である。また、切込溝を谷折した際に、切込溝を刻設した裏面の反対側の皮革表面に無理な伸長力が発生するため切込溝近傍の生地自体が傷んでしまう虞がある。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は、予め折線が付された皮革生地の折り曲げにより、例えば折鶴様等の皮革製の立体折物を容易に制作することができ、且つ繊細で体裁の良い折り目を維持することができる立体折物用皮革生地を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案に係る立体折物用皮革生地にあっては、後述する考案を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、
皮革立体折物Pの形状となるよう山折り状に折り曲げられる皮革生地1の表面側の折線L(L1〜L8)に沿ってハーフカット状の切込線H(H1〜H8)を刻設してなることを特徴とする。
左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4・胴部5からなる折鶴様の皮革立体折物Pの展開図を構成した正方形の皮革生地1において、皮革表面側の折線L(L1〜L8)に沿ってハーフカット状の前記切込線H(H1〜H8)を刻設し、該切込線H(H1〜H8)の山折り状の折り曲げにより折鶴様の皮革立体折物Pが形成されるものとすることができる。
皮革立体折物Pの形成後に前記正方形の皮革生地1のうち前記左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4に相当する部分の皮革生地1の裏面側に折り曲げられた生地部分は予め切除する破棄部分Sとしてなるものとすることができる。
皮革立体折物Pの形成後に前記胴部5の最下部側にて折り返された部分の表側に存する切込線H5をフルカット状の切断部Kに形成してなるものとすることができる。
皮革生地1は、水を湿らせることができるものとすることができる。
以上のように構成されたこの考案に係る立体折物用皮革生地にあって、皮革生地1の表面側の折線L(L1〜L8)に沿って刻設されたハーフカット状の切込線H(H1〜H8)は、表面側より山折りした際の折り曲げ状態を維持させる。
皮革生地1の前記切込線H(H1、H2、H3、H5、H6)以外の部位で裏面側に折り曲げられる生地部分を予め切除した破棄部分Sは、皮革立体折物Pの形成後における皮革生地1の余分な重なりを生じさせず、皮革立体折物Pとしての体裁を良好にさせる。
切込線H(H1〜H8)同士が重なる部分の最外部の切込線H(H1〜H8)のフルカット状の切断部Kは、皮革立体折物Pの形成後における折り返された最外部の皮革生地1の拡がりを許容させる。
左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4・胴部5からなる折鶴様の皮革立体折物Pの展開図を構成した正方形の皮革生地1における表面側の折線L(L1〜L8)に沿って刻設したハーフカット状の切込線H(H1〜H8)は、表面側より切込線H(H1〜H8)を山折りした際の折り曲げ状態を維持させる。
破棄部分Sは、これを予め切除することで、皮革立体折物Pの形成後における左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4に相当する部分の折り曲げによる余分な生地の重なりを防止させる。
皮革立体折物Pの胴部5の最下部側にて折り返された部分の表側に存する切込線H5のフルカット状の切断部Kは、胴部5の下端最外部における拡がりを許容させる。
水を湿らせることができる皮革生地1は、水を湿らせることで、折線L(L1〜L8)によって折り曲げて所定の形態として形作るとき、また制作後の形態の保形性を維持させる。
この考案は以上説明したように構成されているため、予め折線L(L1〜L8)が付された皮革生地1の折り曲げにより、例えば折鶴様等の皮革立体折物Pを容易に制作することができ、且つ繊細で体裁の良い折り目を維持することができる。
すなわち、これはこの考案が、皮革立体折物Pの形状となるよう山折り状に折り曲げられる皮革生地1の表面側の折線L(L1〜L8)に沿ってハーフカット状の切込線H(H1〜H8)を刻設してなるので、折線L(L1〜L8)を折り込んでも直ぐには元のフラットな折り返し前の状態に戻らないため、折り曲げ作業をスムーズに行うことができ、これにより種々の形状による皮革立体折物Pを容易に形成することができる。
左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4・胴部5からなる折鶴様の皮革立体折物Pの展開図を構成した正方形の皮革生地1において、皮革表面側の折線L(L1〜L8)に沿ってハーフカット状の前記切込線H(H1〜H8)を刻設し、該切込線H(H1〜H8)の山折り状の折り曲げにより折鶴様の皮革立体折物Pが形成されるものとするので、表面側より折線L(L1〜L8)を山折りした際の折り曲げ状態を維持させ、折鶴様の皮革立体折物Pを容易に形成することができる。
皮革立体折物Pの形成後に前記正方形の皮革生地1のうち前記左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4に相当する部分の皮革生地1の裏面側に折り曲げられた生地部分は予め切除する破棄部分Sとしてなるので、破棄部分Sの切除により、皮革立体折物Pの形成時における左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4として折り曲げ形成する部分の折り曲げ作業をスムーズに行うことができ、しかも皮革生地1の余分な重なりによって体裁が悪くなるのを未然に防止することができる。
皮革立体折物Pの形成後に前記胴部5の最下部側にて折り返された部分の表側に存する切込線H5をフルカット状の切断部Kに形成してなるので、折鶴様の皮革立体折物Pの形成後において前記胴部5の最下部側で折り返された皮革生地1の下端最外部における拡がりを許容させ、これにより胴部5の下端最外部の折り曲げ形状を維持することができる。
また、皮革生地1に水を湿らせることができるようにしてあり、水を湿らせることで、皮革生地1を折線L(L1〜L8)に沿って山折りして、所定形態の立体状の皮革立体折物Pを制作するに際し、皮革自体に対する折り曲げ作業を容易にするばかりでなく、製作後の形態を長期にわたり維持することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態を示す皮革立体折物を形成するための折線に沿って形成される切込線の要部を示すもので、(a)は切込線を形成する前の折線を示す要部斜視図、(b)は切込線を形成した状態の要部斜視図、(c)は切込線を山折りした状態の要部斜視図である。 折線に切込線を形成した皮革生地の展開表面図である。 破棄部分を切除することで折物用生地本体とした皮革生地の展開表面図である。 同じく破棄部分を切除した折物用生地本体の展開裏面図である。 図5中(a)〜(f)は、折鶴様となる皮革立体折物の折り曲げ手順を示す説明図である。 図6中(g)〜(l)は、折鶴様となる皮革立体折物の折り曲げ手順を示す説明図である。 折鶴様の皮革立体折物の完成状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、例えば、なめし処理と、必要に応じて染色処理等を施した厚さが例えば約0.5〜1mmのシート状の皮革生地であり、種々の形状による皮革立体折物Pを形成するために、図1(a)に示すように、生地表面側において折線Lが設けられている。図1(b)に示すように、折線Lに沿って例えば深さが、皮革生地1の肉厚に比し約1/2程度の例えば約0.2〜0.5mm程度のハーフカット状の切込線Hを刻設する。図1(c)に示すように、切込線Hを山折りすることで例えば後述する折鶴様の皮革立体折物Pが形成される。
なお、この皮革生地1は、水を湿らせることができるようにしてあり、水中に浸漬したり、水を被せたりして含水させることで、折り曲げ等の作業を容易に行えるようにしている。
切込線Hの形成は、例えば、彫刻刀やカッタナイフ等の刃物を用いても良い。あるいはレーザーカッター方式により、皮革生地1の表面側の折線Lに沿って所定深さとなるようにレーザーの励起電圧を保持し、速度変動制御しながら移動して切開することにより、表面側にハーフカット状の切込線Hを形成することでも良い。
本実施形態では皮革立体折物Pとして、以下に例えば折鶴様の工作物とする場合について説明する。なお、折鶴様以外に縫製や接着を必要としない例えばウサギ・かめ・蝶・花等の立体形状を有する折物造形物や被服、帽子、手袋、鞄等の立体形状を有する折物マスコット等にも応用することもできる。また、上記皮革生地1は天然皮革あるいは合成皮革を問わない。
図2には、折鶴様の皮革立体折物P(図7参照)を形成するための正方形の皮革生地1を表面側から視た展開平面図が示されており、折鶴様に形成される皮革立体折物Pの胴部5に対応する皮革生地1の中央矩形部分と、該中央矩形部分から四方向の正方形頂角部へ向けて延びた左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4に対応する皮革生地1の剣先状部分とが区画配置されてなる。なお、図において、表面側、裏面側それぞれをドット模様の粗密の相違で図示してあるも、これは表裏を理解し易くするためで、模様等として表示されているものではない。
左右翼部2a,2bに対応する剣先状部分の中央には正方形の皮革生地1における一方の対角線となる第1折線L1(図中では水平な折線L1により上下線対称)が設けられ、首頭部3から尾部4にかけて対応する剣先状部分の中央には正方形の他方の対角線となる第2折線L2(図中では垂直な折線L1により左右線対称)が設けられている。
縦横十文字状に交叉する第1折線L1と第2折線L2との間の角度45°間隔毎にX状に交差する第3折線L3が配置されている。また、第3折線L3からは左右翼部2a,2b側に向けて斜め外方向に延びる第8折線L8と、首頭部3・尾部4に向けて斜め外方向に延びる第4折線L4が配置されている。
第3折線L3の外方端部は3方向に分岐し、1つ目は左右翼部2a,2bと胴部5との間をつなぐ第7折線L7となり、2つ目は首頭部3・尾部4と胴部5との間をつなぐ第6折線L6となり、3つ目は、前記第1折線L1と平行であって、首頭部3・尾部4の前記第4折線L4につながる第5折線L5となっている。これら折線L3、L4、L5、L6、L7、L8は、第1折線L1および第2折線L2に対して互いに線対称となって配置されている。
図2中の符号Sは、正方形の皮革生地1から左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4を残して切除される破棄部分(図2における白地部分)であり、破棄部分Sを予め切除しておくことで、皮革立体折物Pの形成後には、折鶴Pの左右翼部2a,2b・首頭部3・尾部4に相当する部分に重なりが生じず、1枚の生地となる。
また、後述するように、図2中の符号V1は左右翼部2a,2bをそれぞれ折り返す第1折り返し線(図中、左右対称位置における縦方向の点線で示す)であり、符号V2は首頭部3・尾部4をそれぞれ折り返す第2折り返し線(図中、上下対称位置における横方向の点線で示す)である。
また、折鶴様の皮革立体折物Pの形成後において、前記第1折線L1は、折鶴の胴部5の背中部分の中心から左右翼部2a,2bの先端にかけての中央線部分に対応する。前記第2折線L2は、折鶴の胴部5の背中部分の中心から首頭部3・尾部4の各先端にかけての中央線部分に対応する。前記第1折線L3は、折鶴の胴部5の背中部分の中心から左右翼部2a,2bおよび首頭部3・尾部4の付根にかけての斜行線部分に対応する。前記第4折線L4は、折鶴の胴部5の腹部分から首頭部3・尾部4の各先端にかけての縁線部分に対応する。前記第5折線L5は、折鶴の左右翼部2a,2bの前記第2折り返し線V2に重なる付根部分に対応する。前記第6折線L6は、折鶴の胴部5の腹部分に重なる首頭部3・尾部4の付根部分に対応する。前記第7折線L7および第8折線L8は、折鶴の胴部5の腹部分に重なる左右翼部2a,2bの付根部分にそれぞれ対応する。
図3には、正方形の皮革生地1のうち前記破棄部分Sを切除した折物用生地本体1Aの展開表面図を示すものであり、折物用生地本体1Aは全体が略十字星の形を有している。本図においては、上記第3折線L3、第4折線L4、第6折線L6、第7折線L7、第8折線L8に沿ってハーフカット状の第3切込線H3、第4切込線H4、第6切込線H6、第7切込線H7、第8切込線H8がそれぞれ刻設され、4つの対称位置に配された上記第5折線L5は、全てフルカット状の切断部Kとなっている。
図4は、正方形の皮革生地1のうち前記破棄部分Sを切除した展開裏面図を示すものであり、4つの対称位置に配されたフルカット状の切断部Kだけが視えている。
次に、以上のように構成された形態についての上記折物用生地本体1Aによる折鶴様の皮革立体折物Pの形成手順の一例について図5〜図7を参照して説明すると、先ず、折物用生地本体1A全体を素材の色が変わる程度に水で湿らせておく。水を湿らせることで折り曲げ作業を一層容易に行えるのであり、これは生地全体が折物用生地本体1A本来の濡れ状態から乾燥した際の固化する性質を利用するものである。
図5(a)に示すように、折物用生地本体1Aの表面側の第1切込線H1(図中の点線部分で示す)を矢印イ方向に山折りして折物用生地本体1Aを半分に折る。
図5(b)に示すように、左右翼部2a,2bの図中、折り方説明用としての印として表示されている「○」と「○」との部分を合わせるように、第2切込線H2を山折りして半分に折る。
図5(c)に示すように、左翼部2a部分における第1切込線H1および第2切込線H2によって折り込まれている隙間に矢印ハ方向に手指を入れ、第3切込線H3を山折りして拡げるように折る。
図5(d)に示すように、右翼部2b部分における第1切込線H1および第2切込線H2によって折り込まれている隙間も同様に手指を入れ、第3切込線H3を山折りして拡げるように折る。なお、左翼部2a部分または右翼部2b部分の何れが先に第3切込線H3を拡げるようにしても良い。
図5(e)に示すように、図中の点線で示す第1折り返し線V1を矢印ニ方向に折り返し、第6切込線H6、第7切込線H7、第8切込線H8等を介して、折り方説明用としての印として表示されている両側の「×」の部分を内側に折る。
図5(f)に示すように、片面が終わったら逆面も図5(e)と同様に折る。
図6(g)に示すように、首頭部3・尾部4部分の図中、折り方説明用としての印として表示されている「○」と「○」との部分を、切込線H4を介して、互いに内側へ矢印ホ方向に折る。
図6(h)に示すように、左右翼部2a,2b部分を図中の点線で示す第1切込線H1を中心に矢印ヘ方向に折り曲げ、図中、折り方説明用としての印として表示されている「○」同士が重なるようにする。
図6(i)に示すように、首頭部3・尾部4部分を図中の点線で示す第2折り返し線V2を介して矢印ト方向に折り返す。
図6(j)に示すように、首頭部3・尾部4部分の図中の点線で示す第2切込線H2を介して、図中、折り方説明用としての印として表示されている「○」と「○」の部分を合わせるように折り曲げる。
図6(k)に示すように、首頭部3部分の先端部を矢印チ方向へ折り返して頭部を作る。
図6(l)に示すように、左右翼部2a,2b部分を矢印リ方向へ外側に拡げ、胴部5の背中部分を上から押して丸みを付ける。
これにより、図7に示すように、折物用生地本体1Aによる折鶴様の皮革立体折物Pが完成する。このとき胴部5部分の腹部側には上記切断部Kが左右前後4箇所の対称位置に配置され、皮革立体折物Pの形成後において胴部5の最下部側で折り返された折物用生地本体1Aの拡がりを許容させる。
P…皮革立体折物
L…折線
L1〜L8…第1〜第8折線
H…切込線
H1〜H8…第1〜第8切込線
K…切断部
S…破棄部分
V1…第1折り返し線
V2…第2折り返し線
1…皮革生地
1A…折物用生地本体
2a…左翼部
2b…右翼部
3…首頭部
4…尾部
5…胴部
イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、ト、チ、リ…折り曲げ方向

Claims (5)

  1. 皮革立体折物の形状となるよう山折り状に折り曲げられる皮革生地の表面側の折線に沿ってハーフカット状の切込線を刻設してなることを特徴とする立体折物用皮革生地。
  2. 左右翼部・首頭部・尾部・胴部からなる折鶴様の皮革立体折物の展開図を構成した皮革生地において、皮革表面側の折線に沿ってハーフカット状の前記切込線を刻設し、該切込線の山折り状の折り曲げにより折鶴様の皮革立体折物が形成されるものとする請求項1記載の立体折物用皮革生地。
  3. 皮革立体折物の形成後に前記皮革生地のうち前記左右翼部・首頭部・尾部に相当する部分の皮革生地の裏面側に折り曲げられた生地部分は予め切除する破棄部分としてなる請求項2記載の立体折物用皮革生地。
  4. 皮革立体折物の形成後に前記胴部の最下部側にて折り返された部分の表側に存する切込線をフルカット状の切断部に形成してなる請求項2記載の立体折物用皮革生地。
  5. 皮革生地は、水を湿らせることができる請求項1乃至4のいずれか記載の立体折物用皮革生地。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800010077A1 (it) * 2018-11-06 2020-05-06 Lucon S R L Metodo per la lavorazione di un materiale di rivestimento, in particolare pelle o simile

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