JP3216699U - 矢板打設案内装置 - Google Patents

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嶋田 健
健 嶋田
原田 智弘
智弘 原田
新太 石塚
新太 石塚
義久 岡
義久 岡
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Abstract

【課題】導材に対する着脱が容易であって、人力で容易に移動可能な矢板打設案内装置の提供。【解決手段】矢板打設案内装置3は、導材2の上面側に形成された溝部10の幅方向に嵌め込まれる支持基体11と、支持基体11に回転可能に支持され、導材2の矢板側上縁より突出した樹脂製の案内ローラー12と、支持基体11を導材に固定する固定具とを備え、人力で容易に持ち運べ、且つ、使用時には安定して固定できるようになっている。【選択図】図1

Description

本考案は、矢板を打設する際に矢板の表面を保護しつつ案内する矢板打設案内装置に関する。
従来、港湾や河川等における構造物の構築や土砂の土留め等に鋼矢板等の矢板からなる矢板壁が広く用いられている。
この種の矢板の打設は、矢板壁の法線方向に沿って一対の導材を間隔をおいて設け、導材間に複数の矢板を建て込んだ後、導材に表裏側を案内させた状態で各矢板の頂部を杭打機等によって打撃することによって順次地盤に打設する。
一方、このような矢板は、水面側、即ち、海水や河川水等の水に晒される側が腐食し易いという問題があることから、表面に防食被覆が施されたもの(以下、被覆矢板という)も用いられている。
しかしながら、この被覆矢板は、上述したように、その表裏側を導材に案内させた状態で打設するため、打設時に表面に被覆された防食被覆が導材と接触して損傷し、被覆鋼矢板の耐久性が低下するおそれがあった。
そこで、従来では、被覆鋼矢板の表面に板状の保護カバーを取り付け、打設後にカバーを引き抜き撤去するようにした方法が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、導材に案内ローラーを取り付け、当該案内ローラーに被覆矢板の表面を案内させ、矢板表面の被覆部と導材とが直接接触しないようにしたものも知られている。
特開平01−299918号公報
しかしながら、上述の如き従来の保護カバーを用いた技術では、矢板を打設する毎に保護カバーの着脱が必要となり、工数が増え煩雑となるという問題があった。
一方、矢板を案内ローラーに案内させる技術では、矢板の打設毎に案内ローラーを移動させる必要があり、その際、打設時の打撃によって案内ローラーが移動しないように案内ローラーを導材に対し移動不能に固定する必要があることから、案内ローラーを着脱する作業に手間が掛かり、工期の長期化を招くおそれがあった。
また、鋼製の案内ローラーを使用した場合には、重量が嵩むため、人力で容易に移動させることができないという問題があった。
そこで、本考案では、上述の如き従来の問題を鑑み、導材に対する着脱が容易であって、人力で容易に移動可能な矢板打設案内装置の提供を目的とする。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の考案の特徴は、矢板の表面側に配置された導材に設置され、前記矢板の表面を案内するようにした矢板打設案内装置において、前記導材の上面側に形成された溝部の幅方向に嵌め込まれる支持基体と、該支持基体に支持され、前記導材の矢板側上縁より突出した樹脂製の案内ローラーと、前記支持基体と前記導材との間に楔状に嵌合され、前記支持基体を前記導材に固定する固定具とを備えていることにある。
請求項2に記載の考案の特徴は、請求項1の構成に加え、前記支持基体は、前記案内ローラーを支持するローラー支持部と、該ローラー支持部と着脱可能に連結される支持基体本体部とを備えていることにある。
請求項3に記載の考案の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記支持基体は、導材幅方向の長さが変更可能なことにある。
本考案に係る矢板打設案内装置は、請求項1に記載の構成を具備することによって、軽量且つコンパクトであるので、人力で持ち上げて導材の所望の位置に容易に移動させることができ、使用時には、確実に導材に固定され、矢板と導材との接触を回避し、防食被覆等を含む矢板表面の損傷を防止することができる。
また、本考案において、請求項2に記載の構成を具備することによって、状況に応じて支持基体の態様を変更することができ、また、請求項3に記載の構成を具備することによって、導材溝部の幅に合わせて全長を調節することができる。
本考案に係る矢板打設案内装置の使用態様の一例を示す斜視図である。 同上の平面図である。 図1中の矢板打設案内装置を示す正面図である。 同上の平面図である。 同上の側面図である。 矢板打設案内装置の使用状態を示す側面図である。
次に、本考案に係る矢板打設案内装置の実施態様を図1〜図6に示す実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は鋼矢板等の矢板、符号2は矢板1を案内する導材、符号3は導材2に設置された矢板打設案内装置ある。
矢板1は、例えば、細板状のウェブ部4と、ウェブ部4の両側縁より斜め方向に延出したフランジ部5,5と、フランジ部5,5の側端縁に形成された継手部6,6とを備え、断面U字状(山形状)に形成されている。
また、この矢板1は、必要に応じて、表面がウレタン樹脂やポリエチレン樹脂等の樹脂からなる防食被覆7によって被覆されている。
この矢板1は、図1、図2に示すように、互いに間隔を置いて配置された導材2,2間に建て込まれ、導材2に設置された矢板打設案内装置3に表面部を案内された状態で打設されるようになっている。
尚、隣り合う矢板1は、継手部6,6を介して互いに上下方向にスライド可能な状態で連結され、各矢板1は、上下方向の移動に関し互いにガイドされた状態になっている。
導材2は、水平方向に向けて設置されたH形鋼や溝形鋼等の鋼材によって構成され、上面側にウェブ8を底面とし、ウェブ8の幅方向両側に配置されたフランジ9,9を側壁とする導材長手方向に連続した溝部10が形成されている
そして、この導材2には、順次打設される各矢板1の位置に合わせて、矢板打設案内装置3を移動させ、溝部10に設置されるようになっている。
矢板打設案内装置3は、図3〜図5に示すように、導材2に設置される支持基体11と、支持基体11に回転可能に支持され、導材2の上縁より矢板1側に突出した樹脂製の案内ローラー12と、支持基体11と導材2との間に楔状に嵌合され、支持基体11を導材2に固定する固定具13とを備え、打設時に矢板1の表面が導材2と接触しないように案内する。
支持基体11は、案内ローラー12を支持するローラー支持部14と、ローラー支持部14と着脱可能に連結された支持基体本体部15とを備え、導材2の溝部10の幅方向に向けて嵌まり込むようになっている。
支持基体本体部15は、四方が前後左右の側板16〜19に囲まれた中空角筒状に形成され、角筒内に上下を隔てるように中板20が固定されている。
この支持基体本体部15は、支持基体11の全長Lが導材2の溝部10の幅、即ちフランジ9,9間距離よりもやや短くなるようにその全長を合わせて形成され、支持基体11が容易に溝部10に嵌まり込み、支持基体11の後端とフランジ9,9との間に楔状の固定具13を貫入させることによって導材2に固定されるようになっている。
尚、この支持基体本体部15は、全長の異なる複数種類のものを用意しておき、幅の異なる複数の導材2に対応できるようにしてもよい。
前側板16は、板厚方向に貫通した複数のボルト挿通孔が形成され、ボルト21,21…等の固定具によってローラー支持部14が固定できるようになっている。
中板20には、上面部にコ字状の取っ手22が固定され、この取っ手22によって容易に矢板打設案内装置3を持ち上げることができるようになっている。
ローラー支持部14は、互いに間隔を置いて対向した一対の側板23,23と、両側板23,23を連結する前後の連結板24,25とを備え、縦長直方体状を成している。
後側連結板25は、板厚方向に貫通した複数のボルト挿通孔が形成され、ボルト21,21…によって支持基体本体部15の前側板16に固定されるようになっている。
各側板23,23は、矩形状に形成され、その上端部に軸受け部26を備え、各軸受け部26,26に案内ローラー12の回転支持軸27の端部が支持されている。
各側板23,23は、軸受け部26が導材2の溝部10のフランジ9,9上縁より高い位置になうように形成され、案内ローラー12が導材2の上縁より矢板1側に突出するようになっている。
案内ローラー12は、軽量且つ緩衝性に優れた硬質ゴム等の樹脂によって構成され、回転支持軸27を介して軸受け部26,26に回転自在に支持されている。
固定具13は、図6に示すように、側面28が二等辺三角形や直角三角形等の三角形状に形成され、片面又は両面に傾斜面を有する楔状を成し、支持基体11の後端面と導材2のフランジ9,9との間に嵌合するようになっている。
この固定具13は、導材2の溝部10の深さより長く形成され、支持基体11の後端面と導材2のフランジ9,9との間に嵌合した際に、上端部が導材2の上縁より上側に突出した状態となっている。
この固定具13は、支持基体11の後端面と導材2のフランジ9,9との間にハンマ等によって楔状に打ち込むことによって、支持基体11の前端面が他方の導材2のフランジ9,9に押し付けられ、導材2に対し支持基体11を移動不能に固定することができる。
一方、この固定具13は、導材2の上縁より上側に突出した状態の上端部を側方よりハンマ等で打撃することによって容易に取り外すことができるようになっている。
このように構成された矢板打設案内装置3は、軽量且つ緩衝性に優れた硬質ゴムなどの樹脂製の案内ローラー12を使用することによって、矢板1が導材2と接触しないように案内でき、矢板1の表面、特に防食被覆7の損傷を防止することができる。
また、矢板打設案内装置3は、案内ローラー12が樹脂製で軽量であることに加え、この案内ローラー12を支持する支持基体11も中空でコンパクトな構造を成していることから、全体が軽量となり人力で容易に移動することができる。
さらに、この矢板打設案内装置3は、支持基体11を楔状の固定具13によって固定するので、導材2に取り付ける際には、固定具13を支持基体11と導材2との間にハンマ等によって打ち込むことによって容易且つ確実に取り付けることができ、導材2より取り外す際には、固定具13の側面等をハンマ等で叩くことによって容易に取り外すことができる。
尚、上述の実施例では、U形鋼矢板を例に説明したが、矢板1の種類は限定されず、例えば、ハット形、直線形の矢板1にも適用でき、また、鋼管矢板等にも適用できる。
また、上述の実施例では、表面を防食被覆7で被覆した矢板1を案内する場合を例に説明したが、防食被覆7を有しない矢板1の表面保護及び案内にも有用である。
さらに、上述の実施例では、支持基体本体部15を角筒状に形成した例について説明したが、支持基体本体部15又は支持基体11そのものを互いにスライド可能な複数の部材によって構成し、長さを変更できるようにしてもよい。
1 矢板
2 導材
3 矢板打設案内装置
4 ウェブ部
5 フランジ部
6 継手部
7 防食被覆
8 ウェブ
9 フランジ
10 溝部
11 支持基体
12 案内ローラー
13 固定具
14 ローラー支持部
15 支持基体本体部
16〜19 側板
20 中板
21 ボルト
22 取っ手
23 側板
24、25 連結板
26 軸受け部
27 回転支持軸
28 傾斜側面

Claims (3)

  1. 矢板の表面側に配置された導材に設置され、前記矢板の表面を案内するようにした矢板打設案内装置において、
    前記導材の上面側に形成された溝部の幅方向に嵌め込まれる支持基体と、該支持基体に支持され、前記導材の矢板側上縁より突出した樹脂製の案内ローラーと、前記支持基体と前記導材との間に楔状に嵌合され、前記支持基体を前記導材に固定する固定具とを備えていることを特徴とする矢板打設案内装置。
  2. 前記支持基体は、前記案内ローラーを支持するローラー支持部と、該ローラー支持部と着脱可能に連結される支持基体本体部とを備えている請求項1に記載の矢板打設案内装置。
  3. 前記支持基体は、導材幅方向の長さが変更可能な請求項1又は2に記載の矢板打設案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108978653A (zh) * 2018-08-10 2018-12-11 扬州工业职业技术学院 一种板桩连接装置及连接方法

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