JP3216698U - 赤外線ガス分析計 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルのセル長を短くしたときの流体抵抗の上昇を抑制する赤外線ガス分析計を提供する。【解決手段】赤外線ガス分析計は、測定用の光を発する光源2と、被測定ガスを流通させるための空間であって、前記光源から発せられる光の光路上に配置されたセル4と、セル4を透過した光を検出するための検出部6と、被測定ガスをセル4へ供給するためのガス供給流路10と、セル4から流出した被測定ガスが流れるガス排出流路12と、ガス供給流路10とガス排出流路12との間を連通させ、ガス供給流路10を流れる被測定ガスの一部を、セル4を介することなくガス排出流路12へ導くように設けられたバイパス流路16と、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、赤外線ガス分析計に関するものである。
化学工場や製鉄所から排出されるガス、ボイラーや燃焼炉の燃焼ガス、大気、自動車排ガスといったガス中の測定成分濃度を測定する装置として、非分散赤外線吸収法(NDIR)を用いた赤外線ガス分析計が知られている(特許文献1参照。)。赤外線ガス分析計は、被測定ガスを流通させるための空間であるセルに対して赤外線を照射し、セルを通過した赤外線の強度を測定することにより、セルを流れる被測定ガスの吸光度から被測定ガス中の測定成分濃度を求めるものである。
このような赤外線ガス分析計では、赤外線の光軸方向のセルの幅寸法(以下、セル長と称する)は被測定ガスが赤外線を吸収する光路長となるため、セルにおいて赤外線の吸収が飽和しないように、被測定ガス中における測定対象成分及びその濃度に応じたセル長のセルを使用する必要がある。例えば、100ppmCOを測定する場合のセル長は200mm程度であるのに対し、50vol%COを測定する場合のセル長は1mm程度にする必要がある。
特開2005−069870号公報
セル長の短いセルを形成する場合、セルに被測定ガスを流通させるための出入口となる流路の口径をセル長よりも小さくする必要があり、被測定ガスを流したときのセルの入口部分や出口部分における流体抵抗が大きくなる。セルの入口部分や出口部分における流体抵抗が大きくなると、セル内の圧力が上がってセル内のガス密度が変わり、ガス濃度測定における誤差の要因になるほか、セルの前段に設置される被測定ガス中の水分やダストを除去する前処理装置に対する吐出圧力の要求が高くなり、前処理装置のコストが高くなるという問題があった。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、セルのセル長を短くしたときの流体抵抗の上昇を抑制することを目的とするものである。
本考案に係る赤外線ガス分析計は、測定用の光を発する光源と、被測定ガスを流通させるための空間であって、前記光源から発せられる光の光路上に配置されたセルと、前記セルを透過した光を検出するための検出部と、被測定ガスを前記セルへ供給するためのガス供給流路と、前記セルから流出した被測定ガスが流れるガス排出流路と、前記ガス供給流路と前記ガス排出流路との間を連通させ、前記ガス供給流路を流れる被測定ガスの一部を、前記セルを介することなく前記ガス排出流路へ導くように設けられたバイパス流路と、を備えている。
セル長を短くするとセルの内部容量も小さくなるため、セル長の短いセルを使用する場合には、セルに供給される被測定ガスの流量は、セル長の長いセルを使用する場合よりも小さくてよい。しかしながら、ガス供給流路を通じて供給される被測定ガスの流量をセル長に応じて小さくすることは難しい。そのため、セル長の短いセルを使用した場合に、被測定ガスが過剰な流量でセルに供給されてしまい、セルの入口部分や出口部分における流体抵抗が大きくなる。これに対し、本考案では、ガス供給流路を流れる被測定ガスの一部を、バイパス流路を通じてセルを介することなくガス排出流路へ導くので、セルの入口部分や出口部分における流体抵抗の上昇を抑制することができる。
前記バイパス流路は、前記セルを形成するためのセルブロック内に設けられていることが好ましい。そうすれば、配管によってバイパス流路を別途構築する必要がない。
本考案に係る赤外線ガス分析計は、ガス供給流路を流れる被測定ガスの一部を、バイパス流路を通じてセルを介することなくガス排出流路へ導くようになっているので、セルの入口部分や出口部分における流体抵抗の上昇を抑制することができる。これにより、被測定ガスを採取するためのポンプの吐出能力(耐圧性)が小さくてすむため、安価なポンプを採用することができる。
赤外線ガス分析計の一実施例を示す概略構成図である。 セルブロックの一実施例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のX−X位置における断面図である。
以下、図面を参照しながら本考案に係る赤外線ガス分析計及びセル部について説明する。
赤外線ガス分析計は、赤外線を発する光源2と、被測定ガスを流通させるためのセル4と、セルを透過した赤外線を検出するための検出部6と、検出部6で得られた検出信号の処理を行なうための信号処理回路8と、被測定ガスをセル4へ供給するためのガス供給流路10と、セル4から流出したガスが流れるガス排出流路12と、ガス供給流路10上に設けられた調湿器14と、ガス供給流路10とガス排出流路12との間を接続するバイパス流路16と、を備えている。
被測定ガスは調湿器14によって湿度を調整された後、ガス供給流路10を通じてセル4に供給されてセル4を流れ、ガス排出流路12を通じてセル4の外部へ排出される。セル4には光源2から赤外線が照射されており、セル4を透過した赤外線の強度が検出器6によって検出される。検出器6で得られた検出信号は信号処理回路8に取り込まれ、セル4を流れる被測定ガスの吸光度が求められる。
光源2から発せられる赤外線の光軸方向におけるセル4の長さ(図において左右方向の幅寸法)、すなわちセル長は例えば1mmに設計されており、測定対象成分を高濃度に含む被測定ガスの測定に対応している。このようにセル長が小さい場合、セル4への入口部分や出口部分での流体抵抗が大きくなる。
この実施例では、ガス供給流路10を流れる被測定ガスの一部をバイパス流路16によってセル4を介させることなくガス排出流路12へ導くので、セル4への入口部分や出口部分における流体抵抗を低減することができる。
このようなバイパス流路16は、ガス供給流路10とガス排出流路12との間を連通させる配管によって実現することもできるが、セル4を形成するためのセルブロック内に設けることもできる。
図2はセル4を形成するためのセルブロック3の一実施例を示す図である。
セルブロック3には、上下の面に窓板が貼られることによって試料セル(セル)4及び参照セル5を形成する略半円形上の2つの貫通孔が形成されている。セルブロック3の内部には、ガス供給流路10をなす配管とガス排出流路12をなす配管をそれぞれ接続するための流路接続部18、20と、流路接続部18と試料セル4との間を連通させるための入口流路22、流路接続部20と試料セル4との間を連通させるための出口流路24、さらには、入口流路22と流路接続部20との間を連通させるためのバイパス流路16が設けられている。
このセルブロック3により形成される試料セル4及び参照セル5のセル長は、例えば1mmである。セル長を1mmとする場合、入口流路22の試料セル4への入口部分の内径及び出口流路24の試料セル4からの出口部分の内径はそれぞれ1mm未満である。
セル長を1mm、入口流路22の試料セル4への入口部分の内径を0.75mm、出口流路24の試料セル4からの出口部分の内径を0.75mm、被測定ガスの流量を1.5L/minとしたとき、流体の管摩擦の計算によって求められるバイパス流路16が設けられていない場合の圧力損失は4.61kPaであるのに対し、バイパス流路16を設けて試料セル4へ流入する被測定ガスを0.10L/minに低減した場合の圧力損失は0.44kPaとなる。このように、バイパス流路16を設けることによって圧力損失を1/10以下に抑えることができる。これにより、被測定ガスを採取するためのポンプの吐出能力が小さくてすみ、コストの低減を図ることができる。また、調湿器14(図1参照)に用いられる除湿用電子クーラのドレンの排出に高価なローラポンプではなく、安価なドレンポット水封方式を採用することも可能となる。
また、試料セル4内の圧力は出口流路24における圧力損失の影響を受ける。被測定ガスの流量を1.5L/minとしたとき、バイパス流路16が設けられていない場合の出口流路24での圧力損失は2.22kPaとなり、大気圧に対して約2.2%圧力が増加する。この圧力増加は試料セル4内での赤外線吸収量増加につながり、ガス濃度測定において圧力増加率と同じ約2.2%の誤差となって現れる。一方で、バイパス流路16を設けて試料セル4へ流入する被測定ガスを0.10L/minに低減した場合の出口流路24での圧力損失は0.14kPaであり、ガス濃度の測定誤差は訳0.14%となる。すなわち、バイパス流路16を設けることによって測定精度の向上を図ることができる。
2 光源
3 セルブロック
4 セル(試料セル)
5 参照セル
6 検出部
8 信号処理回路
10 ガス供給流路
12 ガス排出流路
14 調湿器
16 バイパス流路
18,20 流路接続部
22 入口流路
24 出口流路

Claims (2)

  1. 測定用の光を発する光源と、
    被測定ガスを流通させるための空間であって、前記光源から発せられる光の光路上に配置されたセルと、
    前記セルを透過した光を検出するための検出部と、
    被測定ガスを前記セルへ供給するためのガス供給流路と、
    前記セルから流出した被測定ガスが流れるガス排出流路と、
    前記ガス供給流路と前記ガス排出流路との間を連通させ、前記ガス供給流路を流れる被測定ガスの一部を、前記セルを介することなく前記ガス排出流路へ導くように設けられたバイパス流路と、を備えた赤外線ガス分析計。
  2. 前記バイパス流路は、前記セルを形成するためのセルブロック内に設けられている、請求項1に記載の赤外線ガス分析計。
JP2018001275U 2018-04-06 2018-04-06 赤外線ガス分析計 Active JP3216698U (ja)

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