JP3216597U - 溶接ワイヤ保持装置 - Google Patents

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正嗣 十倉
正嗣 十倉
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Abstract

【課題】ワイヤを接続するための溶接作業の作業性を向上させる溶接ワイヤ保持装置を提供する。【解決手段】1対の溶接ワイヤの端部同士を突き合わせて保持する溶接ワイヤ保持装置100は、所定の間隔を開けて同軸に配置され、回動可能に設けられた1対の回動軸121と、上記1対の回動軸121を一体的に回動させるように連結する連結部材122と、各回動軸121に設けられ、回動中心から偏心した位置で各溶接ワイヤを保持する保持部材(アーム部材123、クランプ部材124)とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、クレーンワイヤ等を交換するために新旧のワイヤを溶接する際などに用いられる溶接ワイヤ保持装置に関するものである。
工場建屋の天井を走行するクレーンなどのワイヤは、定期的に新しいクレーンワイヤと交換される。その際には、例えば、新しいクレーンワイヤと古いクレーンワイヤとを接続し、クレーンを駆動してクレーンワイヤを巻きあげることにより、新しいクレーンワイヤを巻きほぐすとともに古いクレーンワイヤを順次地上に降ろす作業が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
実開平4−107779号公報
上記のような新しいクレーンワイヤと古いクレーンワイヤとの接続は、例えば各ワイヤの端部を突き合わせて溶接することにより行うことが考えられる。しかしながら、ワイヤの弾性力が強い場合には、ワイヤの端部を突き合わせて固定することが容易ではない場合がある。特に、ワイヤを側方の両側から溶接するとすると、横方向から溶接作業をすることになったり、ワイヤをねじって半回転させる作業が必要になったりすることが想定され、作業性を向上させることが困難な場合があると考えられる。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ワイヤを接続するための溶接作業の作業性を向上させることを目的としている。
上記の目的を達成するために、
本考案は、
1対の溶接ワイヤの端部同士を突き合わせて保持する溶接ワイヤ保持装置であって、
所定の間隔を開けて同軸に配置され、回動可能に設けられた1対の回動軸と、
上記1対の回動軸を一体的に回動させるように連結する連結部材と、
各回動軸に設けられ、回動中心から偏心した位置で各溶接ワイヤを保持する保持部材と、
を有することを特徴とする。
これにより、突き合わせた溶接ワイヤを反転させて、溶接ワイヤにおける対向する側面の両側から溶接することが容易にできるので、ワイヤを接続するための溶接作業の作業性を向上させることができる。
本考案では、ワイヤを接続するための溶接作業の作業性を向上させることができる。
溶接ワイヤ保持装置の構成を示す平面図である。 溶接ワイヤ保持装置の構成を示す正面図である。 溶接ワイヤ保持装置の構成を示す側面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(溶接ワイヤ保持装置100の構成)
溶接ワイヤ保持装置100には、図1〜図3に示すように、1対のチャネル材110aとチャネル材110bとがH字状に配置されたフレーム部材110と、その上に配置されたベースプレート111とが設けられている。ベースプレート111の上には、各チャネル材110a・110aの中央部上方付近に、角パイプ112・112を介して、それぞれ2個ずつのベアリング113・113が設けられている。各2個のベアリング113・113には、それぞれ回動軸121・121が回動自在に支持されている。これらの回動軸121・121は、コ字形状の連結部材122によって連結され、一体的に回動し得るようになっている。
チャネル材110a・110aの一端部には、アイボルト116・116が取り付けられている。このアイボルト116・116に、例えば図3に示すようにカラビナ151およびフック152を介して連結部材122を引っかけることによって、連結部材122の回動位置を固定し得るようになっている。
各回動軸121・121には、それぞれ2つずつ、放射方向のアーム部材123・123を介してクランプ部材124・124が取り付けられて成る保持部材が設けられている。各クランプ部材124は、例えば、アーム部材123に固定的に設けられた凹状のクランプ固定部124aと、アーム部材123にピン124bを介して可動に設けられた凹状のクランプ可動部124cとを有し、上記クランプ固定部124aとクランプ可動部124cとの間に溶接ワイヤ141を挟み込んだ状態でボルト124dとナット124eとが締め付けられることにより、溶接ワイヤ141を固定的に保持し得るようになっている。
ベースプレート111上には、また、ガイド114・115により位置決めされて火受皿131が脱着可能に載置され、溶接時のスパッタ等を受けるようになっている。
(溶接ワイヤ141の溶接作業)
上記のような溶接ワイヤ保持装置100を用いた溶接作業は、以下のように行うことができる。
まず、連結部材122およびアーム部材123を図1および図3に実線で示す位置になるように回動軸121回りに回動させる。
次に、各クランプ部材124のナット124eを緩めてクランプ可動部124cを開き、クランプ固定部124a上に新旧の溶接ワイヤ141・141を端部同士が突き合わされるように位置決めした後、クランプ可動部124cを閉じてナット124eを締め付ける。これによって、人手で溶接ワイヤ141を支えたりすることなく、溶接作業が容易な位置に固定することができる。
そこで、溶接ワイヤ141・141の突き合わせ部分に、ガス切断等によって開先加工を施した後、溶接ワイヤ141・141の上方側からガス溶接等によって溶接ワイヤ141・141同士を溶接する。
次に、連結部材122を掴んで、図3に矢印Aで示す方向に、2点鎖線で示す位置まで回動させて、溶接ワイヤ141・141における上下方向に向く側面を反転させる。このとき、連結部材122とフレーム部材110のアイボルト116との間に、カラビナ151とフック152を係止する。これによって、回動軸121を回動させた場合に、溶接ワイヤ141・141のねじれや変移によって、上記回動力に抗する力が作用しても、溶接ワイヤ141・141を安定させて固定することができる。溶接ワイヤが太くねじれにくい場合など、上記回動力に抗する力が強い場合はワイヤ保持装置100全体がワイヤを中心にして回転しようとする(装置全体が逆さまにひっくり返ろうとする)力が大きいことになるが、チャネル材110aをワイヤと直角方向等に長く設定することにより、装置全体の安定性を高めることが容易にできる。
そこで、溶接ワイヤ141・141における上記溶接側と反対側を溶接することが容易、かつ、より安全にできる。その後、必要に応じて盛り上がったビードが削り取られて外径が所定の範囲に収められる。上記のようにして溶接された溶接ワイヤ141・141は、例えば、新しい方の溶接ワイヤ141を巻き取りリールから繰り出しつつ、古い方の溶接ワイヤ141を巻き取ることによって、新旧の溶接ワイヤ141・141が交換される。
上記のように、溶接ワイヤ141・141のねじれや変移による力が作用する場合などでも、溶接ワイヤ141・141を反転させて、溶接ワイヤ141・141における対向する側面の両側から溶接することが容易、かつ、より安全にできるので、ワイヤを接続するための溶接作業の作業性を向上させることができる。また、回動軸121・121の間に所定の間隔が空けられていることによって、溶接作業が妨げられにくいようにすることができる。
(その他の事項)
上記のように、各回動軸121に2つのアーム部材123およびクランプ部材124が設けられることにより、溶接ワイヤ141の先端部付近の位置および姿勢を所定に保って溶接ワイヤ141を固定することが容易にできるが、これに限らず、溶接作業が適切に行われるように溶接ワイヤ141を固定できれば、アーム部材123およびクランプ部材124は各回動軸121に1つずつ設けるだけでもよい。一方、各回動軸121に3つ以上のアーム部材123およびクランプ部材124を設けたり、より幅広のクランプ部材124を設けたりして、溶接ワイヤ141をより安定的に固定し得るようにしてもよい。
また、クランプ部材124として、例えば一般に使用されているパイプクランプ部品を流用するなどして、製造コストの低減を図り得るようにしてもよい。
また、溶接ワイヤ141を固定的に保持するためには、上記のようなクランプ部材124を用いるのに限らず、例えばリング状部材や筒状部材の側壁に雌ねじを形成し、内部に溶接ワイヤ141を挿通した後、上記雌ねじに押しボルトを螺合させて溶接ワイヤ141を固定し得るようにするなどしてもよい。
また、上記の例では、コ字形状の連結部材122は、1対の回動軸121を一体的に回動させるように連結するとともに、この連結部材122を掴んで溶接ワイヤ141・141を容易に回動、反転させ得るように構成されている例を示したが、これに限らず、溶接ワイヤ141・141を回動、反転させるためのレバー等を別途、回動軸121・121の少なくとも一方に設けるなどしてもよい。
また、回動軸121の回動位置を固定するためには、上記のようなカラビナ151やフック152を用いるのに限らず、種々の固定部材やフック部材、掛け金などを用いてもよい。また、フレーム部材110や連結部材122等に押しボルトなどを設けて、回動位置を調整可能にしたりしてもよい。
また、回動軸121の回動角度は、180°であれば溶接ワイヤ141の向きがちょうど反転することになるが、それに限らず、作業性も考慮して適切な溶接が行われる範囲であればよい。
100 溶接ワイヤ保持装置
110 フレーム部材
110a チャネル材
110b チャネル材
111 ベースプレート
112 角パイプ
113 ベアリング
114 ガイド
115 ガイド
116 アイボルト
121 回動軸
122 連結部材
123 アーム部材
124 クランプ部材
124a クランプ固定部
124b ピン
124c クランプ可動部
124d ボルト
124e ナット
131 火受皿
141 溶接ワイヤ
151 カラビナ
152 フック

Claims (4)

  1. 1対の溶接ワイヤの端部同士を突き合わせて保持する溶接ワイヤ保持装置であって、
    所定の間隔を開けて同軸に配置され、回動可能に設けられた1対の回動軸と、
    上記1対の回動軸を一体的に回動させるように連結する連結部材と、
    各回動軸に設けられ、回動中心から偏心した位置で各溶接ワイヤを保持する保持部材と、
    を有することを特徴とする溶接ワイヤ保持装置。
  2. 請求項1の溶接ワイヤ保持装置であって、
    上記保持部材は、溶接ワイヤを水平方向に保持し、
    上記回動軸を回動させることによって、溶接ワイヤにおける上下方向に向く側面を反転させ得ることを特徴とする溶接ワイヤ保持装置。
  3. 請求項1および請求項2のうち何れか1項の溶接ワイヤ保持装置であって、
    上記保持部材は、上記回動軸から放射方向に延びるアーム部材と、
    上記アーム部材の放射方向側端部に設けられたクランプ部材と、
    を有することを特徴とする溶接ワイヤ保持装置。
  4. 請求項1から請求項3のうち何れか1項の溶接ワイヤ保持装置であって、
    上記回動軸を回動可能に支持するフレーム部材に、上記連結部材の移動を規制して、上記回動軸の回動位置を固定する回動位置固定部材が設けられていることを特徴とする溶接ワイヤ保持装置。
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