JP3216587U - 扇風機のスタンドポール構造 - Google Patents

Abstract

【課題】取付けが便利で確実であるとともに、構造が簡単でコンパクト化され、体積が小さくて精巧化され、外観も美しい扇風機のスタンドポール構造を提供する。
【解決手段】扇風機のスタンドポール構造であって、スタンドポール管１と、当該スタンドポール管の下端に設けられた接続部材２とを備え、当該接続部材の下部には締付固定部材３がねじ結合され、前記接続部材の上部は、中空状を呈し前記スタンドポール管の下端内に挿し込まれ、前記接続部材の上部の側壁には、少なくとも２つの接続孔４が開設され、前記スタンドポール管の下端の側壁には、前記接続孔とそれぞれ対応する固定孔５が開設され、当該固定孔内にはねじが設けられ、当該ねじは、前記固定孔を通り抜けて前記接続孔内に固定されることにより前記接続部材の上部と前記スタンドポール管の下端とを接続していて、接続部材の上部とスタンドポール管の下端とが側面に設けられたねじを介して接続される。
【選択図】図２

Description

本考案は、扇風機に関し、特に、扇風機のスタンドポール（支柱）構造に関する。

従来の技術において、扇風機のスタンドポール構造は、スタンドポール管と、当該スタンドポール管の下端に設けられた接続部材とを備え、当該接続部材の下部には締付固定部材がねじ結合され、スタンドポール管と接続部材とを容易に固定するために、スタンドポール管の下端と接続部材の上端のそれぞれには１つの突起が形成され、２つの突起の間がねじにより固定される。このような接続構造は、その取付けが不便であり、体積も大きくて、外観が美しくない。

本考案は、従来の技術に存在する上記した不足を克服するために、構造が簡単でコンパクト化され、取付けが便利で、体積が小さくて精巧な、外観が美しい扇風機のスタンドポール構造を提供している。

本考案のその技術課題を解決する技術手段は、扇風機のスタンドポール構造であって、スタンドポール管と、当該スタンドポール管の下端に設けられた接続部材とを備え、当該接続部材の下部には締付固定部材がねじ結合され、前記接続部材の上部は、中空状を呈し前記スタンドポール管の下端内に挿し込まれ、前記接続部材の上部の側壁には、少なくとも２つの接続孔が開設され、前記スタンドポール管の下端の側壁には、前記接続孔とそれぞれ対応する固定孔が開設され、当該固定孔内にはねじが設けられ、当該ねじは、前記固定孔を通り抜けて前記接続孔内に固定されることにより前記接続部材の上部と前記スタンドポール管の下端とを接続している。

さらに、前記接続部材の側壁の外表面上であって、前記接続孔の位置する箇所には縦方向に設けられた位置決め溝が凹設され、前記スタンドポール管の側壁の内表面上であって、前記固定孔の位置する箇所には縦方向に設けられ前記位置決め溝と整合される位置決めリブが凸設されている。

さらに、前記接続部材の側壁の内表面であって、前記接続孔の位置する箇所には少なくとも１本の縦方向に設けられた補強材が凸設されている。

さらに、前記スタンドポール管の側壁の外表面上であって、前記固定孔の位置する箇所には沈み孔が凹設されている。

さらに、前記スタンドポール管の下端の側壁には、下向きに開口された上切欠きが設けられ、前記接続部材の上部の側壁には、上向きに開口され前記上切欠きと対向する下切欠きが設けられている。

本考案は、取付ける際に、接続部材の上部をスタンドポール管の下端内に挿し込ませ、接続部材における位置決め溝とスタンドポール管における位置決めリブとを整合させることによって、接続部材を順調にスタンドポール管へ挿し込ませることができ、その時、接続部材における接続孔とスタンドポール管における固定孔とがそれぞれ対応され、そして、固定孔内に対応させてねじを置いた後、ねじを接続孔へ捩じ込ませることによって、接続部材の上部とスタンドポール管の下端とを接続させ、その後に、接続部材の下部は扇風機のベース台（台座）を通り抜け、扇風機のベース台の下方の締付固定部材とねじ結合して固定される。

本考案は、次のような有益な効果を有している。即ち、（１）接続部材の上部とスタンドポール管の下端とが側面に設けられたねじを介して接続され、取付けが便利で確実であるとともに、構造が簡単でコンパクト化され、体積が小さくて精巧化され、外観が美しい。（２）位置決めリブと位置決め溝とを合わせることによって、迅速に接続孔を固定孔に対向でき、その取付けが容易で素早い。（３）補強材を設けることによって、接続部材における接続孔の箇所の強度が向上する。（４）固定孔の箇所に沈み孔を設けて、ねじの張り出しを避け、外観も美しい。（５）上切欠きと下切欠きとを対向させることで、スタンドポール管内の電線が容易に引き出せるように１つの出線口が形成され、電線の固定も実現でき、同時に、出線口は上切欠きと下切欠きにより囲まれ、取付けも簡単になった。

本考案の立体図である。 本考案の一方の角度による拡散分解図である。 本考案の他方の角度による拡散分解図である。

以下、本考案について図面と具体的な実施の形態を組み合わせてさらに詳しく説明する。

図１を参照すると、扇風機のスタンドポール構造は、スタンドポール管１と、当該スタンドポール管の下端に設けられた接続部材２とを備え、当該接続部材の下部には締付固定部材３がねじ結合され、前記接続部材２の上部は、中空状を呈し前記スタンドポール管１の下端内に挿し込まれ、前記接続部材２の上部の側壁には、少なくとも２つの接続孔４が開設され、前記スタンドポール管１の下端の側壁には、前記接続孔とそれぞれ対応する固定孔５が開設され、接続孔及び固定孔は３組となるように配置してもよく、固定がより確実になり、当該固定孔５内にはねじが設けられ、ねじがセルフタッピングスクリューであると、接続孔内にはねじ山を設ける必要がなく、ねじがセルフタッピングスクリューでなければ、接続孔内にねじと整合されるねじ山を加工すれば良い。当該ねじは、前記固定孔５を通り抜けて前記接続孔４内に固定されることにより、前記接続部材２の上部と前記スタンドポール管１の下端とを接続している。

前記接続部材２の側壁の外表面上であって、前記接続孔４の位置する箇所には縦方向に設けられた位置決め溝６が凹設され、前記スタンドポール管１の側壁の内表面上であって、前記固定孔５の位置する箇所には縦方向に設けられ前記位置決め溝と整合される位置決めリブ７が凸設されている。位置決めリブ７と位置決め溝６とを合わせることによって、迅速に接続孔４を固定孔５に対向でき、その取付けが容易で素早い。

前記接続部材２の側壁の内表面であって、前記接続孔４の位置する箇所には少なくとも１本の縦方向に設けられた補強材８が凸設されており、補強材を設けることによって、接続部材２における接続孔４の箇所の強度が向上している。

前記スタンドポール管１の側壁の外表面上であって、前記固定孔５の位置する箇所には沈み孔９が凹設されており、沈み孔はねじの張り出しを避けることができ、外観も美しい。

前記スタンドポール管１の下端の側壁には、下向きに開口した上切欠き１０が設けられ、前記接続部材２の上部の側壁には、上向きに開口し前記上切欠きと対向する下切欠き１１が設けられ、上切欠きと下切欠きとが対向することで１つの出線口１２が形成されて、スタンドポール管１内の電線が引き出しやすくなり、電線の固定も実現できるとともに、出線口１２が上切欠き１０及び下切欠き１１により囲まれ、取付けも便利である。

本考案は、取付ける際に、接続部材２の上部をスタンドポール管１の下端内に挿し込ませ、接続部材における位置決め溝６とスタンドポール管における位置決めリブ７とを整合させることによって、接続部材２を順調にスタンドポール管１へ挿し込ませることができ、その時、接続部材における接続孔４とスタンドポール管における固定孔５とがそれぞれ対応され、そして、固定孔５内に対応させてねじを置いた後、ねじを接続孔４へ捩じ込ませることによって、接続部材２の上部とスタンドポール管１の下端とを接続させ、その後に、接続部材２の下部は扇風機のベース台を通り抜けて、扇風機のベース台の下方の締付固定部材３とねじ結合して固定される。接続部材２の上部とスタンドポール管１の下端とは、側面に設けられたねじを介して接続され、取付けが便利で確実であるとともに、構造が簡単でコンパクト化され、体積が小さくて精巧化され、外観も美しい。

Claims (5)

1. スタンドポール管と、当該スタンドポール管の下端に設けられた接続部材とを備え、当該接続部材の下部に締付固定部材がねじ結合される扇風機のスタンドポール構造であって、前記接続部材の上部は、中空状を呈し前記スタンドポール管の下端内に挿し込まれ、前記接続部材の上部の側壁には、少なくとも２つの接続孔が開設され、前記スタンドポール管の下端の側壁には、前記接続孔とそれぞれ対応する固定孔が開設され、当該固定孔内にはねじが設けられ、当該ねじは、前記固定孔を通り抜けて前記接続孔内に固定されることにより前記接続部材の上部と前記スタンドポール管の下端とを接続していることを特徴とする扇風機のスタンドポール構造。
2. 前記接続部材の側壁の外表面上であって、前記接続孔の位置する箇所には縦方向に設けられた位置決め溝が凹設され、前記スタンドポール管の側壁の内表面上であって、前記固定孔の位置する箇所には縦方向に設けられ前記位置決め溝と整合される位置決めリブが凸設されていることを特徴とする請求項１に記載の扇風機のスタンドポール構造。
3. 前記接続部材の側壁の内表面であって、前記接続孔の位置する箇所には少なくとも１本の縦方向に設けられた補強材が凸設されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の扇風機のスタンドポール構造。
4. 前記スタンドポール管の側壁の外表面上であって、前記固定孔の位置する箇所には沈み孔が凹設されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の扇風機のスタンドポール構造。
5. 前記スタンドポール管の下端の側壁には、下向きに開口された上切欠きが設けられ、前記接続部材の上部の側壁には、上向きに開口され前記上切欠きと対向する下切欠きが設けられていることを特徴とする請求項１又は２に記載の扇風機のスタンドポール構造。