JP3216424U - 緊急避難用地下施設 - Google Patents

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勝次 松永
勝次 松永
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株式会社大倉防災
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【課題】施設の規模の変更に柔軟に対応でき、災害時の避難場所として使用できるだけではなく、貯水施設としても使用でき、更には簡単且つ短期間で施工でき、施工コストを抑えることができる緊急避難用地下施設を提供する。【解決手段】地下に構築する緊急避難用地下施設である。横向き状に埋設する複数のヒューム管1と、このヒューム管1に出入りするための出入口部2aを側壁に有する通路形成部材2とを備えて構築する。ヒューム管1と通路形成部材2を、出入口部2aを介して連通状に接続する。この場合、本考案は、ヒューム管1と通路形成部材2を、水平面上で直交状に配置するのが良い。またヒューム管1と通路形成部材2は、照明類の設備6を備えているのが好ましい。【選択図】 図1

Description

本考案は、緊急避難用地下施設に関し、更に詳しくは地震等の災害時に住民が、例えばペット等を伴って一時的に避難するのに好適な緊急避難用地下施設に関するものである。
従来、この種の施設としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に記載の従来技術は、緊急避難用のシェルターである。この従来例は、中空形状の第1の本体部に第2の本体部を外装し、第1、第2の本体部の間の空間部に、コンクリート材料を充填して構成したことを特徴としている。
而して、上記の従来施設は、本体部の大きさを変えることで収容人数を増やす構造であった。そのため、この従来施設の場合は、サイズを違えた本体部を各種製造する必要があったから、これによると、施設の規模の変更や、大型化に柔軟に対応できない、という問題点があった。
またこの種の地下施設は、地震等の際の避難場所として使用できるだけではなく、豪雨の際は洪水を防止できるよう貯水施設としても機能するよう構成されているのが望ましい。
しかるに、特許文献1に記載の従来施設は、地震等の際に住民が避難するためのシェルターとして機能するのに止まるものであった。
またこの種の施設は、日常的に使用されるものではないから、なるべく低コストで提供できるよう構成されているのが望ましい。
しかるに、従来施設は、住宅用としての使用も想定しているため、構造が複雑で、施工に手間暇がかかり、その分、施工費用が増加するのを避けられない、という問題点があった。
特開2017−57590号公報
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って、本考案の解決しようとする技術的課題は、施設の規模の変更に柔軟に対応でき、災害時の避難場所として使用できるだけではなく、貯水施設としても使用でき、更には簡単且つ短期間で施工でき、施工コストを抑えることができるよう構成した緊急避難用地下施設を提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本考案は、図1等に示されるように、地下に構築される緊急避難用地下施設であって、横向き状に埋設される複数のヒューム管1と、このヒューム管1に出入りするための出入口部2aを側壁に有する通路形成部材2とを備えて構築され、上記のヒューム管1と通路形成部材2が、上記の出入口部2aを介して連通状に接続されていることを特徴とする(請求項1)。
この場合、本考案は、図2に示されるように、ヒューム管1と通路形成部材2が、水平面上で直交状に配置されているのが好ましい(請求項2)。
なぜなら、これによると、ヒューム管1と通路形成部材2を、縦横に並べて効率良く設置でき、規模の変更、大型化により一層柔軟に対応できるからである。
また本考案は、ヒューム管1と通路形成部材2が、照明類の設備6を備えて形成されているのが好ましい(請求項3)。
なぜなら、これによると、避難を安全にでき、避難時の住居環境が良好になるからである。ここで、設備6には、照明器具や照明用の配線、照明器具の吊下げ用器具、照明器具等を取り付けるためのアンカーボルトのほか、空調、ガス、上下水道の配管等も含まれる。
本考案の緊急避難用地下施設は、このように通路形成部材から各ヒューム管に出入りする構造のため、ヒューム管の個数を増やし、各ヒューム管と通路形成部材とを連通することで、簡単に収容人数を増加することができる。
従って、これによれば、規模の変更を簡単、容易にでき、避難者が増える場合でも、柔軟に対応できる。
また本考案の場合は、地震等の際の避難場所として使用できるだけではなく、洪水のおそれがあるときは貯水施設としても使用できる。
更に本考案の施設は、ヒューム管を使用して構築する構造である。
従って、これによれば、施工を簡単化、迅速化でき、施工コストを低廉化できる、という実用上優れた効果を奏する。
本考案の緊急避難用地下施設の好適な一実施形態を示す要部斜視図である。 同上施設の要部平面図である。 図2のIII―III線における要部断面図である。 図2のIV―IV線における要部断面図である。 ヒューム管の要部斜視図である。 図5のVI―VI線における要部断面図である。 通路形成部材の斜視図である。 通路形成部材の側面図である。
以下、本考案の好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本考案は、図1等に示されるように、地下に構築される緊急避難用地下施設である。
本考案は、横向き状に埋設される複数のヒューム管1と、このヒューム管1に出入りするための出入口部2aを側壁に有する通路形成部材2とを備えて構築されている。ヒューム管1と通路形成部材2は、出入口部2aを介して連通状に接続されている。
上記のヒューム管1は、管そのものが構造体として成立する剛性管であり、外圧に対する強度が高いのが特徴である。ヒューム管1は、図3等に示されるように、打設したコンクリ―ト3の上に、横向き状に配置されている。
またヒューム管1は、図2に示されるように、この実施形態では通路形成部材2を介して直列状に複数接続されると共に、並列されている。そして、ヒューム管1と通路形成部材2は、水平面上で直交するよう配置されている。
従って、これによれば、狭い面積でも効率良く施設を大規模化でき、収容人数を増やすことができる。またヒューム管1の個数を増減することで、設置箇所の面積等の諸条件に合わせ、柔軟に対応できる。
なお、ヒューム管1の接続は、ヒューム管1の管端と通路形成部材2との接触箇所に、例えばシール材を塗布することで行われる。ヒューム管1は、内部の下側にパネル状の床材1a(図6参照)が設けられている。
また上記の通路形成部材2は、図7に示されるように、この実施形態では角溝状の単位体2bが、直列状に複数接続されることで形成されている。単位体2bは、コンクリートで形成され、側端部2b1がクランク形に凹まれている。そして、隣り合う単位体2bの側端部2b1同士が合わされ、接触部がシールされることで出入口部2aが、縦長の方形の開口に形成されている。
またヒューム管1と通路形成部材2は、図3等に示されるように、この実施形態では土4で覆われ、上面が整地されている。これにより、本考案の施設は、上面を、例えば駐車場やグラウンド、或いは農地等として利用できるものである。
なお、図3等に示されるように、通路形成部材2の端部には、階段5が設けられている。通路形成部材2は、この階段5を介して地上と行き来できるよう構築されている。この場合、本考案は、貯水施設としての機能を確実に発揮できるよう、階段5の入り口に、扉等の開閉部材が水密状に設けられているのが良い。
またヒューム管1と通路形成部材2は、照明類の設備6を備えて形成されている。この設備6としては、具体的には、例えば照明器具、照明用の配線、照明器具の吊下げ用器具、照明器具等を取り付けるためのアンカーボルトなどがある。なお、この設備6には、その他、例えば空調、ガス、上下水道の配管等も含まれる。
次に、本考案の使用例を説明する。
避難者7(図4参照)は、地震等の緊急時に、例えばペット等を伴って階段5を降りて通路形成部材2内に入る。そして、通路形成部材2を歩き、左右の各出入口部2aから任意のヒューム管1内に入って避難する。
この場合、本施設は、ヒューム管1を複数備えている。従って、これによれば、一家族ごと、一つのヒューム管1に避難することができる。
なお、本考案の施設は、豪雨の際の調整池としての機能も有している。即ち、豪雨の際に河川等から溢れ、地面を伝わって流れる水は、階段5から通路形成部材2、出入口部2aを介して各ヒューム管1に流れ込み、一時的に溜められる。従って、これによれば、河川の氾濫を抑えることができ、下流域の水害を防止できる。
1 ヒューム管
2 通路形成部材
2a 出入口部
6 照明類の設備

Claims (3)

  1. 地下に構築される緊急避難用地下施設であって、横向き状に埋設される複数のヒューム管と、このヒューム管に出入りするための出入口部を側壁に有する通路形成部材とを備えて構築され、上記のヒューム管と通路形成部材が、上記の出入口部を介して連通状に接続されていることを特徴とする緊急避難用地下施設。
  2. 請求項1記載の緊急避難用地下施設であって、ヒューム管と通路形成部材が、水平面上で直交状に配置されていることを特徴とする緊急避難用地下施設。
  3. 請求項1又は2記載の緊急避難用地下施設であって、ヒューム管と通路形成部材が、照明類の設備を備えて形成されていることを特徴とする緊急避難用地下施設。
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