JP3216307U - 剪断刃 - Google Patents

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直宏 橋本
直宏 橋本
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株式会社浪速刃物製作所
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Abstract

【課題】剪断時に金属棒材の外周面に生じる損傷を抑えることができる剪断刃を提供する。【解決手段】金属棒材を剪断する剪断刃10A,10Bにおいて、金属棒材との対向面12に形成され金属棒材を収容する凹部13と、凹部13の内周面から突出し周方向に沿って延びる段部14とを備え、段部14と対向面12とが曲面18で連結されている。【選択図】図1

Description

本考案は、鉄筋コンクリート用棒鋼などの金属棒材を剪断する剪断刃に関する。
上下一対の剪断刃によって鉄筋コンクリート用棒鋼などの金属棒材を剪断することで所望長さに切断することがある(例えば、下記特許文献1参照)。この種の剪断刃は、金属棒材との対向面に、金属棒材の外形に合わせた形状、例えば、断面半円形状の凹部が設けられ、金属棒材を凹部内に収容するようになっている。凹部には、内周面から突出する段部が設けられており、前記対向面に垂直な面と段部とで直角をなす剪断エッジを形成する。
上記構成において、下側の剪断刃(下刃)に設けられた凹部に金属棒材を収容した状態で、上側の剪断刃(上刃)が下降し、上刃の剪断エッジが僅かなクリアランスを介して下刃の剪断エッジを通過することにより、金属棒材が剪断される。
特開平9−272010号公報
しかしながら、上記の従来技術では、金属棒材を下刃の凹部に収容する際に金属棒材の外周面を傷つけやすい。特に、外周面にネジ山が設けられた金属棒材では、ネジ山を損傷しやすく、雌ネジ部を備えた筒部材への螺合が難しくなる。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、金属棒材の剪断時に外周面を傷つけにくい剪断刃を提供することを目的とする。
本考案の剪断刃は、金属棒材を剪断する剪断刃において、金属棒材との対向面に形成され金属棒材を収容する凹部と、凹部の内周面から突出し周方向に沿って延びる段部とを備え、前記段部と前記対向面とが曲面で連結されているものである。
本考案の好ましい態様において、前記段部は、付け根側が刃先側より肉厚に設けられてもよい。
また、本考案の好ましい態様において、前記曲面がR面であってもよく、前記曲面の曲率半径が3mm以上10mm以下であってもよい。
本考案によれば、剪断時に金属棒材の外周面に生じる損傷を抑えることができる。
本考案の一実施形態による剪断刃の斜視図。 図1の剪断刃の凹部近傍を示す正面図。 図2のA−A断面図。 図1の剪断刃を剪断装置に組み付けた状態を示す断面図。
以下、本考案の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の剪断刃10A,10Bは、図4に例示するような剪断装置30に取り付けられ、鉄筋コンクリート用棒鋼などの金属棒材40を剪断する。具体的には、剪断装置30は、不図示のフレームに固定された固定台31と、固定台31の上方において昇降機構に接続され上下動可能に設けられた昇降台32とを備える。
固定台31及び昇降台32には、それぞれ剪断刃10A,10Bがボルト留めにより固定されている。固定台31に固定された剪断刃(以下、下刃ということもある)10Aと、昇降台32に固定された剪断刃(以下、上刃ということもある)10Bとは、剪断すべき金属棒材40の軸方向Xにずれて配置されており、昇降台32とともに上刃10Bが下降すると、下刃10Aと上刃10Bとの垂直面15が互いにわずかなクリアランスをあけて軸方向Xに対向するようになっている。
次に、下刃10A及び上刃10Bの構造について説明する。なお、下刃10A及び上刃10Bはいずれも同一形状の剪断刃からなるため、ここでは、下刃10Aについて説明し、上刃10Bの詳細な説明を省略する。
下刃10Aは、図1〜図3に示すように、直方体状の基部11と、基部11において金属棒材40と対向する対向面(下刃10Aでは上面、上刃10Bでは下面)12に、複数の凹部13が形成されている。各凹部13は、剪断すべき金属棒材40の軸方向Xに延びており、軸方向Xに直交する断面が半円形をなしている。凹部13には、その内周面の縁部から径方向内方へ突出する段部14が周方向に沿って設けられている。
段部14の内周面は、凹部13に収容された金属棒材40の外周面に当接して金属棒材40を支持する支持面14aをなしている。段部14に設けられた支持面14aは、軸方向Xに直交する断面が半円形をなしており、基部11の垂直面15とで剪断エッジ16を形成する。
段部14に設けられた支持面14aの幅、つまり、段部14の軸方向Xの長さW1は、金属棒材40の外周面に設けられたネジ山41のピッチより短く設定されている。
また、支持面14aは、テーパ面17によって凹部13と繋がっている。このテーパ面17は、段部14から軸方向Xに離れるほど、凹部13の内周面に近づくように傾斜している。これにより、段部14の付け根側(凹部13の内周面側)が、刃先側(支持面14a側)より軸方向Xに長く肉厚に設けられている。なお、テーパ面17は曲面を介して凹部13の内周面や段部14の支持面14aと滑らかに連結されても良い。
このような段部14は、凹部13の周方向端部において支持面14aが曲面18を介して基部11の対向面12に連結されており、段部14が凹部13の周方向端部において角張ることなく滑らかに対向面12に連結されている。なお、曲面18は、支持面14aと対向面12とを滑らかに連結する曲面であれば任意の形状を採用することができるが、剪断刃10A,10Bの製造が容易であることから曲面18をR面とすることが好ましい。曲面18をR面とする場合、曲率半径が3mm以上10mm以下のR面とすることが好ましい。曲面18を曲率半径が3mm以上のR面とすることで剪断時に生じる金属棒材40の損傷を効果的に抑えることができ、曲面18を曲率半径が10mm以下のR面とすることで、広範囲にわたって剪断エッジ16を確保でき、高い剪断性能を得ることができる。
ここで、図2及び図3を参照して寸法の一例を挙げると、凹部13の断面における円弧の半径R1が10〜30mm、段部14の断面における円弧の半径R2が8〜25mm、支持面14aの軸方向Xの長さW1が4〜9mmの場合に、曲面18の断面における円弧の半径R3を3〜10mm、支持面14aと凹部13とを連結するテーパ面17の軸方向Xに対する傾斜角度θを20〜70°とすることができる。
上記構成の剪断刃10A、10Bによって金属棒材40を切断するときの作用について説明する。
まず、図4に示すように剪断刃10A、10Bを剪断装置30の固定台31及び昇降台32に取り付けた後、固定台31に取り付けられた剪断刃10Aの凹部13に剪断対象の金属棒材40を収容する。この時、金属棒材40の外周面は、凹部13の内周面と隙間をあけつつ、段部14の支持面14aに当接している。
金属棒材40を凹部13に収容した後、昇降台32とともに剪断刃10Bが降下し、剪断刃10Bの剪断エッジ16が軸方向Xに僅かなクリアランスを保って固定台31側の剪断刃10Aの剪断エッジ16を通過することで、金属棒材40が剪断される。
本実施形態では、剪断刃10A,10Bに設けられた段部14の支持面14aが、曲面18を介して基部11の対向面12に連結され、段部14が凹部13の周方向端部において角張ることなく滑らかに対向面12に連結されている。そのため、金属棒材40を凹部に収容する際に金属棒材40の外周面が損傷しにくい。
また、段部14は、付け根側が刃先側より軸方向Xに長く肉厚に形成されているため、段部14の強度を確保することができる。
なお、上記の実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10A…剪断刃、10B…剪断刃、11…基部、12…対向面、13…凹部、14…段部、14a…支持面、15…垂直面、16…剪断エッジ、17…テーパ面、18…曲面、30…剪断装置、31…固定台、32…昇降台、40…金属棒材

Claims (4)

  1. 金属棒材を剪断する剪断刃において、
    前記金属棒材との対向面に形成され前記金属棒材を収容する凹部と、前記凹部の内周面から突出し周方向に沿って延びる段部とを備え、
    前記段部と前記対向面とが曲面で連結されている剪断刃。
  2. 前記段部は、付け根側が刃先側より肉厚に設けられている請求項1に記載の剪断刃。
  3. 前記曲面がR面である請求項1又は2に記載の剪断刃。
  4. 前記曲面の曲率半径が3mm以上10mm以下である請求項3に記載の剪断刃。
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