JP3216270B2 - 日射検出装置 - Google Patents

日射検出装置

Info

Publication number
JP3216270B2
JP3216270B2 JP29355992A JP29355992A JP3216270B2 JP 3216270 B2 JP3216270 B2 JP 3216270B2 JP 29355992 A JP29355992 A JP 29355992A JP 29355992 A JP29355992 A JP 29355992A JP 3216270 B2 JP3216270 B2 JP 3216270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
receiving element
light
air
solar radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29355992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06147978A (ja
Inventor
芳夫 篠田
一敏 西沢
知司 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP29355992A priority Critical patent/JP3216270B2/ja
Publication of JPH06147978A publication Critical patent/JPH06147978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216270B2 publication Critical patent/JP3216270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日射の方向および強度
を検出する日射検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開昭62−731
08号公報、実開平3−52208号公報に開示された
技術が知られている。特開昭62−73108号公報に
開示される技術は、受光素子の表面に、所定高さの十字
仕切板を配置し、仕切板で仕切られた各受光素子の出力
から日射方向および日射強度を算出するものである。ま
た、実開平3−52208号公報に開示される技術は、
車両進行方向右側に傾斜させた受光素子、車両進行方向
左側に傾斜させた受光素子、および上方に向けられた受
光素子の各出力から、日射方向および日射強度を算出す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受光素子は、受光面に
対して垂直方向を中心とした指向特性を有するため、例
えば仰角20°以下の低高度の日射に対しては、著しく
検出精度が悪くなってしまう問題点を有していた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、低高度の日射に対しても検出精度
の良い日射検出装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の日射検出装置
は、光信号を電気信号に変換する複数の受光素子と、前
記複数の受光素子の上方に、かつそれぞれの受光素子に
応じて設けられ、上方からの光を通過させる複数の光通
過部と、前記複数の受光素子のうち少なくとも1つの受
光素子の側方に設けられ、前記少なくとも1つの受光素
子の側方からの光を通過させる外周光通過部と、前記少
なくとも1つの受光素子と前記外周光通過部との間に設
けられ、前記外周光通過部を通過した光を拡散して前記
少なくとも1つの受光素子へ入射させる拡散部材と、前
記複数の受光素子の受光量に基づいて日射の方向および
日射強度を算出する制御手段とを具備する技術的手段を
採用する。
【0006】
【発明の作用】日射の高度が比較的高い場合は、各光通
過部を通過した光が、それぞれの受光素子に入射する。
そして、制御手段は、複数の受光素子の受光量から、日
射の方向や強度を算出する。日射の高度が低い場合は、
受光素子の側方から外周光通過部を通過して入射した光
が、拡散部材を介して、受光素子に入射する。つまり、
高度が低く、外周光通過部を通過した光は、拡散部材
拡散され、光の一部が複数あるうちの少なくとも1つの
受光素子に向けられる。そして、制御手段は受光素子の
受光量を用いて日射の方向や強度を算出する。
【0007】
【発明の効果】本発明の日射検出装置は、上記の作用で
示したように、日射の高度が低い場合でも、外周光通過
部から光を各受光素子へ導くとともに、低い高度の日射
を拡散部材で各受光素子へ向ける。このため、日射高度
が低い場合であっても、従来に比較して高い精度で日射
の方向および強度を検出することができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の日射検出装置を、図に示す一
実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図10は本発明の実施例を
示すもので、図8は自動車用空気調和装置の概略構成図
である。本実施例の空気調和装置1は、車両の進行方向
に対して右側と左側とに異なった風量を調節して吹き出
すことのできるもので、車室内へ向かって空気を送るた
めのダクト2を備える。このダクト2の上流端部には、
ダクト2内に車室内へ向かう空気流を生じさせる送風機
3が設けられている。この送風機3の空気の吸込口に
は、外気(車室外空気)と内気(車室内空気)とを切り
換えて送風機3へ導くための内外気切替手段4が設けら
れている。また、ダクト2内には、上流より下流に向か
って、ダクト2内を流れる空気を冷却する冷却手段5、
ダクト2内を流れる空気を加熱する加熱手段6が設けら
れ、下流端部に設けられた各吹出口より、車室内へ向か
って空気が吹き出される。
【0009】内外気切替手段4は、内気を導入する内気
導入口7、外気を導入する外気導入口8を備えた内外気
切替箱9を備える。この内外気切替箱9の内部には、内
外気切替ダンパ10を備え、この内外気切替ダンパ10
により、送風機3が吸引する空気を内気と外気とで切り
換えることができる。なお、内外気切替ダンパ10は、
内外気切替用アクチュエータ11によって駆動されるも
ので、この内外気切替用アクチュエータ11は、後述す
る電気回路(制御手段に相当する)12によって制御さ
れる。送風機3は、スクロールケース13、モータ1
4、および遠心式ファン15よりなり、モータ14が通
電を受けるとファン15が回転して、内外気切替手段4
より吸引した空気をダクト2内に吹き出す。なお、モー
タ14の回転数は、モータ駆動回路16による供給電力
によって可変するもので、このモータ駆動回路16は、
後述する電気回路12によって制御される。冷却手段5
は、図示しない周知の冷凍サイクルの冷媒蒸発器で、冷
凍サイクルの作動に応じて、冷却手段5(冷媒蒸発器)
を通過する空気を冷却する。加熱手段6は、図示しない
エンジンの冷却水(温水)を熱源とするヒータコアであ
る。ダクト2内には、加熱手段6をバイパスさせるバイ
パス通路18が設けられるとともに、このバイパス通路
18の空気上流側には、加熱手段6とバイパス通路18
を通過する空気量の割合を調節するエアミックスダンパ
19が設けられており、このエアミックスダンパ19の
開度に応じて加熱手段6を通過する空気量が変化して、
ダクト2内を流れる空気の温度が調節される。なお、エ
アミックスダンパ19は、エアミックス用アクチュエー
タ20によって駆動されるもので、このエアミックス用
アクチュエータ20は、後述する電気回路12によって
制御される。
【0010】ダクト2の下流端には、ダクト2内を通過
した空気を室内の各部へ向けて吹き出すための吹出口が
設けられている。この吹出口は、車室内の前部中央よ
り、乗員の上半身へ向けて、主に冷風を吹き出すセンタ
フェイス吹出口21、室内前部の両脇より、乗員の上半
身あるいは再度の窓ガラスへ向けて主に冷風を吹き出す
サイドフェイス吹出口22、乗員の足元に向けて主とし
て温風を吹き出すヒータ吹出口23からなる。加熱手段
6の下流のダクト2の内部には、センタフェイス吹出口
21およびサイドフェイス吹出口22に導かれる空気量
と、ヒータ吹出口23に導かれる空気量とを調節する吹
出口切替ダンパ24が設けられている。なお、吹出口切
替ダンパ24は、吹出口切替用アクチュエータ25によ
って駆動されるもので、この吹出口切替用アクチュエー
タ25は、後述する電気回路12によって制御される。
また、センタフェイス吹出口21およびサイドフェイス
吹出口22の上流のダクト2の内部には、運転者側に吹
き出される空気量と、助手席側に吹き出される空気量と
を調節する左右風量制御ダンパ26が設けられている。
なお、左右風量制御ダンパ26は、左右風量制御用アク
チュエータ27によって駆動されるもので、この左右風
量制御用アクチュエータ27は、後述する電気回路12
によって制御される。一方本実施例のダクト2には、加
熱手段6をバイパスして、冷却手段5を通過した空気を
センタフェイス吹出口21およびサイドフェイス吹出口
22の上流へ直接導く冷風バイパスダクト28が設けら
れている。この冷風バイパスダクト28の下流端部に
は、センタフェイス吹出口21およびサイドフェイス吹
出口22に導かれる空気を、加熱手段6を通過した空気
か、冷風バイパスダクト28を通過した空気かに切り換
える冷風バイパス切替ダンパ29が設けられている。な
お、冷風バイパス切替ダンパ29は、冷風バイパス切替
用アクチュエータ30によって駆動されるもので、この
冷風バイパス切替用アクチュエータ30は、後述する電
気回路12によって制御される。
【0011】上記に示した内外気切替用アクチュエータ
11、モータ駆動回路16、エアミックス用アクチュエ
ータ20、吹出口切替用アクチュエータ25、左右風量
制御用アクチュエータ27、冷風バイパス切替用アクチ
ュエータ30は、マイクロコンピュータを用いた電気回
路12によって通電制御される。電気回路12は、本発
明を適用した日射センサ31、外気の温度を測定する外
気温センサ32、車室内の温度を測定する内気温センサ
33、冷却手段5を通過した直後の空気温度を測定する
エバ後温センサ34、冷却水の温度を測定する水温セン
サ35、およびスイッチパネル36からの各種信号を入
力して、予めインプットされた制御手順に基づき、上記
の各電気部品を通電制御する。なお、スイッチパネル3
6には、オートスイッチや、各種モードのマニュアル設
定手段、および温度設定器などを備える。
【0012】次に、本発明の適用された日射検出装置を
説明する。日射検出装置は、図1ないし図7に示す日射
センサ31と、図8に示した電気回路12とからなる。
つまり、電気回路12は、空調制御の他に、日射センサ
31からの出力に応じて、日射の方向および強度を算出
する機能も有するものである。日射センサ31について
説明する。本実施例の日射センサ31は、フィルタ37
と、基板38と、ハウジング39とからなり、基板38
はフィルタ37とハウジング39とに挟まれて固定され
る。
【0013】基板38は上面に、3つの受光素子41、
42、43が同一平面上に搭載される。各受光素子4
1、42、43は、同規格の受光素子で、受光する日
射、つまり光信号を電気信号に変換するものである。基
板38における車両の進行方向をx軸方向、車両進行方
向に対して左右方向をy軸方向とすると、3つの受光素
子41、42、43の内の1つのセンタ受光素子41
は、x軸上のセンサ中心点より後方に配置され、また、
3つの受光素子41、42、43の内の1つのライト受
光素子42は、x軸の車両進行方向に対して右側でかつ
中心点より前方に配置され、さらに、3つの受光素子4
1、42、43の内の残りの1つのレフト受光素子43
は、x軸の車両進行方向に対して左側でかつ中心点より
前方に配置されている。なお、ライト受光素子42とレ
フト受光素子43は、x軸に対して左右対称位置に配置
されている。また、基板38の下面には、各受光素子4
1、42、43の出力を電気回路12へ導く信号線44
が接続され、この信号線44は、ハウジング39の穴3
9aから外部へ導かれている。
【0014】また、基板38の上面に搭載される各受光
素子41、42、43には、例えば乳白色樹脂で形成し
た有天円筒形状の拡散板(拡散部材に相当する)45、
46、47が被せられている。この拡散板45、46、
47は、フィルタ37より入射した光を拡散して、各受
光素子41、42、43へ入射させるものである。な
お、センタ受光素子41に被せられるセンタ拡散板45
は、上方の光のみをセンタ受光素子41へ入射させるべ
く、図4および図5に示すように、側面の曲面部のみに
光を遮蔽する塗料やフィルム等による遮蔽部材48が設
けられている。また、ライト受光素子42やレフト受光
素子43に被せられるライト拡散板46およびレフト拡
散板47は、図6および図7に示すように、遮蔽部材4
8は設けられていない。
【0015】フィルタ37は、図3に示すような、有天
円筒形状を呈したアクリルやガラスなどの透明体で、そ
の表面には、フィルタ37の上面3箇所(51、52、
53)、およびフィルタ37の前方側面半分(54)を
除く部分に、黒色樹脂の遮光部材50が塗布されてい
る。そして、これら51、52、53、54にて、太陽
光を通過させる光通過部を形成している。3つの光通過
部51、52、53は、同一径の円形を呈し、3つの光
通過部51、52、53のうちのセンタ受光素子41へ
光を通過させるセンタ光通過部51は、センタ受光素子
41の真上に形成されている。また、ライト受光素子4
2へ光を通過させるライト光通過部52は、その中心が
ライト受光素子42の中心に対して右前方の一定角度θ
(例えば45°)の方向へ所定距離ずらして設けられて
いる。一方、レフト受光素子43へ光を通過させるレフ
ト光通過部53は、その中心がレフト受光素子43の中
心に対して左前方の一定角度θの方向へ所定距離ずらし
て設けられている。つまり、ライト光通過部52とレフ
ト光通過部53は、x軸に対して左右対称の位置に設け
られている。また、外周光通過部54は、フィルタ37
の側面の曲面部の進行方向の前方半分に設けられてい
る。なお、本実施例ではフィルタ37の側面に形成した
が、上面に形成しても良い。また、本実施例では外周光
通過部54を1つ設けた例を示したが、受光素子に対応
させて分割して設けても良い。
【0016】次に、電気回路12による空気調和装置1
の制御を図9のフローチャートを用いて説明する。エア
コンスイッチがONされると(スタート)、まず初期値の
設定を行う(ステップS1 )。ついで、各センサやスイ
ッチパネル36から各信号(データ)を入力する(ステ
ップS2 )。次に、日射センサ31の3つの受光素子4
1、42、43の受光量に基づいて、日射の方向および
日射強度を算出する。つまり、太陽位置の判定を行う
(ステップS3 )。次に、車室内空調に必要な目標吹出
温度TAOを、次式により算出する(ステップS4 )。 TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×Tam−K
s ×Ts +C なお、Kset 、Kr 、Kam、Ks 、Cは定数、Tset は
スイッチパネル36の温度設定器で設定された設定温
度、Tr は室内温度、Tamは外気温度、Ts はステップ
S3 で算出された日射強度である。次に、算出された目
標吹出温度TAOに基づき、内外気切替用アクチュエー
タ11、モータ駆動回路16、エアミックス用アクチュ
エータ20、吹出口切替用アクチュエータ25が制御さ
れる(ステップS5 )。つづいて、ステップS3 で判定
された太陽位置に基づいて、左右風量制御用アクチュエ
ータ27、冷風バイパス切替用アクチュエータ30を制
御し、上下の温度差をつけたり、左右の風量差をつける
制御を行い(ステップS6 )、その後、ステップS2 へ
戻る。
【0017】〔実施例の作動〕次に、上記のステップS
3 の制御作動、つまり、日射センサ31と電気回路12
による日射測定装置としての作動を、図10に示すフロ
ーチャートに基づき説明する。まず、太陽位置を示す7
つのフラグ(H;高高度、MC;中高度正面、MR;中
高度右前方、ML;中高度左前方、LC;低高度正面、
LR;低高度右前方、LL;低高度左前方)を0に設定
する(ステップS10)。次に、ライト受光素子42とレ
フト受光素子43の出力電流IR 、IL を比較する(ス
テップS11)。ここで、太陽位置が車両のほぼ正面にあ
る時は、出力電流IR とIL の比はほぼ1に近くなる。
つまり、出力電流IR とIL の比が、予め1前後に設定
された1/X〜Xの範囲内になって(YES )、後述する
ステップS12へ進む。逆に、太陽位置が車両の左右にず
れると、出力電流IR とIL の比は1から離れる。つま
り、出力電流IR とIL の比が、予め1前後に設定され
た1/X〜Xの範囲外になって(NO)、後述するステッ
プS29へ進む。なお、Xは、正面を判定するゾーンを決
めるもので、通常1〜2の範囲に設定される。そして、
Xを1に近い数値に設定すれば正面を判定するゾーンが
狭くなり、逆にXを2ぐらいに大きくすれば、出力電流
IR とIL の比が1/2〜2までを正面と判定する。つ
まり、正面を判定するゾーンが広くなる。
【0018】ステップS11の判定結果がYES の場合は、
ライト受光素子42の出力電流IRが、レフト受光素子
43の出力電流IL よりも大きいか否かの判断を行う
(ステップS12)。この判断結果がYES の場合は、セン
タ受光素子41の出力電流ICが、ライト受光素子42
の出力電流IR よりも大きいか否かの判断を行う(ステ
ップS13)。この判断結果がYES の場合は、センタ受光
素子41の出力が3つの受光素子41、42、43の中
で最も大きい場合で、太陽位置が高高度であるフラグH
を1とする(ステップS14)。次に、最も出力の大きか
ったセンタ受光素子41の出力電流IC を、実験によっ
て求めたセンタ受光素子41の特性値(データマップ)
と比較して、太陽光強度を算出する(ステップS15)。
次に、前のステップで求められた太陽光強度が、所定値
Yより大きいか否かの判断を行う(ステップS16)。こ
の判断は、太陽光強度が弱い、つまり夜や曇りの状態か
否かの判断を行うもので、この判断結果がNOの場合は、
太陽光が弱く各フラグを0にして(ステップS17)、そ
の後、次のステップS4 (上述の目標吹出温度TAO算
出制御)へ進む。
【0019】ステップS13の判断結果がNOの場合は、セ
ンタ受光素子41の出力電流IC が、レフト受光素子4
3の出力電流IL よりも大きいか否かの判断を行う(ス
テップS18)。この判断結果がYES の場合は、IR >I
C >IL となるとともに、IR とIL の差が小さいの
で、IR ≒IC ≒IL と判定され、太陽位置が中高度、
正面であるフラグMCを1とする(ステップS19)。次
に、最も出力の大きかったライト受光素子42の出力電
流IR を、実験によって求めたセンタ受光素子41の特
性値(データマップ)と比較して、太陽光強度を算出し
(ステップS20)、その後、ステップS16へ進む。ステ
ップS18の判断結果がNOの場合は、IR ≒IL >IC と
判定され、太陽位置が低高度、正面であるフラグLCを
1とする(ステップS21)。次に、ステップS20と同様
にライト受光素子42の出力電流IR から太陽光強度を
算出し(ステップS22)、その後、ステップS16へ進
む。
【0020】ステップS12の判断結果がNOの場合は、セ
ンタ受光素子41の出力電流IC が、レフト受光素子4
3の出力電流IL よりも大きいか否かの判断を行う(ス
テップS23)。この判断結果がYES の場合は、センタ受
光素子41の出力が3つの受光素子41、42、43の
中で最も大きい場合で、ステップS14へ進む。また、ス
テップS23の判断結果がNOの場合は、センタ受光素子4
1の出力電流IC が、ライト受光素子42の出力電流I
R よりも大きいか否かの判断を行う(ステップS24)。
この判断結果がYES の場合は、IL >IC >IR となる
とともに、ILとIR の差が小さいので、IL ≒IC ≒
IR と判定され、太陽位置が中高度、正面であるフラグ
MCを1とする(ステップS25)。次に、最も出力の大
きかったレフト受光素子43の出力電流IL を、実験に
よって求めたセンタ受光素子41の特性値(データマッ
プ)と比較して、太陽光強度を算出し(ステップS2
6)、その後、ステップS16へ進む。ステップS24の判
断結果がNOの場合は、IL ≒IR >IC と判定され、太
陽位置が低高度、正面であるフラグLCを1とする(ス
テップS27)。次に、ステップS26と同様にレフト受光
素子43の出力電流IL から太陽光強度を算出し(ステ
ップS28)、その後、ステップS16へ進む。
【0021】ステップS11の判定結果がNOの場合は、セ
ンタ受光素子41の出力電流IC が、レフト受光素子4
3の出力電流IL よりも大きいか否かの判断を行う(ス
テップS29)。この判断結果がYES の場合は、センタ受
光素子41の出力電流IC が、ライト受光素子42の出
力電流IR よりも大きいか否かの判断を行う(ステップ
S30)。この判断結果がYES の場合は、センタ受光素子
41の出力が3つの受光素子41、42、43の中で最
も大きい場合で、太陽位置が高高度であるフラグHを1
とする(ステップS31)。次に、ステップS15同様、最
も出力の大きかったセンタ受光素子41の出力電流IC
から太陽光強度を算出し(ステップS32)、その後、ス
テップS16へ進む。
【0022】ステップS30の判断結果がNOの場合は、I
R >IC >IL となり、太陽位置が中高度、右前方であ
るフラグMRを1とする(ステップS33)。次に、ステ
ップS20同様、最も出力の大きかったライト受光素子4
2から太陽光強度を算出し(ステップS34)、その後、
ステップS16へ進む。ステップS29の判断結果がNOの場
合は、センタ受光素子41の出力電流IC が、ライト受
光素子42の出力電流IR よりも大きいか否かの判断を
行う(ステップS35)。この判断結果がYES の場合は、
レフト受光素子43の出力が3つの受光素子41、4
2、43の中で最も大きい場合で、IL >IC >IR と
なり、太陽位置が中高度、左前方であるフラグMLを1
とする(ステップS36)。次に、ステップS26同様、最
も出力の大きかったレフト受光素子43から太陽光強度
を算出し(ステップS37)、その後、ステップS16へ進
む。
【0023】ステップS35の判断結果がNOの場合は、ラ
イト受光素子42の出力電流IR が、レフト受光素子4
3の出力電流IL よりも大きいか否かの判断を行う(ス
テップS38)。この判断結果がYES の場合は、ライト受
光素子42の出力が3つの受光素子41、42、43の
中で最も大きい場合で、IR >IL >IC となり、太陽
位置が低高度、右前方であるフラグLRを1とする(ス
テップS39)。次に、ステップS20同様、最も出力の大
きかったライト受光素子42から太陽光強度を算出し
(ステップS40)、その後、ステップS16へ進む。ステ
ップS38の判断結果がNOの場合は、レフト受光素子43
の出力が3つの受光素子41、42、43の中で最も大
きい場合で、IL >IR >IC となり、太陽位置が低高
度、左前方であるフラグLLを1とする(ステップS4
1)。次に、ステップS26同様、最も出力の大きかった
レフト受光素子43から太陽光強度を算出し(ステップ
S42)、その後、ステップS16へ進む。
【0024】次に、各受光素子41、42、43の出力
電流IC 、IR 、IL の出力状態と、太陽位置の判断
と、フラグの状態との関係を、次の表に示す。
【表1】
【0025】〔実施例の効果〕本実施例では、上記に示
したように、拡散板45、46、47、各光通過部、お
よび外部光通過部によって、3つの受光素子41、4
2、43に日射に対して異なる特性を持たせ、各受光素
子41、42、43の出力信号を、電気回路12による
信号処理を行うことにより、車両に対するおおよその太
陽位置と日射強度が判定できる。また、日射の高度が仰
角20°以下の低高度の場合でも、外周光通過部54か
ら光をライト受光素子42およびレフト受光素子43へ
導くとともに、低い高度の日射を拡散板45、46、4
7でライト受光素子42およびレフト受光素子43へ向
ける。このため、日射高度が低い場合であっても、従来
に比較して高い精度で日射の方向および強度を検出する
ことができる。
【0026】〔変形例〕上記の実施例では、3つの受光
素子を用いた例を示したが、例えばライト受光素子とレ
フト受光素子を1つの受光素子として、太陽高度のみを
検出するように設けるなど、他の受光素子の数としても
良い。拡散板を各受光素子ごとに設けた例を示したが、
拡散板を共通化して用いても良い。各受光素子の出力の
大きさを比較して日射の方向を算出したが、各受光素子
の出力の比から日射方向を算出しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】日射センサの側面断面図である。
【図2】日射センサの上面図である。
【図3】日射センサのフィルタの斜視図である。
【図4】センタ拡散板の断面図である。
【図5】センタ拡散板の下面図である。
【図6】ライト拡散板およびレフト拡散板の断面図であ
る。
【図7】ライト拡散板およびレフト拡散板の下面図であ
る。
【図8】自動車用空気調和装置の概略構成図である。
【図9】電気回路による空気調和制御のフローチャート
である。
【図10】日射の方向および強度を算出する電気回路の
フローチャートである。
【符号の説明】
12 電気回路(制御手段) 41 センタ受光素子 42 ライト受光素子 43 レフト受光素子 45 センタ拡散板(拡散部材) 46 ライト拡散板(拡散部材) 47 レフト拡散板(拡散部材) 51 センタ光通過部 52 ライト光通過部 53 レフト光通過部 54 外周光通過部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−159097(JP,A) 特開 昭63−132310(JP,A) 特開 平2−216402(JP,A) 実開 昭57−52893(JP,U) 実公 昭43−12027(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/00 - 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)光信号を電気信号に変換する複数の
    受光素子と、 (b)前記複数の受光素子の上方に、かつそれぞれの受
    光素子に応じて設けられ、上方からの光を通過させる複
    数の光通過部と、 (c) 前記複数の受光素子のうち少なくとも1つの受光
    素子の側方に設けられ、前記少なくとも1つの受光素子
    の側方からの光を通過させる外周光通過部と、)前記少なくとも1つの受光素子と前記外周光通過
    部との間に設けられ、前記外周光通過部を通過した光を
    拡散して前記少なくとも1つの受光素子へ入射させる拡
    部材と、 ()前記複数の受光素子の受光量に基づいて日射の方
    向および日射強度を算出する制御手段と、 を具備する日射検出装置。
JP29355992A 1992-10-30 1992-10-30 日射検出装置 Expired - Fee Related JP3216270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29355992A JP3216270B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 日射検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29355992A JP3216270B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 日射検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06147978A JPH06147978A (ja) 1994-05-27
JP3216270B2 true JP3216270B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=17796319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29355992A Expired - Fee Related JP3216270B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 日射検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3216270B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190067412A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 현대모비스 주식회사 차량용 실내 온도 센서

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103038883B (zh) 2010-09-10 2017-04-26 株式会社电装 光学传感器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190067412A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 현대모비스 주식회사 차량용 실내 온도 센서
KR102416643B1 (ko) 2017-12-07 2022-07-06 현대모비스 주식회사 차량용 실내 온도 센서

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06147978A (ja) 1994-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5072105A (en) Solar radiation detecting device and automobile air-conditioner using the same
JP3033168B2 (ja) 日射センサ
US6888120B2 (en) Sunload sensor for automotive vehicles
JPH09123734A (ja) 車両用空調装置
US20050098640A1 (en) Temperature detection device and vehicle air conditioner using the same
JP3216270B2 (ja) 日射検出装置
US5726441A (en) Solar sensor for a vehicle
US6962196B2 (en) Mode switching control device of vehicle air-conditioning apparatus
JPH01136812A (ja) 車両用空調装置
JP4327498B2 (ja) 車両用空調装置
JPH1159224A (ja) フロントウィンドディスプレイ装置
EP1262747B1 (en) Sunload sensor for automotive vehicles
JP2000094923A (ja) 自動車の車内の室内温度を制御する装置
JPH01136811A (ja) 車両用空調装置
JP4120613B2 (ja) 車両用温度検出装置、および車両用空調装置
JPH1081121A (ja) 車両用空気調和装置及びその日射量検出装置
JP3312378B2 (ja) カーエアコン用日射センサ
JP3319328B2 (ja) 乗物用空調制御装置
JPH05402Y2 (ja)
JP2005140571A (ja) 車両用非接触温度センサおよび車両用空調装置
JPH0356090Y2 (ja)
JPH05401Y2 (ja)
JPH06286456A (ja) 車両用空気調和装置
CA2388082C (en) Sunload sensor for automotive vehicles
JP3443996B2 (ja) 車両用空調制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees