JP3215889U - 屋外設置用災害救助工具ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】災害救助工具をコンパクトに収容して屋外に設置できるとともに、長尺工具であっても短尺工具であっても容易に取出すことができる屋外設置用災害救助工具ボックスを提供する。【解決手段】屋外に設置される外ボックス12と、外ボックス12内に取出可能に収容された収容ボックス15と、を備え、外ボックス12は、前面に開口12aを有する縦長の外ボックス本体13と、外ボックス本体13の前面を開閉する開閉扉14と、を有し、収容ボックス15は、上下に仕切る棚板15eを有し、短尺工具を収容可能な複数の短尺工具収容部15fが棚板15eにより区画され、外ボックス12の外側側面部13c及び外側背面部13dと、収容ボックス15の内側側面部15c及び内側背面部と、の間に、長尺工具が縦向きに収容される長尺工具収容部13fが設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、屋外に設置される外ボックス内に短尺工具及び長尺工具を収容した屋外設置用災害救助工具ボックスに関する。
近年多発している大規模災害に備え、全国の自治体では避難区域が比較的広範囲に区画され、非常食や飲用水等の備蓄品、リヤカーや発電機等の各種設備、各種の災害救助工具が、避難区域における公共施設等の所定地点に設けられた各種の倉庫に保管されている。
下記特許文献1では、災害救助工具をセット化し、防水性を有して屋外に設置される工具収納ボックスに収容して保管されている。
実用新案登録第3120960号公報
しかしながら大規模災害が発生した場合、各種備蓄品などは多数の避難者に順次配給することでよいが、災害救助工具では発生直後に多数セットが同時に使用されことが必要のとなる。ところが従来は、備蓄品とともに1乃至数セットの災害救助工具が準備されている程度であるため、一部の被災が使用していると、他の多くの被災が使用できなくなり、多数の被災者を同時に救助することができなかった。
そこで本考案では、災害救助の際に同時に多数の場所で必要な災害救助工具をできるだけコンパクトに収容して屋外に設置することができるとともに、長尺工具であっても短尺工具であっても容易に取出して使用することができる屋外設置用災害救助工具ボックスを提供することを目的としている。
上記のような本考案の目的を達成する屋外設置用災害救助工具ボックスは、屋外に設置される外ボックスと、前記外ボックス内に取出可能に収容された収容ボックスと、を備え、前記外ボックスは、前面に開口を有する縦長の外ボックス本体と、前記外ボックス本体の前面を開閉する開閉扉と、を有し、前記収容ボックスは、上下に仕切る棚板を有し、短尺工具を収容可能な複数の短尺工具収容部が前記棚板により区画され、前記外ボックスの外側側面部及び外側背面部と、前記収容ボックスの内側側面部及び内側背面部と、の間に、長尺工具が縦向きに収容される長尺工具収容部が設けられている、ことを特徴としている。
請求項2に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスは、請求項1に記載の構成に加え、前記外ボックスの所定高さにおける内面には、該内面との間に前記長尺工具の一部を配置可能な間隙を設けて、前記内面に沿って帯状の倒れ防止部材が配設されていることを特徴としている。
請求項3に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスは、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記収容ボックスを載置して前記長尺工具の着脱可能な頭部を収容した中空架台が、前記外ボックス内に取出可能に収容されていることを特徴としている。
請求項4に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスは、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記外ボックスの外側上面部には位置表示灯が配設されていることを特徴としている。
請求項5に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスは、請求項1乃至4の何れかに記載の構成に加え、前記外ボックスの開口端部の全周囲と前記開閉扉との間には、前記開閉扉を密閉する扉シール部が連続して設けられていることを特徴としている。
本考案の屋外設置用災害救助工具ボックスによれば、外ボックス内に取出可能に収容された収容ボックスを備え、収容ボックスには短尺工具収容部が設けられ、外ボックスの外側側面部及び外側背面部と収容ボックスの内側側面部及び内側背面部との間に長尺工具収容部が設けられている。
そのため短尺工具と長尺工具とを外ボックス内に配置効率よく収容でき、大規模災害が生じた際に、同時に複数の場所で使用されるような種々の大きさの災害救助工具を、できるだけコンパクトに収容することができ、屋外の種々の場所に容易に設置することができる。
また災害救助工具の使用時には、外ボックスの開閉扉を開くことで、収容ボックスの短尺工具収容部から短尺工具を取出すことができる。
一方、外ボックスの開閉扉を開いて収容ボックスを外部に取り出すことで、長尺工具収容部に収容された各長尺工具を露出させることができ、何れの位置に収容された長尺工具であっても容易に取出すことができる。
従って、災害救助の際に同時に多数の場所で必要な災害救助工具をできるだけコンパクトに収容して屋外に設置することができるとともに、長尺工具であっても短尺工具であっても容易に取出して使用することができる屋外設置用災害救助工具ボックスを提供することができる。
請求項2に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスによれば、外ボックスの所定高さにおける内面に、長尺工具の一部を配置可能な間隙を設けて、帯状の倒れ防止部材が内面に沿って配設されているので、長尺工具を立てた状態で外ボックスの内側周囲と倒れ防止部材との間の間隙に配置することで、外ボックス内に安定して収容することができる。しかも収容ボックスを外ボックスから取出しても、長尺工具を安定して支持することができるため、長尺工具を一層取出し易くすることができる。
請求項3に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスによれば、収容ボックスを載置して長尺工具の着脱可能な頭部を収容した中空架台が外ボックス内に取出可能に収容されているので、頭部が肥大した形状の長尺工具を外ボックス内に収容する際、柄部等から頭部を離脱させ、柄部等を長尺工具収容部に収容するとともに頭部を中空架台内に収容し、さらに外ボックス内に中空架台を収容してその上に収容ボックスを載置することで、頭部が肥大した形状の長尺工具をできるだけコンパクトに収容することができる。
さらに長尺工具収容部には柄部だけを収容するので長尺工具収容部を狭い幅で形成することも可能であり、柄部等に対して頭部が大きい長尺部材であっても、外ボックス内にコンパクトに収容することができる。そのためより効率よくコンパクトに多数の災害救助工具を収容することができる。
請求項4に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスによれば、外ボックスの外側上面部に位置表示灯が配設されているので、夜間に災害救助工具を使用する際、を位置表示灯の明かりで外ボックスの位置を容易に把握することができ、災害救助工具を使用し易くできる。
請求項5に記載の屋外設置用災害救助工具ボックスによれば、外ボックスの開口端部の全周囲と開閉扉との間には、開閉扉を密閉する扉シール部が連続して設けられているので、開閉扉で閉じることにより、外ボックス内に外部から水分がり流入することを防止できる。そのため収容された災害救助工具の錆の発生などを防止して長期間メンテナンスすることなく設置することが可能である。
本考案の実施形態に係る屋外設置用災害救助工具ボックスを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本考案の実施形態に係る屋外設置用災害救助工具ボックスにおいて開閉扉を開いた状態を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る屋外設置用災害救助工具ボックスにおいて、収容ボックス及び中空架台を取出した状態を示す斜視図である。 図2A−A断面図である。 図2B−B断面図である。
以下、本考案の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
この実施形態の屋外設置用災害救助工具ボックスは、大規模災害時等に使用される各種の災害救助工具を収容し、外気を遮断して屋外に常時設置されるボックスである。
大規模災害時等に使用される災害救助工具は、適宜選択できるが、この実施形態では、イーグルトビ、カケヤ、ノコギリ、ボルトクリッパー、テコバール、平バール、ハンマー、スコップ、ツルハシ、手鉤、ジャッキ、オノ、ロープなどの工具が災害救助工具ボックスに収容されている。
また三角巾、担架、包帯、ガーゼ、脱脂綿、防寒シート、ティッシュ、ハサミ、ピンセット、トゲヌキなどの各種の救急用品が収容箱等に収納された状態で、災害救助工具ボックスに収容されている。
さらにゴーグル、各種ランプ、手袋、乾電池、ハサミ、ナイフ、呼笛、タオル、マスクなどの保護具がトランク等に収納された状態で、災害救助工具ボックスに収容されている。
この実施形態では、全ての災害救助工具が、例えば樹脂製のシートや袋などに収容されて脱気及び密封された真空パックの状態で収容されており、空気や水分との接触が遮断されている。
この実施形態の災害救助工具ボックスでは、これらの災害救助工具を大きさ、特に長さに応じて長尺工具と短尺工具とに分類し、予め災害救助工具ボックスの内部に設定されている長尺工具収容部及び短尺工具収容部にそれぞれ分類して収容されている。
ここで長尺工具及び短尺工具は、厳密に分類する必要はなく、予め設定された長尺工具収容部及び短尺工具収容部に収容可能な大きさか否かを主観的に判断した概略の分類でよく、適宜変更な分類である。
図1乃至図3に示すように、災害救助工具ボックス10は、脚部11に支持されて屋外に設置された外ボックス12と、外ボックス12内に取出可能に収容された収容ボックス15及び中空架台17と、を備えている。脚部11は、例えば外ボックス12から下方に延びる筒状体11aの下端に設置プレート11bが設けられており、地面等の設置位置にアンカ等により固定されている。
脚部11、外ボックス12、収容ボックス15、中空架台17は、特に限定されるものではないが、この実施形態では、いずれもステンレス鋼により形成されている。
外ボックス12は、縦長の中空直方体形状を有し、前面に広く開口12aが設けられた外ボックス本体13と、外ボックス本体13の前面の開口12aを開閉するようにヒンジ14aにより開閉可能に装着された開閉扉14と、を有している。
収容ボックス15及び中空架台17は、外ボックス本体13内に収容されて載置されている。ここでは外ボックス12の開口12a側の中間位置に中空架台17が載置され、中空架台17の上部に収容ボックス15が載置されている。
収容ボックス15は、縦長の中空直方体形状を有し、前面が開口し、一対の内側側面部15c及び内側背面部15dを有するとともに、これらの内側を上下に仕切る複数の棚板15eを有している。この収容ボックス15には、短尺工具21を収容可能な複数の短尺工具収容部15fが棚板15eにより区画されている。この実施形態では、上下に複数の短尺工具収容部15fが設けられており、上下方向の大きさが互いに異なるように形成されている。
中空架台17は、底部17a、一部が開口して頂部17b及び側部17cを有する中空直方体形状に形成されている。この中空架台17は平面視形状が収容ボックス15と略同じに形成されている。底部17aにより外ボックス本体13の底面部13aに配置可能であり、頂部17bに収容ボックス15を載置可能となっている。頂部17bと収容ボックス15とが係止されもよい。
この中空架台17には、長尺工具22に着脱可能に設けられて収容ボックス15の短尺工具収容部15fに収容不能な大きさの頭部22aが、取外された状態で内部に収容されて底部17a上に載置されている。ここではカケヤの樹脂頭部が収容されている。
外ボックス本体13は、一対の外側側面部13c及び外側背面部13dと、その下端に設けられて収容ボックス15及び中空架台17が載置される底面部13aと、上端に設けられた外側上面部13bと、を備え、前面に広く開放可能な開口12aが設けられている。
この外ボックス本体13には、外側側面部13c及び外側背面部13dと、収容ボックス15の内側側面部15c及び内側背面部と、の間に、長尺工具22が縦向きに収容される長尺工具収容部13fが設けられている。
この実施形態では、外ボックス本体13の開口12a側の中間位置に収容ボックス15及び中空架台17が配置されているので、これらを囲むように長尺工具収容部13fが設けられている。
図4に示すように、外ボックス本体13における外側側面部13cの内面側及び外側背面部13dの内面側の所定高さには、外側側面部13c及び外側背面部13dとの間に長尺工具22の一部が配置可能な間隙を設けて、帯状の倒れ防止部材13eが内面に沿って配設されている。
この実施形態の外ボックス本体13では、帯状の倒れ防止部材13eが長尺工具収容部13fの一部に設けられていてもよいが、帯状の倒れ防止部材13eにより長尺工具収容部13fが区画され
図5に示すように、底面部13aには、中空架台17及び収容ボックス15が配置される部位を区画する帯状の仕切壁13gが平面視略コ字状に設けられている。この仕切壁13gは底面部13aにおける長尺工具収容部13fの領域も区画しているのがよい。
このような仕切壁13gは、収容ボックス15及び中空架台17の底部17aを水平方向に係止して所定位置に配置できる程度の高さに設けられており、外ボックス本体13の底面部13aに載置される長尺工具22の下端を当接して支持できる程度の高さとなっている。
図2、図4及び図5に示すように、外ボックス12の開口12a端部の全周囲と開閉扉14との間には、開閉扉14を密閉する扉シール部19が連続して設けられている。
外ボックス本体13の開口12aの周囲には、環状に突出して開閉扉14が閉じられた際に開閉扉14と対向する頂部が平坦に形成されたシール突部13hが設けられている。
一方、開閉扉14は、扉面部14bの周囲から外ボックス本体13側に突出し、シール突部13hを収容するように外周囲を囲む環状突縁部14cと、環状突縁部14cの内側に沿って設けられて開閉扉14が閉じられた際にシール突部13hが液密に密着する環状パッキン14dと、を有してる。環状パッキンは、例えば厚み10mm以上の弾性体などにより形成されている。
開閉扉14には、ロック機構23を備えた開閉ハンドル24が、上下2カ所に設けられている。各開閉ハンドル24は開閉扉14に回動可能に装着され、回動させることで外ボックス12の開口12a付近に設けられた図示しない受部に係脱可能に構成されている。各ロック機構23は、鍵の操作により開閉ハンドル24の回動を規制可能に構造されている。これらのロック機構23及び開閉ハンドル24は防水機能を備えており、外ボックス12の外部からの水の浸入が防止されている。
図1乃至図3に示すように、外ボックス本体13の外側上面部13bには位置表示灯25が配設されている。
この実施形態では、位置表示灯25にソーラーパネル26が一体に設けられているため、太陽光発電により蓄電し、その電力でLEDランプ27を点滅するように構成されている。
図1に示すように、外ボックス12の外表面には、各種の表示部28が設けられていてもよい。この実施形態では、例えば避難集合場所であることを示す表示部28や、収容物についての情報を示す表示部28などが設けられている。さらに外表面に再帰反射材を用いた反射シール29が付着されており、例えば蓄電された電力の消費後に位置表示灯25が点灯しない状態であっても、光を照射することで位置を把握できるようにされている。
以上のような本実施形態の屋外設置用災害救助工具ボックス10によれば、外ボックス12内に取出可能に収容された収容ボックス15を備え、収容ボックス15には短尺工具収容部15fが設けられ、外ボックス12の外側側面部13c及び外側背面部13dと収容ボックス15の内側側面部15c及び内側背面部との間に長尺工具収容部13fが設けられている。
そのため短尺工具21と長尺工具22とを外ボックス12内に配置効率よく収容でき、大規模災害が生じた際に、同時に複数の場所で使用されるような種々の大きさの災害救助工具を、できるだけコンパクトに収容することができ、屋外の種々の場所に容易に設置することができる。
また災害救助工具の使用時には、外ボックス12の開閉扉14を開くことで、収容ボックス15の短尺工具収容部15fから短尺工具21を取出すことができる。
一方、外ボックス12の開閉扉14を開いて収容ボックス15を外部に取り出すことで、長尺工具収容部13fに収容された各長尺工具22を露出させることができ、何れの位置に収容された長尺工具22であっても容易に取出すことができる。
従って、災害救助の際に同時に多数の場所で必要な災害救助工具をできるだけコンパクトに収容して屋外に設置することができるとともに、長尺工具22であっても短尺工具21であっても容易に取出して使用することが可能である。
この実施形態の屋外設置用災害救助工具ボックス10では、非常にコンパクトに形成されているため、屋外のどのような地点に設置しても邪魔にならない。設置場所としては、街頭、広場、道路、駐車場、工場、庭など、どのような場所にも容易に設置することができる。
そのため従来の備蓄倉庫のように、広範囲毎に一部に配置するのではなく、僅かな世帯毎に、例えば100〜200世帯毎に、1台のように多数の地点に設置することが可能である。その結果、大規模災害が生じた際に、同時に複数の場所で使用される多数の災害救助工具を容易に使用できる状態で、多数配置しておくことができ、大規模災害時の地域の災害救助活動をより円滑に行うことが可能である。
この屋外設置用災害救助工具ボックス10では、外ボックス12の所定高さにおける内面に、長尺工具22の一部を配置可能な間隙を設けて、帯状の倒れ防止部材13eが内面に沿って配設されているので、長尺工具22を立てた状態で外ボックス12の内側周囲と倒れ防止部材13eとの間の間隙に配置することで、外ボックス12内に安定して収容することができる。しかも収容ボックス15を外ボックス12から取出しても、長尺工具22を安定して支持することができるため、長尺工具22を一層取出し易くすることができる。
この屋外設置用災害救助工具ボックス10では、収容ボックス15を載置して長尺工具22の着脱可能な頭部22aを収容した中空架台17が外ボックス12内に取出可能に収容されているので、頭部22aが肥大した形状の長尺工具22を外ボックス12内に収容する際、柄部22b等から頭部22aを離脱させ、柄部22b等を長尺工具収容部13fに収容するとともに頭部22aを中空架台17内に収容し、さらに外ボックス12内に中空架台17を収容してその上に収容ボックス15を載置することで、頭部22aが肥大した形状の長尺工具22をできるだけコンパクトに収容することができる。
さらに長尺工具収容部13fには柄部22bだけを収容するので長尺工具収容部13fを狭い幅で形成することも可能であり、柄部22b等に対して頭部22aが大きい長尺部材であっても、外ボックス12内にコンパクトに収容することができる。このように収容していても、使用時には、外ボックス12の開閉扉14を開いて収容ボックス15と中空架台17とを取出し、長尺工具収容部13fから柄部22b等を取出すとともに中空架台17から頭部22aを取出し、柄部22b等に頭部22aを装着して使用することができる。
この屋外設置用災害救助工具ボックス10では、外ボックス12の外側上面部に位置表示灯25が配設されているので、夜間に災害救助工具を使用する際、を位置表示灯25の明かりで外ボックス12の位置を容易に把握することができる。そのため大規模災害により送電が遮断された際、夜間であっても位置表示灯25により認識でき、災害救助工具を使用し易くできる。
また災害が発生していない通常時には、街灯とともに、或いは街灯の代わりに設置して街灯として使用することも可能である
この屋外設置用災害救助工具ボックス10では、外ボックス12の開口12a端部の全周囲と開閉扉14との間には、開閉扉14を密閉する扉シール部19が連続して設けられているので、開閉扉14で閉じることにより、外ボックス12内に外部から水分がり流入することを防止できる。そのため収容された災害救助工具の錆の発生などを防止して長期間メンテナンスすることなく設置することが可能である。
なお上記実施形態は、本考案の範囲内において適宜変更可能である。例えば上記では、収容ボックス15とは別体の中空架台17を用いた例について説明したが、特に限定されるものではなく、中空架台17を用いずに、外ボックス12の底面部13aに収容ボックス15を載置していてもよい。
10…災害救助工具ボックス、11…脚部、11a…筒状体、11b…設置プレート、12…外ボックス、12a…開口、13…外ボックス本体、13a…底面部、13b…外側上面部、13c…外側側面部、13d…外側背面部、13e…倒れ防止部材、13f…長尺工具収容部、13g…仕切壁、13h…シール突部、14…開閉扉、14a…ヒンジ、14b…扉面部、14c…環状突縁部、14d…環状パッキン、15…収容ボックス、15c…内側側面部、15d…内側背面部、15e…棚板、15f…短尺工具収容部、17…中空架台、17a…底部、17b…頂部、17c…側部、19…扉シール部、21…短尺工具、22…長尺工具、22a…頭部、22b…柄部、23…ロック機構、24…開閉ハンドル、25…位置表示灯、26…ソーラーパネル、27…LEDランプ、28…表示部、29…反射シール

Claims (5)

  1. 屋外に設置される外ボックスと、前記外ボックス内に取出可能に収容された収容ボックスと、を備え、
    前記外ボックスは、前面に開口を有する縦長の外ボックス本体と、前記外ボックス本体の前面を開閉する開閉扉と、を有し、
    前記収容ボックスは、上下に仕切る棚板を有し、短尺工具を収容可能な複数の短尺工具収容部が前記棚板により区画され、
    前記外ボックスの外側側面部及び外側背面部と、前記収容ボックスの内側側面部及び内側背面部と、の間に、長尺工具が縦向きに収容される長尺工具収容部が設けられている、ことを特徴とする屋外設置用災害救助工具ボックス。
  2. 前記外ボックスの所定高さにおける内面には、該内面との間に前記長尺工具の一部を配置可能な間隙を設けて、前記内面に沿って帯状の倒れ防止部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の屋外設置用災害救助工具ボックス
  3. 前記収容ボックスを載置して前記長尺工具の着脱可能な頭部を収容した中空架台が、前記外ボックス内に取出可能に収容されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋外設置用災害救助工具ボックス。
  4. 前記外ボックスの外側上面部には位置表示灯が配設されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の屋外設置用災害救助工具ボックス。
  5. 前記外ボックスの開口端部の全周囲と前記開閉扉との間には、前記開閉扉を密閉する扉シール部が連続して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の屋外設置用災害救助工具ボックス。
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